JP2004218660A - 排気管等の管継手 - Google Patents

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JP2004218660A
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Yasuo Omori
安男 大森
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Abstract

【課題】自動車等の排気管のように厳しい使用条件下でも、耐熱性があり、かつ小さい締め付けトルクで、良好なシール性能を発揮する新規な構造の管継手を提供する。
【解決手段】管端に接合する相手管にはめる挿入部を残して密着して折り返した折返しフランジ部12を形成した第1管1と、管端に接合する相手管をはめる被せ部21が第1管1の挿入部11の長さより長く形成すると共に被せ部21端を拡径して膨出部22とフランジ当接部を形成した第2管2と、前記第1管1の折返しフランジ部12と第2管2の膨出部22との間に挟着するリング状ガスケット3と、管端相互のクランプ4とからなり、第2管2の膨出部22に続いて第1管1の折返しフランジ部12に密着当接する外周フランジ24を設けた排気管等の管継手である。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、特に自動車全般に取り付けられる排気管やEGRパイプ等、排気管に付随した部品との接続に用いられる管継手(以下「排気管等の管継手」という)に関するもので、排気管等の厳しい使用条件下でも、小さい締め付けトルクで良好なシール性能を発揮する新規な構造の管継手である。
【0002】
【従来の技術】
従来の排気管等の管継手は、高熱と振動を伴う過酷な使用条件に耐えるため、比較的厚板のボルト穴付のフランジ材を管端に溶接した管に加工し、対向するフランジ間にフランジと同形状ガスケット板を挟んでボルト締めする構造が一般的であった。
【0003】
このような複雑なフランジ加工を避けるため、相対する管端を加工して接合し、その接合部分をクランプ材で締め付け固定する態様に変わってきた。現在、最も多く用いられている排気管等の管継手は、たとえば、特許文献1あるいは特許文献2にみられるように、クランプ部が山形の膨出部であり、かつ山形の当接部分にうず巻状のガスケットを宛って締め付ける形態であるため、充分な締め付けトルクが保てない欠点がある。また、精度が要求される山形膨出加工を止めて、簡単に加工できる構造の圧縮フランジ加工のものとしては、特許文献3において、樹脂管と金属管からなる自動車用の温水配管又は水道配管等の管継手にみられる。更に、ユニオン継手等のねじ接合形は高価であるし、排気管等の管継手には不適当なものである。
【0004】
【特許文献1】
特開平5−33890号公報(第1頁、図1)
【特許文献2】
特開平9−189386号公報(第1頁、図1)
【特許文献3】
実開昭63−182389号公報(第10頁、第1図及び第2図)
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、特許文献1及び特許文献2にみられる高精度が要求され、加工コストのかかる管膨出加工の持つ上記欠点を解決し、かつ、特許文献3の温水パイプのように薄いフレキシブル金属管体の加工に用いられている折返しフランジ部の形態を排気金属管の加工に利用し、管の端部構造、ガスケットやクランプの構造に改良を加えて、これら課題を解決しようとするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明の構成は次のとおりである。すなわち、排気管等の管継手は、管端に接合する相手管にはめる挿入部を残して密着して折り返した折返しフランジ部を形成した第1管と、管端に接合する相手管をはめる被せ部が第1管の挿入部の長さより長く形成すると共に被せ部端を拡径して膨出部を形成した第2管と、前記第1管の折返しフランジ部と第2管の膨出部との間に挟着するリング状ガスケットと、管端相互のクランプとからなる。この場合は、膨出部の端縁外周が第1管の折返しフランジ部の対向面への当接部となる。
【0007】
ここで、第2管の膨出部は、この膨出部の内部に収納し、第1管の折返しフランジ部との間に挟着するリング状ガスケットの更なる密着性を高めるために、膨出部に続いて管軸直角方向に広がる外周フランジを設け、これが第1管の折返しフランジ部に密着当接するようにした。
【0008】
用いるリング状ガスケットは、従来の板状ガスケットよりも圧縮変形し易く、かつ反発弾性も大きく利用できるもので、耐熱性に優れたガスケットである。リング状ガスケットは、薄いステンレス鋼又は銅製の中空管内に膨張性カーボンを充填した耐熱性ガスケット、あるいはセラミックスファイバ製等のうず巻状ガスケットが好ましい。
【0009】
更に、第1管と第2管の管端相互を接合固定するクランプは、管径線上の一端が平板のヒンジ部で、管周に沿う部分がハット形覆い部でその両縁が覆い部フランジであり、そして他端は浅いハット形に押し広げた締付け部を形成し、加工の容易さと組み付けの簡便さとを共に備えている。管端の合理的な形状と相まって少ないトルクで、完全なシール性を備えた排気管等の管継手になるのである。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、図面によって、本発明に係る排気管等の管継手構造につき具体的かつ詳細に説明する。図1は排気管等の管継手一部破断側面図であり、図2は図1中A部拡大図である。図3は排気管等の管継手のクランプの正面図であり、図4はクランプの締付け部の平面図である。
【0011】
これらの図から明らかなように、本発明の排気管等の管継手は、金属製、たとえば、鋼管あるいはステンレス鋼管の第1管と第2管との継ぎ手構造であり、継ぎ手部に用いるガスケットとこれら各部材を締め付け固定するクランプからなる全体の部材構成は、従来と同様である。しかし、これら各部材のすべてには、以下に述べる特別な構成及び組付け構造がみられる。
【0012】
まず、第1管1は、その管端に接合する相手管の第2管2にはめる挿入部11を残して密着して折り返した折返しフランジ部12を形成している。また、第2管2は、管端に接合する相手管の第1管1がはまるように拡径した被せ部21が第1管の挿入部11の長さより長く形成すると共に、その被せ部21端を更にテーパー状かつ外方に膨らみをもたせて拡径した膨出部22を形成し、第1管1の折返しフランジ部12の対向面の当接する管の長手方向に開いた外周部23からなる。そして、これら第1管1の折返しフランジ部12と第2管の膨出部22との間に挟着するリング状ガスケット3と、管端相互のクランプ4とで挟着して接合する排気管等の管継手構造である。
【0013】
図1に示す例では、第2管2の膨出部22端部の外周部23を更に外方へ管軸と直角に広げて、第1管1の折返しフランジ部12に面で密着当接する外周フランジ24を設けた排気管等の管継手である。このようにすると、リング状ガスケット3をクランプ4で締め付けたときのシール性が良好となる。これら排気管の板厚は1.0〜2.0mm、EGRパイプでは0.6〜1.5mm、管の外径は30〜65mm、EGRパイプでは15〜30mmが標準である。
【0014】
次に、リング状ガスケット3は従来の板状ガスケットよりも圧縮変形し易く、かつ反発弾性も大きく利用できるので、シール性が高まる。リング状ガスケットは、ほぼ円形断面かつ中実又は中空であって、材質の弾性によって形状、大きさを自由に選べる。更に、耐熱性に優れたガスケットが要求される。具体的には,リング状ガスケットは、薄いステンレス鋼中空管内に膨張性カーボンを充填した耐熱性ガスケットが好ましい。
【0015】
最後に、クランプ4の構造は、図3及び図4に示すところで、1枚の短冊板から加工しており、管径線上の一端が平板を残してヒンジ部41とし、管周に沿う部分は断面がハット形覆い部42として両縁に覆い部フランジ43を形成し、そして他端は浅いハット形に押し広げて締付け部44とした構造である。この締付け部44には、ボルト長穴45を一端に形成し、他端にはナット穴をあけてそこにナット46を溶着している。したがって、ボルト47とナット46とでクランプ4によって第1管1と第2管2を締め付け固定する従来の方法が用いられる。
【0016】
【発明の効果】
本発明の効果は、以上のような構造の管継手にしたことで、次のような特有の効果を有するものとなっている。すなわち、第1管の密着して折り返した折返しフランジ部と、第2管の長い被せ部及び拡径した膨出部のために、その間に挿入されたリング状のガスケットを管体相互の自由なスライド状態で無理なく管軸方向に圧接することができ、したがって、小さい締め付けトルクで、大きなシール性が得られる。
【0017】
第2管の膨出部に続いて第1管の折返しフランジ部に密着当接する外周フランジを設けたために、更なるシール性が高まる排気管となる。
【0018】
ガスケットにリング状ガスケットを用いたことでもシール性を完全なものとすることを可能とし、特に、薄いステンレス鋼中空管内に膨張性カーボンを充填したリング状ガスケットの使用により優れた耐熱性が得られ、耐久性が著しく向上する。
【0019】
加えて、管端相互のクランプに、管径線上の一端が平板のヒンジ部と、ハット形覆い部と、そして他端は浅いハット形に押し広げた締付け部とを設けたものとしたために、一枚の短冊板からの容易なプレス加工で安価に製作できるうえ、少ないトルクで完全な締め付け固定ができる。これら特有の管端形状、ガスケット及びクランプから構成することで、排気管等の管継手として従来にない優れた製品となっている。
【図面の簡単な説明】
【図1】排気管等の管継手一部破断側面図である。
【図2】図1中A部拡大図である。
【図3】排気管等の管継手のクランプの正面図である。
【図4】クランプの締付け部の平面図である。
【符号の説明】
1 第1管
2 第2管
3 リング状ガスケット
4 クランプ
11 挿入部
12 折返しフランジ部
21 被せ部
22 膨出部
23 外周部
24 外周フランジ
41 ヒンジ部
42 ハット形覆い部
43 覆い部フランジ
44 締付け部
45 ボルト長穴
46 ナット

Claims (4)

  1. 管端に接合する相手管にはめる挿入部を残して密着して折り返した折返しフランジ部を形成した第1管と、管端に接合する相手管をはめる被せ部が第1管の挿入部の長さより長く形成すると共に被せ部端を拡径して膨出部を形成した第2管と、前記第1管の折返しフランジ部と第2管の膨出部との間に挟着するリング状ガスケットと、管端相互を接合固定するクランプとからなる排気管等の管継手。
  2. 第2管の管端は、膨出部に続いて第1管の折返しフランジ部に密着当接する外周フランジを設けた請求項1記載の排気管等の管継手。
  3. リング状ガスケットは、薄いステンレス鋼又は銅製の中空管内に膨張性カーボンを充填した耐熱性ガスケットあるいはセラミックスファイバ製等のうず巻状ガスケットを用いた請求項1記載の排気管等の管継手。
  4. 管端相互を接合固定するクランプは、管径線上の一端が平板のヒンジ部で、管周に沿う部分がハット形覆い部でその両縁が覆い部フランジであり、そして他端は浅いハット形に押し広げた締付け部である請求項1記載の排気管等の管継手。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN100447384C (zh) * 2005-01-27 2008-12-31 中川产业株式会社 车辆排气管的连接结构
JP2009048823A (ja) * 2007-08-17 2009-03-05 Ihara Science Corp 家庭用燃料電池における配管接続装置
KR101224066B1 (ko) * 2012-05-24 2013-01-29 웰텍 주식회사 관 연결구조 및 연결방법,관 가공장치 및 가공방법,이에 의하여 가공된 관
JP2019098271A (ja) * 2017-12-05 2019-06-24 オルガノ株式会社 クランプバンド、フィルタハウジングおよび濾過システム
CN111330993A (zh) * 2020-04-23 2020-06-26 广东兴发铝业(江西)有限公司 一种方便管道连接的铝型材水冷挤压成型装置

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