JPH0544098Y2 - - Google Patents

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JPH0544098Y2
JPH0544098Y2 JP4083488U JP4083488U JPH0544098Y2 JP H0544098 Y2 JPH0544098 Y2 JP H0544098Y2 JP 4083488 U JP4083488 U JP 4083488U JP 4083488 U JP4083488 U JP 4083488U JP H0544098 Y2 JPH0544098 Y2 JP H0544098Y2
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foam
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  • Vehicle Interior And Exterior Ornaments, Soundproofing, And Insulation (AREA)
  • Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
  • Casting Or Compression Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は、車両等の内装部材、例えば内張ト
リム等における基材にウレタンを発泡接着する一
体発泡成形型構造に関する。
(従来の技術) 従来、この種の一体発泡成形型としては、第6
図に示すように、発泡成形型1は下型2と上型3
との合せ型に形成され、下型2には例えば成形品
Wの木質基材6に形成した発泡接着部7の形状に
倣う凸部4が形成されるとともに、上型3側には
下型凸部4と対応して発泡接着部7にウレタン1
0を発泡成形する凹部5が凹設されて、この下型
2の凸部4には基材6の発泡接着部7が冠状に載
置されるとともに、この基材6の発泡接着部7に
連続する基板部8は下型2の合せ面2aに沿つて
載置され、この下型2に上型3が合せ型される
と、上型3の図示右側の合せ面3aは下型2の合
せ面2aと密着され、また、上型3の図示左側の
合せ面3bは基板部8を押圧状にして面合せさ
れ、基材6の発泡接着部7と上型3の凹部5との
間にはウレタン10を発泡成形するキヤビテイ9
が形成され、このキヤビテイ9にウレタンを注入
発泡することで、基材6とウレタン10とが一体
成形されていた。
(考案が解決しようとする課題) しかしながら、この従来の構成では下型2と上
型3との合せ面2a,3aからのウレタン10の
流出は極めて少ないが、上型3の合せ面3bと基
板部8との合せ部位は木質基材6が板厚が不均一
であることからこの合せ部位からウレタン10が
ばり状に流出するので、ばり取り行程を必要とす
る問題点があつた。
本考案は上記従来の問題点を解決すべくなされ
たもので、ウレタンがばり状に流出することを防
止することのできる一体発泡成形型構造を提供す
ることを目的とするものである。
(問題点を解決するための手段) 本考案は、上記技術課題を解決するため、基材
とウレタンとを一体発泡する上下型からなり、前
記基材の発泡接着部と型との間に形成されるキヤ
ビテイの型合せ面において、キヤビテイと連続す
る基材と型面との合せ面の反対側の型面に弾性部
材を着脱可能に嵌着する溝部を形成して、同溝部
に弾性部材をその一部を突出状に嵌着して、前記
キヤビテイに連続する基材と型面の合せ面のキヤ
ビテイの接近部位に前記弾性部材を介して押圧す
る構成としたことに存する。
(作用) 上型と下型とを合わせ型した際、基材に対しキ
ヤビテイに連続する合せ面の反対側の型面のキヤ
ビテイに近接した位置に弾性部材を着脱可能に嵌
着する溝部を形成して、弾性部材の変形反発力に
より基材を反対側の型面に密着状に押圧して発泡
ウレタンの流出を止める。
(実施例) 次に、本考案の一実施例を図面にしたがつて説
明すると、図中20はウレタン発泡成形型であつ
て、該成形型20は下型21と上型24とより構
成され、下型21の上型24との型面22側には
成形品W、例えば車両内装部品の内側トリム等の
木質基材6に形成した発泡接着部7の形状に倣う
形状の凸部23が形成されている。また、上型2
4の型面25には下型21の凸部23に載置した
基材6の発泡接着部7にウレタン10を発泡成形
可能とする凹部26が形成され、この下型21に
木質基材6を載置して上型24を型合せすると、
凸部23に載置しや発泡接着部7と凹部26との
間にはウレタン10を発泡するキヤビテイ27が
形成され、この型合せした際上型24の型面25
の面25a側は下型21の型面22と密着状に面
合せされ、また、同面25b側は木質基材6の基
板部8の上面に押圧状に面合せされている。この
ように形成された下型21には弾性部材31,3
3を嵌着する溝部28,29が凹設されている。
この溝部28,29はともに下型21に凹設さ
れ、一方の溝部28は図示のように、基材6を下
型21に載置して上型24を型合せすると、キヤ
ビテイ27の左端部と連続する合せ面30、すな
わち上型24の型面25bと基材6の基板部8の
上面との合せ面30の反対側の下型の型面22に
あつて、キヤビテイ27に近接した位置に凹設さ
れ、同溝部28は第2図に示すその底面28aの
幅寸法H1は開口部28bの幅寸法H2より大き
く形成されて断面略あり溝状に形成され、同溝2
8には耐熱性を有する合成ゴム、合成樹脂等から
なる弾性部材31が着脱可能に嵌着されている。
この弾性部材31は所定の径を有する断面円形状
に形成され、この弾性部材31を溝部28に嵌着
すると、第2図に示すように同部材31の一部が
開口部28bより突出するように嵌着されて、型
合せした時には弾性部材31が弾性変形され、こ
の変形弾発力fにより基板部8を押圧して基板部
8をキヤビテイ27の端部近傍の型面25bに密
着するように機能する(第4図参照)。また、溝
部29はキヤビテイ27の右端部と連続する合せ
面32、すなわち基材6の発泡接着部7の端部上
面と上型24の凹部26の端部面との合せ面32
の反対側の凸部23の基部に沿つて溝部28と同
様の断面略あり溝状の溝部29が図示横向きに凹
設され、同溝部29には耐熱性を有する合成ゴ
ム、合成樹脂等からなる弾性部材33が着脱可能
に嵌着されている。この弾性部材33の断面形状
は略梯形状(略台形状)に形成されて、この弾性
部材33を溝部29に嵌着すると、第3図に示す
ようにその長尺面33aは底面29aに当接され
るとともに、短尺面33b側は開口部29bに所
定長さ突出されて同突出部は合せ型したとき、上
記弾性部材31と同様に機能するものである。
次に、上記のように構成された本実施例の作用
および効果について説明する。
さて、本例発泡成形型20は、基材6とウレタ
ン10とを一体発泡する上下型24,21からな
り、基材6の発泡接着部7と上型24との間ら形
成されるキヤビテイ27の型合せ面22,25に
おいて、キヤビテイ27と連続する基材6の基板
部8と上型24の型面25bとの合せ面30およ
び同基材6の発泡接着部7の端部の上面と上型2
4の凹部26の端部面との合せ面32の反対側の
下型21に弾性部材31,33を着脱可能に嵌着
する溝部28,29を形成して、同溝部28,2
9に弾性部材31,33をその一部を突出状に嵌
着して、キヤビテイ27に連続する上記合せ面3
0,32のキヤビテイ27の接近部位を弾性部材
31,33を介して押圧する構成としたものであ
る。したがつて、本例成形型によればその上下型
24,21に基材6を介挿して型合せするとキヤ
ビテイ27の端部側の合せ面30,32を反対側
の下型21の溝部28,29に嵌着した弾性部材
31,33の変形弾発力fにより基板部8および
発泡接着部7を押圧して合せ面30,32は密着
状となるのでキヤビテイ27に注入発泡される発
泡剤の合せ面30,32への流出が防止されて、
ばりの発生しない品質の良好な成形品Wを得るこ
とができるので、従来のばり取り行程を廃止する
ことができる。また、弾性部材31,33は基材
6を介在した下型21に形成したので発泡剤等に
よる影響が少ないので耐用度も高く、また、弾性
部材31,33は溝部28,29に着脱可能に設
けたので、その補修、交換を容易に行うことがで
きる。
次に、第5図に示すものは別態様の成形型35
であつて、この成形型35は成形品W1の基材3
6、例えば合成樹脂表皮の発泡接着部37にウレ
タン10を発泡して芯材38を接着するもので、
下型40の型面41側には基材36の発泡接着部
37の形状に倣う凹部42が凹設され、また、上
型43の型面44側には芯材38を冠状に取付け
るため、同芯材38に倣う形状で突出する凸部4
5が凸設されて、下型40の凹部42に基材36
の発泡接着部37を合せて載置するとともに、上
型43の凸部45に芯材38を被せて型合せする
と、発泡接着部37と芯材38との間にはキヤビ
テイ46が形成されている。このキヤビテイ46
と連続する左右の合せ面47,48の反対側の下
型40の型面41は上記実施例と同様の略あり溝
状の溝部49,49が凹設されるとともに、同溝
部49には所定の径を有する断面略円形状の弾性
部材50がその一部が溝部49より突出状にして
脱着可能に嵌着されている。したがつて、この成
形型35においても上記実施例と同等の作用効果
を奏するものである。
なお、上記実施例における成形型20におい
て、断面略円形状の弾性部材31と断面略台形状
の弾性部材33とを例示したが、これに限定する
ものではなく、同種のものであつてもよい。ま
た、弾性部材の溝部の開口部よりの突出力(変形
弾発力fを与える)は成形品の形状、大きさ等に
より決定される。
(考案の効果) さて、本考案は基材とウレタンを一体発泡する
上下型からなり、前記基材の発泡接着部と型との
間に形成されるキヤビテイの型合せ面において、
キヤビテイと連続する基材と型面との合せ面の反
対側の型面に弾性部材を着脱可能に嵌着する溝部
を形成して、同溝部に弾性部材をその一部を突出
状に嵌着して、前記キヤビテイに連続する基材と
型面の合せ面のキヤビテイの接近部位に前記弾性
部材を介して押圧する構成としたことにより、弾
性部材の変形弾発力によりキヤビテイと連続する
合せ面を密着することができてキヤビテイに注入
発泡される発泡剤の合せ面への流出が防止され
て、ばりの発生しない品質の良好に成形品を得る
ことができ、従来、行われていたばり取り行程を
廃止することができるので、一体発泡成形型構造
として極めて実用性に優れた考案である。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の一実施例を示し、第1図は成形
型の体断面図、第2図は第1図の左側の溝部の拡
大断面図、第3図は第1図の右側の溝部の拡大断
面図、第4図は弾性部材の作用説明図、第5図は
成形型の別態様を示す縦断面図、第6図は従来の
成形型の縦断面図である。 6,36……基材、7,37……発泡接着部、
10……ウレタン、20,35……発泡成形型、
21,41……下型、24,43……上型、2
2,25a,25b,41,44……型面、2
7,46……キヤビテイ、28,29,49……
溝部、30,32,47,48……合せ面、3
1,33,50……弾性部材。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 基材とウレタンとを一体発泡する上下型からな
    り、前記基材の発泡接着部と型との間に形成され
    るキヤビテイの型合せ面において、キヤビテイと
    連続する基材と型面との合せ面の反対側の型面に
    弾性部材を脱着可能に嵌着する溝部を形成して、
    同溝部に弾性部材をその一部を突出状に嵌着し
    て、前記キヤビテイに連続する基材と型面の合せ
    面のキヤビテイの接近部位を前記弾性部材を介し
    て押圧する構成とした一体発泡成形型構造。
JP4083488U 1988-03-28 1988-03-28 Expired - Lifetime JPH0544098Y2 (ja)

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