JPH0723515U - 発泡成形型 - Google Patents

発泡成形型

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Publication number
JPH0723515U
JPH0723515U JP5969093U JP5969093U JPH0723515U JP H0723515 U JPH0723515 U JP H0723515U JP 5969093 U JP5969093 U JP 5969093U JP 5969093 U JP5969093 U JP 5969093U JP H0723515 U JPH0723515 U JP H0723515U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
mold
split
foaming
parting
parting surface
Prior art date
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Pending
Application number
JP5969093U
Other languages
English (en)
Inventor
諭 渡辺
Original Assignee
株式会社イノアックコーポレーション
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Publication date
Application filed by 株式会社イノアックコーポレーション filed Critical 株式会社イノアックコーポレーション
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 発泡原料の漏出を防止して表皮材周縁裏側へ
の発泡原料の食い込みを無くすことができ、さらに耐久
性も高くできる発泡成形型を提供する。 【構成】 パーティング面13,14で合体される二つ
の分割型11,12を有する発泡成形型10において、
一方の分割型11のパーティング面13に弾性シール材
16を表面がパーティング面13面と等しい位置又は該
パーティング面より内側位置となるように設け、前記分
割型11と合体される他方の分割型12のパーティング
面14に、合体時前記弾性シール材を押圧して両分割型
のパーティング面間をシールする突条部17を設ける。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は発泡成形型に関する。
【0002】
【従来の技術】
自動車内装部品あるいは家具等に用いられる発泡体製品の製造は、発泡成形型 のキャビティに液状の発泡原料を注入してキャビティ形状に発泡させる、いわゆ るモールド成形によりなされることが多い。 このモールド成形に用いられる発泡成形型は、図3に示す発泡成形型50のよ うに、通常、上型を構成する分割型51と下型を構成する分割型52とから、あ るいはさらに多分割とした複数の分割型(図示せず)から構成される。この発泡 成形型50にあっては、キャビティ55周囲に分割型51,52の合体面及び分 割面となるパーティング面53,54が形成されている。 なお、キャビティ55内面にあらかじめ表皮材57を配置して発泡原料56の 注入、発泡を行なえば、その表皮材57で覆われた発泡体製品が得られる。
【0003】 しかし、一般に前記発泡成形型50にあっては、いくらパーティング面53, 54の整合が良くても発泡成形時の発泡圧によりわずかに変形し、両分割型のパ ーティング面53,54間から発泡原料56が漏出してバリを形成し易い。その 結果、その後のバリ除去作業及び型の清掃作業が必要になるとともに、発泡原料 の損失を生じる等の問題がある。
【0004】 前記発泡原料の漏出を防ぐ方法として、図4の(ア)に示す発泡成形型60の ように、下側分割型61のパーティング面63に、シリコンゴム等の弾性シール 材65を、その表面がパーティング面63から突出するように設けることが提案 されている。符号62は上側分割型、65Aは弾性シール材65のパーティング 面63からの突出部分、64は上側分割型62のパーティング面、66は発泡原 料、67は表皮材である。
【0005】 しかし、この場合は、シール性は向上できるものの、次のような問題が発生す る。 すなわち、図4の(イ)に示されるように、弾性シール材65の突出部65A が、型閉じにより押しつぶされて表皮材周縁66Aと下側分割型のパーティング 面63間に介在することになるため、表皮材周縁66Aと上側分割型のパーティ ング面64間に隙間55Aを生じ、その隙間55Aに発泡原料66が侵入して食 い込んだ状態になる。この発泡原料66の食い込みは、その後に行なう表皮材周 縁の切除作業を困難にし、あるいは、表皮材周縁を発泡体裏側へ折り返して行な う発泡体周縁の被覆作業を難しくし、また、発泡体の厚みを正規の寸法より大に する等の問題を生じる。 さらに、型閉じの際には、弾性シール材65の突出高さが低くなるように両分 割型62,64に大なる力が加えられるため、型の弱い部分に破損を生じ易い問 題も発生する。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】
この考案は、前記の点に鑑みてなされたものであって、発泡原料の漏出を防止 して表皮材周縁裏側への発泡原料の食い込みを無くすことができ、さらに耐久性 も高くできる発泡成形型を提供しようとするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
この考案は、パーティング面で合体される二つの分割型を有する発泡成形型に おいて、一方の分割型のパーティング面に弾性シール材を表面が該パーティング 面と等しい位置又は該パーティング面より内側位置となるように設け、前記分割 型と合体される他方の分割型のパーティング面に、合体時前記弾性シール材を押 圧して両分割型のパーティング面間をシールする突条部を設けたことを特徴とす る発泡成形型の構造に係る。
【0008】
【実施例】 以下添付の図面に従ってこの考案を詳細に説明する。 図1はこの考案の発泡成形型の一例を示す端面図、図2はその発泡成形型の使 用状態を示す端面図である。
【0009】 図1に示されるように、発泡成形型10は、下型を構成する下側分割型11と 上型を構成する上側分割型12とによって構成され、合体、すなわち閉型により キャビティ15が内部に形成されるようになっている。また、キャビティ15周 囲はパーティング面13,14となっている。
【0010】 下側分割型11のパーティング面13には、キャビティ15を包囲するように 凹溝13Aが形成されており、その凹溝13Aに弾性シール材16が嵌着されて いる。 凹溝13Aは、キャビティ15の全周に設けてもよいが、キャビティ15の形 状あるいは割型構造等によっては、特に発泡原料が漏れ易いパーティング面のみ に部分的に設けてもよい。
【0011】 弾性シール材16としては、シリコンゴム等のような耐熱性に優れる材質のも のが好ましい。この弾性シール材16の大きさは、キャビティ15の大きさや形 状等によって異なるが、この実施例では厚みが5mm、幅が15mmに形成され ている。なお、弾性シール材16の形状は図のような横断面が長方形のものに限 られず、断面半円形のものでも断面台形のものであっても構わない。また、この 実施例にあっては、弾性シール材16の表面は、パーティング面13と等しい位 置になっているが、パーティング面13よりも内側に引っ込んで突出しないよう にしてもよい。
【0012】 上側分割型12のパーティング面14には、前記下側分割型の凹溝13Aに対 応する位置に突条17が形成されている。この突条17は、閉型時(両分割型の 合体時)に弾性シール材16表面を押圧してパーティング面13,14間をシー ルするものである。 この突条部17の大きさは、弾性シール材16の硬さ等により異なるが、この 実施例では、高さが2mm、先端部の幅が1.5mm、基部の幅が5mmの断面 略台形形状に形成されている。
【0013】 このようにしてなる発泡成形型は、キャビティ15内面に必要に応じて表皮材 18が配置された後、図2に示されるように、キャビティ15内にポリウレタン 原料等の発泡原料19が注入される。そして、両分割型11,12が合体されて 型閉じされた状態で発泡原料19の発泡がなされる。
【0014】 その際、上側分割型のパーティング面に設けた突条17が、下側分割型のパー ティング面に設けた弾性シール材16を、表皮材18を介して押圧し、両パーテ ィング面13,14間をシールする。このとき、型締め力は細い突条17部先端 に集中するため、型締め力をそれ程大にしなくても弾性シール材16を強く押圧 でき、確実にシールできる。 また、弾性シール材16表面が下側分割型のパーティング面13から突出して いないため、表皮材18周縁がパーティング面13から浮き上がることがなく、 発泡原料19が表皮材18周縁と上側分割型のパーティング面14間に食い込ん だり、それにより発泡体の厚みが正規の寸法より大になることがない。
【0015】 なお、前記説明では二つの分割型よりなる発泡成形型について説明したが、こ の考案の発泡成形型は、少なくともパーティイング面で合体される二つの分割型 を有するものであればよく、三以上の分割型から成るもの、あるいはスライド型 等を有するものでもよい。
【0016】
【考案の効果】
以上図示し説明したように、この考案の発泡成形型によれば、発泡原料の漏出 を防止できるとともに、表皮材周縁裏側への発泡原料の食い込みを無くすことが でき、さらに型締め力をそれ程大にしなくても確実にシールできるため発泡成形 型自体の耐久性も向上する利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の発泡成形型の一例を示す端面図であ
る。
【図2】その発泡成形型の使用状態を示す端面図であ
る。
【図3】従来の発泡成形型を示す端面図である。
【図4】同じく従来の発泡成形型を示す端面図である。
【符号の説明】
10:発泡成形型 11,12:分割型 13,14:パーティング面 15 キャビティ 16 弾性シール材 17 突条部 19 発泡原料

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 パーティング面で合体される二つの分割
    型を有する発泡成形型において、一方の分割型のパーテ
    ィング面に弾性シール材を表面が該パーティング面と等
    しい位置又は該パーティング面より内側位置となるよう
    に設け、前記分割型と合体される他方の分割型のパーテ
    ィング面に、合体時前記弾性シール材を押圧して両分割
    型のパーティング面間をシールする突条部を設けたこと
    を特徴とする発泡成形型。
JP5969093U 1993-10-07 1993-10-07 発泡成形型 Pending JPH0723515U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5969093U JPH0723515U (ja) 1993-10-07 1993-10-07 発泡成形型

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5969093U JPH0723515U (ja) 1993-10-07 1993-10-07 発泡成形型

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0723515U true JPH0723515U (ja) 1995-05-02

Family

ID=13120466

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5969093U Pending JPH0723515U (ja) 1993-10-07 1993-10-07 発泡成形型

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JP (1) JPH0723515U (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100825031B1 (ko) * 2007-06-05 2008-04-24 엠티코리아 주식회사 스킨층의 밀착 고정을 위한 발포금형

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100825031B1 (ko) * 2007-06-05 2008-04-24 엠티코리아 주식회사 스킨층의 밀착 고정을 위한 발포금형

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