JPH1059866A - 血液凝固第vii因子及び/もしくは活性化血液凝固第vii因子の製造方法 - Google Patents

血液凝固第vii因子及び/もしくは活性化血液凝固第vii因子の製造方法

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JPH1059866A
JPH1059866A JP8237146A JP23714696A JPH1059866A JP H1059866 A JPH1059866 A JP H1059866A JP 8237146 A JP8237146 A JP 8237146A JP 23714696 A JP23714696 A JP 23714696A JP H1059866 A JPH1059866 A JP H1059866A
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fviia
blood coagulation
fvii
coagulation factor
factor vii
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JP8237146A
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Kazuhiko Tomokiyo
和彦 友清
Hisashi Yano
寿 矢野
Masanobu Imamura
匡伸 今村
Yoshiaki Nakano
祥晃 中野
Shinichi Maruno
真一 丸野
Yoichi Ogata
洋一 緒方
Takeshi Terano
剛 寺野
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Chemo Sero Therapeutic Research Institute Kaketsuken
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 FVII及び/もしくはFVIIaのFVI
Ia-ATIII複合体との分離方法及び当該方法に基づく
FVII及び/もしくはFVIIaの製造方法を提供す
る。 【構成】 FVII及び/もしくはFVIIa含有溶液
を陰イオン交換樹脂に展開し吸着させ、Ca2+含有溶液
で溶出することにより、FVII及び/もしくはFVI
IaとFVIIa-ATIII複合体とを分離する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本願発明は、血漿蛋白質の分野に
関する。より詳細には、血液凝固第VII因子(以下、
FVIIと称することがある)及び/もしくは活性化血
液凝固第VII因子(以下、FVIIaと称することがあ
る)の製造方法に関し、FVII及び/もしくはFVI
Iaを含有する血漿画分から陰イオン交換クロマトグラ
フィーで処することによって夾雑蛋白質含量が低減され
たFVIIaを、極めて簡便に生産し得るFVIIaの製
造方法を提供するものである。
【0002】
【従来の技術並びに発明が解決しようとする課題】FV
IIはビタミンK依存性の血液凝固因子であり、外因系
血液凝固の開始因子であることは広く知られている。他
のビタミンK依存性凝固因子と同様にN末端から35残
基までのアミノ酸配列に10個のγカルボキシグルタミ
ン酸(以下、Glaと称することがある)からなるGla
領域を有している(Proc.Natl.Acad.Sc
i.USA,vol.83,p.2412−2416,198
6)。FVIIは、in vitroにおいて、活性化血
液凝固第X因子(以下、FXaと称することがある)、活
性化血液凝固第IX因子(以下、FIXaと称することが
ある)またはトロンビン(以下、FIIaと称することが
ある)によって、152Arg−153Ileが加水分解さ
れ、一個のS−S結合で架橋されたH鎖とL鎖から構成
される活性型FVIIすなわちFVIIaに変換される
ことは知られている(J.Biol.Chem.,vol.2
51,p.4797−4802,1976)。
【0003】血友病A及び血友病B患者に対する補充療
法として、血液凝固第VIII因子(以下、FVIIIと称す
ることがある)及び血液凝固第IX因子(以下、FIXと
称することがある)製剤の投与が行なわれている。しか
し、当該治療法に伴いFVIII及びFIXに対する中和
抗体(インヒビターと呼ばれることもある)の出現が問題
視されている。このようなインヒビター患者の治療にF
VIIaが有効であることは既に報告されており、現
在、血漿由来FVIIa及び遺伝子組換え技術を応用し
た遺伝子組換え型FVIIaの開発が進められている(基
礎と臨床,vol.30,p.315−325,1996;H
aemostasis,vol.19,p.335−34
3,1989)
【0004】FVIIの血漿からの単離精製方法は、凍
結血漿を冷融解し沈澱画分を除いた上清を陰イオン交換
樹脂に展開し、Gla領域を有する蛋白質画分(PPS
B画分)を分取後、さらにイムノアフィニティークロマ
トグラフィーを用いる方法が一般的である。しかし、こ
のような極めて特異性の高い免疫吸着法を用いた精製法
を行なってもなお、その純化精製は極めて難しい。純化
精製が困難な理由は、不純夾雑蛋白質としてFVIIa-
ATIII複合体が含有されてくることにあり、イムノア
フィニティークロマトグラフィー溶出液のFVIIの純
度は85%を越えることはない。また、血液凝固因子の
活性化を抑制するためには精製工程にヘパリンを添加す
ることが有効であるが、このヘパリンがFVIIa-AT
III複合体の産生を促進することは既に報告されている
(J.Biol.Chem.,vol.268,p.767−7
70,1993)。
【0005】FVII及び/もしくはFVIIaからの
FVIIa-ATIII複合体の分離法として次の二つの方
法が考慮され得る。FVIIa-ATIII複合体を認識
しない抗FVIIモノクローナル抗体を用いた免疫アフ
ィニティークロマトグラフィー、ゲル濾過法に基づく
分離。しかしながら、方策に関しては所望のモノクロ
ーナル抗体の取得に多大の労力が必要とされる。また方
策に関してはFVIIa-ATIII複合体の分子量が5
0kda〜80kdaに分布するため、分離を厳密に行
なえば著しい工程間収率の低下が予測される。さらに、
上記方策以外のFVII及び/もしくはFVIIaから
のFVIIa-ATIII複合体の分離法はこれまでに報告
されていない。
【0006】
【課題を解決するための手段】本願発明者等はFVII
画分からのFVIIa-ATIII複合体の除去を達成すべ
く、鋭意研究を重ね種々の検討を行なった結果本願発明
を完成するに至った。本願発明は、FVIIa-ATIII
複合体が混入すると考えられるFVII及び/もしくは
FVIIa含有溶液をCa2+濃度40mM以下、pH1
0.0以下に調整し、これを陰イオン交換樹脂に展開
し、40mM以下のCa2+濃度、pH10.0以下の緩
衝溶液を用い溶出することによりFVII及び/もしく
はFVIIaを純化精製する方法を与える。本願発明に
よってもたらされる分離方法を使用すれば高度に純化さ
れたFVII及び/もしくはFVIIaが調製可能であ
る。
【0007】以下、本願発明の詳細について説明する。
本願発明で用いられる出発物質は、血漿または血漿を適
当なクロマトグラフィー操作またはコーンのエタノール
分離法もしくはその改良法を用いて調製されたFVII
及び/もしくはFVIIa含有溶液である。最適な出発
原料としては、血漿を陰イオンクロマトグラフィーで粗
精製したGla領域を有する蛋白溶液(PPSB画分)を
抗FVIIモノクローナル抗体固定化アフィニティーゲ
ルに展開し溶出した溶液を原料とする。FVII及び/
もしくはFVIIaの精製は特に免疫吸着の原理に基づ
く方法に限定されるものではなく、FVII及び/もし
くはFVIIaを純化可能な方法であればいずれでもよ
い。
【0008】FVII画分からFVIIa-ATIII複合
体を分離する方法においては、陰イオン交換樹脂にFV
II及び/もしくはFVIIa含有溶液を展開し、FV
IIa-ATIII複合体を吸着除去する。この工程では種
々の条件を採用することができ、上記陰イオン交換樹脂
との接触はバッチ法または連続カラム法で実施すること
ができ。FVIIa-ATIII複合体が吸着除去されれ
ば、FVII及び/もしくはFVIIaは吸着・非吸着
のいずれでもよい。好適には、FVIIa-ATIII複合
体並びにFVII及び/もしくはFVIIa共に吸着除
去する。使用する陰イオン交換樹脂は特に限定されるも
のではなく、好適にはDEAEセファロースファースト
フロウ(ファルマシア社)及びQセファロースファースト
フロウ(ファルマシア社)等が使用される。FVIIa-A
TIII複合体並びにFVII及び/もしくはFVIIaの
分離する緩衝液はCa2+濃度が40mM未満であり且つ
pHが10.0以下であればいずれでもよい。
【0009】上述の方法でFVIIa-ATIII複合体が
除去されたFVII及び/もしくはFVIIa溶液は製
剤化に向けてさらなる工程に供される。より完全なFV
IIからFVIIaへの活性化が要求される場合は、例
えば、陰イオン交換樹脂上での活性化工程等を経ること
が推奨される。
【0010】得られたFVIIaは、治療、診断または
他の用途のために製薬学的調合剤に処方することができ
る。静脈内投与のための調合剤に対しては、組成物を、
通常、生理学的に適合し得る物質例えば塩化ナトリウ
ム、グリシン等を含み且つ生理学的条件に適合し得る緩
衝されたpHを有する水溶液中に溶解する。また、長期
安定性の確保の観点から、最終的剤型として凍結乾燥製
剤の形態を採ることも考慮され得る。なお、静脈内に投
与される組成物のガイドラインは政府の規則、例えば
「生物学的製剤基準」によって確立されている。
【0011】かくして、本願発明により、血漿またはF
VII及び/もしくはFVIIaを含有する血漿画分か
ら工業的スケールで、FVII及び/もしくはFVII
a組成物を簡便に分離調製する方法、並びに該方法に基
づく実質上FVIIa-ATIII複合体等夾雑物質を含ま
ないFVIIa製剤を提供することが可能となった。以
下に、実施例を挙げて本願発明を具体的に説明するが、
本願発明は何等これらに限定されるものではない。
【0012】
【実施例】実施例の記述に先立ち、本願発明において使
用されたFVII活性、FVIIa含量及びFVIIa-
ATIII複合体含量の測定方法について概説する。 1) FVIIの生物学的活性 FVIIは血液凝固の開始因子である組織因子と結合し
血液凝固を開始する。FVIIの定量方法は、検体をF
VII欠乏血漿に添加後、一定時間インキュベーション
した後、組織因子、リン脂質及びCa2+を含有したPT
試薬を添加しその凝固時間から算出した。 2) FVIIa含量の測定 FVIIa含量の測定にはSDS−PAGEを使用す
る。FVII(分子量50kda)は活性化すると1個の
S−S結合で結合された2本鎖に分かれる。H鎖は分子
量30kda、L鎖は分子量20kda。還元系のSD
S−PAGEでは未活性体は分子量50kdaの位置
に、H鎖は30kda、L鎖は20kdaの位置に確認
される。検出されるバンドをデンシトメーターで読み取
り、分子量50kdaのバンドを未活性化FVII含量
%、H鎖とL鎖の含量の和をFVIIa含量%とした。
活性化率はFVIIa含量をFVII含量とFVIIa含
量の和で除した値を百分率(%)で表した。 3) FVIIa-ATIII複合体含量の測定 FVIIa-ATIII複合体含量の測定には非還元系SD
S−PAGEを使用した。FVIIa-ATIII複合体は
50kdaから80kdaに分布する。非還元系SDS
−PAGEで確認される分子量50kda以上の分子、
即ちFVII及びFVIIaより高分子画分をデンシト
メーターで読み取り、FVIIa-ATIII複合体含量と
した。
【0013】実施例1 新鮮凍結血漿100リットルを冷融解し沈澱画分を遠心分離
した上清を、陰イオン交換体(DEAE−セファデック
ス A−40, ファルマシア社)に添加し、20mMクエ
ン酸/0.1MNaCl緩衝液(pH7.0)にて充分に洗
浄し、20mMクエン酸/0.5MNaCl緩衝液(pH
7.0)にてGlaドメインを有するPPSB画分を溶出
した。溶出液10リットルを50mMTris/150mM
NaCl/5.0mMCaCl2緩衝液(pH8.0)で予
め平衡化した抗FVIIモノクローナル抗体固定化アフ
ィニティーゲルに展開し、50mMTris/2.5M
NaCl/5.0mMCaCl2緩衝液(pH8.0)で洗
浄後、50mMTris/50mMNaCl/5.0m
MCaCl2緩衝液(pH8.0)でさらに洗浄し、50m
MTris/30mMNaCl/10mMEDTA・2
Na緩衝液(pH7.4)で溶出してFVII画分を得
た。該FVII画分を予め40mMTris/30mM
NaCl緩衝液(pH8.0)で充填されているウイルス
除去膜(ベンベルグマイクロポーラスメンブレン、旭化
成)に展開し濾液を得た。得られた濾液のFVII純度
は85%であった。
【0014】上記0.2mg/mlのFVII溶液40
mlを、予め50mMTris/30mMNaCl緩衝
液(pH8.0)で平衡化した内径5.0mm、高さ5.0
cmのQ−セファロースファーストフロウ(ファルマシ
ア社)カラムに線速300cm/hrで展開し、さらに
同線速下、1.0mMTris緩衝液(pH10.0)で1
0倍カラム容量洗浄し、1.0mMTris(pH10.
0)に各種濃度のCaCl2を添加した緩衝液で溶出し
た。溶出画分のSDS−PAGE解析を行ない、FVI
Ia-ATIII複合体含量を定量した。その結果を表1に
示す。強イオン交換体である"Q"を使用した場合、FV
IIa-ATIII複合体の除去はpH10.0の条件下では
Ca2+濃度40mM以下においてのみ達成された。
【0015】
【表1】 NDは検出限界以下を意味する
【0016】実施例2 実施例1と同様な操作でウイルス除去膜濾液として調製
した0.2mg/mlのFVII溶液35mlを、予め
10mMTris/100mMNaCl緩衝液(pH8.
5)で平衡化した内径5.0mm、高さ5.0cmのQ−
セファロースファーストフロウ(ファルマシア社)カラム
に線速300cm/hrで展開し、さらに同線速下、上
記緩衝液で10カラム容量洗浄後、10mMTris/
100mMNaCl/4.0mMCaCl2緩衝液(pH
8.5)で線速180cm/hrで溶出した。溶出した濃
度1.0mg/mlのFVII/FVIIa混合溶液を液
相中で25時間熟成させた。熟成後の成績を表2に示
す。本成績は強イオン交換体"Q"を使用した場合、溶出
緩衝液のCa2+濃度が40mM以下及びpHが10.0
以下の条件においてFVIIa−ATIII複合体の除去が
達成され、なお且つ陰イオン交換樹脂での活性化とそれ
に連続した液相における活性化によりFVIIがほぼ完
全に活性化されることを示している。また、本実施例は
FVIIa−ATIII複合体の分離を強イオン交換体"Q"
を使用し実施してもFVIIaの工業的生産が可能であ
ることを示すものである。
【0017】
【表2】 NDは検出限界以下を意味する
【0018】実施例3 実施例1と同様な操作でウイルス除去膜濾液として調製
された0.2mg/mlのFVII溶液40mlを予め
50mMTris/30mMNaCl緩衝液(pH8.
0)で平衡化した内径5.0mm、高さ5.0cmのDE
AE−セファロースファーストフロウ(ファルマシア社)
カラムに線速300cm/hrで展開し、さらに同線速
下、1.0mMTris緩衝液(pH10.0)で10倍カ
ラム容量洗浄し、1.0mMTris(pH10.0)に各
種濃度のCaCl2を添加した緩衝液で溶出した。溶出
画分のSDS−PAGE解析を行ない、FVIIa-AT
III複合体含量を定量した。その結果を表3に示す。弱
イオン交換体である"DEAE"を使用した場合、FVI
Ia-ATIII複合体の除去はpH10.0の条件下ではC
2+濃度15mM以下においてのみ達成された。
【0019】
【表3】 NDは検出限界以下を意味する
【0020】実施例4 実施例1と同様な操作でウイルス除去膜濾液として調製
した0.2mg/mlのFVII溶液70mlを、予め
50mMTris/30mMNaCl緩衝液(pH8.
0)で平衡化した内径5.0mm、高さ3.3cmのDE
AE−セファロースファーストフロウ(ファルマシア社)
カラムに線速200cm/hrで展開し、さらに同線速
下、上記緩衝液で10カラム容量洗浄後、50mMTr
is/30mMNaCl/1.75mMCaCl2緩衝液
(pH8.0)で線速150cm/hrで溶出した。溶出
した濃度2.0mg/mlのFVII及び/もしくはF
VIIa混合溶液を液相中で10時間熟成させた。熟成
後の成績を表4に示す。本成績は弱イオン交換体"DE
AE"を使用した場合、溶出緩衝液のCa2+濃度が15
mM以下、及びpHが10.0以下の条件においてFV
IIa−ATIII複合体の除去が達成され、なお且つ陰イ
オン交換樹脂での活性化とそれに連続した液相における
活性化によりFVIIがほぼ完全に活性化されることを
示している。また、本実施例はFVIIa−ATIII複合
体の分離を弱イオン交換体"DEAE"を使用し実施して
もFVIIaの工業的生産が可能であることを示すもの
である。
【0021】
【表4】 NDは検出限界以下を意味する
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 丸野 真一 熊本県菊池郡西合志町須屋1733−31 (72)発明者 緒方 洋一 熊本県熊本市帯山7丁目9−142 (72)発明者 寺野 剛 熊本県菊池郡西合志町須屋1548−2

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 血液凝固第VII因子(以下、FVI
    Iと称することがある)及び/もしくは活性化血液凝固
    第VII因子(以下、FVIIaと称することがある)を
    含有する溶液を陰イオン交換樹脂に展開することを特徴
    とする、FVII及び/もしくはFVIIaの活性化血
    液凝固第VII因子−アンチトロンビンIII複合体(以
    下、FVIIa-ATIII複合体と称することがある)との
    分離方法。
  2. 【請求項2】 FVIIa-ATIII複合体が夾雑する
    FVII及び/もしくはFVIIa含有溶液を陰イオン
    交換樹脂に展開後、FVIIa-ATIII複合体を陰イオ
    ン交換樹脂に吸着させ、FVII及び/もしくはFVI
    Iaを溶出または素通りさせ単離精製する請求項1記載
    の分離方法。
  3. 【請求項3】 FVII及び/もしくはFVIIaの
    溶出及び素通りのための緩衝液にCa2+源を含有し、そ
    の濃度が40mM未満である請求項2記載の分離方法。
  4. 【請求項4】 FVII及び/もしくはFVIIaの
    溶出及び素通りのための緩衝液のpHが10.0以下で
    ある請求項2または請求項3記載の分離方法。
  5. 【請求項5】 請求項1から請求項4のいずれかに記
    載の分離方法に基づく工程を含むことを特徴とする血液
    凝固第VII因子及び/もしくは活性化血液凝固第VI
    I因子の製造方法。
  6. 【請求項6】 実質的にFVIIa-ATIII複合体を
    含有しない血液凝固第VII因子及び/もしくは活性化
    血液凝固第VII因子組成物。
  7. 【請求項7】 請求項5記載の製造方法により得られ
    る請求項6記載の血液凝固第VII因子及び/もしくは
    活性化血液凝固第VII因子組成物。
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