JPH0829275A - トルク検出装置 - Google Patents

トルク検出装置

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JPH0829275A
JPH0829275A JP6185220A JP18522094A JPH0829275A JP H0829275 A JPH0829275 A JP H0829275A JP 6185220 A JP6185220 A JP 6185220A JP 18522094 A JP18522094 A JP 18522094A JP H0829275 A JPH0829275 A JP H0829275A
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明 坪井
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 トルク発生手段に中心軸線を正確に合致させ
た状態での発生トルクを検出することができると共に、
トルク発生手段に生ずる高トルクのみならず低トルクを
も正確に検出することができ、また、回転軸の他側が広
く開放されて邪魔するものがなく、トルク発生手段の諸
機能の把握が容易であるトルク検出装置の提供。 【構成】 基盤1に固定する固定ハウジング2と、固定
ハウジング2の内周に、ベアリング5,7を介して中心
軸線回りの回転自在に支承され、一端部に接続する回転
駆動源11によつて回転駆動される回転軸10と、固定
ハウジング2の外周に、ベアリング4,6を介して中心
軸線回りの揺動自在に支承される揺動ハウジング3とを
備え、揺動ハウジング3と基盤1との間に、トルク検出
手段12,16を介在させるトルク検出装置であつて、
回転軸10の他端部と揺動ハウジング3との間に、トル
ク発生手段14,15を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、トルク検出装置に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術及びその課題】従来のトルク検出装置とし
て、例えば車両用のブレーキ装置のトルクを検出するブ
レーキダイナモメータ試験装置が知られている。これ
は、トルクメータを取付けた揺動可能な非回転軸と回転
軸とを同軸に対向させ、回転軸にブレーキディスクを取
付け、非回転軸に一対のブレーキパッドを備えるキャリ
パを支持する。しかして、回転軸と共に回転するブレー
キディスクに一対のブレーキパッドを押圧させることに
より、非回転軸が揺動するので、制動に伴うトルクをト
ルクメータによつて検出することができる。
【0003】しかしながら、このような従来のトルク検
出装置にあつては、非回転軸と回転軸とを同軸に対向配
置させる構造であり、これらを内外周に配置する実車と
配置関係が異なる。加えて、回転軸に取付けたブレーキ
ディスクに対するキャリパの取付け方向が実車と異な
る。このため、実車へのブレーキ取付け状態を正確に再
現したものといえない。従つて、ブレーキ挙動、摩耗特
性等に実車との正確な相関性が得られず、試験結果に信
頼性の劣るものとなつていた。すなわち、非回転軸の支
持部と回転軸の支持部とが別個となつて中心軸線方向に
離隔しているため、支持部が不安定な場合には両軸の中
心軸線にずれを生じ、その結果、実車との正確な相関性
が得られない。加えて、回転軸の側方に位置する非回転
軸が邪魔になり、ブレーキ諸機能の把握作業に困難を伴
う。すなわち、車体振動の一つであるジャダの原因とな
る振動の検出、又はブレーキディスクの摩耗状態若しく
は温度分布の検出が困難になるのみならず、これらの観
察のためのカメラ配置に制限を受ける。
【0004】更に、従来のトルク検出装置にあつては、
高トルク状態及び低トルク状態の両者を負荷させて、そ
れぞれの正確なトルクを同一のトルク検出装置によつて
検出することができないという技術的課題があつた。具
体的には、通常のトルク検出装置であるブレーキダイナ
モメータ試験装置では、高トルクの検出は可能である
が、低トルクであるブレーキの引きずりトルクを測定
し、車両の燃費の向上に役立てることができない。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、このような従
来の技術的課題に鑑みてなされたものであり、その構成
は、次の通りである。請求項1の発明の構成は、基盤1
に固定する固定ハウジング2と、固定ハウジング2の内
周に、ベアリング5,7を介して中心軸線回りの回転自
在に支承され、一端部に接続する回転駆動源11によつ
て回転駆動される回転軸10と、固定ハウジング2の外
周に、ベアリング4,6を介して前記中心軸線回りの揺
動自在に支承される揺動ハウジング3とを備え、揺動ハ
ウジング3と基盤1との間に、トルク検出手段12,1
6を介在させるトルク検出装置であつて、回転軸10の
他端部と揺動ハウジング3との間に、トルク発生手段1
4,15を介在させることを特徴とするトルク検出装置
である。請求項2の発明の構成は、トルク発生手段1
4,15が、回転軸10に取付けるブレーキディスク1
4と、揺動ハウジング3に中心軸線方向の移動自在に支
持するキャリパ15とからなることを特徴とする請求項
1のトルク検出装置である。
【作用】
【0006】請求項1の発明によれば、回転駆動源11
によつて回転軸10を回転駆動した状態でトルク発生手
段14,15を作用させれば、トルクが生ずる。このト
ルクは、揺動ハウジング3に入力され、揺動ハウジング
3が中心軸線回りに揺動する。これにより、トルク検出
手段つまりロードセル12,16に引張力又は圧縮力が
作用するので、トルクを検出することができる。
【0007】高トルクを検出する場合には、回転駆動源
11によつて回転軸10を回転させると共に、高トルク
検出用のロードセル12にトルクが作用するようにし、
このロードセル12によつて高トルクを把握する。ま
た、低トルクを検出する場合には、回転駆動源11によ
つて回転軸10を回転させると共に、低トルク検出用の
ロードセル16にトルクが作用するようにし、このロー
ドセル16によつて低トルクを把握する。
【0008】揺動ハウジング3は、固定ハウジング2の
外周にベアリング4,6を介して揺動自在に支承し、ま
た、回転軸10は、固定ハウジング2の内周にベアリン
グ5,7を介して中心軸線回りの回転自在に支承されて
いるので、これらの支持部が中心軸線方向の同一箇所と
して与えられ、揺動ハウジング3及び回転軸10の各中
心軸線は正確に同心に維持される。従つて、揺動ハウジ
ング3及び回転軸10の各中心軸線を正確に同心に維持
させた状態で、高トルク状態及び低トルク状態の両者を
正確に負荷させることができると共に、各種の試験を行
うことができる。また、トルク発生手段14,15の他
側が広く開放されて邪魔するものがないので、この他側
からの諸機能の把握が容易である。
【0009】請求項2の発明によれば、回転駆動源11
によつて回転軸10を回転駆動すれば、ブレーキディス
ク14が回転する。そして、キャリパ15のシリンダ内
に圧液を供給すれば、キャリパ15が揺動ハウジング3
の中心軸線方向に移動し、通常のフローティング型ディ
スクブレーキと同様に、一対のパッドによつてブレーキ
ディスク14が挟圧され、制動トルクが生ずる。この制
動トルクは、揺動ハウジング3に入力され、揺動ハウジ
ング3が中心軸線回りに揺動する。これにより、トルク
検出手段つまりロードセル12,16に引張力又は圧縮
力が作用するので、制動トルクを検出することができ
る。
【0010】しかして、通常走行時の制動トルクの大き
さ、適否等を把握することができる。例えば、通常走行
時を想定して複数回ブレーキを掛け、高トルク(Kgf ・
m を単位とする大きさ)を測定・把握することにより、
フローティング型ディスクブレーキの基本特性を知るこ
とができる。
【0011】また、引きずりを模擬して制動トルクを検
出する場合には、回転駆動源11によつて回転軸10を
回転駆動すると共に、トルク検出用のロードセル16に
制動トルクが作用するようにし、このロードセル16に
よつて引きずりによる制動トルクの大きさ、適否等を把
握する。このようにして、低トルク(Kgf ・cmを単位と
する大きさ)を測定し、引きずりトルクの減少に役立て
ることにより、車両の燃費の向上を図ることができる。
一対のパッドによつてブレーキディスク14を挟圧させ
てブレーキを掛けた状態で、回転軸10に回転を与え、
ロードセル12によつてパーキングブレーキとしての性
能を試験することもできる。
【0012】また、揺動ハウジング3と固定ハウジング
2との間の支持部及び回転軸10と固定ハウジング2と
の間の支持部が、中心軸線方向の同一箇所として与えら
れ、揺動ハウジング3及び回転軸10の各中心軸線は正
確に同心に維持される。加えて、回転軸10に対するブ
レーキディスク14の取付け状態及びキャリパ15の取
付け方向が実車と同じになる。従つて、実車を良好に再
現させた状態、つまりブレーキ挙動、摩耗特性等に実車
との正確な相関性を与えつつ、高トルク状態及び低トル
ク状態の両者を正確に負荷させることができると共に、
各種の試験を行うことができる。また、ブレーキディス
ク14の他側が広く開放されて邪魔するものがないの
で、ブレーキディスク14の他側からのブレーキ諸機能
の把握が容易である。
【0013】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を参照し
て説明する。図1〜図3は、本発明の1実施例を示す。
図中において符号1は基盤を示し、基盤1上に円筒状の
固定ハウジング2が取付けられている。固定ハウジング
2は、具体的には図3に示すように中心軸線方向に延び
る一対の板状の支持部材20を介して基盤1に堅固に固
着されている。固定ハウジング2の内部には、図1に示
すように潤滑液Aを充填させ、後記するころベアリング
5及びアンギュラベアリング7の潤滑を図つてある。こ
のため、固定ハウジング2の両端部には、それぞれ環状
部材26,27をボルト28,29によつて固着して後
記する回転軸10との間にラビリンスを形成し、潤滑液
Aの漏洩を防止してある。
【0014】そして、固定ハウジング2の内周に回転軸
10が回転自在かつ貫通状態で支持され、外周に揺動ハ
ウジング3が中心軸線回りの揺動自在に支持されてい
る。回転軸10は、固定ハウジング2との間にころベア
リング5及び対をなすアンギュラベアリング7を介在さ
せて回転自在に支持されている。対をなすアンギュラベ
アリング7は、スラスト力及びラジアル力の両者を積極
的に支承するように配置してある。17は、ころベアリ
ング5及びアンギュラベアリング7の内輪の間隔を保持
するカラーである。
【0015】この回転軸10は、中心軸線方向に分割さ
れており、固定ハウジング2に回転自在に支持される回
転軸本体10aの他端に補助回転軸10bがボルト21
によつて着脱自在に固着され、一端部には図1に示す回
転駆動源11を接続するためのフランジ部材23が固着
されている。回転駆動源11は、通常はフライホイール
及び高容量の電動機からなる回転駆動源及び低容量の電
動機からなる回転駆動源の両者を備え、これらを回転軸
10に選択的に接続可能である。補助回転軸10bの他
端部には、ディスク取付け治具24を介してブレーキデ
ィスク14が取付けられる。フライホイールは、所定の
質量を有し、車両の運動エネルギーに近似するエネルギ
ーを貯えることができる。
【0016】揺動ハウジング3は、矩形をなす開口部3
eを下端部に有する円筒状体をなし、一対の揺動支持ベ
アリング4,6を介して固定ハウジング2に回転自在か
つ中心軸線を回転軸10と合致させて支持されている。
この揺動ハウジング3は、中心軸線方向に分割されてお
り、固定ハウジング2に回転自在に支持される揺動ハウ
ジング本体3aの一端に、揺動支持ベアリング4の外輪
の固定を兼ねて環状の補助揺動ハウジング3bがボルト
30によつて固着され、他端には、揺動支持ベアリング
6の外輪の固定を兼ねて短筒状の支持用揺動ハウジング
3cのフランジ部がボルト31によつて固着されてい
る。
【0017】また、支持用揺動ハウジング3cの他端部
には、ボルト32によつて固着した環状部材3dを介し
て円筒状のブレーキ取付け治具13が着脱自在に取付け
られ、このブレーキ取付け治具13にフローティング型
ディスクブレーキのキャリパ15が中心軸線方向の摺動
自在に支持されている。このキャリパ15とディスク取
付け治具24に取付けたブレーキディスク14とで、回
転軸10の他端部と揺動ハウジング3との間に介在させ
るトルク発生手段を構成している。なお、ブレーキ取付
け治具13及びディスク取付け治具24は、従来公知の
ブレーキダイナモメータ試験装置に装備されるものと同
様の構造を有する。従つて、ブレーキ取付け治具13へ
のキャリパ15の取付け位置は周方向に自由であり、図
2に示すいずれかの箇所等に実車に合わせて取付けが可
能である。
【0018】そして、揺動ハウジング3の左右両側に
は、図3に示すようにそれぞれトルクアーム9,9を突
設し、各トルクアーム9,9と基盤1との間に、トルク
検出手段である高トルク検出用のロードセル12及び低
トルク検出用のロードセル16を配置する。各ロードセ
ル12,16は、それぞれ支持部材31a,31b、3
2a,32bの間に介装させ、上側の支持部材31b,
32bの上端部をピン33a,33bによつて各トルク
アーム9,9に揺動自在に結合し、下側の支持部材31
a,32aの下端部をピン34a,34bによつてそれ
ぞれ基盤1に揺動自在に結合してある。一対のロードセ
ル12,16は、ピン33a,33b又は34a,34
bの上下のいずれか一方を抜き取ることにより、揺動ハ
ウジング3の中心軸線回りの揺動に伴う発生トルクが一
方のロードセル12,16に作用するようになる。ま
た、各ロードセル12,16は、作用する力の方向に制
限を受けない引張・圧縮兼用型が望ましい。
【0019】次に、上記実施例の作用について説明す
る。高容量又は低容量の回転駆動源11によつて必要に
応じてフライホイールを介して回転軸10を回転駆動す
れば、ディスク取付け治具24を介してブレーキディス
ク14が回転する。そして、キャリパ15のシリンダ内
に圧液を供給すれば、通常のフローティング型ディスク
ブレーキと同様に、一対のパッドによつてブレーキディ
スク14が挟圧され、制動トルクが生ずる。この制動ト
ルクは、ブレーキ取付け治具13を介して揺動ハウジン
グ3に入力され、揺動ハウジング3が中心軸線回りに揺
動する。これにより、一方のロードセル12又は16に
引張力又は圧縮力が作用するので、制動トルクを検出す
ることができる。
【0020】通常走行時を模擬して制動トルクを検出す
る場合には、高容量の回転駆動源11によつて回転軸1
0を回転駆動すると共に、高トルク検出用のロードセル
12にのみ制動トルクが作用するようにし、このロード
セル12によつて通常走行時の制動トルクの大きさ、適
否等を把握する。例えば、通常走行時を想定して複数回
ブレーキを掛け、高トルク(Kgf ・m を単位とする大き
さ)を測定・把握することにより、フローティング型デ
ィスクブレーキの基本特性を知ることができる。
【0021】引きずりを模擬して制動トルクを検出する
場合には、低容量の回転駆動源11によつて回転軸10
を回転駆動すると共に、低トルク検出用のロードセル1
6にのみ制動トルクが作用するようにし、このロードセ
ル16によつて引きずりによる制動トルクの大きさ、適
否等を把握する。このようにして、低トルク(Kgf ・cm
を単位とする大きさ)を測定し、引きずりトルクの減少
に役立てることにより、車両の燃費の向上を図ることが
できる。一対のパッドによつてブレーキディスク14を
挟圧させてブレーキを掛けた状態で、回転軸10に低回
転(例えば5rpm程度)を与え、パーキングブレーキ
としての性能を試験することも可能である。
【0022】このように、揺動ハウジング3は、固定ハ
ウジング2の外周に揺動支持ベアリング4,6を介して
支承し、また、回転軸10は、固定ハウジング2の内周
にころベアリング5及び対をなすアンギュラベアリング
7を介在させて支承したので、これらの支持部が中心軸
線方向の同一箇所として与えられ、揺動ハウジング3及
び回転軸10の各中心軸線は正確に同心に維持される。
加えて、回転軸10に対するブレーキディスク14の取
付け状態及びキャリパ15の取付け方向が実車と同じに
なる。従つて、実車を良好に再現させた状態、つまりブ
レーキ挙動、摩耗特性等に実車との正確な相関性を与え
つつ、高トルク状態及び低トルク状態の両者を正確に負
荷させ、各種の試験を行うことができる。また、ブレー
キディスク14の他側が広く開放されて邪魔するものが
ないので、ブレーキディスク14の他側からのブレーキ
諸機能の把握が容易である。
【0023】図4には他の構造例に係る回転軸10を備
えるトルク検出装置を示し、上記実施例と実質的に同一
の部分には同一符号を付してそれらの説明は省略する。
すなわち、この回転軸10は、上記実施例の回転軸本体
10a及び補助回転軸10bを一体形成した構造を有す
る。また、上記実施例の支持用揺動ハウジング3c及び
環状部材3dは、中心部に開口を有するハット形状をな
すように一体形成したフランジ状部材3fとし、フラン
ジ状部材3fの外周部をボルト31によつて揺動ハウジ
ング本体3aの他端に固着してある。しかして、この構
造例によつても、一対のロードセル12,16によつて
制動トルクを検出し、上記実施例と同様の作用を得るこ
とができる。
【0024】ところで、上記実施例にあつては制動トル
クを検出するようにしたが、本トルク検出装置によつて
クラッチの接続トルクを検出し、例えばいわゆる半クラ
ッチ状態の把握・解析を行うことも可能である。また、
上記実施例にあつては、高トルク検出用及び低トルク検
出用として、一対のロードセル12,16を揺動ハウジ
ング3の各側に備えさせたが、二段にロードセルを備え
る高低兼用型とし、揺動ハウジング3の一側にのみ備え
ることも可能である。更に、ころベアリング5及びアン
ギュラベアリング7並びに揺動支持ベアリング4,6
は、各種のころベアリング又はすべりベアリングによつ
て構成することが可能であり、また、各種のオイルレス
ベアリングによつて構成することも不可能ではない。
【0025】
【発明の効果】以上の説明によつて理解されるように、
本発明に係るトルク検出装置によれば、揺動ハウジング
を固定ハウジングの外周に支承し、また、回転軸を固定
ハウジングの内周に支承したので、これらの支持部が中
心軸線方向の同一箇所として与えられ、揺動ハウジング
及び回転軸の中心軸線が正確に同心に維持される。その
結果、トルク発生手段に中心軸線を正確に合致させた状
態での発生トルクを検出することができる。加えて、回
転軸の回転の影響が固定ハウジングによつて遮断され、
揺動ハウジングに伝わらないので、トルク発生手段に生
ずる高トルクのみならず低トルクをも正確に検出するこ
とができる。また、回転軸の他側が広く開放されて邪魔
するものがないので、トルク発生手段の諸機能の把握が
容易である。すなわち、トルク発生手段の振動の検出、
又はトルク発生手段の摩耗状態若しくは温度分布の検出
が容易になるのみならず、これらの観察のためのカメラ
配置の自由度が向上する。
【0026】請求項2の発明によれば、実車を良好に再
現させ、ブレーキ挙動、摩耗特性等に実車との正確な相
関性を与えつつ各種の試験を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の1実施例に係るトルク検出装置を示
す断面図。
【図2】 同じく平面図。
【図3】 図1のIII−III線断面図。
【図4】 他の構造例に係るトルク検出装置を示す断面
図。
【符号の説明】
1:基盤、2:固定ハウジング、3:揺動ハウジング
(ベアリング)、4,6:揺動支持ベアリング(ベアリ
ング)、5:ころベアリング(ベアリング)、7:アン
ギュラベアリング(ベアリング)、10:回転軸、1
2,16:ロードセル(トルク検出手段)、14:ブレ
ーキディスク(トルク発生手段)、15:キャリパ(ト
ルク発生手段)。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基盤(1)に固定する固定ハウジング
    (2)と、固定ハウジング(2)の内周に、ベアリング
    (5,7)を介して中心軸線回りの回転自在に支承さ
    れ、一端部に接続する回転駆動源(11)によつて回転
    駆動される回転軸(10)と、固定ハウジング(2)の
    外周に、ベアリング(4,6)を介して前記中心軸線回
    りの揺動自在に支承される揺動ハウジング(3)とを備
    え、揺動ハウジング(3)と基盤(1)との間に、トル
    ク検出手段(12,16)を介在させるトルク検出装置
    であつて、回転軸(10)の他端部と揺動ハウジング
    (3)との間に、トルク発生手段(14,15)を介在
    させることを特徴とするトルク検出装置。
  2. 【請求項2】 トルク発生手段(14,15)が、回転
    軸(10)に取付けるブレーキディスク(14)と、揺
    動ハウジング(3)に中心軸線方向の移動自在に支持す
    るキャリパ(15)とからなることを特徴とする請求項
    1のトルク検出装置。
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