JP2000250628A - 無人搬送車の走行制御方法 - Google Patents

無人搬送車の走行制御方法

Info

Publication number
JP2000250628A
JP2000250628A JP11051916A JP5191699A JP2000250628A JP 2000250628 A JP2000250628 A JP 2000250628A JP 11051916 A JP11051916 A JP 11051916A JP 5191699 A JP5191699 A JP 5191699A JP 2000250628 A JP2000250628 A JP 2000250628A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
vehicle
traveling
control
control zone
transport path
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP11051916A
Other languages
English (en)
Inventor
Takahiro Yokomae
高広 横前
Yoichi Sugitomo
庸一 杉友
Osamu Sonoyama
修 園山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP11051916A priority Critical patent/JP2000250628A/ja
Publication of JP2000250628A publication Critical patent/JP2000250628A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Platform Screen Doors And Railroad Systems (AREA)
  • Control Of Position, Course, Altitude, Or Attitude Of Moving Bodies (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】分岐と合流とが一定領域内に存在する制御ゾー
ン内を、無人搬送車の衝突や立ち往生などのトラブルを
確実に防止しながら複数台の無人搬送車を効率的に通過
させるよう走行制御することのできる無人搬送車の走行
制御方法を提供する。 【解決手段】無人搬送車が互いに接触せずに走行可能な
複数の制御ゾーンd1,d2を設定し、各制御ゾーンd
1,d2毎に異なる信号s1,s2を送信しながら走行
させる。複数の制御ゾーンd1,d2が重なる領域では
各制御ゾーンd1,d2毎に設定した各信号s1,s2
を複数チャンネルで送信しながら走行させる。各制御ゾ
ーンd1,d2の入口I1〜I3で信号s1,s2を受
信しなかった場合には、該当する信号s1,s2を送信
しながら進入させる。信号s1,s2を受信している場
合には、信号s1,s2の受信が無くなるまで待機さ
せ、信号s1,s2の受信が無くなった時点で該当する
信号s1,s2を送信しながら進入させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数台の無人搬送
車が同一の搬送路を共用して走行するようになった無人
搬送シテスムにおける無人搬送車の走行を制御する方法
に関するもので、特に、一定領域内に分岐点と合流点と
が存在する搬送路における無人搬送車の走行制御方法に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、24時間稼働の生産工場では、生産
に携わる作業者の負担を軽減するための自動化および省
力化を目的として、主として無人倉庫と生産設備との間
で生産素材や製品を無人搬送車で搬送する無人搬送シス
テムが多用されている。この無人搬送車の走行制御に
は、コスト的および技術的に有利な無軌道の固定経路に
よる誘導方式が一般的に採用されており、無人搬送車
は、電磁気的または光学的な方法により無人倉庫や工場
などの床面に設定された誘導ラインを誘導センサで検出
しながら誘導ラインに沿って自動走行するようになって
いる。
【0003】上記のような無人搬送システムには、通
常、誘導ラインの分岐、合流および交差点などが存在す
るため、複数台の無人搬送車を誘導ラインによって設定
された同一の搬送路を共用して走行させる場合には、分
岐、合流、交差点などで無人搬送車同士の衝突が発生し
ないように無人搬送車同士の走行を制御する必要があ
る。上述のような走行制御に際して、従来では、地上制
御方式で行っていたが、多くの諸設備や制御ソフトウエ
アが必要であって、実施に要するコストおよび工数が大
である欠点があったので、近年では、無人搬送車間で無
線による交信を行って互いの走行を規制し合う走行制御
方式が採用され始めている。
【0004】例えば、図11に示すように、誘導ライン
によって設定された二つの直線搬送路間R1,R2間
に、迂回搬送路R3が一つの分岐点A1と一つの合流点
B1とを介して架け渡すように接続され、これら各搬送
路R1〜R3に無人搬送車AGV1〜AGV4が矢印で
示すように走行するよう設定されている場合には、各直
線搬送路R1,R2の各々の入口I1,I2および出口
O1,O2と分岐点A1と合流点B1とを包含する制御
ゾーンD1を設定して、この制御ゾーンD1内に同時に
2台の無人搬送車AGV1〜AGV4が進入しないよう
に、換言すると、制御ゾーンD1内には常に1台の無人
搬送車しか進入できないように無人搬送車AGV1〜A
GV4間で相互に制御する。なお、制御ゾーンD1は、
直線搬送路R1,R2の近傍箇所に設けられたマーカM
1〜M4によって設定された仮想的なものであり、無人
搬送車は、自体に備えた誘導センサによってマーカM1
〜M4を光学的または磁気的に検出することにより、制
御ゾーンD1の入口I1,I2または出口O1,O2に
位置していることを認識できる。
【0005】上記のような走行経路では、無人搬送車A
GV1〜AGV4が何れかの入口I1,I2まで走行し
た時点で一旦停止して、無人搬送車に搭載している無線
通信機が、近接する他の制御ゾーンとの混信を防ぐため
に制御ゾーン毎に設定された周波数による1チャンネル
の信号の受信および送信を交互に繰り返す通信動作を行
う。受信時に他の無人搬送車(以後、他車という)から
の送信信号を受信しなかった場合には、制御ゾーンD1
内に他車が存在しなかったと見做して、送信動作のみを
継続して制御ゾーン内に進入する。この無人搬送車は、
制御ゾーンD1内を出るまで送信を継続することによ
り、他車の制御ゾーンD1への進入を規制する。
【0006】このような制御を行うことにより、図11
の無人搬送車AGV2が分岐点A1から迂回搬送路R3
に進入して斜め方向を向いたときに、直線搬送路R1を
直進する無人搬送車AGV1が、斜め方向を向いている
先行車AGV2を自体の衝突防止用近接センサで検出で
きないことによって先行車AGV2に追突したり、或い
は、合流点B1に向かって迂回搬送路R3を走行中の無
人搬送車AGV3が存在するときに、直線搬送路R2を
走行中の無人搬送車AGV4が入口I2で待機せずに制
御ゾーンD1内に進入して、両無人搬送車AGV3,A
GV4が合流点Bで衝突するといったトラブルを未然に
防止している。
【0007】一方、図12に示すように、行き止まり点
Cを有する直線搬送路R4と、この直線搬送路R4の分
岐点A2から分岐して直線搬送路R4に対し直交方向へ
向かう分岐搬送路R5と、直線搬送路R4の行き止まり
点Cからの戻り方向の分岐点A3から分岐して分岐搬送
路R5の合流点B2に至る戻り搬送路R6とを有すると
ともに、無人搬送車を矢印で示すように走行させるよう
になった走行経路の場合には、行き方向の分岐点A2の
手前と、行き止まり点Cと、分岐搬送路R5の出口O3
とを包含する制御ゾーンD2を、各マーカM5〜M7に
よって仮想的に設定している。そして、制御ゾーンD2
におけるマーカM5によって設定された入口I3に到達
した無人搬送車AGV5は、マーカM5を検出した時点
で停止して、制御ゾーンD2に固有の周波数に設定され
た1チャンネルの信号の受信および送信を行い、受信時
に他車からの信号を受信しなかった場合に制御ゾーンD
2内に進入する。この制御ゾーンD2内に進入した無人
搬送車は、制御ゾーンD2内を出るまで送信を継続する
ことにより、他車の制御ゾーンD2内への進入を規制す
る。
【0008】これにより、行き止まり点Cから戻る無人
搬送車が前方の他車を衝突防止用近接センサで検知して
分岐点A3の手前で立ち往生したり、分岐搬送路R5お
よび戻り搬送路R6からそれぞれ合流点B2に向かう2
台の無人搬送車が合流点B2の手前で衝突するといった
トラブルの発生を未然に防止している。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図11
の走行経路における従来の走行制御方法では以下のよう
な欠点がある。すなわち、二つの直線搬送路R1,R2
をそれぞれ走行する各無人搬送車AGV1,AGV4
は、互いに干渉するおそれが全くないにも拘わらず、何
れか一方が先に制御ゾーンD1内に進入した場合に、こ
の無人搬送車が制御ゾーンD1から出るまで入口I1ま
たはI2で無用な待機をしなければならないので、搬送
効率が低下する。
【0010】一方、図12の走行経路における従来の走
行制御方法においても、制御ゾーンD2内へ2台の無人
搬送車が同時に進入するのを防止している。特に、この
走行経路の場合には、戻り用の分岐点A3を通過して行
き止まり点Cに向かう無人搬送車AGV7が存在する場
合において、同じ行き止まり点Cに向かう後続車AGV
5が制御ゾーンD2内に進入してしまうと、先行車AG
V7が後続車AGV5によって進行走路を塞がれて立ち
往生してしまうトラブルが発生するので、これを未然に
防止する必要から大きな領域の合流ゾーンD2を設定し
ている。
【0011】しかしながら、戻り用の分岐点A3を通過
して行き止まり点Cに向かう無人搬送車AGV7が存在
する場合であっても、分岐点A2から分岐搬送路R5に
向かう予定の後続車AGV5が制御ゾーンD2の入口I
3に到達したときには、この後続車AGV5が制御ゾー
ンD2内に進入しても先行車AGV7と干渉するおそれ
がないにも拘わらず、この後続車AGV5は、先行車A
GV7が行き止まり点Cで折り返したのちに制御ゾーン
D2を出るまでの相当の時間の間、入口I3で待機しな
ければならない。したがって、この走行制御方法におい
ても、無用な待機時間が長くなり過ぎて搬送効率が低下
する。
【0012】そこで、本発明は、上記従来の課題に鑑み
てなされたもので、分岐と合流とが一定領域内に存在す
る制御ゾーン内を、無人搬送車の衝突や立ち往生などの
トラブルを確実に防止しながら複数台の無人搬送車を効
率的に通過させるよう走行制御することのできる無人搬
送車の走行制御方法を提供することを目的とするもので
ある。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、搬送路を共用して複数台の無人搬送車を
走行させるとともに、無人搬送車間で無線による交信を
相互に行って互いの走行を規制しながら走行する無人搬
送車の走行制御方法において、無人搬送車が互いに接触
せずに走行可能な複数の制御ゾーンを設定し、前記各制
御ゾーン毎に異なる信号を送信しながら走行させるとと
もに、複数の前記制御ゾーンが重なる領域では各制御ゾ
ーン毎に設定した各信号を複数チャンネルで送信しなが
ら走行させるようにしたことを特徴としている。
【0014】この無人搬送車の制御方法では、複数の制
御ゾーンが重なった領域に存在する他車から送信される
複数チャンネルの信号のうちの自車の進入すべき制御ゾ
ーンンに設定された信号だけを受信し、その場合に限り
自車が信号を受信して入口で待機する。すなわち、自車
が進入すべき制御ゾーンとは異なる制御ゾーンを走行中
の他車からの送信信号を自車が受信することがない。そ
のため、互いに接触するおそれの無い複数台の無人搬送
車は、他車の走行に拘わらず制御ゾーン内に進入できる
ので、従来に比較して無用な待ち時間が大幅に減少して
搬送効率を格段に向上させることができる。
【0015】上記発明において、二つの一般搬送路間
に、分岐点と合流点とを介して迂回搬送路が接続されて
いる場合、一方の前記一般搬送路と前記分岐点とを包含
する制御ゾーンを設定するとともに、他方の前記一般搬
送路と前記合流点とを包含する制御ゾーンを設定し、前
記迂回搬送路を前記両制御ゾーンの重なる領域で囲むよ
うに設定することが好ましい。
【0016】これにより、二つの直線または直線状の一
般搬送路の何れかの入口に到達した自車は、迂回搬送路
に他車が存在しない限り、他の一般搬送路を走行する他
車とは無関係に制御ゾーン内に進入することができる。
【0017】また、上記発明において、一般搬送路にお
ける行き止まり点の手前の第1の分岐点から分岐して分
岐搬送路に向かう第1の走行コースと、前記一般搬送路
の前記行き止まり点で折り返して、前記第1の分岐点の
手前の第2の分岐点から戻り搬送路を通って前記分岐搬
送路に合流点を介して合流する第2の走行コースとを有
する場合に、前記一般搬送路の入口と出口と前記行き止
まり点とを包含する大形制御ゾーンを設定するととも
に、前記第1および第2の分岐点と前記合流点とを包含
する小形制御ゾーンを、前記大形制御ゾーンの内部に設
定することが好ましい。
【0018】これにより、第2の走行コースを経由する
自車は、大型制御ゾーン内に他車が存在する場合に進入
することができないが、第1の走行コースを経由する自
車は、小形制御ゾーンに他車が存在しない場合に限り、
大型制御ゾーン内に他車が存在していても進入できるの
で、搬送効率を向上させることができる。
【0019】また、上記発明において、複数の前記制御
ゾーンが重なる領域では各制御ゾーンにそれぞれ設定し
た固有の各信号を時系列に複数チャンネルで送信すると
ともに、複数の前記制御ゾーンの各入口を互いに異なる
位置に設けて、各入口にそれぞれ到達するまでの走行区
間では対応する前記制御ゾーンに固有の信号のみを1チ
ャンネルで受信しながら走行させるようにすることが好
ましい。
【0020】これにより、1台の無線通信機で複数チャ
ンネルの送信を行うことができるとともに、受信すべき
信号を時間をずらして1チャンネルずつ受信するので、
受信時間を十分に長く設定することができ、他車からの
信号を受信し損なうことがない。したがって、複数チャ
ンネルを受信するためにチャンネル分だけの無線通信機
を備える場合に比較してコストを低減でき、1台の無線
通信機で複数チャンネルの信号を時分割で受信する場合
に比較して確実に受信できる。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好ましい実施の形
態について図面を参照しつつ詳細に説明する。図1は本
発明の一実施の形態に係る無人搬送車の走行制御方法を
具現化するためのゾーンの設定を示す説明図である。同
図に示した走行経路は、図11と同一であるので、図1
1と同一の符号を付して、その説明を省略する。ここ
で、各直線搬送路R1,R2を直線走行する走行コース
を第1,第2の走行コースL1,L2とし、直線搬送路
R1から迂回搬送路R3を通って直線搬送路R3に合流
するコースを第3の走行コースとする。
【0022】また、この実施の形態の走行制御方法で
は、一方の直線搬送路R1の入口I1および出口O1と
迂回搬送路R3における合流点B1を除く部分とを包含
する第1の制御ゾーンd1と、他方の直線搬送路R2の
入口I2および出口O2と迂回搬送路R3における分岐
点A1を除く部分とを包含する第2の制御ゾーンd2と
を設定する。さらに、第1,第2の制御ゾーンd1,d
2の入口I1,I2の外側には、マーカm1,m2によ
って第1および第2の走行コースL1,L2における第
1,第2の制御ゾーンd1,d2の確認エリアe1,e
2を各々仮想的に設定するとともに、第1の制御ゾーン
d1の入口I1の内方側にはマーカm3によって第3の
走行コースL3における第2の制御ゾーンd2の入口I
3を仮想的に設定し、この入口I3の外側には、第3の
走行コースL3における第2の制御ゾーンd2の確認エ
リアe3をマーカM1によって仮想的に設定する。そし
て、この走行制御方法では、各制御ゾーンd1,d2内
の何れにも2台の無人搬送車が同時に進入しないように
走行を制御する。
【0023】また、無人搬送車は、自体に備えた誘導セ
ンサによってマーカM1〜M4、m1〜m3を光学的ま
たは磁気的に検出することにより、各制御ゾーンd1,
d2の入口I1,I2および出口O1,O2並びに確認
エリアe1〜e3の入口に到達したことを確認できる。
なお、本発明の走行制御の対象となる無人搬送車は、図
示していないが、駆動車輪および操舵輪の回転駆動源の
モータ、誘導ラインおよびマーカM1〜M4、m1〜m
3を検出する誘導センサ、他車に対する接近を検知する
検知装置、微弱電波または光信号により他車との交信を
行う無線通信機、誘導センサや検知装置などから入力さ
れる検知信号などに基づき中央演算処理ユニットがRO
Mに記憶の制御プログラムおよびRAMに記憶の設定項
目にしたがって各モータや無線通信機を含む無人搬送車
の走行全般を制御する制御装置などの装置を搭載してい
るが、これらは既存の無人搬送車が搭載している周知の
構成と同様であるから、その図示を省略する。
【0024】上記の各制御ゾーンd1,d2の設定は以
下のようにして行う。すなわち、この無人搬送システム
では、通常、各無人搬送車がホームポジションから出発
して所要の搬送経路を走行したのちに、ホームポジショ
ンに戻るように走行制御され、ホームポジションで所要
の制御プログラムが無人搬送車の制御装置に与えられ
る。したがって、各無人搬送車は、ホームポジションを
出発する時点で経由すべき搬送経路が決定されている。
【0025】そこで、無人搬送車の制御装置は、決定さ
れた走行経路に基づいて異なる信号を送信および受信す
るように無線通信機を制御する。すなわち、第1の直線
搬送路R1を直進走行する第1の走行コースL1では、
図2(a)に示すように、所定の周波数の第1の信号s
1を送信し、且つ他車から第1の信号s1を受信するよ
うに無線通信機を制御し、第2の直線搬送路R2を直進
走行する第2の走行コースL2では、同(b)に示すよ
うに、第1の信号s1とは異なる周波数の第2の信号s
2を送信し、且つ他車からの第2の信号s2を受信する
ように無線通信機を制御する。
【0026】一方、第1の直線搬送路R1の分岐点A1
から迂回搬送路R3に沿って合流点B1から第2の直線
搬送路R2に合流するよう走行する第3の走行コースL
3では、同(c)に示すように、確認エリアe1を通過
するt1 時〜t2 時に上述の第1の信号s1を送信し、
且つ他車からの第1の信号s1を受信し、確認エリアe
3を通過するt2 時〜t3 時に第1,第2の信号s1,
s2を2チャンネルで送信し、且つ第2の信号s2を1
チャンネルで受信し、t3 時以降に迂回搬送路R3を走
行する時に第1,第2の信号s1,s2を2チャンネル
で送信するように無線通信機を制御する。これにより、
1台の無線の無線通信機で複数チャンネルの送信を行う
ことができ、しかも、入口I1,I3をずらすことによ
って二つの信号s1,s2を時間をずらして1チャンネ
ルで受信できるようにしているから、受信時間を十分に
長く設定することができ、他車からの信号を受信し損な
うことがない。上記二つの制御ゾーンd1,d2は、制
御装置による無線通信機の制御によって仮想的に設定さ
れる。
【0027】つぎに、一実施の形態に係る走行制御方法
における走行制御の処理について、図3から図6のフロ
ーチャートを参照しながら詳細に説明する。なお、図3
から図6の接続ポイントP1〜P3は互いに接続されて
いる。制御装置は、第1の直線搬送路R1または第2の
直線搬送路R2の走行中において、ホームポジションで
与えられた制御プログラムに基づいて第1の直線搬送路
R1を直進する第1の走行コースL1を経由するのか否
かを判別する(ステップS1)。いま、第1の走行コー
スL1であると判別した場合、続いて、誘導センサから
のマーカm1の検出信号の入力の有無に基づいて確認エ
リアe1の入口に到達したか否かを常時監視する(ステ
ップS2)。
【0028】無人搬送車が確認エリアe1の入口に到着
したと判別したのちに、この無人搬送車の制御装置は、
無線通信機に図2(a)に示した第1の信号s1の受信
と送信とを交互に行う通信動作を開始させながら、停止
することなくそのまま確認エリアe1内に進入して前進
走行を継続させる(ステップS3)。この無人搬送車が
確認エリアe1を走行中において、制御装置は無線通信
機が他車からの第1の信号s1を受信したか否かを判別
する(ステップS4)。
【0029】無人搬送車が第1の制御ゾーンd1の入口
I1に到達するまでの間に無線通信機が第1の信号s1
を受信した場合には、送信を停止して(ステップS
5)、停車することなくそのまま前進走行を継続しなが
ら第1の制御ゾーンd1の入口I1に到達するのを監視
し(ステップS6)、第1の制御ゾーンd1の入口I1
に到達したと判別した時点で、受信動作を継続したまま
停車する(ステップS7)。このように、無線通信機に
よる受信は第1の制御ゾーンd1の入口I1に対して一
定距離だけ手前に到達した時点から開始するので、無人
搬送車を一旦停止させることなく走行させながらも十分
な受信時間を設定することができ、確認エリアe1を通
過中に第1の制御ゾーンd1内を走行中の他車が存在し
た場合には、その他車からの信号を確実に受信すること
ができる。また、他車からの信号を受信した時点で送信
を停止するので、確認エリアe1に進入しようとする後
続の無人搬送車は、2台以上の他車から同時に同一の信
号が送信されることによる混信を極力防止して確実に受
信できる。
【0030】上記の入口I1に停止した無人搬送車で
は、無線通信機が他車からの信号を一定時間の間継続し
て受信しなくなるのを監視する(ステップS8)。すな
わち、制御装置は、第1の制御ゾーンd1を走行中の他
車が第1の制御ゾーンd1から出るのを監視する。第1
の制御ゾーンd1を走行中の他車が第1の制御ゾーンd
1から出て無線通信機への信号の受信が一定時間の間無
かった判別したときに(ステップS8)、無線通信機が
受信を停止し、且つ第1の信号s1の送信を開始しなが
ら前進して第1の制御ゾーンd1内に進入する(ステッ
プS9)。
【0031】第1の制御ゾーンd1内に進入した無人搬
送車では、受信を行わないことから、確認エリアe1内
の他車から送信される第1の信号s1で停止することな
く出口O1に向かって走行を継続する。このとき、制御
装置は、自車が第1の制御ゾーンd1の出口O1に到達
したか否かを誘導センサからのマーカM3の検出信号の
入力の有無に基づいて監視する(ステップS10)。制
御装置は、誘導センサからマーカM3の検出信号が入力
されることによって自車が第1の制御ゾーンd1の出口
O1に到達したと判別したときに、無線通信機に対し送
信動作を停止するよう制御する(ステップS11)。
【0032】また、確認エリアe1を走行中に第1の信
号s1を受信することなく第1の制御ゾーンd1の入口
I1に到達したと判別した場合(ステップS12)に
は、第1の制御ゾーンd1内に他車が存在しなかったと
見做して、受信を停止して(ステップS13)、停車す
ることなくそのまま第1の制御ゾーンd1内に進入す
る。これにより、無人搬送車は、無用な待機をせずに迅
速に第1の制御ゾーンd1内に進入することができる。
【0033】一方、制御装置は、ホームポジションで与
えられた制御プログラムに基づいて第1の走行コースL
1ではないと判別したときに(ステップS1)、つづい
て、第2の直線搬送路R2を直進走行する第2の走行コ
ースL2であるか否かを判別する(ステップS14)。
いま、第2の走行コースであると判別した場合には、図
4のフローチャートに示すような走行制御の処理を行
う。すなわち、誘導センサからのマーカm2の検出信号
の入力の有無に基づいて確認エリアe2の入口に到達し
たか否かを常時監視し(ステップS15)、無人搬送車
が確認エリアe2の入口に到達したと判別したのちに、
この無人搬送車の制御装置は、無線通信機に図2(b)
に示した第2の信号s2の受信と送信とを交互に行う通
信動作を開始しながら、停止することなくそのまま確認
エリアe2内に進入して前進走行を継続する(ステップ
S16)。この無人搬送車が確認エリアe2を走行中に
おいて、制御装置は無線通信機が他車からの第2の信号
s2を受信したか否かを判別する(ステップS17)。
【0034】無人搬送車が第2の制御ゾーンd2の入口
I2に到達するまでの間に無線通信機が第2の信号s2
を受信した場合には、送信を停止して(ステップS1
8)、停車することなくそのまま前進走行を継続しなが
ら第2の制御ゾーンd2の入口I2に到達するのを監視
し(ステップS19)、第2の制御ゾーンd2の入口I
2に到達したと判別した時点で、受信状態を継続しなが
ら停車する(ステップS20)。この場合においても、
無線通信機による受信は第2の制御ゾーンd2の入口I
2に対して一定距離だけ手前に到達した時点から開始す
るので、無人搬送車を一旦停止させることなく走行させ
ながらも十分な受信時間を設定することができ、確認エ
リアe2を通過中に第2の制御ゾーンd2を走行中の他
車が存在した場合には、その他車からの信号を確実に受
信することができる。また、他車からの第2の信号s2
を受信した時点で送信を停止するので、確認エリアe2
に進入しようとする後続の無人搬送車は、2台以上の他
車から同時に同一の信号が送信されることによる混信を
極力防止して確実に受信できる。
【0035】上記の入口I2に停止した無人搬送車で
は、無線通信機が他車からの信号を一定時間継続して受
信しなくなるのを監視する(ステップS21)。すなわ
ち、制御装置は、第2の制御ゾーンd2を走行中の他車
が第2の制御ゾーンd2から出る時点を監視する。第2
の制御ゾーンd2を走行中の他車が第2の制御ゾーンd
2から出て無線通信機への信号の受信が一定時間無かっ
たと判別したときに(ステップS21)、無線通信機が
受信を停止し、且つ第2の信号s2の送信を開始しなが
ら前進して第2の制御ゾーンd2内に進入する(ステッ
プS22)。
【0036】第2の制御ゾーンd2内に進入した無人搬
送車では、受信を行わないことから、確認エリアe2内
の他車から送信される第2の信号s2で停止することな
く出口O2に向かって走行を継続する。このとき、制御
装置は、自車が第2の制御ゾーンd2の出口O2に到達
したか否かを誘導センサからのマーカM4の検出信号の
入力の有無に基づいて監視する(ステップS23)。制
御装置は、誘導センサからのマーカM4の検出信号の入
力によって自車が第2の制御ゾーンd2の出口O2に到
達したと判別したときに、無線通信機に対し送信動作を
停止するよう制御する(ステップS24)。
【0037】また、確認エリアe2を走行中に第2の信
号s2を受信することなく第2の制御ゾーンd2の入口
I2に到達したと判別した場合(ステップS25)に
は、第2の制御ゾーンd2内に他車が存在しなかったと
見做して、受信動作を停止して(ステップS26)、停
車することなくそのまま第2の制御ゾーンd2内に進入
する。これにより、無人搬送車は、無用な待機をせずに
迅速に第2の制御ゾーンd2内に進入することができ
る。
【0038】一方、制御装置は、ホームポジションで与
えられた制御プログラムに基づいて第1の走行コースL
1ではないと判別し(ステップS1)、つづいて、第2
の走行コースL2でないと判別したとき(ステップS1
4)、つまり、迂回走行路R3を経由する第3の走行コ
ースL3であると判別したときに、図5および図6のフ
ローチャートに示すような走行制御の処理を行う。
【0039】すなわち、第1の直線搬送路R1を走行中
の無人搬送車の制御装置は、誘導センサからのマーカm
1の検出信号の入力の有無に基づいて確認エリアe1の
入口に到達したか否かを常時監視し(ステップS2
7)、無人搬送車が確認エリアe1の入口に到達したと
判別したときに、この無人搬送車の制御装置は、無線通
信機に図2(c)に示した第1の信号s1の受,送信を
開始させて(ステップS28)、第1の信号s1を受信
したか否かを判別する(ステップS29)。第1の信号
s1を受信したと判別した場合には、第1の信号s1の
送信を停止し(ステップS30)、マーカM1の検出信
号の入力の有無に基づいて第1の制御ゾーンd1の入口
I1に到達するのを監視する(ステップS31)。
【0040】第1の制御ゾーンd1の入口I1に到達し
たと判別したときに、受信状態で停車し(ステップS3
2)、第1の信号s1を一定時間の間受信しなくなるの
を監視し(ステップS33)、一定時間の間受信が無か
ったと判別したときに、第1の信号s1の受信を停止し
て(ステップS34)、第1の信号s1を送信しながら
第3の走行コースL3における第2の制御ゾーンd2の
確認エリアe3内に進入を開始し(ステップS35)、
それと同時に、第2の信号s2の受,送信を開始する
(ステップS36)。したがって、この場合には、図2
のt2 時からの信号に示すように、第1,第2の信号s
1,s2を2チャンネルで送信することになる。
【0041】そして、制御装置は第2の信号s2を受信
したか否かを判別し(ステップS37)、第2の信号s
2を受信したと判別した場合には、第2の信号s2のみ
の送信を停止して(ステップS38)確認エリアe3内
の走行を継続しながら、第2の制御ゾーンd2の入口I
3に到達するのをマーカm3の検出信号の入力の有無に
基づいて監視する(ステップS39)。第2の制御ゾー
ンd2の入口I3に到達したと判別した時点で、受信状
態で停車して(ステップS40)、第2の信号s2を一
定時間の間受信しなくなるのを監視する(ステップS4
1)。この場合には、第2の制御ゾーンd2内に他車が
存在するので、この他車が第2の制御ゾーンd2から出
るまで待機する。
【0042】第2の信号s2を一定時間の間受信しなか
ったときに、第2の信号s2の受信を停止し(ステップ
S42)、第2の信号s2の送信を開始し、即ち、第
1,第2の信号s1,s2の2チャンネルでの送信をし
て発車させて(ステップS43)、迂回搬送路R3内に
進入を開始する。つぎに、第2の第2の制御ゾーンd2
の出口O2に到達したか否かをマーカM4の検出信号の
入力の有無に基づき監視して(ステップS44)、出口
O2に到達したと判別した時点で第1,第2の信号s
1,s2の送信を停止する(ステップS45)。
【0043】上述のように走行制御することにより、第
1の制御ゾーンd1内に進入して分岐点A1で先行車に
追突したり、合流点B1の手前で第2の直線搬送路R2
を走行してきた他車に衝突したりするのを確実に防止で
きる。
【0044】一方、確認エリアe1の走行中に第1の信
号s1を受信することなく入口I1に到達したと判別し
た場合には(ステップS46)、受信動作のみを停止し
て(ステップS47)、停止することなくそのまま確認
エリアe3内に進入する。さらに、確認エリアe3を走
行中に第2の信号s2を受信することなく入口I3に到
達したと判別した場合には(ステップS48)、受信動
作のみを停止して(ステップS49)、停止することな
くそのまま迂回搬送路R3内に進入する。
【0045】上記実施の形態の走行制御方法では、迂回
搬送路R3を経由する第3の走行コースL3を走行すべ
き自車が入口I1に到達したときに、第1の制御ゾーン
d1内において第1の直線搬送路R1を走行する他車が
存在する場合には、自車が入口I1で待機して、追突す
るトラブルの発生を未然に防止する。また、自車が入口
I3に到達したときに、第2の制御ゾーンd2内におい
て第2の直線搬送路R2を走行する他車が存在する場合
には、自車が入口I3で待機して、衝突するトラブルの
発生を未然に防止する。迂回搬送路R3を走行する無人
搬送車が存在しない場合には、両方の直線搬送路R1,
R2をそれぞれ走行する無人搬送車が、互いに異なる周
波数の信号s1,s2を受,送信することから、互いの
走行を規制し合うことが全くなく、自由に走行すること
ができるので、従来に比較して搬送効率が格段に向上す
る。
【0046】図7は本発明の他の実施の形態に係る無人
搬送車の走行制御方法を具現化するためのゾーンの設定
を示す説明図である。同図に示した走行経路は、図12
と同一である。この実施の形態の走行制御方法では、入
口I4と行き止まり点Cと出口O3とを含む大形制御ゾ
ーンd3を、マーカM5,M7,M8によって仮想的に
設定するのに加えて、この大形制御ゾーンd3の内部
に、入口I5と、出口O3と、行き止まり点Cと戻り分
岐点A3との中間点I6とを包含する小形制御ゾーンd
4を、各マーカM6,M9,M8によって仮想的に設定
する。したがって、入口I4は大形制御ゾーンd3の入
口であり、入口I5は小形制御ゾーンd4の入口であ
る。さらに、入口I4の外側には、大形制御ゾーンd3
用の確認エリアe4をマーカm4によって仮想的に設定
するとともに、入口I5の外側には、小形制御ゾーンd
4用の確認エリアe5をマーカM5によって仮想的に設
定する。さらに、行き止まり点Cから小形制御ゾーンd
4に進入する箇所には、確認エリアe6をマーカm5に
よって仮想的に設定する。そして、この走行制御方法で
は両制御ゾーンd3,d4内の何れにも2台の無人搬送
車が同時に進入しないように走行を制御する。
【0047】無人搬送車の制御装置は、決定された走行
経路に基づいて異なる信号を送信および受信するように
無線通信機を制御する。すなわち、直線搬送路R4を直
進走行して行き止まり点Cに停止したのちに、逆方向に
走行して戻り分岐点A3から戻り搬送路R6を通って合
流点B2で分岐搬送路R5に合流する第4の走行コース
L4を走行する場合には、図2(c)に示した第1およ
び第2の信号s1,s2を2チャンネルで送信しながら
入口I5から進入してマーカM9まで小形制御ゾーンd
4内を通過したのち、図2(b)に示した第2の信号s
2のみの送信を行いながら小形制御ゾーンd4を出たの
ちに、行き止まり点Cで折り返して、確認エリアe6の
入口まで戻ったときに、再び第1および第2の信号s
1,s2を2チャンネルで送信し、且つ第1の信号の受
信を行いながら確認エリアe6内に進入し、小形制御ゾ
ーンd4のマーカM9で設定された入口I6で第1の信
号s1を受信しなかった場合に第1,第2の信号s1,
s2を2チャンネルで送信しながら小形制御ゾーンd4
内に進入して分岐搬送路R5に合流したのちに出口O3
から出ていくように無線通信機を制御する。
【0048】一方、入口I5から小形制御ゾーンd4内
に進入したのちに分岐搬送路R5を通って出口O3から
出ていく第5の走行コースL5を走行する場合には、図
2(a)に示した第1の信号s1を送信しながら小形制
御ゾーンd4内を通過するように無線通信機を制御す
る。
【0049】つぎに、上記実施の形態に係る走行制御方
法における走行制御の処理について、図8ないし図10
のフローチャートを参照しながら詳細に説明する。な
お、図8ないし図10の接続ポイントP4,P5は互い
に接続されている。先ず、図8図9において、無人搬送
車の制御装置は、直線搬送路R4の走行中において、ホ
ームポジションで与えられた制御プログラムに基づいて
上記の第4の走行コースL4を経由するのか否かを判別
する(ステップS51)。いま、第4の走行コースであ
ると判別した場合、続いて、誘導センサからのマーカm
4の検出信号の入力の有無に基づいて確認エリアe4の
入口に到達したか否かを監視する(ステップS52)。
【0050】無人搬送車が確認エリアe4の入口に到着
したと判別したのちに、この無人搬送車の制御装置は、
無線通信機に図2(b)に示した第2の信号s2の受,
送信をを交互に繰り返す通信動作を開始させながら、停
止することなくそのまま確認エリアe4内に進入させる
(ステップS53)。この無人搬送車が確認エリアe4
を走行中において、制御装置は無線通信機が他車からの
第2の信号s2を受信したか否かを判別する(ステップ
S54)。
【0051】無人搬送車が大形制御ゾーンd3の入口I
4に到達するまでの間に無線通信機が第2の信号s2を
受信した場合には、送信を停止して(ステップS5
5)、停車することなくそのまま前進走行を継続しなが
ら大形制御ゾーンd3の入口I4に到達するのを監視し
(ステップS56)、入口I4に到達したと判別した時
点で、受信状態で停車する(ステップS57)。入口I
4に停止した無人搬送車では、無線通信機が第2の信号
s2を受信しない状態が一定時間継続したか否かを判別
し(ステップS58)、受信が一定時間の間無かったと
判別するまで入口I4で待機させる。このように待機さ
せるのは、大形制御ゾーンd3における行き止まり点C
の近傍箇所に他車が存在する場合に大形制御ゾーンd3
内に進入すると、この自車によって他車の戻り通路を塞
いでしまい、他車が立ち往生してしまうためである。
【0052】制御装置は、待機中において第2の信号s
2の受信が一定時間の間無かったと判別したとき(ステ
ップS58)、大形制御ゾーンd3内から他車が出てし
まっていなくなったと判断して、無線通信機に受信動作
を停止させ、第2の信号s1を送信して発車させ(ステ
ップS59)、それと同時に、第1の信号s1の受,送
信を開始させる(ステップS60)。したがって、この
場合の無線通信機は、第1,第2の信号s1,s2を2
チャンネルで送信し、且つ第1の信号s1のみを受信し
ながら確認エリアe5内を走行する。
【0053】そして、制御装置は、第1の信号s1を受
信したか否かを判別し(ステップS61)、第1の信号
s1を受信したと判別した場合には、その第1の信号s
1の送信を停止する(ステップS62)。ここで、第1
の信号s1の送信を停止するのは、小形制御ゾーンd4
内に他車が存在しているので、この他車が送信している
第1の信号s1と混信するのを防止するためである。
【0054】続いて、制御装置は小形制御ゾーンd4の
入口I5に到達したか否かをマーカM6の検出信号の入
力の有無に基づいて判別する(ステップS63)。受信
したと判別した場合には、第1の信号の受信状態を継続
しながら入口I5に停車し(ステップS64)、その第
1の信号s1を一定時間の間受信しなくなるのを待つ
(ステップS65)。これは、いま小形制御ゾーンd4
内に他車が存在しているので、この状態で自車が小形制
御ゾーンd4内に進入すると、他車に追突または衝突す
るためである。
【0055】第1の信号s1を一定時間の間受信しなか
ったと判別したとき(ステップS65)、受信を停止し
て(ステップS66)、第1,第2の信号s1,s2を
2チャンネルで送信しながら発車して小形制御ゾーンd
4内に進入する(ステップS67)。小形制御ゾーンd
4内を走行中は、小形制御ゾーンd4の出口(ここでは
入口I6に相当する)に到達したか否かをマーカM9の
検出信号の入力の有無に基づいて判別する(ステップS
68)。小形制御ゾーンd4の出口に到達したと判別し
た時点で、第1の信号s1の送信を停止つまり第2の信
号s2のみを送信しながら停車するこことなく小形制御
ゾーンd4を出た後に大形制御ゾーンd3内を進行する
(ステップS69)。その後、この無人搬送車は第2の
信号s2の送信動作を行いながら大型制御ゾーンd3内
を行き止まり点Cに向かって走行する。
【0056】続いて、制御装置は、自車が行き止まり点
Cから折り返して確認エリアe6の入口に到達したか否
かを誘導センサからのマーカm5の検出信号の入力の有
無に基づいて判別する(ステップS70)。確認エリア
e6の入口に到達とした判別したときに、第1の信号s
1の受,送信を開始し(ステップS71)、停車するこ
となく走行しながら第1の信号s1を受信したか否かを
判別する(ステップS72)。ここで、第5の走行コー
スL5を経由する他車が小形制御ゾーンd4内に存在し
た場合には、この他車から送信される第1の信号s1を
受信する。その場合には、この第1の信号s1を受信し
たと判別し(ステップS72)、送信を停止して(ステ
ップS73)、停車することなくそのまま確認エリアe
6内を走行して、小形制御ゾーンd4の入口I6に到達
するのをマーカM9の検出信号の入力の有無に基づいて
監視する(ステップS74) 小形制御ゾーンd4の入口I6に到達したと判別した時
点(ステップS74)で、受信状態で停車し(ステップ
S75)、第1の信号s1を一定時間の間受信しなくな
るのを待つ(ステップS76)。すなわち、第5の走行
コースを経由する他車が小形制御ゾーンd4から出るま
で待機する。
【0057】そして制御装置は、一定時間の間継続して
受信しなかったと判別したときに(ステップS76)、
受信を停止して発車し(ステップS78)、それと同時
に、第1の信号s1の送信を開始し、即ち第1,第2の
信号s1,s2を2チャンネルで送信しながら小形制御
ゾーンd4内に進入させる(ステップS79)。続い
て、制御装置は、マーカM7の検出信号の入力の有無に
基づいて出口O3に到達したか否かを判別し(ステップ
S80)、出口O3に到達したと判別したときに、送信
を停止する(ステップS81)。
【0058】一方、確認エリアe4に進入したのちに第
2の信号s2を受信することなく大形制御ゾーンd3の
入口I4に到達したと判別した場合には(ステップS8
2)、第2の信号s2の受信を停止して(ステップS8
3)、ステップS60に移行して第1の信号の受,送信
を開始して停車することなく確認エリアe5内に進入
し、このとき、第1の信号s1を受信することなく小形
制御ゾーンd4の入口I5に到達したと判別した場合
(ステップS99)は、受信を停止し(ステップS10
0)、停車することなく小形制御ゾーンd4内に進入す
る。さらに、確認エリアe6の入口で第1の信号s1の
受信を開始して入口I6まで走行中に、第1の信号s1
を受信することなく入口I6に到達したと判別した場合
には(ステップS84)、第1の信号s1の受信を停止
して(ステップS85)、停車することなくそのまま小
形制御ゾーンDd4内に進入する。
【0059】一方、制御装置は、確認エリアe3に到達
する以前に、ホームポジションで与えられた制御プログ
ラムに基づいて自車が経由するのは第4の走行コースで
ない、つまり第5の走行コースであると判別した場合に
は(ステップS51)、図10のフローチャートに基づ
き走行制御の処理を実行する。すなわち、搬送路R4を
走行中の無人搬送車の制御装置は、誘導センサからのマ
ーカM5の検出信号の入力の有無に基づいて確認エリア
e5の入口I4に到達したか否かを監視する(ステップ
S86)すなわち、第5の走行コースL5を経由する場
合には、確認エリアe4を無視する。そして、確認エリ
アe5の入口I4に到着したと判別したのちに、この無
人搬送車の制御装置は、無線通信機に図2(a)に示し
た第1の信号s1の受,送信をを交互に繰り返す通信動
作を開始させながら、停止することなくそのまま確認エ
リアe5内に進入させる(ステップS87)。この無人
搬送車が確認エリアe5を走行中において、制御装置は
無線通信機が他車からの第1の信号s1を受信したか否
かを判別する(ステップS88)。
【0060】無人搬送車が小形制御ゾーンd4の入口I
5に到達するまでの間に無線通信機が第1の信号s1を
受信した場合には、送信を停止して(ステップS8
9)、停車することなくそのまま前進走行を継続しなが
ら入口I5に到達するのを監視し(ステップS90)、
入口I5に到達したと判別した時点で、受信状態で停車
する(ステップS91)。入口I5に停止した無人搬送
車では、無線通信機が第1の信号s1を受信しない状態
が一定時間継続したか否かを判別し(ステップS9
2)、受信が一定時間の間無かったと判別するまで入口
I5で待機させる。このように待機させるのは、小形制
御ゾーンd4内に他車が存在する場合に自車が進入する
と、他車に追突または衝突するからである。
【0061】制御装置は、待機中において第1の信号s
1の受信が一定時間の間無かったと判別したとき(ステ
ップS92)、小形制御ゾーンd4内から他車が出てい
なくなったと判断して、無線通信機に受信動作を停止さ
せ(ステップS93)、第1の信号s1の送信を継続し
て発車させて(ステップS94)、小形制御ゾーンd4
内に進入させる。ここで、折り返し点Cに向かって走行
する他車が送信する第2の信号s2は無視する。この場
合には、自車が小形制御ゾーンd4内に進入して分岐搬
送路R5に向かうので、他車に接触するおそれが全くな
いからである。
【0062】したがって、第5の走行コースL5を経由
する無人搬送車は、従来のような無用な待ち時間を設け
ることなく迅速に小形制御ゾーンd4内に進入して通過
できる。
【0063】小形制御ゾーンd4内に進入した無人搬送
車では、制御装置がマーカM8の検出信号の入力の有無
に基づいて出口O3に到達したか否かを監視し(ステッ
プS95)、出口O3に到達したと判別したときに送信
を停止する(ステップS96)。
【0064】一方、第1の信号s1を受信することなく
入口I5に到達したと判別した場合(ステップS97)
には、受信を停止し(ステップS98)、第1の信号s
1の送信を継続したまま、停車することなく小形制御ゾ
ーンd4内に進入し、そののち、ステップS95にスキ
ップして前述と同様に走行制御処理する。
【0065】
【発明の効果】以上のように本発明の無人搬送車の走行
制御方法によれば、無人搬送車が互いに接触せずに走行
可能な複数の制御ゾーンを設定し、前記各制御ゾーン毎
に異なる信号を送信しながら走行させるとともに、複数
の前記制御ゾーンが重なる領域では各制御ゾーン毎に設
定した各信号を複数チャンネルで送信しながら走行させ
るようにしたので、複数の制御ゾーンが重なった領域に
存在する他車から送信される複数チャンネルの信号のう
ちの自車の進入すべき制御ゾーンに設定された信号のみ
を受信し、当該ゾーンの信号を受信した場合に限り自車
が信号を受信して入口で待機する。すなわち、自車が進
入すべき制御ゾーンとは異なる制御ゾーンを走行中の他
車からの送信信号を自車が受信して影響を受けることが
ない。そのため、互いに接触するおそれの無い複数台の
無人搬送車は、他車の走行に拘わらず制御ゾーン内に進
入できるので、従来に比較して無用な待ち時間が大幅に
減少して搬送効率を格段に向上させることができる。
【0066】また、複数の前記制御ゾーンが重なる領域
では各制御ゾーンにそれぞれ設定した固有の各信号を時
系列に複数チャンネルで送信するとともに、複数の前記
制御ゾーンの各入口を互いに異なる位置に設けて、各入
口にそれぞれ到達するまでの走行区間では対応する前記
制御ゾーンに固有の信号のみを1チャンネルで受信しな
がら走行させるようにすれば、1台の無線通信機で複数
チャンネルの送信を行うことができるとともに、受信す
べき信号を時間をずらして1チャンネルずつ受信するの
で、受信時間を十分に長く設定することができ、他車か
らの信号を受信し損なうことがない。したがって、複数
チャンネルを受信するためにチャンネル分だけの無線通
信機を備える場合に比較してコストを低減でき、1台の
無線通信機で複数チャンネルの信号を時分割で受信する
場合に比較して確実に受信できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係る無人搬送車の走行
制御方法を具現化するためのゾーンの設定を示す説明
図。
【図2】同上の走行制御方法によるゾーン毎に設定した
通信動作を示すタイミングチャート。
【図3】同上の走行制御方法による走行制御の処理の一
部を示すフローチャート。
【図4】同上の走行制御方法による走行制御の処理の他
部を示すフローチャート。
【図5】同上の走行制御方法による走行制御の処理のさ
らに他部を示すフローチャート。
【図6】同上の走行制御方法による走行制御の処理のさ
らに他部を示すフローチャート。
【図7】本発明の他の実施の形態に係る無人搬送車の走
行制御方法を具現化するためのゾーンの設定を示す説明
図。
【図8】同上の走行制御方法による走行制御の処理の一
部を示すフローチャート。
【図9】同上の走行制御方法による走行制御の処理の他
部を示すフローチャート。
【図10】同上の走行制御方法による走行制御の処理の
さらに他部を示すフローチャート。
【図11】従来の無人搬送車の走行制御方法によるゾー
ンの設定を示す説明図。
【図12】従来の他の無人搬送車の走行制御方法による
ゾーンの設定を示す説明図。
【符号の説明】
R4 直線搬送路(一般搬送路) R5 分岐搬送路 R6 戻り搬送路 d1,d2 制御ゾーン d3 大形制御ゾーン d4 小形制御ゾーン I1〜I3 入口 O1〜O3 出口 A1〜A3 分岐点 B1,B2 合流点 C 行き止まり点
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 園山 修 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 Fターム(参考) 5H301 AA02 AA09 BB05 CC03 CC06 DD05 DD08 DD17 EE03 EE12 EE15 FF01 FF15 KK03 KK08 KK18 LL04 LL06 LL08 LL11 LL12 LL16 MM09 MM10

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 搬送路を共用して複数台の無人搬送車を
    走行させるとともに、無人搬送車間で無線による交信を
    相互に行って互いの走行を規制しながら走行する無人搬
    送車の走行制御方法において、 無人搬送車が互いに接触せずに走行可能な複数の制御ゾ
    ーンを設定し、 前記各制御ゾーン毎に異なる信号を送信しながら走行さ
    せるとともに、複数の前記制御ゾーンが重なる領域では
    各制御ゾーン毎に設定した各信号を複数チャンネルで送
    信しながら走行させるようにしたことを特徴とする無人
    搬送車の走行制御方法。
  2. 【請求項2】 二つの一般搬送路間に、分岐点と合流点
    とを介して迂回搬送路が接続されている場合、一方の前
    記一般搬送路と前記分岐点とを包含する制御ゾーンを設
    定するとともに、他方の前記一般搬送路と前記合流点と
    を包含する制御ゾーンを設定し、前記迂回搬送路を前記
    両制御ゾーンの重なる領域で囲むように設定した請求項
    1に記載の無人搬送車の走行制御方法。
  3. 【請求項3】 一般搬送路における行き止まり点の手前
    の第1の分岐点から分岐して分岐搬送路に向かう第1の
    走行コースと、前記一般搬送路の前記行き止まり点で折
    り返して、前記第1の分岐点の手前の第2の分岐点から
    戻り搬送路を通って前記分岐搬送路に合流点を介して合
    流する第2の走行コースとを有する場合に、 前記一般搬送路の入口と出口と前記行き止まり点とを包
    含する大形制御ゾーンを設定するとともに、前記第1お
    よび第2の分岐点と前記合流点とを包含する小形制御ゾ
    ーンを、前記大形制御ゾーンの内部に設定した請求項1
    に記載の無人搬送車の走行制御方法。
  4. 【請求項4】 複数の前記制御ゾーンが重なる領域では
    各制御ゾーンにそれぞれ設定した固有の各信号を時系列
    に複数チャンネルで送信するとともに、複数の前記制御
    ゾーンの各入口を互いに異なる位置に設けて、各入口に
    それぞれ到達するまでの走行区間では対応する前記制御
    ゾーンに固有の信号のみを1チャンネルで受信しながら
    走行させるようにした請求項1ないし請求項3の何れか
    に記載の無人搬送車の走行制御方法。
JP11051916A 1999-02-26 1999-02-26 無人搬送車の走行制御方法 Pending JP2000250628A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11051916A JP2000250628A (ja) 1999-02-26 1999-02-26 無人搬送車の走行制御方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11051916A JP2000250628A (ja) 1999-02-26 1999-02-26 無人搬送車の走行制御方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000250628A true JP2000250628A (ja) 2000-09-14

Family

ID=12900210

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11051916A Pending JP2000250628A (ja) 1999-02-26 1999-02-26 無人搬送車の走行制御方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000250628A (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002297239A (ja) * 2001-03-30 2002-10-11 Mazda Motor Corp 車両の制御方法及びその装置
JP2004512587A (ja) * 2000-10-16 2004-04-22 松下電器産業株式会社 無人搬送車、その運行制御システムおよび方法、および自走車
CN106477055A (zh) * 2015-08-31 2017-03-08 波音公司 飞行器失速保护系统
KR20170094502A (ko) 2016-02-10 2017-08-18 가부시키가이샤 다이후쿠 물품 반송 설비
US9758308B1 (en) 2016-04-11 2017-09-12 Daifuku Co., Ltd. Article transport facility
IL289190B1 (en) * 2019-06-27 2023-06-01 Murata Machinery Ltd Travel vehicle system and travel vehicle control method

Cited By (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004512587A (ja) * 2000-10-16 2004-04-22 松下電器産業株式会社 無人搬送車、その運行制御システムおよび方法、および自走車
JP2002297239A (ja) * 2001-03-30 2002-10-11 Mazda Motor Corp 車両の制御方法及びその装置
JP4556340B2 (ja) * 2001-03-30 2010-10-06 マツダ株式会社 車両の制御装置
CN106477055A (zh) * 2015-08-31 2017-03-08 波音公司 飞行器失速保护系统
US9934993B2 (en) 2016-02-10 2018-04-03 Daifuku Co., Ltd. Article transport facility
KR20170094502A (ko) 2016-02-10 2017-08-18 가부시키가이샤 다이후쿠 물품 반송 설비
TWI705034B (zh) * 2016-02-10 2020-09-21 日商大福股份有限公司 物品搬送設備
US9758308B1 (en) 2016-04-11 2017-09-12 Daifuku Co., Ltd. Article transport facility
KR20170116581A (ko) 2016-04-11 2017-10-19 가부시키가이샤 다이후쿠 물품 반송 설비
JP2017191361A (ja) * 2016-04-11 2017-10-19 株式会社ダイフク 物品搬送設備
CN107291076A (zh) * 2016-04-11 2017-10-24 株式会社大福 物品输送设备
CN107291076B (zh) * 2016-04-11 2021-11-30 株式会社大福 物品输送设备
IL289190B1 (en) * 2019-06-27 2023-06-01 Murata Machinery Ltd Travel vehicle system and travel vehicle control method

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5071695B2 (ja) 走行車システムと走行車システムでの走行制御方法
JPH0780630B2 (ja) スライバ供給側及び被供給側紡績装置間で少なくとも1個のケンスを自動搬送する装置
JP2000250627A (ja) 無人搬送車の走行制御方法
JP3446650B2 (ja) 移動ロボットの安全装置
JP2000250628A (ja) 無人搬送車の走行制御方法
JP2005242489A (ja) 自律移動体の運行制御システムおよびプログラム
JPH07225614A (ja) 搬送装置、搬送装置の制御装置及び搬送車
JPH1158271A (ja) 移動ロボット
JP3206314B2 (ja) 無人搬送車の自律運転方法
JP2017107270A (ja) 走行管理システム
JP2849728B2 (ja) 無人搬送車の複数台制御方法
JPS6373303A (ja) 自動操縦車輌の交差点制御方式
JP2005225662A (ja) 搬送車監視制御装置、無人搬送車、搬送システム、及び搬送車監視制御方法
JPH1031515A (ja) 無人搬送車の制御方法及び無人搬送装置
JP2897347B2 (ja) 無人搬送車の障害物検出制御方法
JP2002047861A (ja) 自動扉装置およびその装置に用いる制御装置
JPH0926825A (ja) 無人搬送車の制御装置および制御方法
JP2003182809A (ja) 物品搬送設備
JPH01237256A (ja) 無人搬送車の自動扉開閉制御装置
KR0156483B1 (ko) 무인운반시스템
JPH061240A (ja) 合流点における無人搬送車相互の衝突防止方法および装置
JP3367207B2 (ja) 無人搬送車の追い出し制御方法
JPH08147035A (ja) 無人搬送車の制御方法及びその装置
JP2545052Y2 (ja) 無人搬送車の交通制御装置
JPH0251709A (ja) 無人搬送車の運行制御方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20050617

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20070809

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070821

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20080304