JPH07233939A - 室内開放型燃焼機の燃焼制御装置 - Google Patents

室内開放型燃焼機の燃焼制御装置

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JPH07233939A
JPH07233939A JP6023927A JP2392794A JPH07233939A JP H07233939 A JPH07233939 A JP H07233939A JP 6023927 A JP6023927 A JP 6023927A JP 2392794 A JP2392794 A JP 2392794A JP H07233939 A JPH07233939 A JP H07233939A
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combustion
fire extinguishing
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key switch
timer
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Masahiko Takeoka
政彦 竹岡
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は室内開放型燃焼機の燃焼制御装置に
関し、操作性とコストパフォーマンスの向上を目的とし
たものである。 【構成】 この燃焼制御装置は、燃焼機の各種付加機能
を設定するスイッチ群7の一つを操作すれば燃焼開始の
所定時間後に燃焼停止信号を出す自動消火タイマー手段
6のタイマー時間を更新できるようにしてあり、自動消
火タイマー手段6の時間更新用スイッチを別途設けたり
操作しなければならないことがなく、操作性とコストパ
フォーマンスが向上するとともに、更に上記自動消火タ
イマー手段6の燃焼停止信号を出力する前の所定時間経
過後は警報とともにタイマー時間の更新のみ可能として
付加機能の設定処理は再度キースイッチ群7を操作しな
ければならないように構成することによって、タイマー
時間更新操作を強く意識付け、換気の実行を促進して安
全性を向上させることもできる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は石油ファンヒータ等の室
内開放型燃焼機の燃焼制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に石油ファンヒータ等の室内開放型
燃焼機は室内空気を燃焼用空気として用いるため、密閉
した部屋で長時間燃焼を継続すると酸欠状態となり、赤
火等の異常燃焼を起こす。このため、この種の燃焼器に
おいては、酸欠を検出すると警報あるいは燃焼を停止さ
せるような酸欠検出装置が設けられることが多い。
【0003】また、このような観点から石油ファンヒー
タでは換気なしで長時間使用されるのを避けるために、
運転から例えば3時間以内の所定時間が経過するとラン
プやブザーにて警報を発生し、燃焼を継続させる操作が
ないまま3時間が経過すると燃焼を停止させてしまう消
火タイマー機能が付けられており、使用者への換気の誘
発と安全性の確保を行なっている。
【0004】図5は、上記消火タイマー機能を有する制
御装置のブロック図であり、1は石油ファンヒータの本
体、2はその操作部、3は機器の駆動を制御する制御
部、4は燃焼を行なわせる負荷群である。5は燃焼の開
始及び停止を指示する運転スイッチ、6は所定時間(例
えば3時間)で燃焼を消火させるためのタイマー手段
で、6Aはその再スタートを指示して燃焼を継続させる
消火タイマースイッチ、7は石油ファンヒータの上記以
外の付加機能を設定するスイッチ群で、例えば、時刻設
定スイッチ、温度設定スイッチ、タイマー設定スイッチ
等からなる。
【0005】8は運転スイッチ5のON及びOFFを判
別する運転判別手段、9は前記運転判別手段8の運転開
始及び停止信号からの情報をもとに負荷群4を制御し燃
焼を行なう燃焼制御手段で、前記タイマー手段6からの
3時間経過信号もしくは消火タイマースイッチ6Aから
受けた燃焼継続信号に基づいて燃焼を制御するようにな
っている。10はタイマー手段6の消火タイマーが消火
を指示する所定時間前に達したことを使用者に知らせる
自動消火警報手段である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記構成からなる従来
の燃焼制御装置は、3時間等の所定時間が経過する前に
燃焼を延長させる消火タイマースイッチ6Aを専用に設
けているためコストアップになるという課題があった。
また、使用者の立場からすると、消火タイマースイッチ
6Aをわざわざ操作するのは面倒であり、使い勝手が悪
いという課題もあった。
【0007】本発明はこのような点に鑑みてなしたもの
で、操作性とコストパフォーマンスの向上を第1の目的
とし、更に使用者に消火タイマーの時間更新処理を行な
っているという認識を持ってもらうことにより換気を促
進して安全性を向上させることを第2の目的としたもの
である。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は上記第1の目的
を達成するため、燃焼機器の運転の開始と停止を指示す
る運転スイッチと、この運転スイッチのONまたはOF
Fを判別する運転判別手段と、燃焼機器に対して温度設
定や時刻設定等を行なうためのキースイッチ群と、前記
キースイッチ群の指示により温度設定や時刻設定等の付
加機能の制御を行なう付加機能制御部と、燃焼を制御す
る燃焼制御手段と、前記燃焼制御手段によりバーナ部の
燃焼を行なわせる負荷群と、燃焼開始時にタイマーを起
動し連続燃焼時間を計時して所定時間を経過すると前記
燃焼制御部に燃焼停止信号を出力する自動消火タイマー
手段と、前記キースイッチ群の受付を確認し、付加機能
の制御指示信号を送ると共に前記自動消火タイマー手段
の計時された時間を更新するキースイッチ受付手段とを
設けた構成としてあり、更に第2の目的を達成するため
前記自動消火タイマー手段は燃焼停止信号を出力する所
定時間前と所定時間経後とで異なる信号を出すように構
成するとともに、この自動消火タイマー手段から上記所
定時間後であるとの信号を受けて警報を発する自動警報
手段を設け、かつ前記キースイッチ受付手段は、自動消
火タイマー手段の計時時間が、燃焼停止信号を出力する
前の所定時間経過後は自動消火タイマー手段のタイマー
時間の更新信号のみを出力し、所定時間前の時は自動消
火タイマー手段のタイマー時間の更新信号とキースイッ
チ付加機能制御処理信号とを出力するように構成してあ
る。
【0009】
【作用】本発明は前記第1の構成によって、キースイッ
チ群の一つを操作した際に同時に消火タイマーの時間更
新が行なわれるので、別途消火タイマースイッチを設け
る必要がないとともにこれをわざわざ操作する必要もな
く、燃焼機の操作性とコストパフォーマンスの向上を実
現することができる。
【0010】また、第2の構成を採用すれば換気警報を
発しているときにはキースイッチ群を二度操作しなけれ
ば当該スイッチ群の付加機能を制御することができず、
使用者はこれによって消火タイマーの時間更新処理を行
なっているということを強く意識付けられ、換気の実行
を促進して安全性をより向上させることができる。
【0011】
【実施例】以下、本発明の実施例を図1に基づいて説明
するが、従来例と同一部分は同一符号を付記して詳細な
説明は省略する。
【0012】図1において、12はキースイッチ受付手
段で、前記キースイッチ群7のスイッチ入力信号を確認
し、それぞれの付加機能の動作、例えば、時刻変更、設
定温度変更等を行なうべく、付加機能制御部13に指示
を送るとともに、消火タイマーの時間更新を行なうべく
前記自動消火タイマー手段6に指示を送るように構成し
てある。
【0013】次に上記構成からなる燃焼制御装置の動作
を図2のフローチャートを用いて説明する。
【0014】機器に電源が投入され、制御部3が始動す
ると、図2のフローチャートに示す制御プログラムの手
順にしたがって機器制御が開始される。
【0015】まず、ステップ21では運転判別手段8で
運転スイッチ5のON信号が入力されているかを判断
し、ON信号が入力されていればステップ22に進み、
OFF信号が入力されていればステップ29に進む。
【0016】ステップ22はキースイッチ群7が操作さ
れたかを判断し、操作されていれば付加機能の処理を行
った後ステップ23に進み、3時間の自動消火タイマー
手段6の消火タイマーを更新(初期値にクリア)しタイ
マーを停止させる。操作されていなければそのままステ
ップ24に進む。
【0017】ステップ24では自動消火タイマー手段6
の消火タイマーが更新(初期値にクリア)されているか
を判別し、されていればステップ25でタイマーをスタ
ートさせステップ26に進む。自動消火タイマー手段6
の消火タイマーが更新されていなければタイマー計時中
としてそのままステップ26に進む。
【0018】ステップ26では自動消火タイマー手段6
の消火タイマーが3時間経過したかを判別し、経過して
いればステップ27に進み、経過していなければステッ
プ28に進む。
【0019】ステップ27では運転スイッチ5がOFF
または3時間経過による自動消火の状態であるので、燃
焼を停止させるべく燃焼制御手段9から負荷群4への信
号をOFFにする。ステップ28では燃焼させるべく、
燃焼制御手段9にて負荷群4の駆動を制御する。ステッ
プ29では運転スイッチ5のOFF状態が確定していお
り、燃焼停止状態であるため自動消火タイマー手段6の
消火タイマーを更新しタイマーを停止させる。
【0020】以上のステップ21からステップ29を繰
り返し制御を行なう。したがってこの構成によれば、わ
ざわざ消火タイマースイッチ6Aを設けなくとも、キー
スイッチ群7のいずれかのキースイッチが消火タイマー
スイッチ6Aを兼ねる、すなわちキースイッチ群7のい
ずれかのキースイッチの操作時に燃焼継続の指示が実行
されるので、操作性とコストパフォーマンスの向上が図
れる。
【0021】次に、第2の発明例を図3に基づいて説明
すると、この発明では、自動消火タイマー手段6は消火
を指示する所定時間前例えば2時間45分以前か否かの
信号を前記自動消火警報手段11に送ると同時に、前記
キースイッチ受付手段12にも送るように構成されてい
る。そしてキースイッチ受付手段12には2時間45分
経過の信号を受けるまでは前記第1発明と同様に動作
し、2時間45分経過の信号を受けた後は自動消火タイ
マー手段6に信号を送ってタイマーのクリアと信号を出
すことのみを可能とするように構成してある。
【0022】次に上記構成からなる燃焼制御装置の動作
を図4のフローチャートを用いて説明する。
【0023】図4のフローチャートにおいて、ステップ
21〜29までは先の図2のフローチャートと同じ動作
であるため説明を省略し、異なる部分のみ説明する。
【0024】ステップ30では自動消火タイマー手段6
の消火タイマーが2時間45分経過したかを判別し、経
過していればステップ31に進み、経過していなければ
ステップ32に進む。
【0025】2時間45分が経過しないステップ32で
は、先の第1発明と同様各キースイッチの付加機能の実
行を行なうとともにステップ23で消火タイマーを更新
して次の動作に備えることになる。
【0026】一方、2時間45分経過後のステップ31
では換気を促すための警報を出力した後ステップ23で
自動消火タイマー手段6の消火タイマーをクリアし、各
キースイッチの付加機能の実行を行なわず次の動作に移
る。
【0027】したがって、この場合はキースイッチ群本
来の付加機能設定等の制御を行なおうとすれば再度キー
スイッチ群を操作しなければならず、その再操作によっ
て今度はステップ30にて2時間45分経過せずのステ
ップ32側に移り、既述した如く消火タイマーの更新と
ともに付加機能の処理を行なうことになる。
【0028】以上のステップ21からステップ32を繰
り返し制御を行なう。すなわち先の発明の如く、常にキ
ースイッチ群7の一つを操作した時点で消火タイマーの
時間更新を行なうようにすると、操作性は向上するが、
3時間ごとに換気を促すという本来の目的を損なわれて
しまう。しかしながらこの発明の如く、2時間45分経
過して換気の警報を発生している時には、消火タイマー
が更新されるのみで付加機能の指示がなされないことか
ら、使用者は通常の使用とは異なる、すなわち換気をし
なければならないことに気付き、再び同じキースイッチ
を操作して本来の付加機能の処理を行なわせた後、換気
を行なうことになり、換気の促進を図ることが出来る。
【0029】尚、前記実施例は本発明の一例として示し
たもので、本発明の目的・効果を達成するものであれば
どのような構成のものであってもよく、例えば制御手段
としてはマイコンを使用しているが、マイコンを使用し
ていなくとも、これと同様の制御ができる回路構成のも
のであっても良い。
【0030】また、3時間の消火タイマーにおいて2時
間45分後に警報と共にキースイッチの受付の処理を切
替ているが、消火タイマーによる燃焼停止前であれば警
報とキースイッチ受付処理は独立した時間であってもか
まわない。
【0031】
【発明の効果】以上、実施例の説明から明らかなように
本発明は、消火タイマースイッを別途設けたり、この消
火タイマースイッチをわざわざ別に操作しなくても自動
消火タイマーの時間更新ができ、燃焼機の操作性とコス
トパフォーマンスの向上を図ることができる。
【0032】また、キースイッチ群を二度操作しなけれ
ば所定の付加機能の制御が出来ないようにしたものにあ
っては自動消火タイマーの時間更新を強く意識付けるこ
とができるので換気の実行を促進することができ、安全
性をより向上させることが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例における室内開放型燃焼機の
制御装置を示すブロック図
【図2】同燃焼制御装置のフロー図
【図3】本発明の他の実施例における室内開放型燃焼機
の制御装置を示すブロック図
【図4】同燃焼制御装置のフロー図
【図5】従来の室内開放型燃焼機の制御装置を示すブロ
ック図
【符号の説明】
4 負荷群 5 運転スイッチ 6 自動消火タイマー手段 7 キースイッチ群 8 運転判別手段 9 燃焼制御手段 11 自動消火警報手段 12 キースイッチ受付手段 13 付加機能制御部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 燃焼機器の運転の開始と停止を指示する
    運転スイッチと、この運転スイッチのONまたはOFF
    を判別する運転判別手段と、燃焼機器に対して温度設定
    や時刻設定等を行なうためのキースイッチ群と、前記キ
    ースイッチ群の指示により温度設定や時刻設定等の付加
    機能の制御を行なう付加機能制御部と、燃焼を制御する
    燃焼制御手段と、前記燃焼制御手段によりバーナ部の燃
    焼を行なわせる負荷群と、燃焼開始時にタイマーを起動
    し連続燃焼時間を計時して所定時間を経過すると前記燃
    焼制御部に燃焼停止信号を出力する自動消火タイマー手
    段と、前記キースイッチ群の受付を確認し、付加機能の
    制御指示信号を送ると共に前記自動消火タイマー手段の
    計時された時間を更新するキースイッチ受付手段とから
    なる室内開放型燃焼機の燃焼制御装置。
  2. 【請求項2】 前記自動消火タイマー手段は燃焼停止信
    号を出力する所定時間前と所定時間経後とで異なる信号
    を出すように構成するとともに、この自動消火タイマー
    手段から上記所定時間後であるとの信号を受けて警報を
    発する自動警報手段を設け、かつ前記キースイッチ受付
    手段は、自動消火タイマー手段の計時時間が、燃焼停止
    信号を出力する前の所定時間経過後は自動消火タイマー
    手段のタイマー時間の更新信号のみを出力し、所定時間
    前の時は自動消火タイマー手段のタイマー時間の更新信
    号とキースイッチ付加機能制御処理信号とを出力するよ
    うに構成した請求項1記載の室内開放型燃焼機の燃焼制
    御装置。
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