JP3627769B2 - ダンパ - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、自動車エンジンのクランクシャフト等、各種の回転駆動系に生起される振動を吸収抑制するトーショナルダンパに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から、ハブにゴム状弾性材製の弾性体を介して質量体を接続したトーショナルダンパが知られているが、従来のトーショナルダンパにおいては、弾性体のばね定数および質量体の慣性質量が何れも製品毎に一定であるために、トーショナルダンパの固有振動数が製品毎に不変とされている。したがって従来のトーショナルダンパには、トーショナルダンパの固有振動数が可変である場合と比較して作動可能範囲が狭い問題があり、例えば、高回転域の低次数捩り振動レベルが良くない等の問題が生じることがある。
【0003】
また実公平7−24678号公報に掲載されたダンパ(ダイナミックダンパ)においては、弾性体のばね定数が可変であってダンパの固有振動数が可変とされているが、弾性体の一部(第二の弾性体)が高回転域のみにおいて作動する構造であるために、その作動の前後においてばね定数が極端に変化する虞があり、その調整の微妙性を克服しなければならない場合がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は以上の点に鑑み、弾性体のばね定数が可変であってダンパの固有振動数が可変とされており、しかも弾性体が原則として常時作動する構造のダンパを提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本発明のダンパは、ハブにゴム状弾性材製の弾性体を介して質量体を接続し、前記弾性体の外周側に径方向に伸縮可能な連結部を介して遠心力によって径方向に移動可能なゴム状弾性材製の移動部を設け、前記ハブおよび前記質量体の間に前記移動部を配置し、前記ハブおよび前記質量体にそれぞれ、前記移動部の径方向移動を許容するとともに前記移動部と捩り方向に係合するガイド部を設けることにした。
【0006】
【作用】
上記構成を備えた本発明のダンパにおいては、ダンパの固有振動数の決定要因の一つである上記した「弾性体のばね定数」が、ハブおよび質量体を接続した狭義の弾性体のばね定数と、この弾性体の外周側に連結部を介して接続されたゴム状弾性材製の移動部のばね定数との組み合わせによって定められ、しかして回転駆動系の回転数が上昇して遠心力が増大すると、移動部が連結部を引き伸しながら径方向外方へ移動し、移動部の捩り方向のばね定数が上昇し、ダンパの固有振動数が上昇する。またこの状態から回転駆動系の回転数が低下して遠心力が減少すると、移動部が連結部に引っ張り戻されて径方向内方へ移動し、移動部の捩り方向のばね定数が低下し、ダンパの固有振動数が低下する。移動部の径方向移動によってその捩り方向のばね定数が変化するのは、横弾性係数が同じであっても径方向移動によってトルクが変化(径に比例)するからである。
【0007】
【発明の実施の形態】
上記したように、連結部にはゴム紐のように「径方向に伸縮可能」な要素が求められ、この連結部を介してゴム状弾性材製の弾性体と同じくゴム状弾性材製の移動部とが接続されている。したがって、これらを成形する際には、これらを一体に成形するのが最も手間がかからず、コスト的にも有利である。
【0008】
【実施例】
つぎに本発明の実施例を図面にしたがって説明する。
【0009】
図1ないし図4に示すように、一対のハブ構成部品1a,1bがボルト等によって拝み合わせに固定され、この一対のハブ構成部品1a,1bの間に一対の弾性体構成部品2a,2bおよび質量体(振動リングとも称する)3が挾み込まれて、先ず「ハブ1に弾性体2を介して質量体3を接続」するというトーショナルダンパの基本形状が構成されている。ハブ構成部品1a,1bはそれぞれ板金等の剛材によって環状に成形され、質量体3は鋳鉄等の剛材によって環状に成形され、弾性体構成部品2a,2bはそれぞれ所定のゴムによって環状に成形されている。ハブ構成部品1a,1bと弾性体構成部品2a,2b、弾性体構成部品2a,2bと質量体3とはそれぞれ挟着によって一体化され、すなわち接着されていないが、各部品を接着によって一体化しても良い。
【0010】
図1および図4に良く示されているように、各弾性体構成部品2a,2bの外周側に略柱状を呈する連結部4が多数、放射状に一体に成形され、各連結部4の先端部に略ブロック状を呈する移動部5が一つずつ一体に成形され、各連結部4および移動部5がハブ構成部品1a,1bおよび質量体3の互いの対向面の間に配置されている。図2に良く示されているように、各ハブ構成部品1a,1bの対向面に長孔状を呈するガイド部6が連結部4および移動部5と同数、放射状に設けられ、図3に良く示されているように、質量体3の対向面(軸方向両端面)に溝状を呈するガイド部7が連結部4および移動部5と同数、放射状に設けられ、各移動部5が、その軸方向一端部5aにおいてハブ1側のガイド部6に挿入されるとともに軸方向他端部5bにおいて質量体3側のガイド部7に挿入され、ハブ1側のガイド部6および質量体3側のガイド部7がそれぞれ一本ずつで対を成して、移動部5の径方向移動を許容するとともに移動部5と捩り方向に係合している。連結部4は径方向に伸縮可能であり、移動部4は遠心力によって径方向に移動可能であり、また両部4,5は所定のゴムによって弾性体構成部品2a,2bと一体に成形されている。
【0011】
上記構成を備えたトーショナルダンパは、一対のハブ構成部品1a,1bよりなるハブ1をもってクランクシャフト等の回転軸に装着され、一種の共振系を構成してこの回転駆動系に生起される捩り振動を吸収抑制するものであって、トーショナルダンパの固有振動数の決定要因である「弾性体のばね定数」および「質量体の慣性質量」のうち、前者の「弾性体のばね定数」が、一対のハブ構成部品1a,1bおよび質量体3を接続した一対の弾性体構成部品2a,2bのばね定数と、この一対の弾性体構成部品2a,2bの外周側に連結部4を介して接続された多数のゴム状弾性材製の移動部5のばね定数との組み合わせによって定められる。しかして、回転駆動系の回転数が上昇して遠心力が増大すると、各移動部5が同時に連結部4を引き伸しながら径方向外方(矢印A方向)へ移動し、各移動部5の捩り方向のばね定数が上昇し、トーショナルダンパの固有振動数が上昇せしめられる。またこの状態から回転駆動系の回転数が低下して遠心力が減少すると、各移動部5が同時に連結部4に引っ張り戻されて径方向内方(矢印B方向)へ移動し、各移動部5の捩り方向のばね定数が低下し、トーショナルダンパの固有振動数が低下せしめられる。したがってこれにより、回転数の増減によってトーショナルダンパの固有振動数を無段階的に変化させることができ、広い回転域に亙って吸振作動を奏する高性能のトーショナルダンパを提供することができる。
【0012】
また各移動部5は、その径方向位置が何処であろうと、ハブ1側のガイド部6および質量体3側のガイド部7と常時、捩り方向に係合していて、ハブ1および質量体3が同方向に変位すれば直ちに弾性変形し、この意味において、回転数の大小如何に拘らず常時作動する。したがって上記公報に掲載された従来技術のように、回転数が上昇して或る値になった時に初めて作動するといった構造ではないために、その作動の前後においてばね定数が極端に変化することがない。したがって固有振動数の調整が容易なトーショナルダンパを提供することができる。
【0013】
尚、上記実施例に係るトーショナルダンパは、その構造を以下のように変更することが可能である。
▲1▼ 上記実施例において、軸方向に一対配置された弾性体2、連結部4および移動部5は、図5に示すように、これらを質量体3の片側のみに配置しても良い。この場合、これらを省略した方には、ハブ構成部品1bおよび質量体3の間にベアリング8を介装して質量体3を回転自在に支持する。
▲2▼ 上記実施例において、軸方向に貫通する長孔状とされたハブ1側のガイド部6は、図6に示すように、これを軸方向に貫通しない溝状にしても良い。
【0014】
【発明の効果】
本発明は、以下の効果を奏する。
【0015】
すなわち、上記構成を備えた本発明のダンパにおいては、回転数の増減に応じて移動部が径方向に移動し、これに伴ってばね定数が変化してダンパの固有振動数が無段階的に変化せしめられるために、広い回転域に亙って吸振作動を奏する高性能のダンパを提供することができ、例えば、高回転域での捩り振動レベルを従来仕様より低く抑えることができる。またゴム状弾性材製の移動部が回転数の大小如何に拘らず常時作動する構造であるために、固有振動数の調整が容易なダンパを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係るダンパの半裁断面図
【図2】同じ実施例に係るダンパの一部側面図であって、図1におけるC方向矢視図
【図3】同じ実施例に係る質量体の一部側面図
【図4】同じ実施例に係る弾性体、連結部および移動部の一部側面図
【図5】本発明の他の実施例に係るダンパの半裁断面図
【図6】本発明の更に他の実施例に係るダンパの半裁断面図
【符号の説明】
1 ハブ
1a,1b ハブ構成部品
2 弾性体
2a,2b 弾性体構成部品
3 質量体
4 連結部
5 移動部
5a 軸方向一端部
5b 軸方向他端部
6,7 ガイド部
8 ベアリング
【発明の属する技術分野】
本発明は、自動車エンジンのクランクシャフト等、各種の回転駆動系に生起される振動を吸収抑制するトーショナルダンパに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から、ハブにゴム状弾性材製の弾性体を介して質量体を接続したトーショナルダンパが知られているが、従来のトーショナルダンパにおいては、弾性体のばね定数および質量体の慣性質量が何れも製品毎に一定であるために、トーショナルダンパの固有振動数が製品毎に不変とされている。したがって従来のトーショナルダンパには、トーショナルダンパの固有振動数が可変である場合と比較して作動可能範囲が狭い問題があり、例えば、高回転域の低次数捩り振動レベルが良くない等の問題が生じることがある。
【0003】
また実公平7−24678号公報に掲載されたダンパ(ダイナミックダンパ)においては、弾性体のばね定数が可変であってダンパの固有振動数が可変とされているが、弾性体の一部(第二の弾性体)が高回転域のみにおいて作動する構造であるために、その作動の前後においてばね定数が極端に変化する虞があり、その調整の微妙性を克服しなければならない場合がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は以上の点に鑑み、弾性体のばね定数が可変であってダンパの固有振動数が可変とされており、しかも弾性体が原則として常時作動する構造のダンパを提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本発明のダンパは、ハブにゴム状弾性材製の弾性体を介して質量体を接続し、前記弾性体の外周側に径方向に伸縮可能な連結部を介して遠心力によって径方向に移動可能なゴム状弾性材製の移動部を設け、前記ハブおよび前記質量体の間に前記移動部を配置し、前記ハブおよび前記質量体にそれぞれ、前記移動部の径方向移動を許容するとともに前記移動部と捩り方向に係合するガイド部を設けることにした。
【0006】
【作用】
上記構成を備えた本発明のダンパにおいては、ダンパの固有振動数の決定要因の一つである上記した「弾性体のばね定数」が、ハブおよび質量体を接続した狭義の弾性体のばね定数と、この弾性体の外周側に連結部を介して接続されたゴム状弾性材製の移動部のばね定数との組み合わせによって定められ、しかして回転駆動系の回転数が上昇して遠心力が増大すると、移動部が連結部を引き伸しながら径方向外方へ移動し、移動部の捩り方向のばね定数が上昇し、ダンパの固有振動数が上昇する。またこの状態から回転駆動系の回転数が低下して遠心力が減少すると、移動部が連結部に引っ張り戻されて径方向内方へ移動し、移動部の捩り方向のばね定数が低下し、ダンパの固有振動数が低下する。移動部の径方向移動によってその捩り方向のばね定数が変化するのは、横弾性係数が同じであっても径方向移動によってトルクが変化(径に比例)するからである。
【0007】
【発明の実施の形態】
上記したように、連結部にはゴム紐のように「径方向に伸縮可能」な要素が求められ、この連結部を介してゴム状弾性材製の弾性体と同じくゴム状弾性材製の移動部とが接続されている。したがって、これらを成形する際には、これらを一体に成形するのが最も手間がかからず、コスト的にも有利である。
【0008】
【実施例】
つぎに本発明の実施例を図面にしたがって説明する。
【0009】
図1ないし図4に示すように、一対のハブ構成部品1a,1bがボルト等によって拝み合わせに固定され、この一対のハブ構成部品1a,1bの間に一対の弾性体構成部品2a,2bおよび質量体(振動リングとも称する)3が挾み込まれて、先ず「ハブ1に弾性体2を介して質量体3を接続」するというトーショナルダンパの基本形状が構成されている。ハブ構成部品1a,1bはそれぞれ板金等の剛材によって環状に成形され、質量体3は鋳鉄等の剛材によって環状に成形され、弾性体構成部品2a,2bはそれぞれ所定のゴムによって環状に成形されている。ハブ構成部品1a,1bと弾性体構成部品2a,2b、弾性体構成部品2a,2bと質量体3とはそれぞれ挟着によって一体化され、すなわち接着されていないが、各部品を接着によって一体化しても良い。
【0010】
図1および図4に良く示されているように、各弾性体構成部品2a,2bの外周側に略柱状を呈する連結部4が多数、放射状に一体に成形され、各連結部4の先端部に略ブロック状を呈する移動部5が一つずつ一体に成形され、各連結部4および移動部5がハブ構成部品1a,1bおよび質量体3の互いの対向面の間に配置されている。図2に良く示されているように、各ハブ構成部品1a,1bの対向面に長孔状を呈するガイド部6が連結部4および移動部5と同数、放射状に設けられ、図3に良く示されているように、質量体3の対向面(軸方向両端面)に溝状を呈するガイド部7が連結部4および移動部5と同数、放射状に設けられ、各移動部5が、その軸方向一端部5aにおいてハブ1側のガイド部6に挿入されるとともに軸方向他端部5bにおいて質量体3側のガイド部7に挿入され、ハブ1側のガイド部6および質量体3側のガイド部7がそれぞれ一本ずつで対を成して、移動部5の径方向移動を許容するとともに移動部5と捩り方向に係合している。連結部4は径方向に伸縮可能であり、移動部4は遠心力によって径方向に移動可能であり、また両部4,5は所定のゴムによって弾性体構成部品2a,2bと一体に成形されている。
【0011】
上記構成を備えたトーショナルダンパは、一対のハブ構成部品1a,1bよりなるハブ1をもってクランクシャフト等の回転軸に装着され、一種の共振系を構成してこの回転駆動系に生起される捩り振動を吸収抑制するものであって、トーショナルダンパの固有振動数の決定要因である「弾性体のばね定数」および「質量体の慣性質量」のうち、前者の「弾性体のばね定数」が、一対のハブ構成部品1a,1bおよび質量体3を接続した一対の弾性体構成部品2a,2bのばね定数と、この一対の弾性体構成部品2a,2bの外周側に連結部4を介して接続された多数のゴム状弾性材製の移動部5のばね定数との組み合わせによって定められる。しかして、回転駆動系の回転数が上昇して遠心力が増大すると、各移動部5が同時に連結部4を引き伸しながら径方向外方(矢印A方向)へ移動し、各移動部5の捩り方向のばね定数が上昇し、トーショナルダンパの固有振動数が上昇せしめられる。またこの状態から回転駆動系の回転数が低下して遠心力が減少すると、各移動部5が同時に連結部4に引っ張り戻されて径方向内方(矢印B方向)へ移動し、各移動部5の捩り方向のばね定数が低下し、トーショナルダンパの固有振動数が低下せしめられる。したがってこれにより、回転数の増減によってトーショナルダンパの固有振動数を無段階的に変化させることができ、広い回転域に亙って吸振作動を奏する高性能のトーショナルダンパを提供することができる。
【0012】
また各移動部5は、その径方向位置が何処であろうと、ハブ1側のガイド部6および質量体3側のガイド部7と常時、捩り方向に係合していて、ハブ1および質量体3が同方向に変位すれば直ちに弾性変形し、この意味において、回転数の大小如何に拘らず常時作動する。したがって上記公報に掲載された従来技術のように、回転数が上昇して或る値になった時に初めて作動するといった構造ではないために、その作動の前後においてばね定数が極端に変化することがない。したがって固有振動数の調整が容易なトーショナルダンパを提供することができる。
【0013】
尚、上記実施例に係るトーショナルダンパは、その構造を以下のように変更することが可能である。
▲1▼ 上記実施例において、軸方向に一対配置された弾性体2、連結部4および移動部5は、図5に示すように、これらを質量体3の片側のみに配置しても良い。この場合、これらを省略した方には、ハブ構成部品1bおよび質量体3の間にベアリング8を介装して質量体3を回転自在に支持する。
▲2▼ 上記実施例において、軸方向に貫通する長孔状とされたハブ1側のガイド部6は、図6に示すように、これを軸方向に貫通しない溝状にしても良い。
【0014】
【発明の効果】
本発明は、以下の効果を奏する。
【0015】
すなわち、上記構成を備えた本発明のダンパにおいては、回転数の増減に応じて移動部が径方向に移動し、これに伴ってばね定数が変化してダンパの固有振動数が無段階的に変化せしめられるために、広い回転域に亙って吸振作動を奏する高性能のダンパを提供することができ、例えば、高回転域での捩り振動レベルを従来仕様より低く抑えることができる。またゴム状弾性材製の移動部が回転数の大小如何に拘らず常時作動する構造であるために、固有振動数の調整が容易なダンパを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係るダンパの半裁断面図
【図2】同じ実施例に係るダンパの一部側面図であって、図1におけるC方向矢視図
【図3】同じ実施例に係る質量体の一部側面図
【図4】同じ実施例に係る弾性体、連結部および移動部の一部側面図
【図5】本発明の他の実施例に係るダンパの半裁断面図
【図6】本発明の更に他の実施例に係るダンパの半裁断面図
【符号の説明】
1 ハブ
1a,1b ハブ構成部品
2 弾性体
2a,2b 弾性体構成部品
3 質量体
4 連結部
5 移動部
5a 軸方向一端部
5b 軸方向他端部
6,7 ガイド部
8 ベアリング
Claims (1)
- ハブ(1)にゴム状弾性材製の弾性体(2)を介して質量体(3)を接続し、前記弾性体(2)の外周側に径方向に伸縮可能な連結部(4)を介して遠心力によって径方向に移動可能なゴム状弾性材製の移動部(5)を設け、前記ハブ(1)および前記質量体(3)の間に前記移動部(5)を配置し、前記ハブ(1)および前記質量体(3)にそれぞれ、前記移動部(5)の径方向移動を許容するとともに前記移動部(5)と捩り方向に係合するガイド部(6)(7)を設けたことを特徴とするダンパ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23897595A JP3627769B2 (ja) | 1995-08-25 | 1995-08-25 | ダンパ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23897595A JP3627769B2 (ja) | 1995-08-25 | 1995-08-25 | ダンパ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0960690A JPH0960690A (ja) | 1997-03-04 |
JP3627769B2 true JP3627769B2 (ja) | 2005-03-09 |
Family
ID=17038079
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP23897595A Expired - Fee Related JP3627769B2 (ja) | 1995-08-25 | 1995-08-25 | ダンパ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3627769B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE102008052902A1 (de) * | 2008-10-23 | 2010-04-29 | Voith Patent Gmbh | Vorrichtung zur Verminderung von Drehschwingungen |
CN115596802B (zh) * | 2022-11-02 | 2023-05-19 | 北京航空航天大学 | 一种动量轮的可调刚度的高静低动刚度隔振装置 |
-
1995
- 1995-08-25 JP JP23897595A patent/JP3627769B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0960690A (ja) | 1997-03-04 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20040823 |
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TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
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A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
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R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
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