JPH07233644A - コンクリート均し装置 - Google Patents

コンクリート均し装置

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JPH07233644A
JPH07233644A JP6025287A JP2528794A JPH07233644A JP H07233644 A JPH07233644 A JP H07233644A JP 6025287 A JP6025287 A JP 6025287A JP 2528794 A JP2528794 A JP 2528794A JP H07233644 A JPH07233644 A JP H07233644A
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JP
Japan
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leveling
concrete
tamper
sled
rotation
Prior art date
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Pending
Application number
JP6025287A
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English (en)
Inventor
Yohei Kanao
洋平 金尾
Isao Otokura
勲 乙倉
Terumasa Miki
輝正 三木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yanmar Agribusiness Co Ltd
Original Assignee
Seirei Industry Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 コンクリート均し部Bの全体を支持出来ると
共に、昇降シリンダー18の伸縮による自動制御によ
り、コンクリート均し部を確実に規定のレベルに維持す
ることの出来る技術を提供するものである。 【構成】 走行機体に、打設コンクリート表面を均すた
めの回転均し体24とタンパー30と、回転均し体及び
タンパーを左右にて支持する橇体9を具備するコンクリ
ート均し部Bを装設したコンクリート均し装置におい
て、該回転均し体及びタンパーの両側を支持する橇体を
設け、橇体は、後方のタンパーの側が短く、前方の走行
輪側が長く、回転均し体を橇体の前後中心位置よりも後
方に偏心配置した。また、左右に橇体を配置し、左右の
橇体の間に、回転均し体を配置した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば建物の床面また
は路面等を形成するコンクリート打設時に表面を均平に
するためのコンクリート均し装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、走行機体に打設コンクリートを均
すための回転均し体及びタンパーを具備したコンクリー
ト均し部を装設し、該コンクリート均し部において、昇
降自在で上下位置調節可能な橇体を左右に設けた構成の
コンクリート均し装置は公知となっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来のコンク
リート均し装置においては、コンクリート均し部の部分
を支持する橇体が設けられていなかったり、充分の長さ
と配置が成されていなかったので、コンクリート均し部
の上下動が激しく、昇降シリンダーの伸縮回数が多くな
り、充分のレベル制御が出来ないという不具合があった
のである。本発明は上記の不具合を解消し、コンクリー
ト均し部Bの全体を支持出来ると共に、昇降シリンダー
18の伸縮による自動制御により、コンクリート均し部
を確実に規定のレベルに維持することの出来る技術を提
供するものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は以上の如き課題
を解決するために、次のような構造となっているもので
ある。請求項1においては、走行機体に、打設コンクリ
ート表面を均すための回転均し体とタンパーと、該回転
均し体及びタンパーを左右にて支持する橇体を具備する
コンクリート均し部を装設したコンクリート均し装置に
おいて、該回転均し体及びタンパーの両側を支持する橇
体を設け、該橇体は、後方のタンパーの側が短く、前方
の走行輪側が長く、回転均し体を橇体の前後中心位置よ
りも後方に偏心配置したものである。
【0005】請求項2においては、コンクリート均し装
置において、左右に橇体を配置し、該左右の橇体の間
に、回転均し体を配置したものである。
【0006】
【作用】次に作用を説明する。請求項1によれば、橇体
9が余りにも後方へ突出すると、タンパー30とゴム垂
れ36により均したコンクリートの内部を、橇体9によ
り荒らすこととなり、仕上がり状態が悪くなるのである
が、橇体9を後方において短くして、タンパー30の前
端の位置近くで無くすことにより、タンパー30とゴム
垂れ36により均し効果を向上し、均し面の仕上がり状
態を良好にすることが出来る。また、橇体9の前方の長
さを長くすることにより、橇体9が短いことにより発生
する、コンクリート均し部Bの上下振動を無くすことが
でき、また鉄筋Tと鉄筋Tの間に橇体9が落ち込んで、
コンクリート均し部Bの上下動が激しくなるという不具
合をも解消することが出来た。
【0007】請求項2によれば、回転均し体24とタン
パー30とゴム垂れ36と上部カバー7により構成され
たコンクリート均し部の全体を、左右の橇体9の間に配
置することができて、左右の橇体9によりコンクリート
均し部Bを完全に支持することが出来るので、昇降シリ
ンダー18の伸縮により、橇体9の位置を調整すること
により、タンパー30の下面と回転均し体24の下端の
位置を、確実に制御することが可能となったのである。
これにより、コンクリートの均し仕上状態を最良にする
ことが出来た。
【0008】
【実施例】本発明の解決すべき課題及び構成は以上の如
くであり、次に添付の図面に示した本発明の実施例を説
明する。図1はコンクリート均し装置の全体側面図、図
2はコンクリート均し部Bの側面図、図3は同じく平面
図、図4はコンクリート均し部Bにおける橇体の昇降状
態を示す側面図、図5は本発明のコンクリート均し装置
の均し面制御機構を示す全体図である。である。
【0009】図1にて、コンクリート均し装置の走行機
体Aについて説明する。走行機体Aにおいて、エンジン
Eがシャーシ53上に搭載されており、該シャーシ53
の前方下部にスタンド54を回動自在に取付け、該シャ
ーシ後部にはミッションケースMCを配設している。該
ミッションケースMCにおいては、上部に入力軸58を
配設し、前記エンジンEの出力軸56上のプーリーと入
力軸58上のプーリーとの間にベルト57を巻回し、伝
動カバー55にて被覆しており、下端部に走行輪Wの車
軸1を軸架して、該走行輪Wを駆動するよう構成されて
いる。また、該ミッションケースMCの上部には、前後
方向転換可能な操向ハンドル59を載置しており、該操
向ハンドル59にサイドクラッチレバー62等を付設し
ている。61は前後進変速切換レバー、63は主クラッ
チレバー、60は走行ハンドル59の固定解除レバーで
ある。
【0010】以上のような走行機体Aは操向ハンドル5
9の方向にオペレーターが後退する方向に走行しながら
均し作業をするものであり、走行機体Aの後方に、コン
クリート均し部Bを装設する。即ち、図2から図4の如
く、該ミッションケースMCにおいて軸支する車軸1・
1に均し部昇降用の下部リンク3・3が枢支され、後方
へ突設され、更に車軸1・1上部のミッションケースM
Cの側面に、均し部吊下用の吊設ブラケット2の前端部
を枢結する。
【0011】そして、該吊設ブラケット2をコンクリー
ト均し部Bの左右の中央部の上方に突出し、該吊設ブラ
ケット2の後端からハンガーロッド4をコンクリート均
し部Bの中央まで沿設枢支し、ハンガーロッド4と下部
リンク3・3によりコンクリート均し部Bを左右端部及
び前後端部が上下自在に吊設支持している。下部リンク
3の後端部をコンクリート均し部Bの前部フレーム6の
前端部に配設した連結部5に枢結している。このような
構成によりコンクリート均し部Bは水平な状態で上下調
節が行われるのである。
【0012】また、該ミッションケースMCの後端部に
ヒッチ37が取付けられており、該ヒッチ37下端部に
横軸38を横設し、更に該横軸38の左右端にステーを
介して、上下摺動可能及び回転自在にロッド39を装着
し、該ロッド39の上部にはバネを外嵌し、下端を前記
コンクリート均し部B前端の前部フレーム6に枢結し
て、前記操向ハンドル59を押し下げてコンクリート均
し部B全体を持ち上げる時にショックを和らげるように
している。
【0013】次に、図2から図4よりコンクリート均し
部Bについて説明する。前記の前部フレーム6より後方
に上部カバー7が配設されており、その両側にサイドカ
バー8・8が立状に配設されている。そして、該サイド
カバー8・8の前端には、立状に固定リンクブラケット
11・11を固設している。該固定リンクブラケット1
1は平面視コの字状になっていて、溝内に橇体昇降用の
平行リンクL2である上部リンク12及び下部リンク1
3の各前端部を嵌入し枢支している。該上部及び下部リ
ンク12・13の後端部は、平面視コの字状の可動リン
クブラケット14の溝内に嵌入して枢支する。該可動リ
ンクブラケット14は、サイドカバー8には固定されて
いない。
【0014】一方、該サイドカバー8・8の後端部に
は、平面視コの字状のローラーレール17を固設し、該
可動リンクブラケット14の後端部よりローラー16・
16を該ローラーレール17の溝内に嵌入し、該ローラ
ーレール17の溝内を該ローラー16・16が上下に摺
動できるように、即ち、該可動リンクブラケット14が
該ローラーレール17に対して上下に摺動できるように
なっているのである。なお、該可動リンクブラケット1
4の上下動は、固定リンクブラケット11を支点とする
回動軌跡を描くので、該ローラーレール17の溝内のロ
ーラー16が前後に移動できる幅を持たせている。
【0015】一方、橇体9・9は、コンクリート均し部
Bの左右下方に垂設し、打設コンクリート表面下の鉄筋
T上に当接させて、コンクリート均し部Bの直進性を保
持するものであり、支持アーム10に支持され、図4の
如く、該支持アーム10の後方垂直部10aより頂点部
Xを前記の可動リンクブラケット14の溝内に下方より
嵌入し、該下部リンク13の側方において該可動リンブ
ラケット14に固着している。このような構成により、
固定リンクブラケット11側を支点として上部リンク1
2及び下部リンク13が上下に平行状に回動し、該可動
リンクブラケット14に支持アーム10を固定して一体
状となっている橇体9が昇降する構成としているのであ
り、この昇降に際して、橇体9の接地面がコンクリート
表面に対して常に平行状、即ち水平状であるので、該橇
体9の昇降に伴ってコンクリート均し部Bが前後に傾く
ことがなくなるのである。
【0016】このように昇降可能に構成した橇体9の昇
降駆動は、電動式の昇降シリンダー18の伸縮駆動に基
づく。即ち、左右サイドカバー8・8の外側面に、昇降
フレーム20・20を立設し、該昇降フレーム20・2
0に突設されたシリンダー枢支部20a・20aに昇降
シリンダー18・18の上端部を、前後揺動可能に枢支
している。そして、該昇降シリンダー18のシリンダー
ロッド18aの下端部が、該可動リンクブラケット14
に固設された平面視コの字状のシリンダーロッド枢支部
15内に嵌入され、枢支ピン15aにて枢支されてい
る。両昇降シリンダー18の上部には電動モーター19
が付設されており、該電動モーター19が駆動して該シ
リンダーロッド18aを伸縮駆動する構成となってい
る。
【0017】そして、左右昇降フレーム20・20の上
部には、挟持部20b・20bを具備しており、該挟持
部20bに受光器21・21を挟持させて立設してい
る。また該上部カバー7上の中央部には、コントローラ
ーを内蔵する制御ボックス22が設置されている。該昇
降シリンダー18・18の制御は、上部カバー7の左右
に立設した受光器21・21が、図示しない作業場の定
位置に立設した投光器からの光を感知し、コンクリート
均し部Bの左右側部の地上位置を検出することに基づ
く。即ち、該投光器からの光を受光する受光器21が、
該光の上下位置のズレを検出すると、制御ボックス22
にて該ズレを是正するべく電動モーター19・19に駆
動信号を発信し、昇降シリンダー18を伸縮駆動して橇
体9を昇降させ、設定した地上高さとするのである。
【0018】次に、コンクリート均し部Bの回転均し体
24及びタンパー30の構成について説明する。まず回
転均し体24について説明すると、該サイドフレーム8
・8の各中央下辺部に、軸受25・25を配設し、該軸
受25・25間に回転軸24aを軸支する。該回転軸2
4aには、コンクリート表面を掻き均すための、鉄板等
にて構成する羽24b・24bを放射状に突設してお
り、両軸受25・25近傍には、側板24c・24cを
具備している。このように構成された回転均し体24を
回転することにより、羽24bがコンクリート表面上の
余剰コンクリートを前方あるいは後方に掻き寄せて、目
的のコンクリート表面高にするのである。
【0019】次に、タンパー30について説明する。タ
ンパー30は、上下往復動して、前記回転均し体にて設
定の厚みに掻き均したコンクリート表面を打圧し、均平
にするための部材である。両サイドカバー8・8間に上
方回動支点軸26を横架し、該上方回動支点軸26より
後方に上方リンク28・28を回動可能に突設し、ま
た、左右各サイドカバー8・8の後端下部に下方回動支
点軸27・27を内側に突設して、該下方回動支点軸2
7より後方に下方リンク29・29を回動可能に突設す
る。
【0020】そして、左右の上方リンク28及び下方リ
ンク29の後端部を、タンパー30の取付板30a・3
0aに各々枢支し、左右の上方リンク28のタンパー側
枢支軸より左右の該下方回動支点軸27にバネ31・3
1を掛けて、該タンパー30を下方に付勢している。そ
して、該上方回動支点軸26の左側より振動アーム32
を前方に突設し、その前端を後記のカム33に当接させ
て、該カム33の回転により該振動アーム32が前後に
往復摺動し、それにより、上下リンク28・29を介し
てタンパー30が上下往復振動する構成としているので
ある。なお、上方回動支点軸26の右側には該振動アー
ム32に対しての重量バランスを取るためのバランサー
34が取付けられている。
【0021】以上の回転均し体24及びタンパー30に
よるコンクリート均し作業を補助するための部材につい
て説明する。タンパー30は網目ラス板等により構成さ
れており、打設コンクートの上を叩くことより、コンク
リート内部の骨材の部分をコンクリートの表面から下方
に押しこんで、表面に骨材が出てこないようにし、かつ
表面の水分を含んだコンクリート部分を押して均す役目
をする。まず、左右のサイドカバー8・8の各内側部分
で、該前部フレーム6の上部より左右前方にコンクリー
ト幅寄せ器23を突設している。該コンクリート幅寄せ
器23は、回転均し体24による均し作業にて、該回転
均し体24の左右に均し残したコンクリートがはみ出る
ことのないよう、該回転均し体24の左右幅より内側に
コンクリートを寄せ、良好な均し効果を持たせるための
ものである。
【0022】該コンクリート幅寄せ器23は、調節部2
3aのネジ位置の調節によって上下高さを調節できるよ
うになっている。そして、該上部カバー7の後端部から
タンパー30の前部までは、後部ゴムカバー35を延設
して、該回転均し体24の後方部分を被覆しており、該
回転均し体24によるコンクリート片の飛散防止、及び
該回転均し体24へのコンクリートの取り込みを図って
いる。また、タンパー30は、金網状の平板であり、該
タンパー30の打圧によって、コンクリート表面には網
目がついてしまうので、該タンパー30の後部にゴム垂
れ36を延設し、該網目を該ゴム垂れ36がコンクリー
ト表面上をすることによって消去するようにしているの
である。
【0023】コンクリート均し部Bの伝動系について説
明する。走行機体AのミッションケースMCにおける前
記入力軸58位置の右方よりPTO軸41を突設してお
り、該PTO軸41より後方のスプロケット43にチェ
ーン42を巻回して伝動ケース40にて被覆する。該ス
プロケット43の中心軸を、前記横軸39の中心部に枢
支したギアケース44内に入軸し、該ギアケース44よ
り駆動軸46を左方に突出させ、一方、左側のサイドカ
バー8に、回転均し体24駆動用のチェーンケース48
を立状に固設する。
【0024】該チェーンケース48内においては、下部
スプロケット52の中心軸が、左側のサイドカバー8の
軸受25に入軸されて、該回転均し体24の回転軸24
aを形成している。また、該下部スプロケット52より
チェーン51を上部スプロケット50に巻回しており、
該上部スプロケット50の中心軸49を突出させてい
る。そして、該ギアケース44より突出する駆動軸46
と該上部スプロケット50の中心軸49とをユニバーサ
ルジョイント軸47にて連結しているのである。
【0025】更に、該チェーンケース48の上部スプロ
ケット50の中心軸49上に、前記カム33が固設され
ており、前記の如く、該カム33に振動アーム32の前
端部が当接されており、該中心軸49の回転に伴うカム
33の回転に追従して該振動アーム32が前後摺動し
て、タンパー30を上下振動させるのである。なお、前
記のギアケース44には変速レバー45が突設されてお
り、該変速レバー45回動操作によって駆動軸46及び
中心軸49の回転速度を変速し、回転均し体24の回転
速度及びタンパー30の上下振動速度を変速可能として
いる。
【0026】以上のように駆動されるコンクリート均し
部Bの回転均し体24及びタンパー30は、打設コンク
リート厚の変更等に応じて支持高さを変え、コンクリー
ト均し部Bの左右傾斜を是正して、均平したコンクリー
ト表面を設定高さにするように、自動的に上下高さが調
節されるものであり、該上下高さの調節を、前記の昇降
シリンダー18の伸縮駆動による橇体9の昇降によって
行う構成となっている。橇体9は、前記の如く、昇降駆
動に際して、平行リンクL2の構成により、前後水平状
を保持しており、更に、該橇体9の昇降の際に、コンク
リート均し部B全体は、走行機体Aに対して、吊設ブラ
ケット2とハンガーロッド4と下部リンク3・3を介し
て連結されているので、前後水平状を保持したまま昇降
する。従って、該コンクリート均し部Bの後方にて支持
されているタンパー30の接地面も前後水平状を保持し
たまま上下位置調節されることになり、該タンパー30
がコンクリート表面を垂直に打圧する正確な均平操作が
維持できるのである。
【0027】本発明の要部は以上のような構成におい
て、橇体9の配置に関するものである。該橇体9は鉄筋
Tの上を摺動するものであり、該鉄筋Tの間隔よりも長
く構成する必要がある。しかし、余り橇体9が長過ぎる
と、タンパー30やゴム垂れ36により均した後のコン
クリートの内部にも橇体9が位置することとなり、均平
効果が低下するのである。また、逆に橇体9が短か過ぎ
ると、橇体9が鉄筋Tの間に落ち込み、回転均し体24
の回転位置において異常に低くなる結果、回転均し体2
4が鉄筋Tに接触して破損するのである。また、橇体9
自体が鉄筋Tに接触し、かつ昇降シリンダー18により
上下して、回転均し体24とタンパー30の位置を決定
して、規定どおりの均し面を制御するのであるから、回
転均し体24とタンパー30の支持を充分に行う位置に
配置する必要があるのである。
【0028】本発明においては、該橇体9を、長さa+
bに構成し、回転均し体24の前後に渡って配置し、回
転均し体24から前方の突出長さaの方を、回転均し体
24より後方への突出長さbよりも長く構成している.
また橇体9の前端は、直径mの走行輪Wの幅内に干渉す
る位置まで、前端を突出させ、後端はタンパー30に設
けた前部の食い込み凹部30hの内部に配置されて、タ
ンパー30とも干渉する位置まで後方へ突出して配置し
ているのである。
【0029】また、回転均し体24の回転軸24aを支
持する軸受25・25の外側の位置に、橇体9を配置
し、該回転均し体24や軸受25・25と橇体9とが干
渉しないように構成しているのである。即ち、図3にお
いて図示する如く、回転均し体24の幅xの外側に、間
隔幅vの橇体9・9を配置しているのである。このよう
に軸受25・25の外側に橇体9を配置することによ
り、左右の橇体9・9により、コンクリート均し部Bを
完全に支持することが出来るのであり、昇降シリンダー
18により橇体9の位置を調整すれば、コンクリート均
し部Bは常時水平な状態で、規定のレベルを維持する位
置に制御することが出来るのである。
【0030】図5においては、本発明のコンクリート均
し装置において、レベルの自動制御を行いながら、コン
クリート均し作業をしている状態を示している。レベル
光源64から水平面を規定するレーザービームが回転し
ながら発光されており、このレベルの位置を受光器21
・21により受光し、この光りの位置に対して、受光器
21・21が高いか低いかを検出し、受光器21・21
の規定位置がレベル光源64の高さと同じとなるよう
に、昇降シリンダー18を伸縮するのである。該昇降シ
リンダー18の伸縮により、橇体9がコンクリート均し
部Bに対して上下するので、受光器21・21を最初に
設定した規定の位置に戻すのである。
【0031】
【発明の効果】本発明は、以上のように構成する事によ
り、次のような効果を奏するものである。請求項1の如
く、走行機体に、打設コンクリート表面を均すための回
転均し体とタンパーと、該回転均し体及びタンパーを左
右にて支持する橇体を具備するコンクリート均し部を装
設したコンクリート均し装置において、該回転均し体及
びタンパーの両側を支持する橇体を設け、該橇体は、後
方のタンパーの側が短く、前方の走行輪側が長く、回転
均し体を橇体の前後中心位置よりも後方に偏心配置した
ので、橇体9が余りにも後方へ突出すると、タンパー3
0とゴム垂れ36により均したコンクリートの内部を、
橇体9により荒らすこととなり、仕上がり状態が悪くな
るのであるが、橇体9を後方において短くして、タンパ
ー30の前端の位置近くで無くすことにより、タンパー
30とゴム垂れ36による均し効果を向上し、均し面の
仕上がり状態を良好にすることが出来るのである。
【0032】また、橇体9の前方の長さを長くすること
により、橇体9が短いことにより発生する、コンクリー
ト均し部Bの上下振動を無くすことができ、また鉄筋T
と鉄筋Tの間に橇体9が落ち込んで、コンクリート均し
部Bの上下動が激しくなるという不具合をも解消するこ
とが出来たのである。
【0033】請求項2の如く、コンクリート均し装置に
おいて、左右に橇体を配置し、該左右の橇体の間に、回
転均し体を配置したので、回転均し体24とタンパー3
0とゴム垂れ36と上部カバー7により構成された、コ
ンクリート均し部の全体を、左右の橇体9の間に配置す
ることができて、左右の橇体9によりコンクリート均し
部Bを完全に支持することが出来るので、昇降シリンダ
ー18の伸縮により、橇体9の位置を調整することによ
り、タンパー30の下面と回転均し体24の下端の位置
を、確実に制御することが可能となったのである。これ
により、コンクリートの均し仕上状態を最良にすること
が出来たのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】コンクリート均し装置の全体側面図である。
【図2】コンクリート均し部Bの側面図である。
【図3】同じく平面図である。
【図4】橇体の昇降状態を示す側面図である。
【図5】本発明のコンクリート均し装置の均し面制御機
構を示す全体図である。
【符号の説明】
A 走行機体 B コンクリート均し部 MC ミッションケース W 車輪 L2 橇体昇降用平行リンク 1 車軸 2 吊設ブラケット 3 下部リンク 4 ハンガーロッド 9 橇体 10 支持アーム 11 固定リンクブラケット 12 上部リンク 13 下部リンク 15 シリンダーロッド枢支部 18 昇降シリンダー 19 電動モーター 24 回転均し体

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 走行機体に、打設コンクリート表面を均
    すための回転均し体とタンパーと、該回転均し体及びタ
    ンパーを左右にて支持する橇体を具備するコンクリート
    均し部を装設したコンクリート均し装置において、該回
    転均し体及びタンパーの両側を支持する橇体を設け、該
    橇体は、後方のタンパーの側が短く、前方の走行輪側が
    長く、回転均し体を橇体の前後中心位置よりも後方に偏
    心配置したことを特徴とするコンクリート均し装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のコンクリート均し装置に
    おいて、左右に橇体を配置し、該左右の橇体の間に、回
    転均し体を配置したことを特徴とするコンクリート均し
    装置。
JP6025287A 1994-02-23 1994-02-23 コンクリート均し装置 Pending JPH07233644A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6025287A JPH07233644A (ja) 1994-02-23 1994-02-23 コンクリート均し装置

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JP6025287A JPH07233644A (ja) 1994-02-23 1994-02-23 コンクリート均し装置

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