JPH07258286A - ビタミンk依存性タンパク質の単離および精製方法 - Google Patents
ビタミンk依存性タンパク質の単離および精製方法Info
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- JPH07258286A JPH07258286A JP7064823A JP6482395A JPH07258286A JP H07258286 A JPH07258286 A JP H07258286A JP 7064823 A JP7064823 A JP 7064823A JP 6482395 A JP6482395 A JP 6482395A JP H07258286 A JPH07258286 A JP H07258286A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 カルシウムイオンの除去を必要とせず、かつ
それに伴なうタンパク質の起りうる変性なしに溶液より
非ビタミンK依存性随伴タンパク質からビタミンK依存
性でカルシウムイオン結合するタンパク質を分離する。 【構成】 ビタミンK依存性タンパク質の単離および精
製は、少なくともアニオン交換クロマトグラフィーと場
合によってはアフィニティクロマトグラフィーも利用し
て行なう。 【効果】 この方法は、ファクターII、VII、IX、Xの
みならずタンパク質S、タンパク質Cおよびタンパク質
Zの精製に特に適している。この方法で、ビタミンK依
存性タンパク質は、95%の純度で得られる。
それに伴なうタンパク質の起りうる変性なしに溶液より
非ビタミンK依存性随伴タンパク質からビタミンK依存
性でカルシウムイオン結合するタンパク質を分離する。 【構成】 ビタミンK依存性タンパク質の単離および精
製は、少なくともアニオン交換クロマトグラフィーと場
合によってはアフィニティクロマトグラフィーも利用し
て行なう。 【効果】 この方法は、ファクターII、VII、IX、Xの
みならずタンパク質S、タンパク質Cおよびタンパク質
Zの精製に特に適している。この方法で、ビタミンK依
存性タンパク質は、95%の純度で得られる。
Description
【0001】
【従来の技術】天然産タンパク質に加えて、今日では、
遺伝子技術の方法によって、組換え技術により哺乳類の
タンパク質、特にヒトのタンパク質を生産することがで
きる。この目的のために、異質DNAによって形質転換
またはトランスフェクトされた宿主細胞が培養され、そ
こで真核宿主細胞の場合には、組換え体的に生産された
タンパク質は、可溶型で細胞培地中へ放出される(R.
G. Werner and W. Berthold, Drug Res. 38, 422-428(1
988) )。しかしながら、宿主細胞はまた所望の組換え
体的に生産されたタンパク質に加えて他のタンパク質類
も細胞培地中へ放出するから、1段またはそれ以上の精
製工程にて所望のタンパク質を濃縮化および/または単
離する必要がある。このことを考慮するなら、細胞培地
から組換えタンパク質の単離を効率的かつ選択的に可能
ならしめる方法が必要である。
遺伝子技術の方法によって、組換え技術により哺乳類の
タンパク質、特にヒトのタンパク質を生産することがで
きる。この目的のために、異質DNAによって形質転換
またはトランスフェクトされた宿主細胞が培養され、そ
こで真核宿主細胞の場合には、組換え体的に生産された
タンパク質は、可溶型で細胞培地中へ放出される(R.
G. Werner and W. Berthold, Drug Res. 38, 422-428(1
988) )。しかしながら、宿主細胞はまた所望の組換え
体的に生産されたタンパク質に加えて他のタンパク質類
も細胞培地中へ放出するから、1段またはそれ以上の精
製工程にて所望のタンパク質を濃縮化および/または単
離する必要がある。このことを考慮するなら、細胞培地
から組換えタンパク質の単離を効率的かつ選択的に可能
ならしめる方法が必要である。
【0002】概して、タンパク質の物理的および化学的
性質は、組換えタンパク質の精製のために使用される。
前記の性質はタンパク質の大きさ、表面の自然電荷、そ
れらの親水性または溶解性である。追加の精製方法は、
例えば抗体のような他の分子との結合に関する。同じ性
質は、天然源からのタンパク質の精製に対して当てはま
る。ここでなおその上、タンパク質の物理的および化学
的性質に基づいて、同じタンパク質の分離が残留随伴タ
ンパク質から生じる。
性質は、組換えタンパク質の精製のために使用される。
前記の性質はタンパク質の大きさ、表面の自然電荷、そ
れらの親水性または溶解性である。追加の精製方法は、
例えば抗体のような他の分子との結合に関する。同じ性
質は、天然源からのタンパク質の精製に対して当てはま
る。ここでなおその上、タンパク質の物理的および化学
的性質に基づいて、同じタンパク質の分離が残留随伴タ
ンパク質から生じる。
【0003】ビタミンK依存性タンパク質は、今までの
ところタンパク質の沈殿、イオン交換クロマトグラフィ
ーおよびゲル濾過のような方法によって精製されてきた
(A.L. Bloom and D. P. Thomas, Haemostasis and Thr
ombosis, Churchill Livingstone, New York, 1987)。
B. Dahlbaeck(Biochem. J. 209, 837-846(1983))は、
タンパク質S(PS)の精製方法を記述している。クエ
ン酸バリウム沈殿後、PSはDEAE-Sephacel 上で単離さ
れる。J. Malm 等(Eur. J. Biochem. 187, 737-743(19
90))は、モノクローナル抗体上のアフィニティクロマト
グラフィーにより組換えPS(rPS)を精製した。フ
ァクターIX(FaIX)は、B. Osterude and Flengsrud (B
iochem. J. 145, 469-474(1975))により硫酸バリウム沈
殿およびセルロース上のイオン交換クロマトグラフィー
によって単離された。モノクローナル抗体は、H. Kim等
(Sem. Hematol. 28 Suppl. 6, 15-19(1991))によりFa
IXの精製のために使用された。
ところタンパク質の沈殿、イオン交換クロマトグラフィ
ーおよびゲル濾過のような方法によって精製されてきた
(A.L. Bloom and D. P. Thomas, Haemostasis and Thr
ombosis, Churchill Livingstone, New York, 1987)。
B. Dahlbaeck(Biochem. J. 209, 837-846(1983))は、
タンパク質S(PS)の精製方法を記述している。クエ
ン酸バリウム沈殿後、PSはDEAE-Sephacel 上で単離さ
れる。J. Malm 等(Eur. J. Biochem. 187, 737-743(19
90))は、モノクローナル抗体上のアフィニティクロマト
グラフィーにより組換えPS(rPS)を精製した。フ
ァクターIX(FaIX)は、B. Osterude and Flengsrud (B
iochem. J. 145, 469-474(1975))により硫酸バリウム沈
殿およびセルロース上のイオン交換クロマトグラフィー
によって単離された。モノクローナル抗体は、H. Kim等
(Sem. Hematol. 28 Suppl. 6, 15-19(1991))によりFa
IXの精製のために使用された。
【0004】米国特許第5,055,557号明細書
は、モノクローナル抗体を使用して免疫吸着によって組
換え体的に生産したタンパク質と同様に血しょうからビ
タミンK依存性タンパク質を精製および濃縮する方法を
記載している。
は、モノクローナル抗体を使用して免疫吸着によって組
換え体的に生産したタンパク質と同様に血しょうからビ
タミンK依存性タンパク質を精製および濃縮する方法を
記載している。
【0005】上記に名を挙げた方法では、多くのタンパ
ク質の性質は互いに評価可能に相違しなく、このことは
それらの分別をいっそう困難にするということに注意を
払わなければならない。それゆえ、タンパク質の性質の
相違の最高の利益を得るために正確な、相互に対等の精
製工程の組合せを適用する必要がある。
ク質の性質は互いに評価可能に相違しなく、このことは
それらの分別をいっそう困難にするということに注意を
払わなければならない。それゆえ、タンパク質の性質の
相違の最高の利益を得るために正確な、相互に対等の精
製工程の組合せを適用する必要がある。
【0006】ヒトおよび動物の血液中に自然に産する多
くのタンパク質は、2価のカチオンと結合できる。その
ようなタンパク質は、カチオン結合する位置がグルタミ
ン酸(Glu)のガンマカルボキシグルタミン酸(Gl
a)への転換により生じる細胞中でビタミンK依存性の
方法にて合成される。これらのカチオン結合する位置
は、次いでカルシウムイオン(Ca2+)により飽和され
る。カルシウムイオンのほかに、これらのカチオン結合
する位置はまた、一般的に、2価のストロンチウムまた
はバリウムを結合することもできる(B. Furie and B.
C. Furie, Cell 53,508-518(1988))。
くのタンパク質は、2価のカチオンと結合できる。その
ようなタンパク質は、カチオン結合する位置がグルタミ
ン酸(Glu)のガンマカルボキシグルタミン酸(Gl
a)への転換により生じる細胞中でビタミンK依存性の
方法にて合成される。これらのカチオン結合する位置
は、次いでカルシウムイオン(Ca2+)により飽和され
る。カルシウムイオンのほかに、これらのカチオン結合
する位置はまた、一般的に、2価のストロンチウムまた
はバリウムを結合することもできる(B. Furie and B.
C. Furie, Cell 53,508-518(1988))。
【0007】多くのこれらのビタミンK依存性タンパク
質は、血液血しょうの成分であり、そしてホメオスタシ
スに重要な役割を演じる。これらのビタミンK依存性タ
ンパク質中のγカルボキシグルタミン酸基は、構造的に
均質なN−末端Gla領域に発見される(A. Tulinsky,
Thromb. Haemost. 66, 16-31(1991))。均質なGla領
域を有するこれらのカルシウムイオン結合性タンパク質
の中には、ほかにもいろいろあるがその中でも、タンパ
ク質S(PS)、タンパク質C、ファクターIX(FaI
X)、ファクターII、ファクターVII 、ファクターXお
よびタンパク質Zがある。
質は、血液血しょうの成分であり、そしてホメオスタシ
スに重要な役割を演じる。これらのビタミンK依存性タ
ンパク質中のγカルボキシグルタミン酸基は、構造的に
均質なN−末端Gla領域に発見される(A. Tulinsky,
Thromb. Haemost. 66, 16-31(1991))。均質なGla領
域を有するこれらのカルシウムイオン結合性タンパク質
の中には、ほかにもいろいろあるがその中でも、タンパ
ク質S(PS)、タンパク質C、ファクターIX(FaI
X)、ファクターII、ファクターVII 、ファクターXお
よびタンパク質Zがある。
【0008】カルシウムイオンの結合の結果として、こ
れらのタンパク質は非カルシウム結合タンパク質と比較
して決定的に変えられた性質を立証する。この相違は、
タンパク質の精製のためにヨーロッパ特許EP3631
26号明細書で利用されている。ヨーロッパ特許EP3
63126号明細書は、組換え体的に得られるビタミン
K依存性タンパク質の単離のための方法を記載してい
る。それにより、2価のカチオンは、実際のタンパク質
単離の前に培地にキレート化剤成分の添加により完全に
除去され、そしてタンパク質はそれによってMono Qのよ
うなイオン交換樹脂に結合することができる。その上、
タンパク質はNaClおよびCa2+イオンの添加によりアニオ
ン交換体から溶離される。それによって、58%濃縮生
成物(タンパク質C)が得られた。不純物(42%)
は、また適用された塩濃度(0.15M)でイオン交換
体から放出されるようなタンパク質を構成する。さらに
進んだ精製工程において、得られたタンパク質・カチオ
ン錯体は、その上に固定化EDTAが結合されているカ
ラム上に吸着され、洗浄され、そしてそのタンパク質が
溶離される。溶離剤中のタンパク質は配管系統内のイオ
ン交換体に結合され、そして塩勾配を使用して溶離され
る。溶離剤中のCaCl2 の添加後、タンパク質・カチオン
錯体は疎水性カラム上に吸着され、そして所望のタンパ
ク質はEDTA緩衝液により溶離される。
れらのタンパク質は非カルシウム結合タンパク質と比較
して決定的に変えられた性質を立証する。この相違は、
タンパク質の精製のためにヨーロッパ特許EP3631
26号明細書で利用されている。ヨーロッパ特許EP3
63126号明細書は、組換え体的に得られるビタミン
K依存性タンパク質の単離のための方法を記載してい
る。それにより、2価のカチオンは、実際のタンパク質
単離の前に培地にキレート化剤成分の添加により完全に
除去され、そしてタンパク質はそれによってMono Qのよ
うなイオン交換樹脂に結合することができる。その上、
タンパク質はNaClおよびCa2+イオンの添加によりアニオ
ン交換体から溶離される。それによって、58%濃縮生
成物(タンパク質C)が得られた。不純物(42%)
は、また適用された塩濃度(0.15M)でイオン交換
体から放出されるようなタンパク質を構成する。さらに
進んだ精製工程において、得られたタンパク質・カチオ
ン錯体は、その上に固定化EDTAが結合されているカ
ラム上に吸着され、洗浄され、そしてそのタンパク質が
溶離される。溶離剤中のタンパク質は配管系統内のイオ
ン交換体に結合され、そして塩勾配を使用して溶離され
る。溶離剤中のCaCl2 の添加後、タンパク質・カチオン
錯体は疎水性カラム上に吸着され、そして所望のタンパ
ク質はEDTA緩衝液により溶離される。
【0009】ヨーロッパ特許EP363126号明細書
の短所は、ビタミンK依存性タンパク質の広範囲に及ぶ
コンホメーション変化が、多重除去およびタンパク質の
性質の変化を引き起こすカルシウムイオンの添加によっ
て生じることである(Johanson等、J. Biol. Chem. 25
8, 5554-5560(1993) ;J. Stenflo, J. Biol. Chem. 25
1, 355-363(1976))。これと対照をなして、例えばキレ
ート化剤による、2価の金属イオンの除去のための処理
工程が全精製工程の間に必要でないために、これらの短
所を持たない方法が、本発明による方法によって利用で
きる。
の短所は、ビタミンK依存性タンパク質の広範囲に及ぶ
コンホメーション変化が、多重除去およびタンパク質の
性質の変化を引き起こすカルシウムイオンの添加によっ
て生じることである(Johanson等、J. Biol. Chem. 25
8, 5554-5560(1993) ;J. Stenflo, J. Biol. Chem. 25
1, 355-363(1976))。これと対照をなして、例えばキレ
ート化剤による、2価の金属イオンの除去のための処理
工程が全精製工程の間に必要でないために、これらの短
所を持たない方法が、本発明による方法によって利用で
きる。
【0010】本発明の利点は、ビタミンK依存性タンパ
ク質のもとのコンホメーションと安定性が精製の間じゅ
う保たれることである。
ク質のもとのコンホメーションと安定性が精製の間じゅ
う保たれることである。
【0011】ヨーロッパ特許EP354354号明細書
は、血液凝固因子II、VII 、IXおよびXの濃縮のための
方法を記載している。上記の名を挙げたプロトロンビン
−錯体因子は、特にファクターIXが強く結合される、α
ヒドロキシルアミノ基を担持するマトリックス上の吸着
により単離される。イオン強度の機能として、ファクタ
ーII、VII およびXは前もって溶離される。カルシウム
イオンの添加は、この方法において役割を演じない。
は、血液凝固因子II、VII 、IXおよびXの濃縮のための
方法を記載している。上記の名を挙げたプロトロンビン
−錯体因子は、特にファクターIXが強く結合される、α
ヒドロキシルアミノ基を担持するマトリックス上の吸着
により単離される。イオン強度の機能として、ファクタ
ーII、VII およびXは前もって溶離される。カルシウム
イオンの添加は、この方法において役割を演じない。
【0012】ヨーロッパ特許EP317376号明細書
は、ファクターIX含有ヒト血しょうフラクションの分離
のための方法を記載している。その方法では、寒冷沈殿
物が先ずクロマトグラフィー的に精製され、次いでイオ
ン強度がますます増大する緩衝液による選択性溶離およ
びアニオン交換クロマトグラフィーによる分離が行なわ
れ、そして最終的に選択性溶離を伴うヘパリン−セファ
ロース上のアフィニティクロマトグラフィーが行なわれ
る。この方法もまた、カルシウムイオンの存在または不
在下のファクターIXの変えられたタンパク質の性質を考
慮していない。
は、ファクターIX含有ヒト血しょうフラクションの分離
のための方法を記載している。その方法では、寒冷沈殿
物が先ずクロマトグラフィー的に精製され、次いでイオ
ン強度がますます増大する緩衝液による選択性溶離およ
びアニオン交換クロマトグラフィーによる分離が行なわ
れ、そして最終的に選択性溶離を伴うヘパリン−セファ
ロース上のアフィニティクロマトグラフィーが行なわれ
る。この方法もまた、カルシウムイオンの存在または不
在下のファクターIXの変えられたタンパク質の性質を考
慮していない。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、カル
シウムイオンの除去の必要性およびそれに伴うタンパク
質の可能性のある変性を要求することなしに、溶液より
非ビタミンK依存性随伴タンパク質からビタミンK依存
性でカルシウムイオン結合するタンパク質の分離のため
の方法を利用可能にすることである。天然源からの濃縮
タンパク質溶液のみならず組換えタンパク質生産の細胞
培養上澄み液を使用して行うことができる本発明の方法
は、単純で高純度のビタミンK依存性タンパク質に結び
つくべきである。
シウムイオンの除去の必要性およびそれに伴うタンパク
質の可能性のある変性を要求することなしに、溶液より
非ビタミンK依存性随伴タンパク質からビタミンK依存
性でカルシウムイオン結合するタンパク質の分離のため
の方法を利用可能にすることである。天然源からの濃縮
タンパク質溶液のみならず組換えタンパク質生産の細胞
培養上澄み液を使用して行うことができる本発明の方法
は、単純で高純度のビタミンK依存性タンパク質に結び
つくべきである。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記の目的は、請求項1
〜16に示す方法により本発明によって解決される。本
発明はまた、これらの方法によって単離された高純度ビ
タミンK依存性タンパク質も含む。
〜16に示す方法により本発明によって解決される。本
発明はまた、これらの方法によって単離された高純度ビ
タミンK依存性タンパク質も含む。
【0015】例えば、細胞培養上澄み液のみならず別の
方法で処理された細胞培地、ビタミンK依存性タンパク
質を含む天然源からのタンパク質溶液または組織培養か
らの上澄み液は、先ず本発明による方法においてアニオ
ン交換体上でクロマトグラフィーにかけられる。クロマ
トグラフィー工程前のタンパク質溶液からの2価のカチ
オンの明確な除去は、ヨーロッパ特許EP363126
号明細書に記載された方法とは対照をなして必要ではな
い。いくぶん、低塩濃度の少量のカルシウムイオンの添
加により、ビタミンK依存性タンパク質の非結合、それ
にもかかわらず非ビタミンK依存性タンパク質の結合
が、アニオン交換体上に生じることが驚くべきことに測
定された。最初に、超拡散性を持つ新型のアニオン交換
体、例えばQ-Hyper D(登録商標)(Sepracor社製)が、ビ
タミンK依存性タンパク質と非ビタミンK依存性タンパ
ク質の分離のための本発明による方法に使用された。ア
ニオン交換クロマトグラフィーは、さらに進んだタンパ
ク質の精製が望まれる限り、次いでアフィニティクロマ
トグラフィーが続けられる。
方法で処理された細胞培地、ビタミンK依存性タンパク
質を含む天然源からのタンパク質溶液または組織培養か
らの上澄み液は、先ず本発明による方法においてアニオ
ン交換体上でクロマトグラフィーにかけられる。クロマ
トグラフィー工程前のタンパク質溶液からの2価のカチ
オンの明確な除去は、ヨーロッパ特許EP363126
号明細書に記載された方法とは対照をなして必要ではな
い。いくぶん、低塩濃度の少量のカルシウムイオンの添
加により、ビタミンK依存性タンパク質の非結合、それ
にもかかわらず非ビタミンK依存性タンパク質の結合
が、アニオン交換体上に生じることが驚くべきことに測
定された。最初に、超拡散性を持つ新型のアニオン交換
体、例えばQ-Hyper D(登録商標)(Sepracor社製)が、ビ
タミンK依存性タンパク質と非ビタミンK依存性タンパ
ク質の分離のための本発明による方法に使用された。ア
ニオン交換クロマトグラフィーは、さらに進んだタンパ
ク質の精製が望まれる限り、次いでアフィニティクロマ
トグラフィーが続けられる。
【0016】本発明によれば、ビタミンK依存性タンパ
ク質溶液は、タンパク質溶液から2価のカチオンの前も
っての除去なしの追加のタンパク質濃縮工程、続いてア
ニオン交換体を通して濾過、そしてまた場合によっては
アフィニティカラム上のクロマトグラフによって濃縮す
ることができる。
ク質溶液は、タンパク質溶液から2価のカチオンの前も
っての除去なしの追加のタンパク質濃縮工程、続いてア
ニオン交換体を通して濾過、そしてまた場合によっては
アフィニティカラム上のクロマトグラフによって濃縮す
ることができる。
【0017】好ましい代替手段によれば、予備精製工程
(第1工程)で濃縮されたタンパク質濃縮液は、アニオ
ン交換体を通して濾過され(第2工程)次いで直接アフ
ィニティカラムに適用される。好ましい組合せは次のよ
うに述べられる: (a)ビタミンK依存性タンパク質を含む溶液はアニオ
ン交換体と接触させられ、そこでビタミンK依存性タン
パク質は交換体上に吸着され、続いて増大する塩濃度に
よって溶離され、その後溶離剤の塩濃度は減少され; (b)カルシウムイオンが(a)からの溶離剤に添加さ
れ、これが再びアニオン交換体と、依然としてビタミン
K依存性タンパク質でなくて、随伴タンパク質が吸着さ
れる条件下に接触させられ; (c)(b)からの非吸着ビタミンK依存性タンパク質
は親和性基体上に吸着されて選択的に溶離される。
(第1工程)で濃縮されたタンパク質濃縮液は、アニオ
ン交換体を通して濾過され(第2工程)次いで直接アフ
ィニティカラムに適用される。好ましい組合せは次のよ
うに述べられる: (a)ビタミンK依存性タンパク質を含む溶液はアニオ
ン交換体と接触させられ、そこでビタミンK依存性タン
パク質は交換体上に吸着され、続いて増大する塩濃度に
よって溶離され、その後溶離剤の塩濃度は減少され; (b)カルシウムイオンが(a)からの溶離剤に添加さ
れ、これが再びアニオン交換体と、依然としてビタミン
K依存性タンパク質でなくて、随伴タンパク質が吸着さ
れる条件下に接触させられ; (c)(b)からの非吸着ビタミンK依存性タンパク質
は親和性基体上に吸着されて選択的に溶離される。
【0018】上記に示された好ましい組合せの方法工程
は、次のように更に綿密に説明される:タンパク質濃縮
工程(第1工程)のために、組換えまたは天然のビタミ
ンK依存性タンパク質を含む溶液は、アニオン交換体と
接触させられる。これは単純にカラム上の混合または誘
導により生じうる。その上、ビタミンK依存性タンパク
質は、随伴タンパク質と一緒に低濃度(最小塩濃度)の
塩溶液中に発見される。これらの条件下に、ビタミンK
依存性タンパク質は多数の他のタンパク質と一緒にアニ
オン交換体上に結合させられる。塩濃度(イオン強度)
を増加することにより、ビタミンK依存性タンパク質
は、以後交換体から選択的に解放される。
は、次のように更に綿密に説明される:タンパク質濃縮
工程(第1工程)のために、組換えまたは天然のビタミ
ンK依存性タンパク質を含む溶液は、アニオン交換体と
接触させられる。これは単純にカラム上の混合または誘
導により生じうる。その上、ビタミンK依存性タンパク
質は、随伴タンパク質と一緒に低濃度(最小塩濃度)の
塩溶液中に発見される。これらの条件下に、ビタミンK
依存性タンパク質は多数の他のタンパク質と一緒にアニ
オン交換体上に結合させられる。塩濃度(イオン強度)
を増加することにより、ビタミンK依存性タンパク質
は、以後交換体から選択的に解放される。
【0019】細胞培養上澄み液は、一般的に、pH状態
を示す染料を含んでいる。フェノールレッドのような、
この染料は、清澄なタンパク質溶液をくもらせ、Q Seph
arose Fast Flow (Pharmacia社製)またはMacro Prep
(登録商標)(Bio-Red社製)のような普通のアニオン交
換体に強く結合し、そしてタンパク質定量の波長、すな
わち280nmの光を吸着する。これは細胞培地からのタ
ンパク質の精製の障害を引き起こす。本明細書では改善
するために、本発明に係る細胞培養の上澄み液を、最初
に、超拡散性を有するアニオン交換体(Q-Hyper D(登録
商標)、Sepracor社製)上を濾過させる。それによっ
て、染料フェノールレッドの不明確な結合は、アニオン
交換体としてQ-Hyper D を使用して最小まで減少するこ
とが示された。染料は既に、最小濃度下の塩濃度にてア
ニオン交換体から溶離されている。この方法で、溶離タ
ンパク質はクロマトグラフィーの間により良く検出でき
た。その上、イオン交換体上のタンパク質と染料の間の
妨害性競合反応は、大きな程度まで避けられる。
を示す染料を含んでいる。フェノールレッドのような、
この染料は、清澄なタンパク質溶液をくもらせ、Q Seph
arose Fast Flow (Pharmacia社製)またはMacro Prep
(登録商標)(Bio-Red社製)のような普通のアニオン交
換体に強く結合し、そしてタンパク質定量の波長、すな
わち280nmの光を吸着する。これは細胞培地からのタ
ンパク質の精製の障害を引き起こす。本明細書では改善
するために、本発明に係る細胞培養の上澄み液を、最初
に、超拡散性を有するアニオン交換体(Q-Hyper D(登録
商標)、Sepracor社製)上を濾過させる。それによっ
て、染料フェノールレッドの不明確な結合は、アニオン
交換体としてQ-Hyper D を使用して最小まで減少するこ
とが示された。染料は既に、最小濃度下の塩濃度にてア
ニオン交換体から溶離されている。この方法で、溶離タ
ンパク質はクロマトグラフィーの間により良く検出でき
た。その上、イオン交換体上のタンパク質と染料の間の
妨害性競合反応は、大きな程度まで避けられる。
【0020】さらに進んだアニオン交換クロマトグラフ
ィー(第2工程)は、ビタミンK依存性タンパク質を含
む溶液のイオン強度が、透析または塩を含まない緩衝液
による希釈により最小塩濃度以下の値まで減少させら
れ、そして少量のカルシウムイオンが添加されるという
事実からなる。次いでタンパク質溶液は再びアニオン交
換体と接触させられそして/またはこの交換体を通して
濾過される。それによって、驚くべきことにビタミンK
依存性タンパク質はアニオン交換体上に結合されなく
て、非ビタミンK依存性随伴タンパク質がその基体上に
吸着することが測定された。これは、Caイオンの結合に
よるタンパク質の相違する電荷の結果である。今や先の
工程の汚染タンパク質から更に精製された、ビタミンK
依存性タンパク質が、それによって直接得られる(更に
進んだ塩依存性溶離なしに)。
ィー(第2工程)は、ビタミンK依存性タンパク質を含
む溶液のイオン強度が、透析または塩を含まない緩衝液
による希釈により最小塩濃度以下の値まで減少させら
れ、そして少量のカルシウムイオンが添加されるという
事実からなる。次いでタンパク質溶液は再びアニオン交
換体と接触させられそして/またはこの交換体を通して
濾過される。それによって、驚くべきことにビタミンK
依存性タンパク質はアニオン交換体上に結合されなく
て、非ビタミンK依存性随伴タンパク質がその基体上に
吸着することが測定された。これは、Caイオンの結合に
よるタンパク質の相違する電荷の結果である。今や先の
工程の汚染タンパク質から更に精製された、ビタミンK
依存性タンパク質が、それによって直接得られる(更に
進んだ塩依存性溶離なしに)。
【0021】タンパク質精製の多くの場合に、予備精製
工程(第1工程)とアニオン交換体による精製(第2工
程)の組合せは十分である。それにより、第2精製工程
は全て、分離されるビタミンK依存性タンパク質が随伴
タンパク質によって少ししか汚染されていなければいな
いほど、ますます効率的である。
工程(第1工程)とアニオン交換体による精製(第2工
程)の組合せは十分である。それにより、第2精製工程
は全て、分離されるビタミンK依存性タンパク質が随伴
タンパク質によって少ししか汚染されていなければいな
いほど、ますます効率的である。
【0022】アニオン交換体による第2の精製工程にお
いては、ビタミンK依存性タンパク質は、最小塩濃度の
バンド巾以下のある塩濃度の選択により、そしてカルシ
ウムイオンの添加によりアニオン交換体上に結合されな
い。
いては、ビタミンK依存性タンパク質は、最小塩濃度の
バンド巾以下のある塩濃度の選択により、そしてカルシ
ウムイオンの添加によりアニオン交換体上に結合されな
い。
【0023】Gla−領域を有するビタミンK依存性タ
ンパク質のカルシウム結合性の活用により、これらは、
あるイオン強度で、随伴タンパク質だけはアニオン交換
体に結合されるが、ビタミンK依存性タンパク質はそれ
に結合することなくアニオン交換体を通過するというこ
とで随伴タンパク質から分離される。それゆえ、天然源
からのビタミンK依存性タンパク質に加えて、本発明に
よる方法は、例えばタンパク質C、ファクターIX、ファ
クターII、ファクターVII 、タンパク質Sおよびタンパ
ク質Zのような、Gla−領域を有する組換えビタミン
K依存性タンパク質の精製に特に適している。
ンパク質のカルシウム結合性の活用により、これらは、
あるイオン強度で、随伴タンパク質だけはアニオン交換
体に結合されるが、ビタミンK依存性タンパク質はそれ
に結合することなくアニオン交換体を通過するというこ
とで随伴タンパク質から分離される。それゆえ、天然源
からのビタミンK依存性タンパク質に加えて、本発明に
よる方法は、例えばタンパク質C、ファクターIX、ファ
クターII、ファクターVII 、タンパク質Sおよびタンパ
ク質Zのような、Gla−領域を有する組換えビタミン
K依存性タンパク質の精製に特に適している。
【0024】上記に挙げた工程1および2のために、同
じアニオン交換体を使用することが好ましく、そこでは
アニオン交換クロマトグラフィーがカラム上で起きると
き特に良い結果が得られる。
じアニオン交換体を使用することが好ましく、そこでは
アニオン交換クロマトグラフィーがカラム上で起きると
き特に良い結果が得られる。
【0025】インライン工程(第3工程)、すなわちア
フィニティクロマトグラフィーにおいては、親和性マト
リックス上にビタミンK依存性タンパク質の結合が生じ
る。この工程において、ビタミンK依存性タンパク質は
親和性マトリックス上に吸着される。この場合には、ア
ニオン交換体に関し直列に接続された再精製工程は、こ
れにより多数の汚染タンパク質が除去されたため特に有
利であることを証明する。これは親和性マトリックスか
らビタミンK依存性タンパク質の溶離を助長し、そして
高純度の所望のタンパク質の単離を可能にする。
フィニティクロマトグラフィーにおいては、親和性マト
リックス上にビタミンK依存性タンパク質の結合が生じ
る。この工程において、ビタミンK依存性タンパク質は
親和性マトリックス上に吸着される。この場合には、ア
ニオン交換体に関し直列に接続された再精製工程は、こ
れにより多数の汚染タンパク質が除去されたため特に有
利であることを証明する。これは親和性マトリックスか
らビタミンK依存性タンパク質の溶離を助長し、そして
高純度の所望のタンパク質の単離を可能にする。
【0026】本発明による方法は、物理的−化学的また
は化学的方法による、ビタミンK依存性タンパク質溶液
の処理を包含する従来の技術によって当業者に知られて
いるウイルス不活性化工程を包含できる。この目的のた
めに、抗ウイルス物質の存在における、場合によっては
放射線または熱処理と組合せた処理が考えられる。本発
明によれば、ウイルス不活性化は、非ビタミンK依存性
随伴タンパク質からビタミンK依存性タンパク質の分離
前に起こりうる。
は化学的方法による、ビタミンK依存性タンパク質溶液
の処理を包含する従来の技術によって当業者に知られて
いるウイルス不活性化工程を包含できる。この目的のた
めに、抗ウイルス物質の存在における、場合によっては
放射線または熱処理と組合せた処理が考えられる。本発
明によれば、ウイルス不活性化は、非ビタミンK依存性
随伴タンパク質からビタミンK依存性タンパク質の分離
前に起こりうる。
【0027】本発明による方法は、任意の順序で行ない
うる精製工程1、2および3の組合せからなりうる。し
かしながら、請求項1に記載の方法の工程は、常に必須
のものである。図1〜12は、精製工程および/または
精製結果を示すものである。
うる精製工程1、2および3の組合せからなりうる。し
かしながら、請求項1に記載の方法の工程は、常に必須
のものである。図1〜12は、精製工程および/または
精製結果を示すものである。
【0028】
【実施例】次の実施例は、タンパク質S、ファクターIX
およびファクターIIの本発明による精製を例証する。
およびファクターIIの本発明による精製を例証する。
【0029】実施例1 a)アニオン交換クロマトグラフィーにるrPSの精製 次の実施例においては、超分散性を有する第四級アミノ
型アニオン交換体(Q-Hyper D 、Sepracor社製)を使用
した。 材料: カラム:Q-Hyper D 、Sepracor;2cm×4cm。 緩衝液A:20mM Bis-Tris /HCl 、pH7.0 。 緩衝液B:20mM Bis-Tris /HCl 、pH7.0 、0.18M NaC
l。 緩衝液C:20mM Bis-Tris /HCl 、pH7.0 、0.4M NaCl
。 緩衝液D:20mM Bis-Tris /HCl 、pH7.0 、1mM NaCl
。
型アニオン交換体(Q-Hyper D 、Sepracor社製)を使用
した。 材料: カラム:Q-Hyper D 、Sepracor;2cm×4cm。 緩衝液A:20mM Bis-Tris /HCl 、pH7.0 。 緩衝液B:20mM Bis-Tris /HCl 、pH7.0 、0.18M NaC
l。 緩衝液C:20mM Bis-Tris /HCl 、pH7.0 、0.4M NaCl
。 緩衝液D:20mM Bis-Tris /HCl 、pH7.0 、1mM NaCl
。
【0030】組換えタンパク質(rPS)を、細胞培養
技術によりワクシニアウイルスによってヴェロ細胞(猿
の腎臓細胞)の感染後に、通例の研究室の方法に基づい
て単離した。ヴェロノワクシニア発現系および細胞培養
条件はF. G. Falkner et al, Thrombosis and Haemosta
sis, 69, 119-124(1992) and N. Barrett et al, AIDS
Res., 5, 1598-171(1989); F. Dorner et al, AIDS Res
earch and Clinical Trials,Marcel Dekker, Inc., New
York(1990)に理解できるように記載されている。rP
Sの発現は、市販の合成DMEM媒体にて起こる。細胞
培養後、培養上澄み液を遠心分離により単離して、0.
1ミリモル/lまで、合成プロテアーゼ阻害剤Pefabloc
(商標)SC,Pentapharm社製を使用して封じた。
技術によりワクシニアウイルスによってヴェロ細胞(猿
の腎臓細胞)の感染後に、通例の研究室の方法に基づい
て単離した。ヴェロノワクシニア発現系および細胞培養
条件はF. G. Falkner et al, Thrombosis and Haemosta
sis, 69, 119-124(1992) and N. Barrett et al, AIDS
Res., 5, 1598-171(1989); F. Dorner et al, AIDS Res
earch and Clinical Trials,Marcel Dekker, Inc., New
York(1990)に理解できるように記載されている。rP
Sの発現は、市販の合成DMEM媒体にて起こる。細胞
培養後、培養上澄み液を遠心分離により単離して、0.
1ミリモル/lまで、合成プロテアーゼ阻害剤Pefabloc
(商標)SC,Pentapharm社製を使用して封じた。
【0031】カラムは製造業者の使用説明書に対応して
再生し、そして緩衝液Aを使用して平衡させた。続い
て、組換えタンパク質Sを含有する485mlの細胞培養
上澄み液を10ml/分の速度でカラムに適用した。カラ
ムに結合しなかった材料を緩衝液Aで洗浄して同一流速
で除去した。そのあと、カラムを先ず緩衝液Bで続いて
緩衝液Cで溶離した。続く溶離が緩衝液Dで生じた。タ
ンパク質の吸着が、280nmの標準的方法のクロマトグ
ラフィーの間じゅう続いた。クロマトグラフィーの実行
の後、タンパク質の濃度をブラッドホード法(M. Bradf
ord, Anal. Biochem. 72, 248-254(1976))によって測定
した。タンパク質Sの含量を市販のELISA系(Asse
rachrome Protein S, Boehringer Mannheim 社製)だけ
でなく凝固試験(タンパク質S凝固試験、Boehringer M
annheim 社)によって測定した。
再生し、そして緩衝液Aを使用して平衡させた。続い
て、組換えタンパク質Sを含有する485mlの細胞培養
上澄み液を10ml/分の速度でカラムに適用した。カラ
ムに結合しなかった材料を緩衝液Aで洗浄して同一流速
で除去した。そのあと、カラムを先ず緩衝液Bで続いて
緩衝液Cで溶離した。続く溶離が緩衝液Dで生じた。タ
ンパク質の吸着が、280nmの標準的方法のクロマトグ
ラフィーの間じゅう続いた。クロマトグラフィーの実行
の後、タンパク質の濃度をブラッドホード法(M. Bradf
ord, Anal. Biochem. 72, 248-254(1976))によって測定
した。タンパク質Sの含量を市販のELISA系(Asse
rachrome Protein S, Boehringer Mannheim 社製)だけ
でなく凝固試験(タンパク質S凝固試験、Boehringer M
annheim 社)によって測定した。
【0032】ほとんど全てのrPSがマトリックスに結
合したことがわかった。rPSは0.4M NaCl(緩衝
液C)にてアニオン交換体から溶離した。上記に名を挙
げたアニオン交換体を使用することにより、細胞培地中
に一般に含有されている染料ブロモフェノールレッド
は、0.4M NaClにてrPSの引き続く単離を実質的に
助長する0.18Mの塩濃度でカラムからそれまでに溶
離された。このことは、他のアニオン交換体の使用に比
べて利点を構成する。
合したことがわかった。rPSは0.4M NaCl(緩衝
液C)にてアニオン交換体から溶離した。上記に名を挙
げたアニオン交換体を使用することにより、細胞培地中
に一般に含有されている染料ブロモフェノールレッド
は、0.4M NaClにてrPSの引き続く単離を実質的に
助長する0.18Mの塩濃度でカラムからそれまでに溶
離された。このことは、他のアニオン交換体の使用に比
べて利点を構成する。
【0033】アニオン交換体上のrPSの精製(第1工
程)の本質的な結果を、図1および表1に要約する。実
施例1に記載した精製により、細胞培地の全タンパク質
に対する3%rPS抗原の量は、0.4M NaClフラクシ
ョン中でタンパク質に対する8%rPSまで増加した。
比活性は25倍増加した。
程)の本質的な結果を、図1および表1に要約する。実
施例1に記載した精製により、細胞培地の全タンパク質
に対する3%rPS抗原の量は、0.4M NaClフラクシ
ョン中でタンパク質に対する8%rPSまで増加した。
比活性は25倍増加した。
【0034】
【表1】
【0035】b)カルシウムイオンの添加を伴うアニオ
ン交換クロマトグラフィーによる随伴タンパク質の吸着
によるrPSの精製(第2工程) 同じアニオン交換型を1.a)のもとに記載したように
使用した。 材料: カラム:Q-Hyper D 、Sepracor;1cm×4cm。 機器 :Pharmacia EPLC LCC-500。 緩衝液A:20mM Bis-Tris /HCl 、pH7.0 。 緩衝液B:20mM Bis-Tris /HCl 、pH7.0 、0.15M NaC
l、10mM CaCl2。 緩衝液C:20mM Bis-Tris /HCl 、pH7.0 、1M NaCl。
ン交換クロマトグラフィーによる随伴タンパク質の吸着
によるrPSの精製(第2工程) 同じアニオン交換型を1.a)のもとに記載したように
使用した。 材料: カラム:Q-Hyper D 、Sepracor;1cm×4cm。 機器 :Pharmacia EPLC LCC-500。 緩衝液A:20mM Bis-Tris /HCl 、pH7.0 。 緩衝液B:20mM Bis-Tris /HCl 、pH7.0 、0.15M NaC
l、10mM CaCl2。 緩衝液C:20mM Bis-Tris /HCl 、pH7.0 、1M NaCl。
【0036】カラムを製造業者の使用説明書に対応して
再生して緩衝液Bを使用して平衡させた。実施例1.
a)に記載したように細胞培養上澄み液から単離された
組換えタンパク質Sを、NaClの濃度が0.18M以下の
状態にあるように緩衝液Aによって2.5倍希釈した。
10mMの濃度を有するCaCl2 を添加した。続いて、タン
パク質混合物をカラムに適用し、末結合タンパク質を緩
衝液Bを使用してカラムから洗い出した。結合したタン
パク質は緩衝液Cによって溶離した。クロマトグラフィ
ーの進行を実施例1.a)に記載したように追跡し、そ
れぞれのタンパク質濃度を測定した。
再生して緩衝液Bを使用して平衡させた。実施例1.
a)に記載したように細胞培養上澄み液から単離された
組換えタンパク質Sを、NaClの濃度が0.18M以下の
状態にあるように緩衝液Aによって2.5倍希釈した。
10mMの濃度を有するCaCl2 を添加した。続いて、タン
パク質混合物をカラムに適用し、末結合タンパク質を緩
衝液Bを使用してカラムから洗い出した。結合したタン
パク質は緩衝液Cによって溶離した。クロマトグラフィ
ーの進行を実施例1.a)に記載したように追跡し、そ
れぞれのタンパク質濃度を測定した。
【0037】結果は、rPSは邪魔されずにカラムを通
過したが、一方支配的な大多数の別のタンパク質はカラ
ム上にくっついたままであることを示した。これらの汚
染タンパク質は、次いで1M NaClで溶離した。この実験
の本質的な結合を図2、図3および表2に示す。
過したが、一方支配的な大多数の別のタンパク質はカラ
ム上にくっついたままであることを示した。これらの汚
染タンパク質は、次いで1M NaClで溶離した。この実験
の本質的な結合を図2、図3および表2に示す。
【0038】実施例1.b)に記載した精製によって、
rPSの抗原含有量は、他のタンパク質との関連におい
て12倍増加した。比活性は14倍増加した。変性電気
泳動分析(U. K. Laemmli, Nature 227, 680〜685(197
0))は、実施例1.b)に記載した精製により、rPS
が純度95%以上で単離されたことを証明した(図
3)。
rPSの抗原含有量は、他のタンパク質との関連におい
て12倍増加した。比活性は14倍増加した。変性電気
泳動分析(U. K. Laemmli, Nature 227, 680〜685(197
0))は、実施例1.b)に記載した精製により、rPS
が純度95%以上で単離されたことを証明した(図
3)。
【0039】
【表2】
【0040】実施例2 a)アニオン交換クロマトグラフィーによるrFaIXの精
製 次の実施例において、超拡散性を有する第四級アミノ型
アニオン交換体(Q-Hyper D 、Sepracor社製)を使用し
た。 材料: カラム:Q-Hyper D 、Sepracor;2cm×4cm。 機器 :Pharmacia EPLC LCC-500。 緩衝液A:20mM Bis-Tris /HCl 、pH5.5 。 緩衝液B:20mM Bis-Tris /HCl 、pH5.5 、0.18M NaC
l。 緩衝液C:20mM Bis-Tris /HCl 、pH5.5 、0.3M NaCl
。 緩衝液D:20mM Bis-Tris /HCl 、pH5.5 、1.0M NaCl
。
製 次の実施例において、超拡散性を有する第四級アミノ型
アニオン交換体(Q-Hyper D 、Sepracor社製)を使用し
た。 材料: カラム:Q-Hyper D 、Sepracor;2cm×4cm。 機器 :Pharmacia EPLC LCC-500。 緩衝液A:20mM Bis-Tris /HCl 、pH5.5 。 緩衝液B:20mM Bis-Tris /HCl 、pH5.5 、0.18M NaC
l。 緩衝液C:20mM Bis-Tris /HCl 、pH5.5 、0.3M NaCl
。 緩衝液D:20mM Bis-Tris /HCl 、pH5.5 、1.0M NaCl
。
【0041】組換えファクターIX(rFIX )をrPS
(実施例1.a)に対するのと類似した方法で得た。カ
ラムを製造業者の使用説明書に対応して再生して緩衝液
Aで平衡させた。引き続き、組換えファクターIXを含有
している細胞培養上澄み液1997mlを10ml/分の速
度でカラムに適用した。カラムに結合しなかった材料
を、緩衝液Aで洗浄して同一流速で除去した。そのあ
と、カラムを先ず緩衝液Bで、続いて緩衝液Cで洗浄し
た。続いて溶離が緩衝液Dによって生じた。
(実施例1.a)に対するのと類似した方法で得た。カ
ラムを製造業者の使用説明書に対応して再生して緩衝液
Aで平衡させた。引き続き、組換えファクターIXを含有
している細胞培養上澄み液1997mlを10ml/分の速
度でカラムに適用した。カラムに結合しなかった材料
を、緩衝液Aで洗浄して同一流速で除去した。そのあ
と、カラムを先ず緩衝液Bで、続いて緩衝液Cで洗浄し
た。続いて溶離が緩衝液Dによって生じた。
【0042】タンパク質の吸着を、280nmで通例の方
法でクロマトグラフィーの間じゅう追跡した。クロマト
グラフィーの終了後、タンパク質濃度をブラッドホード
法(M. Bradford, Anal. Biochem. 72, 248-254(197
6))によって測定した。ファクターIXの含量を商業的
凝固試験(ファクターIX凝固、Immuno社)によって定量
した。
法でクロマトグラフィーの間じゅう追跡した。クロマト
グラフィーの終了後、タンパク質濃度をブラッドホード
法(M. Bradford, Anal. Biochem. 72, 248-254(197
6))によって測定した。ファクターIXの含量を商業的
凝固試験(ファクターIX凝固、Immuno社)によって定量
した。
【0043】結果は、ほとんど全てのrFaIXがアニオン
交換体に結合したことを示した。rFaIXは、0.3M
NaClにてアニオン交換体から溶離した。類似した結果
が、他の第四級アミノアニオン交換体を使用しても得ら
れた。他方、Q-Hyper D を使用することにより、標準的
に細胞培地中に含有されている染料ブロモフェノールレ
ッドは、0.3M NaClでのrFaIXの引き続く単離を実質
的に助長する0.3M以下の塩濃度でカラムからそれま
でに溶離されていた。他のアニオン交換体は、この有利
な性質を持っていない。
交換体に結合したことを示した。rFaIXは、0.3M
NaClにてアニオン交換体から溶離した。類似した結果
が、他の第四級アミノアニオン交換体を使用しても得ら
れた。他方、Q-Hyper D を使用することにより、標準的
に細胞培地中に含有されている染料ブロモフェノールレ
ッドは、0.3M NaClでのrFaIXの引き続く単離を実質
的に助長する0.3M以下の塩濃度でカラムからそれま
でに溶離されていた。他のアニオン交換体は、この有利
な性質を持っていない。
【0044】アニオン交換体上のrFaIXの精製の本質的
な結果を、図4および表3に要約する。実施例2.aに
記載した精製により、rFaIXは20倍濃縮され、比活性
は12倍増加した。
な結果を、図4および表3に要約する。実施例2.aに
記載した精製により、rFaIXは20倍濃縮され、比活性
は12倍増加した。
【0045】
【表3】
【0046】b)カルシウムイオンの添加を伴うアニオ
ン交換クロマトグラフィーによる随伴タンパク質の吸着
によるrFaIXの精製 実施例2(a)で使用したアニオン交換体をそのままア
ニオン交換体として役立つQ-Hyper D を実施例2.b)
にも使用した。 カラム:Q-Hyper D 、Sepracor;2cm×4cm。 機器 :Pharmacia EPLC LCC-500。 緩衝液A:20mM Bis-Tris /HCl 、pH7.4 。 緩衝液B:20mM Bis-Tris /HCl 、pH7.4 、0.15M NaC
l、10mM CaCl2。 緩衝液C:20mM Bis-Tris /HCl 、pH7.4 、1.0M NaCl
。
ン交換クロマトグラフィーによる随伴タンパク質の吸着
によるrFaIXの精製 実施例2(a)で使用したアニオン交換体をそのままア
ニオン交換体として役立つQ-Hyper D を実施例2.b)
にも使用した。 カラム:Q-Hyper D 、Sepracor;2cm×4cm。 機器 :Pharmacia EPLC LCC-500。 緩衝液A:20mM Bis-Tris /HCl 、pH7.4 。 緩衝液B:20mM Bis-Tris /HCl 、pH7.4 、0.15M NaC
l、10mM CaCl2。 緩衝液C:20mM Bis-Tris /HCl 、pH7.4 、1.0M NaCl
。
【0047】カラムを製造業者の使用説明書に対応して
再生して緩衝液Aで平衡させた。実施例2.a)で得た
組換えファクターIXの85mlを、NaClの濃度が0.15
Mまで減少するような緩衝液Aで2倍希釈した。CaCl2
を10mMまで添加した。引き続き、タンパク質混合物を
適用して非結合タンパク質を緩衝液Aによってカラムか
ら洗い出した。カラム上に結合したタンパク質を緩衝液
Cによって溶離した。クロマトグラフィーの進行を実施
例2.a)に記載したように追跡した。タンパク質濃度
と酵素活性を測定した。
再生して緩衝液Aで平衡させた。実施例2.a)で得た
組換えファクターIXの85mlを、NaClの濃度が0.15
Mまで減少するような緩衝液Aで2倍希釈した。CaCl2
を10mMまで添加した。引き続き、タンパク質混合物を
適用して非結合タンパク質を緩衝液Aによってカラムか
ら洗い出した。カラム上に結合したタンパク質を緩衝液
Cによって溶離した。クロマトグラフィーの進行を実施
例2.a)に記載したように追跡した。タンパク質濃度
と酵素活性を測定した。
【0048】結果は、rFaIXはじゃまされずにカラムを
通過したが、一方支配的な大多数の汚染タンパク質がカ
ラム上にくっついたままであることを示した。これらの
汚染タンパク質を次いで1M NaClで溶離した。
通過したが、一方支配的な大多数の汚染タンパク質がカ
ラム上にくっついたままであることを示した。これらの
汚染タンパク質を次いで1M NaClで溶離した。
【0049】本質的な結果を図5、図6および表4に要
約した。実施例2.b)に記載した精製によって、rFa
IXの比活性は4倍まで増加した。Laemmli による変性電
気泳動分析は、実施例2.b)に記載した精製により、
rFaIXは80%以上の純度で単離されたことを説明した
(図6)。
約した。実施例2.b)に記載した精製によって、rFa
IXの比活性は4倍まで増加した。Laemmli による変性電
気泳動分析は、実施例2.b)に記載した精製により、
rFaIXは80%以上の純度で単離されたことを説明した
(図6)。
【0050】
【表4】
【0051】c)アフィニティクロマトグラフィーによ
るrFaIXの精製 下記のもので、実施例2.a)において得たrFaIXをア
フィニティクロマトグラフィーにより精製した。ヘパリ
ン−セファロースを親和性マトリックスとして使用し
た。 材料: カラム:HiTrapR Heparin、Pharmacia ;5ml。 機器 :Pharmacia EPLC LCC-500。 緩衝液A:50mM Tris 、20mM sodium citrate 、pH7.4
。 緩衝液B:50mM Tris 、20mM sodium citrate 、pH7.4
、0.15M NaCl。 緩衝液C:50mM Tris 、20mM sodium citrate 、pH7.4
、0.3M NaCl 。 緩衝液D:50mM Tris 、20mM sodium citrate 、pH7.4
、1M NaCl。
るrFaIXの精製 下記のもので、実施例2.a)において得たrFaIXをア
フィニティクロマトグラフィーにより精製した。ヘパリ
ン−セファロースを親和性マトリックスとして使用し
た。 材料: カラム:HiTrapR Heparin、Pharmacia ;5ml。 機器 :Pharmacia EPLC LCC-500。 緩衝液A:50mM Tris 、20mM sodium citrate 、pH7.4
。 緩衝液B:50mM Tris 、20mM sodium citrate 、pH7.4
、0.15M NaCl。 緩衝液C:50mM Tris 、20mM sodium citrate 、pH7.4
、0.3M NaCl 。 緩衝液D:50mM Tris 、20mM sodium citrate 、pH7.4
、1M NaCl。
【0052】カラムを製造業者の使用説明書に対応して
再生して緩衝液Aで平衡させた。実施例2.a)で得た
rFaIX 78mlをカラムに適用し、非結合タンパク質を
緩衝液Aによってカラムから洗い出した。引き続き、カ
ラムを緩衝液Bで、その後緩衝液Cで溶離した。引き続
く溶離が緩衝液Dで生じた。クロマトグラフィーの進行
を実施例2.a)に記載したように追跡し、タンパク質
濃度および酵素活性を測定した。
再生して緩衝液Aで平衡させた。実施例2.a)で得た
rFaIX 78mlをカラムに適用し、非結合タンパク質を
緩衝液Aによってカラムから洗い出した。引き続き、カ
ラムを緩衝液Bで、その後緩衝液Cで溶離した。引き続
く溶離が緩衝液Dで生じた。クロマトグラフィーの進行
を実施例2.a)に記載したように追跡し、タンパク質
濃度および酵素活性を測定した。
【0053】結果は、rFaIXはカラム上に完全に結合
し、そして最初に0.3M NaClによってこれから溶離
されることを示した。しかしながら、この方法において
は、別のタンパク質もまたrFaIXと同時に溶離されてそ
の上rFaIXから分離されなかった。比活性またはrFaIX
は、実施例2.c)で示された方法によっては僅か4.
5倍増加しただけであった。本質的な結果を図7および
表5に要約する。
し、そして最初に0.3M NaClによってこれから溶離
されることを示した。しかしながら、この方法において
は、別のタンパク質もまたrFaIXと同時に溶離されてそ
の上rFaIXから分離されなかった。比活性またはrFaIX
は、実施例2.c)で示された方法によっては僅か4.
5倍増加しただけであった。本質的な結果を図7および
表5に要約する。
【0054】
【表5】
【0055】実施例3 アニオン交換クロクトグラフィーとアフィニティクロマ
トグラフィーの直接結合によるrFaIXの精製 次の実施例において、実施例2.a)で得たrFaIXを、
先ずアニオン交換体にその後アフィニティクロマトグラ
フィーに適用するような方法で精製した。Q-Hyper D は
アニオン交換体として役立つ。これは超拡散性を有する
アミノ型のアニオン交換体である。ヘパリン−セファロ
ース(HiTrap(登録商標)ヘパリン、Pharmacia 社製)
を親和性マトリックスとして使用した。Q-Hyper D カラ
ムをヘパリン−セファロースカラムの前に直接直列に取
り付けた。ただ最小に限定されたたわみ管だけを、場合
によっては弁とともに、カラム間に据え付けた。 材料: カラム1:Q-Hyper D R Sepracor;2cm×4cm。 カラム2:HiTrapR Heparin 、Pharmacia ;5ml。 機器 :pharmacis EPLC Lcc-500。 緩衝液A:20mM Tris /HCl 、pH7.4 。 緩衝液B:20mM Tris /HCl 、pH7.4 、150mM NaCl、10
mM CaCl2。 緩衝液C:20mM Tris /HCl 、pH7.4 、1.0M NaCl 。 緩衝液D:50mM Tris 、20mM sodium citrate 、pH7.4
、0.15M NaCl。 緩衝液E:50mM Tris 、20mM sodium citrate 、pH7.4
、0.3M NaCl 。 緩衝液F:50mM Tris 、20mM sodium citrate 、pH7.4
、1M NaCl。
トグラフィーの直接結合によるrFaIXの精製 次の実施例において、実施例2.a)で得たrFaIXを、
先ずアニオン交換体にその後アフィニティクロマトグラ
フィーに適用するような方法で精製した。Q-Hyper D は
アニオン交換体として役立つ。これは超拡散性を有する
アミノ型のアニオン交換体である。ヘパリン−セファロ
ース(HiTrap(登録商標)ヘパリン、Pharmacia 社製)
を親和性マトリックスとして使用した。Q-Hyper D カラ
ムをヘパリン−セファロースカラムの前に直接直列に取
り付けた。ただ最小に限定されたたわみ管だけを、場合
によっては弁とともに、カラム間に据え付けた。 材料: カラム1:Q-Hyper D R Sepracor;2cm×4cm。 カラム2:HiTrapR Heparin 、Pharmacia ;5ml。 機器 :pharmacis EPLC Lcc-500。 緩衝液A:20mM Tris /HCl 、pH7.4 。 緩衝液B:20mM Tris /HCl 、pH7.4 、150mM NaCl、10
mM CaCl2。 緩衝液C:20mM Tris /HCl 、pH7.4 、1.0M NaCl 。 緩衝液D:50mM Tris 、20mM sodium citrate 、pH7.4
、0.15M NaCl。 緩衝液E:50mM Tris 、20mM sodium citrate 、pH7.4
、0.3M NaCl 。 緩衝液F:50mM Tris 、20mM sodium citrate 、pH7.4
、1M NaCl。
【0056】アニオン交換体を有するカラムの出口は、
液体の流れが先ずカラム1を流れ抜けその後直接にカラ
ム2を流れ抜けるようなたわみ管の接続によりアフィニ
ティクロマトグラフィーカラムの入口に直接接続され
た。
液体の流れが先ずカラム1を流れ抜けその後直接にカラ
ム2を流れ抜けるようなたわみ管の接続によりアフィニ
ティクロマトグラフィーカラムの入口に直接接続され
た。
【0057】カラムを製造業者の使用説明書に対応して
再生して緩衝液Bによって平衡させた。実施例2.a)
に記載したように細胞培養上澄み液から単離したrFaIX
70mlを、NaClの濃度が0.15Mまで低下するよう
な緩衝液Aで2倍まで希釈した。CaCl2 を10mMの濃度
まで添加した。引き続き、タンパク質混合物を2.5ml
/分でカラム1(Q-Hyper D(登録商標)に適用し、直接
カラム2(ヘパリン−セファロース)へ移動させ、そこ
で非結合タンパク質を緩衝液Bによってカラム3から洗
い流した。そのあと、カラム1をアフィニティカラムか
ら分離して液体の流れをカラム2に直接適用した。実施
例2.c)に示した方法と同様にして、ヘパリンカラム
から非結合タンパク質を緩衝液Dを使用する洗浄により
除去した。ヘパリンカラムの溶離を緩衝液Eを使用して
続けた。引き続く溶離を緩衝液Fで使用して行った。試
料の適用後、Q-Hyper D(登録商標)カラムがヘパリンカ
ラムから取りはずされなくて代わりに、ヘパリンカラム
の溶離のための液体流が相互に連結された弁によってヘ
パリンカラムに直接導かれたとき、類似の結果を得た。
再生して緩衝液Bによって平衡させた。実施例2.a)
に記載したように細胞培養上澄み液から単離したrFaIX
70mlを、NaClの濃度が0.15Mまで低下するよう
な緩衝液Aで2倍まで希釈した。CaCl2 を10mMの濃度
まで添加した。引き続き、タンパク質混合物を2.5ml
/分でカラム1(Q-Hyper D(登録商標)に適用し、直接
カラム2(ヘパリン−セファロース)へ移動させ、そこ
で非結合タンパク質を緩衝液Bによってカラム3から洗
い流した。そのあと、カラム1をアフィニティカラムか
ら分離して液体の流れをカラム2に直接適用した。実施
例2.c)に示した方法と同様にして、ヘパリンカラム
から非結合タンパク質を緩衝液Dを使用する洗浄により
除去した。ヘパリンカラムの溶離を緩衝液Eを使用して
続けた。引き続く溶離を緩衝液Fで使用して行った。試
料の適用後、Q-Hyper D(登録商標)カラムがヘパリンカ
ラムから取りはずされなくて代わりに、ヘパリンカラム
の溶離のための液体流が相互に連結された弁によってヘ
パリンカラムに直接導かれたとき、類似の結果を得た。
【0058】カラム1(Q-Hyper D(登録商標))上に結
合したタンパク質を緩衝液Cにより溶離した。クロマト
グラフィーの進行を実施例2a)に記載したように追跡
した。タンパク質濃度と酵素活性を測定した。結果は、
挿入されたQ-Hyper D(登録商標)カラムを通った試料の
適用により、rFaIXはじゃまされずにこれを通過し、そ
の後に配置されたヘパリンカラムに完全に吸着されるこ
とを示した。rFaIXは、0.3M NaClにより後者から溶
離された。本質的な結果を図8、図9および表6に示
す。
合したタンパク質を緩衝液Cにより溶離した。クロマト
グラフィーの進行を実施例2a)に記載したように追跡
した。タンパク質濃度と酵素活性を測定した。結果は、
挿入されたQ-Hyper D(登録商標)カラムを通った試料の
適用により、rFaIXはじゃまされずにこれを通過し、そ
の後に配置されたヘパリンカラムに完全に吸着されるこ
とを示した。rFaIXは、0.3M NaClにより後者から溶
離された。本質的な結果を図8、図9および表6に示
す。
【0059】rFaIXは、実施例3に記載した精製により
8.4倍濃縮された。比活性は8.8倍まで増加した。
変性電気泳動分析(Laemmli による)は、rFaIXは実施
例3に記載した精製により95%以上の純度で単離され
ることを示した(図9)。
8.4倍濃縮された。比活性は8.8倍まで増加した。
変性電気泳動分析(Laemmli による)は、rFaIXは実施
例3に記載した精製により95%以上の純度で単離され
ることを示した(図9)。
【0060】実施例3においては、rFaIXの精製は、同
じ出発材料が使用された実施例2.a)、b)および
c)の方法の直接的な組合せにより行なった。しかしな
がら、実施例2.c)の精製に比べると、より高い濃縮
とより高い比活性が、アニオン交換クロマトグラフィー
とアフィニティクロマトグラフィーの組合せによって得
られた。両方のクロマトグラフィー法の組合せによっ
て、親和性基体上の分離工程に不都合に影響するような
汚染タンパク質は、明らかにあらかじめ分離され、それ
により親和性基体のより高い特異性および選択性が得ら
れる。
じ出発材料が使用された実施例2.a)、b)および
c)の方法の直接的な組合せにより行なった。しかしな
がら、実施例2.c)の精製に比べると、より高い濃縮
とより高い比活性が、アニオン交換クロマトグラフィー
とアフィニティクロマトグラフィーの組合せによって得
られた。両方のクロマトグラフィー法の組合せによっ
て、親和性基体上の分離工程に不都合に影響するような
汚染タンパク質は、明らかにあらかじめ分離され、それ
により親和性基体のより高い特異性および選択性が得ら
れる。
【0061】
【表6】
【0062】実施例4 アニオン交換クロマトグラフィーによるrFaIIの精製 次の実施例においては、触手構造を有する第四級アミノ
型アニオン交換体(Fraktogel EMD TMAE 650M, Merck社
製)を使用した。 材料 カラム:Fraktogel EMD TMAE 650M, Merck;1.6cm ×5
cm。 機器 :Pharmacia EPLC LCC-500 system 。 緩衝液A:50mM Tris /HCl 、pH7.4 。 緩衝液B:50mM Tris /HCl 、pH7.4 、200mM NaCl。 緩衝液C:50mM Tris /HCl 、pH7.4 、300mM NaCl。 緩衝液D:50mM Tris /HCl 、pH7.4 、1M NaCl。
型アニオン交換体(Fraktogel EMD TMAE 650M, Merck社
製)を使用した。 材料 カラム:Fraktogel EMD TMAE 650M, Merck;1.6cm ×5
cm。 機器 :Pharmacia EPLC LCC-500 system 。 緩衝液A:50mM Tris /HCl 、pH7.4 。 緩衝液B:50mM Tris /HCl 、pH7.4 、200mM NaCl。 緩衝液C:50mM Tris /HCl 、pH7.4 、300mM NaCl。 緩衝液D:50mM Tris /HCl 、pH7.4 、1M NaCl。
【0063】組換えファクターIIを、細胞培養技術の通
例の研究室の方法に基づいて単離した(Falkner 等、Th
rombosis and Haemostasis, 68, 119 〜124(1992) )。
rFaIIの発現が市販の合成DMEM媒体にて続いて生じ
た。細胞を含まない培養上澄み液を遠心分離によって得
た。
例の研究室の方法に基づいて単離した(Falkner 等、Th
rombosis and Haemostasis, 68, 119 〜124(1992) )。
rFaIIの発現が市販の合成DMEM媒体にて続いて生じ
た。細胞を含まない培養上澄み液を遠心分離によって得
た。
【0064】カラムを製造業者の使用説明書に対応して
再生させて緩衝液Aによって平衡させた。続いて、組換
えファクターIIを含有する細胞培養上澄み液200ml
を、4ml/分の速度でカラムに適用した。カラムに結合
しなかった材料を同じ流速で緩衝液Aを使用する洗浄に
より除去した。その後、カラムを先ず緩衝液Bで続いて
緩衝液Cで洗浄した。次いで、溶離を緩衝液Dを使用し
て続けた。タンパク質の吸着をクロマトグラフィーの間
じゅう280nmにて通例の方法にて追跡した。クロマト
グラフィーの後、タンパク質濃度をブラッドホード法に
よって測定した。ファクターIIの含量を凝固試験(Thro
mbinzeit、Immuno AG 社製) によって測定した。
再生させて緩衝液Aによって平衡させた。続いて、組換
えファクターIIを含有する細胞培養上澄み液200ml
を、4ml/分の速度でカラムに適用した。カラムに結合
しなかった材料を同じ流速で緩衝液Aを使用する洗浄に
より除去した。その後、カラムを先ず緩衝液Bで続いて
緩衝液Cで洗浄した。次いで、溶離を緩衝液Dを使用し
て続けた。タンパク質の吸着をクロマトグラフィーの間
じゅう280nmにて通例の方法にて追跡した。クロマト
グラフィーの後、タンパク質濃度をブラッドホード法に
よって測定した。ファクターIIの含量を凝固試験(Thro
mbinzeit、Immuno AG 社製) によって測定した。
【0065】ほとんど全rFaIIがアニオン交換ゲル上に
結合したことがわかった。rFaIIを0.3M NaClにより
アニオン交換体から溶離した。その上、例えばMacro Pr
ep(登録商標)(Bio-Rad 社製)またはQ-Sepharose Fast
Flow (登録商標)(Pharmacia 社製)のような他のアミ
ノ型アニオン交換と対照的に、一般的に細胞培養上澄み
液中に含有されている染料、ブロモフェノール レッド
は、0.2M NaClの塩濃度でカラムからすでに除去さ
れ、0.3M NaClでのrFaIIの引き続く単離を実質的に
助長した。
結合したことがわかった。rFaIIを0.3M NaClにより
アニオン交換体から溶離した。その上、例えばMacro Pr
ep(登録商標)(Bio-Rad 社製)またはQ-Sepharose Fast
Flow (登録商標)(Pharmacia 社製)のような他のアミ
ノ型アニオン交換と対照的に、一般的に細胞培養上澄み
液中に含有されている染料、ブロモフェノール レッド
は、0.2M NaClの塩濃度でカラムからすでに除去さ
れ、0.3M NaClでのrFaIIの引き続く単離を実質的に
助長した。
【0066】アニオン交換体上のrFaIIの精製の本質的
な結果を、図10および表7に要約する。実施例4に記
載した精製により、rFaIIの比活性は3.5倍まで増加
した。
な結果を、図10および表7に要約する。実施例4に記
載した精製により、rFaIIの比活性は3.5倍まで増加
した。
【0067】
【表7】
【0068】b)カルシウムイオンの添加を伴うアニオ
ン交換クロマトグラフィーによる随伴タンパク質の吸着
によるrFaIIの精製 Fraktogel EMD TMAE 650M(Merck 社製)がアニオン交換
樹脂として役立った。 材料 カラム:Fraktogel EMD TMAE 650M, Merck;1.6cm ×5
cm。 機器 :Pharmacia EPLC LCC-500。 緩衝液A:50mM Tris /HCl 、pH7.4 。 緩衝液B:50mM Tris /HCl 、pH7.4 、150mM NaCl、10
mM CaCl2。 緩衝液C:50mM Tris /HCl 、pH7.4 、1.0mM NaCl。
ン交換クロマトグラフィーによる随伴タンパク質の吸着
によるrFaIIの精製 Fraktogel EMD TMAE 650M(Merck 社製)がアニオン交換
樹脂として役立った。 材料 カラム:Fraktogel EMD TMAE 650M, Merck;1.6cm ×5
cm。 機器 :Pharmacia EPLC LCC-500。 緩衝液A:50mM Tris /HCl 、pH7.4 。 緩衝液B:50mM Tris /HCl 、pH7.4 、150mM NaCl、10
mM CaCl2。 緩衝液C:50mM Tris /HCl 、pH7.4 、1.0mM NaCl。
【0069】カラムを製造業者の使用説明書に対応して
再生させて緩衝液Bによって平衡させた。実施例4.
a)に記載したように細胞培養上澄み液から単離した組
換えファクターIIを、NaClの濃度が総計して0.2M以
下になるような緩衝液Aによって2倍希釈した。CaCl2
を10mMの濃度まで添加した。引き続き、タンパク質混
合物をカラムに適用して非結合タンパク質を緩衝液Bに
よってカラムから洗い出した。結合したタンパク質を緩
衝液Cによって溶離した。
再生させて緩衝液Bによって平衡させた。実施例4.
a)に記載したように細胞培養上澄み液から単離した組
換えファクターIIを、NaClの濃度が総計して0.2M以
下になるような緩衝液Aによって2倍希釈した。CaCl2
を10mMの濃度まで添加した。引き続き、タンパク質混
合物をカラムに適用して非結合タンパク質を緩衝液Bに
よってカラムから洗い出した。結合したタンパク質を緩
衝液Cによって溶離した。
【0070】クロマトグラフィーの進行を先述の実施例
のように追跡してタンパク質濃度を測定した。結果は、
rFaIIはじゃまをされずにカラムを通過したが、一方支
配的な大多数の汚染タンパク質はカラムにくっついたま
まであることを示した。これらのタンパク質は、次いで
1M NaClによって溶離した。
のように追跡してタンパク質濃度を測定した。結果は、
rFaIIはじゃまをされずにカラムを通過したが、一方支
配的な大多数の汚染タンパク質はカラムにくっついたま
まであることを示した。これらのタンパク質は、次いで
1M NaClによって溶離した。
【0071】本質的な結果を図11、図12および表8
に示す。実施例4.a)およびb)に記載した精製によ
って、rFaIIの比活性は11倍まで増加した。Laemmli
による変性電気泳動分析は、実施例4aおよびbに記載
した精製により、rFaIIが95%以上の純度で単離され
たことを証明した。
に示す。実施例4.a)およびb)に記載した精製によ
って、rFaIIの比活性は11倍まで増加した。Laemmli
による変性電気泳動分析は、実施例4aおよびbに記載
した精製により、rFaIIが95%以上の純度で単離され
たことを証明した。
【0072】
【表8】
【図1】Q-Hyper D 上のクロマトグラフィーによる細胞
培養上澄み液からの組換えタンパク質Sの精製(予備工
程=第1工程)。
培養上澄み液からの組換えタンパク質Sの精製(予備工
程=第1工程)。
【図2】カルシウムイオンの添加を伴なうQ-Hyper D 上
のクロマトグラフィーによる組換えタンパク質Sの精製
(=第2工程)。
のクロマトグラフィーによる組換えタンパク質Sの精製
(=第2工程)。
【図3】精製組換えタンパク質SのSDS-ポリアクリルア
ミド(PAGE)ゲル電気泳動(A:細胞培養上澄み液、
B:精製rPS)。
ミド(PAGE)ゲル電気泳動(A:細胞培養上澄み液、
B:精製rPS)。
【図4】Q-Hyper D 上のクロマトグラフィーによるrFa
IXの精製(第1工程)。
IXの精製(第1工程)。
【図5】カルシウムイオンの添加を伴なうQ-Hyper D 上
のクロマトグラフィーによるrFaIXの精製(第2工
程)。
のクロマトグラフィーによるrFaIXの精製(第2工
程)。
【図6】rFaIXのSDS-PAGEゲル電気泳動(A:細胞培養
上澄み液、B:精製rFaIX)。
上澄み液、B:精製rFaIX)。
【図7】ヘパリン−セファロース上のクロマトグラフィ
ーによるrFaIXの精製(第3工程)。
ーによるrFaIXの精製(第3工程)。
【図8】Q-Hyper D およびヘパリン−セファロース上の
結合されたクロマトグラフィーによるrFaIXの精製(第
2および第3工程)。
結合されたクロマトグラフィーによるrFaIXの精製(第
2および第3工程)。
【図9】図8で得られたrFaIXのSDS-PAGEゲル電気泳
動。
動。
【図10】Fraktogel (登録商標)EMD TMAE 650上のク
ロマトグラフィーによる細胞培養上澄み液からのrFaII
の精製(第1工程)。
ロマトグラフィーによる細胞培養上澄み液からのrFaII
の精製(第1工程)。
【図11】Fraktogel (登録商標)EMD TMAE 650上のク
ロマトグラフィーによるrFaIIの精製(第2工程)。
ロマトグラフィーによるrFaIIの精製(第2工程)。
【図12】SDS-PAGEゲル電気泳動によるrFaIIのの分析
(A:細胞培養上澄み液、B:精製rFaII)。
(A:細胞培養上澄み液、B:精製rFaII)。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 // A61K 38/43 ACA (72)発明者 フライトリッヒ・ドルナー オーストリア国 フィエナ、ペテルリニガ ーセ 17
Claims (17)
- 【請求項1】 タンパク質含有溶液から非ビタミンK依
存性随伴タンパク質よりビタミンK依存性タンパク質を
分離する方法であって、カルシウムイオンをこの溶液に
添加してカルシウム含有溶液をビタミンK依存性タンパ
ク質でなくて随伴タンパク質が吸着される条件下に陰イ
オン交換体と接触させることを特徴とする方法。 - 【請求項2】 前記ビタミンK依存性タンパク質が陰イ
オン交換体に吸着され、洗浄され、溶離されたものであ
って、場合によっては、溶離剤のイオン強度が低下させ
られる条件下に、前記ビタミンK依存性タンパク質含有
溶液が更に陰イオン交換体と接触させられる、請求項1
記載の方法。 - 【請求項3】 非吸着ビタミンK依存性タンパク質が親
和性基体上に吸着されて選択的に溶離される、請求項1
記載の方法。 - 【請求項4】 任意の組合せまたは順序で請求項2およ
び/または3記載の方法の工程を使用して実行される、
請求項1記載の方法。 - 【請求項5】 分離工程が同じ陰イオン交換体を使用し
て、好ましくはクロマトグラフィーによって行なわれ
る、請求項1または2記載の方法。 - 【請求項6】 陰イオン交換体が超拡散性を有する、請
求項1〜5のいずれか1項に記載の方法。 - 【請求項7】 基体Q-Hyper D(登録商標)が陰イオン交
換体として使用される、請求項6記載の方法。 - 【請求項8】 陰イオン交換体が触手構造を有する、請
求項1〜5のいずれかに記載の方法。 - 【請求項9】 親和性基体がヘパリン結合基体材料、ヘ
パリン−セファロースおよびヘパリンアガロースからな
る群より選ばれたる、請求項3記載の方法。 - 【請求項10】 溶離後のタンパク質溶液のイオン強度
が0.15〜0.2Mまで減少される、請求項9記載の
方法。 - 【請求項11】 CaCl2 が1.0mMの最小濃度まで添加
される、請求項1記載の方法。 - 【請求項12】 タンパク質溶液が4〜9のpH値を有
する、請求項1〜3のいずれか1項に記載の方法。 - 【請求項13】 ビタミンK依存性タンパク質がFII、
FVII 、FIX、FX、タンパク質S、タンパク質Cおよ
びタンパク質Zから選ばれる、請求項1〜12のいずれ
か1項に記載の方法。 - 【請求項14】 タンパク質が遺伝子技術の方法により
生産され、形質転換またはトランスフェクトした細胞の
培養上澄み液から単離される、請求項13に記載の方
法。 - 【請求項15】 請求項1〜14記載のビタミンK依存
性タンパク質の単離方法。 - 【請求項16】 請求項1〜14記載の非ビタミンK依
存性随伴タンパク質の単離方法。 - 【請求項17】 請求項1〜14記載の方法によって生
産され、そして少なくとも95%の純度であることを特
徴とする、高純度ビタミンK依存性タンパク質。
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