JPH07248083A - 管の継手装置 - Google Patents

管の継手装置

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JPH07248083A
JPH07248083A JP6040195A JP4019594A JPH07248083A JP H07248083 A JPH07248083 A JP H07248083A JP 6040195 A JP6040195 A JP 6040195A JP 4019594 A JP4019594 A JP 4019594A JP H07248083 A JPH07248083 A JP H07248083A
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JP
Japan
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pipe
gasket
clamp
annular
outer peripheral
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JP6040195A
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English (en)
Inventor
Hideaki Taniguchi
秀明 谷口
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Sango Co Ltd
Original Assignee
Sango Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 継手部のシール性を向上する。 【構成】 第1の管11と第2の管12の接続側部に環
状膨出部13,14を形成する。該環状膨出部13,1
4の先側面13a,14aを垂直面に形成してこれらの
間にガスケット15を介在する。環状膨出部13,14
の後側面13b,14bを傾斜させる。クランプ16を
管11,12の中心方向へ締め付けることにより両環状
膨出部13,14をガスケット15側へ管軸に沿って移
動させる。更に、クランプ16によりガスケット15を
管11,12の中心方向へ加圧する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は金属管、合成樹脂等の管
の継手装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、内燃機関の排気管、その他の金属
管、合成樹脂管の継手装置として、図10に示すよう
に、一方の管1の接合端にフレア状に傾斜したフランジ
2を形成し、他方の管3の接合側に、上記一方の管1の
内周に嵌合するストレート管部4とその後部に断面Λ状
の環状膨出部5とを形成し、図11に示すように、他方
の管3のストレート管部4を一方の管1に差し込むと共
にフランジ2と環状膨出部5間にガスケット6を介在
し、そのフランジ2と環状膨出部5の外周に、接続本体
7を、フランジ2と環状膨出部5を包囲するようにかし
めて、両管1と3を連結するようにしたものがある。そ
して、この継手のシール構造は、上記フランジ2と環状
膨出部5のシート面を相互に平行する傾斜面に形成して
ガスケット6を傾斜状態に介在し、接続本体7を、両管
1,3の軸芯方向と直交する管中心方向にかしめること
により、フランジ2と環状膨出部5を、管軸方向に移動
させて、ガスケット6を圧着してシールするようになっ
ている。この技術は特公昭53−19130号公報に記
載されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の継手装置に
おいては、フランジ2と環状膨出部5との対向面及びこ
れらの間に介在されたガスケット6が、両管1,3の軸
芯方向と直交する方向に対して傾斜しているため、接続
本体7を両管1,3の軸芯方向と直交する管中心方向へ
挾圧的に締付けた場合に、その締め力の一部が傾斜した
フランジ2及び環状膨出部5により管軸方向への分力と
して生じ、この管軸方向への分力によりガスケット6を
押圧する。この押圧力は、傾斜したフランジ2及び環状
膨出部5にガスケット6が傾斜状態で当接しているた
め、ガスケット7の押圧力の一部が上方及び下方への分
力となり、ガスケット6をフランジ2及び環状膨出部5
へ垂直に押圧する力が減少する。そのため、接続本体7
の締め力がガスケット6に効率よく作用せず、充分なシ
ール性が期待できない問題があった。
【0004】このようにシール性が乏しいと、内燃機関
の排気管の結合にこの継手装置を用いた場合、排気ガス
の漏出が発生する場合がある。そこで本発明は、連結部
のシール性を向上できる継手装置を提供することを第1
の目的とし、更に、シールするためのガスケットの潰し
過ぎを防止して長期に亘ってシール性の向上を持続する
ことができる継手装置を提供することを第2の目的とす
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は上記の課題を解
決するためのもので、その第1の発明は上記第1の目的
を達成するために、相互に接続される第1の管(11)
と第2の管(12)の夫々の接続側部に環状膨出部(1
3,14)を形成し、該両環状膨出部(13,14)の
相互に対向する夫々の先側面(13a,14a)を管軸
方向と直交する垂直面に形成し、これら両先側面(13
a,14a)間にガスケット(15)を介在し、上記両
環状膨出部(13,14)の少なくとも一方の後側面
(13b,14b)を外周端から後方へ傾斜する傾斜面
(13b,14b)に形成し、両環状膨出部(13,1
4)の外周部にクランプ(16)を、これが上記傾斜面
(13b,14b)に係合するように嵌合し、該クラン
プ(16)を管(11,12)の中心方向へ締め付ける
ことにより環状膨出部(13,14)をガスケット(1
5)側へ管軸に沿って移動するようにしたことを特徴と
するものである。
【0006】第2の発明は、更に上記第1の目的を一層
効果的に達成するために、ガスケット(15)を、その
外周側を広幅に、内周側を狹幅にして形成し、その外周
面を上記両環状膨出部(13,14)の外周端から外方
へ突出させ、上記クランプ(16)の締め付け時に、ク
ランプ(16)によりガスケット(15)の外周面が管
(13,14)の中心方向へ押圧されるようにしたこと
を特徴とするものである。
【0007】第3の発明は、更にシール性を高めつつ上
記第2の目的を達成するために、上記相互に接続される
第1の管(11)と第2の管(12)の夫々の接続側部
に環状膨出部(13,14)を形成し、該両環状膨出部
(13,14)の相互に対向する夫々の先側面(13
a,14a)を管軸方向と直交する垂直面に形成し、こ
れら両先側面(13a,14a)間にガスケット(1
5)を介在し、両環状膨出部(13,14)の先側面
(13a,14a)の内周側には、両管(11,12)
を相互に嵌合する延長部(11b,12b)を突設し、
更に、上記両環状膨出部(13,14)の少なくとも一
方の後側面(13b,14b)を外周端から後方へ傾斜
する傾斜面(13b,14b)に形成し、両環状膨出部
(13,14)の外周部にクランプ(16)を、これが
上記傾斜面(13b,14b)に係合するように嵌合
し、該クランプ(16)を管(11,12)の中心方向
へ締め付けることにより環状膨出部(13,14)をガ
スケット(15)側へ管軸に沿って移動するようにした
ことを特徴とするものである。
【0008】
【作用】請求項1記載の第1の発明においては、両環状
膨出部(13,14)における先側面(13a,14
a)間にガスケット(15)を介在した状態でクランプ
(16)を管の中心方向へ締め付けると、傾斜面(13
b,14b)により環状膨出部(13,14)がガスケ
ット(15)側へ管軸に沿って移動する。そのため、管
軸方向と垂直に形成された両先側面(13a,14a)
がガスケット(15)を、その面に対して垂直方向に押
圧し、そのガスケット(15)を狹圧する。したがっ
て、クランプ(16)の締め付けにより両環状膨出部
(13,14)に作用した管軸方向への力が全てガスケ
ット(15)の狹圧力として効率よく作用し、先側面
(13a,14a)とガスケット(15)との密着性が
高くなり、シール性が高くなる。
【0009】請求項2記載の第2の発明においては、ク
ランプによる締め付け時に、ガスケット(15)の外周
面が管の中心方向へ押圧され、そのガスケット(15)
の外周部が両環状膨出部(13,14)の外周端部に押
圧されて密着し、該部においてもシール性を発揮し、シ
ール範囲が拡大する。
【0010】請求項3記載の第3の発明においては、延
長部(11b,12b)のうちの外側に嵌合する延長部
(12b)を、ガスケット(15)の最適な狹圧状態に
なったときに、対向する環状膨出部(13)に当接する
ようにその突出寸法を設定すれば、この延長部(12
b)がストッパとなってガスケット(15)の潰し過ぎ
が防止され、ガスケットの耐久性を高めることができ
る。
【0011】
【実施例】次に図1乃至図7に示す本発明の第1実施例
について説明する。11は接続すべき第1の管、12は
接続すべき第2の管で、これらは金属材、合成樹脂材等
の適宜材料で形成されるもので、例えば、内燃機関の排
気系に使用される金属製の排気管である。
【0012】第1の管11は断面円筒に形成され、その
接続側部には、先端部に第1延長部11bが、その後部
に位置して全周に亘る第1の環状膨出部13が形成され
ている。第1延長部11bは管先端から若干の距離D1
において管主体部11aの管径と同径の円筒状の管で形
成されている。
【0013】第1の環状膨出部13は、上記第1延長部
11bの後部に位置して、その管自体をバルジ加工等に
より外方へ膨出して形成されており、その管軸方向の断
面形状は、第1延長部11b側である先側面13aが管
軸と直角な面、すなわち、第1延長部11bの外周面と
垂直な面に形成され、後側面13bが上記先側面13a
の頂上、すなわち外周端から後方へ下降傾斜する傾斜面
に形成されている。尚、上記先側面13aは管軸と略直
角な面としてもよく、また、後側面13bは、図のよう
に、若干上膨らみの円弧面でもよく、又は直線的な面で
もよい。
【0014】第2の管12は断面円筒に形成され、その
接続側部には全周に亘る第2の環状膨出部14が形成さ
れている。該第2の環状膨出部14は、管自体をバルジ
加工等により外方へ膨出して形成されており、管軸方向
の断面形状は、先側面14aが管軸と直角な面、すなわ
ち、管主体12aの外周面と垂直な面に形成され、後側
面14bが上記先側面14aの頂上、すなわち外周端か
ら後方へ下降傾斜する傾斜面に形成されており、この第
2環状膨出部14は、上記第1環状膨出部13と軸方向
断面において対称的に形成されている。尚、上記先側面
14aは管軸と略直角な面としてもよく、また後側面1
4bは、図のように若干上膨らみの円弧面でもよく、又
は直線的な面でもよい。
【0015】12bは上記第2の環状膨出部14におけ
る先側面14aの下端から先方へ若干の距離D2 だけ延
長した第2延長部で、上記第1延長部11bの外周面に
嵌合する直径の円筒で形成されている。尚、第2の管1
2の管主体12aの直径も第2延長部12bと同径に形
成されている。
【0016】15はゴム等のシール用の弾性材からなる
ガスケットで、図4(a)に示すように、環状に形成さ
れている。またその横断面形状はその外周側が広幅で内
周側が狹幅に形成され、図4(b)に示す実施例では、
内周側に軸方向の狹幅の垂直部15aを、外周側に軸方
向に広幅の水平部15bを一体成形してなるT字状に形
成されている。該ガスケット15において、その締付け
前の通常の状態における垂直部15aの内端面15cの
内径は、上記第2の管12における第2延長部12bの
外径より若干大径に形成され、水平部15bの内端面1
5dの内径は、上記第1及び第2の環状膨出部13,1
4における頂部外径とほぼ同径か若干大径に形成されて
いる。
【0017】また、垂直部15aの肉厚寸法D3 及び水
平部15bの肉厚寸法D4 は所定寸法で形成されてい
る。特に肉厚寸法D4 は、図6に示すように、ガスケッ
ト15を第1及び第2環状膨出部13,14間に当接介
在した締付け前の状態において、第2延長部12bが第
1延長部11bに嵌合し、かつ第2延長部12bの先端
面12cが第1の環状膨出部13の先側面13aに当接
しないように、第2延長部12bとの関係において設定
されている。
【0018】また、垂直部15aにおける両側面15
e,15fは、上記第1及び第2環状膨出部13,14
における先側面13a,14aに沿った垂直面又は略垂
直面に形成されている。
【0019】16はクランプで、図5(a)に示すよう
に、有端の環状に形成され、その両端にフランジ16
a,16bが一体形成されている。そして、通常形態は
図5(a)のように両フランジ16a,16b間が離間
しており、ボルト17を、一方のフランジ16aに挿通
して他方のフランジ16bに固着したナット18に締め
付けることにより、クランプ16の主体部16cの直径
が狹小するようになっている。また、フランジ16a,
16bと反対側の部分16iは、その部分を薄肉等にし
て弱剛性化されており、該部分16iを中心に両フラン
ジ16a,16b側を大きく開口できるようになってい
る。
【0020】該クランプ16の締付け前における通常状
態の軸方向の断面形状は、図6に示す形状である。すな
わち、水平の天板16dと、その両側に一体形成され、
かつ下方が外側方へ傾斜した両側板16e,16fと、
該両側板16e,16fの下端を外側方へわん曲させた
足部16g,16hとからなり、略П状に形成されてい
る。また、該クランプ16は、両環状膨出部13,14
間にガスケット15を当接した締付け前の状態におい
て、該クランプ16をそのままか、又は若干開いて両環
状膨出部13,14間に嵌合できるように、その足部1
6g,16hの内径が定められていると共に、両足部1
6g,16h間の距離は、この足部が上記の状態の両環
状膨出部13,14における後側面13b,14bの中
腹部に位置するように設定されている。
【0021】次に両管11,12の接続操作について説
明する。先ず、第2の管12における第2の環状膨出部
14にガスケット15を図6に示すように嵌着し、次
で、第1の管11における第1延長部11bを第2の管
12における第2延長部12b内へ図示のように嵌入
し、その第1の環状膨出部13をガスケット15に当接
する。
【0022】この状態でクランプ16を、その弱剛性化
された部分16iを中心として開いて上記ガスケット1
5の外周部に位置させ、その後、そのクランプ16を閉
じる。このように閉じると、図6に示すように、そのク
ランプ6の一方の足部16gは第1の管11における第
1環状膨出部13の後側面13bの略中腹部に当接し、
また他方の足部16hは第2の管11における第2環状
膨出部14の後側面14bの略中腹部に当接する。
【0023】次で、ボルト17をフランジ16aに挿通
してナット18に締め付け、そのクランプ6を、その径
が狭小するように締め付ける。この締め付けにより、そ
のクランプ6には、図6に示すように管中心方向への締
め力Aが作用し、その力Aは両足部16g,16hにも
作用する。このとき、両環状膨出部13,14の両後側
面13b,14bが図示のように傾斜していることと、
両延長部11bと12bとが嵌合しているため、両環状
膨出部13,14を管軸方向でかつガスケット15側へ
押す分力Bが作用する。この押し力Bにより両環状膨出
部13と14がB方向へ移動しガスケット15を狹圧す
る。このとき、両環状膨出部13と14における先側面
13a,14aが管軸方向と直角又は略直角に形成され
ているため、上記押し力Bはガスケット15の両側面1
5e,15fに垂直又は略垂直に作用する。したがっ
て、この押し力Bが全てガスケット15の垂直部15a
を狹圧する力として作用し、両先側面13a,14aと
ガスケット15の両側面15e,15fとの密着力が大
きくなり、該部での気密性が高くなる。
【0024】更に、クランプ16を締め込むと、そのク
ランプ16の天板16dがガスケット15における水平
部15bの外面に図7に示すように当接する。そして更
に締め込むと、その締め力Cによってガスケット15の
水平部15bが押圧され、ガスケット15の水平部15
bが両環状膨出部13,14の外周端部から後側面13
b,14bにかけて密着する。そのため、この両部分で
も気密性が発揮される。更に、このような締め力Cがガ
スケット15の求心方向に作用することにより、上記ガ
スケット15の垂直部15aにおける環状膨出部13,
14への密着力が高まり、気密性が一層高まる。
【0025】また、上記第2の管12における第2延長
部12bの突出距離D2 は、クランプ16の最適な狹圧
状態になったときにも第2延長部12bの先端面12c
が第1環状膨出部13に当接しないように設定してもよ
いが、当接するようにその突出距離D2 を設定すれば、
ガスケット15の潰し過ぎを防止できる。すなわち、第
2延長部12bの突出距離D2 を所望に設定することに
よりこれがストッパとなってガスケットの最適潰し代が
得られる。
【0026】図8はガスケットの他の実施例を示すもの
で、その横断面形状を、内側が狹小する三角状のくさび
形のガスケット15Aとしたものである。尚、側面形状
は上記のガスケット15と同様に環状になっている。こ
のガスケット15Aも上記実施例のガスケット15と同
様に、その上面を両環状膨出部13,14の外周端より
突出させて両環状膨出部13,14間に介在する。
【0027】この実施例においても、両環状膨出部1
3,14が上記のように押圧されることにより、その垂
直面状の先側面13a,14aによりガスケット15A
が押圧され、上記と同様の作用、効果を発揮できる。
【0028】図9は本発明の第3実施例を示す。本実施
例は、上記第1実施例における両環状膨出部13,14
のうちの一方の環状膨出部の変形例である。
【0029】すなわち、第1の管11側の環状膨出部1
3を形成する前後の壁を相互に接触状態で管軸方向に対
して直交する外方へ折曲し、その後側面13a′を、上
記実施例のような傾斜面にすることなく、先側面13a
と同様に、管軸に対して垂直面にして環状膨出部13A
としたものである。また、この変形に合せて、クランプ
16の側板16eも垂直に形成されている。更に、第1
の管11における第1延長部11bを、締め付け連結状
態時に、第2環状膨出部14の内周部を通過して第2の
管12における管主体部12aの内周面に達する長い距
離D5 に形成したものである。その他の構造は上記第1
実施例と同様である。
【0030】本第3実施例においては、締め付け時に、
クランプ6の足部16hが第2環状膨出部14を上記第
1実施例と同様に押すため、ガスケット15が上記と同
様に加圧され、同様な作用効果を発揮する。
【0031】本第3実施例によれば、第1環状膨出部1
3Aには、管内側へ開口する空間部がなくなり、また、
第2環状膨出部14の管内側開口部は第1延長部11b
で遮蔽されるため、この継目部における流通内面がフラ
ットになり、管内を流通する気流がこの継目部において
乱れることを防止できる。そのため、この継手を内燃機
関の排気管の継手として用いた場合には、排気流の乱れ
による排気音への悪影響を防止できる。
【0032】
【発明の効果】以上のようであるから、請求項1記載の
第1の発明によれば、クランプの締め付け力をガスケッ
トの狹圧力として効率よく作用させ、確実なシールが得
られ、気密性を確保できる。したがって、本発明を例え
ば排気管の継手として用いた場合に、排気ガスの外部へ
の漏出を防止することができる。
【0033】請求項2記載の第2の発明によれば、ガス
ケットによるシール範囲が拡大され、より一層確実なシ
ールが得られる。したがって、上記の排気ガスの漏出防
止をより向上できる。
【0034】請求項3記載の第3の発明によれば、上記
の効果を発揮し、かつガスケットの潰し過ぎが防止され
るので、ガスケットの耐久性を高め上記の効果を長期に
亘って持続できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1実施例を示す縦断面図。
【図2】 同両管を分離した状態の縦断面図で、下半部
は省略されている。
【図3】 図1におけるX−X線断面図。
【図4】 ガスケットを示すもので(a)は正面図、
(b)は同Y−Y線断面図。
【図5】 クランプの実施例を示すもので(a)は正面
図、(b)は同左側面図。
【図6】 第1実施例における締め付け前の状態を示す
縦断面図で、下半部は省略されている。
【図7】 同締め付け状態を示す縦断面図で下半部は省
略されている。
【図8】 ガスケットの他の実施例を示す一部横断面
図。
【図9】 本発明の第2実施例を示す縦断面図。
【図10】 従来構造を示す縦断面図。
【図11】 従来構造の締め付け状態を示す縦断面図。
【符号の説明】
11…第1の管 12…第2の管 11b,12b…延
長部 13,13A,14…環状膨出部 13a,14a…先
側面 13b,14b…後側面 15…ガスケット

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 相互に接続される第1の管と第2の管の
    夫々の接続側部に環状膨出部を形成し、該両環状膨出部
    の相互に対向する夫々の先側面を管軸方向と直交する垂
    直面に形成し、これら両先側面間にガスケットを介在
    し、上記両環状膨出部の少なくとも一方の後側面を外周
    端から後方へ傾斜する傾斜面に形成し、両環状膨出部の
    外周部にクランプを、これが上記傾斜面に係合するよう
    に嵌合し、該クランプを管の中心方向へ締め付けること
    により環状膨出部をガスケット側へ管軸に沿って移動さ
    せるようにしたことを特徴とする管の継手装置。
  2. 【請求項2】 請求項1又は2記載のガスケットを、そ
    の外周側を広幅に、内周側を狹幅にして形成し、その外
    周面を上記両環状膨出部の外周端から外方へ突出させ、
    上記クランプの締め付け時に、クランプによりガスケッ
    トの外周面が管の中心方向へ押圧されるようにしたこと
    を特徴とする管の継手装置。
  3. 【請求項3】 相互に接続される第1の管と第2の管の
    夫々の接続側部に環状膨出部を形成し、該両環状膨出部
    の相互に対向する夫々の先側面を管軸方向と直交する垂
    直面に形成し、これら両先側面管にガスケットを介在
    し、両環状膨出部の先側面の内周側には、両管を相互に
    嵌合する延長部を突設し、更に、上記両環状膨出部の少
    なくとも一方の後側面を外周端から後方へ傾斜する傾斜
    面に形成し、両環状膨出部の外周部にクランプを、これ
    が上記傾斜面に係合するように嵌合し、該クランプを管
    の中心方向へ締め付けることにより環状膨出部をガスケ
    ット側へ管軸に沿って移動させるようにしたことを特徴
    とする管の継手装置。
JP6040195A 1994-03-11 1994-03-11 管の継手装置 Withdrawn JPH07248083A (ja)

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