JPH0619303A - 現像装置およびこれを有する画像形成装置 - Google Patents

現像装置およびこれを有する画像形成装置

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JPH0619303A
JPH0619303A JP4171333A JP17133392A JPH0619303A JP H0619303 A JPH0619303 A JP H0619303A JP 4171333 A JP4171333 A JP 4171333A JP 17133392 A JP17133392 A JP 17133392A JP H0619303 A JPH0619303 A JP H0619303A
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JP
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developer
path
hopper
developing device
developing
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JP4171333A
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English (en)
Inventor
Noboru Katakabe
昇 片伯部
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Panasonic Holdings Corp
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 簡単な構造で現像剤を量の変動なく安定に供
給することができるようにする。 【構成】 現像剤搬送路22はホッパ21から現像剤を
送りだす往路22aとこの往路22bに送りだされる現
像剤をホッパ21に戻す復路22bとがホッパ21を一
部に含んで連続する現像剤循環路とされ、往路22aま
たは/および復路22bの一部に現像場23に通じてこ
れに現像剤を供給する現像剤供給口61を設けたことを
特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は現像装置およびこれを有
する画像形成装置に関し、詳しくは電子写真方式にて画
像を形成する複写機やレーザビームプリンタ等に利用さ
れる現像装置およびこれを有した画像形成装置に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】特開平3−101784号公報、特開平
3−282488号公報はこの種の現像装置ないし画像
形成装置を開示している。
【0003】前者の公報に開示のものは、感光体ドラム
に近接した現像スリーブの背後にトナーを貯留するホッ
パを設けている。そしてこのホッパ内のトナー攪拌具に
よってホッパ内のトナーを攪拌するとともに、ホッパの
現像スリーブの側に設けられているトナー供給口に向け
てかき寄せ、このトナー供給口を通じて現像スリーブに
トナーを供給する。
【0004】現像スリーブは供給されたトナーを表面に
担持し、これの層厚を弾性ブレードの押圧にて規制され
た後、感光体ドラムの画像露光後の表面と対向させ、感
光体ドラムの表面が前記画像露光によって担持している
静電潜像をトナー現像する。
【0005】後者の公報に開示のものは、現像スリーブ
の背後に現像剤を循環搬送する循環搬送路を設けてい
る。この循環搬送路は往路および復路の一方が現像スリ
ーブに沿い、他方の一部に背部に設けられたホッパから
のトナー補給路が接続されている。
【0006】循環搬送路ではキャリヤとトナーとを含む
2成分現像剤を攪拌しながら循環搬送して現像スリーブ
との対向部でこれに供給する。現像スリーブは担持した
現像剤を感光体ドラムとの対向部に搬送してこれにトナ
ーを供給し現像を行う。
【0007】循環搬送路では現像剤のトナー濃度が検出
され、所定濃度を下回ったとき前記ホッパからトナーの
補給を受け、所定のトナー濃度を維持する。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかし上記前者の公報
に記載のものでは、現像スリーブのまわりに供給される
現像剤の密度に、攪拌手段によってかき寄せられる都度
高くなる脈状の変動が生じ勝ちである。このため現像ス
リーブ上の現像剤担持量に不均一が生じる原因になり現
像性能が安定しにくい。
【0009】これを解消するのに現像スリーブまわりに
多量の現像剤を溜めるようにすると、現像剤が現像スリ
ーブの回転によって疲労しやすいし、過剰消費されて現
像性能に悪影響する。
【0010】一方上記後者の公報に記載のものでは、現
像剤循環路でのトナーの消費量を検出し、この検出結果
に応じてトナーを補給することが必要であるから、現像
剤の安定した供給のためには構造および制御が複雑にな
り高価につく。
【0011】また必要に応じてトナーを現像剤循環路に
補給するのでは、厳密にはトナー濃度は常時変化してい
ることになり、高品質な画質が要求される場合に問題と
なる。特に補給した時点から一定の時間の間はトナー濃
度に大きな変化と不均一が生じるので、画像形成中であ
ればこれに大きく影響する。トナー濃度が回復するまで
画像形成を待つのでは使用に不便である。
【0012】これは現像剤循環路での現像剤搬送体を一
時的に高速駆動して急激に攪拌することによって幾分補
える。しかし、急激な攪拌によって現像剤に疲労を与え
劣化させてしまう嫌いがある。
【0013】さらに現像剤を貯留するホッパは現像器の
大半を占める。したがって現像スリーブや現像剤の循環
路の背部にホッパが位置すると、現像装置が感光体ドラ
ムの外径面まわりに占めるスペースが前記ホッパによっ
て倍加する。
【0014】このため感光体ドラムは、まわりに現像装
置を含む画像形成のための多数の作像エレメントを周り
に配設する必要から小径化に限界があり、まわりに配設
する前記現像器を含む多数の作像エレメントとともに画
像形成部が大型化する。したがってパーソナルな用途に
て特に要求される小型化に大きな障害になっている。
【0015】しかも前記配置のホッパが現像装置や感光
体等とともに感光体の軸線に直角な横向きに着脱される
ような場合、ホッパは感光体まわりのプリントヘッド等
他の作像機器と干渉するので、干渉する作像機器をも含
めた着脱ユニットとしなければならない。このため干渉
するものがプリントヘッドのように高価なものである
と、着脱ユニットとして使い捨てするには大きな問題と
なる。
【0016】本発明は、簡単な構造で現像剤を量の変化
がなくして安定に供給することができる現像器およびこ
れを有する画像形成装置を提供することを主たる課題と
し、併せて上記種々の問題点をも解消できる現像器およ
び画像形成装置を提供するものである。
【0017】
【課題を解決するための手段】上記のような課題を達成
するため、本発明の現像装置は、現像剤を貯留しこれを
供給するホッパ、このホッパからの現像剤を搬送する搬
送路、この搬送路にて現像剤を搬送し感光体まわりの現
像場に供給する現像剤搬送体とを備え、現像剤搬送路は
ホッパから現像剤を送りだす往路と、この往路に送りだ
される現像剤をホッパに戻す復路とがホッパを一部に含
んで連続する現像剤循環路とされ、往路または/および
復路の一部に前記現像場に通じてこれに現像剤を供給す
る現像剤供給口を設けたことを特徴とする。
【0018】往路および復路は搬送手段を内包した閉空
間とするのがよく、現像剤搬送路の往路および復路の一
部は現像場をなす現像剤担持体に沿って設けられ、現像
剤供給口が現像スリーブや感光体等の現像剤担持体に面
しているようにすることができる。
【0019】この場合現像剤搬送路は現像剤担持体とと
もに前記閉空間を形成するのが好適である。
【0020】現像剤搬送路での現像剤搬送能力を、ホッ
パの出口から往路および復路を経たホッパの入口に至る
下流側に向け適宜大きくなるように設定するのがよく、
この場合ホッパ出口の現像剤搬送能力は現像剤担持体の
現像剤搬送能力よりも大であるのがよい。
【0021】搬送体はスクリュウからなり、少なくとも
復路側の搬送体がホッパ内に進入しているのが好まし
く、各搬送体は互いに逆向きに回転駆動されるようにす
るのがよい。
【0022】ホッパは感光体の長手方向の一端外側に位
置し、往路および復路はホッパから感光体に平行に延び
ているのが好適である。
【0023】この場合、ホッパは現像剤搬送路および現
像剤担持体または/および感光体等の作像機器とともに
感光体の軸線と直角な横向きに着脱可能に設けられるの
が好適である。
【0024】本発明の画像形成装置は、上記のような現
像装置を有し、感光体の表面に接して残留現像剤を感光
体表面から除去するクリーニング部材と、このクリーニ
ング部材により除去した現像剤を返送する現像剤返送手
段とを設け、現像剤返送手段はホッパに連結されている
ことを特徴とする。
【0025】
【作用】本発明の現像装置の上記構成によれば、ホッパ
内に貯留された現像剤を現像剤搬送路の往路に送りだし
て後、これに続く復路を通じてホッパ内に戻すことを繰
り返すので、ホッパ内に現像剤がある間、ホッパおよび
現像剤搬送路の往路および復路がなす循環路にて常時定
量の現像剤を循環搬送することができ、循環搬送の途中
で往路または/および復路の一部に形成された現像剤供
給口を通じて現像剤担持体および現像場に現像剤を供給
するのに現像剤を安定供給することができる。
【0026】また循環搬送する現像剤は1回の循環ごと
にホッパ内に戻り、ここで循環搬送させる現像剤をホッ
パ内の現像剤と更新および混合させるので、ホッパ内の
現像剤を含めた全体の現像剤を、均質に保ちながら供給
することができる。
【0027】現像剤搬送路の往路および復路が搬送体を
内包した閉空間であると、現像装置が単独であるいはこ
れを装着した画像形成装置とともに、取扱い向きや設置
向きを変えられても、現像剤搬送路内の各部の現像剤を
搬送体との間で重力作用に抗してその場に保持し、循環
搬送路の一端側や往路および復路の一方側に偏るような
ことを回避することができる。
【0028】現像剤搬送路の往路および復路の一部が現
像場をなす現像剤担持体に沿って設けられ、現像剤供給
口が現像剤担持体に面しているようにされると、現像剤
搬送路を現像剤担持体に沿ってかさ張り少なく設置する
ことができる。またこの場合現像剤搬送路が現像剤担持
体とともに前記閉空間を形成するようにすると、現像場
への現像剤の供給を行うのに必要な閉空間を狭くして、
現像剤の前記保持をより確実に行うことができる。
【0029】現像剤搬送路での現像剤搬送能力を、ホッ
パの出口から往路および復路を経たホッパの入口に至る
下流側に向け適宜大きくなるように設定すると、ホッパ
から送りだされる現像剤に下流側にいくにしたがって搬
送速度を速めることによって、現像剤の往路および復路
内での余裕を徐々に増大させていき、最後に容量の大き
なホッパ内に送り込んで解放するので、現像剤が循環搬
送中に詰まるようなことや、これに近い状態になって現
像剤に強い疲労を与えるようなことを防止することがで
きる。
【0030】この場合ホッパ出口の現像剤搬送能力が現
像剤担持体の現像剤搬送能力よりも大であると、現像剤
の前記循環搬送しながら現像場に供給するのに供給量が
不足するようなことを防止することができる。
【0031】現像剤搬送体がスクリュウであると、現像
剤を搬送しながら効率よく攪拌することができるととも
に、現像剤の各部での保持を有利に行うことができる。
【0032】また少なくとも往路側の現像剤搬送体であ
るスクリュウがホッパ内に進入していると、ホッパ内の
自由な現像剤をよく捕捉し確実に送り出すことができ
る。
【0033】各現像剤搬送体が互いに逆向きに回転駆動
されるようにすると、同じ向きのリードのものを相互に
直結のギヤの噛み合わせだけで現像剤の往路および復路
での搬送を達成することができる。
【0034】ホッパが感光体の長手方向の一端外側に位
置し、往路および復路がホッパから感光体に平行に延び
ていると、ホッパが感光体のまわりに位置せず、現像剤
の往路および復路だけが感光体の外径面まわりに位置し
て現像剤担持体に現像剤を供給することができるので、
現像装置の感光体の外径面まわりに占めるスペースを半
減することができる。
【0035】この場合、ホッパは現像剤搬送路および現
像剤担持体または/および感光体等の作像機器とともに
感光体の軸線と直角な横向きに着脱可能に設けられてい
ると、ホッパが現像搬送路および現像剤担持体または/
および感光体等の作像機器とともに感光体の軸線と直角
な横向きに着脱される場合、感光体まわりのプリントヘ
ッド等他の作像機器と干渉することが回避される。
【0036】本発明の画像形成装置の上記構成によれ
ば、上記現像装置の構成による作用を発揮する上に、感
光体の表面の残留現像剤を感光体に接するクリーニング
部材によってクリーニングし、これによって感光体表面
から除去した残留現像剤を現像剤返送手段によってこれ
が連結されたホッパに返送し、ホッパ内の現像剤ととも
に再使用されるようにすることができる。
【0037】
【実施例】以下図1〜図7に示す本発明の第1の実施例
について説明する。
【0038】図1〜図5は現像装置を示し、図6は前記
現像装置を装着した画像形成装置を示している。図7は
画像形成装置の感光体ドラムまわりの構成を詳細に示し
ている。
【0039】本実施例は特に、パーソナルコンピュータ
に接続して用いられるようなパーソナルな用途に適した
簡単かつ小型で安価な画像形成装置で、図6に示すよう
に、本体11内に感光体ドラム1とこれに画像露光を行
うプリントヘッド2とを持ったプリンタの場合を例示し
ている。
【0040】プリントヘッド2はLED等の発光素子や
液晶シャッタを配列して画像露光を行ういわゆる固体走
査方式のものを採用している。大型の機種ではレーザビ
ームを偏向して走査を行うプリントヘッドを採用するこ
ともできる。
【0041】感光体ドラム1の外径面まわりには、図7
に示すように帯電チャージャ3、前記プリントヘッド
2、現像装置4、転写ローラ5およびクリーニング装置
6が、感光体ドラム1の矢印で示す回転方向に向けて順
次配設されている。
【0042】図6に戻って、感光体ドラム1と転写ロー
ラ5との間の転写部の手前には本体11の外面の手差し
用の給紙口12等から通じる給紙路13が設けられ、転
写部の後方には本体11内に設けられている定着装置1
8への搬送路15が設けられている。
【0043】定着装置18の後方には本体11の外面の
排紙口16に通じる排紙路17が設けられている。
【0044】本体11は紙面に直角な方向で見た前後に
長方形側面を持ち、その一方の長辺と短辺に沿う2つの
設置面11a、11bを有し、他方の短辺に前記給紙口
12と排紙口16とを設けてある。このため設置面11
a、11bのどちらによって本体11が設置されても給
紙および排紙ができる。
【0045】また感光体ドラム1に対してクリーニング
装置6が設置面11aと反対側に、また現像装置4が設
置面11aの側にそれぞれ位置し、感光体ドラム1の給
紙口12および排紙口16との対向側に転写ローラ5が
位置するようにしてある。
【0046】また給紙口12は本体11の外面の設置面
11aの側に寄って設けられ、排紙口16は設置面11
aから遠い側の端部近くに設けられている。
【0047】そして排紙口16と転写部との間の排紙口
16の側に寄って感光体ドラム1から外れた位置に定着
装置18が設けられている。
【0048】これによって給紙口12から給紙した記録
シートを転写部に送り込み、かつ転写後に定着装置18
を経て排紙口16に排紙することが、本体11内の極く
一部のスペースを利用した短い経路にて達成することが
できる。
【0049】そして設置面11a、11bのどちらによ
って本体11が設置されても、定着装置18は感光体ド
ラム1の上に位置することになる。したがって定着装置
18の熱が感光体ドラム1まわりの作像機構部に悪影響
するのを防止することができる。
【0050】また現像装置4は前記配置上、設置面11
a、11bのどちらによって本体11が設置されても、
感光体ドラム1の側部か下に位置することになる。この
ため現像装置4から現像剤を直接供給される現像剤担持
体としての感光体ドラム1に現像剤を供給するのに、現
像剤が重力作用によって過剰供給となり各部間に詰まる
ようなことを防止することができ、特に感光体ドラム1
の広域部に現像剤を接触させて一旦全面現像を行い、後
に非画像部の現像剤を除去して回収する本実施例の現像
方式には有効である。
【0051】また万一現像装置4から現像剤が漏れでる
ようなことがあっても、これが感光体ドラム1に付着し
てこれを汚損するようなことも回避される。
【0052】本体11の前記通紙経路や転写部はジャム
処理や補修等のために開閉可能とされる。この場合図6
における現像装置4の右側部分が開放されるようにし、
ユニット化した現像装置4および感光体ドラム1を前記
開放部を通じて図に矢印31で示す方向に着脱できるよ
うにしてある。
【0053】なおこの着脱方向は他の機器の配置や本体
11の各部の開閉構造に応じて自由に設定できる。
【0054】現像装置4自体は図1〜図5に詳しく示し
てある。これについて説明する。現像剤を貯留しこれを
供給するホッパ21、このホッパ21からの現像剤を搬
送する現像剤搬送路22、この現像剤搬送路22にて現
像剤を搬送し現像剤搬送路22に沿う現像剤担持体とし
ての感光体ドラム1に現像剤を供給する現像剤搬送体2
4を備え、感光体ドラム1まわりの現像場23での現像
場23にて現像が行われるようにする。
【0055】現像剤搬送路22はホッパから現像剤を送
りだす往路22aと、この往路22aに送りだされる現
像剤をホッパ21に戻す復路22bとがホッパ21を一
部に含んで連続する現像剤循環路を形成している。往路
22aおよび復路22bの一部、本実施例では往路22
aに前記現像剤担持体としての感光体ドラム1に接して
これに前記全面現像に充分な量の現像剤を供給する幅広
な現像剤供給口61を設けてある。
【0056】これによって、ホッパ21内に貯留され、
攪拌羽根20によって攪拌される現像剤を現像剤搬送路
22の往路22aに送りだして後、これに続く復路22
bを通じてホッパ21内に戻すことを繰り返すので、ホ
ッパ21内に現像剤がある間、ホッパ21および現像剤
搬送路22の往路22aおよび復路22bがなす循環路
にて常時定量の現像剤を循環搬送することができ、循環
搬送の途中で前記現像剤供給口61を通じて現像剤担持
体としての感光体ドラム1に現像剤を安定供給し、適正
な現像が行われるようにすることができる。
【0057】本実施例での前記方式の現像は、前記幅広
な現像剤供給口61を通じて感光体ドラム1の比較的広
域な部分に現像剤を供給し、感光体ドラム1上の画像部
および非画像部双方を電位差や磁気作用による感光体ド
ラム1側への現像剤吸引力によって現像する全面現像を
一旦行う。磁気作用力を利用する場合は磁性現像剤が用
いられる。
【0058】次いで感光体ドラム1上の全面現像部が現
像場23に到達したとき、電位差や磁気作用による現像
スリーブ25側への現像剤吸引力によって感光体ドラム
1上の非画像部に吸着されている現像剤を現像スリーブ
25上に吸引して除去し現像を完了する。
【0059】非画像部の現像剤を吸引除去する場合、感
光体ドラム1と現像スリーブ25との間に交流電位等に
よる交番的な吸引力を作用させると、非画像部の特に表
面に吸着して安定している現像剤でも、非画像部の上層
部の比較的自由な、あるいは遊離して十分に自由な現像
剤粒子を先に振動させてこれを前記安定している現像剤
に衝突させ、現像スリーブ25の側に効果的に吸引し除
去することができる。
【0060】非画像部から除去した現像スリーブ25上
の現像剤は現像スリーブ25の回転によって現像剤搬送
路22内に戻して回収する。52はこの回収のためのブ
レードであるが、現像剤が現像剤供給口61と現像スリ
ーブ25との間から漏れでるのを防止するシールの役目
もしている。
【0061】また循環搬送する現像剤は1回の循環ごと
にホッパ21内に戻り、ここでホッパ21内の現像剤と
更新、混合されるので、ホッパ21内の現像剤を含めた
全体の現像剤を、均質に保ちながら供給することがで
き、一部成分の異常消費による急激な劣化や使用経歴の
多い現像剤の偏り等がなく、安定した現像を保証するこ
とができる。
【0062】往路22aおよび復路22bは現像剤搬送
体24を内包した閉空間としてあるので、現像装置4が
本体11から抜き出された単独の状態で、あるいはこれ
を装着した本体11とともに、取扱い向きや設置向きを
変えられても、現像剤搬送路22内の各部の現像剤を現
像剤搬送体24との間で重力作用に抗してその場に保持
し、循環搬送路の一端側や往路および復路の一方側に偏
るようなことを回避することができる。
【0063】また現像剤搬送路22の感光体ドラム1等
の現像剤担持体に接する現像剤供給口61は往路22a
に設けてあり、前記現像方式上一部現像スリーブ25と
も接し、現像剤搬送路22は感光体ドラム1および現像
スリーブ25に沿ってかさ張り少なく設置することがで
きる。
【0064】またこの場合現像剤搬送路22が感光体ド
ラム1および現像スリーブ25とともに前記閉空間を形
成するようにすると、現像場23への現像剤の供給を行
うのに必要な閉空間が狭くなるので、前記現像剤の保持
をより確実に行うことができる。
【0065】なお現像スリーブ25はホッパ21および
現像剤搬送路22を形成している現像ケーシング30の
一部に一体形成された現像場カバー30a内に設置して
ある。
【0066】また上記閉空間の内の、往路22a内の現
像剤搬送体24と感光体ドラム1および現像スリーブ2
5側との間にできる前記現像剤搬送体24の搬送力が及
ばない、また感光体ドラム1や現像スリーブ25の担持
が及ばない現像剤遊び空間55を、現像スリーブ25内
および感光体ドラム1内に設けられた円筒状の円筒状磁
石53やセクタ状マグネット81の磁極間に形成され現
像剤を重力に抗して保持できる強さの磁界54内に位置
するように設定してある。
【0067】したがってこの現像剤遊び空間55内の現
像剤は、前記現像剤搬送体24による搬送力や感光体ド
ラム1および現像スリーブ25による担持力を受けずそ
の場に捕捉されにくいが、磁性を有するものであれば前
記磁界54によって重力に抗し保持されるので、現像剤
の前記偏りをさらに確実に防止することができる。
【0068】現像剤搬送路22での現像剤搬送能力を、
スクリュウとした現像剤搬送体24のスクリュウブレー
ド24aのリードを大きくしていくことによって、ホッ
パ21の出口21aから往路22aおよび復路22bを
経たホッパ21の入口21bに至る下流側に向け適宜大
きくなるように設定してある。
【0069】これによってホッパ21から送りだされる
現像剤に下流側にいくにしたがって大きな搬送力を働か
せることになり、現像剤の往路22aおよび復路22b
内での余裕を徐々に増大させていき、最後に容量の大き
なホッパ21内に送り込んで解放するので、現像剤が循
環搬送中に詰まるようなことや、これに近い高密度状態
になって現像剤に強い疲労を与えるようなことを防止す
ることができる。
【0070】なお現像剤搬送体24のリードが大きくな
ると、現像剤の把持力が甘くなり、前記現像剤の各部へ
充分に保持できず、前記偏りを防止し切れないことがあ
る。
【0071】この場合スクリュウブレード24aを多条
に形成すると対策できる。
【0072】また往路22aから復路22bへの接続路
22cの通路幅を往路22aのそれよりも大きくしてあ
り、この部分で循環搬送中の現像剤がほぐれるので、屈
曲経路での次への移行および搬送がスムーズになる。
【0073】さらに往路22a内の現像剤搬送体24が
スクリュウであってホッパ21内に臨んでいるので、ホ
ッパ21内の自由な現像剤をよく捕捉し確実に送り出す
ことができる。
【0074】現像剤搬送体24の現像剤搬送能力の設定
は、前記の他現像剤搬送体の径や駆動速度等によっても
適宜行える。
【0075】またホッパ出口21aの現像剤搬送能力が
現像剤担持体24の現像スリーブ25のそれよりも大で
あるように設定してある。したがって、現像剤を前記循
環搬送しながら現像場23に供給するのに供給量が不足
するようなことを防止することができる。
【0076】なお本実施例では現像剤搬送体24の感光
体ドラム1に対向する部分のリードは一定にしてある。
これによって循環搬送されながら感光体ドラム1に供給
される現像剤が、搬送速度の差によって感光体ドラム1
への供給量が不均一になるのを回避することができる。
【0077】本実施例のように復路22b側の現像剤搬
送体24がホッパ21内に大きく進入していると、復路
22bからホッパ21内に現像剤を戻すのに、現像剤を
ホッパ21内の奥部にまで確実に送り込みながらホッパ
21内の現像剤との攪拌、混合を積極的に行うことがで
きる。
【0078】各現像剤搬送体24が同じ向きのリードで
駆動機構82によって互いに逆向きに回転駆動されるよ
うにしてあり、相互に直結のギヤ27、28の噛み合わ
せによって現像剤を搬送するための駆動を達成すること
ができ、駆動機構82の構造を簡略化することができ
る。
【0079】またこのギヤ連結はトルクリミッタ57を
介して行っている。したがって万一往路22aや復路2
2bにて現像剤の詰まりや高密度化により過剰付加が生
じても、トルクリミッタ57の滑りによって対処でき、
無理な駆動が行われないようにする。
【0080】ホッパ21の現像剤を補給する補給口21
cには、蓋58が施され、これを外して現像剤補給容器
43を装着し、現像剤を補給できるようにしてある。
【0081】ホッパ21が感光体ドラム1の長手方向の
一端外側に位置し、往路22aおよび復路22bがホッ
パ21から感光体ドラム1に平行に延びているので、ホ
ッパ21が感光体ドラム1の外径面まわりに位置せず、
現像剤の往路22aおよび復路22bだけが感光体ドラ
ム1の外径面まわりにこれと平行に位置して現像スリー
ブ25に現像剤を供給することができるので、現像装置
4の感光体ドラム1まわりに占めるスペースを半減する
ことができる。
【0082】したがって画像形成部のさらなる小型化に
有利であるし、画像露光や帯電手段等の設置にスペース
的余裕ができ、作像機器の設置に自由度が増す。また現
像装置4自体の設置向きも自由になる。
【0083】また現像装置4を感光体ドラム1等とユニ
ット化して本体11に図1、図6の矢印31のように感
光体ドラム1の軸線と直角な横向きに着脱するような場
合、従来のようにホッパが現像剤搬送路22の背部にあ
るような形式では、プリントヘッド2にホッパ21が干
渉して前記着脱は行えない。
【0084】したがってプリントヘッド2をも現像装置
4および感光体ドラム1とともにユニットとして取扱
い、同時に着脱することも考えられる。しかしプリント
ヘッド2は高価であり着脱ユニットの一部として消耗品
扱いするのには問題がある。
【0085】本実施例のようにホッパ21が感光体ドラ
ム1の長手方向の一端外側に位置していると、前記着脱
に当たってプリントヘッド2と干渉しないので、プリン
トヘッド2を本体11側のエレメントとして固設してお
ける利点がある。
【0086】クリーニング装置6は、感光体ドラム1の
表面に接するクリーニングブレード32を有し、このク
リーニングブレード32によって転写後の残留現像剤を
感光体ドラム1の表面から除去する。
【0087】このクリーニングブレード32は前記除去
した残留現像剤をホッパ21に戻す現像剤返送路33の
現像剤受入れ口34の一方の口縁に設けられ、除去した
残留現像剤を現像剤返送路33にすくい入れるようにし
てある。56は現像剤受入れ口34の他方の口縁に設け
られたシール片である。
【0088】現像剤返送路33にはスクリュウである現
像剤搬送体35が設けられており、現像剤返送路33に
受け入れられる残留現像剤をホッパ21内に返送する。
これによって除去した残留現像剤を貯蔵しこれを廃棄す
る特別な装置が不要である。
【0089】そして本実施例の画像形成装置のようにパ
ーソナルな使用に向く小型のものであると、残留現像剤
を回収して再度これを使用するが、量は少なく、しかも
ホッパ21内の大量の現像剤と攪拌、混合して用いるの
で影響は出にくく、特に問題とはならない。
【0090】本実施例ではさらに現像剤搬送路22の往
路22aと復路22bとは、図6に示す設置面11aに
て設置された本体11の設置向きにて感光体ドラム1に
対向する往路22aの方が、復路22bよりもやや高い
位置にあるようにしてある。
【0091】これにより本体11が設置面11bにて設
置された場合も、往路22aと復路22bとの位置関係
が一定する。したがって本体11が設置面11aおよび
11bのどちらで設置されても現像剤の供給状態に変動
が生じ難くいし、どちらの場合も感光体ドラム1に対し
現像剤を下方から供給することになるので、重力による
過剰供給を防止するのに有利である。
【0092】したがって過剰供給による高密度状態や詰
まりが生じて現像剤に強いストレスが掛かるのを防止で
きる。
【0093】なお往路22aと復路22bとの配列を入
れ換えた位置関係にすることもできる。これによって往
路22aの方が下側になるので、ホッパ21内の最低位
部の現像剤をも送りだして現像に供することができる。
【0094】現像剤搬送体35は前記現像剤搬送路22
の現像剤搬送体24と平行に、しかも感光体ドラム1を
挟んで近接して位置し、これらとギヤ連結して連動させ
ることで簡単に駆動することができ、装置の簡略化およ
び小型化に寄与する。
【0095】なお攪拌羽根20は現像剤搬送体24との
ギヤ41、42を介した連結にて連動回転される。
【0096】これによって特別な駆動源や操作なしに、
現像剤のホッパ21から現像剤搬送路22にスムーズに
移行させることができる。
【0097】上記の現像剤搬送体24、35はスクリュ
ウ以外のもの、例えば搬送羽根を有したもの等知られる
種々のものを採用することができる。
【0098】特に現像剤搬送体35は、現像剤の搬送量
が極端に少ないので、コイルスプリング等による簡易な
ものを採用することができる。
【0099】図8は本発明の第2の実施例を示し、現像
剤搬送路22の往路22aに設ける現像剤供給口61を
幅狭に形成して現像剤担持体である現像スリーブ25に
現像剤を供給して現像を行う、通常形式のものにしてあ
る。
【0100】現像スリーブ25に供給した現像剤は弾性
ブレード51によって層厚の規制を受け、このときの摩
擦によって現像剤が帯電されて現像場23に搬送された
とき感光体ドラム1上の画像部に吸引されてこれを現像
するようになっている。
【0101】また現像剤遊び空間55の現像剤は現像ス
リーブ25内の円筒状磁石53に磁極間に形成される磁
界54によって重力に抗し保持できるようにしてある。
50は現像場カバー30aと現像スリーブ25との間を
シールするシール片である。
【0102】他の構成は第1の実施例と変わらないので
説明は省略する。
【0103】
【発明の効果】本発明の現像装置によれば、ホッパ内に
貯留された現像剤を現像剤搬送路の往路に送りだして
後、これに続く復路を通じてホッパ内に戻すことを繰り
返して、ホッパ内に現像剤がある間、ホッパおよび現像
剤搬送路の往路および復路がなす循環路にて常時定量の
現像剤を循環搬送し、循環搬送の途中で往路または/お
よび復路の一部に形成された現像剤供給口を通じて現像
場に現像剤を供給するのに現像剤を安定供給することが
でき、変動のない安定した現像性能を発揮することがで
きる。
【0104】また循環搬送する現像剤は1回の循環ごと
にホッパ内に戻り、ここで循環搬送させる現像剤をホッ
パ内の現像剤と更新および混合させるので、ホッパ内の
現像剤を含めた全体の現像剤を、均質に保ちながら供給
することができ、現像剤の一成分の急激な消費による劣
化や使用経歴の多い現像剤の偏り等を防止して変動のな
い現像性能を長期に維持することができる。
【0105】現像剤搬送路の往路および復路が搬送体を
内包した閉空間であると、現像装置が単独であるいはこ
れを装着した画像形成装置とともに、取扱い向きや設置
向きを変えられても、現像剤搬送路内の各部の現像剤を
搬送体との間で重力作用に抗してその場に保持し、循環
搬送路の一端側や往路および復路の一方側に偏るような
ことを回避するので、取扱や設置の向きに係わらず常時
安定した現像性能を発揮することができる。
【0106】現像剤搬送路の往路または/および復路の
一部が現像場をなす現像剤担持体に沿って設けられ、現
像剤供給口が現像剤担持体に面しているようにされる
と、現像剤搬送路を現像剤担持体に沿ってかさ張り少な
く設置することができ、装置の小型化に寄与する。また
この場合現像剤搬送路が現像剤担持体とともに前記閉空
間を形成するようにすると、現像場への現像剤の供給を
行うのに必要な閉空間を狭くして、現像剤の前記保持を
より確実に行うことができ、取扱や設置の向きの変更に
さらに影響されにくくなり現像性能が一層安定する。
【0107】現像剤搬送路での現像剤搬送能力を、ホッ
パの出口から往路および復路を経たホッパの入口に至る
下流側に向け適宜大きくなるように設定すると、ホッパ
から送りだされる現像剤に下流側にいくにしたがって搬
送速度を速めることによって、現像剤の往路および復路
内での余裕を徐々に増大させていき、最後に容量の大き
なホッパ内に送り込んで解放するので、現像剤が循環搬
送中に詰まるようなことや、これに近い状態になって現
像剤に強い疲労を与えるようなことを防止することがで
き、現像性能の長期安定化に役立つ。
【0108】この場合ホッパ出口の現像剤搬送能力が現
像剤担持体の現像剤搬送能力よりも大であると、現像剤
の前記循環搬送しながら現像場に供給するのに供給量が
不足するようなことを防止し、これにより現像性能が低
下するようなことがなくなる。
【0109】現像剤搬送体がスクリュウであると、現像
剤を搬送しながら効率よく攪拌することができるととも
に、現像剤の各部での保持を有利に行うことができ、現
像性能の安定化に役立つ。また少なくとも復路側の現像
剤搬送体であるスクリュウがホッパ内に進入している
と、ホッパ内の自由な現像剤をよく捕捉し確実に送り出
し、現像剤の安定供給をさらに促進することができる。
【0110】各現像剤搬送体が互いに逆向きに回転駆動
されるようにすると、同じ向きのリードのものを相互に
直結のギヤを噛み合わせるだけで現像剤の往路および復
路での搬送を達成することができ、装置の簡略化と小型
化に寄与する。
【0111】ホッパが感光体の長手方向の一端外側に位
置し、往路および復路がホッパから感光体に平行に延び
ていると、ホッパが感光体のまわりに位置せず、現像剤
の往路および復路だけが感光体の外径面まわりに位置し
て現像剤担持体に現像剤を供給するので、現像装置の感
光体の外径面まわりに占めるスペースが半減し、画像形
成部の簡略化および小型化に役立つ。また感光体の外径
面まわりの作像エレメントの配設に余裕ができ設置の自
由度が増し、現像器自体の向きも種々に設定できる。
【0112】この場合、ホッパは現像剤搬送路および現
像剤担持体または/および感光体等の作像機器とともに
感光体の軸線と直角な横向きに着脱可能に設けられてい
ると、ホッパが現像搬送路および現像剤担持体または/
および感光体等の作像機器とともに感光体の軸線と直角
な横向きに着脱される場合、感光体まわりのプリントヘ
ッド等他の作像機器と干渉してこれとともの着脱を余儀
なくされ、使い捨ての着脱ユニットが高価なものになる
ようなことが解消される。
【0113】本発明の画像形成装置によれば、上記現像
装置の構成による作用効果を発揮する上に、感光体の表
面の残留現像剤を感光体に接するクリーニング部材によ
ってクリーニングし、これによって感光体表面から除去
した残留現像剤を現像剤返送手段によってこれが連結さ
れたホッパに返送し、ホッパ内の現像剤とともに再使用
されるようにすることができ、除去した残留現像剤を貯
留しておきこれを廃棄するための特別な機構や作業が不
要となり、装置の構造および保守作業の簡略化を図るこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用された現像装置の斜視図である。
【図2】図1の現像装置を水平方向に断面して見た平面
図である。
【図3】図1の現像装置のホッパ側一部を示す平面図で
ある。
【図4】図1の現像装置のホッパ部の断面図である。
【図5】図1の現像装置のホッパ側一部を垂直方向に断
面して見た断面図である。
【図6】図1の現像装置を有した画像形成装置の全体の
概略構成図である。
【図7】図7の画像形成装置の作像部を示す断面図であ
る。
【図8】本発明の第2の実施例を示す画像形成装置の作
像部を示す断面図である。
【符号の説明】
1 感光体ドラム 4 現像装置 6 クリーニング装置 11 本体 21 ホッパ 21a 出口 21b 入口 22 現像剤搬送路 22a 往路 22b 復路 23 現像場 24 現像剤搬送体 25 現像スリーブ 32 クリーニングブレード 33 現像剤返送路 35 現像剤搬送体 61 現像剤供給口
【手続補正書】
【提出日】平成5年1月18日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【発明の名称】 現像装置およびこれを有する画像形成
装置
【特許請求の範囲】
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は現像装置およびこれを有
する画像形成装置に関し、詳しくは電子写真方式にて画
像を形成する複写機やレーザビームプリンタ等に利用さ
れる現像装置およびこれを有した画像形成装置に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】特開平3−101784号公報、特開平
3−282488号公報はこの種の現像装置ないし画像
形成装置を開示している。
【0003】前者の公報に開示のものは、感光体ドラム
に近接した現像スリーブの背後にトナーを貯留するホッ
パを設けている。そしてこのホッパ内のトナー攪拌具に
よってホッパ内のトナーを攪拌するとともに、ホッパの
現像スリーブの側に設けられているトナー供給口に向け
てかき寄せ、このトナー供給口を通じて現像スリーブに
トナーを供給する。
【0004】現像スリーブは供給されたトナーを表面に
担持し、これの層厚を弾性ブレードの押圧にて規制され
た後、感光体ドラムの画像露光後の表面と対向させ、感
光体ドラムの表面が前記画像露光によって担持している
静電潜像をトナー現像する。
【0005】後者の公報に開示のものは、現像スリーブ
の背後に現像剤を循環搬送する循環搬送路を設けてい
る。この循環搬送路は往路および復路の一方が現像スリ
ーブに沿い、他方の一部に背部に設けられたホッパから
のトナー補給路が接続されている。
【0006】循環搬送路ではキャリヤとトナーとを含む
2成分現像剤を攪拌しながら循環搬送して現像スリーブ
との対向部でこれに供給する。現像スリーブは担持した
現像剤を感光体ドラムとの対向部に搬送してこれにトナ
ーを供給し現像を行う。
【0007】循環搬送路では現像剤のトナー濃度が検出
され、所定濃度を下回ったとき前記ホッパからトナーの
補給を受け、所定のトナー濃度を維持する。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかし上記前者の公報
に記載のものでは、現像スリーブのまわりに供給される
現像剤の密度に、攪拌手段によってかき寄せられる都度
高くなる脈状の変動が生じ勝ちである。このため現像ス
リーブ上の現像剤担持量に不均一が生じる原因になり現
像性能が安定しにくい。
【0009】これを解消するのに現像スリーブまわりに
多量の現像剤を溜めるようにすると、現像剤が現像スリ
ーブの回転によって疲労しやすいし、過剰消費されて現
像性能に悪影響する。
【0010】一方上記後者の公報に記載のものでは、現
像剤循環路でのトナーの消費量を検出し、この検出結果
に応じてトナーを補給することが必要であるから、現像
剤の安定した供給のためには構造および制御が複雑にな
り高価につく。
【0011】また必要に応じてトナーを現像剤循環路に
補給するのでは、厳密にはトナー濃度は常時変化してい
ることになり、高品質な画質が要求される場合に問題と
なる。特に補給した時点から一定の時間の間はトナー濃
度に大きな変化と不均一が生じるので、画像形成中であ
ればこれに大きく影響する。トナー濃度が回復するまで
画像形成を待つのでは使用に不便である。
【0012】これは現像剤循環路での現像剤搬送体を一
時的に高速駆動して急激に攪拌することによって幾分補
える。しかし、急激な攪拌によって現像剤に疲労を与え
劣化させてしまう嫌いがある。
【0013】さらに現像剤を貯留するホッパは現像器の
大半を占める。したがって現像スリーブや現像剤の循環
路の背部にホッパが位置すると、現像装置が感光体ドラ
ムの外径面まわりに占めるスペースが前記ホッパによっ
て倍加する。
【0014】このため感光体ドラムは、まわりに現像装
置を含む画像形成のための多数の作像エレメントを周り
に配設する必要から小径化に限界があり、まわりに配設
する前記現像器を含む多数の作像エレメントとともに画
像形成部が大型化する。したがってパーソナルな用途に
て特に要求される小型化に大きな障害になっている。
【0015】しかも前記配置のホッパが現像装置や感光
体等とともに感光体の軸線に直角な横向きに着脱される
ような場合、ホッパは感光体まわりのプリントヘッド等
他の作像機器と干渉するので、干渉する作像機器をも含
めた着脱ユニットとしなければならない。このため干渉
するものがプリントヘッドのように高価なものである
と、着脱ユニットとして使い捨てするには大きな問題と
なる。
【0016】本発明は、簡単な構造で現像剤を量の変化
がなくして安定に供給することができる現像器およびこ
れを有する画像形成装置を提供することを主たる課題と
し、併せて上記種々の問題点をも解消できる現像器およ
び画像形成装置を提供するものである。
【0017】
【課題を解決するための手段】上記のような課題を達成
するため、本発明の現像装置は、現像剤を貯留しこれを
供給するホッパ、このホッパからの現像剤を搬送する搬
送路、この搬送路にて現像剤を搬送し感光体まわりの現
像場に供給する現像剤搬送体とを備え、現像剤搬送路は
ホッパから現像剤を送りだす往路と、この往路に送りだ
される現像剤をホッパに戻す復路とがホッパを一部に含
んで連続する現像剤循環路とされ、往路または/および
復路の一部に前記現像場に通じてこれに現像剤を供給す
る現像剤供給口を設けたことを特徴とする。
【0018】往路および復路は搬送手段を内包した閉空
間とするのがよく、現像剤搬送路の往路および復路の一
部は現像場をなす現像剤担持体に沿って設けられ、現像
剤供給口が現像スリーブや感光体等の現像剤担持体に面
しているようにすることができる。
【0019】この場合現像剤搬送路は現像剤担持体とと
もに前記閉空間を形成するのが好適である。
【0020】現像剤搬送路での現像剤搬送能力を、ホッ
パの出口から往路および復路を経たホッパの入口に至る
下流側に向け適宜大きくなるように設定するのがよく、
この場合ホッパ出口の現像剤搬送能力は現像剤担持体の
現像剤搬送能力よりも大であるのがよい。
【0021】搬送体はスクリュウからなり、少なくとも
路側の搬送体がホッパ内に進入しているのが好まし
く、各搬送体は互いに逆向きに回転駆動されるようにす
るのがよい。
【0022】ホッパは感光体の長手方向の一端外側に位
置し、往路および復路はホッパから感光体に平行に延び
ているのが好適である。
【0023】この場合、ホッパは現像剤搬送路および現
像剤担持体または/および感光体等の作像機器とともに
感光体の軸線と直角な横向きに着脱可能に設けられるの
が好適である。
【0024】本発明の画像形成装置は、上記のような現
像装置を有し、感光体の表面に接して残留現像剤を感光
体表面から除去するクリーニング部材と、このクリーニ
ング部材により除去した現像剤を返送する現像剤返送手
段とを設け、現像剤返送手段はホッパに連結されている
ことを特徴とする。
【0025】
【作用】本発明の現像装置の上記構成によれば、ホッパ
内に貯留された現像剤を現像剤搬送路の往路に送りだし
て後、これに続く復路を通じてホッパ内に戻すことを繰
り返すので、ホッパ内に現像剤がある間、ホッパおよび
現像剤搬送路の往路および復路がなす循環路にて常時定
量の現像剤を循環搬送することができ、循環搬送の途中
で往路または/および復路の一部に形成された現像剤供
給口を通じて現像剤担持体および現像場に現像剤を供給
するのに現像剤を安定供給することができる。
【0026】また循環搬送する現像剤は1回の循環ごと
にホッパ内に戻り、ここで循環搬送させる現像剤をホッ
パ内の現像剤と更新および混合させるので、ホッパ内の
現像剤を含めた全体の現像剤を、均質に保ちながら供給
することができる。
【0027】現像剤搬送路の往路および復路が搬送体を
内包した閉空間であると、現像装置が単独であるいはこ
れを装着した画像形成装置とともに、取扱い向きや設置
向きを変えられても、現像剤搬送路内の各部の現像剤を
搬送体との間で重力作用に抗してその場に保持し、循環
搬送路の一端側や往路および復路の一方側に偏るような
ことを回避することができる。
【0028】現像剤搬送路の往路および復路の一部が現
像場をなす現像剤担持体に沿って設けられ、現像剤供給
口が現像剤担持体に面しているようにされると、現像剤
搬送路を現像剤担持体に沿ってかさ張り少なく設置する
ことができる。またこの場合現像剤搬送路が現像剤担持
体とともに前記閉空間を形成するようにすると、現像場
への現像剤の供給を行うのに必要な閉空間を狭くして、
現像剤の前記保持をより確実に行うことができる。
【0029】現像剤搬送路での現像剤搬送能力を、ホッ
パの出口から往路および復路を経たホッパの入口に至る
下流側に向け適宜大きくなるように設定すると、ホッパ
から送りだされる現像剤に下流側にいくにしたがって搬
送速度を速めることによって、現像剤の往路および復路
内での余裕を徐々に増大させていき、最後に容量の大き
なホッパ内に送り込んで解放するので、現像剤が循環搬
送中に詰まるようなことや、これに近い状態になって現
像剤に強い疲労を与えるようなことを防止することがで
きる。
【0030】この場合ホッパ出口の現像剤搬送能力が現
像剤担持体の現像剤搬送能力よりも大であると、現像剤
の前記循環搬送しながら現像場に供給するのに供給量が
不足するようなことを防止することができる。
【0031】現像剤搬送体がスクリュウであると、現像
剤を搬送しながら効率よく攪拌することができるととも
に、現像剤の各部での保持を有利に行うことができる。
【0032】また少なくとも往路側の現像剤搬送体であ
るスクリュウがホッパ内に進入していると、ホッパ内の
自由な現像剤をよく捕捉し確実に送り出すことができ
る。
【0033】各現像剤搬送体が互いに逆向きに回転駆動
されるようにすると、同じ向きのリードのものを相互に
直結のギヤの噛み合わせだけで現像剤の往路および復路
での搬送を達成することができる。
【0034】ホッパが感光体の長手方向の一端外側に位
置し、往路および復路がホッパから感光体に平行に延び
ていると、ホッパが感光体のまわりに位置せず、現像剤
の往路および復路だけが感光体の外径面まわりに位置し
て現像剤担持体に現像剤を供給することができるので、
現像装置の感光体の外径面まわりに占めるスペースを半
減することができる。
【0035】この場合、ホッパは現像剤搬送路および現
像剤担持体または/および感光体等の作像機器とともに
感光体の軸線と直角な横向きに着脱可能に設けられてい
ると、ホッパが現像搬送路および現像剤担持体または/
および感光体等の作像機器とともに感光体の軸線と直角
な横向きに着脱される場合、感光体まわりのプリントヘ
ッド等他の作像機器と干渉することが回避される。
【0036】本発明の画像形成装置の上記構成によれ
ば、上記現像装置の構成による作用を発揮する上に、感
光体の表面の残留現像剤を感光体に接するクリーニング
部材によってクリーニングし、これによって感光体表面
から除去した残留現像剤を現像剤返送手段によってこれ
が連結されたホッパに返送し、ホッパ内の現像剤ととも
に再使用されるようにすることができる。
【0037】
【実施例】以下図1〜図7に示す本発明の第1の実施例
について説明する。
【0038】図1〜図5は現像装置を示し、図6は前記
現像装置を装着した画像形成装置を示している。図7は
画像形成装置の感光体ドラムまわりの構成を詳細に示し
ている。
【0039】本実施例は特に、パーソナルコンピュータ
に接続して用いられるようなパーソナルな用途に適した
簡単かつ小型で安価な画像形成装置で、図6に示すよう
に、本体11内に感光体ドラム1とこれに画像露光を行
うプリントヘッド2とを持ったプリンタの場合を例示し
ている。
【0040】プリントヘッド2はLED等の発光素子や
液晶シャッタを配列して画像露光を行ういわゆる固体走
査方式のものを採用している。大型の機種ではレーザビ
ームを偏向して走査を行うプリントヘッドを採用するこ
ともできる。
【0041】感光体ドラム1の外径面まわりには、図7
に示すように帯電チャージャ3、前記プリントヘッド
2、現像装置4、転写ローラ5およびクリーニング装置
6が、感光体ドラム1の矢印で示す回転方向に向けて順
次配設されている。
【0042】図6に戻って、感光体ドラム1と転写ロー
ラ5との間の転写部の手前には本体11の外面の手差し
用の給紙口12等から通じる給紙路13が設けられ、転
写部の後方には本体11内に設けられている定着装置1
8への搬送路15が設けられている。
【0043】定着装置18の後方には本体11の外面の
排紙口16に通じる排紙路17が設けられている。
【0044】本体11は紙面に直角な方向で見た前後に
長方形側面を持ち、その一方の長辺と短辺に沿う2つの
設置面11a、11bを有し、他方の短辺に前記給紙口
12と排紙口16とを設けてある。このため設置面11
a、11bのどちらによって本体11が設置されても給
紙および排紙ができる。
【0045】また感光体ドラム1に対してクリーニング
装置6が設置面11aと反対側に、また現像装置4が設
置面11aの側にそれぞれ位置し、感光体ドラム1の給
紙口12および排紙口16との対向側に転写ローラ5が
位置するようにしてある。
【0046】また給紙口12は本体11の外面の設置面
11aの側に寄って設けられ、排紙口16は設置面11
aから遠い側の端部近くに設けられている。
【0047】そして排紙口16と転写部との間の排紙口
16の側に寄って感光体ドラム1から外れた位置に定着
装置18が設けられている。
【0048】これによって給紙口12から給紙した記録
シートを転写部に送り込み、かつ転写後に定着装置18
を経て排紙口16に排紙することが、本体11内の極く
一部のスペースを利用した短い経路にて達成することが
できる。
【0049】そして設置面11a、11bのどちらによ
って本体11が設置されても、定着装置18は感光体ド
ラム1の上に位置することになる。したがって定着装置
18の熱が感光体ドラム1まわりの作像機構部に悪影響
するのを防止することができる。
【0050】また現像装置4は前記配置上、設置面11
a、11bのどちらによって本体11が設置されても、
感光体ドラム1の側部か下に位置することになる。この
ため現像装置4から現像剤を直接供給される現像剤担持
体としての感光体ドラム1に現像剤を供給するのに、現
像剤が重力作用によって過剰供給となり各部間に詰まる
ようなことを防止することができ、特に感光体ドラム1
の広域部に現像剤を全面に均一に供給付着させ、後に非
画像部の現像剤を除去して回収する本実施例の現像方式
には有効である。
【0051】なお、本実施例においては現像剤には磁性
一成分現像剤を使用しているが、万一現像装置4から現
像剤が漏れでるようなことがあっても、これが感光体ド
ラム1に付着してこれを汚損するようなことも回避され
る。
【0052】本体11の前記通紙経路や転写部はジャム
処理や補修等のために開閉可能とされる。この場合図6
における現像装置4の右側部分が開放されるようにし、
ユニット化した現像装置4および感光体ドラム1を前記
開放部を通じて図に矢印31で示す方向に着脱できるよ
うにしてある。
【0053】なおこの着脱方向は他の機器の配置や本体
11の各部の開閉構造に応じて自由に設定できる。
【0054】現像装置4自体は図1〜図5に詳しく示し
てある。これについて説明する。現像剤を貯留しこれを
供給するホッパ21、このホッパ21からの現像剤を搬
送する現像剤搬送路22、この現像剤搬送路22にて現
像剤を搬送し現像剤搬送路22に沿う現像剤担持体とし
ての感光体ドラム1に現像剤を供給する現像剤搬送体2
4を備え、感光体ドラム1まわりの現像場23での現像
場23にて現像が行われるようにする。
【0055】現像剤搬送路22はホッパから現像剤を送
りだす往路22aと、この往路22aに送りだされる現
像剤をホッパ21に戻す復路22bとがホッパ21を一
部に含んで連続する現像剤循環路を形成している。往路
22aおよび復路22bの一部、本実施例では往路22
aに前記現像剤担持体としての感光体ドラム1に接して
これに前記全面現像に充分な量の現像剤を供給する幅広
な現像剤供給口61を設けてある。
【0056】これによって、ホッパ21内に貯留され、
攪拌羽根20によって攪拌される現像剤を現像剤搬送路
22の往路22aに送りだして後、これに続く復路22
bを通じてホッパ21内に戻すことを繰り返すので、ホ
ッパ21内に現像剤がある間、ホッパ21および現像剤
搬送路22の往路22aおよび復路22bがなす循環路
にて常時定量の現像剤を循環搬送することができ、循環
搬送の途中で前記現像剤供給口61を通じて現像剤担持
体としての感光体ドラム1に現像剤を安定供給し、適正
な現像が行われるようにすることができる。
【0057】本実施例での前記方式の現像は、前記幅広
な現像剤供給口61を通じて感光体ドラム1の比較的広
域な部分に現像剤を供給し、感光体ドラム1上の画像部
および非画像部双方に無差別に現像剤を供給付着させ
る。
【0058】次いで全面に現像剤が付着した感光体ドラ
1が現像場23に到達したとき、回収ローラ25と感
光体ドラム1との間の電位差による電界力および磁気力
の相互作用によって感光体ドラム1上の非画像部に吸着
されている現像剤を回収ローラ25上に吸引して除去し
現像を完了する。
【0059】非画像部の現像剤を吸引除去する場合、感
光体ドラム1と回収ローラ25との間に直流電界に加え
て交番電界を作用させると、非画像部の特に表面に吸着
して安定している現像剤でも、非画像部の上層部の比較
的自由な、あるいは遊離して十分に自由な現像剤粒子を
先に振動させてこれを前記安定している現像剤に衝突さ
せ、回収ローラ25の側に効果的に吸引し除去すること
ができる。
【0060】非画像部から除去した回収ローラ25上の
現像剤は回収ローラ25の回転によって現像剤搬送路2
2内に戻して回収する。52はこの回収のためのブレー
ドであるが、現像剤が現像剤供給口61と回収ローラ
5との間から漏れでるのを防止するシールの役目もして
いる。
【0061】また循環搬送する現像剤は1回の循環ごと
にホッパ21内に戻り、ここでホッパ21内の現像剤と
更新、混合されるので、ホッパ21内の現像剤を含めた
全体の現像剤を、均質に保ちながら供給することがで
き、一部成分の異常消費による急激な劣化や使用経歴の
多い現像剤の偏り等がなく、安定した現像を保証するこ
とができる。
【0062】往路22aおよび復路22bは現像剤搬送
体24を内包した閉空間としてあるので、現像装置4が
本体11から抜き出された単独の状態で、あるいはこれ
を装着した本体11とともに、取扱い向きや設置向きを
変えられても、現像剤搬送路22内の各部の現像剤を現
像剤搬送体24との間で重力作用に抗してその場に保持
し、循環搬送路の一端側や往路および復路の一方側に偏
るようなことを回避することができる。
【0063】また現像剤搬送路22の感光体ドラム1等
の現像剤担持体に接する現像剤供給口61は往路22a
に設けてあり、前記現像方式上一部回収ローラ25とも
接し、現像剤搬送路22は感光体ドラム1および回収ロ
ーラ25に沿ってかさ張り少なく設置することができ
る。
【0064】またこの場合現像剤搬送路22が感光体ド
ラム1および回収ローラ25とともに前記閉空間を形成
するようにすると、現像場23への現像剤の供給を行う
のに必要な閉空間が狭くなるので、前記現像剤の保持を
より確実に行うことができる。
【0065】なお回収ローラ25はホッパ21および現
像剤搬送路22を形成している現像ケーシング30の一
部に一体形成された現像場カバー30a内に設置してあ
る。
【0066】また上記閉空間の内の、往路22a内の現
像剤搬送体24と感光体ドラム1および回収ローラ25
側との間にできる前記現像剤搬送体24の搬送力が及ば
ない、また感光体ドラム1や回収ローラ25の担持が及
ばない現像剤遊び空間55を、回収ローラ25内および
感光体ドラム1内に設けられた円筒状の円筒状磁石53
やセクタ状マグネット81の磁極間に形成され現像剤を
重力に抗して保持できる強さの磁界54内に位置するよ
うに設定してある。
【0067】したがってこの現像剤遊び空間55内の現
像剤は、前記現像剤搬送体24による搬送力や感光体ド
ラム1および回収ローラ25による担持力を受けずその
場に捕捉されにくいが、磁性を有するものであれば前記
磁界54によって重力に抗し保持されるので、現像剤の
前記偏りをさらに確実に防止することができる。
【0068】現像剤搬送路22での現像剤搬送能力を、
スクリュウとした現像剤搬送体24のスクリュウブレー
ド24aのリードを大きくしていくことによって、ホッ
パ21の出口21aから往路22aおよび復路22bを
経たホッパ21の入口21bに至る下流側に向け適宜大
きくなるように設定してある。
【0069】これによってホッパ21から送りだされる
現像剤に下流側にいくにしたがって大きな搬送力を働か
せることになり、現像剤の往路22aおよび復路22b
内での余裕を徐々に増大させていき、最後に容量の大き
なホッパ21内に送り込んで解放するので、現像剤が循
環搬送中に詰まるようなことや、これに近い高密度状態
になって現像剤に強い疲労を与えるようなことを防止す
ることができる。
【0070】なお現像剤搬送体24のリードが大きくな
ると、現像剤の把持力が甘くなり、前記現像剤の各部へ
充分に保持できず、前記偏りを防止し切れないことがあ
る。
【0071】この場合スクリュウブレード24aを多条
に形成すると対策できる。
【0072】また往路22aから復路22bへの接続路
22cの通路幅を往路22aのそれよりも大きくしてあ
り、この部分で循環搬送中の現像剤がほぐれるので、屈
曲経路での次への移行および搬送がスムーズになる。
【0073】さらに往路22a内の現像剤搬送体24が
スクリュウであってホッパ21内に臨んでいるので、ホ
ッパ21内の自由な現像剤をよく捕捉し確実に送り出す
ことができる。
【0074】現像剤搬送体24の現像剤搬送能力の設定
は、前記の他現像剤搬送体の径や駆動速度等によっても
適宜行える。
【0075】またホッパ出口21aの現像剤搬送能力が
現像剤担持体である感光体ドラム1の搬送能力よりも大
であるように設定してある。したがって、現像剤を前記
循環搬送しながら現像場23に供給するのに供給量が不
足するようなことを防止することができる。
【0076】なお本実施例では現像剤搬送体24の感光
体ドラム1に対向する部分のリードは一定にしてある。
これによって循環搬送されながら感光体ドラム1に供給
される現像剤が、搬送速度の差によって感光体ドラム1
への供給量が不均一になるのを回避することができる。
【0077】本実施例のように復路22b側の現像剤搬
送体24がホッパ21内に大きく進入していると、復路
22bからホッパ21内に現像剤を戻すのに、現像剤を
ホッパ21内の奥部にまで確実に送り込みながらホッパ
21内の現像剤との攪拌、混合を積極的に行うことがで
きる。
【0078】各現像剤搬送体24が同じ向きのリードで
駆動機構82によって互いに逆向きに回転駆動されるよ
うにしてあり、相互に直結のギヤ27、28の噛み合わ
せによって現像剤を搬送するための駆動を達成すること
ができ、駆動機構82の構造を簡略化することができ
る。
【0079】またこのギヤ連結はトルクリミッタ57を
介して行っている。したがって万一往路22aや復路2
2bにて現像剤の詰まりや高密度化により過剰付加が生
じても、トルクリミッタ57の滑りによって対処でき、
無理な駆動が行われないようにする。
【0080】ホッパ21の現像剤を補給する補給口21
cには、蓋58が施され、これを外して現像剤補給容器
43を装着し、現像剤を補給できるようにしてある。
【0081】ホッパ21が感光体ドラム1の長手方向の
一端外側に位置し、往路22aおよび復路22bがホッ
パ21から感光体ドラム1に平行に延びているので、ホ
ッパ21が感光体ドラム1の外径面まわりに位置せず、
現像剤の往路22aおよび復路22bだけが感光体ドラ
ム1の外径面まわりにこれと平行に位置して現像剤を供
給することができるので、現像装置4の感光体ドラム1
まわりに占めるスペースを半減することができる。
【0082】したがって画像形成部のさらなる小型化に
有利であるし、画像露光や帯電手段等の設置にスペース
的余裕ができ、作像機器の設置に自由度が増す。また現
像装置4自体の設置向きも自由になる。
【0083】また現像装置4を感光体ドラム1等とユニ
ット化して本体11に図1、図6の矢印31のように感
光体ドラム1の軸線と直角な横向きに着脱するような場
合、従来のようにホッパが現像剤搬送路22の背部にあ
るような形式では、プリントヘッド2にホッパ21が干
渉して前記着脱は行えない。
【0084】したがってプリントヘッド2をも現像装置
4および感光体ドラム1とともにユニットとして取扱
い、同時に着脱することも考えられる。しかしプリント
ヘッド2は高価であり着脱ユニットの一部として消耗品
扱いするのには問題がある。
【0085】本実施例のようにホッパ21が感光体ドラ
ム1の長手方向の一端外側に位置していると、前記着脱
に当たってプリントヘッド2と干渉しないので、プリン
トヘッド2を本体11側のエレメントとして固設してお
ける利点がある。
【0086】クリーニング装置6は、感光体ドラム1の
表面に接するクリーニングブレード32を有し、このク
リーニングブレード32によって転写後の残留現像剤を
感光体ドラム1の表面から除去する。
【0087】このクリーニングブレード32は前記除去
した残留現像剤をホッパ21に戻す現像剤返送路33の
現像剤受入れ口34の一方の口縁に設けられ、除去した
残留現像剤を現像剤返送路33にすくい入れるようにし
てある。56は現像剤受入れ口34の他方の口縁に設け
られたシール片である。
【0088】現像剤返送路33にはスクリュウである現
像剤搬送体35が設けられており、現像剤返送路33に
受け入れられる残留現像剤をホッパ21内に返送する。
これによって除去した残留現像剤を貯蔵しこれを廃棄す
る特別な装置が不要である。
【0089】そして本実施例の画像形成装置のようにパ
ーソナルな使用に向く小型のものであると、残留現像剤
を回収して再度これを使用するが、量は少なく、しかも
ホッパ21内の大量の現像剤と攪拌、混合して用いるの
で影響は出にくく、特に問題とはならない。
【0090】本実施例ではさらに現像剤搬送路22の往
路22aと復路22bとは、図6に示す設置面11aに
て設置された本体11の設置向きにて感光体ドラム1に
対向する往路22aの方が、復路22bよりもやや高い
位置にあるようにしてある。
【0091】これにより本体11が設置面11bにて設
置された場合も、往路22aと復路22bとの位置関係
が一定する。したがって本体11が設置面11aおよび
11bのどちらで設置されても現像剤の供給状態に変動
が生じ難くいし、どちらの場合も感光体ドラム1に対し
現像剤を下方から供給することになるので、重力による
過剰供給を防止するのに有利である。
【0092】したがって過剰供給による高密度状態や詰
まりが生じて現像剤に強いストレスが掛かるのを防止で
きる。
【0093】なお往路22aと復路22bとの配列を入
れ換えた位置関係にすることもできる。これによって往
路22aの方が下側になるので、ホッパ21内の最低位
部の現像剤をも送りだして現像に供することができる。
【0094】現像剤搬送体35は前記現像剤搬送路22
の現像剤搬送体24と平行に、しかも感光体ドラム1を
挟んで近接して位置し、これらとギヤ連結して連動させ
ることで簡単に駆動することができ、装置の簡略化およ
び小型化に寄与する。
【0095】なお攪拌羽根20は現像剤搬送体24との
ギヤ41、42を介した連結にて連動回転される。
【0096】これによって特別な駆動源や操作なしに、
現像剤のホッパ21から現像剤搬送路22にスムーズに
移行させることができる。
【0097】上記の現像剤搬送体24、35はスクリュ
ウ以外のもの、例えば搬送羽根を有したもの等知られる
種々のものを採用することができる。
【0098】特に現像剤搬送体35は、現像剤の搬送量
が極端に少ないので、コイルスプリング等による簡易な
ものを採用することができる。
【0099】図8は本発明の第2の実施例を示し、現像
剤搬送路22の往路22aに設ける現像剤供給口61を
幅狭に形成して現像剤担持体である現像スリーブ71
現像剤を供給して現像を行う、通常形式のものにしてあ
る。
【0100】現像スリーブ71に供給した現像剤は弾性
ブレード51によって層厚の規制を受け、このときの摩
擦によって現像剤が帯電されて現像場23に搬送された
とき感光体ドラム1上の画像部に吸引されてこれを現像
するようになっている。
【0101】また現像剤遊び空間55の現像剤は現像ス
リーブ71内の円筒状磁石53に磁極間に形成される磁
界54によって重力に抗し保持できるようにしてある。
50は現像場カバー30aと現像スリーブ71との間を
シールするシール片である。
【0102】他の構成は第1の実施例と変わらないので
説明は省略する。
【0103】
【発明の効果】本発明の現像装置によれば、ホッパ内に
貯留された現像剤を現像剤搬送路の往路に送りだして
後、これに続く復路を通じてホッパ内に戻すことを繰り
返して、ホッパ内に現像剤がある間、ホッパおよび現像
剤搬送路の往路および復路がなす循環路にて常時定量の
現像剤を循環搬送し、循環搬送の途中で往路または/お
よび復路の一部に形成された現像剤供給口を通じて現像
場に現像剤を供給するのに現像剤を安定供給することが
でき、変動のない安定した現像性能を発揮することがで
きる。
【0104】また循環搬送する現像剤は1回の循環ごと
にホッパ内に戻り、ここで循環搬送させる現像剤をホッ
パ内の現像剤と更新および混合させるので、ホッパ内の
現像剤を含めた全体の現像剤を、均質に保ちながら供給
することができ、現像剤の一成分の急激な消費による劣
化や使用経歴の多い現像剤の偏り等を防止して変動のな
い現像性能を長期に維持することができる。
【0105】現像剤搬送路の往路および復路が搬送体を
内包した閉空間であると、現像装置が単独であるいはこ
れを装着した画像形成装置とともに、取扱い向きや設置
向きを変えられても、現像剤搬送路内の各部の現像剤を
搬送体との間で重力作用に抗してその場に保持し、循環
搬送路の一端側や往路および復路の一方側に偏るような
ことを回避するので、取扱や設置の向きに係わらず常時
安定した現像性能を発揮することができる。
【0106】現像剤搬送路の往路または/および復路の
一部が現像場をなす現像剤担持体に沿って設けられ、現
像剤供給口が現像剤担持体に面しているようにされる
と、現像剤搬送路を現像剤担持体に沿ってかさ張り少な
く設置することができ、装置の小型化に寄与する。また
この場合現像剤搬送路が現像剤担持体とともに前記閉空
間を形成するようにすると、現像場への現像剤の供給を
行うのに必要な閉空間を狭くして、現像剤の前記保持を
より確実に行うことができ、取扱や設置の向きの変更に
さらに影響されにくくなり現像性能が一層安定する。
【0107】現像剤搬送路での現像剤搬送能力を、ホッ
パの出口から往路および復路を経たホッパの入口に至る
下流側に向け適宜大きくなるように設定すると、ホッパ
から送りだされる現像剤に下流側にいくにしたがって搬
送速度を速めることによって、現像剤の往路および復路
内での余裕を徐々に増大させていき、最後に容量の大き
なホッパ内に送り込んで解放するので、現像剤が循環搬
送中に詰まるようなことや、これに近い状態になって現
像剤に強い疲労を与えるようなことを防止することがで
き、現像性能の長期安定化に役立つ。
【0108】この場合ホッパ出口の現像剤搬送能力が現
像剤担持体の現像剤搬送能力よりも大であると、現像剤
の前記循環搬送しながら現像場に供給するのに供給量が
不足するようなことを防止し、これにより現像性能が低
下するようなことがなくなる。
【0109】現像剤搬送体がスクリュウであると、現像
剤を搬送しながら効率よく攪拌することができるととも
に、現像剤の各部での保持を有利に行うことができ、現
像性能の安定化に役立つ。また少なくとも路側の現像
剤搬送体であるスクリュウがホッパ内に進入している
と、ホッパ内の自由な現像剤をよく捕捉し確実に送り出
し、現像剤の安定供給をさらに促進することができる。
【0110】各現像剤搬送体が互いに逆向きに回転駆動
されるようにすると、同じ向きのリードのものを相互に
直結のギヤを噛み合わせるだけで現像剤の往路および復
路での搬送を達成することができ、装置の簡略化と小型
化に寄与する。
【0111】ホッパが感光体の長手方向の一端外側に位
置し、往路および復路がホッパから感光体に平行に延び
ていると、ホッパが感光体のまわりに位置せず、現像剤
の往路および復路だけが感光体の外径面まわりに位置し
て現像剤担持体に現像剤を供給するので、現像装置の感
光体の外径面まわりに占めるスペースが半減し、画像形
成部の簡略化および小型化に役立つ。また感光体の外径
面まわりの作像エレメントの配設に余裕ができ設置の自
由度が増し、現像器自体の向きも種々に設定できる。
【0112】この場合、ホッパは現像剤搬送路および現
像剤担持体または/および感光体等の作像機器とともに
感光体の軸線と直角な横向きに着脱可能に設けられてい
ると、ホッパが現像搬送路および現像剤担持体または/
および感光体等の作像機器とともに感光体の軸線と直角
な横向きに着脱される場合、感光体まわりのプリントヘ
ッド等他の作像機器と干渉してこれとともの着脱を余儀
なくされ、使い捨ての着脱ユニットが高価なものになる
ようなことが解消される。
【0113】本発明の画像形成装置によれば、上記現像
装置の構成による作用効果を発揮する上に、感光体の表
面の残留現像剤を感光体に接するクリーニング部材によ
ってクリーニングし、これによって感光体表面から除去
した残留現像剤を現像剤返送手段によってこれが連結さ
れたホッパに返送し、ホッパ内の現像剤とともに再使用
されるようにすることができ、除去した残留現像剤を貯
留しておきこれを廃棄するための特別な機構や作業が不
要となり、装置の構造および保守作業の簡略化を図るこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用された現像装置の斜視図である。
【図2】図1の現像装置を水平方向に断面して見た平面
図である。
【図3】図1の現像装置のホッパ側一部を示す平面図で
ある。
【図4】図1の現像装置のホッパ部の断面図である。
【図5】図1の現像装置のホッパ側一部を垂直方向に断
面して見た断面図である。
【図6】図1の現像装置を有した画像形成装置の全体の
概略構成図である。
【図7】図7の画像形成装置の作像部を示す断面図であ
る。
【図8】本発明の第2の実施例を示す画像形成装置の作
像部を示す断面図である。
【符号の説明】 1 感光体ドラム 4 現像装置 6 クリーニング装置 11 本体 21 ホッパ 21a 出口 21b 入口 22 現像剤搬送路 22a 往路 22b 復路 23 現像場 24 現像剤搬送体 25 回収ローラ 32 クリーニングブレード 33 現像剤返送路 35 現像剤搬送体 61 現像剤供給口71 現像スリーブ
【手続補正2】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図1
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
【手続補正3】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図6
【補正方法】変更
【補正内容】
【図6】
【手続補正4】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図7
【補正方法】変更
【補正内容】
【図7】
【手続補正5】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図8
【補正方法】変更
【補正内容】
【図8】

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 現像剤を貯留しこれを供給するホッパ、
    このホッパからの現像剤を搬送する搬送路、この搬送路
    にて現像剤を搬送し感光体まわりの現像場に供給する現
    像剤搬送体とを備え、現像剤搬送路はホッパから現像剤
    を送りだす往路とこの往路に送りだされる現像剤をホッ
    パに戻す復路とがホッパを一部に含んで連続する現像剤
    循環路とされ、往路または/および復路の一部に前記現
    像場に通じてこれに現像剤を供給する現像剤供給口を設
    けたことを特徴とする現像装置。
  2. 【請求項2】 往路および復路は搬送体を内包した閉空
    間とされている請求項1に記載の現像装置。
  3. 【請求項3】 現像剤搬送路の往路および復路の一部は
    現像場をなす現像剤担持体に沿って設けられ、現像剤供
    給口が現像剤担持体に面している請求項1〜3のいずれ
    かに記載の現像装置。
  4. 【請求項4】 現像剤搬送路は現像剤担持体とともに前
    記閉空間を形成している請求項3に記載の現像装置。
  5. 【請求項5】 現像剤搬送路での現像剤搬送能力を、ホ
    ッパの出口から往路および復路を経たホッパの入口に至
    る下流側に向け適宜大きくなるように設定している請求
    項1〜4のいずれかに記載の現像装置。
  6. 【請求項6】 ホッパ出口の現像剤搬送能力は現像剤担
    持体の現像剤搬送能力よりも大である請求項5に記載の
    現像装置。
  7. 【請求項7】 搬送体はスクリュウからなり、少なくと
    も復路側の搬送体がホッパ内に進入している請求項1〜
    6のいずれかに記載の現像装置。
  8. 【請求項8】 各搬送体は互いに逆向きに回転駆動され
    るようにしてある請求項7に記載の現像装置。
  9. 【請求項9】 ホッパは感光体の長手方向の一端外側に
    位置し、往路および復路はホッパから感光体に平行に延
    びている請求項1〜8のいずれかに記載の現像装置。
  10. 【請求項10】 ホッパは現像剤搬送路および現像剤担
    持体または/および感光体等の作像機器とともに感光体
    の軸線と直角な横向きに着脱可能に設けられている請求
    項9に記載の現像装置。
  11. 【請求項11】 現像剤を貯留しこれを供給するホッ
    パ、このホッパからの現像剤を搬送する搬送路と、この
    搬送路にて現像剤を搬送し感光体まわりの現像場に供給
    する現像剤搬送体とを備え、現像剤搬送路はホッパから
    現像剤を送りだす往路とこの往路に送りだされる現像剤
    をホッパに戻す復路とがホッパを一部に含んで連続する
    現像剤循環路とされ、往路および復路の一部に前記現像
    場に通じてこれに現像剤を供給する現像剤供給口を設
    け、感光体の表面に接して残留現像剤を感光体表面から
    除去するクリーニング部材と、このクリーニング部材に
    より除去した残留現像剤を返送する現像剤返送手段とを
    設け、現像剤返送手段はホッパに連結されていることを
    特徴とする画像形成装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09190063A (ja) * 1996-01-10 1997-07-22 Ricoh Co Ltd 現像装置
JP2002278232A (ja) * 2001-03-15 2002-09-27 Kyocera Corp 現像装置及び画像形成機

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