JPH06330913A - バンドクランプ部品の構造 - Google Patents

バンドクランプ部品の構造

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JPH06330913A
JPH06330913A JP6103701A JP10370194A JPH06330913A JP H06330913 A JPH06330913 A JP H06330913A JP 6103701 A JP6103701 A JP 6103701A JP 10370194 A JP10370194 A JP 10370194A JP H06330913 A JPH06330913 A JP H06330913A
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  • General Engineering & Computer Science (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 金属からなる内側のバンド部分１と外側のバ
ンド部分２とからなるクランプであって、内側のバンド
部分１は、その外側１ｂの端部と内側１ａの端部を部分
的に重ね合わして１つの完全な円周以上に延長されると
ともに、背中合わせに配置された２つの折曲部１ｅ，１
ｄで構成されてクランプ外周面から半径方向に突出しか
つ外側１ｂの端部の末端に配置された耳部１ｃを有し、
内側のバンド部分１は、円周の一部に沿って延設され、
内側のバンド部分１の外周面上に適宜手段により一方の
末端部で固定され、他方の末端部には、クランプを締め
付ける際に耳部１ｃの背後に係合するフック２ａが形成
されている。 【効果】 クランプを締め付けると、対象物の上には、
クランプ内周面の完全な連続性、及びこれによる当たり
の連続性が得られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、バンドクランプ部品の
構造に関する。
【０００２】
【従来の技術】特許ＥＰ−Ａ−３１９２で、重なる部分
を有するように曲げ加工された金属バンドで構成された
クランプ部品が開示されている。上記クランプ部品の一
端部には、その外周面上に半径方向に突出した耳部が設
けられている。また、上記クランプの他端部には、上記
耳部の背後に係合し、このクランプを締め付けて保持す
るフックが形成されている。
【０００３】上記従来のクランプの主要な利点は、これ
を配置して締め付けても、原則としてクランプを構成す
るバンドの各部で永久的な変形（すなわち塑性変形）が
防止されることであることが知られている。
【０００４】この種のクランプは、特に温度変化の影響
により、クランプされる対象物の寸法が変化しても、満
足のいく締め付け状態を維持しうる弾性を保持するよう
に、種々の方法で改良が加えられている。この点につい
ては、特許ＥＰ−Ａ−４６９９８９，４９１ ６０９、
もしくは、４９１ ６１０で言及されている。その他の
改良は、締め付けられる対象物（特に、剛性のカップリ
ングに装着されるフレキシブルホースのパイプ）に対す
る上記クランプの当たりを改善することを目的としてい
る。これに関しては、特許ＥＰ−Ａ−２４３ ２２４で
言及されている。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ある困
難な状況では、上述した特許に記載されているクランプ
の品質は満足できるものではないことが認識されてい
る。正確に述べると、このクランプでは、クランプされ
る対象物に対するクランプの当たりに不連続の部分がな
いことが必要であり、特に耳部の反対側に存在する不連
続部は完全に無くさなければならない。実際に、後者の
ものは、背中合わせに配置されたバンドの折曲部を備え
ており、上記折曲部において丸く成形されたバンドに対
する連結部によって、特に折曲部の反対面が互いに密接
していない場合には、クランプ内周面に小さな不連続部
が生じる。しかし、耳部の向こうにバンド延長部が存在
するので、フックの下で既に得られていた連続的な当た
り（特に、特許ＥＰ−Ａ−３１９２に記載されている）
は、当然維持されなければならない。
【０００６】そこで、本発明は、上述した問題の解決策
を提供することを目的としており、そのために、上述し
た形式の新規な密着クランプ構造を提供している。
【０００７】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、金属バ
ンドからなるクランプは、２つの部分で構成され、内側
のバンド部分は、その外側端部と内側端部を部分的に重
ね合わして１つの完全な円周以上に延長され、外側のバ
ンド部分は円周の一部に沿って延設してある。上記外側
のバンド部分は、その一端部で、例えばリベット止め、
溶接等の適当な手段で内側のバンド部分の外面に固定さ
れている。また、外側のバンド部分の他端部にはフック
が形成され、内側部分の外側端部末端に耳部が設けてあ
る。
【０００８】これらの構成により、耳部の下に存在して
いた当たりの不連続部分だけでなく、弾性の蓄積部のよ
うな付属要素により生じるクランプ内周の不連続部分も
無くなる。
【０００９】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例につい
て説明する。図面には、金属バンドからなる２つの部分
１と２で構成されたクランプ部品が示されている。これ
らは同一バンドで構成することが好ましいが、必ずしも
そうである必要はない。したがって、上記２つのバンド
部分１，２は、同一幅を有し、それらを構成する材料は
同一の物理的性質、特に同一の弾性を有している。しか
しながら、これらの性質を両方とも備えている必要はな
い。
【００１０】バンド部分１は内側部分を指しており、１
つの完全な円周以上に延長され、内側（１ａ）と外側
（１ｂ）の末端が部分的に重なり合っている。特許ＥＰ
−Ａ−２４３ ２２４に記載されているような適当な方
法により、バンドの部分１は、その両端重なり領域にお
いて、内面の完全な連続性が保証されている。
【００１１】外側１ｂの末端では、バンド部分１に、背
中合わせに配置された２つの折曲部１ｄと１ｅで構成さ
れた耳部１ｃが設けてある。外側の折曲部１ｅには小さ
な延長部１ｆを設けるのが好ましい。その長さは、同日
に「バンドクランプ」の名称で出願した本出願人の特許
出願に記載されている配置に従って決定することができ
る。
【００１２】また、耳部１ｃを強化したり、耳部側に締
め付け用の工具を容易に保持できるようにするために、
公知の構成を設けてもよい。これらの構成は、図面上表
されているが、本発明の構成上必要でないものであるか
ら、その説明は省略する。
【００１３】上記バンド部分２は、好適に、その末端部
にフック２ａが形成されている。また、バンド部分２の
他方の末端は、適当な手段でバンド部分１の外面に固定
されている。
【００１４】図示する実施例では、バンド部分１に設け
た円筒状の打ち出し部１ｇの端部が、リベット止め、す
なわちカシメ止めで、バンド部分２に固定されている。
図示するように、バンド部分１の固定部の向こうにバン
ド部分２の末端が突出しないように、補足的な構成を設
けてもよい。
【００１５】バンド部分２は、締め付けられる対象物の
径が変化しても十分な締め付け効果が維持できるよう
に、弾性を保持する部分を構成する少なくとも１つの波
形部２ｂを備えている。
【００１６】上述したクランプの構造は、上記特許、特
にＥＰ−Ａ−３１９２に記載されている条件下でもクラ
ンプが締め付けできるように、バンド部分１と２が同一
の曲率を有するように形成されていることが強調されな
ければならない。
【００１７】クランプの締め付け後は勿論のこと、クラ
ンプの締め付け前であっても、フック２ａの下に位置す
る空間と、折曲部１ｄと１ｅの連結部から外側端部１ｂ
までの領域は、一方のバンド部分１の内側１ａの端部の
反対側に位置している。同一のものが波形部２ｂの下に
位置する空間に設けられている。締め付け後、締め付け
られた対象物の上には、クランプ内周面の完全な連続
性、及びこれによる当たりの連続性が、その目的のため
に外側１ｂの端部と内側１ｂの端部の末端に設けた手段
の協働によって得られる。
【００１８】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
のバンドクランプ部品の構造では、耳部の下に存在する
当たりの不連続は除去される。また、締め付け後、締め
付けられた対象物の上には、クランプ内周面の完全な連
続性、及びこれによる当たりの連続性が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図１】 本発明に係るバンドクランプ部分の締め付け
前の一部切断側面図である。
【図２】 バンドクランプ部品締め付け後の、図１と同
様の図面である。
【図３】 図１のIII−III線断面図である。
【符号の説明】
１…内側のバンド部分、１ａ…内側、１ｂ…外側、１ｃ
…耳部、２…外側のバンド部分、２ａ…フック、２ｂ…
波形部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ミシェル・アンドレ フランス41200ロモランタン・ランテネ、 リュ・デュ・８・メ140番

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項１】 金属からなる内側のバンド部分と外側の
    バンド部分とからなるクランプであって、 上記内側のバンド部分は、その外側端部と内側端部を部
    分的に重ね合わして１つの完全な円周以上に延長される
    とともに、背中合わせに配置された２つの折曲部で構成
    されてクランプ外周面から半径方向に突出しかつ外側端
    部の末端に配置された耳部を有し、 上記内側のバンド部分は、円周の一部に沿って延設さ
    れ、内側のバンド部分の外周面上に適宜手段により一方
    の末端部で固定され、他方の末端部には、クランプを締
    め付ける際に上記耳部の背後に係合するフックが形成さ
    れている、バンドクランプ部品の構造。
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