JPH07253706A - トナーホッパー及び現像装置 - Google Patents

トナーホッパー及び現像装置

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Publication number
JPH07253706A
JPH07253706A JP6044240A JP4424094A JPH07253706A JP H07253706 A JPH07253706 A JP H07253706A JP 6044240 A JP6044240 A JP 6044240A JP 4424094 A JP4424094 A JP 4424094A JP H07253706 A JPH07253706 A JP H07253706A
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JP
Japan
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toner
storage chamber
developing device
hopper
conveying
Prior art date
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Pending
Application number
JP6044240A
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English (en)
Inventor
Ryoji Nishimura
亮二 西村
Yasuyuki Fukunaga
靖幸 福永
Naoki Yamane
直樹 山根
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kyocera Mita Industrial Co Ltd
Original Assignee
Mita Industrial Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】回転式トナー搬送手段とトナー収納室の側部と
の間に、トナーが従来に比べてより一層残留しにくいト
ナーホッパー及び、コピー画像濃度を従来に比べてより
一層適切に制御出来る現像装置等を提供することを目的
とする。 【構成】トナーカートリッジ7から供給されるトナー1
04を収納するためのトナー収納室102aと、そのト
ナー収納室102aの中に設けられ、トナー104を実
質的に搬送する2本の板状トナー搬送部材107と1本
のスクリューコンベア106と、トナー収納室102a
の、トナーカートリッジ7のフランジ部7aと対向する
対向部5aに、各々トナーホッパー5の内側に向けて突
出するように粘着テープ等により固定された第1PET
シート31と第2PETシート32等を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、画像形成装置のトナー
ホッパー及び現像装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、画像形成装置として、例えば、複
写機等には、図6に示すように、複写機に現像剤を補給
するためのトナーカートリッジ101が、所定の場所に
着脱自在に取り付けられており、その下部には、トナー
ホッパー本体102が設けられている。このトナーホッ
パー本体102は、原稿像に応じたトナー画像を感光体
(図示省略)上に形成するための現像装置103に対し
て、トナーカートリッジ101から補給されたトナー1
04を、供給口105を通して供給するための装置であ
る。同図に示すように、トナーホッパー本体102内部
のトナー収納室102aには、側壁近傍の底面に位置す
る供給口105の上方に、スクリューコンベア106が
回転可能に設けられており、更に、2本の板状トナー搬
送部材107が、スクリューコンベア106と平行に回
転可能に配設されている。
【0003】これらの回転部材は、所定の駆動装置(図
示省略)により、各々同図に示す矢印の方向へ回転し、
トナー収納室102a内のトナー104を撹拌しなが
ら、供給口105へ搬送する。ここで、図6は、従来の
複写機のトナーカートリッジと、トナーホッパー本体の
構成を示す断面図である。
【0004】一方、従来、複写機等の二成分系現像法に
よる循環式の現像装置200では、図7(a)に示すよ
うに、現像剤の撹拌及び搬送を行うための搬送スクリュ
ー201が隔壁202を挟んで2本回転可能に設けられ
ており、トナー濃度検知センサ204が、現像装置20
0の側壁部203の、搬送スクリュー201に近接する
位置に配設されている。トナー濃度検知センサ204
は、この搬送スクリュー201により搬送される現像剤
のトナー濃度を検出することが出来るように構成されて
いる。ここで、図7(a)は、循環式の現像装置200
を側面から見た場合の一部略示構成図である。
【0005】又、搬送スクリュー201は、図7(b)
に示すように、棒状の回転軸201aに、現像剤を撹拌
搬送する為の螺旋状の翼201bを有し、2本の搬送ス
クリュー201を所定の方向に回転させることにより、
現像装置200内において現像剤をスムーズに循環させ
ることが出来るものである。ここで、図7(b)は、搬
送スクリュー201の一部略示斜視図である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような構成では、図6に示すように、スクリューコンベ
ア106とトナー収納室102aの側面部の内壁102
bとの間及び板状トナー搬送部材107とトナー収納室
102aの側面部の内壁102cとの間に、トナー10
4の滞留部104aが形成され、この部分に溜ったトナ
ーは、供給口105へ搬送されずに、いつまでも残留し
たままになりやすいといった問題を有していた。
【0007】一方、二成分系現像法による上述した現像
装置200(図7(a)参照)を有する画像形成装置の
構成では、トナー濃度検知センサの検知部204aの前
を通過するトナーの搬送速度がトナー濃度検知センサ2
04の検知条件に比べて早いため、トナー濃度を正確に
精度よく検知出来ない場合があり、コピー画像濃度が不
適切なものとなるといった課題を有していた。
【0008】請求項1の本発明は、従来のトナーホッパ
ーのこのような課題を考慮し、回転式トナー搬送手段と
トナー収納室の側部との間に、トナーが従来に比べてよ
り一層残留しにくいトナーホッパーを提供することを目
的とする。
【0009】又、請求項3の本発明は、従来の現像装置
のこのような課題を考慮し、コピー画像濃度を従来に比
べてより一層適切に制御出来る現像装置を提供すること
を目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1の本発明は、ト
ナーカートリッジから供給されるトナーを収納するため
のトナー収納室と、そのトナー収納室の中に設けられ、
前記トナーを実質的に搬送する回転式トナー搬送手段
と、前記トナー収納室の側部の上方部から突出し、前記
回転式トナー搬送手段に向けて板状に形成された遮閉手
段とを備えたトナーホッパーである。
【0011】請求項2の本発明は、上記遮閉手段は、シ
ート状の複数の突片を有し、且つ前記各突片の先端部が
前記回転式トナー搬送手段の突起状部の全部又は一部と
接触可能であるトナーホッパーである。
【0012】請求項3の本発明は、所定の位置にあるト
ナー供給口から供給されるトナーを搬送する搬送スクリ
ューと、その搬送されるトナーの濃度を検出するトナー
濃度検出手段と、前記搬送スクリューの、少なくとも前
記トナー濃度検出手段近傍に存在する各スクリュー翼の
間の全部又は一部に突出して設けられた突起部材とを備
え、前記トナー濃度検出手段によって検出される前記ト
ナーの搬送速度が、そのトナーの上流側のトナーの搬送
速度に比べて遅い現像装置である。
【0013】
【作用】請求項1の本発明では、トナー収納室は、トナ
ーカートリッジから供給されるトナーを収納し、回転式
トナー搬送手段は、そのトナー収納室の中に設けられ、
前記トナーを実質的に搬送し、遮閉手段は、前記トナー
収納室の側部の上方部から突出し、前記回転式トナー搬
送手段に向けて板状に形成されており、前記トナーが前
記遮閉手段の下方部に溜りにくくなる。
【0014】請求項3の本発明では、搬送スクリュー
は、所定の位置にあるトナー供給口から供給されるトナ
ーを搬送し、突起部材は、前記搬送スクリューの、少な
くともトナー濃度検出手段近傍に存在する各スクリュー
翼の間の全部又は一部に突出して設けられており、前記
トナー濃度検出手段によって検出される前記トナーの搬
送速度が、そのトナーの上流側のトナーの搬送速度に比
べて遅くなる。このようにして、トナー濃度検出手段
は、搬送速度の遅くなったトナーの濃度を検出する。
【0015】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。
【0016】図1は本発明にかかる一実施例のトナーホ
ッパー及び現像装置を有する複写機本体の外観斜視図で
ある。図2は本実施例の構成を説明するための、現像装
置を中心とする複写機本体の一部略示断面図であり、同
図を中心に後述する図面等も用いて、本実施例の構成を
説明する。尚、図6と同様のものについては、同じ符号
を付す。
【0017】図1に示すように、複写機本体1は、前面
上部に操作部2及び表示部2aを有し、上面部には、原
稿載置台3が、左側面部には、複写の完了した用紙が排
出される排出部4が、それぞれ設けられており、本発明
にかかる一実施例の、後述するトナーホッパー5及び現
像装置6と、更にトナーカートリッジ7等は、構造上略
一体(同図において、点線で示したA部分)となって複
写機本体1の右側中央部に配設されている。又、前面パ
ネル15は、オペレータがトナーカートリッジ7等の交
換やメンテナンスのために開閉自在に取り付けられてい
る。
【0018】図2において、現像装置6の上方に隣接し
てトナーホッパー5が設けられており、更にその上方に
はトナーカートリッジ7が、複写機本体1の前面側より
交換出来るようにスライド移動可能に配設されている。
【0019】トナーカートリッジ7は、側面の一部に、
内側にへこんだ凹部11を有し、その凹部11には、所
定の形状をした2個の磁石12(図3(a)参照)がト
ナーカートリッジ7のスライド方向に並べて固定されて
おり、更にその凹部11をカバーする蓋部材13が接着
剤等により強固に接着され、且つトナーカートリッジ7
の外側面には、蓋部材13による段差が生じないように
なっている。
【0020】一方、トナーカートリッジ7が複写機本体
1の所定の位置に確実に装着された際の磁石12の位置
に相対向するところの、複写機本体1側の位置に、この
磁石12に近接するように磁気検知センサ14が配設さ
れている(図3(a)参照)。ここで、図3(a),
(b)は、トナーカートリッジ7及び磁気検知センサ1
4の一部断面平面図であり、前者は、トナーカートリッ
ジ7が正しく装着された状態を示す図であり、後者は、
挿入不足で正しく装着されていない状態を示す図であ
る。
【0021】次に、トナーホッパー5に関して、図2及
び図4を用いて説明する。ここで、図4は、トナーホッ
パー5の構成を示すための平面図である。
【0022】図2に示すように、トナー収納室102a
の底面には、現像装置6に設けられた後述する第1搬送
スクリュー41の上方で、且つ複写機本体1の前面側
(図1に示す図面上手前側)に対応する場所に供給口1
05が設けられており、その供給口105の上方には、
螺旋状の翼106a(図4参照)を回転軸106bの周
囲に有するスクリューコンベア106がトナー収納室1
02a内に回転可能に設けられており、更に、2枚の細
長い板状の翼107aを回転軸107b上の所定の場所
に有する板状トナー搬送部材107が2本、スクリュー
コンベア106と平行(図4参照)に回転可能に配設さ
れている。
【0023】本発明の回転式トナー搬送手段としての、
これらスクリューコンベア106及び板状トナー搬送部
材107は、所定の駆動装置(図示省略)により、各々
同図に示す矢印の方向へ回転し、トナー収納室102a
内のトナー104を撹拌しながら、供給口105へ搬送
する。
【0024】又、トナーホッパー5の、トナーカートリ
ッジ7の側面側のフランジ部7aと対向する対向部5a
には、所定の形状に加工されたPET樹脂製のフィルム
状の、本発明の遮閉手段としての第1PETシート31
と第2PETシート32が、各々トナーホッパー5の内
側に向けて突出するように粘着テープ等により固定さ
れ、更にその接着部分の上からトナーカートリッジ7の
フランジ部7aと接する部分に弾力性のある細長いクッ
ション部材33が貼られている。第1PETシート31
は、板状トナー搬送部材107の近傍に、第2PETシ
ート32は、スクリューコンベア106の近傍に各々設
けられている。
【0025】第1PETシート31は、腰はありながら
変形力が加えられると変形し、しかも弾性がある細長い
形状の薄板であり、図4に示すように、トナーホッパー
5の内側へ向いている端面側から上記接着部に向けて所
定の深さの切れ目31aを複数有している。これらの切
れ目31aは、第1PETシート31が更に柔軟に変形
出来るようにとの趣旨で構成されたものであり、第1P
ETシート31の長手方向の手前側と奥側の両端部を除
き、所定の間隔で各々略平行になるように設けられ、隣
合う切れ目31aの間に突片31bを形成している。但
し、前記両端部には、突片31bの幅よりも狭い突片3
1dが、隣合う突片31bから所定の距離を隔てて各々
1個づつ形成されている。
【0026】更に、これらの突片31a,31bの先端
部は、板状トナー搬送部材107が回転(図2に示す矢
印方向)した際、板状の翼107aの先端部に接触し、
突片31a,31bの先端部がトナー収納室102aの
内側側壁102bに向けて変形(図2に2点鎖線にて表
示)し、板状の翼107aの先端部からの変形力を受け
なくなると、再び元に戻るように構成されている。
【0027】一方、第2PETシート32は、図4に示
すように、第1PETシート31と同様に複数の突片3
2bを有するが、これら突片32bは、螺旋状の翼10
6aの取付けピッチよりも短い幅で、且所定の間隔32
aを隔てて形成されており、その先端部は、スクリュー
コンベア106が回転(図2に示す矢印方向)した際、
螺旋状の翼106aに接触し、上下方向(図2に2点鎖
線にて表示)に変形するように構成されている。更に、
その両端部には、第1PETシート31と同様に、突片
32bより幅の狭い一対の突片32cが形成されてい
る。
【0028】次に、現像装置6に関して、図2及び図5
(a),(b)等を用いて説明する。
【0029】図2に示すように、現像装置6には、上方
にある供給口105から供給されて来る新しいトナー1
04を、現像装置6内を循環している現像剤と撹伴し搬
送を行うための、本発明の搬送スクリューとしての第1
搬送スクリュー41,第2搬送スクリュー42が隔壁2
02を挟んで図面上右側から順に2本回転可能(回転方
向は、各々図2に矢印D,Eで示す)に設けられてお
り、トナー濃度検知センサ204が、現像装置6の側壁
部203の、第1搬送スクリュー41に近接する位置に
配設されている。トナー濃度検知センサ204は、この
第1搬送スクリュー41により搬送される現像剤のトナ
ー濃度を検出することが出来るように構成されている。
【0030】又、第2搬送スクリュー42の隣には、現
像スリーブ205が回転可能(図2に示す矢印Fの方向
へ回転する)に設けられており、更にその隣には感光ド
ラム8が回転可能(同図に示す矢印Gの方向へ回転す
る)に配設されている。
【0031】一方、図5(a)に示すように、第1搬送
スクリュー41は、トナーホッパー5の底面の供給口1
05の近傍からトナー濃度検知センサ204までの間の
回転軸41aの部分に、各螺旋状の翼41b(本発明の
スクリュー翼)の間(以下、この間の寸法を螺旋状の翼
41bのピッチとよぶ)の中央部分に螺旋状の翼41b
と連結することなく回転軸41aから同一方向へ突出し
た所定の高さの複数の突出片41cを有し、更にトナー
濃度検知センサ204の周辺の回転軸41aでは、上記
突出片41cに加え、その反対方向にも同様の突出片4
1cを有している(図5(b)参照)。すなわち、トナ
ー濃度検知センサ204の周辺の回転軸41aでは、螺
旋状の翼41bの半ピッチ毎に、本発明の突出部材とし
ての突出片41cが設けられている。ここで、図5
(a)は、現像装置6の構成を示すための一部略示平面
図であり、図5(b)は、図5(a)に示す現像装置6
の奥側(図面上の上側)から手前側(図面上の下側)を
見た場合の第1搬送スクリュー41の一部略示斜視図で
ある。
【0032】以上のような構成において、図面を用い
て、本実施例の動作を説明する。
【0033】トナーカートリッジ7に関して、オペレー
タが交換作業を行う場合、まず、複写機本体1の前面パ
ネル15(図1参照)を開けて、使用済みのトナーカー
トリッジ7を取り出し、未使用のトナーカートリッジ7
を所定の場所に装着し、前面パネル15を閉じる。この
場合、トナーカートリッジ7の挿入が完全でないと、図
3(b)に示すように、磁石12の位置ずれを磁気検知
センサ14が検知して、表示部2aに前記異常内容を知
らせるメッセイジ及び警告音が出される。これにより、
オペレータは、再び前面パネル15を開けて、トナーカ
ートリッジ7を奥側にしっかり押さえて、確実に装着す
ることにより、通常どうりコピー動作が可能となる。
【0034】これにより、トナーカートリッジ7の装着
が不完全な状態のままコピー動作が繰り返されることは
ないので、従来のように不完全な装着のままコピー動作
が繰り返されて、わずかな隙間から飛散する現像剤によ
り複写機本体1の内部が汚れることを防止出来る。
【0035】一方、上述したようにトナーカートリッジ
7が装着されることにより、トナーホッパー5のトナー
収納室102aに新しいトナー104が、次のように供
給される。
【0036】すなわち、図2に示すように、トナーホッ
パー5の上方に隣接して装着されたトナーカートリッジ
7の開口部から、所定のトナー密閉シール(図示省略)
が剥されることにより、上記開口部と略同じ大きさに設
けられた下側のトナー収納室102aの開口部めがけ
て、新しいトナー104aが落下する。この時、第1P
ETシート31と、第2PETシート32の上面に対し
ても、トナー104aの一部が降り掛かる。
【0037】図4に示すように、第1PETシート31
は、トナー収納室102aの内側側壁102bと、それ
に隣合う板状トナー搬送部材107との間の、トナーが
滞留しやすい空間の上方をほぼ全域に渡りカバーしてい
るために、上記トナーの供給時等、上記トナーが滞留し
やすい空間にトナーが入り込みにくくなる。
【0038】又、第1PETシート31の突片31a,
31b(図4参照)の上面に存在するトナーは、板状ト
ナー搬送部材107が回転(図2に示す矢印方向)した
際、突片31a,31bの先端部が、板状の翼107a
の先端部に接触し、内側側壁102bに向けて変形(図
2に2点鎖線にて表示)し、板状の翼107aの先端部
からの変形力を受けなくなると、再び元に戻るといっ
た、矢印Bで示すよな動きを繰り返えし、振動すること
等により、突片31a,31bの先端部からトナー収納
室102aの中央部側に落ちてしまい、同じ場所に滞留
することはない。
【0039】更に、仮に上記トナーが滞留しやすい空間
にトナーが入り込んだ場合でも、突片31a,31bの
先端部の振動等の同様の理由により、このよなトナーが
同じ場所に滞留し続けることはない。
【0040】一方、第2PETシート32は、第1PE
Tシート31の場合と同様の目的で、スクリューコンベ
ア106の回転に伴って、図2における矢印Cで示すよ
うな動きを繰り返し、所定の間隔32aを隔てて形成さ
れた突片32b,32cが、効果的に振動し、上述した
トナーの滞留を防止するという同様の効果を奏する。
【0041】これにより、スクリューコンベア106等
が回転し、現像装置6側へトナーを供給するに際し、ト
ナー収納室102aの一方の内側側壁102b(図面上
右側)と、それに隣合う板状トナー搬送部材107との
間及び、他方の内側側壁102b(図面上左側)と、そ
れに隣合うスクリューコンベア106との間に、トナー
が残留するのを防止出来る。
【0042】次に、上述したスクリューコンベア106
等の回転動作により、トナーホッパー5の底面にある供
給口105から新しいトナー104が現像装置6に供給
され、現像装置6内に導かれ後の動作について図5
(a),(b)を用いて説明する。
【0043】すなわち、第1搬送スクリュー41は、突
出片41cを有し、矢印Dの方向に回転し、現像剤又は
供給口105から補給されて来た新しいトナー104と
現像剤とを、撹拌しながら図5(a)に示した太い矢印
方向へ現像剤を搬送する。
【0044】第1搬送スクリュー41と突出片41cの
相互作用で、より良く撹伴された現像剤(突出片41c
の存在により、現像剤中のトナーとキャリアはより均一
に混ざる)は、やがてトナー濃度検知センサ204へと
スムーズに搬送されるが、トナー濃度検知センサ204
の少し上流あたりから少し下流にかけて、螺旋状の翼4
1bの半ピッチ毎に取り付けられた突出片41c(図5
(b)参照)の存在により、軸方向への流れがその上流
側(突出片41cが、螺旋状の翼41bのピッチ毎に取
り付けられている場所)に比べて少し遅くなるために、
トナー濃度検知センサの検知部204aの前を通過する
現像剤の搬送速度は、最終的に検知に適した速度となっ
て搬送される。検知部204aは、搬送されて来た現像
剤のインダクタンスを検出して、その検出情報を現像装
置6の制御回路(図示省略)に出力する。前記制御回路
は、トナー濃度検知センサ204からの検出情報に基づ
いてトナー濃度を判断する。例えばトナー濃度が薄いと
判断した場合、トナーホッパー5内のスクリューコンベ
ア106等を回転させて、新たなトナー104を供給口
105から補給させる制御を行う。
【0045】一方、第2搬送スクリュー42は、矢印E
の方向に回転し、第1搬送スクリュー41から搬送され
てきた現像剤を更に撹伴し、その新しい現像剤を矢印F
方向へ回転している現像スリーブ205に供給し、現像
スリーブ205は感光ドラム8へその現像剤を搬送す
る。
【0046】ここで、図5(a)は、図2で示す現像装
置6のY1−Y2矢視横断面図であり、図5(b)は、第
1搬送スクリュー41の一部略示斜視図である。
【0047】このようにして、トナー濃度検知センサ2
04がトナー濃度を正しく検出出来るので、コピー画像
濃度が適切に制御出来き、より良好なコピー画質が得ら
れる。
【0048】上記実施例は、図5(b)に示す第1搬送
スクリュー41を、矢印D(図5(a)参照)の方向に
回転する場合に関するものであるが、次に、トナー濃度
検知センサ204がトナー濃度を、更に安定して正しく
検出出来ることを目的とした他の実施例として、上述し
た第1搬送スクリュー41の螺旋状の翼41bのひねり
方向(図5(b)参照)とは逆の方向にひねりを加えら
れた螺旋状の翼を有する点で形状の異なる第1搬送スク
リューを用いた場合について、説明する。
【0049】但し、この場合、形状の異なる第1搬送ス
クリューは、矢印Dで示す方向とは逆の方向に回転する
ものとする。
【0050】このような構成によれば、トナー濃度検知
センサの検知部204aの前を通過する現像剤の動き
は、検知部204aの下方から上方に向けた動きとな
り、現像剤の動き全体としては、検知部204aの上流
側から下流側へと進むことになる。このようにして、検
知対象である現像剤が検知部204aの前を、下方から
上方に向けて移動するようになるので、トナー濃度検知
センサ204は、トナー濃度を更に安定して、より正し
く検出出来るようになり、従ってコピー画像濃度がより
適切に制御出来き、更に良好なコピー画質が得られる。
【0051】尚、上記実施例では、トナー濃度検知セン
サ204の周辺の回転軸41aに設けられている突出片
41cは、回転軸41aを中心にして反対方向に、螺旋
状の翼41bの半ピッチ毎に存在している場合について
説明したが、これに限らず、要するに、トナー濃度検出
手段によって検出されるトナーの搬送速度が、そのトナ
ーの上流側のトナーの搬送速度に比べて遅くなりさえす
れば、突起部材(突出片41c)の数や形状や取り付け
位置等は問わない。
【0052】又、上記実施例では、トナー濃度検知セン
サ204の周辺の回転軸41aに設けられている突出片
41cは、螺旋状の翼41bと連結することなく、回転
軸41aを中心にして存在している場合について説明し
たが、これに限らず、例えば、突出片41cは、螺旋状
の翼41bと連結して形成されていてもよく、要する
に、トナー濃度検出手段によって検出されるトナーの搬
送速度が、そのトナーの上流側のトナーの搬送速度に比
べて遅くなりさえすれば、突起部材(突出片41c)の
形状や取り付け位置等は問わない。
【0053】又、上記実施例では、現像装置6が循環式
の場合について説明したが、現像剤の搬送方式について
はどのような方式でも良く、その方式内容は問わない。
【0054】又、上記実施例では、磁石12は、図3
(a)に示すように、トナーカートリッジ7の外側面に
設けられた凹部11に2個固定した場合について説明し
たが、これに限らず、例えば、図3(c)に示すように
トナーカートリッジ7の平坦な内側面に直接固定しても
よい。又、磁石12は、2個に限らず1個でもよいし、
その数や形状は問わない。ここで、図3(c)は、内側
面に磁石が取り付けられたトナーカートリッジの他の実
施例の一部断面平面図である。
【0055】又、本発明は、複写機に限らず、プリン
タ,ファクシミリ等のトナーポッパーや現像装置を有す
る他の画像形成装置にも適用可能である。
【0056】
【発明の効果】以上述べたことから明らかなように、請
求項1の本発明は、回転式トナー搬送手段とトナー収納
室の側部との間に、トナーが従来に比べてより一層残留
しにくく出来るといった長所を有する。
【0057】又、請求項3の本発明は、画像濃度を従来
に比べてより一層適切に制御出来るといった長所を有す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる一実施例のトナーホッパー及び
現像装置を有する複写機本体の外観斜視図
【図2】本実施例の現像装置を中心とする複写機本体の
一部略示断面図
【図3】図3(a);トナーカートリッジが正しく装着
された状態での、トナーカートリッジを中心とする一部
断面平面図 図3(a);トナーカートリッジが挿入不足で正しく装
着されていない状態での、トナーカートリッジを中心と
する一部断面平面図 図3(c);内側面に磁石が取り付けられたトナーカー
トリッジの他の実施例の一部断面平面図
【図4】同実施例のトナーホッパーの構成を示すための
平面図
【図5】図5(a);同実施例の現像装置の構成を示す
ためのY1−Y2矢視横断面図 図5(b);図5(a)に示す現像装置の奥側(図面上
の上側)から手前側(図面上の下側)を見た場合の第1
搬送スクリューの一部略示斜視図
【図6】従来の複写機のトナーカートリッジと、トナー
ホッパー本体の構成を示す断面図
【図7】図7(a);従来の循環式の現像装置を側面か
ら見た場合の一部略示構成図 図7(b);従来の搬送スクリューの一部略示斜視図
【符号の説明】
1 複写機本体 5 トナーホッパー 5a 対向部 6 現像装置 7 トナーカートリッジ 7a フランジ部 31 第1PETシート 31a 切れ目 31b,31d 突片 32 第2PETシート 33 クッション部材 41 第1搬送スクリュー 102a トナー収納室 104 トナー 105 供給口 106 スクリューコンベア 106a 螺旋状の翼 107 板状トナー搬送部材 107a 板状の翼 107b 回転軸

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 トナーカートリッジから供給されるトナ
    ーを収納するためのトナー収納室と、 そのトナー収納室の中に設けられ、前記トナーを実質的
    に搬送する回転式トナー搬送手段と、 前記トナー収納室の側部の上方部から突出し、前記回転
    式トナー搬送手段に向けて板状に形成された遮閉手段
    と、を備えたことを特徴とするトナーホッパー。
  2. 【請求項2】 前記遮閉手段は、シート状の複数の突片
    を有し、且つ前記各突片の先端部が前記回転式トナー搬
    送手段の突起状部の全部又は一部と接触可能であること
    を特徴とする請求項1記載のトナーホッパー。
  3. 【請求項3】 所定の位置にあるトナー供給口から供給
    されるトナーを搬送する搬送スクリューと、 その搬送されるトナーの濃度を検出するトナー濃度検出
    手段と、 前記搬送スクリューの、少なくとも前記トナー濃度検出
    手段近傍に存在する各スクリュー翼の間の全部又は一部
    に突出して設けられた突起部材とを備え、前記トナー濃
    度検出手段によって検出される前記トナーの搬送速度
    が、そのトナーの上流側のトナーの搬送速度に比べて遅
    いことを特徴とする現像装置。
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