JPH01502687A - 弾性カップリング - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 弾性カップリング 技術分野 本発明は、請求の範囲第゛１項のプレアンブルに記載の、特に、内燃エンジンの 分割形ハズミ車に適した、ディスク構造の弾性カップリングに関する。この種の カップリングは、％に、内燃ニンジンと後段のトランスミッシ璽ンとの間の、回 転振動減衰性を有する弾性結合部材として使用される。ディスク構造にもとづき 、エンジンにトランスミッシ嘗ンをスペースを取ら“ないようコンパクトに設置 できる。

背景技術 ｔ　西独特許第２．８４ａ７４８号 この公知のカップリングは、同時に負荷され、回転角にわたって線形トルク特性 を有するよう、円周方向へ配置した複数のコイルバネを双方のカップリング半部 の関に有する。この代わシに、第１角度範囲において逆方向へ回転された際に、 まず、１つのバネのみがトルクを伝達し、特定の回転角度以上では、別のバネが いりしょに漸次的に負荷されるよう、２種のバネを組込み、配置することもでき る。この公知のカップリングは、６気筒エンジン（ディーゼルエンジン）と組合 せて自動トラ／スミフシ曹ンを駆動する場合に特に、有効である。一方、４気筒 エンジンおよび５気筒エンジンは、それ自体、本質的に好ましくない回転振動特 性を有する。カップリングにとって、更に、例えば、始動時、切換時および制動 時に駆動車軸およびまたはトランスミッシ璽ンを介してカップリングによって誘 起される衝撃は好ましくない。

更に、異なるメーカのエンジンシよびトランスミツシ璽ンの構造および配置の差 異に帰因する影響が、駆動装置の回転振動挙動に作用する。公知のカップリング は、上記の著しく異なる運転要求を満足できない。

発明の開示 本発明の目的は、カップリングが構造にもとづき好ましくない回転振動特性を有 する内燃エンジンによる駆動に適するよう、公知のカップリングのバネ特性およ び減衰特性を改善することにある。

この目的は、請求の範囲第１項に開示の特徴によって達成される。本発明の場合 、公知のカップリングとは異なシ、少くとも１つの別の結合部材が双方のカップ リング半部の間のトルク伝達に関与する。この結合部材は、同じく、ディスク状 に構成され、周縁に窓状開口を備えておシ、窓状開口に押入された弾性結合要素 （好ましくは、バネ）を介して双方のカップリング半部に結合され、かくして、 上記の弾性結合要素は、回転時に、順次に作動される。上記の如く、別のカップ リング半部の側面ディスクの間に別の結合部材を配置したことによって、下記の 利点が得られる。即ち、カップリングの弾性範囲が拡張され、従って、すべての 負荷範囲について、カップリングの適切な剛性が得られる。別の結合部材が、順 次に作用するバネを介して双方の結合半部に結合されることによって、カップリ ング内に可変の質量分布が得られる。即ち、別の結合部材の質量は、回転角度に 応じて、一時的に第１カツプリング半部に帰属し、一時的に第２カツプリング半 部に帰属する。これは、内燃ニンジンの無負荷状態において特に好ましい。

本発明の本質的特徴は、特に、双方のカップリング半部の回転時、減衰性が改善 されると云う点にある。このため、押しのけチャンバの境壁の一部をなす別のデ ィスク状結合部材は、半径方向へ延び、円周方向へ作用し、第１カツプリング半 部の同様の面に本質的に対応し、押しのけチャンバに関して同一の半径方向位置 に配置された少くとも１つの面を有する。別の結合部材の厚さは、少くとも押し のけチャンバの範囲では、中央ディスクの厚さと合計して、第２カツプリング半 部の内部スペースの内法中に本質的に対応するよう、選択されている。

第１回転角度範囲（無負荷運転）では、中央ディスクの一部が、第２カツプリン グ半部の半径方向面とともに、弱い減衰のための押しのけチャンバを形成する。

第２回転角度範囲（負荷運転）では、別のディスク状結合部材の半径方向面が、 中央ディスクの上述の半径方向面とともに、強い減糞ヲ誘起する押しのけチャン バを形成する。

当該のカップリング半部と別の結合部材との間にバネ作用を段階的に加えること によって、押しのけチャンバには、支持バネに適合した可変の減衰状態が生ずる 。

従属請求の範囲に構造的実施例を開示した。請求の範囲第２項にもとづき、別の 結合部材は、中央ディスクとして構成された第１カツプリング半部の両側に且つ 第２カツプリング半部の側面ディスクの内部に設けた２つのディスクの形に構成 できる。この場合、別の結合部材の双方のディスクは、中央ディスクを貫通する 結合要素によって、相互には空転しないが、中央ディスクおよび側面ディスクに 対してＦｉｓる程度回転できるよう結合されている。この実施例は、小さい回転 角度においてすでに特に良い減衰が必要である用例に％に適する。これは、別の 結合部材の各ディスクに、押しのけチャンバを形成するための半径方向面を設け ることによって、達成される。

本発明の好ましい実施例を請求の範囲第３項に開示した。請求の範囲第３項にも とづき、別の結合部材は中心ディスクとして構成し、ボスを有する第１カツプリ ング半部は、中心ディスクと第２カツプリング半部の側面ディスクとの間に設け た２つのディスクから成る。この構造方式の利点は、中心ディスクとしての別の 結合部材が、極く小さい質量を有し、この質量は、駆動機の無負荷時には第２カ ツプリング半部に帰属し、一方、よシ高い回転数では、ボスおよび２つの中央デ ィスクを有する第１カツプリング半部に帰属すると云う点にある。

別の従属請求の範囲は、バネの配置、バネのための窓状開口および減衰チャンバ に関するカップリングの構造的実施例に関する。

２つの実施例を示す図面を参照して以下に本発明の詳細な説明する。

図面の簡単な説明 第１図は、第２図の線Ｉに沿うカップリングの断面図、第２図は、第１図の線■ に沿う断面図、第３図は、休止状態のシリンダの略断面図、第４図は、第１段階 の第３図と同様の図面、第５図は、第２段階の第５図と同様の図面、第６図は、 第３段階の第３図と同様の図面、第７図は、トルクと回転角度との関係を示す略 図、第８図は、別の実施例の押しのけチャンバの回転軸線方向の断面図、第９図 は、第８図の押しのけチャンバの線■に沿う横断面図である。

発明を実施するための最良の形態 第１．２図に示したカップリングは、第１カツプリング半部１と第２カツプリン グ半部２とから成る。この名称は、単に区別のために使用するものであシ、カッ プリングを通る力線の方向を決定するものではない。第１カツプリング半部１は 、トランスミッシ■ン（図示してない）と結合するためにフランジ４ｔ−有する ボス３を含む。

ボス３＃：ｔ、更に、カップリングの中央ディスクをなす２つのディスク６と回 転結合するためＫｆｉ列５ｔ−備えている。第２カツプリング２は、双方の中央 ディスク６を両側から囲み、空転しないよう周縁で相互に結合されｆｃ２つの側 面ディスク７．８から成る。第１カップリング半１１１ｔｉ、軸受９およびパッ キ：／１０ｔ−介して第２カツプリング半部２に結合されて論るので、減衰媒体 を充填できる液密の内部スペース１１が形成される。双方の中央ディスク６は、 相互間に、別のディスク状結合部材、即ち、いわゆる中心ディスク１２ｔ−ある 程度回転できるよう囲む。中央ディスク６および中心ディスク１２の外縁ＩＩＣ は、円周方向へ作用する半径方向面１３．１４が設けである。内部スペース１１ に向く第２カツプリング半部２の周縁には、半径方向面１３，１４の形状に本質 的に対応する形状を有し半径方向内方へ向く半径方向面１５が設けである。半径 方向面１３．１４と半径方向面１５との間には、公知の態様で、押しのけチャン バ１６が設けである。双方の中央ディスク６および中心ディスク１２の厚さは、 少くとも半径方向面の範囲では、側面ディスク７゜８の間の内部スペース１１の 内法中に対応するよう選択されている。双方のカップリング半部の相対回転の減 衰は、公知の如く、減衰媒体を１つの押しのけチャンバから絞〉間隙３０を介し て面１３．１４の外部および半径方向面１５の内部で半径方向へ別の押しのけチ ャンバに圧入することによって実現される。

双方のカップリング半部の間のトルクの伝達は、通常の如くコイルバネとして構 成され、カッブリフグ内に＠線方向へ下記の如く配置した弾性結合要素を介して 行われる。中心ディスク１２は、周縁に均一に分布させて少くとも１対づつ設け た複数の窓状開口１８．１９．２０１−有する。本事例では、相互に直径方向に 対向し、それぞれ、第１バネ２４を保持した２つの開口１８が設けである。

中央ディスク６は、同一位置に同一の開口１８を有し、上記バネ２４ｔ−介して 中心ディスク１２に結合される。

中心ディスク１２および第２カツプリング半部２の側面ディスク７．８は、更に １中心デイスク１２と第２カツプリング半部２とを結合する第２バネ２５ｔ−そ れぞれ保持した開口１９ｔ−有する。中心ディスク１２の別の開口２０には、側 面ディスク７．８の対応する開口２３に係合する第３バネ２６がそれぞれ収容さ れている。

バネ２４の径は、側面ディスク７．８の間の内法間隙−１７にほぼ対応するよう 設計してあシ、バネ２５．２６Ｆｉ、それぞれ、すべてのディスクの合計厚さに ほぼ対応する径を有する。すべてのバネの両端には、バネ方を当該のディスクに 伝達するためのバネキャップ２７が設けである。

中央ディスクは、中心ディスク１２の開口１９．２０の範囲に、両側で開口１９ ，２０よシも寸法２１ａだけ大きい関口２１．２２’を有する。図示の実施例の 場合、カップリングは、合計４つのバネ２５および２つのバネ２４．２６を有し 、上記バネは、スペースをとらないよう異なる直径上に配置されて−る。

第１バネ２４は、！ｉＡ動エフェンジン負荷時に現れる、定格トルクの５〜１０ −のトルクを伝達するよう設計されている。第２バネ２５Ｆｉ、定格トルクまで のトルクを伝達するよう設計されている。ａＳバネ２６は、衝撃的過負荷時、固 定ストッパに当接するまで第２バネ２５を支援する。

シリンダ断面図の第３図に、カップリングの休止位置における、即ち、トルクを 伝達しない状１ｉＫおける側面ディスク７．８．中央ディスク６および中心ディ スク１２の内部の開口１８〜２３内のバネ２４，２５．２６の配置を示した。第 １バネ２４Ｆｉ、中心ディスク１２および中央ディスク６をその開口１８が一致 するよう保持し、一方、＄２バネ２５は、側面ディスク７．８および中心ディス ク１２を開口１９が一致するよう相互に固定する。この場合、第２バネ２５Ｆｉ 、−口２１を介して中央ディスクに保合する。この場合、中央ディスク６は、双 方の回転方向について、所定の回転角度に対応する上述の寸法２１１だけ第２バ ネ２５のバネキャップ２７へ移動できるよう保持される。第５バネ２６のバネキ ャップの両側にも、中央ディスク６の開口２２に間隔２１ａが形成しである。即 ち、第２カツプリング２の側面ディスク７．８の内部で中央ディスクが幾何学的 に一義的に中心ディスクに関連づけられる。

第４図に、第１回転段階ａ後のディスクの相互位置を示した。この場合、トルク は、側面ディスク７．８（カップリング半部２）を介して導入され、中央ディス ク６（カップリング半部１）ｔ−介して伝達される。バネキャップ２７が第２バ ネ２５によって矢印方向へ負荷されると、円周方向力が、中心ディスク１２を介 して第１バネ２４のバネキャップ２７に伝達される。既述の如く小さいトルクの 伝達に使用され、対応して小さく設計された第１バネ２４は圧縮され、一方、別 のバネ９ｆＡは双方の中央ディスク６に支持される。中央ディスク６が、寸法２ １ｓｔ−通過し、第２．第３バネ２５，２６のバネキャップ２７に当接すると直 ちに、上記第１段＃ａにおける相対回転が終了する。同時に、第１バネ２４の最 大ストロークがＲＪ！ｔされる。

ｇｓ図に、第２回転段階す後のカップリング内部のディスクの相互位置を示した 。さて、第２カツプリング半部２の側面ディスク７．８ｔ−介してトルクの作用 を受けて、第２バネ２５が圧縮される。この場合、カの伝達は、側面ディスク７ ．８からバネキャップを介して中央ディスク６へ行われる。この場合、中央ディ スク６に作用する受けシー）２７ｒｉ、側面ディスク７．８の関口１９の１つの 境壁から引離される。回転角度すにもとづき、側面ディスク７．８の開口２３０ １つの壁が第５バネ２６の受けシート２７に当接すると直ちに、上記段＃ｂＫお ける回転が終了する。上記運動段階では、ｇ１バネ２４は、もはやストロークを 行わず、中央ディスク６と中心ディスク１２との闇で負荷状態に保持される。上 記段階すにおいて、第２バネ２５のみが定格トルクの範囲まで関与する。

第６図に、第３回転段＃Ｃを示した。側面ディスク７゜８および第２バネ２５を 介して中央ディスク６に力が導入されるのと並行して、更に、円周方向力が、側 面ディスク７．８の開口２３の坑壁および第３バネ２６′ｔ−介して中央ディス ク６に伝達される。この場合、中心ディスク１２は、開口２０の無負荷側で、回 転角度Ｃに対応する量だけ第３バネ２６の受けシート２７から引離される。

かくして、定格トルクを急激に越えるトルクの場合に特に、第３バネ２６が漸次 的に作用する。この場合、第１バネ２４は、先行段階すの場合と同様、中央ディ スクと中心ディスクとの間に負荷状ｍＫ保持される。公知の如く、固定ストッパ によりて以降の回転が阻止されると、段１４ｃが終了する。

既述の如く、第１回転段階ａでは、側面ディスク７に対する中央ディスク６の回 転のみが行われ、この場合、中心ディスク１２は、なお、側面ディスクの運動状 態を維持するので、運動振幅の減衰には、中央ディスク６の半径方向面１４のみ が関与する。即ち、この場合に低いトルクの（第１バネ２４のみを介する）伝達 には、押しのけチャンバ１６における低い減衰のみが関連する◎一方、回転段階 す以後は、既述の如く、中心ディスク１２は、その相対運動に関して、中央ディ スク６に関連される。従って、トルクがよシ大きい場合、中心ディスク１２０半 径方向面１３も押しのけチャンバ１６における減衰に関与するので、減糞度が大 きくなる。

本発明に係るカップリングの場合、第１回転段階ａにおいて、中心ディスク１２ が、第２バネ２５ｔ−介して、双方の側面ディスク７．８を含む第２カツプリン グ半部２の質量に帰属すると云う状１ｌＦｉ、特に有利である。上述の実施例に おいて、第１カツプリング半部１は、例えば、トランスミッシランに配され、一 方、第２カツプリング半部２ａ、エンジンのハズミ車に固定される。かくして、 駆動エンジンの無負荷運転のために、大きい回転質量が作用し、従って、無負荷 運転（４Ｉ）に、低回転数）において駆動ユニットの走行騒音が更に減少される 。よシ大きいトルクでは、既述の如く、第１バネ２４が、負荷され、従って、回 転振動に関して中央ディスク６の構成部分となシ、更に、ボスを含む第１カツプ リング半部１の質量に関連される。これは、更に、回転段＃ｌ　ｃにおける運転 のために有利である。

上述の実施例を変更して、中央ディスクおよび側面ディスクの第１．第２バネ２ ５．２６の両側の寸法２１ａ、２３ａを不等に構成することも可能である。この 場合、駆動回転方向とは反対のスラスト方向へ寸法２１ａ、２５ａ（（よシ小さ く構成すれば特に有利である。かくして、カップリングに、双方の回転方向に関 して異なる特性曲線が与えられる。これは、振動工学的に有利でらシ、更に、カ ップリング内に得られる構造スペースをより有効に利用することができる。

更に補足して述べるが、第１回転段階１では、第１゜第２バネ２４．２５は直列 に配置され、Ｎ１バネ２４が圧縮される。しかしながら、同時に、同一の力の作 用を受けて第２バネ２５も圧縮される。しかしながら、第１バネ２４は極めて弱 く設計してあシ、カップリングに２つ設けであるだけであシ、一方、合計４つの バネ２５が設けであるので、回転段ｒ４ａにおける第２バネ２５０ストロークは 実質的に無視でき、従って、機能説明において考慮する必′ｇ！はない。

第７図に、カップリングの特性曲線を示した。この場合、トルクを縦軸にプロッ トし、回転角度を横軸にプロットした。回転段＠ａ″１′は、即ち、約５″′の 回転角度および定格トルクの５〜１Ｇ−のトルクまでは、第１バネ２４のみが作 用する。回転段ｐ！ｆｂでは、定格トルクに達する１９°の回転角度まで第２バ ネ２５のみが関与する。次いで、過負荷に対応し、約２°の回転に対応する回転 段階Ｃが続く。この場合、第２バネ２５に加えてバネ２６も負荷される。段階的 液圧減員性を与えるカップリング内のこのバネ配置によりて、好ましくない回転 振動挙動を有する駆動エンジンについても低回転数および部分負荷運転において 満足できる回転振動挙動全保証するカップリングが得られる。

第２図に、半径方向面１５，１４．１５を同時に回転角度を制限する固定ストッ パとして構成した押しのけチャンバ１６を示した。この場合、中央ディスクおよ び中心ディスクの面１３．１４は、広い延長部２８として構成されておシ、最大 回転時、第２カツプリング半部の同様の延長部２９と接触する。延長部２８．２ ９と対応する対向面との間には、それぞれ、減衰の基準をなす絞ル間隙５０が設 けである。

押しのけチャンバの別の実施例を第８図に示した。この場合、中央ディスク６お よび中心ディスク１２には、円周方向へ湾曲し押しのけチャンバを形成する開口 ３２が設けてあシ、開口３２０半径方向長さは、半径方向面１５．１４の半径方 向長さに対応する。半径方向面１５を有する構造部材ＳＳ＜例えば、双方の側面 ディスク７゜８を結合するリベット）は、上記開口を通って延びている。リベッ ト３３と湾曲した外側境界面３４との間ＫＦｉ、絞シ関隙３５が形成されている 。壁面５４の回転角度に依存して変化する適切な曲率によりて、絞シ間隙５５お よび減衰性全制御できる。

第９図に、第８図の押しのけチャンバ８のｍｘに沿う断面図を示した。特に、中 央ディスク６および中心ディスク１２の開口３２を通過し側面ディスク７．８に 固定したリベットおよび絞）間Ｎ３５が示しである。

との実施例の場合も、半径方向面ＩＬ１４，１５ｔ″双方のカップリング半部１ ，２の閣の固定ストッパとして構成できる。しかしながら、この代わシに、液状 媒体を充填した内部スペース１１の外部に、即ち、カップリングの別の個所に固 定ストッパ全設置することもできる。

国際調査報告 国際調査報告 ＥＰ８ε００１８７ ＳＡ　２１４５５

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １．特に、内燃エンジンの分割形ハズミ車の、ディスク構造の弾性カップリング でわって、ａ）第１カップリング半部（１）が、ポス（３）に空転しないよう結 合された中間ディスク（６）によつて構成され、ｂ）第２カップリング（２）が 、空転しないよう相互に結合され、中央ディスク（６）の両側に配置され、上記 中央ディスクの外面を囲み、中央ディスク（６）に対してある程度回転できる２ つの側面ディスク（７，８）から成り、ｃ）双方のカップリンク半部（１，２） が、中央ディスク（６）の周緑に分布させた複数の開口（１８，２１，２２）お よび側面ディスク（７，８）の対応する開口（１９，２３）に係合する弾性結合 要素（２４，２５，２６）を介して結合され、ｄ）側面ディスク（７，８）が、 中央ディスク（６）を受容し減衰媒体を充填した液密の内部スペース（１１）を 形成し、ｅ）側面ディスク（７，８）の間にわる内部スペースの半径方向外側範 囲には、双方のカップリンク半部（１，２）によって形成され、減衰媒体を充填 でき、絞り開口を有し、カップリング半部の相対回転時に容積が変化する少くと も１つの押しのけチャンバ（１６）が設けてある形式のものにおいて、ｆ）第２ カップリング半部（２）の内部スペース（１１）には、周緑に分布された窓状開 口（１８，１９，２０）を備え、少くとも１つの弾性結合要素（２４，２５）を 介して第１カップリング半部（１）に結合され、少くとも１つの別の弾性結合要 素（２６）を介して第２カップリング半部（２）に結合される少くとも１つの別 のディスク状結合部材（１２）側面ディスク（７，８）および中央ディスク（６ ）に対して回転できるよう設けてあり、少くとも上記双方の弾性結合要素が、回 転時順次に作用され、ｇ）別のディスク状結合部材（１２）が、上記押しのけチ ャンバ（１６）の境界の一部を形成し、このため、第１カップリング半部（１） の同様の面（１４）に本質的に対応し、押しのけチャンバ（１６）に関して同一 の半径方向位置に配置され、半径方向へ延び、円周方向へ作用する少くとも１つ の面（１３）を有し、ｈ）別の結合部材（１２）の厚さが、少くとも押しのけチ ャンバ（１６）の範囲では、中央ディスク（６）の厚さと合計して内部スペース （１１）の内法中（１７）に本質的に対応するよう設計されており、従って、第 １回転角度範囲（ａ）では、中央ディスク（６）の一部が、第２カップリング半 部（２）の半径方向面（１５）とともに、弱い減衰のための押しのけチャンバ（ １６）を形成し、第２回転角度範囲（ｂ）以降では、別のディスク状結合部材（ １２）の半径方向面（１３）が、上記半径方向面（１４）とともに、強い減衰を 誘起する押しのけチャンバを形成することを特徴とする弾性カップリング。 ２．別の結合部材（１２）が、第２カップリング半部（２）の側面ディスク（７ ，８）の内部で中央ディスク（６）の両側に設けてあり、中央ディスク（６）を 貫通する結合要素によって回転しないよう、しかしながら、中央ディスク（６） に対してわる程度回転できるよう結合された２つのディスクとして構成されてい ることを特徴とする請求の範囲第１項記載の弾性カップリング。 ３．ポス（３）に固定された中央ディスク（６）が２つの部分から成り、別の結 合部材（１２）が、中心ディスク（１２）として中央ディスクの双方の部分の間 にある程度回転可能なよう配置されていることを特徴とする請求の範囲第１項記 載の弾性カップリング。 ４．双方のカップリング半部（１，２）および中心ディスク（１２）が、少くと も３つのバネ（２４，２５、２）を介して相互に結合され、上記の名バネが、少 くとも２つづつ、周緑に分布させて設けてあることを特徴とする請求の範囲第３ 項記載の弾性カップリング。 ５．本質的にエンジンの無負荷回転数に対応する第１の低トルク・低回転数範囲 （ａ）における双方のカップリング半部（１，２）の間のトルク伝達が、第１バ ネ（２４）を介して行われ、上記第１バネの作用は、エンジンの無負荷回転教以 上の第２の主トルク・回転角度範囲（６）では、より強い第２バネ（２５）よっ て引継がれ、定格トルクを越える過負荷に対応する第３のトルク・回転角度範囲 （ｃ）では、第３バネ（２６）重畳して作用されることを特徴とする請求の範囲 第４項記載の弾性カップリング。 ６．第１バネ（２４）が、中心ディスク（１２）および中央ディスク（６）の双 方の部分等大の窓状開口（１８）の間に保持されており、第２バネ（２５）が、 中心ディスク（１２）および第２カップリング半部（２）側面ディスク（７，８ ）の等大の窓状閉口（１９）の間に保持されており、第３バネ（２６）が、中心 ディスク（１２）の窓状開口（２０）に保持されており、中央ディスク（６）の 双方の部分が、中心ディスク（１２）と第２カップリング半部（２）の側面ディ スク（７，８）との間に保持された第２，第３バネ（２５，２６）の範囲に、中 心ディスク（１２）の第２，第３バネ（２４，２５）のための窓状開口（１９， ２０）よりも第１バネ（２４）の回転角度範囲（ａ）に対応する量だけ大きい窓 状開口（２１，２２）を有し、第２カップリング半部（２）の側面ディスク（７ ，８）が、中心ディスク（１２）に保持された第３バネ（２６）の範囲に、中心 ディスク（１２）の第３バネ（２６）のための窓状開口（２０）よも第２バネ（ ２５）の回転角度範囲（ｂ）に対応する量だけ大きい窓状開口（２３）を有する ことを特徴とする請求の範囲第５項記載の弾性カップリング。 ７．第１バネ（２４）の巾が、本質的に、第２カップリング半部（２）の内部ス ペース（１１）の内法中（１７）に対応することを特徴とする請求の範囲第６項 記載の弾性カップリング。 ８．第１バネ（２４）の作用範囲が０〜８°（好ましくは、５°）であり、第２ バネ（２５）の回転角度範囲が２２°（好ましくは、１９°）の回転角度まで達 し、次いで、好ましくは最大２１°の第３バネ（２６）の回転角度範囲が、第２ バネの上記回転角度範囲に続き、更に回転が行われると、当接固定が行われるこ とを特徴とする請求の範囲第５項記載の弾性カップリング。 ９．第１カップリング半部（１）の内側スペース（１１）の半径方向外側範囲に は、最大回転角度において第２カップリング半部（２）の延長部（２９）ととも に固定ストッバを形成する少くとも１つの延長部（２８）が設けてあることを特 徴とする請求の範囲第１〜８項の１つに記載の弾性カップリング。 １０．押しのけチャンバが、中央ディスク（６）および中心ディスク（１２）湾 曲開口（３２）および開口（３２）を貫通する構造部材（３３）によって構成さ れ、構造部材（３３）の半径方向長さが、円周方向へ延びる開口（３２）の壁面 （３４）と構造材（３３）との間に絞り間隙（３５）が形成されるよう、選択さ れていることを特徴とする請求範囲第１〜８項の１つに記載の弾性カップリング 。 １１．絞り間隙（３５）が可変であるよう、壁面（３４）の曲率が一定でないこ とを特徴とする請求の範囲第１０項記載の弾性カップリング。