JPH0514818Y2 - - Google Patents

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JPH0514818Y2
JPH0514818Y2 JP1987101515U JP10151587U JPH0514818Y2 JP H0514818 Y2 JPH0514818 Y2 JP H0514818Y2 JP 1987101515 U JP1987101515 U JP 1987101515U JP 10151587 U JP10151587 U JP 10151587U JP H0514818 Y2 JPH0514818 Y2 JP H0514818Y2
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JP
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mold
molding
closed
fitting
convex portion
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、成形型、特に、成形品にバリを生じ
ないように下型の凸部にスリツトを設けた成形型
に関する。
(従来の技術) 従来、このような成型形としては、第5図に示
す成型形100がある。成形型100は上型10
1と下型102とからなる。上型101には注入
口103が設けられ、下型102には成形キヤビ
テイ104が形成されている。また下型102は
成形キヤビテイ104に隣接する内周部105か
ら外周部106へかけてテーパ面107が設けら
れている。
このような、成形型100によつて成形品を成
形する際、上型101に圧力を加えると、上型1
01の外径部が下方に撓みいわゆるカミキリ部の
みに圧力が加わりバリが成形キヤビテイ104か
ら外部に流出しない。
(考案が解決しようとする問題点) しかしながら、斯かる従来例の場合には、上型
101及び下型102が密着する下型102の内
周部105の巾が狭く、上型101及び下型10
2が繰り返し当接離反されるので内周部105の
へたりが早く成形型100の寿命が短いという欠
点がある。また、特開昭55−133914号公報等に記
載されるように、バリの発生を防止するために金
型を弾性変位可能に構成したものも知られてい
る。
しかしながらこの従来例にあつては、一方の型
の変形しない凹部の成形面と、弾性変位前の他方
の型の凹部の閉塞成形面と、によつて成形キヤビ
テイが形成されるので、一方の型と他方の型の圧
接時に凸部が薄部を押圧し押圧された近傍は変形
してしまい、他方の型の弾性変位が成形キヤビテ
イの形状を微妙に変化させ、不良成型品を出して
しまう。
また、この従来例にあつては当接離反する部分
は面接触ではなく線接触なので、先の従来例と同
様にその部分はへたり易い。
本考案は、上記した従来技術の問題点を解決す
るためになされたもので、その目的とするところ
は、成形キヤビテイの形状が変化せずなおかつ成
形型内で成形される成形材料のバリの流出を防止
し得しかも向上した耐久性を有する成形型を提供
することにある。
(問題点を解決するための手段) 上記目的を達成するためにこの考案に係る成形
型は、成形材料を注入口より成形キヤビテイに注
入して成形する一対の成形型において、一方の分
割面の凹部に成形面と前記成形面と連面する両側
に第一及び第二の嵌合面とを有する一方の型、お
よび、前記一方の型の凹部に嵌合する凸部を有し
前記凸部に前記成形面との間で成形キヤビテイを
形成する閉塞成形面と前記閉塞成形面に連面して
前記第一および第二の嵌合面と接合する第一及び
第二の閉塞嵌合面とを有する他方の型、を具備
し、前記凸部に前記両閉塞嵌合面を径方向に弾性
変位可能とするスリツト手段を有すると共に前記
嵌合面または閉塞嵌合面の少なくとも一方の嵌合
面が型締めと共に他方の嵌合面と圧接するテーパ
状面に形成されたことを特徴とする。
(作用) 而して、本考案による成形型によれば、凸部に
両閉塞嵌合面を径方向に弾性変位可能とするスリ
ツト手段を有すると共に嵌合面または閉塞嵌合面
の少なくとも一方の嵌合面が型締めと共に他方の
嵌合面と圧接するテーパ状面に形成されることに
より両型の嵌合時に嵌合面と閉塞嵌合面とが密着
してバリの発生を防止すると共に、一方の型の変
形しない凹部の成形面と、他方の型の嵌合時にス
リツト手段が閉塞することで他方の型の凸部の閉
塞成形面とによつて成形キヤビテイが形成される
ので、変形しない凹部は他方の型の凸部の弾性変
位が成形キヤビテイの形状を変化させることはな
い。
(実施例) 以下に本考案を図示の実施例に基づいて説明す
る。第1図は本考案による成形型1を示す。成形
型1は、一方の分割面の凹部3aの内周面4に成
形面7とその成形面7と連面する両側に第一及び
第二の嵌合面5a,5bとを有する一方の型とし
ての上型2と、上型2の凹部3aに嵌合する凸部
11を有し凸部11に成形面7との間で成形キヤ
ビテイ19を形成する閉塞成形面15と閉塞成形
面15に連面して第一および第二の嵌合面5a,
5bと接合する第一及び第二の閉塞嵌合面13
a,13bとを有する他方の型としての下型3
と、を具備してなる。
そして、凸部11に両閉塞嵌合面13a,13
bを径方向に弾性変位可能とするスリツト手段と
してのスリツト16を有する。
また第一及び第二の閉塞嵌合面13a,13b
がテーパ状面としての凸部11の外周面12に形
成されている。
また上型2には、成形キヤビテイ19に成形材
料を注入する注入口8が設けられており、注入口
8は、上型2の上面に開口する導入孔9と成形面
7に連通する連通口10とから成る。なお、連通
孔10は導入孔9から次第に縮径した形状をして
いる。
スリツト16は上方から見て十字形をしてお
り、凸部11の頂部から凸部11の底部まで伸び
ている。スリツト16の幅は、突起部11の頂部
17から底部18まで次第に狭くなつている。
このように構成された成形型1により成形品を
成形する場合、上型2を下型3上に降下させて、
上型2と下型3とを型締めする。下型3の凸部1
1の外周面12の傾斜角、すなわち、下型3の上
面と外周面12との間の角度が、上型2の内周面
4の傾斜角、すなわち上型2の下面と上型2の凹
部3aの内周面4傾斜角よりも小さいので、凸部
11と凹部3aとが嵌合すると、スリツト16の
弾性変位作用で、凸部11が半径方向内方へたわ
み、嵌合面5a,5bと閉塞嵌合面13a,13
bとが密着するため成形キヤビテイ19を形成す
る成形面7及び閉塞成形面15の間の隙間が全く
なくなる。
この後あらかじめ上型2の上面に入れられた生
地をピストンによつて加圧する。これによつて生
地が注入口8を介して、成形キヤビテイ19内に
流入する。
そして、凸部11に両閉塞嵌合面13a,13
bを径方向に弾性変位可能とするスリツト16を
有すると共に閉塞嵌合面13a,13bが型締め
と共に嵌合面5a,5bと圧接する外周面12に
形成されることにより両型2,3の嵌合時に嵌合
面5a,5bと閉塞嵌合面13a,13bとが密
着してバリの発生を防止すると共に、上型2の変
形しない凹部3aの成形面7と、上型2と下型3
の嵌合時にスリツト16が閉塞することで弾性変
位せしめられその弾性変位せしめられた位置での
下型3の凸部11の閉塞成形面1とによつて成形
キヤビテイ19が形成されるので、変形しない凹
部3aは下型3の凸部11の弾性変位が成形キヤ
ビテイ19の形状を変化させることはない。
また、閉塞嵌合面13a,13bが型締めと共
に嵌合面5a,5bと圧接する外周面12に形成
されることにより両型2,3の嵌合時に嵌合面5
a,5bと当接離反する部分としての閉塞嵌合面
13a,13bが面接触となり線接触に比べて広
くなるので嵌合面5a,5b及び閉塞嵌合面13
a,13bがへたり難い。なお、実施例としてス
リツト16は十字形状をしたものをあげたが、よ
り多くのスリツト16あるいは、少ないスリツト
16を設けてもよい。下型3上の凸部11は、円
錐形状のものを例としてあげたが、成形する成形
品の形状によつて、他の形状を有していてもよ
い。
(考案の効果) 本考案によれば、凸部に両閉塞嵌合面を径方向
に弾性変位可能とするスリツト手段を有すると共
に嵌合面または閉塞嵌合面の少なくとも一方の嵌
合面が型締めと共に他方の嵌合面に圧接するテー
パ状面に形成されることにより両型の嵌合時に嵌
合面と閉塞嵌合面とが密着してバリの発生を防止
すると共に、一方の型の変形しない凹部の成形面
と、他方の型の嵌合時にスリツト手段が閉塞する
ことで他方の型の凸部の閉塞成形面とによつて成
形キヤビテイが形成されるので、変形しない凹部
は他方の型の凸部の弾性変位が成形キャビテイの
形状を変化させることはない。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案による成形型の概略縦断面図、
第2図は本考案による成形型の下型の凸部の平面
図、第3図は本考案による成形型の型締め後の縦
断面図、第4図は本考案の成形型のピストン部を
示す縦断面図及び第5図は従来技術による成形型
の縦断面図である。 符号の説明、1……成形型、2……上型(一方
の型)、3……下型(他方の型)3a……凹部、
5a……第一の嵌合面、5b……第二の嵌合面、
7……成形面、11……凸部、12……外周面
(テーパ状面)13a……第一の閉塞嵌合面、1
3b……第二の閉塞嵌合面、15……閉塞成形
面、16……スリツト(スリツト手段)。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 成形材料を注入口より成形キヤビテイに注入し
    て成形する一対の成形型において、 一方の分割面の凹部に成形面と前記成形面と連
    面する両側に第一及び第二の嵌合面とを有する一
    方の型、および、前記一方の型の凹部に嵌合する
    凸部を有し前記凸部に前記成形面との間で成形キ
    ヤビテイを形成する閉塞成形面と前記閉塞成形面
    に連面して前記第一および第二の嵌合面と接合す
    る第一および第二の閉塞嵌合面とを有する他方の
    型、を具備し、前記凸部に前記両閉塞嵌合面を径
    方向に弾性変位可能とするスリツト手段を有する
    と共に前記嵌合面または閉塞嵌合面の少なくとも
    一方の嵌合面が型締めと共に他方の嵌合面と圧接
    するテーパ状面に形成されたことを特徴とする成
    形型。
JP1987101515U 1987-07-01 1987-07-01 Expired - Lifetime JPH0514818Y2 (ja)

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JPS647514U JPS647514U (ja) 1989-01-17
JPH0514818Y2 true JPH0514818Y2 (ja) 1993-04-20

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS55133914A (en) * 1979-04-07 1980-10-18 Inoue Mtp Co Ltd Mold preventing production of burr

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS55133914A (en) * 1979-04-07 1980-10-18 Inoue Mtp Co Ltd Mold preventing production of burr

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JPS647514U (ja) 1989-01-17

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