JPH07225614A - 搬送装置、搬送装置の制御装置及び搬送車 - Google Patents

搬送装置、搬送装置の制御装置及び搬送車

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Publication number
JPH07225614A
JPH07225614A JP6014581A JP1458194A JPH07225614A JP H07225614 A JPH07225614 A JP H07225614A JP 6014581 A JP6014581 A JP 6014581A JP 1458194 A JP1458194 A JP 1458194A JP H07225614 A JPH07225614 A JP H07225614A
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JP
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vehicle
route
path
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Application number
JP6014581A
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English (en)
Inventor
Yasuhiro Sato
康弘 佐藤
Hajime Matsumoto
肇 松本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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Publication of JPH07225614A publication Critical patent/JPH07225614A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 搬送路の一部に障害が生じた場合でも代替の
搬送経路を選択できて、搬送車の待ち時間を削減して効
率的に搬送できる搬送システムを得る。 【構成】 環状の副搬送路3を備え、副搬送路3の一部
に障害が発生したときにこの障害を迂回するような搬送
経路を選択し、障害がないときには複数の搬送経路のう
ちから最短のものを選択して搬送車9を移動させる。ま
た、搬送状態にない搬送車9は、搬送状態の搬送車9の
進路を妨害しないように自動的に退避する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、搬送路に沿って搬送
車を移動させて生産対象物を生産装置に供給する搬送装
置及びその制御方法並びに搬送車に関するものである。
【0002】
【従来の技術】多数の製造装置を有する生産ラインにお
いて、生産対象物を各生産装置に供給し、あるいは搬出
するために搬送装置が用いられる。従来の搬送装置に
は、以下に説明するようなものがあった。
【0003】図11は従来の搬送装置の一例を概略的に
示す模式的平面図、図12はその一部を拡大した模式的
平面図である。図11及び図12において、1は複数の
異なる生産領域間において生産対象物等を搬送するため
の主搬送路である。ここで、生産領域とは、複数の製造
装置7により関連する処理がなされる領域であり、例え
ば図12は1つの生産領域を示している。2は主搬送路
1上を走行して生産対象物等の被搬送物を搬送する主搬
送車、5は生産領域内に設けられた被搬送物の積み替え
ポイント、7は生産対象物に対し各種の処理を行う製造
装置、9は生産領域内を走行して生産対象物等の被搬送
物を搬送する搬送車、11は工場の内壁、101は生産
領域内の床面に設けられて搬送車9が走行する副搬送路
である。
【0004】主搬送車2は、主として搬送元の製造装置
が設置されている生産領域から搬送先の製造装置が設置
されている生産領域までの搬送に使用される。また、搬
送車9は各生産領域内の搬送を行う。搬送装置が稼働し
ているときは、人間は主搬送路1、副搬送路101内に
立ち入ることはできないが、主搬送車2、搬送車9を停
車させれば主搬送路1、副搬送路101内に立入ること
ができる。
【0005】次に、図11及び図12に基づき、この搬
送装置の動作について説明する。主搬送車2に積まれた
被搬送物を図12に示す生産領域内の製造装置7−1ま
で搬送する場合を例にとり、そのシーケンスについて説
明する。
【0006】まず、図示しない被搬送物は、主搬送車2
に積み込まれているものとする。主搬送車2は、主搬送
路1に沿って、図12に示す積み替えポイント5まで移
動し、ここで図示しない被搬送物を積み替えポイント5
に積み替える。次に、搬送車9は積み替えポイント5ま
で移動し、積み替えポイント5から図示しない被搬送物
を積み替える。この搬送車9は、副搬送路101に沿っ
て走行して製造装置7−1のところまで移動し、図示し
ない被搬送物を搬送先の製造装置7−1に積み替える。
【0007】なお、積み替えポイント5には、図示しな
い被搬送物を一時的に置くための図示しないバッファが
存在し、このバッファを介して主搬送車2と搬送車9と
の間で図示しない被搬送物の受け渡しが行われる。
【0008】上記の説明では、図12の生産領域内の製
造装置7−1へ被搬送物を搬送する場合について説明し
たが、製造装置7−1から主搬送車2へ被搬送物を搬送
する場合のシーケンスも、逆順になることを除き、同様
である。また、ある生産領域内の製造装置7−1,7−
2相互間で被搬送物を搬送する場合もある。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】上記のような従来の搬
送装置では、主搬送車2から製造装置7−1まで搬送す
る場合、主搬送路1及び副搬送路101を経由して搬送
されるが、この搬送経路が唯一のものである。したがっ
て、この搬送経路が、例えば装置のトラブルによる障害
や定期メンテナンスによる作業中の人間の存在等により
遮られて搬送が不可能になった場合は、代替の搬送経路
が存在しないから、搬送は停止する。このため、障害発
生の原因となっている製造装置7のみならず、正常に稼
働している製造装置7への搬送までもが行えなくなる不
都合が生じた。
【0010】この発明は、上述したような問題点を解消
するためになされたもので、第1の目的は、装置のトラ
ブル等により搬送経路の一部が遮断されたときの搬送の
停止の頻度を低減し、被搬送物の待ち時間を減少させて
製品の工期を短縮できる搬送装置を実現することであ
る。また、第2の目的は、設置のためのスペースを低減
できる搬送路を提供することである。また、第3の目的
は、搬送装置の制御を容易にするための搬送車を実現す
ることである。
【0011】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る搬送装置
は、生産対象物を搬送する搬送車と、上記搬送車が移動
する環状の搬送路と、搬送すべき地点間の上記搬送路の
経路を探索し、上記搬送路の経路が複数あるときに、よ
り短い経路を選択して上記搬送車を移動させるように制
御する搬送制御手段とを備えたものである。
【0012】請求項2に係る搬送装置は、接近センサに
より接近する物体を検出し、上記物体を回避するように
自動的に移動する搬送車と、上記搬送車が移動するため
の環状の搬送路と、搬送すべき地点間の上記搬送路の経
路を探索し、上記搬送路の経路が複数あるときに、より
短い経路を選択して上記搬送車を移動させるとともに、
上記選択された搬送路の経路に先行する他の搬送車があ
るときに、上記先行する他の搬送車を追尾する方向に上
記搬送車を移動させるように制御する搬送制御手段とを
備えたものである。
【0013】請求項3に係る搬送装置は、上記搬送路
を、複数の製造装置により関連する処理が行われる生産
領域の間を結ぶ主搬送路と、上記生産領域内の搬送を行
う副搬送路とから構成し、上記主搬送路及び上記副搬送
路のいずれも環状としたことを特徴とするものである。
【0014】請求項4に係る搬送装置の制御装置は、搬
送路に沿って移動する搬送車により生産対象物を搬送す
る搬送装置の制御装置において、搬送すべき地点間の上
記搬送路の経路を探索し、上記搬送路の経路が複数ある
ときに、より短い経路を選択して上記搬送車を移動させ
る経路選択手段と、選択された搬送路の経路に先行する
他の搬送車があるときに、上記先行する他の搬送車を追
尾する方向に上記搬送車の移動方向を設定する搬送方向
設定手段とを備えるものである。
【0015】請求項5に係る搬送装置の制御装置は、搬
送すべき地点間の上記搬送路の経路を探索し、上記搬送
路の経路が複数あり、かつ、先行する他の搬送車がない
ときに、より短い経路を選択して上記搬送車を移動させ
る第1の経路選択手段と、先行する他の搬送車があると
きに、上記先行する他の搬送車がない経路から、より短
い経路を選択して上記搬送車を移動させる第2の経路選
択手段と、探索した全ての経路に先行する他の搬送車が
あるときに、上記全ての経路から、より短い経路を選択
して上記搬送車を移動させる第3の経路選択手段と、上
記第3の経路選択手段の出力に基づき上記先行する他の
搬送車を追尾する方向に上記搬送車の移動方向を設定す
る搬送方向設定手段とを備えるものである。
【0016】請求項6に係る搬送車は、接近する物体を
検出する接近センサと、上記接近センサが接近する物体
を検出したときに上記物体を回避するように移動方向を
制御する制御部と、上記制御部の出力に基づき動作する
駆動部とを備えたものである。
【0017】請求項7に係る搬送車は、接近する物体を
検出する接近センサと、現在の位置を検出する位置セン
サと、上記接近センサが接近する物体を検出したときに
上記物体を回避するように移動方向を制御するととも
に、移動を中止したときに上記位置センサの出力に基づ
き現在の位置を報告する制御部と、上記制御部の出力に
基づき動作する駆動部と、上記制御部の出力を受けて外
部に送信する送信手段とを備えたものである。
【0018】
【作用】請求項1及び請求項3の発明においては、環状
の搬送路が複数の経路を提供する。
【0019】請求項2の発明においては、環状の搬送路
が複数の経路を提供するとともに、搬送制御手段が先行
する他の搬送車を妨害しないように搬送車を制御する。
【0020】請求項4の発明においては、搬送方向設定
手段が先行する他の搬送車を妨害しないように搬送車を
制御する。
【0021】請求項5の発明においては、第1の経路選
択手段乃至第3の経路選択手段が最短の経路を選択し、
搬送方向設定手段が先行する他の搬送車を妨害しないよ
うに搬送車を制御する。
【0022】請求項6の発明においては、制御部が接近
する物体を回避するように駆動部を制御する。
【0023】請求項7の発明においては、制御部が接近
する物体を回避するように駆動部を制御するとともに、
移動を中止したときに現在の位置を外部に対し報告す
る。
【0024】実施例1.以下、図面に基づき本発明の一
実施例について説明する。図1は、この実施例1に係る
搬送装置の概略構成を模式的に示す平面図である。図1
において、1は工場内においてその床面または天井面に
取り付けられた主搬送路、2は主搬送路1に沿って走行
する主搬送車、3は主搬送路1に接して床面または天井
面に取り付けられた複数の環状の副搬送路である。主搬
送路1と副搬送路3とは、積み替えポイント5を介して
互いに連結され、被搬送物を積み替えられるようになっ
ている。7は副搬送路3に沿って配置され、搬送されて
くる製造途中の生産対象物に対し所定の処理を施す製造
装置、9は副搬送路3に設けられ、副搬送路3に沿って
走行する1又は2以上の搬送車である。主搬送車2及び
搬送車9は、図示しない被搬送物を製造装置7に対して
積み降ろすハンドリング機器(図示せず)をそれぞれ備
えている。また、搬送車9は副搬送路3に沿って環状に
走行する。積み替えポイント5は、各副搬送路3と主搬
送路1との間で円滑に、図示しない被搬送物の積み替え
を行うものであり、図示しない被搬送物を受け渡すため
に一時的に使用するバッファ機能と、必要に応じて被搬
送物を保管するストッカー機能を有する。
【0025】なお、工場内には複数の搬送車9が走行し
ているため副搬送路3上で搬送車9同士の衝突や混乱が
生じることがある。これを回避するための制御を簡単に
するために、副搬送路3を基本的に一方通行で運用す
る。ただし、搬送経路の選択または最適経路選択のた
め、その通行方向は後述する制御計算機により随時指定
及び変更可能である。
【0026】なお、生産領域内の搬送を行う副搬送路3
を環状にすることは、被搬送物の積み替えや乗り継ぎ待
ちのために被搬送物を一時的にストックするための設備
(積み替えポイント5等)を削減して、そのためのスペ
ースを減少させることにより、必要設備を減少させて工
場内のスペースの有効活用を図ることも目的とする。主
搬送路1を環状にした場合も同様である。
【0027】また、図2はこの実施例1の搬送装置を制
御するための制御計算機の構成を示す模式的ブロック図
である。21は、搬送車9と電波、赤外線、超音波等に
より無線で、あるいは電線、光ファイバケーブル等によ
り有線で通信し、搬送装置全般の制御を行う搬送制御コ
ンピュータ、25は搬送制御コンピュータ21と製造装
置制御コンピュータ27とを接続するLAN(ローカル
・エリア・ネットワーク)、27は、製造装置7に対し
て加工処理の条件を指示するとともに加工結果情報の収
集を行う製造装置制御コンピュータ、29は製造装置制
御コンピュータ27に接続された生産物の工程フロー情
報に関するデータベースである。
【0028】搬送制御コンピュータ21は、搬送元及び
搬送先の製造装置7、並びに積み替えポイント5に関す
る情報を各搬送車9に対し与えるとともに、搬送車9か
ら得られる障害物情報及び位置情報に基づいて、後述す
るように、搬送車9に対し所定の制御信号を与え、搬送
経路を指示する。また、図3及び図4は搬送経路の一例
を示す図である。
【0029】次に、実際の搬送シーケンスを図1、図2
及び図3を用いて説明する。例えば、図1の副搬送路3
−1に沿って配置された製造装置7−1において加工処
理を終えた図示しない生産対象物が、主搬送路1と副搬
送路3−1との間の積み替えポイント5−1、主搬送路
1及び主搬送路1と副搬送路3−2との間の積み替えポ
イント5−2を経由して、副搬送路3−2に沿って配置
された製造装置7−2へ搬送される場合について説明す
る。
【0030】製造装置7−1において所定の処理が終了
すると、このことが、この製造装置7−1にオンライン
で接続されている製造装置制御コンピュータ27に伝え
られる。これに基づき製造装置制御用コンピュータ27
は、接続されているデータベース29内を検索し、工程
を処理する製造装置を示した工程フロー情報を参照して
次工程の処理を行う製造装置を決定する。このようにし
て決定された製造装置7−2へ生産対象物を移動させる
ために、所定の情報をLAN25を経由して搬送制御コ
ンピュータ21へ指示する。
【0031】搬送制御用コンピュータ21は、製造装置
7−1に沿って配置された副搬送路3−1内の搬送作業
をしていない無搬送状態の搬送車9を探し、その搬送車
9に対して製造装置7−1から、製造装置7−2へ生産
対象物を搬送するよう指示を与える。このときの搬送方
向と搬送順序は後述する制御ロジックに基づいて決定す
るが、基本的には各被搬送物の搬送処理時間の総合計が
工場全体で最小になるように搬送方向と搬送順位を決定
する。
【0032】搬送車9はこの指示を受けて、搬送元の製
造装置7−1まで移動し、搬送車9に備えられたハンド
リング機器(図示せず)を用いて生産対象物(図示せ
ず)を積み込み、副搬送路3−1に沿って、目的の積み
替えポイント5−1まで移動して停止する。そこで、搬
送車9に備えられたハンドリング機器により生産対象物
を搬送車9から積み替えポイント5−1へ降ろす。その
後、搬送車9は指示された搬送が完了したことを搬送制
御コンピュータ21に連絡する。
【0033】このときの、製造装置7−1から積み替え
ポイント5−1への最適な搬送経路の選択について、図
3(a)に基づき説明をする。同図は搬送車9が1台の場
合について示している。搬送元の製造装置7−1から搬
送先の積み替えポイント5−1まで搬送車9により搬送
する場合、搬送制御コンピュータ21は、まず、搬送車
9からの搬送経路情報、搬送経路上に存在する障害物に
関する情報等に基づいて、搬送経路が存在するかどうか
を判断する。搬送制御コンピュータ21は、搬送可能経
路上に障害物Cがなく、環状の副搬送路3−1において
「複数経路」(同図における経路A及びB)が存在し、
それらのいずれも選択できるならば、経路A又はBのい
ずれかのうち最短である経路(あるいは最短時間で搬送
できる経路。以下同じ)を選択する。ここでは経路Bが
選択される。そして、搬送車9は経路Bにより搬送を実
行する。一方、経路のひとつ(例えば同図における経路
B)が途中の障害物Cによって搬送不可能であり、「1
経路のみ」を選択できるならば、障害物Cの存在しない
経路Aを選択する。そして、搬送車9は経路Aにより搬
送を実行する。
【0034】次に、図3(b)に基づき、搬送車が2台以
上の場合における製造装置7−1から積み替えポイント
5−1への最適な搬送経路の選択について説明をする。
同図は搬送車が2台の場合を示している。搬送元の製造
装置7−1から搬送先の積み替えポイント5−1まで搬
送車9−1により搬送する場合、搬送制御コンピュータ
21は、まず、搬送車9−1、9−2からの搬送経路情
報、搬送経路上に存在する障害物に関する情報等に基づ
いて、搬送経路の有無を判断する。搬送制御コンピュー
タ21は、搬送可能経路上に障害物Cがなくて「複数経
路」(同図における経路A及びB)が存在し、かつ経路
Aの途中にある「他の搬送車9−2が搬送・回送中でな
い」ならば、経路A又はBのいずれかから最短の経路
(同図における経路B)を選択する。そして、搬送車9
−1は経路Bにより搬送を実行する。このとき、他の搬
送車9−2は搬送車9−1の進行方向に存在しないか
ら、搬送車9−1にとって障害にはならない。
【0035】一方、他の搬送車9−2が搬送車9−1の
進行方向に存在し(同図の点線で示す位置にある場
合)、そして搬送車9−2が搬送・回送中である場合
は、搬送制御コンピュータ21は、搬送車9−1の搬送
経路と他の搬送車9−2の経路とが重複しない搬送経路
(同図における経路A)を選択する。なお、重複する搬
送経路のみ存在する場合(例えば副搬送路3−1に搬送
車9−1、実線の搬送車9−2、点線の搬送車9−2の
3台の搬送車9がある場合)は、搬送制御コンピュータ
21は最短の経路Bを選択する。このとき搬送車9−1
は他の搬送車9−2の搬送・回送方向と同一方向に移動
し、これを追尾するかのように搬送を実行する。なお、
他の搬送車9−2が搬送・回送中でないとき(無搬送状
態のとき)は、搬送制御コンピュータ21は、他の搬送
車9−2の存在の有無にかかわらず最短の経路を選択す
る。このとき、他の搬送車9−2は、後述の制御ロジッ
クにより、搬送車9−1の進路を妨害しないように移動
するので、搬送車9−1にとって障害物とはならない。
【0036】次に副搬送路3−1に障害物Cがある場合
について説明する。搬送可能な経路が障害物Cによって
「1経路のみ」存在し(同図の経路A)、かつ「他の搬
送車9−2が搬送・回送中でない(無搬送状態)」であ
れば、搬送制御コンピュータ21は障害物Cの存在しな
い経路Aを選択する。そして、搬送車9−1は経路Aに
より搬送を実行する。このとき、他の搬送車9−2は、
後述の制御ロジックにより、搬送車9−1の進路を妨害
しないように移動するので、搬送車9−1にとって障害
物とはならない。一方、他の搬送車9−2が搬送・回送
中ならばその搬送車9−2の搬送・回送を妨げないこと
を確認してから搬送の実行を指示する。妨げる場合には
搬送の待機を指示する。
【0037】以上の手順により、製造装置7−1から積
み替えポイント5−1まで搬送された図示しない生産対
象物は、積み替えポイント5−1において主搬送車2に
積み替えられて、積み替えポイント5−1から積み替え
ポイント5−2まで移動する。そして積み替えポイント
5−2において搬送車9に積み替えられた後、上記と同
様の手順で副搬送路3−2を経由して搬送先の製造装置
7−2までの搬送される。
【0038】副搬送路3−2の搬送車9から搬送が完了
した旨の報告を受けた時点で、搬送制御コンピュータ2
1はLAN25を経由して製造装置制御コンピュータ2
7へこのことを連絡する。これを受けて、製造装置制御
コンピュータ27は製造装置7−2に対して搬送されて
きた生産対象物に対する所定の処理を指示する。そし
て、次工程の処理が開始される。
【0039】以上の説明は、生産領域間の生産対象物の
搬送の場合についてのものであるが、生産領域内の搬送
も同様である。図4に生産領域内で搬送する場合の経路
選択の例を示す。
【0040】図4(a)に基づき、搬送車2が1台の場合
の最適な搬送経路の選択について説明する。搬送元の製
造装置7−1から搬送先の製造装置7−2まで搬送車9
で搬送する場合、搬送制御コンピュータ21は、搬送車
9からの搬送経路情報、搬送経路上に存在する障害物に
関する情報等に基づいて搬送経路の有無を判断する。搬
送可能な経路が障害物Cによって「1経路のみ」(経路
Aのみ)存在するならば、搬送制御コンピュータ21は
障害物Cの存在しない経路Aを選択する。そして、搬送
車9は経路Aにより搬送を実行する。搬送可能経路上に
障害物Cがなく「複数経路」が存在するならば、搬送制
御コンピュータ21は経路A又はBのいずれかから最短
の経路を選択する。
【0041】次に、図4(b)に基づき、搬送車が2台以
上の場合の最適な搬送経路の選択について説明する。同
図において搬送車は2台とする。搬送元の製造装置7−
1から搬送先の製造装置7−2まで搬送車9−1で搬送
する場合、搬送車9−1、9−2からの搬送経路情報、
搬送経路上に存在する障害物に関する情報等に基づい
て、搬送制御コンピュータ21は搬送経路の有無を判断
する。搬送可能な経路が障害物Cによって「1経路の
み」、かつ「他の搬送車9−2が搬送・回送中でない
(無搬送状態)」ならば障害物Cの存在しない経路Aを
選択する。また、他の搬送車9−2が搬送・回送中なら
ばその搬送車9−2の搬送・回送を妨げないことを確認
してから、搬送車9−1に対し経路Aによる搬送を指示
する。妨げる場合には搬送の待機を指示する。
【0042】搬送可能経路上に障害物Cがなく「複数経
路」(経路A及びB)を選択でき、かつ「他の搬送車9
−2が搬送・回送中でない」ならば経路AとBから最短
の経路Aを選択する。また、他の搬送車9−2が搬送・
回送中の場合は、搬送車9−1と他の搬送車9−2の搬
送経路とが重複しない搬送経路を選択する。重複する搬
送経路のみ存在するならば、搬送車9−1に対し他の搬
送車9−2の搬送方向と同一方向に追尾するような搬送
を指示する。
【0043】以上の動作説明は、具体的な搬送を例にと
ったものであったが、一般的な動作について図5のフロ
ーチャートを用いて詳細に説明する。 ST1(搬送指示受信) 製造装置制御コンピュータ27からの搬送制御指示を受
けて、搬送制御コンピュータ21は処理を開始する。製
造装置制御コンピュータ27から受ける搬送指示は、搬
送元の製造装置の位置情報、搬送先の製造装置の位置情
報を含むものである。また、搬送制御コンピュータ21
には搬送経路情報、搬送経路上に存在する障害物に関す
る情報、現在の予約状況、搬送方向の情報等が入力され
ている。障害の情報には、装置トラブル等により作業者
が自動搬送停止区間を設定した場合の情報、搬送車9か
ら障害物の存在の報告を受けた場合の情報がある。搬送
車9の報告動作については後述する。
【0044】ST2(搬送可能な経路あり?) 搬送車9や図示しないコンソール等からの障害物情報に
基づき、搬送指示の搬送を実行するための搬送可能な経
路があるかどうか検索する。該当する経路がある場合に
は次のステップST3に進む。ここでいう障害物には、
搬送経路に人間がいる場合も含む。ただし、人間が搬送
経路を一時的に横切っただけで直ちに障害であるとはし
ない。該当する経路がない場合にはステップST21
(搬送可能な経路の発生を待つ)に進み、アラームを発
報するとともに、障害物が取り除かれて該当する経路が
発生するまで待機する。搬送制御コンピュータ21は、
障害物の存在に対して速やかに搬送停止区間を設定する
とともに、障害物除去が速やかに行われるように外部表
示を行い、作業者を促す。
【0045】ST3(搬送可能な経路数?) 搬送可能な経路の数をカウントし、搬送経路がひとつし
かない場合はST31に進み、搬送経路が複数ある場合
はST4に進む。ST31(他の搬送車が搬送・回送中
か?)において、唯一の搬送経路に搬送・回送中の他の
搬送車が存在するかどうか判断し、当該他の搬送車があ
る場合には、ST32(搬送方向設定)において、他の
搬送車と互いに妨害しないように搬送車の搬送方向を設
定する。例えば、図3(b)のように搬送車9−1が他の
搬送車9−2を追尾するような搬送方向を設定する。一
方、当該他の搬送車がない場合にはST5(最短経路選
択)、ST6(搬送方向設定)に進み、唯一の経路につ
いて最短となる搬送方向を設定する。このとき、他の搬
送車は存在しない。また、存在するとしても他の搬送車
は搬送・回送中でない無搬送状態であるから、それ自身
の自動退避ロジック(詳細については後述する)により
搬送車の進路を妨害しないように退避する。したがっ
て、他の搬送車は搬送の障害とはならない。
【0046】ST4(他の搬送車が搬送・回送中か?) 複数の搬送経路が存在するとき、それらに搬送・回送中
の他の搬送車が存在するかどうか判定する。当該他の搬
送車が存在しなければ、複数の経路のうちから最短の経
路を選択するとともに(ST5(最短経路選択))、搬
送方向を決定する(ST6(搬送方向設定))。例え
ば、図3(a)に場合であれば、経路A、Bから経路Bを
選択する。ST5の最短経路選択時には、搬送の障害と
なる障害物情報と他の搬送・回送中の搬送車のみを考慮
する。
【0047】一方、複数の搬送経路の何れかの搬送・回
送中の他の搬送車が存在すれば、ST41(他の搬送車
がない経路あり?)に進む。搬送の障害となる障害物と
他の搬送・回送中の搬送車が存在しない搬送可能経路が
ひとつでもあれば、ST42(その経路を選択、搬送方
向決定)において、当該搬送可能経路を通るように経路
選択と搬送方向の決定を行う。当該搬送可能経路が複数
あれば、それらから最短のものを選択する。当該搬送可
能経路がなければ、ST32の場合と同様のST43
(搬送方向設定)において、他の搬送車と互いに妨害し
ないように搬送車の搬送方向を設定する。ここで選択で
きる経路が複数ある場合は、それらから最短の搬送経路
を選択する。
【0048】ST7(搬送・回送開始) 上記の処理により搬送経路と搬送方向が決定されたら、
搬送車に対して搬送・回送の開始を指示する。なお、搬
送車の回送のときの搬送制御コンピュータ21の処理
は、搬送の場合と同様である。
【0049】以上の説明は、ひとつの搬送車に対して搬
送経路と搬送方向を設定するものであったが、複数の搬
送車に対して設定する場合も同様である。すなわち、複
数の搬送車に対して指示する場合、図5のフローチャー
トにおいて、搬送する際の搬送経路・搬送方向について
の搬送予約(指令)によって搬送経路が重複するかどう
か調べ、搬送経路が重複しなければ搬送方向は自由と
し、搬送経路が重複すれば搬送方向は他の搬送車の搬送
方向と同一方向として搬送経路と搬送方向を設定する。
このとき、同時に被搬送物を搬送する搬送車は複数とな
るが、それらの搬送方向は同一であるため、互いに逆方
向に搬送しないので搬送作業が互いに干渉することはな
く、全ての搬送車が搬送を完了することができる。
【0050】上記の説明は、搬送制御コンピュータ21
が搬送車9に対して行う搬送経路・搬送方向の決定方法
についてのものであるが、次に、搬送車9自身の自動退
避ロジックについて説明する。まず、搬送車9の構成に
ついて説明する。図6及び図7は、搬送車9の概略の構
成を示す図であり、同図において、31は搬送車9の端
部、バンパなどに設けられた接触関知式によるパッシブ
センサ(自らシグナルを出さないタイプのセンサ)、3
2は赤外線、超音波や電波等を発信し、反射波を受信し
て障害物を検知する発受信方式のアクティブセンサ(自
らセンシングのためのシグナルを出すタイプノセンサ)
であり、パッシブセンサ31、アクティブセンサ32は
搬送車9に備えられた近接センサである。33は搬送車
9の位置(自車位置)を検出する自車位置検出センサで
ある。34は搬送車9を移動させる駆動部、35は障害
物の情報、自車位置の情報を搬送制御コンピュータ21
に対し送信するとともに、搬送制御コンピュータ21か
ら搬送経路、搬送方向等の情報を受信するアンテナ、3
7はパッシブセンサ31、アクティブセンサ32、自車
位置検出センサ33の出力に基づき、駆動部34を制御
するとともに、アンテナ35を介して搬送制御コンピュ
ータ21と通信する制御部である。
【0051】次に、搬送車の動作について説明する。ま
ず、図8のフローチャートを用いて、搬送車9が搬送作
業を終えた無搬送状態である場合の動作について説明す
る。
【0052】ST1(計算機からの指示待ち) 搬送作業を終えた無搬送状態の搬送車9は、次の指示を
受けるまで副搬送路3内に停止しており、搬送制御コン
ピュータ21からの指示を待っている。しかし、この指
示がない場合でも搬送車9は自律的に以下の動作を行
う。
【0053】ST2(接近する物体あり?) 搬送・回送中の他の搬送車が接近してくると、これをパ
ッシブセンサ31あるいはアクティブセンサ32で検出
し、その情報を制御部37に対し出力する。
【0054】ST3(接近する物体の反対側へ移動す
る) 制御部37は、他の搬送車の搬送作業の妨げにならない
ように駆動部34を制御して他の搬送車が接近する側の
反対側に移動させる。これにより、無搬送状態の搬送車
9は、同一の副搬送路3内において他の搬送車と干渉し
ない位置へ移動する。この動作は、搬送制御用コンピュ
ータ21の介入を必要とするものではない。したがっ
て、搬送制御コンピュータ21の処理は増加せず、負荷
が軽減されるとともに、搬送装置の制御が簡単になる。
【0055】ST4(自車の位置を計算機へ報告) 搬送車9は、移動に伴い自車の位置を搬送制御コンピュ
ータ21に対し報告する。搬送制御コンピュータ21
は、必要があれば、無搬送状態の搬送車9の位置の報告
に基づき、搬送・回送状態の他の搬送車の搬送経路・搬
送方向を再設定する。
【0056】ST5(自車が動けなくなった?) 搬送車9が他の障害物、他の搬送車により、それ以上移
動できなくなったときはST6(計算機へ報告し移動中
止する)へ進む。故障により移動できなくなったときも
同様である。そうでない場合はST2(接近する物体あ
り?)へ戻り、一連の処理を繰り返す。
【0057】ST6(計算機へ報告し移動中止する) 移動できなくなった場合は、その旨及びその理由(障害
物が進行方向に存在する、故障等)について搬送制御コ
ンピュータ21に対し報告するとともに、自車の移動を
中止する。これは、搬送車9自身が障害物としての扱い
を受けるためである。
【0058】ST7(計算機からの指示待ち) 報告を終えた無搬送状態の搬送車9は、搬送制御コンピ
ュータ21から、次の指示を受けるまで副搬送路3内に
停止している。搬送制御コンピュータ21は、他の搬送
車からの報告等により障害が解消したと判断した場合
は、必要に応じ、搬送車9に対し搬送・回送の指示を与
える。
【0059】以上のように、無搬送状態の搬送車9は、
自律的に、接近してくる他の物体から遠ざかるように退
避動作をする。これにより無搬送状態の搬送車9は障害
物とはならず、搬送・回送中の他の搬送車を停止させる
ことはない。また、人間が副搬送路3内に立ち入った場
合でも搬送車により不測の影響を受けることが少なくな
る。
【0060】次に、図9のフローチャートを用いて、搬
送車9が作業中の搬送状態あるいは回送状態である場合
の動作について説明する。
【0061】ST1(計算機からの搬送指示待ち) 搬送作業を終えた無搬送状態の搬送車9は、次の指示を
受けるまで副搬送路3内に停止しており、搬送制御コン
ピュータ21からの指示を待っている。搬送あるいは回
送の指示を受けると、この指示に従い搬送・回送を行
う。
【0062】ST2(接近する物体あり?) 搬送・回送中に、他の搬送車が接近してきたり、あるい
は他の搬送車、障害物に接近すると、これをパッシブセ
ンサ31あるいはアクティブセンサ32で検出し、その
情報を制御部37に対し出力する。
【0063】ST3(ある時間搬送を中断する) 一定時間、指令された搬送動作・回送動作を中断する。
【0064】ST4(障害物がなくなったか?) この一定時間に障害物がなくなれば、ST41(中断し
ていた搬送を継続)に進み、搬送動作・回送動作を継続
する。障害となっている相手が無搬送状態の搬送車であ
るならば、図8のフローチャートにより退避動作を行う
ので障害は解消する。また、搬送路のトラブル等の場合
は作業者が修復することにより障害は解消する。障害が
解消されない場合は再びST3の処理を行う。そして、
ST3及びST4の処理を繰り返す。一定時間以上経過
しても障害が解消されないときは、そこに障害物があ
り、動作の継続が不可能であるとしてST5へ進む。
【0065】ST5(計算機への報告) 搬送動作の継続が不可能であること及び自車位置を搬送
制御コンピュータ21に報告し、搬送動作を中止する。
ここで搬送車9は新たな搬送経路の指示待ち状態とな
る。この情報に基づき搬送制御コンピュータ21は障害
物の存在を認識するとともに、この搬送車9に他の搬送
経路を指示する。
【0066】ST6(計算機からの搬送指示待ち) 搬送車9は搬送制御コンピュータ21からの指示を待
つ。
【0067】以上の説明は搬送車9自身による自動退避
ロジックについてのものであったが、次に、搬送車9が
上述の自動退避動作を行うための他の搬送車あるいは人
間等の障害物を検出する接近センサ及び自車位置検出セ
ンサ33について説明する。接近センサは、パッシブセ
ンサ31とアクティブセンサ32とから構成されてい
る。パッシブセンサ31かアクティブセンサ32のいず
れかが障害物を検出したとき、搬送車9はそのことを搬
送制御コンピュータ21に報告する。
【0068】パッシブセンサ31は、搬送車9の端部の
バンパの部分に取り付けられており、このバンパに障害
物が接触することにより加えられた圧力あるいは衝撃
を、パッシフセンサ31が検出することにより障害物を
検出する。また、アクティブセンサ32は、搬送車9の
端部に取り付けられており、搬送車9の前方あるいは後
方に対し赤外線、超音波、電波等を放射する(図6にお
ける36)。障害物が搬送車9の前方あるいは後方に存
在すると、それにより放射された赤外線等が反射され、
アクティブセンサ32に戻るので、これを検出すること
により障害物を検出する。アクティブセンサ32によれ
ば、搬送車9が障害物に接触する前にこれを検出できる
ので、パッシブセンサ31よりも有利な場合がある。
【0069】また、搬送車9が自車の位置を計測するた
めの自車位置センサ33には、以下に説明する方法によ
るものがある。 (1)副搬送路3に沿って設置されたマーク又はポストに
対し、搬送車の自車位置センサ33が赤外線、超音波、
電波等を発信し、その反射波を受信して信号処理を行
い、マーク又はポストを識別し、その位置を自車位置と
するという発受信方法。 (2)副搬送路3の走行面に沿って設置され、位置情報が
記録された磁気マーク又は磁気ポストを、搬送車が磁気
センサで読み取る方法。 (3)副搬送路9に沿って設置された光学マーク(記号、
数字等)又は光学ポストを搬送車の自車位置センサ33
のカメラで読み取り、画像処理により光学マーク又は光
学ポストを識別し、その位置を自車位置とする方法。 (4)副搬送路3の天井面に設置されたマークに赤外線を
発受信して読み取る方法。 (5)副搬送路3周囲の2点以上のポイントから赤外線、
超音波、電波等を発信し、受信した信号の位相差から自
車位置を評定する測距方法(例えば、自動車における人
工衛星を利用したGPS(Global Positioning Syste
m)に類似する方法)。 (6)搬送車9の自車位置センサ33のカメラで周囲の画
像を撮影し、この画像を信号処理して周囲の様子と予め
入力された生産ラインの配置情報とを比較して自車位置
を検出する方法。
【0070】なお、工場の内壁11の形状は矩形等の無
い単純な形状ばかりでなく、凹凸形状の場合があるが、
このような場合でも図1のように、副搬送路3の一部
を、内側に突出した内壁11を貫通する搬送車専用の通
路13を用いて構成することにより、副搬送路3のルー
トを、工場の内壁11の形状にとらわれることなく自由
に設定することができる。この通路13は、無塵化する
ための空調装置を付加することにより無塵トンネル(ク
リーントンネル)とすることもでき、精密部品等の生産
工場にも適用できる。
【0071】この実施例1では、工場内の天井に近い空
間または床面に近い空間に、搬送路1、3を二次元的乃
至三次元的に配置したが、工場内スペースの有効利用を
図るために、必要に応じて搬送路1、3を床下の空間に
配置することもできる。また、この実施例1は、主搬送
路1がなく、副搬送路3のみを備える場合でも適用でき
る。
【0072】この実施例1によれば以下に示すような効
果がある。 (1)図5に示す制御を行うことにより最適な搬送経路及
び搬送方向を決定することができ、複数の搬送路からよ
り短い経路を選択して搬送時間を短縮できるとともに、
上記選択された搬送路に先行する他の搬送車がある場合
でも搬送車同士が互いに進路を妨害することがなく円滑
な搬送を行うことができる。 (2)副搬送路3が環状であることにより、搬送路の一部
に障害が発生したときでも代替の搬送経路により搬送す
ることができて障害が復旧するまでの待ち時間を削減し
て効率的な搬送が可能となる。 (3)搬送車9が図8に示す自動退避ロジックにより自律
的に退避するので、搬送制御コンピュータ21がいちい
ち搬送車9に対し制御することなく退避し、他の搬送車
の進路を妨害しない。したがって、搬送制御コンピュー
タ21の処理の負荷を軽減しつつ、円滑な搬送が可能と
なる。このように、搬送路の1箇所に障害物がある場合
でも、従来のように搬送が不可能になることによる搬送
待ち時間を低減できて、効率的な搬送を行うことができ
る。したがって、工場内で製品が停滞する時間を削減
し、製品の投入から完成までの時間すなわち工期を短く
することができる。
【0073】さらに次のような効果もある。 (4)環状の副搬送路3は従来の直線状の副搬送路101
に比べ、スペースを有効に使用しつつ1つの副搬送路3
で搬送できる製造装置7の数が多くなるから、副搬送路
3に対応する生産領域ごとに必要なポイントを低減でき
る。そのため、積み替えポイント5等の設備を削減でき
るばかりでなく、それらの設備の設置スペースが不要に
なり、工場の敷地の有効利用が図れるとともに、スペー
ス効率の良いプラントレイアウトを実現できる。
【0074】実施例2.なお、上記実施例1では、主搬
送路1は直線状であったが、これを環状にしてもよい。
図10に、主搬送路1を環状にした場合の概略平面図を
示す。同図において、主搬送車2、副搬送路3、積み替
えポイント5、製造装置7、搬送車9、内壁11は図1
に示すものと同じである。
【0075】この実施例2においては、各副搬送路3に
おいて図5に示すフローチャートの処理を行うととも
に、主搬送路1においても同じく図5のフローチャート
に従って制御を行う。また主搬送車2も、図7及び図8
の自動退避ロジックのフローチャートに従い、自動退避
を行う。
【0076】このような環状の主搬送路1は、比較的規
模の大きな生産ラインに適用できる。副搬送路3ととも
に主搬送路1を環状にすることにより、主搬送路1に障
害が発生した場合でも搬送の停止が減少し、効率的な生
産が可能となる。
【0077】
【発明の効果】以上のように、請求項1の発明によれ
ば、環状の搬送路を備えたので、複数の搬送路の経路を
選択でき、搬送路の一部に障害が発生したときでも代替
の搬送経路により搬送することができて効率的な搬送が
可能となる。
【0078】また、請求項2の発明によれば、環状の搬
送路と、より短い経路を選択するとともに先行する他の
搬送車を追尾するように搬送方向を設定する搬送制御手
段を備えたので、複数の搬送路からより短い経路を選択
して搬送時間を短縮できるとともに、上記選択された搬
送路に先行する他の搬送車がある場合でも搬送車同士が
互いに進路を妨害することがなく円滑な搬送を行うこと
ができる。さらに、搬送装置の制御装置の負荷を軽減し
つつ、搬送路の一部に障害が発生したときでも代替の搬
送経路により搬送することができて障害が復旧するまで
の待ち時間を削減して効率的な搬送が可能となる。
【0079】また、請求項3の発明によれば、主搬送路
及び副搬送路をいずれも環状にしたので、比較的規模の
大きな生産ラインに適用でき、主搬送路または副搬送路
いずれに障害が発生したときでも障害を迂回して効率的
な搬送が可能になるとともに、1つの副搬送路で搬送で
きる製造装置の数を多くできてスペース効率のよいプラ
ントレイアウトを実現できる。
【0080】また、請求項4の発明によれば、より短い
経路を選択する経路選択手段と、先行する他の搬送車を
追尾するように搬送方向を設定する搬送方向設定手段と
を備えたので、複数の搬送路からより短い経路を選択し
て搬送時間を短縮できるとともに、搬送路に障害が発生
したときでも代替の搬送経路により搬送することができ
る。さらに、上記選択された搬送路に先行する他の搬送
車がある場合でも搬送車同士が互いに進路を妨害するこ
とがなく円滑な搬送を行うことができる。
【0081】また、請求項5の発明によれば、より短い
経路を選択する第1乃至第3の経路選択手段と、先行す
る他の搬送車を追尾するように搬送方向を設定する搬送
方向設定手段とを備えたので、複数の搬送路からより短
い経路を選択して搬送時間を短縮できるとともに、搬送
路に障害が発生したときでも代替の搬送経路により搬送
することができる。さらに、代替の搬送路に先行する他
の搬送車がある場合でも、最適な経路を選択しつつ、搬
送車同士が互いに進路を妨害することがなく円滑な搬送
を行うことができる。
【0082】また、請求項6の発明によれば、接近する
物体を回避するように制御する制御部を備えたので、搬
送車は自動的に接近する物体を回避することができて搬
送装置の制御が簡単になる。
【0083】また、請求項7の発明によれば、接近する
物体を回避するように制御するとともに、移動を中止し
たときに現在の位置を外部に報告する制御部を備えたの
で、搬送車は自動的に物体を回避することができて搬送
装置の制御が簡単になるとともに、搬送車が何等かの理
由により移動を中止したときの処理を容易に行うことが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例1の搬送装置の配置を概略的
に示す模式的平面図である。
【図2】この発明の実施例1の搬送装置の制御系の構成
を示すブロック図である。
【図3】この発明の実施例1の搬送装置の動作を説明す
るための図である。
【図4】この発明の実施例1の搬送装置の動作を説明す
るための図である。
【図5】この発明の実施例1の搬送装置の制御方法を示
すフローチャートである。
【図6】この発明の実施例1の搬送車の構成を示す図で
ある。
【図7】この発明の実施例1の搬送車の構成を示す図で
ある。
【図8】この発明の実施例1の無搬送状態の搬送車の動
作を示すフローチャートである。
【図9】この発明の実施例1の搬送状態の搬送車の動作
を示すフローチャートである。
【図10】この発明の実施例2の搬送装置の配置を概略
的に示す模式的平面図である。
【図11】従来の搬送装置の配置を概略的に示す模式的
平面図である。
【図12】従来の搬送装置の配置の一部を示す模式的平
面図である。
【符号の説明】
1 主搬送路 2 主搬送車 3 副搬送路 5 積み替えポイント 7 製造装置 9 搬送車 31 パッシブセンサ 32 アクティブセンサ 34 駆動部 35 アンテナ 37 制御部

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 生産対象物を搬送する搬送車と、上記搬
    送車が移動する環状の搬送路と、搬送すべき地点間の上
    記搬送路の経路を探索し、上記搬送路の経路が複数ある
    ときに、より短い経路を選択して上記搬送車を移動させ
    るように制御する搬送制御手段とを備えた搬送装置。
  2. 【請求項2】 接近センサにより接近する物体を検出
    し、上記物体を回避するように自動的に移動する搬送車
    と、上記搬送車が移動するための環状の搬送路と、搬送
    すべき地点間の上記搬送路の経路を探索し、上記搬送路
    の経路が複数あるときに、より短い経路を選択して上記
    搬送車を移動させるとともに、上記選択された搬送路の
    経路に先行する他の搬送車があるときに、上記先行する
    他の搬送車を追尾する方向に上記搬送車を移動させるよ
    うに制御する搬送制御手段とを備えた搬送装置。
  3. 【請求項3】 上記搬送路を、複数の製造装置により関
    連する処理が行われる生産領域の間を結ぶ主搬送路と、
    上記生産領域内の搬送を行う副搬送路とから構成し、上
    記主搬送路及び上記副搬送路のいずれも環状としたこと
    を特徴とする請求項1又は請求項2記載の搬送装置。
  4. 【請求項4】 搬送路に沿って移動する搬送車により生
    産対象物を搬送する搬送装置の制御装置において、搬送
    すべき地点間の上記搬送路の経路を探索し、上記搬送路
    の経路が複数あるときに、より短い経路を選択して上記
    搬送車を移動させる経路選択手段と、選択された搬送路
    の経路に先行する他の搬送車があるときに、上記先行す
    る他の搬送車を追尾する方向に上記搬送車の移動方向を
    設定する搬送方向設定手段とを備えることを特徴とする
    搬送装置の制御装置。
  5. 【請求項5】 搬送路に沿って移動する搬送車により生
    産対象物を搬送する搬送装置の制御装置において、搬送
    すべき地点間の上記搬送路の経路を探索し、上記搬送路
    の経路が複数あり、かつ、先行する他の搬送車がないと
    きに、より短い経路を選択して上記搬送車を移動させる
    第1の経路選択手段と、先行する他の搬送車があるとき
    に、上記先行する他の搬送車がない経路から、より短い
    経路を選択して上記搬送車を移動させる第2の経路選択
    手段と、探索した全ての経路に先行する他の搬送車があ
    るときに、上記全ての経路から、より短い経路を選択し
    て上記搬送車を移動させる第3の経路選択手段と、上記
    第3の経路選択手段の出力に基づき上記先行する他の搬
    送車を追尾する方向に上記搬送車の移動方向を設定する
    搬送方向設定手段とを備えることを特徴とする搬送装置
    の制御装置。
  6. 【請求項6】 接近する物体を検出する接近センサと、
    上記接近センサが接近する物体を検出したときに上記物
    体を回避するように移動方向を制御する制御部と、上記
    制御部の出力に基づき動作する駆動部とを備えた搬送
    車。
  7. 【請求項7】 接近する物体を検出する接近センサと、
    現在の位置を検出する位置センサと、上記接近センサが
    接近する物体を検出したときに上記物体を回避するよう
    に移動方向を制御するとともに、移動を中止したときに
    上記位置センサの出力に基づき現在の位置を報告する制
    御部と、上記制御部の出力に基づき動作する駆動部と、
    上記制御部の出力を受けて外部に送信する送信手段とを
    備えた搬送車。
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