JPH07233819A - ジャーナルボックス取付装置および方法 - Google Patents

ジャーナルボックス取付装置および方法

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JPH07233819A
JPH07233819A JP6323987A JP32398794A JPH07233819A JP H07233819 A JPH07233819 A JP H07233819A JP 6323987 A JP6323987 A JP 6323987A JP 32398794 A JP32398794 A JP 32398794A JP H07233819 A JPH07233819 A JP H07233819A
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    • B66HOISTING; LIFTING; HAULING
    • B66CCRANES; LOAD-ENGAGING ELEMENTS OR DEVICES FOR CRANES, CAPSTANS, WINCHES, OR TACKLES
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Abstract

(57)【要約】 【目的】取付け施工中および輸送中、特別の工具、手段
または取付け作業を要せず、ベアリングホイルを取り付
けるための新しい方法および装置を達成。 【構成】ベアリングホイルのジャーナルボックス(6) を
支持構体に取り付ける装置および方法において、本支持
構体はジャーナルボックス(6) 用のシート部(21)を有す
る支持部材のサイドプレート(4) から構成される。シー
ト部は角(23、25)によって画成された開口部を有してい
る。ジャーナルボックス(6) の外周には、厚さの減少し
た部分(12)があり、その部分のジャーナルボックス(6)
の外寸(S) がシート部(21)の角(23、 25)の間の距離(W)
より小さく、また他の各点では、ジャーナルボックスの
外寸(D) が前記の距離(W) より大きい。ジャーナルボッ
クス(6) は、開口部の角(23)に対して厚さの減少した部
分(12)を保持することによってシート部(21)に挿入さ
れ、次にシート部(21)の所望の位置へ回転される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、支持構体にベアリング
ホイルのジャーナルボックスを取り付けるジャーナルボ
ックス取付装置に関するものであり、とくに、この支持
構体は、少なくとも、サイドプレートと、ジャーナルボ
ックス用のベアリング面を構成する縁石状部材を有する
サイドプレートのシート部と、このシート部の縁石状部
材の角によって画成された隙間とを含み、隙間を通って
ジャーナルボックスをシート部に嵌入可能であるジャー
ナルボックス取付装置に関する。また、ベアリングホイ
ルと、このベアリングホイルに取り付けたジャーナルボ
ックスを支持構体に取り付ける方法であって、支持構体
は、サイドプレートと、サイドプレートにあるジャーナ
ルボックス用のシート部とから構成され、第1および第
2の角によって画成された隙間をシート部の縁石状部材
に形成し、隙間を通ってジャーナルボックスをシート部
に嵌入するジャーナルボックス取付方法に関する。
【0002】
【従来の技術】クレーンのベアリングホイルは支持部材
にベアリングで取り付けられ、運転位置において、支持
部材はベアリングホイル上に支持される。取付け施工の
際、および輸送中でもおそらく、ベアリングおよびベア
リングホイルは、支持部材の端板に適切に取り付けられ
ていなければならない。
【0003】従来公知の技術において、ベアリングホイ
ルは、ジャーナルボックスの周囲に設けられ支持部材に
取り付けられた取付カラーを使用して、支持部材に取り
付けられている。この種の解決手段は、取付け施工中、
特別な部品と特別な作業を必要とする。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、取付
け施工中および輸送中、特別の工具、手段または取付け
作業を要せず、ベアリングホイルを取り付けるための新
しい方法および新しい装置を達成することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に、本発明の装置では、ジャーナルボックスの外周は、
このジャーナルボックスの外寸がシート部の角の間の距
離より小さい部分において、厚さを薄くした少なくとも
1つの部分を有し、ジャーナルボックスの外寸は、他の
部分では、シート部の角の間の距離より大きいことを特
徴とする。同様に、ジャーナルボックスを取り付ける本
発明の方法では、ジャーナルボックスの外寸を減少して
厚さを薄くした部分をジャーナルボックスの外周に形成
し、シート部の隙間は、この厚さを薄くした部分におけ
るジャーナルボックスの直径より大きくし、かつ厚さを
薄くした部分の外側におけるジャーナルボックスの直径
より小さくし、シート部の角に対してジャーナルボック
スの厚さを薄くした部分を保持することによってジャー
ナルボックスをシート部に挿入し、そこで、ジャーナル
ボックスの厚さを薄くした部分がシート部の角の反対側
に位置しない位置に、シート部の中でジャーナルボック
スを回転させることを特徴とする。本発明の他の実施例
は従属請求項に記載されている。
【0006】
【作用】本発明の解決手段において、ベアリングホイル
は、別個の支持部品なしに、そのジャーナルボックスに
よって支持部材のベアリング面の間に取り付けられる。
【0007】
【実施例】次に本発明を図面を参照し、実施例によって
説明する。図1は、軸3の方向から見たクレーンのベア
リングホイル2およびその支持構体を示し、図2はベア
リングホイルの軸を通る面に沿った断面図である。
【0008】クレーン支持部材のサイドプレートすなわ
ち端板4は、ベアリングホイル2の軸3に支持され、動
力がホイルベアリングおよびそのジャーナルボックス6
によって伝達される。サイドプレート4は、カバープレ
ート30とボトムプレート32と中間プレート34および36に
よって連結されている。ジャーナルボックス6と軸3の
間に設けられているのはベアリング5である。ホイルの
軸端側でジャーナルボックス6がねじ付きキャップ11で
カバーされている。同様に、モータに面する側のジャー
ナルボックスはねじ付きキャップ14で密閉され、ねじ付
きキャップ14は軸3に対して設けられたシーリング15を
備えている。
【0009】ベアリングホイル以上に延びる支持部材の
端板部分は、その下端7が支持部材の端部8でベアリン
グホイルの中心軸のやや上のレベルに延びるように形成
されている。ベアリングホイルの中心軸の下では、端板
の端部の垂直端部10がベアリングホイルの中心軸の下に
なるように支持部材の端板が形成されている。下端7と
垂直端部10の間に形成されているのは、ジャーナルボッ
クス6のベアリング面を形成するシート部21を構成する
円弧形の縁石状部材である。
【0010】このシート部は、縁石状部材の端部におい
て、一方では下端7の角23まで、他方では垂直端部の角
25まで延びている。端板のシート部21は、ジャーナルボ
ックスの周縁に沿って 180度以上の距離にわたってベア
リングのジャーナルボックス6を囲むように形成されて
いる。シート部のベアリング面は、ベアリング面に対し
て設けられているジャーナルボックスの外面と同じ形状
をしている。それによって、端板は、その下隅に、ジャ
ーナルボックス6用の隙間を有し、その隙間は、角23と
同25の間の距離に匹敵する幅Wを有し、ベアリングホイ
ルのジャーナルボックス6の外寸または外径Dよりやや
小さい。ジャーナルボックスの下端の肉厚(図1の部分
断面参照)は、ジャーナルボックスの外面からあるセグ
メント分を除去することによって減少し、水平部分12を
形成している。切除された部分の厚さは、水平部分12で
のジャーナルボックスの外寸または直径Sが端板4に形
成された隙間の幅Wより小さくなるようにしてある。
【0011】ベアリングホイルの両側のベアリングはみ
な、同一な設計となっている。また、切除された水平部
分は、両ジャーナルボックスの同じ点に配置するのが望
ましい。偏心したジャーナルボックスを使用し、この偏
心したジャーナルボックスを必要な位置まで回転するこ
とによってベアリングホイルの整列を調整する適用例で
は、ベアリングホイル整列の調整の一助として使用され
る整列マークを両ジャーナルボックスに同じように付け
ることが可能である。支持部材の端板には対応する整列
マークが付されている。この整列マークによって、偏心
したジャーナルボックスは必要な位置に調整が可能であ
る。このようにして、ベアリングホイルの両側のジャー
ナルボックスは互いに異なる位置まで回転される。
【0012】最終的な位置では、ジャーナルボックスの
肉厚を減らした部分は、端板に形成された隙間の反対側
となるのが望ましい。その結果、ジャーナルボックスの
外面は、シート部の縁石状部材全長にわたって、シート
部と接触する。ジャーナルボックスは、ねじれ止め板16
によって固定されている。このねじれ止め板は、ジャー
ナルボックスの外周にねじ18で固定され、また、整列
後、ロックピン19とスロット22にはめ込まれた固定ボル
ト20によって端板にロックされる。
【0013】図2に示されているように、ジャーナルボ
ックスの軸方向では、端板の縁部の反対側にある部分に
水平部分12を位置させるだけで十分である。
【0014】図3は、図1に示したベアリングホイルと
その支持構体を示し、ジャーナルボックスがシート部に
挿入されている位置にある。ベアリングホイルを取り付
けるために、ホイルを端板の隙間を通ってその中へ移動
させて、その結果、ジャーナルボックス6の水平部分12
の方向が取付移動方向(矢印M)に対応するようにす
る。その位置で、ジャーナルボックスは隙間を通ってそ
の中へ移動可能となる。ジャーナルボックスの外周が端
板に形成されたシート部21のベアリング面に接触する
と、ジャーナルボックス6は、ジャーナルボックスの水
平部分12が端板の反対側の隙間に来る位置、すなわち、
図1に示した位置まで回転される。偏心ジャーナルボッ
クスを使用する際、必要な角度だけジャーナルボックス
を回転することにより、その整列を調整する。その時点
で、ジャーナルボックス6はロックピン19で定位置にロ
ックされる。
【0015】本発明の実施例では、ジャーナルボックス
は、外周の両側に2つの水平面を有している。この解決
方法において、肉厚を減らしたセグメントの厚さは薄
く、これに対応して、その薄くなった部分のジャーナル
ボックスの肉厚は、単一レベル面をもつジャーナルボッ
クスの場合より厚い。一方、このことによって、シート
部の内側縁石状部材の円弧を長くすることが可能にな
り、また、これに対応して、与えられたジャーナルボッ
クスの直径に比べてサイドプレートの隙間を小さくする
ことが可能である。
【0016】上記の通り、本発明をその実施例の1つに
従って説明して来た。しかし、その説明は本発明の保護
の範囲を制限するためではなく、特許請求の範囲内で本
発明の実施例を変更してもよい。
【0017】
【発明の効果】ベアリングホイルは正しい位置に速やか
に、かつ簡単に取付け可能である。ベアリングホイルと
ともに使用される偏心ジャーナルボックスは、調整中、
ベアリングホイルを吊り上げておき支持構体によって確
実に支持すると、現場においてさえ容易に回転および調
整可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】ベアリングホイル軸の端部から見た支持構体の
側面図である。
【図2】支持構体の縦断面図である。
【図3】ジャーナルボックスが挿入された位置にある場
合の図1の支持構体を示す側面図である。
【符号の説明】
2 ベアリングホイル 3 軸 4 端板 5 ベアリング 6 ジャーナルボックス 7 下端 8 端部 10 垂直端部 11、14 ねじ付きキャップ 12 水平部分 15 シーリング部 16 ねじれ止め板 17、 18 ねじ 19 ロックピン 20 固定ボルト 21 シート部 22 スロット 23、25 角 30 カバープレート 32 ボトムプレート 34、36 中間プレート

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 支持構体にベアリングホイルのジャーナ
    ルボックスを取り付けるジャーナルボックス取付装置に
    おいて、 前記支持構体は、少なくとも、サイドプレートと、前記
    ジャーナルボックス用のベアリング面を構成する縁石状
    部材を有する該サイドプレートのシート部と、該シート
    部の前記縁石状部材の角によって画成された隙間とを含
    み、該隙間を通って前記ジャーナルボックスを前記シー
    ト部に嵌入可能であり、 該ジャーナルボックスの外周は、該ジャーナルボックス
    の外寸が前記シート部の角の間の距離より小さい部分に
    おいて、厚さを薄くした少なくとも1つの部分を有し、 前記ジャーナルボックスの外寸は、他の部分では、前記
    シート部の角の間の距離より大きいことを特徴とするジ
    ャーナルボックス取付装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の装置において、前記シ
    ート部のベアリング面を形成する縁石状部材は実質的に
    円弧形状を有し、該縁石状部材上の角の間の円弧は 180
    度以上であることを特徴とするジャーナルボックス取付
    装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または2に記載の装置におい
    て、前記厚さを薄くした部分の前記ジャーナルボックス
    の表面は、該ジャーナルボックスの外周のセグメントを
    切除することによって形成された平面であることを特徴
    とするジャーナルボックス取付装置。
  4. 【請求項4】 請求項1ないし3のいずれかに記載の装
    置において、前記ジャーナルボックスの外周は、該ジャ
    ーナルボックスの外周の両側に実質的に配置された2か
    所の厚さを薄くした部分を有することを特徴とするジャ
    ーナルボックス取付装置。
  5. 【請求項5】 請求項1ないし4のいずれかに記載の装
    置において、前記ベアリングホイルの軸方向の両側には
    ジャーナルボックスが備えられ、該ジャーナルボックス
    は互に独立して回転可能であることを特徴とするジャー
    ナルボックス取付装置。
  6. 【請求項6】 請求項1ないし5のいずれかに記載の装
    置において、前記ベアリングホイルの軸方向の両側にあ
    るジャーナルボックスは同一の設計であることを特徴と
    するジャーナルボックス取付装置。
  7. 【請求項7】 ベアリングホイルと、該ベアリングホイ
    ルに取り付けたジャーナルボックスを支持構体に取り付
    ける方法であって、該支持構体は、サイドプレートと、
    該サイドプレートにあるジャーナルボックス用のシート
    部とから構成され、第1および第2の角によって画成さ
    れた隙間をシート部の縁石状部材に形成し、該隙間を通
    って前記ジャーナルボックスを前記シート部に嵌入する
    ジャーナルボックス取付方法において、該方法は、 前記ジャーナルボックスの外寸を減少して厚さを薄くし
    た部分を該ジャーナルボックスの外周に形成し、 前記シート部の隙間は、前記厚さを薄くした部分におけ
    るジャーナルボックスの直径より大きくし、かつ該厚さ
    を薄くした部分の外側におけるジャーナルボックスの直
    径より小さくし、 前記シート部の角に対して前記ジャーナルボックスの厚
    さを薄くした部分を保持することによって該ジャーナル
    ボックスを前記シート部に挿入し、 そこで、該ジャーナルボックスの厚さを薄くした部分が
    前記シート部の角の反対側に位置しない位置に、該シー
    ト部の中で該ジャーナルボックスを回転させることを特
    徴とするジャーナルボックス取付方法。
  8. 【請求項8】 請求項7に記載の方法において、該方法
    は、前記ベアリングホイルの軸方向における両側には、
    ジャーナルボックスと、シート部をもつ対応する支持構
    体とがあり、該ジャーナルボックスを互に独立して回転
    させることを特徴とするジャーナルボックス取付方法。
  9. 【請求項9】 請求項7または8に記載の方法におい
    て、前記ジャーナルボックスの厚さを薄くした部分は、
    前記ジャーナルボックスの外周のセグメントを切除する
    ことによって形成された平面であることを特徴とするジ
    ャーナルボックス取付方法。
  10. 【請求項10】 請求項7ないし9のいずれかに記載の
    方法において、前記ベアリングホイルの軸方向における
    両側のジャーナルボックスは、同一の設計であることを
    特徴とするジャーナルボックス取付方法。
JP6323987A 1993-12-02 1994-12-02 ジャーナルボックス取付装置および方法 Expired - Lifetime JP2896098B2 (ja)

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