JPS6317848Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPS6317848Y2 JPS6317848Y2 JP1984018195U JP1819584U JPS6317848Y2 JP S6317848 Y2 JPS6317848 Y2 JP S6317848Y2 JP 1984018195 U JP1984018195 U JP 1984018195U JP 1819584 U JP1819584 U JP 1819584U JP S6317848 Y2 JPS6317848 Y2 JP S6317848Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- flanges
- container
- flange
- mating surface
- bolt
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 230000013011 mating Effects 0.000 claims description 37
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 17
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 5
- 238000005452 bending Methods 0.000 description 3
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 3
- 238000006073 displacement reaction Methods 0.000 description 3
- 238000000926 separation method Methods 0.000 description 3
- 230000007423 decrease Effects 0.000 description 2
- 125000006850 spacer group Chemical group 0.000 description 1
Landscapes
- Connection Of Plates (AREA)
- Mutual Connection Of Rods And Tubes (AREA)
- Flanged Joints, Insulating Joints, And Other Joints (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は工作機械のコラム、ブリツジ等の箱形
構造の結合、圧力容器、煙突等のような円筒形構
造の結合、その他回転軸の締結を始め各種軸類の
結合等に応用できるボルト締結構造に関するもの
である。
構造の結合、圧力容器、煙突等のような円筒形構
造の結合、その他回転軸の締結を始め各種軸類の
結合等に応用できるボルト締結構造に関するもの
である。
円筒形や箱形容器(例えば、圧力容器、工作機
械コラム、ブリツジ等)のフランジによるボルト
締結構造については、従来数多くの構造が提案さ
れているが、1例として第1図に示すような箱形
容器のボルト締結構造を例に説明すると、大別し
て第2図に示すようなフランジの全面当りタイプ
と、第5図に示すような座金4を介して一対のフ
ランジをボルト締結するタイプに分けられる。
械コラム、ブリツジ等)のフランジによるボルト
締結構造については、従来数多くの構造が提案さ
れているが、1例として第1図に示すような箱形
容器のボルト締結構造を例に説明すると、大別し
て第2図に示すようなフランジの全面当りタイプ
と、第5図に示すような座金4を介して一対のフ
ランジをボルト締結するタイプに分けられる。
先ず第2図の場合の、ボルト3を初締付け力
F0で締付けた時のフランジ1,1aの合せ面の
面圧分布qFを第3図に示す。第3図に示すとお
り、面圧はボルト中心位置から離れるにともなつ
て急激に減少し、フランジ1,1aの高さと厚み
の関係如何では、内面nの近傍では殆ど面圧が発
生しないで図示のような面圧分布となる。
F0で締付けた時のフランジ1,1aの合せ面の
面圧分布qFを第3図に示す。第3図に示すとお
り、面圧はボルト中心位置から離れるにともなつ
て急激に減少し、フランジ1,1aの高さと厚み
の関係如何では、内面nの近傍では殆ど面圧が発
生しないで図示のような面圧分布となる。
この状態において更に第4図に示すように軸力
Q(曲げモーメントの場合もこのQで代表して考
える)が作用すると、軸力Qは容器の外周壁2と
2aの延長線上に最も多く流れようとするが、前
述のように面圧が殆ど発生していないために、小
さな軸力で面圧が零となり、フランジ1と1aの
合せ面が第4図のaで示すとおり分離する。この
ように分離が生じると、面内の引張り抵抗からフ
ランジ1,1aの面外曲げ抵抗にかわるため、軸
方向(Qの作用方向)の変位量は大きくなり、軸
方向に関する高い剛性は期待できない欠点があつ
た。
Q(曲げモーメントの場合もこのQで代表して考
える)が作用すると、軸力Qは容器の外周壁2と
2aの延長線上に最も多く流れようとするが、前
述のように面圧が殆ど発生していないために、小
さな軸力で面圧が零となり、フランジ1と1aの
合せ面が第4図のaで示すとおり分離する。この
ように分離が生じると、面内の引張り抵抗からフ
ランジ1,1aの面外曲げ抵抗にかわるため、軸
方向(Qの作用方向)の変位量は大きくなり、軸
方向に関する高い剛性は期待できない欠点があつ
た。
次に第5図の場合の、ボルト3を初締付け力
F0にて締付けた時の変形状態の概念図を第6図
に示す。この場合には、座金4とフランジ1,1
aとの合せ面に面圧が発生するため、容器の外周
壁2と2aの延長線上の面圧が大きく、軸力Qは
外周壁2と2aの延長線上を有効に流れることに
なり、第2図のタイプのように分離するという問
題はない。
F0にて締付けた時の変形状態の概念図を第6図
に示す。この場合には、座金4とフランジ1,1
aとの合せ面に面圧が発生するため、容器の外周
壁2と2aの延長線上の面圧が大きく、軸力Qは
外周壁2と2aの延長線上を有効に流れることに
なり、第2図のタイプのように分離するという問
題はない。
しかし図示のように、F0によつてフランジ1,
1aが回転し、同フランジとの接続部近傍の容器
壁2,2aは局部的にδ1,δ2の変形を生じ
る。このため、軸力Qが作用すると、δ1,δ2
をモーメントアームとするような局部的曲げモー
メントが発生して、δ1,δ2が減少するため、
その分だけ軸方向に多く変位し、軸方向に関する
剛性が低下する欠点があつた。
1aが回転し、同フランジとの接続部近傍の容器
壁2,2aは局部的にδ1,δ2の変形を生じ
る。このため、軸力Qが作用すると、δ1,δ2
をモーメントアームとするような局部的曲げモー
メントが発生して、δ1,δ2が減少するため、
その分だけ軸方向に多く変位し、軸方向に関する
剛性が低下する欠点があつた。
工作機械のコラムやブリツジ等は、大型化に伴
つて輸送上の制限から分割化が必要となつている
が、分割した場合でも、分割しない一体型と同等
か、これに近い剛性を持つた適正な分割組立構造
が必要であり、その開発が急務となつている。以
上の見地から本考案者等は、箱形容器(構造)の
フランジによるボルト締結構造を採用し、その合
理的な構造を検討して本考案に到達したものであ
る。
つて輸送上の制限から分割化が必要となつている
が、分割した場合でも、分割しない一体型と同等
か、これに近い剛性を持つた適正な分割組立構造
が必要であり、その開発が急務となつている。以
上の見地から本考案者等は、箱形容器(構造)の
フランジによるボルト締結構造を採用し、その合
理的な構造を検討して本考案に到達したものであ
る。
即ち、本考案は前記従来の欠点を解消するため
に提案されたもので、端部にボルト締結用フラン
ジを有し、同フランジ部を締結して力を伝達せし
めることのできる一対の容器形構造において、少
なくとも片方のフランジの合せ面のボルト位置回
りにフランジの全周にわたり凹所を形成してなる
構成を備え、ボルトの初締付け時において、容器
の外周壁の延長線上のフランジの合せ面の面圧を
十分に大きくとり、かつフランジの回転によるフ
ランジとの接続部近傍の局部的変形を十分小さく
なるようにして、軸方向に関する剛性を高めたボ
ルト締結構造を提供せんとするものである。
に提案されたもので、端部にボルト締結用フラン
ジを有し、同フランジ部を締結して力を伝達せし
めることのできる一対の容器形構造において、少
なくとも片方のフランジの合せ面のボルト位置回
りにフランジの全周にわたり凹所を形成してなる
構成を備え、ボルトの初締付け時において、容器
の外周壁の延長線上のフランジの合せ面の面圧を
十分に大きくとり、かつフランジの回転によるフ
ランジとの接続部近傍の局部的変形を十分小さく
なるようにして、軸方向に関する剛性を高めたボ
ルト締結構造を提供せんとするものである。
以下本考案の実施例を図面について説明する
と、第7図は本考案の第1実施例を示し、図中
1,1aはフランジ、2,2aは容器の外周壁、
3はボルトを示す。第7図において一対のフラン
ジ1,1aの中、フランジ1の合せ面のボルト位
置近傍を切欠いて凹所bを形成し、更に最内周部
近傍の合せ面も一部cの如く切欠いて、フランジ
の外周部の一部(幅h3)と容器外周壁2,2a
の軸方向延長線上の合せ面の一部(容器の壁厚t
の範囲と外周側に幅h1、内周側に幅h2)が確
実に接触するようにして、両フランジ1,1aを
ボルト締結したものである。
と、第7図は本考案の第1実施例を示し、図中
1,1aはフランジ、2,2aは容器の外周壁、
3はボルトを示す。第7図において一対のフラン
ジ1,1aの中、フランジ1の合せ面のボルト位
置近傍を切欠いて凹所bを形成し、更に最内周部
近傍の合せ面も一部cの如く切欠いて、フランジ
の外周部の一部(幅h3)と容器外周壁2,2a
の軸方向延長線上の合せ面の一部(容器の壁厚t
の範囲と外周側に幅h1、内周側に幅h2)が確
実に接触するようにして、両フランジ1,1aを
ボルト締結したものである。
幅h1,h2,h3は、フランジの高さ、幅及
び外力の関数として理論的に検定することがで
き、これらは一般には、容器の壁厚t以下でよ
い。また凹所b及び切欠きcは浅いものでよい。
び外力の関数として理論的に検定することがで
き、これらは一般には、容器の壁厚t以下でよ
い。また凹所b及び切欠きcは浅いものでよい。
次に第7図の実施例について作用を説明する
と、一対のフランジ1,1aの片方のフランジ
(第7図ではフランジ1)の合せ面のボルト3の
位置及びその近傍の一部を切欠いて凹所bを形成
し、容器の外周壁2,2aの軸方向延長線上の部
分を合せ面としたため、ボルト3の初締付け時に
おいて、合せ面には第8図に示すとおり面圧qFO
が発生し、フランジ1と1aは強く締結される。
またフランジ1,1aの外周部と内周部の2個所
で合せているため、フランジ1,1aが回転して
容器壁が変形するようなことはない。
と、一対のフランジ1,1aの片方のフランジ
(第7図ではフランジ1)の合せ面のボルト3の
位置及びその近傍の一部を切欠いて凹所bを形成
し、容器の外周壁2,2aの軸方向延長線上の部
分を合せ面としたため、ボルト3の初締付け時に
おいて、合せ面には第8図に示すとおり面圧qFO
が発生し、フランジ1と1aは強く締結される。
またフランジ1,1aの外周部と内周部の2個所
で合せているため、フランジ1,1aが回転して
容器壁が変形するようなことはない。
次にこの状態から軸方向に関する外力(軸力、
モーメント等)Qが作用すると、合せ面には第8
図に示すとおり応力qQが生じ、初締付け時のqFO
と重畳されることになるが、図示のとおりqFO>
qQの条件により面圧は残留し、合せ面が分離する
ことはない。
モーメント等)Qが作用すると、合せ面には第8
図に示すとおり応力qQが生じ、初締付け時のqFO
と重畳されることになるが、図示のとおりqFO>
qQの条件により面圧は残留し、合せ面が分離する
ことはない。
次に第9図は第2実施例を示し、第7図に示す
切欠きcを取止めたものであるが、作用効果にお
いて差異はない。また第10図は第3実施例を示
し、凹所bを両方のフランジ1,1aを切欠くこ
とにより形成し、最外周の合せ面の一部に切欠き
dを形成したものであるが、作用効果において差
異はない。なお、前記の各実施例はフランジの合
せ面を切欠くことにより凹所bを形成していた
が、この切欠きの代りにスペーサを設置して切欠
きに対応する部分を形成することにより、凹所を
作つても差支えない。
切欠きcを取止めたものであるが、作用効果にお
いて差異はない。また第10図は第3実施例を示
し、凹所bを両方のフランジ1,1aを切欠くこ
とにより形成し、最外周の合せ面の一部に切欠き
dを形成したものであるが、作用効果において差
異はない。なお、前記の各実施例はフランジの合
せ面を切欠くことにより凹所bを形成していた
が、この切欠きの代りにスペーサを設置して切欠
きに対応する部分を形成することにより、凹所を
作つても差支えない。
次に第11図は第4実施例を示し、フランジ
1,1aのボルト3の位置を容器の外周壁2,2
aの軸心側に位置せしめ、片方のフランジ1の合
せ面のボルト位置近傍を切欠いて凹所bを形成
し、更に最内周部近傍の合せ面も、一部cの如く
切欠いて容器の外周壁2,2aの軸方向延長線上
の合せ面の一部(幅h3)とフランジの内周部の
一部(幅h5)が確実に接触するようにして、両
フランジ1,1aをボルト締結したものである。
幅h3,h5は、フランジ1,1aの高さ、幅及
び外力の関数として理論的に決定することができ
る。一般には容器の壁厚の2倍(2t)程度以下で
よい。
1,1aのボルト3の位置を容器の外周壁2,2
aの軸心側に位置せしめ、片方のフランジ1の合
せ面のボルト位置近傍を切欠いて凹所bを形成
し、更に最内周部近傍の合せ面も、一部cの如く
切欠いて容器の外周壁2,2aの軸方向延長線上
の合せ面の一部(幅h3)とフランジの内周部の
一部(幅h5)が確実に接触するようにして、両
フランジ1,1aをボルト締結したものである。
幅h3,h5は、フランジ1,1aの高さ、幅及
び外力の関数として理論的に決定することができ
る。一般には容器の壁厚の2倍(2t)程度以下で
よい。
次に第11図に示す実施例について作用を説明
すると、一対のフランジの片方の合せ面のボルト
の位置及びその近傍の一部を切欠いて凹所bを形
成し、容器の外周壁2,2aの軸方向延長線上の
部分を合せ面としたため、ボルトの初締付け時に
おいて合せ面には第12図に示すとおり面厚qFO
が発生し、フランジ1と1aは強く締結される。
またフランジ1,1aの外周部と内周部の2個所
で合せているため、フランジ1,1aが回転して
容器壁が変形するようなことはない。
すると、一対のフランジの片方の合せ面のボルト
の位置及びその近傍の一部を切欠いて凹所bを形
成し、容器の外周壁2,2aの軸方向延長線上の
部分を合せ面としたため、ボルトの初締付け時に
おいて合せ面には第12図に示すとおり面厚qFO
が発生し、フランジ1と1aは強く締結される。
またフランジ1,1aの外周部と内周部の2個所
で合せているため、フランジ1,1aが回転して
容器壁が変形するようなことはない。
次にこの状態から軸方向に関する外力Q(軸力、
モーメント等)が作用すると、合せ面には第12
図に示すとおり応力qQが生じ、初締付け時のqFO
と重畳されることになるが、図示のとおりqFO>
qQの条件により面圧は残留し合せ面が分離するこ
とはない。この第11図の実施例も第7図の実施
例と作用、効果において差異はない。
モーメント等)が作用すると、合せ面には第12
図に示すとおり応力qQが生じ、初締付け時のqFO
と重畳されることになるが、図示のとおりqFO>
qQの条件により面圧は残留し合せ面が分離するこ
とはない。この第11図の実施例も第7図の実施
例と作用、効果において差異はない。
次に第13図の第5実施例は、第11図の第4
実施例に位置決め用のピン5を増設したものであ
り、第14図の第6実施例は、フランジ1,1a
の外周部を容器の外周壁2,2aより若干外周方
向に突出させて合せ面の幅h6を調節するととも
に、フランジ1,1aの両方を切欠いて凹所bを
形成したものであるが、いずれも構造の細部が若
干異なるだけで、基本的な構造、作用、効果は第
11図に示す実施例と同じである。
実施例に位置決め用のピン5を増設したものであ
り、第14図の第6実施例は、フランジ1,1a
の外周部を容器の外周壁2,2aより若干外周方
向に突出させて合せ面の幅h6を調節するととも
に、フランジ1,1aの両方を切欠いて凹所bを
形成したものであるが、いずれも構造の細部が若
干異なるだけで、基本的な構造、作用、効果は第
11図に示す実施例と同じである。
次に第15図は第7実施例を示し、フランジ
1,1aのボルト3の位置を容器の外周壁2,2
aの両側に位置せしめ、片方のフランジ1の合せ
面のボルト位置及びその近傍を切欠いて凹所b,
b1を形成し、フランジ1,1aの外周部の一部
(幅h3)、軸心側内周部の一部(幅h4)及び容
器外周壁2,2aの軸方向延長線上の合せ面の一
部(容器の壁厚tの範囲と外周側に幅h1、内周
側に幅h2)が確実に接触するようにして両フラ
ンジ1,1aをボルト締結したものである。な
お、幅h1,h2,h3,h4はフランジ1,1
aの高さ、幅及び外力の関数として理論的に決定
することができる。一般には容器の壁厚t以下で
よい。
1,1aのボルト3の位置を容器の外周壁2,2
aの両側に位置せしめ、片方のフランジ1の合せ
面のボルト位置及びその近傍を切欠いて凹所b,
b1を形成し、フランジ1,1aの外周部の一部
(幅h3)、軸心側内周部の一部(幅h4)及び容
器外周壁2,2aの軸方向延長線上の合せ面の一
部(容器の壁厚tの範囲と外周側に幅h1、内周
側に幅h2)が確実に接触するようにして両フラ
ンジ1,1aをボルト締結したものである。な
お、幅h1,h2,h3,h4はフランジ1,1
aの高さ、幅及び外力の関数として理論的に決定
することができる。一般には容器の壁厚t以下で
よい。
次に第15図に示す実施例について作用を説明
すると、一対のフランジ1,1aの片方の合せ面
に、ボルト3,3の位置及びその近傍の一部を切
欠いて凹所b,b1を形成し、容器の外周壁2,
2aの軸方向延長線上の部分を合せ面としたた
め、ボルト3,3の初締付け時において合せ面に
は第16図に示すととり、面圧qFOが発生し、フ
ランジ1と1aは強く締結される。またボルト
3,3を挾んだ2個所で合せ、更に容器の外周壁
2,2aの両側で締付けているため、フランジ
1,1aが回転して容器壁が変形するようなこと
はない。
すると、一対のフランジ1,1aの片方の合せ面
に、ボルト3,3の位置及びその近傍の一部を切
欠いて凹所b,b1を形成し、容器の外周壁2,
2aの軸方向延長線上の部分を合せ面としたた
め、ボルト3,3の初締付け時において合せ面に
は第16図に示すととり、面圧qFOが発生し、フ
ランジ1と1aは強く締結される。またボルト
3,3を挾んだ2個所で合せ、更に容器の外周壁
2,2aの両側で締付けているため、フランジ
1,1aが回転して容器壁が変形するようなこと
はない。
次にこの状態から軸方向に関する外力(軸力、
モーメント等)Qが作用すると、合せ面には第1
6図に示すとおり、応力qQが生じ、初締付け時の
qFOと重畳されることになるが、図示のとおりqFO
>qQの条件により、面圧は残留し、合せ面が分離
することはない。
モーメント等)Qが作用すると、合せ面には第1
6図に示すとおり、応力qQが生じ、初締付け時の
qFOと重畳されることになるが、図示のとおりqFO
>qQの条件により、面圧は残留し、合せ面が分離
することはない。
次に第17図は第8実施例を示し、第15図の
実施例のフランジ1,1aの最内周及び最外周の
合せ面の一部に切欠きc及びdを形成したもので
あるが、作用効果において差異はない。
実施例のフランジ1,1aの最内周及び最外周の
合せ面の一部に切欠きc及びdを形成したもので
あるが、作用効果において差異はない。
以上詳細に説明した如く本考案は、少なくとも
片方のフランジの合せ面のボルト位置回りにフラ
ンジの全周にわたり凹所を形成したので、軸方向
に作用する外力の大部分は、容器の外周壁の延長
線上を流れて、その合せ面の面内応力で抵抗する
ので、フランジ部の軸方向の変位量は小さく、軸
方向に関する高い剛性特性を持たせることができ
る。
片方のフランジの合せ面のボルト位置回りにフラ
ンジの全周にわたり凹所を形成したので、軸方向
に作用する外力の大部分は、容器の外周壁の延長
線上を流れて、その合せ面の面内応力で抵抗する
ので、フランジ部の軸方向の変位量は小さく、軸
方向に関する高い剛性特性を持たせることができ
る。
第1図は従来の箱形容器のフランジによるボル
ト締結構造の斜視図、第2図は第1図のA〜A断
面図、第3図は第2図の場合のフランジ合せ面の
面圧分布を示す説明図、第4図は第2図の場合に
軸力Qが作用した時の合せ面の分離状態を示す説
明図、第5図は従来の第2図と異なるボルト締結
構造を示す側断面図、第6図は第5図のボルト締
結け力による変形状態を示す側断面図、第7図、
第9図、第10図、第11図、第13図、第14
図、第15図及び第17図は夫々本考案の実施例
を示すボルト締結構造の側断面図、第8図は第7
図の場合の合せ面における面圧状態を示す説明
図、第12図は第11図の場合の合せ面における
面圧状態を示す説明図、第16図は第15図の場
合の合せ面における面圧状態を示す説明図であ
る。 図の主要部分の説明、1,1a……フランジ、
2,2a……容器の外周壁、3……ボルト、b…
…凹所。
ト締結構造の斜視図、第2図は第1図のA〜A断
面図、第3図は第2図の場合のフランジ合せ面の
面圧分布を示す説明図、第4図は第2図の場合に
軸力Qが作用した時の合せ面の分離状態を示す説
明図、第5図は従来の第2図と異なるボルト締結
構造を示す側断面図、第6図は第5図のボルト締
結け力による変形状態を示す側断面図、第7図、
第9図、第10図、第11図、第13図、第14
図、第15図及び第17図は夫々本考案の実施例
を示すボルト締結構造の側断面図、第8図は第7
図の場合の合せ面における面圧状態を示す説明
図、第12図は第11図の場合の合せ面における
面圧状態を示す説明図、第16図は第15図の場
合の合せ面における面圧状態を示す説明図であ
る。 図の主要部分の説明、1,1a……フランジ、
2,2a……容器の外周壁、3……ボルト、b…
…凹所。
Claims (1)
- 端部にボルト締結用フランジを有し、同フラン
ジ部を締結して力を伝達せしめることのできる一
対の容器形構造において、少なくとも片方のフラ
ンジの合せ面のボルト位置回りにフランジの全周
にわたり凹所を形成してなることを特徴とするボ
ルト締結構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1819584U JPS60129507U (ja) | 1984-02-10 | 1984-02-10 | ボルト締結構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1819584U JPS60129507U (ja) | 1984-02-10 | 1984-02-10 | ボルト締結構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS60129507U JPS60129507U (ja) | 1985-08-30 |
JPS6317848Y2 true JPS6317848Y2 (ja) | 1988-05-20 |
Family
ID=30506599
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1819584U Granted JPS60129507U (ja) | 1984-02-10 | 1984-02-10 | ボルト締結構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS60129507U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007117877A (ja) * | 2005-10-27 | 2007-05-17 | Tokyo Ohka Kogyo Co Ltd | スリットノズル |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6275189A (ja) * | 1985-09-30 | 1987-04-07 | 三菱重工業株式会社 | フランジ継手 |
JP5255752B2 (ja) * | 2006-03-03 | 2013-08-07 | エドワーズ株式会社 | ターボ分子ポンプ |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS52115915U (ja) * | 1976-02-28 | 1977-09-02 | ||
JPS57124686U (ja) * | 1981-01-30 | 1982-08-03 |
-
1984
- 1984-02-10 JP JP1819584U patent/JPS60129507U/ja active Granted
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007117877A (ja) * | 2005-10-27 | 2007-05-17 | Tokyo Ohka Kogyo Co Ltd | スリットノズル |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS60129507U (ja) | 1985-08-30 |
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