JPH02253028A - ダンパとその製造方法 - Google Patents

ダンパとその製造方法

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JPH02253028A
JPH02253028A JP7415089A JP7415089A JPH02253028A JP H02253028 A JPH02253028 A JP H02253028A JP 7415089 A JP7415089 A JP 7415089A JP 7415089 A JP7415089 A JP 7415089A JP H02253028 A JPH02253028 A JP H02253028A
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JP
Japan
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hub
resin member
mass body
sleeve
elastic
Prior art date
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Pending
Application number
JP7415089A
Other languages
English (en)
Inventor
Masato Abe
安部 真人
Kazuto Daino
大能 一登
Shinya Kinoshita
慎也 木下
Masaru Kinoshita
木下 勝
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
N O K MEGURASUTEITSUKU KK
Nok Megulastik Co Ltd
Original Assignee
N O K MEGURASUTEITSUKU KK
Nok Megulastik Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、自動車エンシンのプロペラシャフトなと各種
の回転駆動系に生起される振動を吸収減衰するダンパに
関するものである。
〔従来の技術〕
従来から、この種ダンパの一例として、自動車エンジン
のプロペラシャフトに取着される円環形のハブを有し、
このハブの外周に同じく円環形の質量体(振動リング)
を同心的に離間配置し、このハブと質量体を弾性体を介
して相互に接続したダイナミックダンパ(ティルガーま
たは動的吸振器とも称する)が知られている。ハブと質
量体はそれぞれ所定の金属、弾性体はゴムによって成形
され、このゴムを加硫成形と同時にハブと質量体に接着
している。
〔発明が解決しようとする課題〕
上記構成のダンパは、プロペラシャフトに対し一種の共
振系を構成して該シャフトに生じる捩り振動を吸収する
ものであるが、この振動の周波数に合わせて固有振動数
を低く設定すべく弾性体の硬度を低く設定すると、該弾
性体の径方向のバネ定数も低くなることから、径方向の
共振や遠心力の作用により一定の回転数域において質量
体がハブすなわち回転中心に対して大きく偏心する事態
を生じ、新たな振動が発生したり、弾性体の耐久性が低
下する問題を有している。
本発明は以上の点に鑑み、上記従来技術にみられる問題
を解消する目的をもって案出されたものであって、併せ
て製作の容易化を図ることを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するため、本発明の第1請求項によるダ
ンパは、ハブと、前記ハフに対して離間配置された質量
体と、前記ハブと質量体の間に介装された樹脂部材と、
前記樹脂部材の軸方向両側において前記ハブと質量体を
接続した弾性体とを備えることを特徴とする。
また第2請求項によるダンパは、第1請求項を引用して
、更に、弾性体と質量体の間にスリーブを介装したこと
を特徴とする。
また第3請求項によるダンパの製造方法は、第2請求項
のダンパについて、ハブの外周側に2個のスリーブを離
間配置し、前記ハブと各スリーブに対して弾性体を成形
接着し、前記ハブの外周てあって弾性体の間に位置する
表ころに円周方向に複数に分けた樹脂部材を入れ、前記
スリーブの外周に質量体を嵌着することを特徴とする。
また第4請求項によるダンパは、第2請求項を引用して
、ハブに質量体に向けて突部が設けられ、質量体に嵌着
したスリーブに径方向に折れ曲がった折曲部が設けられ
、前記突部と折曲部が軸方向に係合していることを特徴
とする。
また第5請求項によるダンパは、第1請求項を引用して
、ハブと弾性体の間にスリーブが介装され、質量体にハ
ブに向けて突部が設けられ、ハブに嵌着したスリーブに
径方向に折れ曲がった折曲部が設けられ、前記突部と折
曲部が軸方向に係合していることを特徴とする。
また第6請求項によるダンパは、第1請求項を引用して
、樹脂部材がハブに嵌着され、前記樹脂部材と質量体の
間に間隙が設定され、前記質量体の樹脂部材に対向する
面に弾性体の延長部が薄膜状に貼着されており、さらに
前記樹脂部材と弾性部材の間に間隙が設定されているこ
とを特徴とする。
また第7請求項によるダンパは、第1請求項を引用して
、樹脂部材が質量体に嵌着され、前記樹脂部材とハブの
間に間隙が設定され、前記ハブの樹脂部材に対向する面
に弾性体の延長部が薄膜状に貼着されており、さらに前
記樹脂部材と弾性部材の間に間隙が設定されていること
を特徴とする。
また第8請求項によるダンパの製造方法は、第6または
第7請求項のダンパについて、ハブと質量体と樹脂部材
を製品の状態に組み合わせ、この状態のハブと質量体に
対して、樹脂部材と非接着になる弾性体を成形接着する
ことを特徴とする。
また第9請求項によるダンパの製造方法は、第8請求項
を引用して、樹脂部材の端面に軸方向に凹む凹部を設け
、弾性体を前記凹部に対応する断面円弧状に成形するこ
とを特徴とする。
〔作 用〕
第1請求項に示すように、作動に伴って互いに変位する
ハブと質量体の間に樹脂部材を介装すると、該樹脂部材
が一種のスペーサとして作用してハブと質量体の変位を
円周方向だけに止めることができ、また樹脂部材の軸方
向両側に弾性体を配置したため、該弾性体が遮蔽物とな
って前記作用部へのダストの侵入を防止することができ
る。第2請求項は、ゴム材製の弾性体をハブとスリーブ
に加硫接着する前提でスリーブを加えたもので、接着し
てから大質量の質量体を後付けすることとなるため、作
業の容易化を図ることができる。軸方向両側に弾性体を
接着してからその間に環状の樹脂部材を嵌合するのは技
術的に困難である。これに対して第3請求項は樹脂部材
を予め円周方向に複数に分けてなり組立てを容易化した
ものである。
第4請求項に示すように、ハブに突部を設け、スリーブ
に折曲部を設け、この突部と折曲部を軸方向に係合させ
ると、ハブと質量体の径方向の変位だけでなく軸方向の
変位を合わせて抑えることができる。第5請求項は径方
向の配置を反対にしたものである。第6請求項に示すよ
うにすると、質量体に対する樹脂部材の摺動抵抗を小さ
く抑えて作動の円滑化を確保することができ、併せて両
部材の衝接音の発生を防止することができる。第7請求
項は径方向の配置を反対にしたものである。
第8請求項に示すようにすると、弾性体の成形接着の終
了と同時に組立てを完了することができる。また第9請
求項のようにすると、弾性体に弓張りとして作用する内
部応力をな(すことができる。
〔実 施 例〕
つぎに本発明の実施例を図面にしたがって説明する。
第1図に示すように、互いに同心に配置されたハブ1と
質量体2の間に樹脂部材3が介装され、該樹脂部材3の
軸方向両側にハブ1と質量体2を接続する弾性体4が配
置されている。ハブ1と質量体2はそれぞれ所定の金属
、弾性体4はコムによって成形され、このゴムを加硫成
形と同時にハブ1とスリーブ5に接着し、第2図に示す
ように2つ割にした樹脂部材3を係合してから、スリー
ブ5の外周に質量体2を嵌着している。薄肉の金属によ
って成形されたスリーブ5は、当初、質量体2の内径よ
り僅かに大きく外径寸法を設定され、質量体2の嵌着に
より縮径して弾性体4を圧縮の状態で作動させるように
なっている。樹脂部材3は、作動時、ハブ1と質量体2
のそれぞれと摺動し、一種のスペーサとしてハブ1と質
量体2の偏心を防止する。各部材はそれぞれ円環形であ
り、特に弾性体4も円環形であって、前記摺動部にダス
トが侵入するのを防止する。また樹脂部材3を2つ割と
して弾性体4の間に係合し易くしたため容易に組み立て
られる特徴を有している。
第3図に示すように、ハブ1に質量体2に向けて突部1
aを突設し、質量体2に嵌着したスリーブ5に内径方向
へ折れ曲がった折曲部5aを形成し、この突部1aと折
曲部5aを摺動自在に軸方向に係合すると、ハブ1と質
量体2の同方向への変位を防止することができる。弾性
体4はその内周側にも折曲部6aを形成したスリーブ6
を接着され、1つの弾性体4と2つのスリーブ56の組
み合わせによって加硫成形品が構成されている。弾性体
4は各スリーブ5.6の折曲部5a。
6aに接着されて略軸方向に架設されており、このため
、スリーブ5.6同士を軸方向に変位させて嵌着するこ
とにより圧縮の度合を変えることができる。第4図のダ
ンパは、質量体2側にも突部2aを設けて、該質量体2
に嵌着するスリーブ5の位置決めを容易にしている。こ
の軸方向の変位防止については質量体2だけに突部を設
ける等、径方向の配置を反対にすることができる。
第5図に示すように、ハブ】の外周に樹脂部イ・A3を
嵌着し、該樹脂部材3の外周側に所定の間隙aをおいて
質量体2を配置し、この図示した製品状態の3部材1,
2.3に対してゴム祠を加硫成形する。ゴムは樹脂部材
3の内径嵌着部を除(3方に配置されて、軸方向の両側
を弾性体4、外径側をその延長部4aとされ、ハブlと
質量体2のそれぞれに接着、樹脂部材3に非接着とされ
、成形後の収縮によって樹脂部材3との間に空間7を設
定される。出来上がったダンパは質量体2側に対する樹
脂部材の摺動抵抗を小さく抑えて作動の円滑化を達成し
、併せて樹脂部材3.!−質量体2の衝接を防止するこ
とができる。第7図はハブ1に段差を付けて樹脂部材3
の位置決めと接触処理を容易にしたもの、第8図は空間
7に粘性流体を封入して吸振効果を高めたものを示し、
このグループに属するダンパも第6図に例示するように
径方向の配置を反対にすることができる。
第9図に示すように、各部品1,2.3を組み合わせて
からゴム材を加硫成形するのに先立って樹脂部材3の両
側面に軸方向に凹む凹部3aを設け、弾性体4をこの凹
部3aに沿わせて断面円弧状に成形すると、成形後に弾
性体4が曲率を大きくするように収縮するため引張り応
力を残留させず、これに伴って、弾性体4の耐久性を高
めることがてきる。
C発明の効果〕 以上説明したように、本発明によればハブと質量体の不
要な変位を抑えて吸振性能と耐久性を高めることができ
、併せて製作の容易化を達成することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図、第3図ないし第9図はいずれも本発明の実施例
に係るダンパの半裁断面図、第2図は樹脂部材の側面図
である。 ■ハブ  2質量体  3樹脂部材 4弾性体  5,6スリーブ  7空間第3図 第4図 a

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、ハブと、前記ハブに対して離間配置された質量体と
    、前記ハブと質量体の間に介装された樹脂部材と、前記
    樹脂部材の軸方向両側において前記ハブと質量体を接続
    した弾性体とを備えたダンパ。 2、弾性体と質量体の間にスリーブを介装した第1項記
    載のダンパ。 3、ハブの外周側に2個のスリーブを離間配置し、前記
    ハブと各スリーブに対して弾性体を成形接着し、前記ハ
    ブの外周であって弾性体の間に位置するところに円周方
    向に複数に分けた樹脂部材を入れ、前記スリーブの外周
    に質量体を嵌着する第2項記載のダンパの製造方法。 4、ハブに質量体に向けて突部が設けられ、質量体に嵌
    着したスリーブに径方向に折れ曲がった折曲部が設けら
    れ、前記突部と折曲部が軸方向に係合している第2項記
    載のダンパ。 5、ハブと弾性体の間にスリーブが介装され、質量体に
    ハブに向けて突部が設けられ、ハブに嵌着したスリーブ
    に径方向に折れ曲がった折曲部が設けられ、前記突部と
    折曲部が軸方向に係合している第1項記載のダンパ。 6、樹脂部材がハブに嵌着され、前記樹脂部材と質量体
    の間に間隙が設定され、前記質量体の樹脂部材に対向す
    る面に弾性体の延長部が薄膜状に貼着されており、さら
    に前記樹脂部材と弾性部材の間に間隙が設定されている
    第1項記載のダンパ。 7、樹脂部材が質量体に嵌着され、前記樹脂部材とハブ
    の間に間隙が設定され、前記ハブの樹脂部材に対向する
    面に弾性体の延長部が薄膜状に貼着されており、さらに
    前記樹脂部材と弾性部材の間に間隙が設定されている第
    1項記載のダンパ。 8、ハブと質量体と樹脂部材を製品の状態に組み合わせ
    、この状態のハブと質量体に対して、樹脂部材と非接着
    になる弾性体を成形接着する第6項または第7項記載の
    ダンパの製造方法。 9、樹脂部材の端面に軸方向に凹む凹部を設け、弾性体
    を前記凹部に対応する断面円弧状に成形する第8項記載
    のダンパの製造方法。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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