JPH0675478A - 現像装置 - Google Patents

現像装置

Info

Publication number
JPH0675478A
JPH0675478A JP5001527A JP152793A JPH0675478A JP H0675478 A JPH0675478 A JP H0675478A JP 5001527 A JP5001527 A JP 5001527A JP 152793 A JP152793 A JP 152793A JP H0675478 A JPH0675478 A JP H0675478A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
developer
path
hopper
carrying
developing device
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP5001527A
Other languages
English (en)
Inventor
Noboru Katakabe
昇 片伯部
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP5001527A priority Critical patent/JPH0675478A/ja
Publication of JPH0675478A publication Critical patent/JPH0675478A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Dry Development In Electrophotography (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 現像剤を不足なくしかも高密度化や詰まりな
しに安定して供給できるようにする。 【構成】 現像剤を貯留しこれを供給するホッパ21
と、このホッパ21からの現像剤を搬送して感光体1ま
わりの現像場23をなす感光体1および現像ローラ25
に沿う部分22aでこの現像剤担持体となる感光体1に
現像剤を現像剤供給口61を通じて供給した後、別の経
路22bで現像剤を返送して現像剤を循環搬送する現像
剤搬送路22と、この現像剤搬送路22内に設けられて
現像剤の搬送を行う現像剤搬送体24とを備え、現像剤
搬送路22は現像剤担持体となる感光体1および回収ロ
ーラ25とともに現像剤搬送体24を内包した閉空間と
され、現像剤搬送路22の前記感光体1に沿う部分22
aへの現像剤供給量を現像剤担持体となる感光体1の現
像剤搬送量と同等以上とし、この部分22aの現像剤搬
送体24の現像剤搬送能力を感光体1の現像剤の搬送量
の1.5倍以上に設定したことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は現像装置に関し、詳しく
は電子写真方式にて画像を形成する複写機やレーザビー
ムプリンタ等に利用される現像装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】特開平3−101784号公報、特開平
3−282488号公報はこの種の現像装置を開示して
いる。
【0003】前者の公報に開示のものは、感光体ドラム
に近接した現像スリーブの背後にトナーを貯留するホッ
パを設けている。そしてこのホッパ内のトナー攪拌具に
よってホッパ内のトナーを攪拌するとともに、ホッパの
現像スリーブの側に設けられているトナー供給口に向け
てかき寄せ、このトナー供給口を通じて現像スリーブに
トナーを供給する。
【0004】現像スリーブは供給されたトナーを表面に
担持し、これの層厚を弾性ブレードの押圧にて規制され
た後、感光体ドラムの画像露光後の表面と対向させ、感
光体ドラムの表面が前記画像露光によって担持している
静電潜像をトナー現像する。
【0005】そして感光体ドラムおよびこれのまわりの
作像エレメントはその全体が画像形成装置の本体に対し
着脱可能なカートリッジとされ、メンテナンスに有利な
ようになっている。
【0006】後者の公報に開示のものは、現像スリーブ
の背後に現像剤を循環搬送する循環搬送路を設けてい
る。この循環搬送路は往路および復路の一方が現像スリ
ーブに沿い、他方の一部に背部に設けられたホッパから
のトナー補給路が接続されている。
【0007】循環搬送路ではキャリヤとトナーとを含む
2成分現像剤を現像剤搬送スクリュウによって攪拌しな
がら循環搬送して現像スリーブとの対向部でこれに供給
する。現像スリーブは担持した現像剤を感光体ドラムと
の対向部に搬送してこれにトナーを供給し現像を行う。
【0008】循環搬送路は現像スリーブと対向する部分
で全面が開放されて現像スリーブの側の広い空間と通じ
る開放通路となっている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかし上記前者の公報
に記載のものでは、現像スリーブのまわりに供給される
現像剤の密度に、攪拌手段によってかき寄せられる都度
高くなる脈状の変動が生じ勝ちである。このため現像ス
リーブ上の現像剤担持量に不均一が生じる原因になり現
像性能が安定しにくい。
【0010】これを解消するのに現像スリーブまわりに
多量の現像剤を溜めるようにすると、現像剤が現像スリ
ーブの回転によって疲労しやすく現像性能に悪影響す
る。
【0011】一方上記後者の公報に記載のものでは、現
像剤循環路でのトナーの消費量を検出し、この検出結果
に応じてトナーを補給することが必要であるから、現像
剤の安定した供給には構造および制御が複雑になり高価
につく。
【0012】また必要に応じてトナーを現像剤循環路に
補給するのでは、厳密にはトナー濃度は常時変化してい
ることになり、高品質な画質が要求される場合に問題と
なる。特に補給した時点から一定の時間の間はトナー濃
度に大きな変化と不均一が生じるので、画像形成中であ
ればこれに大きく影響する。トナー濃度が回復するまで
画像形成を待つのでは使用に不便である。
【0013】これは現像剤循環路での現像剤搬送体を一
時的に高速駆動して急激に攪拌することによって幾分補
える。しかし、急激な攪拌によって現像剤に疲労を与え
劣化させてしまう嫌いがある。
【0014】さらに現像剤を循環搬送するのでは、現像
剤の供給量と消費量、および現像剤の搬送量との関係か
ら、一部に高密度部分や詰まりが生じやすい。
【0015】現像剤の高密度部分や詰まりの発生は、現
像剤の流動性の低下や流動の停止をもたらして現像剤の
供給を不安定にし、現像性能に影響する。
【0016】このような一部の高密度状態や詰まりが発
生した場合、現像剤の搬送が続けられると、現像剤に強
いストレスをもたらして劣化を早めるし、各部に重大な
損傷を招きかねない。
【0017】また過負荷状態を検出して駆動を停止する
のでは、現像ができず画像形成を中断することになるの
で、画像形成能率が低下する。
【0018】ところで、近時では現像装置やこれを含む
感光体ドラムとこれのまわりの作像エレメントを、上記
前者の後方に開示のもののようにカートリッジ化するこ
とが広く行われている。
【0019】本体から抜き出されたカートリッジは、取
扱い上どのような姿勢にされるか分からない。例えば現
像スリーブの軸線が垂直に向く姿勢や、現像装置の上部
が横に向いたり、下に向いたりする姿勢とされることが
ある。
【0020】また一方では画像形成装置の小型化が進む
中、取り扱い向きが一定せず、現像装置が前記のように
種々の向きとなることがある。
【0021】また画像形成装置の小型化とパーソナルな
用途への普及とともに、空きスペースの状態や周りの機
器や作業環境等から、複数の姿勢に設置できるようにす
ることも望まれる。この場合設置姿勢の変更は現像装置
の姿勢に変化をもたらす。
【0022】このように現像装置の向きが取扱い上、あ
るいは使用上一定しない場合、上記各公報に記載の現像
装置では、現像剤に偏りが生じる。
【0023】たとえば上記前者の公報に記載のもので
は、ホッパ内および現像スリーブまわりの現像剤は自由
に移動できるので、現像スリーブの軸線が傾斜したり垂
直になるようなことがあると、現像剤は重力作用によっ
て低い側に偏る。
【0024】したがってこれが一時的な取扱いによる場
合は、現像装置を適正な姿勢に装着し、しばしならし駆
動を行って現像剤が均一に行き渡るようにする必要があ
る。
【0025】このため無駄な待ち時間を要する。
【0026】また本体の設置向きを選択した継続的な使
用による場合は、現像剤の偏りは解消せず、設置向きの
選択によって現像性能が一定しないことになる。場合に
よっては現像不良や現像不能となる。
【0027】上記後者の公報に記載のものは、現像剤を
循環搬送する循環搬送路に現像剤の捕捉性がよいスクリ
ュウを現像剤搬送体として採用している。しかし循環搬
送路の現像スリーブに面した部分は現像スリーブまわり
の広い空間に全面が開放されている。
【0028】したがってこの部分でのスクリュウと現像
スリーブとの間には、スクリュウおよび現像スリーブの
捕捉力ないし担持力が及ばない現像剤が自由となる大き
な現像剤遊び空間が形成されるので、現像剤は現像装置
の姿勢の変化に応じて低い側に偏り前記の場合同様の問
題が生じる。
【0029】本発明は、充分な量の現像剤を無理なく確
実に安定に供給することができる現像装置を提供するこ
とを主たる課題とし、併せ上記種々の問題点をも解消で
きる現像装置を提供するものである。
【0030】
【課題を解決するための手段】本発明は上記のような課
題を達成するため、現像剤を貯留しこれを供給するホッ
パと、このホッパからの現像剤を搬送して感光体まわり
の現像場をなす現像剤担持体に沿う部分でこの現像剤担
持体に現像剤を現像剤供給口を通じて供給した後、別の
経路で現像剤を返送して現像剤を循環搬送する現像剤搬
送路と、この現像剤搬送路内に設けられて現像剤の搬送
を行う現像剤搬送体とを備え、現像剤搬送路は現像剤担
持体とともに現像剤搬送体を内包した閉空間とされ、現
像剤搬送路の前記現像剤担持体に沿う部分への現像剤供
給量を現像剤担持体の現像剤搬送量と同等以上とし、こ
の部分の現像剤搬送体の現像剤搬送能力をこの部分への
現像剤供給量の1.5倍以上に設定したことを第1の特
徴とするものである。
【0031】この場合、現像剤搬送路をホッパから現像
剤を送りだす往路と、この往路に送りだされる現像剤を
ホッパに戻す復路とで構成するのが好適である。
【0032】また本発明は、互いに隣接してそれぞれ逆
向きに現像剤を搬送する現像剤搬送体を内包した閉空間
をなす往路および復路を、隣接する端部間で連結すると
ともに、途中一部で現像剤を現像場に供給する現像剤搬
送路を備え、この連結される往路および復路の上流側の
端部には現像剤搬送体が臨まず、下流側の端部には現像
剤搬送体が臨んでいる部分が存在することを第2の特徴
とするものである。
【0033】この場合、往路および復路の上流側の端部
の側面を、搬送されてきた現像剤を下流側の端部に向か
わせる傾きを持ったガイド面とするのがよい。
【0034】本発明はさらに、現像剤を搬送し一部で現
像場に供給する現像剤搬送路と、この現像剤搬送路内に
て回転駆動されて現像剤を搬送する現像剤搬送体と、こ
の現像剤搬送体を回転駆動する駆動手段とを有し、駆動
手段と現像剤搬送体との間に現像剤搬送体が過負荷状態
になるまでは駆動手段の駆動を現像剤搬送体に伝達し、
過負荷状態に達すると滑りをなして駆動手段の駆動を現
像剤搬送体に伝達しないトルクリミッタを設けたことを
第3の特徴とするものである。
【0035】前記各場合において、現像剤搬送体をスク
リュウとするのが好ましい。
【0036】
【作用】本発明の第1の特徴の上記構成によれば、ホッ
パからの現像剤を現像剤搬送体によってこれを内包する
現像剤搬送路に沿って循環搬送しながら、現像剤搬送路
の現像剤担持体に沿う部分にて前記循環搬送途中の現像
剤を現像剤供給口を通じ現像場に供給して現像を行うこ
とができ、現像剤搬送路は前記現像剤搬送体を内包した
閉空間であるので、循環搬送中の現像剤を搬送途中の各
部に捕捉して自由な動きを規制しやすくなり、現像装置
の姿勢が変化しても現像剤が偏るのを防止することがで
きる。
【0037】またホッパから現像剤搬送路の現像剤担持
体に沿う部分への現像剤の供給量が、少なくとも現像剤
担持体の現像剤の搬送量と同等以上であるので、現像剤
担持体は、自身の搬送量一杯の現像剤を常時担持して搬
送し現像場での現像に不足なく供することができる。
【0038】さらに、現像剤搬送路の前記現像剤担持体
に沿う部分の現像剤搬送体の現像剤搬送能力をこの部分
に供給される現像剤の供給量の1.5倍以上に設定した
から、この部分での現像剤の搬送かさを低減することが
でき、現像剤の密度が上がるなど何らかの原因でホッパ
から現像剤搬送路への現像剤の供給量が増大し、現像剤
搬送路の現像剤担持体に沿う部分へ過大な現像剤が供給
されたとしても、現像剤担持体に沿う部分の現像剤搬送
路においては、現像剤が十分にほぐされるため、現像剤
担持体に供給される現像剤の密度が高くなりすぎ、この
結果現像される画像の品質が劣化すると言った問題を回
避することができる。
【0039】前記現像剤搬送路をホッパから現像剤を送
りだす往路と、この往路に送りだされる現像剤をホッパ
に戻す復路とで構成すると、現像剤を一回循環搬送する
都度広いホッパ内に一度解放するので、現像剤を循環搬
送するのに閉空間をなす往路と復路との現像剤搬送量の
不釣り合いを吸収し、高密度状態の搬送が持続するよう
なことを回避するので、現像剤搬送路内で現像剤が高密
度化したり詰まってしまうのを防止することができる。
またホッパに戻される現像剤はホッパ内の多量の現像剤
と更新、混合されて次の搬送に供されるので、ホッパか
ら送りだし現像に供する現像剤の均質化を図ることがで
きる。
【0040】本発明の第2の特徴の上記構成によれば、
現像剤搬送路は、互いに隣接してそれぞれ逆向きに現像
剤を搬送する現像剤搬送体を内包した閉空間をなす往路
および復路を現像剤を搬送しながら、往路および復路の
隣接する端部間の連結部を介して循環させ、途中一部で
現像場に現像剤を供給して現像を行うことができ、現像
剤搬送路の往路および復路は前記現像剤搬送体を内包し
た閉空間であるので、循環搬送中の現像剤を搬送途中の
各部に捕捉して自由な動きを規制しやすくなり、現像装
置の姿勢が変化しても現像剤が偏るのを防止することが
できる。
【0041】しかも前記連結される往路および復路の上
流側端部には現像剤搬送体が臨まず、下流側端部には現
像剤搬送体が臨んでいるので、前記上流側端部の空間ス
ペースが広がり、搬送されてくる現像剤を一時的に解放
するとともに順次搬送されてくる後続の現像剤によって
下流側端部内に自然に溢れださせ、下流側端部に達した
現像剤はこの部分に臨んでいる現像剤搬送体によって強
制的に下流側へ搬送するようにするので、往路および複
路の端部間が極く近接して現像剤の搬送方向を急激に転
換する場合でも、現像剤をこれに与える機械的なストレ
スを半減させながらスムーズにしかも確実に搬送するこ
とができる。
【0042】この場合、往路および復路の上流側の端部
の側面を、搬送されてきた現像剤を下流側の端部に向か
わせる傾きを持ったガイド面とすると、前記往路および
復路の連結部の上流側端部から下流側端部への溢れだし
による現像剤の移行を促進することができる。
【0043】本発明の第3の特徴の上記構成によれば、
現像剤搬送路内にて回転駆動される現像剤搬送体によっ
て現像剤を搬送し、この搬送する現像剤を一部で現像場
に供給して現像を行うことができ、搬送する現像剤の一
部に高密度部や詰まりが生じた場合、現像剤搬送体の回
転駆動が過負荷状態になるが、このときトルクリミッタ
に滑りが生じて駆動手段の駆動を現像剤搬送体に伝達し
なくなるので、過負荷状態のまま現像剤搬送体が駆動さ
れ続けるのを防止することができる。
【0044】またトルクリミッタに滑りが生じて現像剤
搬送体が停止状態になっても、現像が継続でき、また現
像が継続されて現像剤が消費されることによって現像剤
の前記高密度状態や詰まりが解消されて過負荷状態でな
くなるとトルクリミッタは自動的に復帰して駆動手段の
駆動を現像剤搬送体に再度伝達するので、現像剤の搬送
を自動的に再開することができる。
【0045】前記各場合において、現像剤搬送体をスク
リュウとすると、現像剤搬送路での現像剤の捕捉性がよ
く、さらに安定した現像剤の搬送および供給を達成する
ことができ、また現像装置の姿勢に変化があったときの
現像剤の偏りを防止しやすい。
【0046】
【実施例】以下図1〜図7に示す本発明の第1の実施例
について説明する。
【0047】図1〜図5は現像装置を示し、図6は前記
現像装置を装着した画像形成装置を示している。図7は
画像形成装置の感光体ドラムまわりの構成を詳細に示し
ている。
【0048】本実施例は特に、パーソナルコンピュータ
に接続して用いられるようなパーソナルな用途に適した
簡単かつ小型で安価な画像形成装置で、図6に示すよう
に、本体11内に感光体ドラム1とこれに画像露光を行
うプリントヘッド2とを持ったプリンタの場合を例示し
ている。
【0049】プリントヘッド2はLED等の発光素子や
液晶シャッタを配列して画像露光を行ういわゆる固体走
査方式のものを採用している。大型の機種ではレーザビ
ームを偏向して走査を行うプリントヘッドを採用するこ
ともできる。
【0050】感光体ドラム1の外径面まわりには、図7
に示すように帯電チャージャ3、前記プリントヘッド
2、現像装置4、転写ローラ5およびクリーニング装置
6が、感光体ドラム1の矢印で示す回転方向に向けて順
次配設されている。
【0051】図6に戻って、感光体ドラム1と転写ロー
ラ5との間の転写部の手前には本体11の外面の手差し
用の給紙口12等から通じる給紙路13が設けられ、転
写部の後方には本体11内に設けらている定着装置18
への搬送路15が設けられている。
【0052】定着装置18の後方には本体11の外面の
排紙口16に通じる排紙路17が設けられている。
【0053】本体11は紙面に直角な方向で見た前後に
長方形側面を持ち、その一方の長辺と短辺に沿う2つの
設置面11a、11bを有し、他方の短辺に前記給紙口
12と排紙口16とを設けてある。このため設置面11
a、11bのどちらによって本体11が設置されても給
紙および排紙ができる。
【0054】また感光体ドラム1に対してクリーニング
装置6が設置面11aと反対側に、また現像装置4が設
置面11aの側にそれぞれ位置し、感光体ドラム1の給
紙口12および排紙口16との対向側に転写ローラ5が
位置するようにしてある。
【0055】また給紙口12は本体11の外面の設置面
11aの側に寄って設けられ、排紙口16は設置面11
aから遠い側の端部近くに設けられている。
【0056】そして排紙口16と転写部との間の排紙口
16の側に寄って感光体ドラム1から外れた位置に定着
装置18が設けられている。
【0057】これによって給紙口12から給紙した記録
シートを転写部に送り込み、かつ転写後に定着装置18
を経て排紙口16に排紙することが、本体11内の極く
一部のスペースを利用した短い経路にて達成することが
できる。
【0058】そして設置面11a、11bのどちらによ
って本体11が設置されても、定着装置18は感光体ド
ラム1の上に位置することになる。したがって定着装置
18の熱が感光体ドラム1まわりの作像機構部に悪影響
するのを防止することができる。
【0059】また現像装置4は前記配置上、設置面11
a、11bのどちらによって本体11が設置されても、
感光体ドラム1の側部か下に位置することになる。この
ため現像装置4から現像剤を直接供給される現像剤担持
体としての感光体ドラム1に現像剤を供給するのに、現
像剤が重力作用によって過剰供給となり各部間に詰まる
ようなことを防止することができ、特に感光体ドラム1
の広域部に現像剤を全面に均一に供給付着させ、後に非
画像部の現像剤を除去して回収する本実施例の現像方式
には有効である。
【0060】なお、本実施例においては現像剤には磁性
一成分現像剤を用いているが、万一現像装置4から現像
剤が漏れでるようなことがあっても、これが感光体ドラ
ム1に付着してこれを汚損するようなことも回避され
る。
【0061】本体11の前記通紙経路や転写部はジャム
処理や補修等のために開閉可能とされる。この場合図6
における現像装置4の右側部分が開放されるようにし、
ユニット化した現像装置4および感光体ドラム1を前記
開放部を通じて図に矢印31で示す方向に着脱できるよ
うにしてある。
【0062】なおこの着脱方向は他の機器の配置や本体
11の各部の開閉構造に応じて自由に設定できる。
【0063】現像装置4自体は図1〜図5に詳しく示し
てある。これについて説明する。現像剤を貯留しこれを
供給するホッパ21、このホッパ21からの現像剤を搬
送する現像剤搬送路22、この現像剤搬送路22にて現
像剤を搬送し現像剤搬送路22に沿う現像剤担持体とし
ての感光体ドラム1に現像剤を供給する現像剤搬送体2
4を備え、感光体ドラム1まわりの現像場23での現像
場23にて現像が行われるようにする。
【0064】現像剤搬送路22はホッパから現像剤を送
りだす往路22aと、この往路22aに送りだされる現
像剤をホッパ21に戻す復路22bとがホッパ21を一
部に含んで連続する現像剤循環路を形成している。往路
22aおよび復路22bの一部、本実施例では往路22
aに前記現像剤担持体としての感光体ドラム1に接して
これに前記全面現像に充分な量の現像剤を供給する幅広
な現像剤供給口61を設けてある。
【0065】これによって、ホッパ21内に貯留され、
攪拌羽根20によって攪拌される現像剤を現像剤搬送路
22の往路22aに送りだして後、これに続く復路22
bを通じてホッパ21内に戻すことを繰り返すので、ホ
ッパ21内に現像剤がある間、ホッパ21および現像剤
搬送路22の往路22aおよび復路22bがなす循環路
にて常時定量の現像剤を循環搬送することができ、循環
搬送の途中で前記現像剤供給口61を通じて現像剤担持
体としての感光体ドラム1に現像剤を安定供給し、適正
な現像が行われるようにすることができる。
【0066】本実施例での前記方式の現像は、前記幅広
な現像剤供給口61を通じて感光体ドラム1の比較的広
域な部分に現像剤を供給し、感光体ドラム1上の画像部
および非画像部双方に無差別に現像剤を供給付着させ
る。
【0067】次いで全面に現像剤が付着した感光体ドラ
ム1が現像場23に到達したとき、回収ローラ25と感
光体ドラム1との間の電位差による電界力及び磁気力の
相互作用によって感光体ドラム1上の非画像部に吸着さ
れている現像剤を回収ローラ25上に吸引して除去し現
像を完了する。
【0068】非画像部の現像剤を吸引除去する場合、感
光体ドラム1と回収ローラ25との間に直流電界に加え
て交番電界を作用させると、非画像部の特に表面に吸着
して安定している現像剤でも、非画像部の上層部の比較
的自由な、あるいは遊離して十分に自由な現像剤粒子を
先に振動させてこれを前記安定している現像剤に衝突さ
せ、回収ローラ25の側に効果的に吸引し除去すること
ができる。 非画像部から除去した回収ローラ25上の
現像剤は回収ローラ25の回転によって現像剤搬送路2
2内に戻して回収する。52はこの回収のためのブレー
ドであるが、現像剤が現像剤供給口61と回収ローラ2
5との間から漏れでるのを防止するシールの役目もして
いる。
【0069】また循環搬送する現像剤は1回の循環ごと
にホッパ21内に戻り、ここでホッパ21内の現像剤と
更新、混合されるので、ホッパ21内の現像剤を含めた
全体の現像剤を、均質に保ちながら供給することがで
き、一部成分の異常消費による急激な劣化や使用経歴の
多い現像剤の偏り等がなく、安定した現像を保証するこ
とができる。
【0070】往路22aおよび復路22bは現像剤搬送
体24を内包した閉空間としてあるので、現像装置4が
本体11から抜き出された単独の状態で、あるいはこれ
を装着した本体11とともに、取扱い向きや設置向きを
変えられても、現像剤搬送路22内の各部の現像剤を現
像剤搬送体24との間で重力作用に抗してその場に保持
し、循環搬送路の一端側や往路および復路の一方側に偏
るようなことを回避することができる。
【0071】また現像剤搬送路22の感光体ドラム1等
の現像剤担持体に接する現像剤供給口61は往路22a
に設けてあり、前記現像方式上一部回収ローラ25とも
接し、現像剤搬送路22は感光体ドラム1および回収ロ
ーラ25に沿ってかさ張り少なく設置することができ
る。
【0072】またこの場合現像剤搬送路22が感光体ド
ラム1および回収ローラ25とともに前記閉空間を形成
するようにすると、現像場23への現像剤の供給を行う
のに必要な閉空間が狭くなるので、前記現像剤の保持を
より確実に行うことができる。
【0073】なお回収ローラ25はホッパ21および現
像剤搬送路22を形成している現像ケーシング30の一
部に一体形成された現像場カバー30a内に設置してあ
る。
【0074】また上記閉空間の内の、往路22a内の現
像剤搬送体24と感光体ドラム1および回収ローラ25
側との間にできる前記現像剤搬送体24の搬送力が及ば
ない、また感光体ドラム1や回収ローラ25の担持が及
ばない現像剤遊び空間55を、回収ローラ25内および
感光体ドラム1内に設けられた円筒状の円筒状磁石53
やセクタ状マグネット81の磁極間に形成され現像剤を
重力に抗して保持できる強さの磁界54内に位置するよ
うに設定してある。
【0075】したがってこの現像剤遊び空間55内の現
像剤は、前記現像剤搬送体24による搬送力や感光体ド
ラム1および回収ローラ25による担持力を受けずその
場に捕捉されにくいが、磁性を有するものであれば前記
磁界54によって重力に抗し保持されるので、現像剤の
前記偏りをさらに確実に防止することができる。
【0076】現像剤搬送路22での現像剤搬送能力を、
スクリュウとした現像剤搬送体24のスクリュウブレー
ド24aのリードを大きくしていくことによって、ホッ
パ21の出口21aから往路22aおよび復路22bを
経たホッパ21の入口21bに至る下流側に向け適宜大
きくなるように設定してある。
【0077】これによってホッパ21から送りだされる
現像剤に下流側にいくにしたがって大きな搬送力を働か
せることになり、現像剤の往路22aおよび復路22b
内での余裕を徐々に増大させていき、最後に容量の大き
なホッパ21内に送り込んで解放するので、現像剤が循
環搬送中に詰まるようなことや、これに近い高密度状態
になって現像剤に強い疲労を与えるようなことを防止す
ることができる。
【0078】なお現像剤搬送体24のリードが大きくな
ると、現像剤の把持力が甘くなり、前記現像剤の各部へ
充分に保持できず、前記偏りを防止し切れないことがあ
る。
【0079】この場合スクリューブレード24aを多条
に形成すると対策できる。
【0080】特に本実施例では、互いに隣接してそれぞ
れ逆向きに現像剤を搬送する現像剤搬送体24を内包し
た閉空間をなす往路22aおよび復路22bを、隣接す
る端部間で連結する連結路22cの通路幅を往路22a
のそれよりも大きくしてあり、この部分で循環搬送中の
現像剤がほぐれるので、急激な屈曲経路での次への移行
および搬送がスムーズになり、急激な屈曲経路での連結
が可能なことによって現像装置の感光体ドラム1まわり
のかさ張りを少なくすることができ、装置の小型化に貢
献する。
【0081】またこの連結路22cにて連結される往路
22aおよび復路22bの上流側の端部には現像剤搬送
体24が臨まず、下流側の端部には現像剤搬送体24が
臨むようにしている。
【0082】これによって、前記上流側端部の空間スペ
ースが広がり、搬送されてくる現像剤を一時的に解放す
るとともに順次搬送されてくる後続の現像剤によって下
流側端部内に自然に溢れださせ、下流側端部に達した現
像剤はこの部分に臨んでいる現像剤搬送体24によって
強制的に下流側へ搬送するようにするので、往路22a
および複路22bの端部間が前記のように極く近接して
現像剤の搬送方向を急激に転換する場合でも、現像剤を
これに与える機械的なストレスを半減させながらスムー
ズにしかも確実に搬送することができる。
【0083】そしてさらに、往路22aおよび復路22
bの上流側の端部の側面は、図1、図2に示すように搬
送されてきた現像剤を下流側の端部に向かわせる傾きを
持ったガイド面80としてある。この傾きは傾き度が順
次に変化する滑らかな曲面としてあるが具体的には種々
に設計できる。
【0084】このため前記往路22aおよび復路22b
の連結路22cの上流側端部から下流側端部に溢れだす
現像剤をガイド面80により案内して下流側への移行を
促進することができる。
【0085】なお本実施例では往路22aと復路22b
とはホッパ21を介した循環路にて前記のような特徴を
発揮するものであるが、本発明においてはこれに限ら
ず、往路22aおよび復路22bの両端部間が連結路2
2cにて連結され、ホッパ21がその途中の一点に現像
剤の補給が可能なように連結され、ホッパ21が循環路
に含まれないようにした構造のものとすることもでき
る。
【0086】この場合、前記両端2か所にできる連結路
22cの双方に前記連結路22cの構造を適用して有効
である。
【0087】現像剤搬送体24の現像剤搬送能力の設定
は、前記の他現像剤搬送体の径や駆動速度等によっても
適宜行える。
【0088】本実施例では特に、ホッパ21から現像剤
搬送路22の往路22aへの現像剤の供給量が、少なく
とも現像剤担持体である感光体ドラム1が流量規制板8
8によって所定量に制限される現像剤の搬送量と同等以
上であるので、感光体ドラム1は自身の搬送量一杯の現
像剤を常時担持して搬送し現像場23での現像に不足な
く供することができる。
【0089】なお、ホッパ21から現像剤搬送路22の
往路22aへの現像剤の供給量はホッパ21内の現像剤
の密度の影響を受けやすく、特にホッパ内に現像剤が多
量にある場合は現像剤が圧縮されて密度が高まり、現像
剤搬送路22の往路22aへ多量の現像剤が送り込まれ
る場合がある。
【0090】このような場合には現像剤遊び空間55内
の現像剤の密度が次第に高まっていき、流量規制板88
を通過する現像剤の量が増大し、現像場23へ過大な現
像剤が送りこまれる結果、画質が劣化する。
【0091】本実施例においては感光体ドラム1に対面
する部分の現像剤搬送路22の往路22aにおける現像
剤搬送能力をホッパ21の現像剤出口21a部の現像剤
搬送能力の1.5倍以上に設定している。
【0092】したがって仮にホッパ21の現像剤出口2
1a部で現像剤の圧力が高まり、密度が高い状態で現像
剤搬送路22の往路22aに現像剤が送り出されたとし
ても、現像剤搬送路22の往路22a内では現像剤はほ
ぐされ、密度が低下するため、画質が劣化することはな
く安定した現像が行える。
【0093】なお、現像剤の搬送能力は、スクリュウブ
レード24aの断面積やそのリードを適宜設定すること
によって決定していることは勿論である。
【0094】また、ホッパ21内の最底部の現像剤を残
りなく送りだすためには、図の22bで示す現像剤搬送
路を往路とし、22aで示す現像剤搬送路を復路とする
こともできるが、このような場合には復路22aの現像
剤搬送能力を往路搬送能力の1.5倍以上にとっておけ
ばより安全で確実な現像が行える。
【0095】また本実施例に戻って、往路22aから復
路22bへの接続路22cの通路幅を往路22aのそれ
よりも大きくしてあり、この部分で循環搬送中の現像剤
がほぐれるので、屈曲経路での次への移行および搬送が
スムーズになる。
【0096】さらに往路22a内の現像剤搬送体24が
スクリュウであってホッパ21内に臨んでいるので、ホ
ッパ21内の自由な現像剤をよく捕捉し確実に送り出す
ことができる。
【0097】現像剤搬送体24の現像剤搬送能力の設定
は、前記の他現像剤搬送体の径や駆動速度等によっても
適宜行える。
【0098】またホッパ出口21aの現像剤搬送能力が
現像剤担持体24の回収ローラ25のそれよりも大であ
るように設定してある。したがって、現像剤を前記循環
搬送しながら現像場23に供給するのに供給量が不足す
るようなことを防止することができる。
【0099】なお本実施例では現像剤搬送体24の感光
体ドラム1に対向する部分のリードは一定にしてある。
これによって循環搬送されながら感光体ドラム1に供給
される現像剤が、搬送速度の差によって感光体ドラム1
への供給量が不均一になるのを回避することができる。
【0100】本実施例のように復路22b側の現像剤搬
送体24がホッパ21内に大きく進入していると、復路
22bからホッパ21内に現像剤を戻すのに、現像剤を
ホッパ21内の奥部にまで確実に送り込みながらホッパ
21内の現像剤との攪拌、混合を積極的に行うことがで
きる。
【0101】各現像剤搬送体24が同じ向きのリードで
駆動機構82によって互いに逆向きに回転駆動されるよ
うにしてあり、相互に直結のギヤ27、28の噛み合わ
せによって現像剤を搬送するための駆動を達成すること
ができ、駆動機構82の構造を簡略化することができ
る。
【0102】またこのギヤ連結はトルクリミッタ57を
介して行っている。したがって万一往路22aや復路2
2bにて現像剤の詰まりや高密度化により過剰付加が生
じても、トルクリミッタ57の滑りによって対処でき、
無理な駆動が行われないようにする。
【0103】したがって現像剤の急激な疲労や各部の損
傷を回避することができるし、トルクリミッタ57が滑
っている間も現像を続けることができ、これによって現
像剤の高密度状態や詰まりが徐々に解消していくと、ト
ルクリミッタ57は自動的に復帰して駆動機構82の駆
動力を現像剤搬送体24に伝達し始めるので、特別な調
整や補修は不要である。
【0104】ホッパ21の現像剤を補給する補給口21
cには、蓋58が施され、これを外して現像剤補給容器
43を装着し、現像剤を補給できるようにしてある。
【0105】ホッパ21が感光体ドラム1の長手方向の
一端外側に位置し、往路22aおよび復路22bがホッ
パ21から感光体ドラム1に平行に延びているので、ホ
ッパ21が感光体ドラム1の外径面まわりに位置せず、
現像剤の往路22aおよび復路22bだけが感光体ドラ
ム1の外径面まわりにこれと平行に位置して回収ローラ
25に現像剤を供給することができるので、現像装置4
の感光体ドラム1まわりに占めるスペースを半減するこ
とができる。
【0106】したがって画像形成部のさらなる小型化に
有利であるし、画像露光や帯電手段等の設置にスペース
的余裕ができ、作像機器の設置に自由度が増す。また現
像装置4自体の設置向きも自由になる。
【0107】また現像装置4を感光体ドラム1等とユニ
ット化して本体11に図1、図6の矢印31のように感
光体ドラム1の軸線と直角な横向きに着脱するような場
合、従来のようにホッパが現像剤搬送路22の背部にあ
るような形式では、プリントヘッド2にホッパ21が干
渉して前記着脱は行えない。
【0108】したがってプリントヘッド2をも現像装置
4および感光体ドラム1とともにユニットとして取扱
い、同時に着脱することも考えられる。しかしプリント
ヘッド2は高価であり着脱ユニットの一部として消耗品
扱いするのには問題がある。
【0109】本実施例のようにホッパ21が感光体ドラ
ム1の長手方向の一端外側に位置していると、前記着脱
に当たってプリントヘッド2と干渉しないので、プリン
トヘッド2を本体11側のエレメントとして固設してお
ける利点がある。
【0110】クリーニング装置6は、感光体ドラム1の
表面に接するクリーニングブレード32を有し、このク
リーニングブレード32によって転写後の残留現像剤を
感光体ドラム1の表面から除去する。
【0111】このクリーニングブレード32は前記除去
した残留現像剤をホッパ21に戻す現像剤返送路33の
現像剤受入れ口34の一方の口縁に設けられ、除去した
残留現像剤を現像剤返送路33にすくい入れるようにし
てある。56は現像剤受入れ口34の他方の口縁に設け
られたシール片である。
【0112】現像剤返送路33にはスクリュウである現
像剤搬送体35が設けられており、現像剤返送路33に
受け入れられる残留現像剤をホッパ21内に返送する。
これによって除去した残留現像剤を貯蔵しこれを廃棄す
る特別な装置が不要である。
【0113】そして本実施例の画像形成装置のようにパ
ーソナルな使用に向く小型のものであると、残留現像剤
を回収して再度これを使用するが、量は少なく、しかも
ホッパ21内の大量の現像剤と攪拌、混合して用いるの
で影響は出にくく、特に問題とはならない。
【0114】本実施例ではさらに現像剤搬送路22の往
路22aと復路22bとは、図6に示す設置面11aに
て設置された本体11の設置向きにて感光体ドラム1に
対向する往路22aの方が、復路22bよりもやや高い
位置にあるようにしてある。
【0115】これにより本体11が設置面11bにて設
置された場合も、往路22aと復路22bとの位置関係
が一定する。したがって本体11が設置面11aおよび
11bのどちらで設置されても現像剤の供給状態に変動
が生じ難くいし、どちらの場合も感光体ドラム1に対し
現像剤を下方から供給することになるので、重力による
過剰供給を防止するのに有利である。
【0116】したがって過剰供給による高密度状態や詰
まりが生じて現像剤に強いストレスが掛かるのを防止で
きる。
【0117】なお往路22aと復路22bとの配列を入
れ換えた位置関係にすることもできる。これによって往
路22aの方が下側になるので、ホッパ21内の最低位
部の現像剤をも送りだして現像に供することができる。
【0118】現像剤搬送体35は前記現像剤搬送路22
の現像剤搬送体24と平行に、しかも感光体ドラム1を
挟んで近接して位置し、これらとギヤ連結して連動させ
ることで簡単に駆動することができ、装置の簡略化およ
び小型化に寄与する。
【0119】なお攪拌羽根20は現像剤搬送体24との
ギヤ41、42を介した連結にて連動回転される。
【0120】これによって特別な駆動源や操作なしに、
現像剤のホッパ21から現像剤搬送路22にスムーズに
移行させることができる。
【0121】上記の現像剤搬送体24、35はスクリュ
ウ以外のもの、例えば搬送羽根を有したもの等知られる
種々のものを採用することができる。
【0122】特に現像剤搬送体35は、現像剤の搬送量
が極端に少ないので、コイルスプリング等による簡易な
ものを採用することができる。
【0123】図8は本発明の第2の実施例を示し、現像
剤搬送路22の往路22aに設ける現像剤供給口61を
幅狭に形成して現像剤担持体である現像スリーブ71に
現像剤を供給して現像を行う、通常形式のものにしてあ
る。
【0124】現像スリーブ71に供給した現像剤は弾性
ブレード51によって層厚の規制を受け、このときの摩
擦によって現像剤が帯電されて現像場23に搬送された
とき感光体ドラム1上の画像部に吸引されてこれを現像
するようになっている。
【0125】また現像剤遊び空間55の現像剤は現像ス
リーブ71内の円筒状磁石53に磁極間に形成される磁
界54によって重力に抗し保持できるようにしてある。
50は現像場カバー30aと現像スリーブ71との間を
シールするシール片である。
【0126】他の構成は第1の実施例と変わらないので
説明は省略する。
【0127】
【発明の効果】本発明の第1の特徴によれば、ホッパか
らの現像剤を現像剤搬送体によってこれを内包する現像
剤搬送路に沿って循環搬送しながら、現像剤搬送路の現
像剤担持体に沿う部分にて前記循環搬送途中の現像剤を
現像剤供給口を通じ現像場に供給して現像を行うことが
でき、現像剤搬送路は前記現像剤搬送体を内包した閉空
間であって、循環搬送中の現像剤を搬送途中の各部に捕
捉して自由な動きを規制しやすくなり、現像装置の姿勢
が変化しても現像剤が偏るのを防止するので、取扱い向
きや設置向きの変更があっても現像剤を常に安定して供
給することができ現像性能の安定化が達成される。
【0128】またホッパから現像剤搬送路への現像剤の
供給量が、少なくとも現像剤担持体の現像剤の搬送量と
同等以上であるので、現像剤担持体は現像剤の供給を受
ける初期から、自身の搬送量一杯の現像剤を常時担持し
て搬送し現像場での現像に不足なく供して、現像性能の
安定化を図ることができる。
【0129】像剤搬送路の前記現像剤担持体に沿う部
分の現像剤搬送体の現像剤搬送能力をこの部分に供給さ
れる現像剤の供給量の1.5倍以上に設定してあり、こ
の部分での現像剤の搬送かさを低減することができ、現
像剤の密度が上がるなど何らかの原因でホッパから現像
剤搬送路への現像剤の供給量が増大し、現像剤搬送路の
現像剤担持体に沿う部分へ過大な現像剤が供給されたと
しても、現像剤担持体に沿う部分の現像剤搬送路におい
ては、現像剤が十分にほぐされるため、現像剤担持体に
供給される現像剤の密度が高くなりすぎ、この結果現像
される画像の品質が劣化すると言った問題を回避するこ
とができる。したがって、現像性能が高精度に安定す
る。
【0130】前記現像剤搬送路をホッパから現像剤を送
りだす往路と、この往路に送りだされる現像剤をホッパ
に戻す復路とで構成すると、現像剤を一回循環搬送する
都度広いホッパ内に一度解放するので、現像剤を循環搬
送するのに閉空間をなす往路と復路との現像剤搬送量の
不釣り合いを吸収し、高密度状態の搬送が持続するよう
なことを回避するので、現像剤搬送路内で現像剤が高密
度化したり詰まってしまってしまうのを防止し、現像剤
の供給を安定化させることができる。またホッパに戻さ
れる現像剤はホッパ内の多量の現像剤と更新、混合され
て次の搬送に供されるので、ホッパから送りだし現像に
供する現像剤の均質化を図って現像性能を安定化させる
ことができる。
【0131】本発明の第2の特徴によれば、現像剤搬送
路は、互いに隣接してそれぞれ逆向きに現像剤を搬送す
る現像剤搬送体を内包した閉空間をなす往路および復路
を現像剤を搬送しながら、往路および復路の隣接する端
部間の連結部を介して循環させ、途中一部で現像場に現
像剤を供給して現像を行うことができ、現像剤搬送路の
往路および復路は前記現像剤搬送体を内包した閉空間で
あるので、循環搬送中の現像剤を搬送途中の各部に捕捉
して自由な動きを規制しやすくなり、現像装置の姿勢が
変化しても現像剤が偏るのを防止し、取扱い向きや設置
向きの変更があっても現像剤を常に安定して供給するこ
とができ現像性能の安定化が達成される。
【0132】しかも前記連結される往路および復路の上
流側端部には現像剤搬送体が臨まず、下流側端部には現
像剤搬送体が臨んでいるので、前記上流側端部の空間ス
ペースが広がり、搬送されてくる現像剤を一時的に解放
するとともに順次搬送されてくる後続の現像剤によって
下流側端部内に自然に溢れださせ、下流側端部に達した
現像剤はこの部分に臨んでいる現像剤搬送体によって強
制的に下流側へ搬送するので、往路および複路の端部間
が極く近接して現像剤の搬送方向を急激に転換する場合
でも、現像剤をこれに与える機械的なストレスを半減さ
せながらスムーズにしかも確実に搬送することができ、
現像剤搬送路の前記急激な転換構造により感光体まわり
でのかさ張りを小さくして装置の小型化を達成しながら
現像剤の安定した供給を達成し、現像性能を安定化する
ことができる。
【0133】この場合、往路および復路の上流側の端部
の側面を、搬送されてきた現像剤を下流側の端部に向か
わせる傾きを持ったガイド面とすると、前記往路および
復路の連結部の上流側端部から下流側端部への溢れだし
による現像剤の移行を促進し、現像剤の供給をさらに安
定化させることができる。
【0134】本発明の第3の特徴によれば、現像剤搬送
路内にて回転駆動される現像剤搬送体によって現像剤を
搬送し、この搬送する現像剤を一部で現像場に供給して
現像を行うことができ、搬送する現像剤の一部に高密度
部や詰まりが生じた場合、現像剤搬送体の回転駆動が過
負荷状態になるが、このときトルクリミッタに滑りが生
じて駆動手段の駆動を現像剤搬送体に伝達しなくなるの
で、過負荷状態のまま現像剤搬送体が駆動され続けて、
現像剤に急激な疲労を与えたり、各部が損傷するような
ことを回避し、装置の安全を図ることができる。またト
ルクリミッタに滑りが生じて現像剤搬送体が停止状態に
なっても、現像剤の疲労を招くことなく現像を継続でき
るので現像性能の安定化を図ることができるし、現像の
継続により現像剤が順次消費されることによって前記高
密度状態や詰まりが解消されて過負荷状態でなくなると
トルクリミッタが自動的に復帰して駆動手段の駆動を再
度現像剤搬送体に伝達し、現像剤の搬送を自動的に再開
し通常動作状態にもどるので、特別な調整や補修が不要
であり保守管理に便利である。
【0135】前記各場合において、現像剤搬送体をスク
リュウとすると、現像剤搬送路での現像剤の捕捉性がよ
く、さらに安定した現像剤の搬送および供給を達成する
ことができ、また現像装置の姿勢に変化があったときの
現像剤の偏りを防止しやすいので、現像性能の安定性が
さらに向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用された現像装置の斜視図である。
【図2】図1の現像装置を水平方向に断面して見た平面
図である。
【図3】図1の現像装置のホッパ側一部を示す平面図で
ある。
【図4】図1の現像装置のホッパ部の断面図である。
【図5】図1の現像装置のホッパ側一部を垂直方向に断
面して見た断面図である。
【図6】図1の現像装置を有した画像形成装置の全体の
概略構成図である。
【図7】図7の画像形成装置の作像部を示す断面図であ
る。
【図8】本発明の第2の実施例を示す画像形成装置の作
像部の断面図である。
【符号の説明】
1 感光体ドラム 4 現像装置 11 本体 21 ホッパ 21a 出口 21b 入口 22 現像剤搬送路 22a 往路 22b 復路 22c 連結路 23 現像場 24 現像剤搬送体 25 回収ローラ 33 現像剤搬送路 57 トルクリミッタ 61 現像剤供給口 71 現像スリーブ 80 ガイド面 82 駆動機構

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 現像剤を貯留しこれを供給するホッパ
    と、このホッパからの現像剤を搬送して感光体まわりの
    現像場をなす現像剤担持体に沿う部分でこの現像剤担持
    体に現像剤を現像剤供給口を通じて供給した後、別の経
    路で現像剤を返送して現像剤を循環搬送する現像剤搬送
    路と、この現像剤搬送路内に設けられて現像剤の搬送を
    行う現像剤搬送体とを備え、現像剤搬送路は現像剤担持
    体とともに現像剤搬送体を内包した閉空間とされ、現像
    剤搬送路の前記現像剤担持体に沿う部分への現像剤供給
    量を現像剤担持体の現像剤搬送量と同等以上とし、この
    部分の現像剤搬送体の現像剤搬送能力をこの部分への現
    像剤供給量の1.5倍以上に設定したことを特徴とする
    現像装置。
  2. 【請求項2】 現像剤搬送路はホッパから現像剤を送り
    だす往路と、この往路に送りだされる現像剤をホッパに
    戻す復路とからなる請求項1に記載の現像装置。
  3. 【請求項3】 互いに隣接してそれぞれ逆向きに現像剤
    を搬送する現像剤搬送体を内包した閉空間をなす往路お
    よび復路を、隣接する端部間で連結するとともに、途中
    の一部で現像場に現像剤を供給する現像剤搬送路を備
    え、この連結される往路および復路の上流側の端部には
    現像剤搬送体が臨まず、下流側の端部には現像剤搬送体
    が臨んでいる部分が存在することを特徴とする現像装
    置。
  4. 【請求項4】 往路および復路の上流側の端部の側面
    は、搬送されてきた現像剤を下流側の端部に向かわせる
    傾きを持ったガイド面とされている請求項3に記載の現
    像装置。
  5. 【請求項5】 現像剤を搬送して一部で現像剤を現像場
    に供給する現像剤搬送路と、この現像剤搬送路内にて回
    転駆動されて現像剤を搬送する現像剤搬送体と、この現
    像剤搬送体を回転駆動する駆動手段とを有し、駆動手段
    と現像剤搬送体との間に現像剤搬送体が過負荷状態にな
    るまでは駆動手段の駆動を現像剤搬送体に伝達し、過負
    荷状態に達すると滑りをなして駆動手段の駆動を現像剤
    搬送体に伝達しないトルクリミッタを設けたことを特徴
    とする現像装置。
  6. 【請求項6】 現像剤搬送体はスクリュウである請求項
    1〜5のいずれかに記載の現像装置。
JP5001527A 1992-06-29 1993-01-08 現像装置 Pending JPH0675478A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5001527A JPH0675478A (ja) 1992-06-29 1993-01-08 現像装置

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17133592 1992-06-29
JP4-171335 1992-06-29
JP5001527A JPH0675478A (ja) 1992-06-29 1993-01-08 現像装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0675478A true JPH0675478A (ja) 1994-03-18

Family

ID=26334749

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5001527A Pending JPH0675478A (ja) 1992-06-29 1993-01-08 現像装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0675478A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006119302A (ja) * 2004-10-20 2006-05-11 Canon Inc 現像器及び画像形成装置
JP2012003031A (ja) * 2010-06-17 2012-01-05 Brother Ind Ltd 現像剤供給装置
JP2012003032A (ja) * 2010-06-17 2012-01-05 Brother Ind Ltd 現像剤供給装置

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006119302A (ja) * 2004-10-20 2006-05-11 Canon Inc 現像器及び画像形成装置
JP4669260B2 (ja) * 2004-10-20 2011-04-13 キヤノン株式会社 現像器及び画像形成装置
JP2012003031A (ja) * 2010-06-17 2012-01-05 Brother Ind Ltd 現像剤供給装置
JP2012003032A (ja) * 2010-06-17 2012-01-05 Brother Ind Ltd 現像剤供給装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4715263B2 (ja) クリーニング装置及びこれを用いたプロセスカートリッジ並びに画像形成装置
JP5387980B2 (ja) 現像装置、プロセスカートリッジ、及び画像形成装置
JP5124231B2 (ja) 現像装置、画像形成装置、及びプロセスカートリッジ
US7289755B2 (en) Development apparatus, process cartridge, and image forming apparatus
US8620194B2 (en) Developing device, process cartridge, image forming apparatus, and developer discharge device having a discharge port
JP4676341B2 (ja) 現像装置及び画像形成装置
US5848326A (en) Toner conveying method and device for an image forming apparatus
JP2006267922A (ja) プロセスカートリッジ及びこれを用いた画像形成装置
US5526099A (en) Developing device and an image forming apparatus using the same
JP2008257213A (ja) 現像装置、プロセスカートリッジ及び画像形成装置
JP5442186B2 (ja) 現像装置、画像形成装置、及びプロセスカートリッジ
JPH0675478A (ja) 現像装置
JP6763341B2 (ja) 画像形成装置
JP4981507B2 (ja) 画像形成装置
JP2007147807A (ja) 現像装置、及び画像形成装置
JP5228769B2 (ja) 現像装置及び画像形成装置
JP3974123B2 (ja) 画像形成装置
JP4742640B2 (ja) プロセスカートリッジ及び画像形成装置
JPH0619303A (ja) 現像装置およびこれを有する画像形成装置
JPH0619304A (ja) 現像装置
JP2000321872A (ja) 画像形成装置
JP2019200305A (ja) 画像形成装置
JP4952853B2 (ja) クリーニング装置及びこれを用いたプロセスカートリッジ並びに画像形成装置
JPH0619305A (ja) 現像装置
JPH0822179A (ja) 現像剤補給装置