JPH0723719Y2 - シャシーダイナモメータに使用するフライホイール装置 - Google Patents

シャシーダイナモメータに使用するフライホイール装置

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JPH0723719Y2
JPH0723719Y2 JP13122689U JP13122689U JPH0723719Y2 JP H0723719 Y2 JPH0723719 Y2 JP H0723719Y2 JP 13122689 U JP13122689 U JP 13122689U JP 13122689 U JP13122689 U JP 13122689U JP H0723719 Y2 JPH0723719 Y2 JP H0723719Y2
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JP
Japan
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flywheel
adjusting
rotary shaft
fixed
flywheels
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JP13122689U
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JPH0370340U (ja
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健男 橋詰
利光 高橋
勝也 北川
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Meidensha Corp
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Meidensha Corp
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Description

【考案の詳細な説明】 A.産業上の利用分野 この考案はシャシーダイナモメータに使用するフライホ
イール装置に関する。
B.考案の概要 この考案は自動車の重量換算用に使用されるフライホイ
ール装置において、 固定フライホイールと調整フライホイールとを装着し、
調整フライホイールは前記回転軸に摺接嵌合される円環
体を形成したことにより、 調整フライホイールの重心と回転軸の回転中心との偏心
がなくなり、高速運転時にも偏心による振動を低減する
ことができるようにしたものである。
C.従来の技術 自動車の性能試験(走行抵抗、登降板、車重など)に使
用されるシャシーダイナモメータは実路上での走行に相
当する実験を室内で再現性よく、容易に実施できるか
ら、排ガス特性や、燃料消費特性の試験などに広く利用
されている。しかし、その利用に当たっては車重の慣性
量をはじめ、管理しなければならない事項が多く、従っ
てこの管理が不適当であると満足なシミュレーションが
できない。この要因の一つに慣性模擬がある。この慣性
模擬にはシャシーダイナモメータのローラ装置にフライ
ホイール装置を連結して使用する手段がある。フライホ
イール装置による慣性量は適用自動車の車重に応じて切
り替える必要がある。この切替え手段には通常回転軸に
固着された固定フライホイールに複数の調整フライホイ
ールを取り付けることによって行っている。
第3図および第4図は従来のフライホイール装置の一部
を断面して示す正面図および斜視図で、両図において、
1は図示しないローラ装置の回転軸に連結されるフライ
ホイール装置に回転軸で、この回転軸1は軸受2,3で支
承される。4,5はベース6に固定された軸受台である。
7は軸受2,3で支承される回転軸1の中央部に固着され
た固定フライホイールで、この固定フライホイール7の
軸方向両側には調整フライホイール8a,8bおよび9a,9bが
回転軸1とは遊嵌されて装着されている。そして車重に
応じて調整フライホイール8a,8bおよび9a,9bは取付ボル
ト10により固定フライホイール7に螺着される。11はフ
ライホイールを覆うカバーである。
D.考案が解決しようとする課題 第3図および第4図に示したフライホイール装置におい
て、調整フライホイール8a,8bおよび9a,9bは回転軸1に
対して遊嵌状態で、軸1に嵌め込まれ、固定フライホイ
ール7に取付ボルト10にて螺着されている。第5図は固
定フライホイール7と調整フライホイール8aとの概略構
成図で、この第5図はフライホイールの回転停止時のも
のである。この第5図に示すように調整フライホイール
8aは回転軸1に対して遊嵌されているため、調整フライ
ホイール8aの重心と回転軸1との回転中心を一致させる
のは極めて困難である。このため、調整フライホイール
8aの重心と回転軸1の回転中心とは偏心し易くなり、フ
ライホイール装置を高速運転すると、調整フライホイー
ルが径方向に膨張して第6図に示すように調整フライホ
イール8aと回転軸1との隙間gが大きくなる。これによ
り、調整フライホイール8aが回転し始めると、偏心のた
めに、フライホイール装置に異常振動が発生するおそれ
がある。
この考案は上記の事情に鑑みてなされたもので、高速運
転時における異常振動を極力低減させるようにしたシャ
シーダイナモメータに使用されるフライホイール装置を
提供することを目的とする。
E.課題を解決するための手段 この考案は車両の駆動輪をローラに載置させるととも
に、このローラに連結され、必要数選択可能な複数のフ
ライホイールを設けて、車両の性能試験を行うシャシー
ダイナモメータにおいて、 前記複数のフライホイールは回転軸に固着された固定フ
ライホイールと、この固定フライホイールに着脱自在に
設けられるとともに、前記回転軸に遊嵌され、かつ回転
軸の軸方向に移動可能の調整フライホイールとからな
り、 前記調整フライホイールには前記回転軸に摺接嵌合され
る円環体を形成したことを特徴とするものである。
F.作用 固定フライホイールに調整フライホイールを装着した
後、フライホイールを回転させる。フライホイールの回
転を次第に高めて行くと、調整フライホイールは回転遠
心力により径方向外側に膨張する。このとき、円環体も
これに伴って膨張するが、回転軸と円環体との隙間は極
めて小さいため、調整フライホイールの偏心量は大きく
ならない。これにより、調整フライホイールの振動を抑
えることができる。
G.実施例 以下この考案の実施例を図面に基づいて説明すると、第
3図から第6図と同一符号を付して述べる。
第1図において、20は調整フライホイール8aの内周面に
形成された円環体で、この円環体20は回転軸1に摺接嵌
合されるように配設する。円環体20は調整フライホイー
ル8aの内周面に一体的に構成してもよく、また、いわゆ
るしまりばめ構成によって調整フライホイールの内周面
に形成してもよい。
上記のように構成することにより、フライホイール装置
を高速にて運転させると、調整フライホイール8aは遠心
力により第2図に示すように固定フライホイール7のボ
ス部7aの上部から離間し始める。しかし、円環体20は調
整フライホイール8aの内周側にあるため、遠心力の影響
をあまり受けない。これにより、調整フライホイール8a
は回転軸1からほんの少しだけ離れるだけですむ。すな
わち、調整フライホイール8aの偏心量は極めて小さいた
めに、高速回転の場合でも偏心による振動を抑えること
ができる。
H.考案の効果 以上述べたように、この考案によれば、調整フライホイ
ールに、回転軸に摺接嵌合される円環体を形成したの
で、調整フライホイールの回転軸に対する偏心は円環体
の内周面と回転軸の外周面との隙間以内に拘束され、調
整フライホイールの偏心による振動を著しく低減するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の実施例を示す要部の拡大図、第2図
は同実施例の動作時の要部拡大図、第3図および第4図
は従来のフライホイール装置を示すもので、第3図は一
部を断面して示す正面図、第4図は一部破断して示す斜
視図、第5図は従来の固定フライホイールと調整フライ
ホイールとの配置構成における回転停止時の概略構成
図、第6図は同配置構成における高速回転時の概略構成
図である。 1……回転軸、7……固定フライホイール、8a,8b,9a,9
b……調整フライホイール、10……取付ボルト、20……
円環体。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】車両の駆動輪をローラに載置させるととも
    に、このローラに連結され、必要数選択可能な複数のフ
    ライホイールを設けて、車両の性能試験を行うシャシー
    ダイナモメータにおいて、 前記複数のフライホイールは回転軸に固着された固定フ
    ライホイールと、この固定フライホイールに着脱自在に
    設けられるとともに、前記回転軸に遊嵌され、かつ回転
    軸の軸方向に移動可能の調整フライホイールとからな
    り、 前記調整フライホイールには前記回転軸に摺接嵌合され
    る円環体を形成したことを特徴とするシャシーダイナモ
    メータに使用するフライホイール装置。
JP13122689U 1989-11-10 1989-11-10 シャシーダイナモメータに使用するフライホイール装置 Expired - Lifetime JPH0723719Y2 (ja)

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JP13122689U JPH0723719Y2 (ja) 1989-11-10 1989-11-10 シャシーダイナモメータに使用するフライホイール装置

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JPH0370340U JPH0370340U (ja) 1991-07-15
JPH0723719Y2 true JPH0723719Y2 (ja) 1995-05-31

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JPH0370340U (ja) 1991-07-15

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