JPH0745611Y2 - 舗装機械の懸架装置 - Google Patents

舗装機械の懸架装置

Info

Publication number
JPH0745611Y2
JPH0745611Y2 JP1990406203U JP40620390U JPH0745611Y2 JP H0745611 Y2 JPH0745611 Y2 JP H0745611Y2 JP 1990406203 U JP1990406203 U JP 1990406203U JP 40620390 U JP40620390 U JP 40620390U JP H0745611 Y2 JPH0745611 Y2 JP H0745611Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
body frame
vehicle body
distance
screed
moving means
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1990406203U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0497908U (ja
Inventor
康保 茂木
憲一 仲鉢
岳 平出
哲夫 小川
文夫 後藤
Original Assignee
株式会社新潟鉄工所
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社新潟鉄工所 filed Critical 株式会社新潟鉄工所
Priority to JP1990406203U priority Critical patent/JPH0745611Y2/ja
Publication of JPH0497908U publication Critical patent/JPH0497908U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0745611Y2 publication Critical patent/JPH0745611Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Road Paving Machines (AREA)
  • Vehicle Body Suspensions (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、アスファルトフィニッ
シャやベースべーバなどの舗装機械の懸架装置に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】例えば、アスファルトフィニッシャは、
走行車体の前端部に設けたホッパ内にアスファルト合材
を蓄えておき、該蓄えたアスファルト合材のうち若干量
ずつを走行車体の下部に設けた無端状のバーフィーダに
よって後方へ送り、それを走行車体の後部の敷きならし
装置によって路盤上に平坦に敷きならすものである。上
記走行車体後部の敷きならし装置には、車体フレームに
支持されたスクリードを備え、該スクリードの下面平坦
部によってアスァルト合材を敷きならす構造になってい
る。
【0003】そして、従来のこの種アスァルトフィニッ
シャでは、車軸支持部と車体フレームとの間にそれらの
間の位置関係を調整する手段は介装されておらず、両者
の距離は常に一定に保たれていた。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】ところで、上記した従
来のアスファルトフィニッシャにおいては、アスファル
ト合材の積載量によって車両の総重量が変わり、その結
果タイヤの浮沈量が変化するのに伴い車高が変化する。
つまり、アスファルト合材の積載量が多い場合にはタイ
ヤの沈み量が大きく車高は下がり、逆にアスファルト合
材の積載量が小さい場合には車高は上がる。
【0005】このように車高が変わる場合、前記したよ
うに車軸支持部と車体フレームとの間の距離は一定であ
ることから、車体フレームの高さが変わり、その結果、
車体フレームに支持されているスクリードの傾斜角も変
わる。スクリードの傾斜角は舗装厚を決定する一要素で
あり、このスクリードの傾斜角が変化すると舗装厚も変
わる。
【0006】すなわち、従来のアスファルトフィニッシ
ャでは、積載量に応じて車高が変化するのに伴い舗装厚
も変化し、同舗装厚を高精度に制御できない問題があっ
た。本考案は、上記の事情に鑑みてなされたもので、作
業中は各タイヤの沈み量が異なる場合でも、路盤に対す
る車体フレームの相対距離並びに姿勢を常に一定に保
ち、ひいては車体フレームに設けられたスクリードの支
持点高さを一定に維持することができ、また作業後にお
いては車高を上げて車体下部が路上の障害物にあたるの
を防止することができる舗装機械の懸架装置を提供する
ことを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】そこで、本考案は、舗装
合材を蓄えるホッパと、舗装合材を敷き均すスクリード
を備え、該スクリードが車体フレームの支持点に傾斜自
在に取り付けられた舗装機械の懸架装置において、上記
車体フレームを支持する各車輪に対応する車軸支持部が
車体フレームに対して上下方向に移動自在に設けられ、
上記車軸支持部を車体フレームに対して上下方向に移動
させる移動手段が上記車軸支持部の各々に設けられ、上
記移動手段が取り付けられる上記車体フレームの各々の
位置の近くに、車体フレームと路盤との距離を測定する
距離センサが設けられ、各々の上記距離センサから発せ
られる信号に基づき対応する上記移動手段を個別に制御
する制御装置と、が設けられていることを特徴としたも
のである。
【0008】
【実施例】図1にないし図3は、本考案に係るアスファ
ルトフィニッシャを示す図である。本実施例のアスファ
ルトフィニッシャは、走行車体1と、この走行車体1の
前端部に取り付けたホッパ2と、走行車体1に回転可能
に取り付けられて、ホッパ2に投入されるアスファルト
合材を走行車体1の後方に設けられた敷きならし装置3
に向けて搬送する無端状のバーフィーダ4とを備える構
成になっている。
【0009】バーフィーダ4の内周面側に形成された空
間部S内には、前記走行車体1に取り付けられた前輪6
および後輪7に動力を伝達する動力伝達機構70が配設
されている。動力伝達機構70は、図2及び図3に示す
ように前後輪用のプロペラシャフト72,73と、これ
らのプロペラシャフト72,73にそれぞれ接続された
差動機74,75と、これらの差動機74,75に取り
付けられた各アクスルシャフト76(前輪側のアクスル
シャフトは図示せず)とから構成され、これらのアクス
ルシャフト76は前記各車輪6,7に連結されている。
【0010】前記プロペラシャフト72,73は、バー
フィーダ4の前後方向ほぼ中央位置に配置された変速機
60から前後方向に突設された出力軸60a,60bに
接続されている。
【0011】前記変速機60は、バーフィーダ4の上方
に配置された図示せぬ原動機により油圧ポンプを介して
油圧モータによって回転駆動される。また前記前後の車
輪6,7には、それぞれタイヤTが装着されている。
【0012】前記前後の車輪6,7を支持する車軸はハ
ウジング(車軸支持部)100によって回転自在に支持
され、該ハウジング100は前 後輪用のスイングアー
ム91,92、93,94によってアスファルトフィニ
ッシャの前後方向に沿う鉛直面内に走行車体1に対して
揺動自在に支持されている。
【0013】また、前記前後の車輪6,7の基部には、
油圧シリンダ95, 96、97, 98の一端が取り付け
られ、該油圧シリンダの他端は車体フレーム1aから延
びるブラケットに取り付けられている。これらの油圧シ
リンダ95,96、97,98は、運転席10に設けた
ハンドル10aの操作に連動して伸縮して車輪6,7を
水平面内において回動させて、アスファルトフィニッシ
ャの操舵を行うことができるように構成されている。
【0014】前記各ハウジング100と前記走行車体1
の基盤となる車体フレーム1aとの間には、ハウジング
100を上下方向に移動させるシリンダ102が、上端
をブラケット104を介して車体フレーム1aにピン結
合されるとともに下端をハウジング100の先端にピン
結合されて介装されている。また各シリンダ102の近
傍には車体フレーム1aと路盤Eとの距離Hを測定する
距離センサ106が車体フレーム1aにブラケット10
8を介して取り付けられたセンサボックス107内に収
納されて配置されている。距離センサ106としては、
例えばシリンダ内を出没するロッドの移動をポテンショ
メータで測定するもの等種々考えられるがここでは超音
波センサが利用されている。前記シリンダ102と距離
センサ106は、各車輪7,…に対応して設けられてい
る。
【0015】また走行車体1には距離センサ106から
発せられる信号に基づき前記シリンダ102を制御する
制御装置110が設けられている。制御装置110は、
前記距離センサ106の出力信号を増幅するバッファア
ンプ112と、該バッファアンプ112の出力信号を平
滑化する平滑回路114と、車高を適宜値に設定する車
高設定部115と、前記平滑回路114から出力される
信号と車高設定部から出力される設定信号とを比較しそ
の差に応じた出力信号を発するコントーラ116と、該
コントーラ116からの信号に基づき制御される電磁弁
118とから構成されている。そして、電磁弁118は
前記シリンダ102に接続される油圧回路120中に介
装され、該電磁弁118が操作されることによって前記
シリンダ102を伸縮調整できるようになっている。
【0016】次に、上記構成の舗装装置の懸架装置の作
用について説明する。アスファルトフィニッシャが舗装
作業中は距離センサ106からの出力信号によって車体
フレーム1aと路盤Eとの間の距離Hが測定され、該距
離Hが車高設定部115によってあらかじめ設定された
値からずれる場合には、コントローラ116から発せら
れる信号に基づき電磁弁118が開閉操作され、それに
よってシリンダ102が伸縮調整される。
【0017】これによって、車体フレーム1aが高さ調
整され、該車体フレーム1aと路盤Eとの間の距離H
は、たとえタイヤTの浮沈量が変化しても常に一定に保
たれる。したがって、車体フレーム1aに支持されてい
るスクリードの傾斜角は強制的に調整しない限り路盤に
対し一定に保たれることとなり、ひいては路盤厚の精度
が向上する。
【0018】それら舗装作業後においては、シリンダ1
02を最も伸長させて車高を上げた状態にする。これに
より走行中車体下部が路上の障害物に当たるのを未然に
防止できる。
【0019】なお、本考案は、上記実施例のアスファル
トフィニッシャに限らず、ベースベーバや路上表層再生
機等の舗装機械にも適用し得るのは勿論である。また、
本考案で用いられるハウジングを上下動するための移動
手段は、シリンダに限らず、ねじを利用したものであっ
ても良い。
【0020】
【考案の効果】本考案の舗装機械の懸架装置によれば、
舗装合材を蓄えるホッパと、舗装合材を敷き均すスクリ
ードを備え、該スクリードが車体フレームの支持点に傾
斜自在に取り付けられた舗装機械の懸架装置において、
上記車体フレームを支持する各車輪に対応する車軸支持
部が車体フレームに対して上下方向に移動自在に設けら
れ、上記車軸支持部を車体フレームに対して上下方向に
移動させる移動手段が上記車軸支持部の各々に設けら
れ、上記移動手段が取り付けられる上記車体フレームの
各々の位置の近くに、車体フレームと路盤との距離を測
定する距離センサが設けられ、各々の上記距離センサか
ら発せられる信号に基づき対応する上記移動手段を個別
に制御する制御装置とが設けられているので、車体フレ
ームの各車軸支持部が取り付けられているそれぞれの箇
所において路盤との間の距離を一定に保ち、これにより
路盤に対する車体フレームの相対距離並びに姿勢を常に
一定に保ち、ひいては車体フレームに設けられたスクリ
ードの支持点高さを一定に維持できる。この結果、アス
ファルト合材を敷きならす際の舗装厚の一定化等の路盤
への作業精度向上が図れる。また、舗装作業後等におい
ては車高を上げた状態にすることにより、走行中車体下
部が路上の障害物にあたるのを未然に防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】アスファルトフィニッシャの概略側面図であ
る。
【図2】アスファルトフィニッシャ下部の側面図であ
る。
【図3】アスファルトフィニッシャ下部の平面図であ
る。
【図4】シリンダを制御する制御装置のブロック図であ
る。
【符号の説明】
1 走行車体 1a 車体フレーム 100 ハウジング(車軸支持部) 102 シリンダ(移動手段) 106 距離センサ 110 制御装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 小川 哲夫 群馬県群馬郡群馬町棟高730番地 株式会 社新潟鉄工所 高崎工場内 (72)考案者 後藤 文夫 群馬県群馬郡群馬町棟高730番地 株式会 社新潟鉄工所 高崎工場内 (56)参考文献 特開 昭63−14901(JP,A)

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 舗装合材を蓄えるホッパと、舗装合材を
    敷き均すスクリードを備え、該スクリードが車体フレー
    ムの支持点に傾斜自在に取り付けられた舗装機械の懸架
    装置において、 上記車体フレームを支持する各車輪に対応する 車軸支持
    部が車体フレームに対して上下方向に移動自在に設けら
    れ、 上記車軸支持部を車体フレームに対して上下方向に移動
    させる移動手段が上記車軸支持部の各々に設けられ、上記移動手段が取り付けられる上記車体フレームの各々
    の位置の近くに、 車体フレームと路盤との距離を測定す
    る距離センサが設けられ、各々の上記 距離センサから発せられる信号に基づき対応
    する上記移動手段を個別に制御する制御装置と、 が設けられていることを特徴とする舗装機械の懸架装
    置。
JP1990406203U 1990-12-28 1990-12-28 舗装機械の懸架装置 Expired - Lifetime JPH0745611Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1990406203U JPH0745611Y2 (ja) 1990-12-28 1990-12-28 舗装機械の懸架装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1990406203U JPH0745611Y2 (ja) 1990-12-28 1990-12-28 舗装機械の懸架装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0497908U JPH0497908U (ja) 1992-08-25
JPH0745611Y2 true JPH0745611Y2 (ja) 1995-10-18

Family

ID=31883499

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1990406203U Expired - Lifetime JPH0745611Y2 (ja) 1990-12-28 1990-12-28 舗装機械の懸架装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0745611Y2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7199637B2 (en) * 2003-09-02 2007-04-03 Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. Rectifier circuit without alternating-current feedback
EP3686345B1 (de) * 2017-12-13 2023-03-29 Joseph Vögele AG Strassenfertiger mit schwenkbarem materialabweiser

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6314901A (ja) * 1986-07-08 1988-01-22 鹿島建設株式会社 傾斜面の舗装路盤整形装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0497908U (ja) 1992-08-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN110593541B (zh) 整平机器人
US11077732B2 (en) Automotive construction machine, as well as lifting column for a construction machine
US8038366B2 (en) Wheeled concrete screeding device
US6238135B1 (en) Paver having adjustable screed angle using a tamper bar
JPH10245809A (ja) 道路仕上げ機
JPH0732573Y2 (ja) 四輪駆動アスファルトフィニッシャにおける前輪駆動力制御装置
JPH0745611Y2 (ja) 舗装機械の懸架装置
US3618484A (en) Traveling grade controller
JPS6319270Y2 (ja)
JPH0223609Y2 (ja)
JP3222829B2 (ja) 敷均機械
JPH0223608Y2 (ja)
JPH07180176A (ja) 整地車両のブレード制御方法及びブレード制御装置
JPH026085Y2 (ja)
JPH0131633Y2 (ja)
JPH01304205A (ja) 路盤仕上げ機
JPH0312170B2 (ja)
JP2556472Y2 (ja) 乗用田植機の植付部姿勢制御装置
JPS6215288Y2 (ja)
JPH0617537A (ja) コンクリート均し機
JP2575004B2 (ja) 歩行型水田作業機
JPH0513808U (ja) 車両の懸架装置
JPH10305996A (ja) 産業車輛
JPH07233644A (ja) コンクリート均し装置
JPS63283502A (ja) トラクタ作業機のロ−リング装置

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 19960430