JPH1031515A - 無人搬送車の制御方法及び無人搬送装置 - Google Patents

無人搬送車の制御方法及び無人搬送装置

Info

Publication number
JPH1031515A
JPH1031515A JP8185206A JP18520696A JPH1031515A JP H1031515 A JPH1031515 A JP H1031515A JP 8185206 A JP8185206 A JP 8185206A JP 18520696 A JP18520696 A JP 18520696A JP H1031515 A JPH1031515 A JP H1031515A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
communication line
guided vehicle
ground control
monitoring
control panel
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP8185206A
Other languages
English (en)
Inventor
Masaaki Iwasaki
雅昭 岩崎
Masatoshi Sugiyama
正壽 杉山
Takanobu Naruo
孝信 鳴尾
Sadao Degawa
定男 出川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
IHI Corp
Original Assignee
IHI Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by IHI Corp filed Critical IHI Corp
Priority to JP8185206A priority Critical patent/JPH1031515A/ja
Publication of JPH1031515A publication Critical patent/JPH1031515A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】 安価で搬送路の変更が容易な無人搬送装置を
提供すると共に、無人搬送車をリアルタイムに制御する
ことが可能な無人搬送車の制御方法を提供する。 【解決手段】 無線通信を介して地上制御盤から受信さ
れた指示に基づいて搬送路上を移動する複数の無人搬送
車の制御方法において、無人搬送車は、搬送路上に予め
指定された監視エリアに進入しようとする場合に無線通
信を介して進入要求を地上制御盤に送信し、地上制御盤
は該進入要求に対して他の無人搬送車の位置情報に基づ
いて進入の可否を判断して無人搬送車に返信する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は無人搬送車の制御方
法及び無人搬送装置に係わり、特に無人搬送車の進入制
限を必要とする監視エリアへの進入を制御する技術に関
する。
【0002】
【従来の技術】例えば、工場等において種々の物品を搬
送する手段として、地上制御盤から無線手段を介して受
信した指示に基づいて搬送作業を行う無人搬送車があ
る。このような無人搬送車による搬送システムでは、通
常、無人搬送車が複数配され、地上制御盤は一定のサイ
クルで各無人搬送車を順次巡回制御(モニタリング制
御)する。また、複数の無人搬送車が配された搬送シス
テムでは、搬送路における交差点等、複数の無人搬送車
が同時に走行する可能性のある部分が予め監視エリアに
指定され、地上制御盤は該監視エリアへの無人搬送車の
進入を一定のルールに基づいて制限する制御(ブロック
制御)を行う。
【0003】ところで、上記従来のブロック制御では、
搬送路上に埋設されたセンサによって無人搬送車の位置
を検出して監視エリアへの進入をコントロールしてい
た。本出願人は、特願平6−283864号に、このよ
うなセンサを用いた監視エリアへの進入制御に係わる発
明を出願している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このようなブ
ロック制御では、無人搬送車の位置を検出するセンサや
無人搬送車に指示を与えるセンサ等、複数のセンサを必
要とする。例えば交差点等の監視エリアでは、交差点の
入口で無人搬送車の進入を検出する進入センサや交差点
の入口で無人搬送車の退出を検出する退出センサ、交差
点の入口で無人搬送車に交差点の通過を指示する通過指
示センサ等が搬送路上に多数埋設される。このため、こ
れらセンサの埋設工事及び各センサから地上制御盤まで
の配線工事に多大の費用が掛かると共に搬送路のルート
変更を行うことが困難であるという問題点があった。
【0005】本発明は、上述する問題点に鑑みてなされ
たもので、以下の点を目的とする。 (1)安価な無人搬送装置を提供する。 (2)搬送路の変更が容易な無人搬送装置を提供する。 (3)無人搬送車をリアルタイムに制御することが可能
な無人搬送車の制御方法を提供する。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、第1の方法的手段として、無線通信を介して地上制
御盤から受信された指示に基づいて搬送路上を移動する
複数の無人搬送車の制御方法において、無人搬送車は、
搬送路上に予め指定された監視エリアに進入しようとす
る場合に無線通信を介して進入要求を地上制御盤に送信
し、地上制御盤は該進入要求に対して他の無人搬送車の
位置情報に基づいて進入の可否を判断して無人搬送車に
返信するという手段が採用される。
【0007】第2の方法的手段として、上記第1の方法
的手段において、通常の搬送作業に係わる無線通信に用
いられるモニタリング通信回線と監視エリアへの進入に
係わる無線通信に用いられるBC(ブロックコントロー
ル)通信回線とを個別に設けるという手段が採用され
る。
【0008】第3の方法的手段として、上記第2の方法
的手段において、BC通信回線による無線通信が正常に
行えない場合に、モニタリング通信回線を用いて監視エ
リアへの進入に係わる無線通信を行うという手段が採用
される。
【0009】第4の方法的手段として、上記第2または
第3の方法的手段において、進入要求が許可されず監視
エリアの入口で待機する無人搬送車への進入許可は、モ
ニタリング通信回線を介して送信されるという手段が採
用される。
【0010】第5の方法的手段として、上記第4の方法
的手段において、進入許可の送信は、モニタリング通信
回線における通常の搬送作業に係わる無線通信に対して
優先的に行われるという手段が採用される。
【0011】第1の装置的手段として、搬送作業に係わ
る指示信号を基地局無線機を介して無人搬送車に送信す
ると共に基地局無線機を介して無人搬送車から受信され
た前記指示信号に対する回答信号に基づいて各無人搬送
車を制御する地上制御盤と、移動局無線機を介して地上
制御盤から受信された前記指示信号に基づいて搬送路上
を移動すると共に移動局無線機を介して地上制御盤に前
記回答信号を送信する複数の無人搬送車とからなる無人
搬送装置であって、各無人搬送車は、搬送路上に予め設
けられた監視エリアに進入しようとする場合に進入要求
信号を地上制御盤に送信し、該地上制御盤はこの進入要
求信号に対する進入の可否を判断して進入許可信号を無
人搬送車に送信するという手段が採用される。
【0012】第2の装置的手段として、上記第1の装置
的手段において、地上制御盤と無人搬送車とは、通常の
搬送作業に係わる無線通信をモニタリング通信回線を用
いて行い、無人搬送車の監視エリアへの進入に係わる無
線通信を前記モニタリング通信回線とは別に設けられた
BC通信回線を用いて行うという手段が採用される。
【0013】第3の装置的手段として、上記第2の装置
的手段において、地上制御盤と無人搬送車とは、BC通
信回線による無線通信が正常に行えない場合にモニタリ
ング通信回線を用いて監視エリアへの進入に係わる無線
通信を行うという手段が採用される。
【0014】第4の装置的手段として、上記第2または
第3の装置的手段において、地上制御盤はモニタリング
通信回線用の第1の基地局無線機とBC通信回線用の第
2の基地局無線機とを備え、無人搬送車は1つの移動局
無線機をモニタリング通信回線とBC通信回線とに切り
換えるように形成されるという手段が採用される。
【0015】第5の装置的手段として、上記第2ないし
第3いずれかの装置的手段において、地上制御盤は、進
入要求が許可されず監視エリアの入口で待機する無人搬
送車に対し、モニタリング通信回線を介して進入許可信
号を送信するという手段が採用される。
【0016】第6の装置的手段として、上記第5の装置
的手段において、地上制御盤は、進入許可信号の送信を
モニタリング通信回線における通常の搬送作業に係わる
無線通信に対して優先的に行うという手段が採用され
る。例えば、地上制御盤と無人搬送車との間の無線通信
がコンピュータを用いたソフトウエア的手段によって制
御される場合、モニタリング通信回線による無線通信処
理に対して進入許可の送信処理が割り込みによって実行
される。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、図1ないし図4を参照し
て、本発明に係わる無人搬送車の制御方法及び無人搬送
装置の実施形態について説明する。
【0018】〔第1の実施形態〕図1は、本実施形態の
無人搬送装置の構成を示すシステム構成図である。この
図において、符号1は地上制御盤、2A,2Bは無人搬
送車、3は搬送路、Xは交差点、また4は監視エリアで
ある。なお、この図では、2台の無人搬送車2A,2B
を表記しているが、無人搬送車は実際には2台以上が同
時に稼働される。
【0019】このうち、地上制御盤1は、搬送作業を行
う無人搬送車2A,2Bを制御するものであり、入力装
置1aと制御装置1bと表示装置1cとモニタリング無
線機(第1の基地局無線機)1dとBC(ブロックコン
トロール)無線機(第2の基地局無線機)1eとから構
成される。入力装置1aはキーボード等から構成され、
例えば保守点検時等に必要に応じて地上制御盤1に操作
情報を入力するためのものである。
【0020】制御装置1bは、CPU(中央演算装置)
と、ROM(読み出し専用メモリ)やRAM(読み出し
/書き込み可能メモリ)等の記憶装置と、上記入力装置
1aや表示装置1c及びモニタリング無線機1dやBC
無線機1eとのデータの授受を行うインターフェース等
から構成され、CPUがROMに記憶された制御プログ
ラムに従って以下に説明する一連の処理を実行すること
によりモニタリング無線機1dとBC無線機1eを制御
すると共に、その制御状態を表示装置1cに表示させ
る。
【0021】表示装置1cは、上記制御装置1bの制御
状態を表示するためのものであり、CRTモニタ等が適
用される。モニタリング無線機1dは、通常の搬送作業
を制御するときに無人搬送車2A,2Bとの交信に用い
られる無線機であり、モニタリング通信回線が割り当て
られる。例えば、モニタリング無線機1dは、該モニタ
リング通信回線を介して無人搬送車2A,2Bに搬送作
業に係わる各種指示を指示信号として送信すると共に、
該指示信号に対する回答信号を無人搬送車2A,2Bか
ら受信する。
【0022】BC無線機1eは、上記監視エリア4への
無人搬送車2A,2Bの進入に係わる交信に用いられる
無線機であり、上記モニタリング通信回線とは搬送周波
数の異なるBC通信回線が割り当てられる。例えば、B
C無線機1eは、BC通信回線を介して無人搬送車2
A,2Bから監視エリア4への進入を要求する進入要求
信号を受信すると共に、該進入要求信号に対して進入の
可否を示す進入許可信号を無人搬送車2A,2Bに送信
する。
【0023】図2は、無人搬送車2A,2Bの電気的構
成を示すブロック図である。この図に示すように、無人
搬送車2A,2Bは、各々に移動局無線機(移動局無線
機)2A1,2B1と移動局制御部2A2,2B2と自立走
行部2A1,2B1と等から構成される。
【0024】各々移動局無線機(移動局無線通信手段)
2A1,2B1は、上記モニタリング通信回線とBC通信
回線との両回線で交信できるように搬送周波数を切り換
えるように形成される。移動局無線機2A1,2B1は、
モニタリング通信回線を用いて上記指示信号を地上制御
盤1から受信すると共に回答信号を送信し、またBC通
信回線を用いて上記進入要求信号を送信すると共に進入
許可信号を地上制御盤1から受信する。
【0025】移動局制御部2A2,2B2は、CPU(中
央演算装置)と、ROM(読み出し専用メモリ)やRA
M(読み出し/書き込み可能メモリ)等の記憶装置と、
上記移動局無線機2A1,2B1や自立走行部2A1,2
B1とのデータの授受を行うインターフェース等から構
成され、CPUがROMに記憶された制御プログラムに
従って以下に説明する一連の処理を実行することにより
移動局無線機2A1,2B1や自立走行部2A1,2B1を
制御する。
【0026】例えば、移動局制御部2A2,2B2は、移
動局無線機2A1,2B1によって受信された指示信号に
基づいて自立走行部2A1,2B1を作動させて無人搬送
車2A,2Bを走行させると共に、無人搬送車2A,2
Bの走行位置等の搬送作業に係わる情報を回答信号とし
て移動局無線機2A1,2B1に出力する。また、移動局
制御部2A2,2B2は、無人搬送車2A,2Bが監視エ
リア4に差し掛かったことを検出すると上記進入要求信
号を移動局無線機2A1,2B1に送信させると共に、移
動局無線機2A1,2B1によって地上制御盤1から受信
された進入指示信号に基づいて自立走行部2A1,2B1
を作動させて無人搬送車2A,2Bを監視エリア4に進
入あるいは監視エリア4の入口で待機させる。
【0027】搬送路3は、無人搬送車2A,2Bの走行
ルートであり、複数の作業ステーション間に設けられ
る。交差点Xは搬送路3の交差部であり、上記監視エリ
ア4が設定される。監視エリア4は、搬送路3上におい
て、例えば交差点Xのように無人搬送車2A,2Bが同
時に通過する可能性のあるような部分や特に無人搬送車
2A,2Bの進入を制限する必要のある部分に予め設け
られる。
【0028】次に、上記地上制御盤1による無人搬送車
2A,2Bの制御方法を図3及び図4に示すフローチャ
ートに沿って説明する。
【0029】図3は、地上制御盤1(正確には地上制御
盤1のCPU)におけるBC通信回線を用いた通信処
理、つまり無人搬送車2A,2Bが監視エリア4に進入
する場合における地上制御盤1の通信処理を示すフロー
チャートである。
【0030】まず、ステップSk1において、無人搬送車
(以後、AGVと略称する)2A,2BからBC通信回
線を介して受信された信号があるか否かが判断される。
この判断が「NO」の場合は当該判断処理が繰り返さ
れ、「YES」の場合にはAGV2A,2Bから受信さ
れた信号の内容が判定され、監視エリア4への進入要求
信号が受信されたと判定された場合は処理がステップS
k2に進められる。
【0031】例えばAGV2Aから上記進入要求信号が
受信された場合、ステップSk2ではAGV2Aを監視エ
リア4内に進入させても良いか否かが判定されて、続い
て、この判定結果に応じて該進入要求信号に対する進入
指示信号として進入許可信号あるいは待機指示信号が送
信される(ステップSk3)。AGV2Aは、進入許可信
号を受信すると、以下に説明するように監視エリア4内
に進入し、待機指示信号を受信した場合には監視エリア
4の入口で待機することになる。なお、待機指示信号が
地上制御盤1から送信される場合は、内既に監視エリア
4内に他の無人搬送車、例えばAGV2Bが監視エリア
4内に進入している場合等である。
【0032】このようにして進入許可信号あるいは待機
指示信号が送信されると、この送信が成功したか否かが
判断され(ステップSk4)、この判断が「NO」の場合
は上記送信が繰り返され、「YES」の場合には上記R
AMに記憶されたBC通信回線に係わる通信情報が更新
されて(ステップSk5)、処理が終了される。
【0033】一方、上記ステップSk1において、通過通
知信号つまり監視エリア4に進入した無人搬送車が該監
視エリア4の通過し終えたことを示す信号の受信が判定
されると、他に監視エリア4に進入させても良い無人搬
送車があるか否かが判断される(ステップSk6)。例え
ば、AGV2Aに引き続いてAGV2Bから進入要求信
号が受信された場合、先に監視エリア4への進入を要求
したAGV2Aに進入許可信号が送信される。そして、
該AGV2Aは、監視エリア4を通過すると、そのこと
を知らせる通過通知信号を地上制御盤1に送信する。
【0034】この状態において、AGV2Bを監視エリ
ア4内に進入させても良い状態となるので、上記ステッ
プSk6における判断は「YES」となり、モニタリング
通信回線を用いたAGV2Bに対する進入許可信号の送
信が依頼される(ステップSk7)。
【0035】ここで、BC通信回線を用いた交信が地上
制御盤1とAGV2A,2Bとの間で行われている間、
モニタリング通信回線を介したAGV2A,2Bに対す
る搬送作業の指示信号及び該指示信号に対する搬送作業
の状態を示す回答信号の授受が地上制御盤1によるポー
リング形式で行われる。このようなモニタリング通信回
線の交信に対して、上記AGV2Bに対する進入許可信
号の送信が割り込まれて優先的に行われる。このように
してステップSk7の処理が終了すると、また上記ステッ
プSk6の判断が「NO」の場合、BC通信回線に係わる
通信情報が更新されて(ステップSk8)、処理が終了さ
れる。
【0036】次に、図4は、AGV2A,2B(正確に
は移動局制御部2A2,2B2の各CPU)における通信
処理を示すフローチャートである。ここでは、まずモニ
タリング通信回線による信号の受信が判断される(ステ
ップSa1)。例えば、AGV2Bが上記ステップSk7の
処理に基づく進入許可信号を受信したと判断した場合、
自立走行部2B3が作動されてAGV2Bの走行が開始
され(ステップSa2)、AGV2Bは監視エリア4内に
進入する。
【0037】一方、モニタリング通信回線による通常の
信号つまり搬送作業に係わる指示信号が受信された場合
及び上記ステップSa2の処理が終了すると、ステップS
a3においてモニタリング通信回線による受信時の処理ル
ーチン、例えばモニタリング通信回線に係わる通信情報
の更新等が実行される。また、上記ステップSa1の判断
結果が「NO」つまり信号が受信されないと判断された
場合、及び上記ステップSa3の処理が終了すると、AG
V2A,2Bの走行位置が確認される(ステップSa
4)。
【0038】この結果、走行位置が監視エリア4内であ
ることが判断されると、ステップSa5において、通信回
線の変更、つまり通信回線がモニタリング通信回線から
BC回線に切り換えられる。一方、ステップSa4の判断
結果が通常位置つまり監視エリア4以外の搬送路3上の
位置である場合には、処理は上記ステップSa1に戻され
る。
【0039】通信回線がBC回線に切り換えられると、
進入要求信号が地上制御盤1に送信され(ステップSa
6)、該送信が成功したか否かが判断される(ステップ
Sa7)。そして、この通信が成功したと判断された場合
は、ステップSa8において地上制御盤1から上記進入指
示信号が受信されたか否かが判断され、通信が失敗した
と判断された場合及びステップSa8において進入許可信
号が受信されないと判断された場合には、ステップSa6
に戻って進入要求信号が地上制御盤1に再送信される。
【0040】上記ステップSa8において、例えば無人搬
送車2Aが進入指示信号のうち進入許可信号を受信した
場合、自立走行部2A3が作動されて無人搬送車2Aは
監視エリア4内への進入を開始する(ステップSa9)。
一方、進入指示信号のうち待機指示信号を受信した場合
には、無人搬送車2Aは監視エリア4の入口で進入許可
信号を受信するまで待機することになる(ステップSa1
0)。
【0041】上記ステップSa9及びステップSa10の処
理が終了すると、ステップSa11において再度通信回線
が変更される。すなわち、通信回線はBC回線からモニ
タリング通信回線に戻されて、上述したステップSa1以
降の処理が繰り返される。
【0042】一方、上記ステップSa4において、無人搬
送車2A,2Bの走行位置が監視エリア4を通過した位
置であると判断された場合、通信回線がモニタリング通
信回線からBC回線に切り換えられる(ステップSa1
2)。そして、通過通知信号が地上制御盤1に送信され
(ステップSa13)、該送信が成功したか否かが判断さ
れる(ステップSa14)。ここで、この判断が「NO」
つまり通信が失敗したと判断された場合は、ステップS
a13に戻って通過通知信号が地上制御盤1に再送信さ
れ、この判断が「YES」つまり通信が成功したと判断
された場合には、通信回線がBC回線からモニタリング
通信回線に切り換えられて(ステップSa15)、処理が
終了される。
【0043】〔他の実施形態〕なお、上記実施形態で
は、モニタリング通信回線とBC回線とを使い分けるこ
とによってAGV2A,2Bの監視エリア4内への進入
制御を実現している。しかし、本願発明はこれに限定さ
れるものではなく、以下のような実施形態も本願発明の
範囲に属する。
【0044】すなわち、上記実施形態において、無人搬
送車の稼働台数が少ない場合、地上制御盤1とAGV2
A,2Bとの間で行われる通常の搬送作業に係わる交信
の時間間隔は大きくすることができる。この場合、通信
回線をモニタリング通信回線のみとして、通常の搬送作
業に係わる交信の合間にAGV2A,2Bの監視エリア
4内への進入に係わる交信を行う。このように交信を行
うことにより、モニタリング通信回線とBC回線という
2つの通信回線を設けることなく混信を防止し、確実に
AGV2A,2Bを制御することができる。
【0045】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係わる無
人搬送車の制御方法及び無人搬送装置によれば以下のよ
うな効果を奏する。 (1)各無人搬送車は、搬送路上に予め設けられた監視
エリアへ進入しようとする場合に進入要求信号を地上制
御盤に送信し、地上制御盤は該進入要求信号に対する進
入の可否を回答信号に基づいて判断して無人搬送車に進
入許可信号を送信するので、無人搬送車の監視エリアへ
の進入に係わり搬送路上にセンサ等を埋設する必要がな
い。したがって、該センサの埋設工事及びセンサから地
上制御盤までの配線工事が不要となり、無人搬送装置を
低価格にすることができる。 (2)上述したように、搬送路上にセンサ等を埋設する
必要がないので、搬送路のルート変更を極めて容易とす
ることができる。 (3)監視エリアの入口に差し掛かった無人搬送車が、
自ら地上制御盤に進入要求信号を送信するので、地上制
御盤による無人搬送車の監視エリアへの進入に係わる制
御が無人搬送車主導で行われることになる。したがっ
て、無人搬送車の走行位置に応じたリアルタイムな監視
エリアへの進入制御を実現することができる。 (4)通常の搬送作業に係わる無線通信であるモニタリ
ング通信回線と監視エリアへの進入に係わる無線通信で
あるBC通信回線とが個別に設けられるので、通常の搬
送作業に係わる無線通信と監視エリアへの進入に係わる
無線通信とを混信することなく行うことができる。 (5)基地局無線機と移動局無線機とは、BC通信回線
による無線通信が正常に行えない場合にモニタリング通
信回線を用いて監視エリアへの進入に係わる無線通信を
行うように構成されるので、無人搬送車の監視エリアへ
の進入に係わる制御を確実に行うことができる。したが
って、無人搬送車に的確に指示を与えて搬送作業を効率
良く行わせることができる。 (6)地上制御盤は、モニタリング通信回線用の第1の
基地局無線機とBC通信 回線用の第2の基地局無線機とを備え、無人搬送車は1
つの移動局無線機をモニタリング通信回線とBC通信回
線とに切り換えるように構成されるので、無人搬送車の
稼働台数に応じて通信を頻繁に行う地上制御盤は確実に
複数の無人搬送車を制御することができると共に、地上
制御盤に比較して通信回数の少ない無人搬送車は1台の
移動局無線機を効率的に利用して搬送作業を行うことが
できる。 (7)進入要求が許可されず監視エリアの入口で待機す
る無人搬送車への進入許可は、モニタリング通信回線を
介して送信されるので、無人搬送車の監視エリアへの進
入に係わる制御を確実に行うことができる。したがっ
て、無人搬送車に的確に指示を与えて搬送作業を効率良
く行わせることができる。 (8)進入許可の送信は、モニタリング通信回線におけ
る通常の搬送作業に係わる無線通信に対して優先的に行
われる。例えば、地上制御盤と無人搬送車との間の無線
通信がコンピュータを用いたソフトウエア的手段によっ
て制御される場合、モニタリング通信回線による無線通
信処理に対して進入許可の送信が割り込みによって優先
的に実行される。したがって、待機中の無人搬送車に対
して速やかに進入許可を送信することができるので、搬
送作業のリアルタイム性を保つことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わる無人搬送車の制御方法及び無人
搬送装置に係わり、該無人搬送装置の一構成例を示すシ
ステム構成図である。
【図2】本発明に係わる無人搬送車の制御方法及び無人
搬送装置に係わり、無人搬送車の一構成例を示すブロッ
ク図である。
【図3】本発明に係わる無人搬送車の制御方法及び無人
搬送装置に係わり、地上制御盤による通信処理の一例を
示すフローチャートである。
【図4】本発明に係わる無人搬送車の制御方法及び無人
搬送装置に係わり、無人搬送車による通信処理の一例を
示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 地上制御盤 1a 入力装置 1b 制御装置 1c 表示装置 1d モニタリング無線機(基地局無線機、第1の基地
局無線機) 1e BC(ブロックコントロール)無線機(基地局無
線機、第2の基地局無線機) 2A,2B 無人搬送車 2A1,2B1 移動局無線部(移動局無線機) 2A2,2B2 移動局制御部 2A3,2B3 自立走行部 3 搬送路 4 監視エリア X 交差点
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 出川 定男 東京都江東区豊洲三丁目2番16号 石川島 播磨重工業株式会社豊洲総合事務所内

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 無線通信を介して地上制御盤(1)から
    受信された指示に基づいて搬送路(3)上を移動する複
    数の無人搬送車(2A,2B)の制御方法において、 無人搬送車は、搬送路上に予め指定された監視エリア
    (4)に進入しようとする場合に無線通信を介して進入
    要求を地上制御盤に送信し、地上制御盤は該進入要求に
    対して他の無人搬送車の位置情報に基づいて進入の可否
    を判断して無人搬送車に返信することを特徴とする無人
    搬送車の制御方法。
  2. 【請求項2】 通常の搬送作業に係わる無線通信に用い
    られるモニタリング通信回線と監視エリアへの進入に係
    わる無線通信に用いられるBC(ブロックコントロー
    ル)通信回線とを個別に設けることを特徴とする請求項
    1記載の無人搬送車の制御方法。
  3. 【請求項3】 BC通信回線による無線通信が正常に行
    えない場合に、モニタリング通信回線を用いて監視エリ
    アへの進入に係わる無線通信を行うことを特徴とする請
    求項2記載の無人搬送車の制御方法。
  4. 【請求項4】 進入要求が許可されず監視エリア(4)
    の入口で待機する無人搬送車(2A,2B)への進入許
    可は、モニタリング通信回線を介して送信されることを
    特徴とする請求項2または3記載の無人搬送車の制御方
    法。
  5. 【請求項5】 進入許可の送信は、モニタリング通信回
    線における通常の搬送作業に係わる無線通信に対して優
    先的に行われることを特徴とする請求項4記載の無人搬
    送車の制御方法。
  6. 【請求項6】 搬送作業に係わる指示信号を基地局無線
    機(1d,1e)を介して無人搬送車(2A,2B)に
    送信すると共に基地局無線機を介して無人搬送車から受
    信された前記指示信号に対する回答信号に基づいて各無
    人搬送車を制御する地上制御盤(1)と、移動局無線機
    (2A1,2B1)を介して地上制御盤から受信された前
    記指示信号に基づいて搬送路(3)上を移動すると共に
    移動局無線機を介して地上制御盤に前記回答信号を送信
    する複数の無人搬送車とからなる無人搬送装置であっ
    て、 各無人搬送車は、搬送路上に予め設けられた監視エリア
    (4)に進入しようとする場合に進入要求信号を地上制
    御盤に送信し、該地上制御盤はこの進入要求信号に対す
    る進入の可否を判断して進入許可信号を無人搬送車に送
    信することを特徴とする無人搬送装置。
  7. 【請求項7】 地上制御盤と無人搬送車とは、通常の搬
    送作業に係わる無線通信をモニタリング通信回線を用い
    て行い、無人搬送車の監視エリアへの進入に係わる無線
    通信を前記モニタリング通信回線とは別に設けられたB
    C(ブロックコントロール)通信回線を用いて行うこと
    を特徴とする請求項6記載の無人搬送装置。
  8. 【請求項8】 地上制御盤と無人搬送車とは、BC通信
    回線による無線通信が正常に行えない場合にモニタリン
    グ通信回線を用いて監視エリアへの進入に係わる無線通
    信を行うことを特徴とする請求項7記載の無人搬送装
    置。
  9. 【請求項9】 地上制御盤はモニタリング通信回線用の
    第1の基地局無線機(1d)とBC通信回線用の第2の
    基地局無線機(1e)とを備え、無人搬送車は1つの移
    動局無線機をモニタリング通信回線とBC通信回線とに
    切り換えるように形成されることを特徴とする請求項7
    または8記載の無人搬送装置。
  10. 【請求項10】 地上制御盤は、進入要求が許可されず
    監視エリアの入口で待機する無人搬送車に対し、モニタ
    リング通信回線を介して進入許可信号を送信することを
    特徴とする請求項7ないし9いずれかに記載の無人搬送
    装置。
  11. 【請求項11】 地上制御盤は、進入許可信号の送信を
    モニタリング通信回線における通常の搬送作業に係わる
    無線通信に対して優先的に行うことを特徴とする請求項
    10記載の無人搬送装置。
JP8185206A 1996-07-15 1996-07-15 無人搬送車の制御方法及び無人搬送装置 Pending JPH1031515A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8185206A JPH1031515A (ja) 1996-07-15 1996-07-15 無人搬送車の制御方法及び無人搬送装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8185206A JPH1031515A (ja) 1996-07-15 1996-07-15 無人搬送車の制御方法及び無人搬送装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH1031515A true JPH1031515A (ja) 1998-02-03

Family

ID=16166736

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8185206A Pending JPH1031515A (ja) 1996-07-15 1996-07-15 無人搬送車の制御方法及び無人搬送装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH1031515A (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006312388A (ja) * 2005-05-09 2006-11-16 Murata Mach Ltd 搬送台車システム
US7305287B2 (en) * 2003-10-14 2007-12-04 Samsung Electronics Co., Ltd. AGV control system and method
CN102799177A (zh) * 2011-05-23 2012-11-28 捷达世软件(深圳)有限公司 自动引导小车控制系统及方法
CN106705955A (zh) * 2016-12-23 2017-05-24 深圳市三维通机器人系统有限公司 一种海量级agv调度方法及其系统
JP2017191361A (ja) * 2016-04-11 2017-10-19 株式会社ダイフク 物品搬送設備
CN110018685A (zh) * 2019-03-21 2019-07-16 苏州佳世达光电有限公司 运输车控制方法、装置及其系统

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7305287B2 (en) * 2003-10-14 2007-12-04 Samsung Electronics Co., Ltd. AGV control system and method
JP2006312388A (ja) * 2005-05-09 2006-11-16 Murata Mach Ltd 搬送台車システム
CN102799177A (zh) * 2011-05-23 2012-11-28 捷达世软件(深圳)有限公司 自动引导小车控制系统及方法
JP2017191361A (ja) * 2016-04-11 2017-10-19 株式会社ダイフク 物品搬送設備
CN106705955A (zh) * 2016-12-23 2017-05-24 深圳市三维通机器人系统有限公司 一种海量级agv调度方法及其系统
CN106705955B (zh) * 2016-12-23 2020-05-05 深圳市三维通机器人系统有限公司 一种海量级agv调度方法及其系统
CN110018685A (zh) * 2019-03-21 2019-07-16 苏州佳世达光电有限公司 运输车控制方法、装置及其系统

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6049745A (en) Navigation system for automatic guided vehicle
JP3151889B2 (ja) 無人走行車の待避制御方法
KR20170133970A (ko) 교차로에서의 무인 반송차의 트래픽 흐름 제어 방법, 시스템 및 이를 위한 트래픽 제어기
US11964672B2 (en) Passenger transportation system, method of passenger transportation, and vehicle controller
JPH1031515A (ja) 無人搬送車の制御方法及び無人搬送装置
US11468770B2 (en) Travel control apparatus, travel control method, and computer program
JPH05143158A (ja) 無人自走体の無線監視通信方法及びその装置
JP2838463B2 (ja) 無人搬送車制御システム
JP3182366B2 (ja) 無人誘導車両の制御装置
JPH05127747A (ja) 無人自走体の衝突防止運行方法及びその装置
JP3136782B2 (ja) 無人搬送車の交差点制御方法
JP3493821B2 (ja) 無人搬送車の制御装置および制御方法
JP2897347B2 (ja) 無人搬送車の障害物検出制御方法
JP2720526B2 (ja) 移動ロボットの走行制御方法
JP2000250628A (ja) 無人搬送車の走行制御方法
JPS6340915A (ja) 無人台車走行制御方式
EP4163751A1 (en) Remote support system and remote support method
KR0156483B1 (ko) 무인운반시스템
US20220284817A1 (en) Infection control system and infection control method
KR920006932B1 (ko) 무인차 씨스템
JP2002229646A (ja) 無人搬送車の交差点制御方法
JP2581088B2 (ja) 多ステ−ション多窓口対応無人車システム
JP2607555Y2 (ja) 自律交差点制御装置
JPS62254211A (ja) 無人走行車の運行制御装置
JPH0716206U (ja) 自律交差点制御装置

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20060323

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060411

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20060801