JP2008065159A - 現像装置、プロセスカートリッジ、および画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】現像剤保持体142の、現像領域Dを通過した後の表面142aに保持され表面142aから落下してきた現像剤と補給されたトナーとを攪拌しながら現像剤攪拌室141へ向けて搬送する、現像剤攪拌室141とは区画された補給トナー攪拌室143を備える。
【選択図】 図3
Description
静電潜像が形成された像保持体上の静電潜像を現像する現像剤が、上記現像剤攪拌室において攪拌された現像剤であり、該現像剤を用いる現像剤保持体と、
上記現像剤保持体の、現像領域を通過した後のこの現像剤保持体表面に保持されこの表面から落下した現像剤と補給されたトナーとを上記現像剤攪拌室へ搬送する、この現像剤攪拌室とは区画された補給トナー攪拌室とを備えたことを特徴とする。
上記現像剤攪拌室が、上記現像剤を攪拌しながら搬送する、上記軸と平行に延びた第1搬送経路と、上記現像剤を攪拌しながら搬送する、その軸と平行に延びその第1搬送経路よりも上記現像剤保持体に近い第2搬送経路とを有するものであり、
上記補給トナー攪拌室が、上記現像剤保持体の、上記現像領域を通過した後の表面に保持されていた現像剤と補給されたトナーとを攪拌しながら上記第1搬送経路の上流側へ向けて搬送するものであってもよい。
上記第1攪拌部材が、上記第2攪拌部材の回転速度に対して等速以上の回転速度で回転するものであることもより好ましい態様の一つである。
上記補給トナー攪拌室は、内壁面が上記コート剤によって被覆されたものであることも好ましい態様である。
静電潜像が形成される像保持体と、
上記像保持体に形成された静電潜像を、上記現像剤で現像してこの像保持体上に現像像を形成する現像装置とを備え、
上記現像装置が、
上記現像剤を攪拌する現像剤攪拌室と、
上記像保持体上に形成された静電潜像を上記現像剤によって現像する現像剤が、上記現像剤攪拌室において攪拌された現像剤であり、この現像剤を用いる現像剤保持体と、
上記現像剤保持体の、現像領域を通過した後のこの現像剤保持体表面に保持されこの表面から落下した現像剤と補給されたトナーとを上記現像剤攪拌室へ搬送する、この現像剤攪拌室とは区画された補給トナー攪拌室とを備えたものであることを特徴とする。
上記現像装置が、
上記現像剤を攪拌する現像剤攪拌室と、
上記像保持体に形成された静電潜像を上記現像剤によって現像する現像剤が、上記現像剤攪拌室において攪拌された現像剤であり、この現像剤を用いる現像剤保持体と、
上記現像剤保持体の、現像領域を通過した後のこの現像剤保持体表面に保持されこの表面から落下した現像剤と補給されたトナーとを上記現像剤攪拌室へ搬送する、この現像剤攪拌室とは区画された補給トナー攪拌室とを備えたものであることを特徴とする。
[実施例]
以下、本発明を、実施例をあげてさらに具体的に説明する。ただし、これら各実施例は、本発明を制限するものではない。
(実施例1)
実験機として、図1に示すフルカラータンデム方式を採用した画像形成装置を用いて走行試験を実施し、2つの評価を行った。ここで用いた実験機の装置構成の概略と、評価結果を表1に示す。
(実施例2)
実施例2では、図3に示す現像装置に代えて図6に示す現像装置14を配備させた以外は、実施例1で用いた画像形成装置と同様な画像形成装置を用いて走行試験を実施した。ここで用いた実験機の装置構成の概略を上記表1に示す。この走行試験で用いた現像装置14の補給トナー攪拌室143は、環状の外周壁1430を一周の1/4の長さで切り欠くことによって形成された開口1431を有するものである。現像ロール142と補給トナー攪拌室143との距離は、実施例1で用いた現像装置における距離と同じ距離に設定したが、この実施例2では、表1の“現像剤の割合”の欄に記すように、現像ロール142の、現像領域Dを通過した後の表面142aに保持されていた現像剤のうちの60%の現像剤が補給トナー攪拌室143に受け入れられる。なお、ここで用いた現像装置14に配備された第1攪拌部材146は、第2攪拌部材147の回転速度と等速の回転速度で回転するものであり、この第1攪拌部材146には板羽根1463が設けられていない。したがって、補給トナー攪拌室143の排出口144近傍には板羽根1463が存在しない。また、補給トナー攪拌部材145にも板羽根1453は設けられておらず、補給されたトナーの供給を受ける位置にも板羽根は存在しない。さらに、表1の“コート剤の被覆”の欄に記すように、補給トナー攪拌室143の内周壁1432は、磁性キャリアのコア部のコーティングに用いられる、トナーに対する被帯電性に優れたコート剤によって被覆されている。
(実施例3)
内周壁1432が被帯電性に優れたコート剤によって被覆された補給トナー攪拌室143に代えて、内周壁がそのコート剤によって被覆されていない補給トナー攪拌室143を配備させた以外は、実施例2で用いた画像形成装置と同様な画像形成装置を用いて走行試験を実施した。
(実施例4)
板羽根1463が設けられていない第1攪拌部材146に代えて、補給トナー攪拌室143の排出口144近傍となる位置に板羽根1463が設けられた第1攪拌部材146を配備させた以外は、実施例3で用いた画像形成装置と同様な画像形成装置を用いて走行試験を実施した。
(実施例5)
板羽根1453が設けられていない補給トナー攪拌部材145に代えて、補給されたトナーの供給を受ける位置に板羽根1453が設けられた補給トナー攪拌部材145を配備させた以外は、実施例3で用いた画像形成装置と同様な画像形成装置を用いて走行試験を実施した。
(実施例6)
補給トナー攪拌部材145および第1攪拌部材146のいずれの攪拌部材も、板羽根が設けられたものに代えた以外は、実施例3で用いた画像形成装置と同様な画像形成装置を用いて走行試験を実施した。
(実施例7)
実施例6に比べて、現像ロール142と補給トナー攪拌室143との距離を縮めた以外は、実施例6で用いた画像形成装置と同様な画像形成装置を用いて走行試験を実施した。ここで用いた実験機の装置構成の概略を上記表1に示す。この実施例7では、表1の“現像剤の割合”の欄に記すように、現像ロール142の、現像領域Dを通過した後の表面142aに保持されていた現像剤のうちの80%の現像剤が補給トナー攪拌室143に受け入れられる。
(実施例8)
実施例8では、実施例6に比べて、現像ロール142と補給トナー攪拌室143との距離を長くとった以外は、実施例6で用いた画像形成装置と同様な画像形成装置を用いて走行試験を実施した。ここで用いた実験機の装置構成の概略も上記表1に示す。実施例8では、表1の“現像剤の割合”の欄に記すように、現像ロール142の、現像領域Dを通過した後の表面142aに保持されていた現像剤のうちの30%の現像剤が補給トナー攪拌室143に受け入れられる。
(比較例1)
実施例3で用いた画像形成装置の現像装置から補給トナー攪拌室143を取り除き、現像剤攪拌室141における第1搬送経路1411の上流側となる位置へ、補給されたトナーを直接供給するようにして走行試験を実施した。ここで用いた現像装置14に配備された第1攪拌部材146には、板羽根1463が設けられていないため、この比較例1で用いた現像装置では、補給されたトナーの供給を受ける位置に板羽根が存在しないことになる。
(比較例2)
実施例4で用いた画像形成装置の現像装置から補給トナー攪拌室143を取り除き、現像剤攪拌室141における第1搬送経路1411の上流側となる位置へ、補給されたトナーを直接供給するようにして走行試験を実施した。ここで用いた第1攪拌部材146には、第1搬送経路1411の上流側となる位置に板羽根1463が設けられているため、補給されたトナーの供給を受ける位置に板羽根が存在することになる。
10 トナー像形成ユニット
11 感光体
12 帯電器
13 露光器
14 現像装置
141 現像剤攪拌室
1411 第1搬送経路
1412 第2搬送経路
142 現像ロール
142a 表面
1421 現像スリーブ
143 補給トナー攪拌室
1430 外周壁
1431 開口
144 排出口
145 補給トナー攪拌部材
1453 板羽根
146 第1攪拌部材
1463 板羽根
147 第2攪拌部材
15 クリーニング装置
16 除電器
20 1次転写ロール
30 中間転写ベルト
40 一括転写装置
50 定着装置
60 用紙トレイ
Claims (3)
- キャリアとトナーとを含む現像剤を攪拌する現像剤攪拌室と、
静電潜像が形成された像保持体上の静電潜像を現像する現像剤が、前記現像剤攪拌室において攪拌された現像剤であり、該現像剤を用いる現像剤保持体と、
前記現像剤保持体の、現像領域を通過した後の該現像剤保持体表面に保持され該表面から落下した現像剤と補給されたトナーとを前記現像剤攪拌室へ搬送する、該現像剤攪拌室とは区画された補給トナー攪拌室とを備えたことを特徴とする現像装置。 - 静電潜像を、キャリアとトナーとを含む現像剤で現像して現像像を形成し、該現像像を所定の記録媒体上に転写および定着することにより該記録媒体上に定着像を含む画像を形成する画像形成装置に着脱自在に装着されるプロセスカートリッジであって、
静電潜像が形成される像保持体と、
前記像保持体に形成された静電潜像を、前記現像剤で現像して該像保持体上に現像像を形成する現像装置とを備え、
前記現像装置が、
前記現像剤を攪拌する現像剤攪拌室と、
前記像保持体上に形成された静電潜像を前記現像剤によって現像する現像剤が、前記現像剤攪拌室において攪拌された現像剤であり、該現像剤を用いる現像剤保持体と、
前記現像剤保持体の、現像領域を通過した後の該現像剤保持体表面に保持され該表面から落下した現像剤と補給されたトナーとを前記現像剤攪拌室へ搬送する、該現像剤攪拌室とは区画された補給トナー攪拌室とを備えたものであることを特徴とするプロセスカートリッジ。 - 像保持体に形成された静電潜像を、キャリアとトナーとを含む現像剤を内部に保持した現像装置を用いて該現像剤で現像して該像保持体上に現像像を形成し、該現像像を所定の記録媒体上に転写および定着することにより該記録媒体上に定着像を含む画像を形成する画像形成装置であって、
前記現像装置が、
前記現像剤を攪拌する現像剤攪拌室と、
前記像保持体に形成された静電潜像を前記現像剤によって現像する現像剤が、前記現像剤攪拌室において攪拌された現像剤であり、該現像剤を用いる現像剤保持体と、
前記現像剤保持体の、現像領域を通過した後の該現像剤保持体表面に保持され該表面から落下した現像剤と補給されたトナーとを前記現像剤攪拌室へ搬送する、該現像剤攪拌室とは区画された補給トナー攪拌室とを備えたものであることを特徴とする画像形成装置。
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