JP2008015263A - 現像装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】現像剤収容室内の現像剤の部分的な滞留を防止し、現像剤を現像剤収容室内において均一にすることにより、高画質な画像形成を可能とする現像装置を提供することを目的とする。
【解決手段】現像剤収容室8a内に設けられ、トナーとキャリアとを含んだ現像剤を攪拌しながら搬送させる攪拌搬送手段を備えた現像装置であって、上記攪拌搬送手段は、互いに隣接し、且つ搬送方向が逆向きとなるよう並設された複数のスクリュー81、82からなり、上記複数のスクリューの現像剤搬送方向下流側端部は、隣接するスクリューへ現像剤を受け渡す移送部8fとされ、該移送部の更に搬送方向下流側には、現像剤退避部85が設けられていることを特徴とする。
【選択図】図2

Description

本発明は、ファクシミリ装置、複写機或いはプリンタ(これらの複合機も含む)等の画像形成装置に備えられた現像装置に関し、詳しくは、2成分現像剤(トナーとキャリア)が用いられる現像装置に関する。
上記のような画像形成装置としては、用紙カセット等を備えた給紙部から、1枚ずつ用紙(記録紙)を繰出し、用紙搬送路の途中に配設された搬送ローラ対(レジストローラ対)を経て電子写真記録部の感光体ドラム及び転写ローラの対合部に給送し、現像装置からトナーを供給して、感光体ドラム表面のトナー画像を記録紙に転写させ、定着器で永久画像として定着させた後排出させるようにした電子写真式画像記録部を備えたものが挙げられる。
画像形成装置の現像剤としては、トナーとキャリアとからなる2成分現像剤(以下、現像剤という)が用いられ、トナーとキャリアとを摩擦させることにより、トナーが帯電され、この帯電されたトナーによって上記トナー画像が形成される。
このような画像形成装置に備えられた現像装置には、トナー画像を形成する際に、帯電されたトナーのみを感光体ドラムに静電的に付着供給させるため、感光体ドラムへ供給されたトナーと同量のトナーを随時補給する機能が装備されており、補給されるトナーと残っている現像剤とを攪拌混合させながら、トナーに所定の値の帯電量が付与されるよう構成されている。このとき、均質で高画質な画像を形成するには、補給されるトナーと残っている現像剤とが上手く攪拌混合されること、また、現像剤収容室内において攪拌混合された現像剤を均一に保つ必要がある。
しかしながら、上記のように複数のスクリューを用いて攪拌混合する場合においては、それぞれのスクリューの現像剤搬送方向下流側近傍、即ち、隣接するスクリューに現像剤を移送する部分の手前で、現像剤搬送方向上流側から搬送されてきた現像剤と、スクリュー端部に設けられた逆向スパイラル羽根により押し戻される現像剤とが混流することにより、現像剤の流動が悪くなり、滞留する一方、受け渡された部分では、現像剤はスクリューにより滞留せずに、現像剤搬送方向下流側に向かって、搬送されるため、スクリューの長手方向において、現像剤の量が不均一となる問題があった。
このような問題は、特に、感光体ドラムにトナーを供給する現像ローラ側に位置するスクリューの長手方向において、現像剤の量が不均一となると、現像ローラに供給されるトナー量に不均一が生じ、均質で高画質な画像が形成されないという問題があった。
即ち、上記のように、現像ローラ側に位置するスクリューから現像ローラにトナーが搬送される過程において、隣接するスクリューに現像剤を移送する部分では、滞留してトナーが多くなり、受け渡された部分では、滞留しないため、トナーが少ない状態で現像ローラに向けて搬送されるので、現像ローラに供給されるトナーが、長手方向において不均一となり、均質で高画質な画像が形成されないこととなる。
下記特許文献1には、第1循環路及び第2循環路に、スパイラルアジテータやスパイラル状ブレードを配し、現像ロール側に配設されている第2循環路のスパイラルアジテータの内周面に、ステンレス線材でなる掻き上げ棒が設けられていることにより、トナーの搬送性及び現像ロールへのトナーの供給性を向上させた現像装置が開示されている。
また下記特許文献2には、第一の搬送手段と第二の搬送手段との間のトナー循環部の側面に突起が形成されたもの、第二の搬送手段の搬送方向における角部が曲面とされたもの、第一の搬送手段と第二の搬送手段との間のトナー循環部内に第三の搬送手段ととしてパドルが設けられたもの、第二の搬送手段の搬送方向における角部に振動部材が配設されたものとすることにより、トナーの流れをスムースした現像装置が開示されている。
特開平6−35317号公報 特開平8−278698号公報
しかしながら、上記特許文献1に記載の現像装置は、トナーの搬送性をよくするために、スパイラルアジテータやスパイラル状ブレードが設けられているが、現像剤搬送方向上流側から搬送されてくる現像剤が、搬送方向下流側端部で押し戻された現像剤と混流し、受け渡し部分の手前で滞留してしまう問題を解決したものではなかった。
また上記特許文献2に記載の現像装置によれば、主に第一の搬送手段と第二の搬送手段との間において、トナーが溜まることなく、トナーの塊状化を無くすことができるものであるが、これも上記特許文献1と同様に、現像剤搬送方向上流側から搬送されてくる現像剤が、搬送方向下流側端部で押し戻された現像剤と混流し、受け渡し部分の手前で滞留してしまう問題を解決したものではなかった。
更に、上記特許文献1及び上記特許文献2に記載の搬送手段であるアジテータは線状部材からなり、一成分トナーの搬送手段として構成されたものであるから、攪拌を要する2成分現像剤の搬送手段としては採用できないものである。
本発明は、上記実情に鑑みなされたものであり、現像剤収容室内の現像剤の部分的な滞留を防止し、現像剤を現像剤収容室内において均一にすることにより高画質な画像形成を可能とする現像装置を提供することを目的としている。
請求項1の発明に係る現像装置は、現像剤収容室内に設けられ、トナーとキャリアとを含んだ現像剤を攪拌しながら搬送させる攪拌搬送手段を備えた現像装置であって、上記攪拌搬送手段は、互いに隣接し、且つ搬送方向が逆向きとなるよう並設された複数のスクリューからなり、上記複数のスクリューの現像剤搬送方向下流側端部は、隣接するスクリューへ現像剤を受け渡す移送部とされ、該移送部の更に現像剤搬送方向下流側には、現像剤退避部が設けられていることを特徴とする。
本発明においては、攪拌搬送手段は、スパイラル羽根を備えたスクリューで構成され、上記現像剤退避部に配置されるスパイラル羽根は、現像剤搬送方向に対して現像剤を押し戻すよう形成されているものとすることができる。また上記複数のスクリューの間には、仕切り壁が設けられており、該仕切り壁は、上記移送部で低く形成されているものとすることができる。
本発明の現像装置によれば、隣接するスクリューへと移送されなかった現像剤は、現像剤の攪拌搬送・受け渡しに影響を与えない現像剤搬送方向下流側端部の更に下流側に設けられた該現像剤退避部に蓄積され、現像剤退避部85から押し戻される現像剤と、スクリューにより上流側から搬送されてきた現像剤とが混流する位置は、現像剤を受け渡す移送部となるから、現像剤が混流しながらも、そのまま移送部より移受部へと速やか移送されることとなり、移送部の手前で滞留することがない。よって、現像剤を現像剤収容室内において均一にすることができ、現像ローラに付着するトナーが不均一とならないので、結果として該現像装置が画像形成装置に備えられた際には、均質で高画質な画像を提供することに寄与できる。
また、現像剤退避部に配置されるスパイラル羽根を現像剤搬送方向に対して現像剤を押し戻すよう形成されたものとすれば、隣接するスクリューへと移送されず、現像剤退避部側へと侵入しようとする現像剤を移送部側へ押し戻すことができるとともに、現像剤退避部に蓄積された現像剤は、現像剤の攪拌搬送・受け渡しに影響の与えない場所、即ち現像剤退避部において、攪拌されながら、移送部へ押し戻すことができる。
更に複数のスクリューの間に、それぞれ仕切り壁を設け、仕切り壁は、移送部で低く形成されているようにすれば、仕切り壁が設けられている部分では複数のスクリューにより現像剤が充分に攪拌混合されつつ搬送されるとともに、移送部では仕切り壁が低く形成されているため、現像剤の流動が悪化、滞留することなく、隣接するスクリューに現像剤をスムーズに搬送することが可能となる。
以下に本発明の最良の実施の形態について、図面に基づいて説明する。図1は本発明の現像装置が採用された画像形成装置の一例を示す縦断面図、図2は同現像装置に設けられた攪拌搬送手段の一実施形態を示す平面図であり、図3は図2におけるX−X線縦断面図である。
図1に示す画像形成装置Aは、電子写真方式の記録部を備えたプリンタを例に採って示しているが、これに限らず、画像読取装置を備えた複写機、ファクシミリ装置或いはこれらの機能を兼ね備えた所謂複合機等であっても良いことは言うまでもない。図において、画像形成装置Aの装置本体1は、記録紙(用紙)の給紙部2と、電子写真方式の画像記録部3と、印字後の記録紙の排出部4とが、この順序で高さ方向に層積されて構成されている。記録紙の給紙部2は、多数枚の記録紙を堆積収納し得る抜差し可能な給紙カセット2aと、該給紙カセット2aの前端部に設置された分離給紙ローラ(ピックアップローラ)2bと、該分離給紙ローラ2bの周面に弾接する分離パッド2cとよりなる。給紙部2は、図例のような1段カセット方式に限らず、多段カセット方式、或いはオプションカセット方式とすることも可能である。
画像記録部3は、感光体ドラム5の周囲に、帯電器6、LED等からなる露光器7、現像装置8、転写ローラ9及び残留トナー除去装置10をこの順序で配したプロセス部と、その下流側の定着器11とより構成される。これらプロセス部は、露光器7及び転写ローラ9を除き、感光体ドラム5、帯電器6及び残留トナー除去装置10を一括したドラムユニット50と、後述の攪拌搬送手段及び給送パドル83、現像ローラ84等を一括した現像ユニット80とよりなるプロセスユニットとされ、ドラムユニット50及び現像ユニット80は、装置本体1に対してその前面側より個々に或いは両者を何等かの結合手段で結合した状態で着脱可能に装着される。また、露光器7及び転写ローラ9を除く全てのプロセス部を一括してプロセスユニットとすることも可能である。ここで、装置本体1の前面側とは、図1における紙面手前側を言い、奥側を背面側と言う。
図例の現像装置8は、前記の通り2成分現像剤を用いる方式の現像装置であって、現像剤収容室8a内にはトナーとキャリアとでなる現像剤を収容し、複数のスクリュー(オーガ)、ここでは2本の並設された第一のスクリュー81と第2のスクリュー82とで攪拌・搬送しながら、給送パドル83によりバイアス印加された現像ローラ84に現像剤を供給するようになされている(図2参照)。
第一のスクリュー81が配される現像剤収容室8aの外面には磁気センサからなるトナーセンサ8bが付設され、現像剤収容室8a内のトナー濃度(トナーとキャリアの混合比)が常時検出される。この現像装置8を含むプロセス部から離間した位置には、トナーホッパー12が設置され、上記トナーセンサ8bにより現像剤収容室8a内のトナー濃度が低下したことが検出されると、スクリューコンベア(パイプスクリュー)13を介してトナーがトナー補給口8cを介して現像剤収容室8a内に補給される。トナーホッパー12内には、アジテータ12a及び給送用スクリュー12bが配設されている。尚、この現像装置8に設けられた第一のスクリュー81、第二のスクリュー82とで構成される攪拌搬送手段については後に詳しく述べる。
定着器11の下流側には、切替ゲート4a、排出ローラ対4b及び排出トレイ4cが連設され、これらによって排出部4が構成される。上記プロセス部の上流側近傍には、レジストローラ対14が配設され、上記給紙カセット2aから、分離給紙ローラ2b及び分離パッド2cの作用により1枚ずつ分離繰出された記録紙(用紙)は、該レジストローラ対14によりレジストされて、前記感光体ドラム5と転写ローラ9との対合部に導入される。感光体ドラム5は図1の矢示方向に回転しながら、帯電器6によりその表面が一様に帯電され、画像情報に基づく光学画像が露光器7によって感光体ドラム5の表面に照射され、感光体ドラム5の表面には静電潜像が形成される。この静電潜像は、感光体ドラム5の表面の光導電体の特性により、光の照射部分の電位が変化し、その他の部位の電位が維持されて形成されるものである。
そして、この静電潜像は、バイアス印加された現像装置8で逐次現像されてトナー画像として感光体ドラム5と転写ローラ9との対合部に至る。この現像の際、光の照射により電位が変化した部位には、現像器8との電位差によりトナーが感光体ドラム5に吸引されて黒部分となり、その他の部分にはトナーは吸引されず白部分となって、全体として、画像情報に基づく白黒のトナー画像が形成されるのである。上記レジストローラ対14は、感光体ドラム5の表面のトナー画像に同期して記録紙がこの対合部に導入されるようレジスト制御されて回転駆動される。
転写ローラ9はバイアス印加されており、感光体ドラム5と対合され且つ矢示方向(感光体ドラム5とウイズ方向)に回転駆動されながら記録紙をニップ搬送し、この間感光体ドラム5の表面のトナー像が記録紙に転写される。感光体ドラム5の表面に残ったトナーは、残留トナー除去装置10で除去・回収される。トナー像が転写された記録紙は、定着器11に導入され、永久画像として定着された後、切替ゲート4aを押し上げ、排出ローラ対4bを経て排出トレイ4c上に排出される。この一連の記録紙の給送は、給紙カセット2aからの繰出し直後に略垂直(鉛直)に立ち上がり、排出ローラ対4bでは給紙カセット2aからの繰出し方向とは略180度の方向にUターンするような主給送パスPに沿ってなされる。このようなレイアウト構成により、装置全体のコンパクト化が図られる。
図例の画像形成装置Aは、両面記録機能を備えており、上記主給送パスPの切替ゲート4aの取付け位置から、前記レジストローラ対14の上流側で上記主給送パスPに循環合流する反転給送パスP1が形成されている。前記排出ローラ対4bは、正逆転可能とされ、また、反転給送パスP1には搬送ローラ対15、16が配設されており、両面記録する場合は、上記のように片面記録がされた記録紙が主給送パスPに沿って搬送され、記録紙の後端が排出ローラ対4bに至ると、該排出ローラ対4bは一旦停止して記録紙の後端をニップする。次いで、排出ローラ対4bが逆転し、記録紙はその後端より搬送ローラ対15、16によって反転給送パスP1を搬送され、主給送パスPに合流し、レジストローラ対14に至る。該レジストローラ対14によってレジストされて、再度感光体ドラム5と転写ローラ9との対合部に導入されてその裏面の記録がなされる。両面記録された記録紙は、その後、上記同様主給送パスPに沿って排出トレイ4c上に排出される。
また図例の画像形成装置Aは、記録紙の手差機能を更に備えており、装置本体1の側部には上下に開閉可能な手差トレイ17が付設されている。該手差トレイ17は、使用しない時は、図1の2点鎖線のように閉止され、把手17aをして開閉が可能とされている。該手差トレイ17の前端部には分離給紙ローラ17bと分離パッド17cとが弾接状態で配設され、その更に下流側には主給送パスPに合流する手差給送パスP2が連設されている。
上記手差トレイ17を用いて画像記録をする場合、上記把手17aをして手差トレイ17を開け、その上に記録紙をセットし、適宜スタート操作により、手差給紙ローラ17bを作動させる。手差トレイ17上の記録紙は、分離給紙ローラ17bと分離パッド17cとの作用により1枚ずつ分離されて繰出され、手差給送パスP2を搬送され、主給送パスPに合流する。その後、レジストローラ対14によってレジストされて、感光体ドラム5と転写ローラ9との対合部に導入されて記録がなされる。手差記録紙に両面記録する場合、記録紙は排出ローラ対4bの逆転により、反転給送パスP1を搬送され、上記の通りその裏面記録がなされる。記録が完了した記録紙は、排出ローラ対4bによって排出トレイ4c上に排出される。
次に、図2、図3を参照して攪拌搬送手段について詳細に説明する。図2は図1における画像形成装置Aの現像装置8の攪拌搬送手段を示した平面図であり、図3は図2におけるX−X線縦断面図である。本実施例の現像装置8では、図2に示すように、互いに隣接し、且つ搬送方向が逆向きとなるように第一のスクリュー81と第二のスクリュー82が並設されており、第二のスクリュー82には更に隣接して給送パドル83、現像ローラ84が配設される。それぞれのスクリュー81、82は、所定の間隔、形状で形成されたスパイラル羽根81a、82aを備えている。
トナー補給口8cからのトナー補給を受ける側に配設される第一のスクリュー81と、給送パドル83を介してトナーを現像ローラ84に供給する側に配設される第二のスクリュー82とにより、攪拌搬送手段が構成されている。
それぞれのスクリュー81、82の現像剤搬送方向下流側端部は、隣接するスクリュー82、81へ現像剤を受け渡す移送部8fとされ、現像剤搬送方向上流側端部は、移送部8fから現像剤が受け渡される移受部8gとされる。
図3に示すように、第一のスクリュー81と第二のスクリュー82との間には仕切り壁8dが設けられ、これによって現像剤収容室8aは二つに仕切られており、該仕切り壁8dの両端の移送部8f及び移受部8gに相当する箇所は、それ以外の仕切り壁8dよりも低く切り欠いて形成された低壁部8eによって、二つに仕切られた現像剤収容室8aがつながっている。
該移送部8fの更に現像剤搬送方向下流側には、現像剤退避部85が設けられており、現像剤退避部85に配置されるスパイラル羽根81b、82bは、現像剤搬送方向に対して現像剤を押し戻すように、即ち、図2の例においては、上記スパイラル羽根81a、82aとは逆向きに形成されている。
第一のスクリュー81と第二のスクリュー82とは現像剤が互いに逆方向に搬送されるよう(第1のスクリュー81では、図2の左から右へ(図2矢印A方向)、第2のスクリュー82では右から左へ(図2矢印C方向))回転し、トナーとキャリアとからなる現像剤を循環搬送しながら十分に攪拌することにより、摩擦によるトナー帯電を行っている。
トナーセンサ8bにより現像剤収容室8a内のトナー濃度が低下したことが検出され、トナー補給口8cより補給されてきたトナーは、まず第一のスクリュー81側に補給され、第一のスクリュー81の回転駆動によって収容されている現像剤と混合され、攪拌・搬送されていく(図2矢印A方向)。第一のスクリュー81側の移送部8fまで搬送された現像剤は、低壁部8eを乗り越えて、第二のスクリュー82側の移受部8gへ搬送され(図2矢印B方向)、次は第一のスクリュー81とは逆方向に攪拌・搬送される(図2矢印C方向)。そして、一部の現像剤は必要に応じて給送パドル83によりバイアス印加された現像ローラ84に供給される一方、第二のスクリュー82側の移送部8fまで搬送されてきた現像剤は、ここから第一のスクリュー81側の移受部8gに循環搬送され(図2矢印D方向)、このような流れが繰り返し行われる。
このとき、従来のものでは、移送部8fの手前で、上流側から搬送されてきた現像剤がスクリュー端部に設けられた逆向スパイラル羽根により押し戻される現像剤と混流し、滞留する現象が見られた。
しかしながら、本実施例によれば、スクリュー81、82により上流側から搬送されてきた現像剤と、現像剤退避部85から押し戻される現像剤とが混流する位置は、現像剤を受け渡す移送部8fとなるから、現像剤が混流しながらも、そのまま移送部8fより移受部8gへと速やか移送されることとなり、移送部8fの手前で滞留することがない。よって、それぞれのスクリュー81、82の移送部8fの手前に現像剤が滞留することなく、それぞれのスクリュー81、82の移送部8fから移受部8gへ現像剤をスムーズに受け渡すことが可能となり、現像剤を現像剤収容室8a内において均一にすることができる。また、これにより、現像ローラ84側のスクリュー82の長手方向において、現像剤の量が均一となり、給送パドル83を介して、現像ローラ84に供給されるトナー量も現像ローラ84の長手方向において均一となり、均質で高画質な画像を形成することができる。
そして、上述のように現像剤退避部85に配置されるスパイラル羽根81b、82bは、現像剤搬送方向に対して現像剤を押し戻すように形成されているので、これによって、現像剤退避部85に蓄積される現像剤の量はかなり抑制することができる。しかしながら、これによっても該現像剤退避部85に蓄積されてしてしまった現像剤は、現像剤の搬送・受け渡しに影響を与えない場所、即ち現像剤退避部85において、攪拌されながら、移送部8f側へ押し戻されることとなるので、現像剤の移送部8fにおける搬送・受け渡しに影響を与えることなく、現像剤を現像剤収容室8a内において均一にすることができるのである。
ここで、現像剤退避部85は、図例の形状に限定されるものではなく、移送部における現像剤の搬送・受け渡しに影響を与えないよう移送部8fの更に現像剤搬送方向下流側に設けられるものであればよい。
図3に示すように、スクリュー81、82の間には仕切り壁8dが設けられており、移送部8f及び移受部8gに相当する箇所では、それ以外の仕切り壁8dよりも低く形成された低壁部8eとしている。
これにより、仕切り壁8dが設けられている部分ではスクリュー81、82により現像剤が充分に攪拌混合されつつ搬送されるとともに、移送部8f及び移受部8gでは、仕切り壁8dよりも低く形成された低壁部8eとしているため、現像剤の流動が悪化、滞留することなく、現像剤をスムーズに受け渡すことが可能となる。
尚、現像剤収容室8a、第一のスクリュー81、第2のスクリュー82、スパイラル羽根81a、81b、82a、82b等の構成は図例のものに限定されるものではなく、また図例では2本のスクリューを配設した構成を記載しているが、これに限られず、3本以上のスクリューが配設されたものにも適用可能であることは言うまでもない。
本発明の現像装置が採用された画像形成装置の一例を示す縦断面図である。 同現像装置に設けられた攪拌搬送手段の一実施形態を示す平面図である。 図2におけるX−X線縦断面図である。
符号の説明
80 現像ユニット
8 現像装置
8a 現像剤収容室
81、82 スクリュー(攪拌搬送手段)
81a、82a スパイラル羽根
81b、82b スパイラル羽根
8d 仕切り壁
8e 低壁部
8f 移送部
8g 移受部
85 現像剤退避部
A 画像形成装置

Claims (3)

  1. 現像剤収容室内に設けられ、トナーとキャリアとを含んだ現像剤を攪拌しながら搬送させる攪拌搬送手段を備えた現像装置であって、
    上記攪拌搬送手段は、互いに隣接し、且つ搬送方向が逆向きとなるよう並設された複数のスクリューからなり、
    上記複数のスクリューの現像剤搬送方向下流側端部は、隣接するスクリューへ現像剤を受け渡す移送部とされ、該移送部の更に現像剤搬送方向下流側には、現像剤退避部が設けられていることを特徴とする現像装置。
  2. 請求項1に記載の現像装置において、
    上記攪拌搬送手段は、スパイラル羽根を備えたスクリューで構成され、
    上記現像剤退避部に配置されるスパイラル羽根は、現像剤搬送方向に対して現像剤を押し戻すよう形成されていることを特徴とする現像装置。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の現像装置において、
    上記複数のスクリューの間には、仕切り壁が設けられており、
    該仕切り壁は、上記移送部で低く形成されていることを特徴とする現像装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012150387A (ja) * 2011-01-21 2012-08-09 Ricoh Co Ltd 現像装置、並びに、これを備えたプロセスカートリッジ及び画像形成装置

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