JPH018342Y2 - - Google Patents

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JPH018342Y2
JPH018342Y2 JP11157383U JP11157383U JPH018342Y2 JP H018342 Y2 JPH018342 Y2 JP H018342Y2 JP 11157383 U JP11157383 U JP 11157383U JP 11157383 U JP11157383 U JP 11157383U JP H018342 Y2 JPH018342 Y2 JP H018342Y2
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JP
Japan
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mold
molding
molds
upper mold
fitting
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JP11157383U
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JPS6019415U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は射出成形金型の改良に関し、成形用充
填材の型内圧力を有効に利用して分割型の嵌合部
を圧接させてシールすることで成形用充填材の漏
出を防止し、バリが生じないようにした射出成形
金型に係る。
従来、ベローブーツの成形に使用される射出成
形金型は第1図に示すように上型1と下型2およ
びこれら上下型1,2の間に挾装される所要形状
の中型3とによつて構成され、前記上型1には円
錐台形状の充填材注入孔部1bが設けられ、かつ
各型1,2,3間に挾まれてキヤビテイ1bが形
成されるものであり(第2図に示す)、射出成形
の際には注入孔部1aから充填材、たとえばゴム
材等を圧入して成形をなす。上記の型構造におい
て、成形時にキヤビテイ1b近傍の型分割面すな
わち上型1と中型3の嵌合部1c,3a,1d,
3bおよび中型3と下型2の嵌合部2a,3a,
2b,3bにバリが生じ、この充填ゴム材の漏出
を防止してバリが生じないようにする為には成形
金型1,2,3の嵌合部精度を向上させる必要が
あるが、この嵌合部を高精度に成形するとクリア
ランスが無くなる為に、成形金型が1,2,3の
型開閉時におけるかじりが発生し易くなる等の理
由により、故意にバリを出す方法を採ることが多
い。しかし、バリが生じると、射出成形上たとえ
ばバリが成形金型1,2,3に付着するので、成
形金型の清掃成形品のバリ仕上等が必要となり、
作業能率が非常に低下する。
そこで本考案は上記問題点を解消するためにな
されたもので、成形用充填材の型内圧力により金
型分割面が相互に圧接して充填材の漏出を阻止す
る成形金型を提供して、バリの発生を防止すると
ともに仕上げ工程を削減し、成形工程の自動化を
容易にし、かつ成形品の品質安定を計るものであ
り、この目的を達成するため、上型、下型ならび
に前記上型および下型の間に挾装される中型を有
し、前記上型および下型または中型の少なくとも
一方が他方に対して移動するように型内圧力を受
ける射出成形金型において、前記上型および中型
の嵌合部ならびに前記下型および中型の嵌合部の
それぞれに、前記移動時に当接する向きになる段
部を形成し、前記複数の段部を前記移動時に同時
に当接するように寸法設定し、前記型内圧力によ
り前記複数の段部を圧接させてシールするもので
ある。
つぎに本考案を第3図に示す第一の実施例にも
とづいて詳述する。
第3図は上型4,下型5およびこれら上下型
4,5の間に挾装される所要形状の中型6によつ
て構成され、前記上型4には円錐台形状の充填材
注入孔部4aが設けられ、かつ各型4,5,6間
に挾まれてキヤビテイ4bが形成されるととも
に、このキヤビテイ4bの両端近傍の上型4と中
型6の嵌合部4c,6c,4d,6bおよび中型
6と下型5の嵌合部6a,5a,6b,5bは段
状に形成されてなるベローブーツの成形金型を示
すものである。
上記構成の射出成形金型において、充填材注入
孔部4aよりゴム材を射出圧入すると、軸方向の
製品部の投影面積に相当するゴム圧が発生し、上
下成形金型4,5と中型6は互いに矢印P,Tの
方向に圧力を受けることになり、この場合にキヤ
ビテイ4bの両端面近傍の上型4と中型6の嵌合
部4c,6a,4d,6bおよび中型6と下型5
の嵌合部6a,5a,6b,5bが段状に形成さ
れている為に前記矢示P,T方向圧により段状分
割面を相互に圧接させられるのでキヤビテイ4b
の両端部近傍がシールされて射出ゴム材の漏出を
防止し、バリの発生を防ぐ。
以上説明したように本考案の射出成形金型は型
内圧力により分割型に設定した複数の段部を圧接
させてシールするもので、成形用充填材の漏出を
防止してバリの発生を防ぐもので、仕上工程を削
減し、また成形工程の自動化を容易にするととも
に、成形品の品質安定をもたらす等実用的効果は
極めて大きい。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の一実施例を示すもので、第1図
は従来技術を示す縦断面図、第2図は第1図の
−線断面図、第3図は本考案の実施例を示す縦
断面図である。 1,4……上型、1a,4a……充填材注入孔
部、1b,4b……キヤビテイ、1c,1d,2
a,2b……キヤビテイ近傍型嵌合部、2,5…
…下型、3,6……中型、4c,4d,5a,5
b,6a,6b……キヤビテイ近傍型嵌合段部、
P,T……軸方向のゴム圧。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 上型、下型ならびに前記上型および下型の間に
    挾装される中型を有し、前記上型および下型また
    は中型の少なくとも一方が他方に対して移動する
    ように型内圧力を受ける射出成形金型において、
    前記上型および中型の嵌合部ならびに前記下型お
    よび中型の嵌合部のそれぞれに、前記移動時に当
    接する向きになる段部を形成し、前記複数の段部
    を前記移動時に同時に当接するように寸法設定
    し、前記型内圧力により前記複数の段部を圧接さ
    せてシールすることを特徴とする射出成形金型。
JP11157383U 1983-07-20 1983-07-20 射出成形金型 Granted JPS6019415U (ja)

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JP11157383U JPS6019415U (ja) 1983-07-20 1983-07-20 射出成形金型

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JP11157383U JPS6019415U (ja) 1983-07-20 1983-07-20 射出成形金型

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Publication Number Publication Date
JPS6019415U JPS6019415U (ja) 1985-02-09
JPH018342Y2 true JPH018342Y2 (ja) 1989-03-06

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ID=30258999

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JP11157383U Granted JPS6019415U (ja) 1983-07-20 1983-07-20 射出成形金型

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JPH01108693U (ja) * 1988-01-18 1989-07-24

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Publication number Publication date
JPS6019415U (ja) 1985-02-09

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