JPH07233646A - コンクリート均し装置 - Google Patents

コンクリート均し装置

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JPH07233646A
JPH07233646A JP6025289A JP2528994A JPH07233646A JP H07233646 A JPH07233646 A JP H07233646A JP 6025289 A JP6025289 A JP 6025289A JP 2528994 A JP2528994 A JP 2528994A JP H07233646 A JPH07233646 A JP H07233646A
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JP
Japan
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leveling
tamper
concrete
plate
rotation
Prior art date
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JP6025289A
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English (en)
Inventor
Isao Otokura
勲 乙倉
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Yanmar Agribusiness Co Ltd
Original Assignee
Seirei Industry Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 均し板を、タンパーの振動からは独立させ、
均し板を左右に位置調整可能とし、均し板が通過した後
にできる段差や筋目を無くしまた、回転均し体の前部に
横流れ防止板を設けることにより、回転均し体により発
生する段差も無くする。 【構成】 回転均し体24と、回転均し体の後部で上下
振動するタンパー30と、タンパーの後部に配置する均
し板36により構成されたコンクリート均し装置におい
て、均し板を回転均し体の上部カバーより後方へ突出し
て支持し、振動するタンパーとは独立して支持させた。
また、回転均し体とタンパーの位置に対して、均し板の
位置を左右に位置調整自在とした。また、回転均し体の
前部であって側端の位置よりやや外側の位置に、コンク
リートを回転均し体の方向に取り込む為の横流れ防止板
を設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば建物の床面また
は路面等を形成するコンクリート打設時に表面を均平に
するためのコンクリート均し装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、走行機体に打設コンクリートを均
すための回転均し体及びタンパーを具備したコンクリー
ト均し部を装設し、該コンクリート均し部において、タ
ンパーの後部に均し板を配置した技術は公知とされてい
る。しかし、従来の均し板はタンパーと一体化されてお
り、均し板も同時に振動するのである。故に、振動する
均し板の下に空気が入り、この空気がコンクリートの内
部に押し込められて、コンクリートに気泡穴が出来てし
まうのである。また従来は、回転均し体の前部に横流れ
防止板が設けられていなかったのである。故に、回転均
し体によりコンクリートの表面を均すと、段差が発生し
ていたのである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記従来技術
の不具合を解消するものであり、従来はタンパーと共に
上下に振動していた均し板を、振動しない回転均し体の
上部カバーから均し板支持杆61を出して支持し、タン
パーの振動からは独立させたものである。また、該均し
板36を左右に位置調整可能とすることにより、均し板
が通過した後にできる段差や筋目を無くしたものであ
る。また、回転均し体24の前部に横流れ防止板を設け
ることにより、回転均し体により発生する段差をも無く
したものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は以上の如き課題
を解決するために、次のような構造となっているもので
ある。請求項1においては、回転均し体24と、該回転
均し体24の後部で上下振動するタンパー30と、該タ
ンパー30の後部に配置する均し板36により構成され
たコンクリート均し装置において、該均し板36を回転
均し体24の上部カバー7より後方へ突出して支持し、
振動するタンパー30とは独立して支持させたものであ
る。
【0005】請求項2においては、回転均し体24とタ
ンパー30の位置に対して、均し板36の位置を左右に
位置調整自在としたものである。
【0006】請求項3においては、回転均し体24と、
該回転均し体24の後部で上下振動するタンパー30
と、該タンパー30の後部に配置する均し板36により
構成されるコンクリート均し装置において、回転均し体
24の前部であって側端の位置よりやや外側の位置に、
コンクリートを回転均し体24の方向に取り込む為の横
流れ防止板23を設けたものである。
【0007】
【作用】次に作用を説明する。請求項1によれば、均し
板36がタンパー30と一体化された場合に、タンパー
30の下に均し板36が入り、押圧されることにより、
均し板36が損傷したり破れたりしていた不具合を防ぐ
ことが出来たのである。また、従来は均し板36がある
ため、タンパー30の部分を均し作業する始端の位置ま
で後退させることが出来ず、タンパー30の作用をさせ
ない床面が始端部に出来ていたが、この点をタンパー3
0と均し板36を別体として、均し板36を上方へ解除
可能とすることにより解消することが出来たのである。
また、均し板36がタンパー30と共に振動することに
より、均し面と均し板36との間に空気が入り仕上面が
虫食い状態となるという不具合を、均し板36を振動さ
せないことにより解消出来た。
【0008】請求項2によれば、回転均し体24とタン
パー30の位置に対して、均し板36の位置を左右に位
置調整自在としたので、柔らかいモルタルが、均し面に
流れ込みそうな場合には、その方向に均し板36を摺動
して突出することにより、モルタルの流れ込みを阻止す
ることが出来るので、仕上面を良好にすることが出来る
のである。また、作業終了後に移動する場合には、均し
板36はタンパー30と同じ幅として移動するので、邪
魔となることは無いのである。
【0009】請求項3によれば、回転均し体24は図2
の側面視において時計回転方向に回転するのであるが、
この回転により、コンクリートを前方へ押し出す作用が
発生する。横流れ防止板23が無い場合には、この押し
出されたコンクリートが、左右に広がるのであるが、こ
れを阻止することが出来るのである。また回転均し体2
4により押し出される部分のコンクリートが多くなるの
で、この部分のコンクリートを先に集めて、再度押し戻
すことにより、コンクリートの量が変化しないように構
成しているのである。
【0010】
【実施例】本発明の解決すべき課題及び構成は以上の如
くであり、次に添付の図面に示した本発明の実施例を説
明する。図1はコンクリート均し装置の全体側面図、図
2はコンクリート均し部Bの側面図、図3は同じくコン
クリート均し装置の平面図、図4は回転均し体24の上
部カバー7から支持した均し板36の平面図、図5は同
じく均し板36の支持部の側面図、図6は均し板36を
左右に位置調整可能とした構成を示す平面図、図7は位
置調整可能とした構成を示す側面図、図8は位置調整し
た場合の作用を示す図面、図9は横流れ防止板23の配
置を示す平面図、図10は横流れ防止板23の作用状態
を示す後面断面図、図11は横流れ防止板23の側面
図、図12は横流れ防止板23の前面図である。
【0011】図1にて、コンクリート均し装置の走行機
体Aについて説明する。走行機体Aにシャーシ53を設
け、エンジンEが該シャーシ53上に搭載されている。
また、該シャーシ53の前方下部にスタンド54を回動
自在に取付け、該シャーシ後部より上下にミッションケ
ースMCを配設している。該ミッションケースMCに
は、上部に入力軸58を配設し、前記エンジンEの出力
軸56上のプーリーと入力軸58上のプーリーとの間に
ベルト57を巻回し、伝動カバー55にて被覆してお
り、下端部に走行輪Wの車軸1を軸架して、該走行輪W
を駆動するよう構成されている。また、該ミッションケ
ースMCの上部には、前後方向転換可能な操向ハンドル
59を載置しており、該操向ハンドル59にサイドクラ
ッチレバー62等を付設している。61は前後進変速切
換レバー、63は主クラッチレバー、60は操向ハンド
ル59の固定解除レバーである。
【0012】以上のような走行機体Aは操向ハンドル5
9の方向で、オペレーターが後退する方向に走行しなが
ら均し作業をするものであり、走行機体Aの後方に、コ
ンクリート均し部Bを装設する。即ち、図2から図3に
示す如く、該ミッションケースMCにおいて軸支する車
軸1・1に均し部昇降用の下部リンク3・3が枢支さ
れ、後方へ突設され、更に車軸1・1上部のミッション
ケースMCの側面に、均し部吊下げ用の吊設ブラケット
2の前端部を枢結する。
【0013】そして、該吊設ブラケット2をコンクリー
ト均し部Bの左右の中央部の上方に突出し、該吊設ブラ
ケット2の後端からハンガーロッド4をコンクリート均
し部Bの中央まで沿設枢支し、ハンガーロッド4と下部
リンク3・3によりコンクリート均し部Bを左右端部及
び前後端部が上下自在に吊設支持している。下部リンク
3の後端部を、コンクリート均し部Bの前部フレーム6
に配設した連結部5において枢結している。このような
構成によりコンクリート均し部Bは水平な状態で上下調
節が行われるのである。
【0014】また、該ミッションケースMCの後端部に
ヒッチ37が取付けられており、該ヒッチ37の下端部
に横軸38を横設し、更に該横軸38の左右端にステー
を介して、上下摺動可能及び回転自在にロッド39を装
着し、該ロッド39の上部にはバネを外嵌し、下端を前
記コンクリート均し部Bの前端の前部フレーム6に枢結
して、前記操向ハンドル59を押し下げてコンクリート
均し部B全体を持ち上げる時にショックを和らげるよう
にしている。
【0015】次に、図2から図3よりコンクリート均し
部Bについて説明する。前記の前部フレーム6より後方
に上部カバー7が配設されており、その両側にサイドカ
バー8・8が立状に配設されている。そして、該サイド
カバー8・8の前端には、立状に固定リンクブラケット
11・11を固設している。該固定リンクブラケット1
1は平面視コの字状になっていて、溝内に橇体昇降用の
平行リンクL2である上部リンク12及び下部リンク1
3の各前端部を嵌入し枢支している。該上部及び下部リ
ンク12・13の後端部は、平面視コの字状の可動リン
クブラケット14の溝内に嵌入して枢支する。該可動リ
ンクブラケット14は、サイドカバー8には固定されて
いない。
【0016】一方、該サイドカバー8・8の後端部に
は、平面視コの字状のローラーレール17を固設し、該
可動リンクブラケット14の後端部よりローラー16・
16を該ローラーレール17の溝内に嵌入し、該ローラ
ーレール17の溝内を該ローラー16・16が上下に摺
動できるように、即ち、該可動リンクブラケット14が
該ローラーレール17に対して上下に摺動できるように
なっているのである。なお、該可動リンクブラケット1
4の上下動は、固定リンクブラケット11を支点とする
回動軌跡を描くので、該ローラーレール17の溝内のロ
ーラー16が前後に移動できる幅を持たせている。
【0017】一方、橇体9・9は、コンクリート均し部
Bの左右下方に垂設し、打設コンクリート表面下の鉄筋
T上に当接させて、コンクリート均し部Bの直進性を保
持するものであり、支持アーム10に支持され、該支持
アーム10の後方垂直部10aより頂点部を前記の可動
リンクブラケット14の溝内に下方より嵌入し、該下部
リンク13の側方において該可動リンクブラケット14
に固着している。このような構成により、固定リンクブ
ラケット11側を支点として上部リンク12及び下部リ
ンク13が上下に平行状に回動し、該可動リンクブラケ
ット14に支持アーム10を固定して一体状となってい
る橇体9が昇降する構成としているのであり、この昇降
に際して、橇体9の接地面がコンクリート表面に対して
常に平行状、即ち水平状であるので、該橇体9の昇降に
伴ってコンクリート均し部Bが前後に傾くことがなくな
るのである。
【0018】このように昇降可能に構成した橇体9の昇
降駆動は、電動式の昇降シリンダー18の伸縮駆動に基
づく。即ち、左右サイドカバー8・8の外側面に、昇降
フレーム20・20を立設し、該昇降フレーム20・2
0に突設されたシリンダー枢支部20a・20aに昇降
シリンダー18・18の上端部を、前後揺動可能に枢支
している。そして、該昇降シリンダー18のシリンダー
ロッド18aの下端部が、該可動リンクブラケット14
に固設された平面視コの字状のシリンダーロッド枢支部
15内に嵌入され、枢支ピン15aにて枢支されてい
る。両昇降シリンダー18の上部には電動モーター19
が付設されており、該電動モーター19が駆動して該シ
リンダーロッド18aを伸縮駆動する構成となってい
る。
【0019】そして、左右昇降フレーム20・20の上
部には、挟持部20b・20bを具備しており、該挟持
部20bに受光器21・21を挟持させて立設してい
る。また該上部カバー7上の中央部には、コントローラ
ーを内蔵する制御ボックス22が設置されている。該昇
降シリンダー18・18の制御は、上部カバー7の左右
に立設した受光器21・21が、図示しない作業場の定
位置に立設した投光器からの光を感知し、コンクリート
均し部Bの左右側部の地上位置を検出することに基づ
く。即ち、該投光器からの光を受光する受光器21が、
該光の上下位置のズレを検出すると、制御ボックス22
にて該ズレを是正するべく電動モーター19・19に駆
動信号を発信し、昇降シリンダー18を伸縮駆動して橇
体9を昇降させ、設定した地上高さとするのである。
【0020】次に、コンクリート均し部Bの回転均し体
24及びタンパー30の構成について説明する。まず回
転均し体24について説明すると、該サイドフレーム8
・8の各中央下辺部に、軸受25・25を配設し、該軸
受25・25間に回転軸24aを軸支する。該回転軸2
4aには、コンクリート表面を掻き均すための、鉄板等
にて構成する羽24b・24bを放射状に突設してお
り、両軸受25・25近傍には、側板24c・24cを
具備している。このように構成された回転均し体24を
回転することにより、羽24bがコンクリート表面上の
余剰コンクリートを前方あるいは後方に掻き寄せて、目
的のコンクリート表面高にするのである。
【0021】次に、タンパー30について説明する。タ
ンパー30は、上下往復動して、前記回転均し体にて設
定の厚みに掻き均したコンクリート表面を打圧し、均平
にするための部材である。両サイドカバー8・8間に上
方回動支点軸26を横架し、該上方回動支点軸26より
後方に上方リンク28・28を回動可能に突設し、ま
た、左右各サイドカバー8・8の後端下部に下方回動支
点軸27・27を内側に突設して、該下方回動支点軸2
7より後方に下方リンク29・29を回動可能に突設す
る。
【0022】そして、左右の上方リンク28及び下方リ
ンク29の後端部を、タンパー30の取付板30a・3
0aに各々枢支し、左右の上方リンク28のタンパー側
枢支軸より左右の該下方回動支点軸27にバネ31・3
1を掛けて、該タンパー30を下方に付勢している。そ
して、該上方回動支点軸26の左側より振動アーム32
を前方に突設し、その前端を後記のカム33に当接させ
て、該カム33の回転により該振動アーム32が前後に
往復摺動し、それにより、上下リンク28・29を介し
てタンパー30が上下往復振動する構成としているので
ある。なお、上方回動支点軸26の右側には該振動アー
ム32に対しての重量バランスを取るためのバランサー
34が取付けられている。
【0023】以上の回転均し体24及びタンパー30に
よるコンクリート均し作業を補助するための部材につい
て説明する。タンパー30は網目ラス板等により構成さ
れており、打設コンクートの上を叩くことにより、コン
クリート内部の骨材の部分をコンクリートの表面から下
方に押しこんで、表面に骨材が出てこないようにし、か
つ表面の水分を含んだコンクリート部分を押して均す役
目をする。まず、左右のサイドカバー8・8の各内側部
分より左右前方に横流れ防止板23を突設している。該
横流れ防止板23は、回転均し体24による均し作業に
て、該回転均し体24の左右に均し残したコンクリート
がはみ出ることのないよう、該回転均し体24の左右幅
より内側にコンクリートを寄せ、良好な均し効果を持た
せるためのものである。
【0024】そして、該上部カバー7の後端部からタン
パー30の前部までは、後部ゴムカバー35を延設し
て、該回転均し体24の後方部分を被覆しており、該回
転均し体24によるコンクリート片の飛散防止、及び該
回転均し体24へのコンクリートの取り込みを図ってい
る。また、タンパー30は、金網状の平板であり、該タ
ンパー30の打圧によって、コンクリート表面には網目
がついてしまうので、タンパー30の後部に、振動しな
い均し板36を支持し、該タンパー30の網目を該均し
板36がコンクリート表面上を摺動することによって消
去するようにしているのである。
【0025】コンクリート均し部Bの伝動系について説
明する。走行機体AのミッションケースMCにおける前
記入力軸58位置の右方よりPTO軸41を突設してお
り、該PTO軸41より後方のスプロケット43にチェ
ーン42を巻回して伝動ケース40にて被覆する。該ス
プロケット43の中心軸を、前記横軸39の中心部に枢
支したギアケース44内に入軸し、該ギアケース44よ
り駆動軸46を左方に突出させ、一方、左側のサイドカ
バー8に、回転均し体24駆動用のチェーンケース48
を立状に固設する。
【0026】該チェーンケース48内においては、下部
スプロケット52の中心軸が、左側のサイドカバー8の
軸受25に入軸されて、該回転均し体24の回転軸24
aを形成している。また、該下部スプロケット52より
チェーン51を上部スプロケット50に巻回しており、
該上部スプロケット50の中心軸49を突出させてい
る。そして、該ギアケース44より突出する駆動軸46
と該上部スプロケット50の中心軸49とをユニバーサ
ルジョイント軸47にて連結している。
【0027】更に、該チェーンケース48の上部スプロ
ケット50の中心軸49上に、前記カム33が固設され
ており、前記の如く、該カム33に振動アーム32の前
端部が当接されており、該中心軸49の回転に伴うカム
33の回転に追従して該振動アーム32が前後摺動し
て、タンパー30を上下振動させるのである。なお、前
記のギアケース44には変速レバー45が突設されてお
り、該変速レバー45の回動操作によって駆動軸46及
び中心軸49の回転速度を変速し、回転均し体24の回
転速度及びタンパー30の上下振動速度を変速可能とし
ている。
【0028】以上のように駆動されるコンクリート均し
部Bの回転均し体24及びタンパー30は、打設コンク
リート厚の変更等に応じて支持高さを変え、コンクリー
ト均し部Bの左右傾斜を是正して、均平したコンクリー
ト表面を設定高さにするように、自動的に上下高さが調
節されるものであり、該上下高さの調節を、前記の昇降
シリンダー18の伸縮駆動による橇体9の昇降によって
行う構成となっている。橇体9は、前記の如く、昇降駆
動に際して、平行リンクL2の構成により、前後水平状
を保持しており、更に、該橇体9の昇降の際に、コンク
リート均し部B全体は、走行機体Aに対して、吊設ブラ
ケット2とハンガーロッド4と下部リンク3・3を介し
て連結されているので、前後水平状を保持したまま昇降
する。従って、該コンクリート均し部Bの後方にて支持
されているタンパー30の接地面も前後水平状を保持し
たまま上下位置調節されることになり、該タンパー30
がコンクリート表面を垂直に打圧する正確な均平操作が
維持できる。
【0029】本発明の要部は以上のような構成におい
て、均し板36と横流れ防止板23に関する技術であ
る。図4と図5において、均し板36を上部カバー7か
ら突出した均し板支持杆61により、振動しないように
支持した構成を説明する。回転均し体24の上部に配置
した上部カバー7に、溶接固定した均し板支持杆61を
左右2本設け、該均し板支持杆61がタンパー30を越
えて、タンパー30の後方まで伸びている。そして均し
板支持杆61の後端に枢支軸60を設け、該枢支軸60
により回動支持杆63の中央部を支持している。該回動
支持杆63の後端に均し板36を取付ている。該回動支
持杆63の前端は、均し板支持杆61に固定した調節螺
子取付片64の下方まで伸びており、該調節螺子取付片
64に調節螺子62を螺装している。該調節螺子62と
突出量を調節することにより、均し板36の上下位置を
調節可能としている。また図5に示す如く、回動支持杆
63を上方へ回動して調節螺子取付片64に回動支持杆
63を当てた状態で固定し、均し板36の解除固定状態
を維持することが出来る。
【0030】次に図6と図7において、均し板36を左
右に位置調節可能とした構成について説明する。該構成
においては、回動支持杆63の後端に、摺動環67を固
定している。該摺動環67の内部に、摺動棒66を嵌装
し、該摺動棒66に均し板36の固定板68を溶接固定
している。該摺動棒66と固定板68との間には、摺動
環67が左右に移動可能な摺動可能溝65が設けられて
いる。その他の構成については、図4・図5と同じであ
る。図8に示す如く、回転均し体24の作業幅mは、タ
ンパー30や均し板36の幅nよりも狭い範囲に構成し
ている。そして次回に隣接位置を通過する場合には、該
回転均し体24による作業幅mを重複すべく通過するの
である。故に、タンパー30と均し板36とは、2回通
過する部分が出来るので、この幅pだけは均し板36を
移動しても良いのである。均し板36の摺動可能幅p
は、この回転均し体24と均し板36の幅の差だけ移動
可能としている。
【0031】次に図9と図11と図12において、横流
れ防止板23の構成を説明する。横流れ防止板23は、
サイドカバー8の部分において固定している。該横流れ
防止板23は、回転均し体24の幅よりも広い範囲か
ら、泥状のコンクリートを集めて、回転均し体24に供
給することを目的とするものであり、前部に拡幅部23
aを設け、この拡幅部23aの部分で、広い範囲からコ
ンクリートを集めるように構成している。これにより、
図10の如くタンパー30で均した部分と回転均し体2
4で均平にした部分とを構成することが出来るのであ
る。
【0032】
【発明の効果】本発明は、以上のように構成する事によ
り、次のような効果を奏するものである。請求項1の如
く構成したので、均し板36がタンパー30と一体化さ
れた場合に、タンパー30の下に均し板36が入り、押
圧されることにより、均し板36が損傷したり破れたり
していたのを防ぐことが出来たのである。また、従来は
均し板36があるため、タンパー30の部分を均し作業
する始端の位置まで後退させることが出来ず、タンパー
30の作用をさせない床面が始端部に出来ていたが、こ
の点をタンパー30と均し板36を別体として、均し板
36を上方へ解除可能とすることにより解消することが
出来たのである。また、均し板36がタンパー30と共
に振動することにより、均し面と均し板36との間に空
気が入り仕上面が虫食い状態となるという不具合を、均
し板36を振動させないことにより解消出来たのであ
る。
【0033】請求項2の如く、回転均し体24とタンパ
ー30の位置に対して、均し板36の位置を左右に位置
調整自在としたので、柔らかいモルタルが、均し面に流
れ込みそうな場合には、その方向に均し板36を摺動し
て突出することにより、モルタルの流れ込みを阻止する
ことが出来るので、仕上面を良好にすることが出来るの
である。また、作業終了後に移動する場合には、均し板
36はタンパー30と同じ幅として移動するので、邪魔
となることは無いのである。
【0034】請求項3の如く構成したので、回転均し体
24は図2の側面視において時計回転方向に回転するの
であるが、この回転により、コンクリートを前方へ押し
出す作用が発生する。横流れ防止板23が無い場合に
は、この押し出されたコンクリートが、左右に広がるの
であるが、これを阻止することが出来るのである。また
回転均し体24により押し出される部分のコンクリート
が多くなるので、この部分のコンクリートを先に集め
て、再度押し戻すことにより、コンクリートの量が変化
しないように構成しているのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】コンクリート均し装置の全体側面図。
【図2】コンクリート均し部Bの側面図。
【図3】同じく平面図。
【図4】回転均し体24の上部カバー7から支持した均
し板36の平面図。
【図5】同じく均し板36の支持部の側面図。
【図6】均し板36を左右に位置調整可能とした構成を
示す平面図。
【図7】位置調整可能とした構成を示す側面図。
【図8】位置調整した場合の作用を示す図面。
【図9】横流れ防止板23の配置を示す平面図。
【図10】横流れ防止板23の作用状態を示す後面断面
図。
【図11】横流れ防止板23の側面図。
【図12】横流れ防止板23の前面図。
【符号の説明】
A 走行機体 B コンクリート均し部 9 橇体 10 支持アーム 23 横流れ防止板 24 回転均し体 30 タンパー 36 均し板

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転均し体24と、該回転均し体24の
    後部で上下振動するタンパー30と、該タンパー30の
    後部に配置する均し板36により構成されたコンクリー
    ト均し装置において、該均し板36を回転均し体24の
    上部カバー7より後方へ突出して支持し、振動するタン
    パー30とは独立して支持させたことを特徴とするコン
    クリート均し装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のコンクリート均し装置に
    おいて、回転均し体24とタンパー30の位置に対し
    て、均し板36の位置を左右に位置調整自在としたこと
    を特徴とするコンクリート均し装置。
  3. 【請求項3】 回転均し体24と、該回転均し体24の
    後部で上下振動するタンパー30と、該タンパー30の
    後部に配置する均し板36により構成されるコンクリー
    ト均し装置において、回転均し体24の前部であって側
    端の位置よりやや外側の位置に、コンクリートを回転均
    し体24の方向に取り込む為の横流れ防止板23を設け
    たことを特徴とするコンクリート均し装置。
JP6025289A 1994-02-23 1994-02-23 コンクリート均し装置 Pending JPH07233646A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108547205A (zh) * 2018-06-15 2018-09-18 石家庄辰启科技有限公司 一种水泥混凝土路面整平机
JP2020165288A (ja) * 2019-03-27 2020-10-08 有限会社上成工業 床面施工機
JP2021017721A (ja) * 2019-07-19 2021-02-15 株式会社力組 エンジン式タンパ及びそれを用いた施工方法

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