JPH07225285A - 電子時計 - Google Patents

電子時計

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JPH07225285A
JPH07225285A JP6146099A JP14609994A JPH07225285A JP H07225285 A JPH07225285 A JP H07225285A JP 6146099 A JP6146099 A JP 6146099A JP 14609994 A JP14609994 A JP 14609994A JP H07225285 A JPH07225285 A JP H07225285A
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sensor
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atmospheric pressure
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勝 窪田
Yoshitaka Iijima
好隆 飯島
Takashi Kawaguchi
孝 川口
Hidehiro Akaha
秀弘 赤羽
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    • G04HOROLOGY
    • G04GELECTRONIC TIME-PIECES
    • G04G21/00Input or output devices integrated in time-pieces
    • G04G21/02Detectors of external physical values, e.g. temperature
    • GPHYSICS
    • G04HOROLOGY
    • G04CELECTROMECHANICAL CLOCKS OR WATCHES
    • G04C3/00Electromechanical clocks or watches independent of other time-pieces and in which the movement is maintained by electric means
    • G04C3/008Mounting, assembling of components
    • GPHYSICS
    • G04HOROLOGY
    • G04CELECTROMECHANICAL CLOCKS OR WATCHES
    • G04C3/00Electromechanical clocks or watches independent of other time-pieces and in which the movement is maintained by electric means
    • G04C3/14Electromechanical clocks or watches independent of other time-pieces and in which the movement is maintained by electric means incorporating a stepping motor
    • G04C3/146Electromechanical clocks or watches independent of other time-pieces and in which the movement is maintained by electric means incorporating a stepping motor incorporating two or more stepping motors or rotors

Abstract

(57)【要約】 【目的】 構成を複雑化することなく、気圧などの環境
データを表示できるなどの機能を追加した電子時計を提
供すること。 【構成】 センサ付き多機能電子時計では、内蔵の気圧
センサで測定されたデータを小気圧針10および気圧針
11によって表示する。また、3時間前との気圧差は、
気圧傾向針21で表示する。文字板5の周囲の取り付け
られたダイヤルリング17には、気圧目盛り18が付さ
れており、その外周側には、高度目盛り20が付された
回転ベゼル19が配置されている。内蔵のセンサは、回
転ベゼル19から張り出していない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電子時計に関し、さら
に詳しくは、センサなどを内蔵した多機能電子時計に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のセンサ付き多機能電子時計では、
実開昭61−154585号公報、または特開平4−6
4085号公報に記載されているように、時刻表示面と
センサとを重ならないようにする目的に、外装ケースの
外周部に突出部を設け、そこにセンサを内蔵させてい
る。
【0003】また、実開平4−43238号公報には、
センサとして圧力センサを電子時計に内蔵させて気圧計
や高度計としての機能を付加し、さらに天候を表示する
ものも商品化されている。
【0004】さらに、特開昭60−260883号公報
には、電子時計の電池寿命を延ばす目的に、各種の検出
パルスを用いた補正駆動方式を採用することが開示され
ている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
電子時計では、新たな機能を追加すると、以下に掲げる
ように、追加した機能の価値を損なうほどのマイナス面
があるという問題点がある。
【0006】まず、第1に、新たな機能を追加するにあ
たって、指針式でないので、表示を確認しにくい。ま
た、外装ケースに突出部を形成し、そこにセンサを内蔵
させているので、腕への装着感が低い。また、見栄えも
悪い。
【0007】第2に、気圧値を測定可能にした多機能電
子時計では、その測定結果から相対高度や海面校正した
気圧値を求めようとすると、補正のための演算が必要で
あるため、多数の操作ボタンを配置する必要があるとと
もに、その操作が極めて複雑になる。
【0008】第3に、センサ付きのアナログ表示の電子
時計、またはアナログデジタル両表示の電子時計では、
一般に電源供給能力などの制約から、駆動モータ駆動パ
ルスと、センサによる測定とを同じタイミングで実行で
きないので、それぞれのタイミングをずらして駆動して
いる。このため、時刻の表示が1秒運針の場合には、現
在の時刻表示用のモータを駆動するモータ駆動パルスの
出力期間と、A/D変換の実行期間の合計が1秒を越え
てはならないという制約が生じる。ここで、センサ付き
多機能電子時計に使用されている二重積分型のA/D変
換回路は、測定精度を高める目的に積分時間を充分に長
くする必要がある。しかも、補正駆動方式では、各種の
パルスを組み合わせるのに実行時間が長い。このため、
従来のセンサ付きのアナログ電子時計において、A/D
変換の積分時間を充分に確保するには、補正駆動方式を
用いないか、あるいは簡略化した補正駆動方式を用いざ
るを得ない。
【0009】第4に、従来の電子時計では、複雑な表示
を素早く実行するために、正方向および逆方向の双方に
回転駆動可能なステップモータを用いることが多いが、
この場合には、ステップモータの動作を表示指針に伝達
する歯車のバックラッシュに起因して、回転方向の変更
時に指示位置の誤差が発生する。
【0010】第5に、従来のアナログ表示の電子時計で
は、複数の表示指針を文字板から同じ高さ位置に配置す
ると、たとえば、指針の基準位置を修正するには、お互
いの干渉を避けるための特別な機構が必要である。
【0011】第6に、電池寿命の表示機能を付加した電
子時計では、電池寿命の検出を実行するために専用の計
数手段を設ける必要がある。
【0012】以上の問題点に鑑みて、本発明の課題は、
新たな機能を追加するにあたって、構造上のマイナス面
を最小限に抑えた電子時計を提供することにある。たと
えば、複雑な構造や操作を必要とすることなく、新たな
機能として、気圧から高度の読みとりができ、しかも、
気圧の海面更生を行なうできるセンサ付きの電子時計を
提供することを課題とする。また、新たな機能として、
簡単な構成で気圧値などの環境データの変化量を表示可
能な電子時計を提供する。さらに、これらの機能を追加
する場合でも、薄型化、装着感、表示の信頼性、低消費
電力化が損なわれない電子時計を提供することを課題と
する。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明の電子時計に係る第1の形態では、気圧デー
タを測定する気圧測定手段と、この気圧測定手段の測定
結果を気圧目盛りに対する気圧針の指示位置で表示する
気圧表示手段と、時刻を表示する時刻表示手段とを設け
たことに特徴を有する。すなわち、測定した気圧値を気
圧針で表示することに特徴を有する。この場合には、気
圧目盛りの周囲に、それと同心円状の高度目盛りを付し
た回転ベゼルを設けることが好ましい。
【0014】本発明に係る第2の形態では、気圧値、湿
度、温度などの環境データを測定するセンサと、このセ
ンサの測定結果を環境データ表示用指針で表示する環境
データ表示手段と、時刻を表示する時刻表示手段とを有
する電子時計において、環境データ表示手段は、センサ
の測定結果に基づいて、一定時間毎の測定値の変化を検
出する変化量検出手段と、この検出手段の検出結果に基
づいて、環境データの変化量を表示する変化量表示用指
針とを設けたことに特徴を有する。
【0015】本発明における第3の形態では、環境デー
タを測定するセンサと、このセンサの測定結果を環境デ
ータ表示用指針で表示する環境データ表示手段と、時刻
を表示する時刻表示手段と、センサ、環境データ表示手
段、および時刻表示手段の駆動源となる電池と、環境デ
ータ表示手段および時刻表示手段を制御するICとを有
する電子時計において、IC、センサ、および電池を平
面的にずらして配置したことに特徴を有する。
【0016】本発明における第4の形態では、環境デー
タを測定するセンサと、このセンサの測定結果を環境デ
ータ表示用指針で表示する環境データ表示手段と、時刻
を表示する時刻表示手段とを有する電子時計において、
センサを概円形のムーブメントの内側に配置したことに
特徴を有する。
【0017】本発明における第5の形態では、環境デー
タを測定するセンサと、このセンサの測定結果および時
刻のうちのいずれかを表示する指針と、この指針を輪列
を介して回転駆動する駆動モータとを有する電子時計に
おいて、センサ、輪列、および駆動モータは、平面的に
ずらして配置したことに特徴を有する。
【0018】本発明における第6の形態では、環境デー
タを測定するセンサと、このセンサの測定結果を環境デ
ータ表示用指針で表示する環境データ表示手段と、時刻
を表示する時刻表示手段と、これらの構成要素を搭載し
た基枠と、この基枠とともに構成要素を内部に保持する
外装ケースとを有する電子時計において、基枠の側に
は、センサが収納されるセンサ収納部と、このセンサ収
納部の内面とセンサとの間の防水性を確保する第1のパ
ッキンと、基枠面から突出部に形成され、突出部の先端
からセンサ収納部までに通じる第1の貫通孔とを形成
し、外装ケースの側には、突出部が嵌め込まれる凹部
と、この凹部と突出部との間の防水性を確保する第2の
パッキンと、凹部に突出部が嵌められた状態で第1の貫
通孔に連通して、センサのセンサ面と外装ケースの外部
と導通させる第2の貫通孔とを形成したことに特徴を有
する。
【0019】本発明では、第1の貫通孔は、センサ収納
部の外周寄り位置に形成することが好ましい。また、第
1の貫通孔は、時刻表示手段に含まれる日車の配置位置
に対して平面的にずらした外周側の位置に形成すること
が好ましい。さらに、第2の貫通孔の外側開口部を、外
装ケースの外面側に取り付けられた回転ベゼルまたは固
定枠のいずれかが隙間を介して覆うことが好ましい。
【0020】本発明における第7の形態では、環境デー
タを間欠的に測定するセンサと、このセンサの測定結果
を表示する環境データ表示手段と、時刻を時刻表示用指
針で表示する時刻表示手段とを有する電子時計におい
て、時刻表示手段は、センサの環境データ測定期間と、
その環境データの測定の休止期間との間において、時刻
表示用指針の運針方法を切り換える運針方法切換手段を
設けたことに特徴を有する。
【0021】本発明における第8の形態では、環境デー
タを測定するセンサと、ステップモータで環境データ表
示用指針を時計周りおよび反時計周りの方向に所定の位
置まで回転させて、センサの測定結果を表示する環境デ
ータ表示手段と、時刻を表示する時刻表示手段とを有す
る電子時計において、環境データ表示手段は、環境デー
タ表示用指針の回転方向が変更されたときに、環境デー
タ表示用指針を所定位置までのステップ数よりも多いス
テップ数で運針させるバックラッシュ防止手段を備える
ことに特徴を有する。
【0022】本発明における第9の形態では、環境デー
タを測定するセンサと、このセンサの測定結果を環境デ
ータ表示用指針で表示する環境データ表示手段と、時刻
を時刻表示用指針で表示する時刻表示手段とを有する電
子時計において、環境データ表示用指針に対する輪列
は、外周の一部にのみ歯形が形成された歯車を備え、こ
の歯車の歯形の非形成領域によって、環境データ表示用
指針の回転角度範囲が規定されていることに特徴を有す
る。
【0023】本発明では、環境データ表示手段は、環境
データ表示用指針を歯形の非形成領域によって停止する
まで一方方向に回転させる指針位置調整手段を設けるこ
とが好ましい。この場合に、指針位置調整手段は、環境
データ表示用指針を歯形の非形成領域によって停止する
まで一方方向に回転させた後に、この停止位置を基準と
して、そこから所定の角度位置まで環境データ表示用指
針を他方方向に回転させることが好ましい。ここで、一
方方向は、環境データ表示用指針を駆動するステップモ
ータの通常の駆動方向に対して逆転方向であることが好
ましい。
【0024】本発明における第10の形態では、環境デ
ータを測定するセンサと、このセンサの測定結果を表示
する環境データ表示手段と、時刻を表示する時刻表示手
段とを有する電子時計において、環境データ表示手段
は、環境データの最大値または最小値のいずれかを含む
特定データを記憶しておく特定データ記憶手段と、この
記憶手段に記憶されている特定データを表示する特定デ
ータ表示手段と、この特定データ表示手段が特定データ
記憶手段に記憶されている特定データを表示する直前に
センサに環境データを測定させ、その測定結果に基づい
て表示すべき特定データを更新する特定データ更新手段
とを設けたことに特徴を有する。
【0025】本発明における第11の形態では、環境デ
ータを測定するセンサと、このセンサの測定結果を表示
する環境データ表示手段と、時刻を表示する時刻表示手
段と、センサの測定結果と表示とのずれを校正するため
の校正手段とを有する電子時計において、校正手段は、
校正可能なモードに入るための操作の途中にもセンサに
環境データを測定させ、その測定結果を環境データ表示
手段に表示させることに特徴を有する。この場合には、
校正手段は、校正動作を開始した直後にその旨の報知音
を校正動作を開始した旨の報知音を発生する報知音発生
手段を有することが好ましい。
【0026】本発明における第12の形態では、環境デ
ータを測定するセンサと、このセンサの測定結果を表示
する環境データ表示手段と、時刻を表示する時刻表示手
段とを有する電子時計において、環境データ表示手段
は、センサの測定結果のうちから異常データの有無を検
出する異常データ検出手段と、この異常データ検出手段
による検出結果に基づいて、センサの測定結果から異常
データを除いたデータに基づいて表示内容を演算するデ
ータ補正手段とを設けたことに特徴を有する。
【0027】たとえば、異常データ検出手段は、所定の
単位期間内にセンサが測定した一定時間毎の環境データ
の変化量を示すデータ群のうち、所定の値より大きな値
のデータを異常データと判断し、データ補正手段は、デ
ータ群から異常データを除いたデータに基づいて、単位
期間が経過する前後の環境データの変化量に補完処理し
た内容を表示内容として演算する。また、異常データ検
出手段は、所定の単位期間を等分割した各期間内でセン
サが一定時間毎に計測したデータ群のうち、他のいずれ
のデータに対しても差が所定の値より大きなデータを異
常データとし、データ補正手段は、異常データを除いた
データからの等分割した期間毎に平均値を演算し、これ
らの平均値に基づいて、単位期間が経過する前後の環境
データの変化量を表示内容として演算してもよい。さら
には、異常データ検出手段は、所定の単位期間を等分割
した各期間内でセンサが一定時間毎に計測したデータ群
のうち、他のいずれのデータに対しても差が所定の設定
値より大きなデータを異常データとし、データ補正手段
は、異常データを除いたデータからの等分割した期間毎
に平均値を算出し、これらの平均値のうち、直前の期間
の平均値との差が所定の値より小さな平均値に基づいて
単位期間が経過する前後における環境データの変化量に
補完処理した内容を表示内容として演算してもよい。
【0028】このような場合には、データ補正手段は、
異常データの数が所定の数以上あったときには、単位期
間内に計測された全てのデータから環境データの変化量
を演算してもよい。または、データ補正手段は、異常デ
ータの数が所定の数以上あったときには、単位期間内に
おける環境データの変化量を零としてもよい。
【0029】本発明における第13の形態では、複数の
指針と、これらの指針を輪列を介して回転駆動する駆動
モータとを有する電子時計において、複数の指針には、
1周360°を回転可能な第1の指針と、この指針と同
じ駆動モータで駆動され、第1の指針とは異なる表示単
位、および異なる角度範囲をもって文字板の中心を回転
中心として回転する第2の指針が含まれていることに特
徴を有する。
【0030】本発明では、第2の指針の回転領域を避け
る位置には、第2の指針と文字板から同じ高さ位置で回
転する副針を有することが好ましい。また、第2の指針
に対する輪列は、外周の一部にのみ歯形が形成された歯
車を備え、この歯車の歯形の非形成領域によって、第2
の指針の回転角度範囲が規定されていることが好まし
い。
【0031】本発明における第14の形態では、時刻を
表示する時刻表示手段と、所定の付加動作を間欠的に行
なう付加機能駆動手段と、この付加機能駆動手段および
時刻表示手段を駆動する電源部とを有する電子時計にお
いて、電源部は、付加機能駆動手段が間欠的に行なう動
作のタイミングに同期して電源電圧を検出する電源電圧
検出手段を設けることに特徴を有する。この場合には、
電源電圧検出手段の検出結果に基づいて、電源電圧が低
下したときにそれ以降の付加機能駆動手段の動作を停止
させる駆動制御手段を設けることが好ましい。この場合
には、付加機能駆動手段としては、現在時刻とアラーム
設定時刻とを間欠的に比較し、それらが一致したと判断
したときにアラーム音を発生させるアラーム手段などを
利用できる。
【0032】本発明のいずれの形態においても、環境デ
ータとして、湿度や温度などを測定してそれを表示する
ことができ、特に、気圧や水圧などの圧力値を測定して
それを表示した場合には、アウトドアライフを楽しむ者
にとって便利である。
【0033】
【実施例】図1は、本例の多機能電子時計の要部の外観
を示す平面図である。
【0034】(全体構成および機能の概略説明)この図
において、本例のセンサ付き多機能電子時計Wには、セ
ンター指針としての時針1および分針2が取り付けられ
ているとともに、九時を示す方向には、副針としての秒
針3および二十四時針4が取り付けられている。文字板
5には、時針1に対応する位置に十二時間制の目盛り5
aが形成され、五時を示す方向と四時を示す方向との間
には、カレンダーを表示する日車6を透視するための窓
5bが形成されている。
【0035】文字板5の三時を示す方向には、月齢を表
示するための月齢車7を透視するための窓5cも形成さ
れ、時針1に連動する月齢車7により月の満ち欠けを表
示している。
【0036】文字板5の六時を示す方向には、アラーム
時刻を表示するアラーム時針8およびアラーム分針9が
配置されており、予め設定されたアラーム時刻と、現在
の時刻とが一致したときにアラーム音が20秒間発生す
るようになっている。アラーム時刻の設定は、四時を示
す方向に設けられた四時龍頭15を操作することにより
行なうようになっている。
【0037】たとえば、四時龍頭15を通常位置に押し
込んだ状態では、いわゆるワンタッチ・アラームモード
であり、アラーム音を1回発生すると、アラームセット
が解除される。この状態では、八時方向にある八時ボタ
ン14を押すたびにアラーム分針9、およびアラーム時
針8が1分単位で運針されるので、アラーム時刻を所定
の時刻に設定できる。従って、最大で12時間のアラー
ム設定が可能である。また、八時ボタン14を押し続け
ると、アラーム分針9およびアラーム時針8は、加速的
に連続回転するので、アラーム時刻を短時間で設定でき
る。
【0038】四時龍頭15を一段階引き出した状態で
は、いわゆるデイリーアラームモードになり、設定時刻
になると、アラーム音が毎日12時間サイクルで2回発
生する。この状態でも、八時ボタン14を押すと、アラ
ーム分針9およびアラーム時針8が1分単位で回転する
ので、アラーム時刻を設定できる。また、八時ボタン1
4を押し続けると、アラーム分針9およびアラーム時針
8は、加速的に連続して回転するので、アラーム時刻を
短時間で設定できる。
【0039】四時龍頭15を二段階引き出した状態で
は、時差修正モードになり、八時ボタン14を押す度
に、アラーム分針9およびアラーム時針8が1時間単位
で運針されるので、アラーム設定時刻を時差修正するこ
とができる。この状態で、四時龍頭15を回転させる
と、時針1を単独で回転させることができ、この方法で
も、時差修正を行なうことができる。
【0040】なお、アラーム時針8およびアラーム分針
9は、ワンタッチ・アラームモードの場合には、アラー
ム音を発生させた以降、12時間制で時刻を1分ステッ
プで表示する。この場合の動作は、時針1、および分針
2などとは独立している。従って、アラーム時針8およ
びアラーム分針9の時刻合わせを行なう場合がある。こ
の場合には、小秒針3が0秒位置にきたときに、三時龍
頭16を二段階引出した後、八時ボタン14を押して時
刻を合わせ、しかる後に、時報に合わせて三時龍頭16
を通常状態にまで押し込む。また、三時龍頭16を二段
階引き出した状態で三時龍頭16を回転させることによ
っても、時刻修正が可能である。なお、三時龍頭16を
引き出す度に報知音を発生するようにすることにより、
ユーザの使い勝手を高めてある。
【0041】また、三時龍頭16を一段階引き出した状
態で、三時龍頭16を回転させることによって、カレン
ダー修正と月齢修正とが可能である。さらに、三時龍頭
16は、通常位置にあるときには、後述の気圧表示機能
を切り換えるスイッチとしての機能も有する。
【0042】本例のセンサ付き多機能電子時計におい
て、センター位置には、1ステップで2hPaを表示す
る気圧針11が設けられ、文字板5の周囲に取り付けら
れたダイヤルリング17には、気圧目盛り18が付され
ている。文字板5の十二時を示す方向には、気圧の最小
単位を示す小気圧針10が設けられ、その周囲には小気
圧目盛り11aが印刷されている。通常の携帯時には、
三時龍頭16を通常状態に押し込んでおけば、後述する
気圧センサにより、気圧値が10分間に1回測定され、
測定されたデータは、アナログ・デジタル変換された
後、小気圧針10および気圧針11で表示されるように
なっている。また、三時龍頭16を通常状態に押し込ん
だ状態で、二時を示す方向に設けられた二時ボタン12
を押すことによって、気圧の連続測定モードになり、5
秒に1回、気圧の連続測定を5分間行なうようになって
いる。さらに、十時を示す方向に設けられた十時ボタン
13を押すと、最低気圧呼出モードになり、これまで測
定した気圧値のうち最低の気圧値を小気圧針10および
気圧針11によって表示するようになっている。なお、
気圧の最低値に代えて、気圧の最高値を表示してもよい
が、気圧の場合には、最低値を表示して天候の悪化を監
視できるようにした方が使い勝手がよい。
【0043】ダイヤルリング17の外周側には、気圧目
盛り18に対して同心円状に回転ベゼル19が配置さ
れ、この回転ベゼル19は、円周方向に回転可能であ
る。回転ベゼル19の上面には、高度目盛り20が形成
されている。従って、気圧針11の位置と、ダイヤルリ
ング17の気圧目盛り18から気圧値を読みとることが
可能であるとともに、高度目盛りから相対高度を読みと
ることが可能である。すなわち、高度が10m高くなれ
ば、一般的には、気圧が12hPaから8hPa変化す
るからである。たとえば、現在地点が高度0mであり、
気圧値が1013hPaである場合には、回転ベゼル1
9を回転させて、高度目盛り20の高度0mを1013
hPaに合わせる。この状態から標高の異なる地点に移
動したとき、気圧針11が900hPaを示した場合に
は、気圧針11と高度目盛り20から約1000mの高
度位置にまできたことを視認できる。また、大気圧が1
日に変化する量は、2hPaから3hPa程度であり小
さい。従って、移動に要した時間が短時間であれば、周
知の高度位置からの相対高度を知ることができる。
【0044】また、本例のセンサ付き多機能電子時計W
では、現在の気圧値とその場所の高度とがわかれば、実
際に測定した気圧値を高度0mで測定した値に修正する
海面更生を行なうことが可能である。一般に、テレビや
新聞などで発表される天気図には、気圧分布を見やすい
ように、一定の高さ(海面上)での気圧値に更生した値
で気圧配置を示してある。このため、実際に測定した気
圧値と、新聞などで発表された気圧値とを比較する場合
には、実際に測定した気圧値を更生する必要がある。こ
のような更生も、本例のセンサ付き多機能電子時計Wで
は、回転ベゼル19の簡単な操作により海面更生を行な
う。たとえば、高度1000mで気圧値が900hPa
であった場合に、回転ベゼル19を回転して高度目盛り
20の高度1000mと気圧目盛り18の900hPa
とを合わせ、この状態で高度0mの位置の気圧を読みと
る。このときの値が1012hPaであれば、天気図上
の気圧でいう1012hPaの気圧の中にいることがわ
かる。
【0045】さらにまた、本例では、センター針とし
て、現在の気圧と約3時間前の気圧との差を示す気圧傾
向針21が設けられている。気圧傾向針21は、三時方
向をプラスマイナス零とし、右上方向にあると、気圧が
プラス傾向、右下方向にあると、気圧がマイナス傾向に
あることを示している。従って、気圧傾向針21から大
気圧の変化をみれば、天候がよい方向に向かっている
か、あるいは悪い方向に向かっているかをある程度知る
ことができる。一般に、気圧が高くなりつつあるときに
は天候が回復傾向にあり、逆に、気圧が低くなるつつあ
るときには、天候が下り傾向にあると判断できるからで
ある。
【0046】(駆動系の構成)図2乃至図8を参照し
て、本例のセンサ付き多機能電子時計の機構系を説明す
る。図2は、本例のセンサ付き多機能電子時計の輪列、
モータ、切換機構、およびスイッチング機構の構成を示
す平面図である。
【0047】図2において、本例では、4つのステップ
モータ23、35、54、47が内蔵されており、これ
らのステップモータは、いずれもコイルブロック、ステ
ータ、およびロータで構成されている。コイルブロック
は、高透磁率材からなる磁芯、それに巻かれたコイル、
その両端を導通可能に処理したコイルリード基板、コイ
ル枠から構成されている。ステータは、磁芯と同様、高
透磁率材から構成されている。ロータでは、ロータ磁石
に金属製のかなが取り付けられている。
【0048】ステップモータ23、35、54、47
は、いずれもCPU−IC40から出力される駆動パル
スによって回転する。また、時計体の電源には、後述す
るコイン型のリチウム電池が用いられており、コイルに
は3vの直流電圧が印加されるようになっている。
【0049】これらのステップモータのうち、A系列の
ステップモータ23は、通常時刻を表示するための駆動
源であり、図3に示すように、ロータ24、五番車2
5、四番車26、三番車27、および二番車28からな
る輪列を回転駆動するようになっている。これらの車の
うち、二番車28は、時計体のセンター位置にある。こ
の輪列には、日の裏車29および筒車30も機構的に接
続し、そのうち、筒車30は、時計体のセンター位置に
ある。小秒針33は、図4に示すように、五番車25に
機構的に接続され、通常時刻の秒表示を行なうようにな
っている。このようにして、本例では、時刻表示用指針
の回転により時刻を表示する時刻表示手段が構成されて
いる。
【0050】図2および図5において、B系列のステッ
プモータ35は、気圧および高度を表示するための駆動
源であり、図5に示すように、ロータ36、第1の気圧
表示用中間車37、第2の気圧表示用中間車38、およ
び気圧表示車39からなる輪列を正逆方向(時計周りの
方向および反時計周りの方向)のいずれの方向にも回転
駆動するようになっている。これらの車のうち、気圧表
示車39は、時計体のセンター位置にあり、それに気圧
針11が取り付けられている。ここで、気圧針11は、
時計体のセンター位置で2hPa単位で500hPaか
ら1050hPaまでの気圧を表示するとともに、これ
らの気圧を標準高度に換算すれば、海面下300mから
海抜5500mまでの高度も表示できるようになってい
る。なお、ステップモータ35およびステップモータ2
3には、電気的抵抗値が約3kΩの同じタイプのコイル
ブロックを用いてあり、約10A程度の起磁力を発生す
る。
【0051】図2および図6において、C系列のステッ
プモータ54は、アラーム設定時刻を表示するための駆
動源であり、ロータ41、アラーム用中間車55、アラ
ーム用分車56、アラーム日の裏車57、アラーム用筒
車58からなる輪列を回転駆動するようになっている。
これらの車のうち、アラーム用分車56、およびアラー
ム用筒車58は、六時を示す方向においてアラーム時針
8およびアラーム分針9をそれぞれ運針するようになっ
ている。ここで、ステップモータ54は、アラーム時刻
の通常の設定時には、1分単位で運針するが、八時ボタ
ン14を押すと、毎秒64ステップで正転方向に早送り
可能である。なお、ステップモータ54は、他のステッ
プモータ23、35に比して占有面積が小さい。また、
ステップモータ54のコイルは、細い導線が用いられて
いるので、その電気的抵抗値が約2.6kΩであり、約
8Aの起磁力を有する。
【0052】図3および図7において、D系列のステッ
プモータ47は、10hPa未満の気圧値を1hPa単
位で気圧値の表示を行なうとともに、気圧の相対的な変
化を表示するための駆動源であり、1hPa単位用ロー
タ48、1hPa単位用中間車49、および1hPa単
位用表示車50からなる輪列を回転駆動するようになっ
ている。これらの車のうち、1hPa単位用表示車50
は、十二時を示す方向において、その先端に小気圧針1
0が取り付けられている。
【0053】1hPa単位用ロータ48のかな48a
は、1hPa単位用中間車49の歯車49bに噛み合
い、1hPa単位用中間車49のかな49aは、1hP
a単位用表示車50の歯車50bに噛み合っており、1
hPa単位用ロータ48のかな48aから1hPa単位
用表示車50の歯車50bまでの減速比は、1/15で
ある。また、1hPa単位用ロータ48は、1ステップ
で180°回転するため、1hPa単位用表示車50
は、30ステップで1周360°を回転するようになっ
ている。また、CPU−IC40は、気圧が1hPa変
化すると3ステップ分の駆動パルスをステップモータ4
7に出力するので、1hPa単位用表示車50に取り付
けられている小気圧針10は、1周10hPa分を1h
Pa毎に表示するようになっている。このようにして、
本例では、小気圧針10および気圧針11を環境データ
表示用指針として気圧値(環境データ)を表示する気圧
表示手段(環境データ表示手段)が構成されている。
【0054】なお、CPU−IC40がステップモータ
47に出力する3ステップ分の駆動パルスは、その間隔
が15msから30数msと非常に短いため、見た目に
は、小気圧針10は、1回で1目盛り分を回転したとき
と同様に見えるので、ユーザーにとって、違和感がな
い。また、1目盛り分を3分割してあるため、小気圧針
10の取付け角度位置や文字板の印刷位置に誤差があっ
ても、小気圧針10の位置と、目盛りの位置とのずれを
軽減できる。
【0055】また、本例では、1hPa単位用表示車5
0からは、目安表示用中間車51、目安表示用伝達車5
2、および目安表示車53からなる輪列に回転駆動力が
伝達されるようになっている。すなわち、1hPa単位
用表示車50のかな50aは、目安表示用中間車51の
歯車51bに噛み合い、目安表示用中間車51のかな5
1aは、目安表示用伝達車52の歯車52bに噛み合っ
ている。目安表示用伝達車52のかな52aは、目安表
示車53の歯車53bに噛み合っており、この目安表示
車53の回転軸の先端には、気圧(環境データ)の相対
的な変化を表示するための気圧傾向針21(変化量表示
用指針)が取り付けられている。
【0056】再び、図2において、三時方向には、三時
龍頭16が取り付けられる第1の巻真64が配置されて
いる。第1の巻真64の先端側には、おしどり62およ
びかんぬき63が機構的に接続されている。おしどり6
2およびかんぬき63には規制レバー65が係合してい
る。ここで、第1の巻真64を2段階引き出すと、規制
レバー65は、四番車26の回転を規制するようになっ
ており、四番車26の回転を規制すると、ロータ24が
停止し、小秒針3の運針が停止するようになっている。
この状態でも、二番歯車28aは、一定のすべりトルク
をもって二番かな28bと結合しているため、小鉄車6
7、日の裏車29、二番車かな28b、および筒車30
は回転が可能である。従って、時針1および分針2は、
回転が可能である。それ故、第1の巻真64を二段階引
き出すことにより、時針1および分針2の時刻合わせが
可能である。
【0057】また、第1の巻真64を一段階引き出した
状態で、第1の巻真64を回転させると、その回転力
は、つづみ車66および小鉄車67を介して日の裏車2
9に伝わり、カレンダーの修正が可能である。
【0058】四時方向には、四時龍頭15が取り付けら
れる第2の巻真70が配置されている。この第2の巻真
70には、アラーム用おしどり68が機構的に接続され
ている。ここで、四時龍頭15は、アラーム時刻を設定
するとき、および時針1を単独で修正するときに用い
る。すなわち、第1の巻真64を二段階引き出した状態
で、四時龍頭15を操作して、第2の巻真70を回転さ
せて時刻修正用つづみ69を回転させることにより、時
針1のみを回転させることが可能である。
【0059】なお、二時、十時、および八時方向には、
それぞれスイッチレバー71、72、73がそれぞれ取
り付けられている。これらのスイッチレバー71、7
2、73は、それぞれ二時ボタン12、十時ボタン1
3、および八時ボタン14に機構的に接続しており、こ
れらのボタンを操作したときの感触を高めている。
【0060】(小気圧針と気圧傾向針との関係)次に、
小気圧針10と気圧傾向針21との機構的な関係を説明
する。
【0061】再び、図1において、気圧傾向針21を備
える気圧傾向表示部22は、三時を示す方向において、
二時を示す方向から四時を示す方向に至る角度範囲に構
成されている。気圧傾向表示部22では、三時方向をプ
ラスマイナス零とし、そこから6°毎の角度間隔でプラ
ス側およびマイナス側の双方に5目盛りが付されてい
る。ここで、1目盛りは、約3時間前に測定した気圧
と、今回測定した気圧との相対的な差が1hPaである
ことを表示する。たとえば、今回新たに測定した気圧が
1015hPaであり、約3時間前の測定値は1013
hPaであれば、3時間のうちに2hPa分だけ気圧が
高くなったとして、気圧傾向針21は、12°斜め上向
きの方向を指す。逆に、3時間前の測定値が1017h
Paであれば、気圧傾向針21は、斜め下向きの方向を
指す。以降、気圧傾向針21は、30分に一度、気圧の
相対的な差を更新しながら表示する。
【0062】ここで、気圧傾向針21は、小気圧針10
と連動して回転し、しかも、小気圧針10は、測定した
気圧値を表示するのに対して、気圧傾向針21は、気圧
の変化を表示する。すなわち、1周360°を回転可能
な小気圧針10(第1の指針)と駆動源が同じで、小気
圧針10とは異なる単位系、および異なる角度範囲で回
転する気圧傾向針21(第2の指針)が構成されてい
る。それにもかかわらず、本例では、小気圧針10およ
び気圧傾向針21のいずれをも、一つのステップモータ
47で駆動できるように、以下の構成にしてある。
【0063】まず、気圧の測定が5秒または10分毎に
行なわれ、今回測定した気圧値と、3時間前に測定した
気圧値との相対比較の結果を、気圧傾向針21は、30
分毎に更新しながら表示する。ここで、更新時期と更新
時期との間に気圧が変化して、小気圧針10が回転する
とき、気圧傾向針21も回転する。しかしながら、図2
および図6を参照して説明したとおり、1hPa単位用
表示車50のかな50aから目安表示車53までの減速
比は、1/120であるため、目安表示車53の回転角
度は、極めて小さい。しかも、現実には、大気圧が1時
間のうちに変化する量は、大きくても2hPaから3h
Paである。従って、30分間における小気圧針10の
回転角度が72°であっても、このときの目安表示車5
3の回転角度は、0.6°程度にすぎない。
【0064】従って、気圧傾向針21は、表示の更新時
期の間に気圧の変動があってもプラスマイナス1/4目
盛りの範囲を回転するだけである。しかも、気圧傾向針
21の機能は、気圧の相対変化をその傾斜角によって示
すだけでよいものであり、厳密性を強く求められるもの
ではない。それ故、1つのステップモータで駆動するこ
とに起因して、更新時期と更新時期との間において、気
圧傾向針21が小気圧針10とともに回転しても、実使
用上の問題点がない。逆に、同じ駆動モータで駆動され
る2つの指針があるので、部品点数を大幅に増やすこと
なく、表示可能な情報量を増やすことができる。
【0065】なお、小気圧針10から気圧傾向針21ま
での間には、2つの中間車が設けられているので、回転
方向が逆である。また、小気圧針10が1周360°を
回転すると、気圧傾向針21は、逆方向に3°回転す
る。逆に、気圧の相対的な変化がプラス2hPaである
とき、小気圧針10は、4周を逆方向に回転して元の気
圧表示の目盛り位置を指す。
【0066】また、小気圧針10と気圧傾向針21との
取付け位置は、小気圧針10が0位置(12時方向)に
あるとき、気圧傾向針21は、0位置(三時を示す方
向)に対して1.5°の角度分(1/4目盛り)だけ斜
め下方に向けて取り付けられている。従って、小気圧針
10が正回転方向(時計周りの方向)に気圧傾向針21
の5目盛り分回転したときでも、気圧傾向針21は、目
盛り上を逆回転方向(反時計周りの方向)に回転する。
気圧が低下したことを表示できる範囲を広く確保した方
が、天候の悪化を監視しやすいという点で便利であるか
らである。また、小気圧針10は、9hPaの位置にく
るまで正回転方向に回転した後、そこから1hPa上昇
するときには、逆方向(反時計周りの方向)に回転して
0hPaを指す。このとき、気圧傾向針21は、再び0
位置(三時を示す方向)に対して1.5°の角度分(1
/4目盛り)だけ斜め下方を指す。同様に、気圧が降下
し、小気圧針10が逆転して1周する場合には、気圧傾
向針21は、正回転方向に回転して0hPaに戻る。
【0067】(小気圧針および気圧傾向針の0°位置合
わせ)次に、電池を交換したときなどに行なう小気圧針
10と気圧傾向針21の0°位置合わせの方法を説明す
る。
【0068】まず、三時龍頭16を二段階引き出した後
に、二時ボタン12および十時ボタン13を同時に押す
ことによりシステムリセットして、CMOS−ICに内
蔵されたCPUを初期化した後に、二時ボタン12を押
すと、小気圧針10は、逆方向(反時計周りの方向)に
回転する。ここで、図8に示すように、目安表示車53
には、左右対称に15枚の歯形が2組形成され、歯形の
ない部分がある。従って、この歯形のない部分によっ
て、気圧傾向針21の回転は、所定の角度位置で強制的
に停止するようになっている。それ故、CPU−IC4
0からの逆転駆動パルスの出力が終了した後に、小気圧
針10を0°位置に合わせるのに、気圧傾向針21の停
止位置を基準にすることができる。
【0069】また、指針の動く範囲が規定されているた
め、六時を示す方向にある副針(アラーム設定時刻表示
用の指針)などと干渉することがない。従って、他の副
針を同じ高さ位置に設定でき、針の高さ位置を低く抑え
ることができる。それ故、本例では、センター位置に4
本の針が取り付けられているが、気圧傾向針21とアラ
ーム時針8とを文字板5から同じ高さ位置に設定するこ
とにより、時針1および分針2の高さ位置を従来の3針
タイプの多軸時計と同じ高さ位置に設定することができ
る。
【0070】(センサの配置構造)図9において、時計
の各構成部品は、基枠である地板55に支持された状態
にある。地板55には、外周寄りの位置には、センサ取
付け用のセンサ収納部55aが凹部として形成されてお
り、そこに圧力センサ56が収納されている。ここで、
センサ収納部55aは、図2に示すように、いずれの輪
列、およびステップモータ24、35、54、47とも
平面的にずらした位置に形成されている。
【0071】再び、図9において、センサ収納部55a
では、圧力センサ56と地板55との間に第1のパッキ
ン57が配置されている。第1のパッキン57は、セン
サ押さえ板58がねじ止めされることにより、圧力セン
サ56とセンサ収納部55aとの間に挟まれた状態にあ
り、そこでの防水性を確保している。地板55には、セ
ンサ収納部55aから地板55の表面に抜ける第1の貫
通孔55bが形成されている。ここで、第1の貫通孔5
5bは、センサ収納部55aの中心から外周寄りにずれ
た位置に形成されている。第1の貫通孔55bは、外装
ケース32に斜めに形成された第2の貫通孔32aに連
通している。外装ケース32の外面側では、第2の貫通
孔32aが回転ベゼル19の下方位置で開口しており、
回転ベゼル19と外装ケース32との間には、隙間19
aが確保されている。従って、圧力センサ56のセンシ
ング面は、貫通孔55b、32aからなる必要最小限の
通路を介して外気に連通している。このような構成によ
れば、回転ベゼル19が第2の貫通孔32aの外面側開
口を覆っているので、保護板などを用いなくても第2の
貫通孔32aおよび第1の貫通孔55bにほこりやごみ
などが侵入することを防止できる。また、回転ベゼル1
9に代えて、その他の時計体の固定枠で覆ってもよい。
【0072】本例では、第1の貫通孔55bは、地板5
5の筒部55cを貫通するように形成され、この筒部5
5cは、周囲に第2のパッキン59が装着された状態で
第2の貫通孔32aの拡張部分32b(凹部)に嵌め込
まれている。この第2のパッキン59は、地板55と外
装ケース19との間の防水性を確保している。
【0073】このように、本例では、圧力センサ19が
地板55の外周寄りの位置に配置されているため、日車
6やステップモータ23、35、47、54などと重な
らない位置に配置できる。また、第1の貫通孔55b
は、センサ収納部55aの外周寄りの位置に形成されて
いるので、第2の貫通孔32aも、日車6などの部品か
ら離れた位置に形成できる。また、センサ収納部55a
をいずれの輪列、およびステップモータ24、35、5
4、47からも平面的にずらした位置に形成してあるの
で、地板55や外装ケース19は、薄いままでよい。し
かも、地板55や外装ケース19の外周側に突出部分を
形成しなくても、貫通孔55b、32aやセンサ収納部
55aの形成位置を確保することができる。それ故、薄
い時計体を構成できるとともに、回転ベゼル19(円形
ムーブメント)からセンサ収納部55aが張り出さない
デザイン的にも優れたセンサ付き多機能電子時計Wを実
現することができる。
【0074】(別の形態におけるセンサの配置構造)な
お、図10に示すように、地板55、センサ押さえ板5
8、およびセンサ枠61によってセンサ収納部55dを
構成し、そのうち、地板55の内面に位置する回路スペ
ーサ60とセンサ押さえ板58とによって、圧力センサ
56を挟むようにしてもよい。この場合にも、第1の貫
通孔55aをセンサ収納部55dの外周寄りの位置に形
成することによって、日車6やステップモータ23、3
5、47、54などと重ならない位置に第1の貫通孔5
5aを形成できる。それ故、センサ付き多機能電子時計
の薄型化に有利である。
【0075】(電子部品の配置構造)さらに、図11に
も示すように、圧力センサ56は、センサ押さえ板58
をねじ77、78で止めてある。このため、第1のパッ
キン57および第2のパッキン59は、確実に押さえら
れているので、防水性が高い。
【0076】なお、図11において、圧力センサ56
は、回路カバー81により完全に保護されている。この
回路カバー81は、圧力センサ56のアナログ信号をデ
ジタル信号に変換するA/D変換IC76(アナログデ
ジタル変換IC)も覆っている。電池74は、ねじ7
9、80で着脱自在な電池押さえ75により押さえつけ
られた状態で装着されている。ここで、圧力センサ5
6、A/D変換IC76、および電池74も、互いに重
ならない位置にあるので、センサ付き多機能電子時計の
薄型化に有利である。
【0077】(制御系の構成)図12は、本例のセンサ
付き多機能電子時計の回路結線図である。
【0078】この図において、本例のセンサ付き多機能
電子時計Wの電子回路系は、その時刻表示系および気圧
表示系を制御するCPU−IC40、ダイヤフラム上に
形成されたピエゾ抵抗のピエゾ抵抗効果を利用して50
0hPaから1050hPaまでの圧力を測定可能な圧
力センサ56(半導体センサ)、および圧力センサ56
の測定結果をデジタル信号化するA/D変換IC76か
ら大略構成されている。
【0079】CPU−IC40は、ワンチップ上にコア
CPU、プログラムメモリ、モータドライバ、モータ運
針制御回路などを集積したアナログ電子時計用のマイク
ロコンピュータである。CPU−IC40に対しては、
内蔵の発振回路の源振となるべき音叉型水晶振動子8
7、および内蔵の定電圧回路の電圧変動を抑えるための
容量が0.1μFのキャパシタ88が回路接続してい
る。CPU−IC40には、かんぬき63の一部に形成
されたスイッチ89、およびアラーム用おしどり68の
一部に形成されたスイッチ90を介して、三時龍頭16
および四時龍頭15に対して行なわれた操作内容が入力
されるようになっている。そのうち、スイッチ89は、
第1の巻真64の動きに連動して、三時龍頭16を一段
階引き出したときに端子RA1と閉じ、二段階引き出し
たときに端子RA2と閉じるようになっている。スイッ
チ90は、第2の巻真70の動きに連動して、四時龍頭
15を一段階引き出したときに端子RB1と閉じ、二段
階引き出したときに端子RB2と閉じるようになってい
る。また、CPU−IC40には、二時ボタン12、十
時ボタン13、および八時ボタン14の操作に連動する
スイッチ91、92、93が構成されており、これらの
スイッチは、二時ボタン12、十時ボタン13、および
八時ボタン14をプッシュ時にその旨の信号を入力する
ようになっている。また、CPU−IC40からは保護
ダイオード付きのトランジスタ96に制御信号が出力さ
れており、昇圧コイル94、および腕時計ケースの裏蓋
側に取り付けられた圧電ブザー95によって、確認用の
ブザー音(報知音)を必要に応じて発するようになって
いる。さらに、CPU−IC40は、各ステップモータ
24、35、54、47のコイルブロック83、84、
85、86に駆動パルスを出力するようになっている。
【0080】A/D変換IC76には、積分回路、二重
積分を行なうためのタイミング制御回路、アナログ信号
を増幅するためのプリアンプ、圧力センサ56を駆動す
るための定電圧発生回路などが内蔵されている。また、
A/D変換IC76には、積分回路の一部を構成する積
分コンデンサ131、および積分抵抗132が回路接続
されている。さらに、A/D変換IC76には、デジタ
ル変換すべきアナログ信号を増幅するためのプリアンプ
の一部を構成する抵抗133、134と、内蔵の定電圧
回路の電圧を安定化するための容量が0.1μFのキャ
パシタ135とが回路接続されている。
【0081】CPU−IC40とA/D変換IC76と
は、信号線151〜155、および信号線156〜15
9で電気的に接続されている。CPU−IC40からA
/D変換IC76へは、信号線151〜155を介し、
A/D変換IC76を制御するための基準クロック信
号、およびA/D変換開始信号などが出力されるように
なっている。A/D変換IC76からCPU−IC40
へは、信号線156〜159を介して、A/D変換結果
が出力されるとともに、信号線160を介して、A/D
変換が終了した旨の信号も出力されるようになってい
る。
【0082】(CPU−ICの構成)図13は、CPU
−IC40の機能を示すブロック図である。
【0083】この図において、CPU−IC40のコア
CPU201には、ALU(演算装置)、演算用レジス
タ、スタックポインタ、インストラクションレジスタ、
およびインストラクションデコーダなどが構成されてお
り、周辺回路とは、メモリマップI/O方式によりアド
レスバス、およびデータバスで接続されている。プログ
ラムメモリ202は、マスクROMで構成され、ICを
動作させるためのソフトウエアを格納してある。このプ
ログラムメモリ202のアドレスは、アドレスデコーダ
203によって指定する。
【0084】データメモリ204は、RAMで構成さ
れ、そのアドレスは、アドレスデコーダ205によって
指定する。データメモリ204は、図14に示すよう
に、秒カウンタ601、および時分カウンタ602に加
えて、気圧値603、気圧針針位置604、小気圧針針
位置605、気圧針の現在の針位置606、小気圧針の
現在の針位置607、気圧針針位置と現在の針位置との
差608、小気圧針針位置と現在の針位置との差60
9、アラームセット時刻610、3時間前の気圧61
1、3時間前との気圧差612を記録するカウンタが構
成されている。なお、本例では、気圧差612(環境デ
ータの変化量)を演算する変化量検出手段としての機能
をコアCPU201が担っている。
【0085】再び、図13において、発振回路20は、
端子XIN、XOUT に接続された音叉型水晶発振子87を
源振として32768Hzで発振する。発振回路20か
ら出力された32768Hzの信号は、分周回路207
で1Hzの信号に分周される。サウンドジェネレータ2
08は、コアCPU201からの命令に基づいてブザー
駆動信号を形成し、端子ALに出力する。インタラプト
制御回路215は、分周回路207、モータ運針制御回
路209、入出力制御回路211と接続され、タイマ割
り込み、モータ制御割り込み、およびキー割り込みをコ
アCPU201に出力する。
【0086】モータ運針制御回路209は、コアCPU
201からの命令により正回転駆動パルス、逆回転駆動
パルス、および補正駆動パルスを発生し、A系列からD
系列のモータドライバ210〜213に出力する。これ
らのモータドライバ210〜213は、モータ運針制御
回路209で生成された正回転駆動パルス、逆回転駆動
パルス、および補正駆動パルスをA系列からD系列の対
応するステップモータ23、35、54、47にそれぞ
れ出力する。
【0087】入出力制御回路214は、二時ボタン1
2、十時ボタン13、および八時ボタン14のスイッチ
91〜94に対応する端子A〜C、三時龍頭16のスイ
ッチ89に対応する端子RA1、RA2、四時龍頭15
のスイッチ90に対応する端子端子RB1、RB2、入
力端子D1〜D5、および出力端子P1〜P5を制御す
る。また、入出力制御回路214は、発振回路206と
接続され、コアCPU201からの命令に基づいて、出
力端子P1に32768Hzのクロック信号を出力す
る。
【0088】(A/D変換ICの構成)図15は、A/
D変換IC76の機能を示すブロック図である。
【0089】図において、定電圧発生回路306は、圧
力センサ56を駆動するための電圧Vs、およびA/D
変換に必要な各レベルの基準電圧を発生している。圧力
センサ56が駆動されると、圧力に応じた電圧が発生
し、それが入力端子IN1、IN2より入力される。入
力端子IN1、IN2より入力された差動入力電圧は、
差動−シングルエンド変換回路301において基準電圧
に対する電位差に変換される。この電位差を示すアナロ
グ信号は、プリアンプ302で数倍、または数十倍に増
幅される。その増幅率は、端子VC1、RO、R1に接
続される抵抗133、134の抵抗値の比によって規定
されるので、入力端子IN1、IN2から入力されたア
ナログ信号をどのレベルの分解能をもつデジタル信号に
するかによって、抵抗133、134の抵抗値を設定す
る。A/Dコンバータ303は、端子R3、R2、C0
に積分抵抗132および積分キャパシタ131を接続し
て使用される。実際の動作において、A/Dコンバータ
303の状態は、時系列的には正積分時間と逆積分時間
とに分かれ、そのうち正積分時間は、タイミング制御回
路305により制御される。A/D変換結果は、12ビ
ットで格納されており、CPU−IC40から入力端子
I2、I3を介して入力される制御信号に基づいて、4
ビットずつに区切られた3つの4ビットデータのうちの
いずれかが出力端子O1、O2・・から出力されるよう
になっている。このようなマルチプレクサなどにより、
インターフェース回路304が構成されている。
【0090】(運針動作)このように構成した駆動系、
および制御系によって行なわれる時刻および気圧値の表
示動作を、図16を参照して説明する。
【0091】図16は、本例のセンサ付き多機能電子時
計の表示動作を示すフローチャートである。なお、以下
に説明する動作は、三時龍頭16および四時龍頭15の
いずれをも通常状態にまで押し込んだ状態で行なわれ
る。
【0092】まず、1Hzのタイマ割り込みがあると、
ステップST101で端子RA2がOFFであるか否
か、すなわち、三時龍頭16が2段階引き出された状態
にあるか否かを判断する。ここで、三時龍頭16が2段
階引き出されていないと判断した場合には、ステップS
T102で、コアCPU201は、モータ運針制御回路
209に正回転駆動パルス出力命令を出力し、A系列の
モータドライバ210は、A系列のステップモータ23
に対して正回転駆動パルスを出力する。その結果、ステ
ップモータ23が正方向に180°回転し、小秒針3を
右周り(正回転の方向)に6°回転させて、秒表示を行
なう。また、分針2、時針1、24時針4も輪列を介し
て小秒針3と連動して運針する。
【0093】一方、気圧の測定、およびその表示は、以
下のとおり行なわれる。
【0094】1Hzのタイマ割り込みがあった以降、ス
テップST103では、秒カウンタ601に「1」を加
算する。ステップST104で分の桁上げがあるか否か
を判断し、分の桁上げがあれば、ステップST105で
時分カウンタ602に「1」を加算する。
【0095】ステップST106で正10分になったか
否かを判断し、正10分であると判断した場合には、以
降、気圧の測定、およびその表示を実行する。
【0096】この気圧の測定の処理では、まず、ステッ
プST107で端子P1より32768Hzのクロック
信号を出力した後、ステップST108〜ステップST
109で、出力端子P2〜P5を順次、「H」レベルと
する。この切換に基づいて、A/D変換IC76で圧力
センサ56の検出結果(アナログ信号)をデジタル変換
し、このA/D変換が終了すると、A/D変換IC76
の出力端子O5を「H」レベルにする。この出力端子O
5は、CPU−IC40の入力端子D5に接続している
ので、入力端子D5が「H」レベルになるまで、ステッ
プST110で待機する。
【0097】入力端子D5が「H」レベルになると、ス
テップST111で、CPU−IC40は、出力端子P
4、5よりデータを選択しながら、入力端子D1〜D4
より気圧測定値のA/D変換結果を取り込む。ステップ
ST112では、コアCPU201がA/D変換結果に
定数を加算および乗算して気圧値603を計算する。ス
テップST113では、コアCPU201が気圧針11
の針位置604を計算し、現在の針位置606との差6
08を計算する。併せて、コアCPU201が小気圧針
10の針位置605を計算し、現在の針位置607との
差609を計算する。ステップST114で、針位置の
差608、609が正の場合には、正回転駆動パルス
を、負の場合には、逆回転駆動パルスを差608、60
9に相当するパルス数だけB系列およびD系列のモータ
ドライバ211、213から出力する。その結果、気圧
針11および小気圧針10は、所定の位置まで回転し、
測定した気圧値を表示する。
【0098】ステップST115で、このときのタイミ
ングが正30分である場合には、ステップST116
で、3時間前の気圧測定値611と今回測定した測定値
603との差612を計算し、ステップST117で必
要な数だけのパルスをD系列のステップモータを駆動す
る。その結果、気圧傾向針21は、所定の位置まで回転
し、気圧差613を表示する。
【0099】なお、ステップST104において、分の
桁上がりがあると判断した以降、ステップST106で
正10分でない場合、またはステップST115で正3
0分でないと判断した後には、ステップST118にお
いて、データメモリ104に記憶されているアラームの
セット時刻610と現在の時刻602とを比較する。ア
ラームのセット時刻610と現在の時刻602とが一致
していた場合には、コアCPU201からの命令により
サウンドジェネレータ208がアラーム発生指令信号を
出力してトランジスタ96を駆動し、アラームを鳴鐘す
る。以降、次の割り込みがあるまで、他の処理に移行す
る。
【0100】〔実施例2〕次に、本発明の実施例2を説
明する。なお、本例のセンサ付き多機能電子時計は、基
本的な構成が実施例1に係るセンサ付き多機能電子時計
と同様であるため、共通する機能を有する部分には同じ
符号を付してそれらの説明を省略する。
【0101】本例では、図17に示すように、CPU−
IC40のデータメモリ204は、秒カウンタ601、
時分カウンタ602、気圧値603、気圧針針位置60
4、小気圧針針位置605、気圧針の現在の針位置60
6、小気圧針の現在の針位置607、気圧針針位置と現
在の針位置との差608、小気圧針針位置と現在の針位
置との差609、アラームセット時刻610、3時間前
の気圧611、3時間前との気圧差612に加えて、最
低気圧613、気圧補正モード614、および電池寿命
615をも記憶するようになっている。
【0102】以下に、本例のセンサ付き多機能電子時計
で行なわれる動作を、図18を参照して説明する。図1
8は、本例のセンサ付き多機能電子時計の表示動作を示
すフローチャートである。
【0103】1Hzのタイマ割り込みが発生すると、ス
テップST201で端子RA2がOFFであるか否か、
すなわち、三時龍頭16が2段階引き出されているか否
かを判断する。三時龍頭16が2段階引き出されていな
い場合には、現在時刻をカウントするために、ステップ
ST202でデータメモリ204の秒カウンタ601に
「1」を加算する。次に、ステップST203でデータ
メモリ204に電池寿命表示実行中であることを示すフ
ラグが「1」か「0」であるかを判断する。ここで、フ
ラグが「1」であるとは、電池の寿命が尽きつつあるた
め、2秒ごとに2ステップの運針を行なって、使用者に
電池寿命が尽きつつあることを知らせる。これに対し、
フラグが「0」である場合には、通常の運針を行なう。
【0104】通常運針では、ステップST204で分の
桁上げがあるか否かを判断し、桁上げがある場合には、
ステップST205で時分カウンタ602に「1」を加
算した後、ステップST206で正10分であるか否か
を判断する。ここで、正10分であると判断した場合に
は、ステップST207でステップモータに正回転パル
スを1発出力し、以下の気圧測定および気圧表示の処理
を行なう。このときの正回転パルスは、以降に行なうA
/D変換の処理を行う時間を確保できるように、大きな
トルクで指針を駆動し、運針を短時間のうちに実行する
ようになっている。
【0105】気圧測定の処理では、まず、ステップST
208で出力端子P1より32768Hzのクロック信
号を出力した後、ステップST209〜ステップST2
10で、出力端子P2〜P5を順次、「H」レベルとす
る。A/D変換IC76でのA/D変換が終了すると、
A/D変換IC76の出力端子O5が「H」レベルにな
るので、CPU−IC40は、入力端子D5が「H」レ
ベルになるまで、ステップST211で待機する。
【0106】入力端子D5が「H」レベルになると、ス
テップST212で、CPU−IC40は、出力端子P
4、5よりデータを選択しながら、入力端子D1〜D4
より気圧測定値のA/D変換結果を取り込む。ステップ
ST213では、コアCPU201がA/D変換結果に
定数を加算および乗算して気圧値603を計算する。ス
テップST214では、気圧針11および小気圧針10
の針位置604、605を計算し、現在の針位置60
6、607との差608、609を計算する。ステップ
ST215で、針位置の差608、609が正の場合に
は、正回転駆動パルスを、負の場合には、逆回転駆動パ
ルスを差608、609に相当するパルス数だけB系列
およびD系列のモータドライバ211、212から出力
する。その結果、気圧針11および小気圧針10は、所
定の位置まで回転し、測定した気圧値を表示する。
【0107】次に、ステップST217で、今回の測定
値がデータメモリ204に記憶された過去の最低気圧6
13より小さい場合には、最低気圧613の内容を今回
の測定値に変更する。
【0108】ステップST218では、このときのタイ
ミングが正30分であるか否かを判断し、正30分であ
る場合には、ステップST219で、3時間前の気圧測
定値611と今回測定した測定値603との差612を
計算する。ステップST220では、必要な数だけのパ
ルスを出力し、D系列のステップモータ47を駆動す
る。その結果、気圧傾向針21は、所定の位置で気圧差
を表示する。
【0109】なお、ステップST216で今回の測定値
がデータメモリ204に記憶された過去の最低気圧61
3より大きい場合には、最低気圧613の内容を更新せ
ずに、ステップST218でこのタイミングが正30分
であるか否かを判断する。
【0110】次に、ステップST221で電池電圧が低
下しているか否かを判断し、低下してない場合には、ス
テップST222でアラームセット時刻と現在時刻とを
比較する。現在時刻がアラームセット時刻と一致してい
た場合には、ステップST223でアラームを発生させ
た後に、他の処理に移行する。これに対し、ステップS
T221で電池寿命が尽きつつあると判断した場合には
フラグ「1」をセットした後、アラーム処理を行なわず
に他の処理に移行する。
【0111】本例では、ステップST204で分の桁上
がりがないと判断した場合には、ステップST225で
A系列のステップモータに補正運針パルスを1発出力
し、しかる後に、処理に移行する。同様に、ステップS
T206で正10分でないと判断した場合にも、ステッ
プST226でA系列のステップモータに補正運針パル
スを1発出力し、しかる後に、他の処理に移行する。こ
れらの場合には、気圧測定の処理を行なわない。ここで
行なう運針方法は、気圧の測定を行なうときの運針に比
して、小さなトルクで運針を行い、その消費電力を節約
している。すなわち、圧力センサ56のデータ測定期間
と、その休止期間との間で時刻表示用指針の運針方法を
切り換える運針方法切換手段が構成されている。従っ
て、センサ付きのアナログ電子時計、またはアナログデ
ジタル両表示の電子時計において、補正駆動方式を採用
しても、圧力センサ56の測定期間における運針を短時
間に済ませることによって、センサの測定結果のデジタ
ル化に要する時間を充分に確保できる。
【0112】また、ステップST203で電池の寿命が
尽きつつあると判断した場合には、使用者に電池寿命が
尽きつつあることを認識させるための運針を行なう。す
なわち、ステップST227で偶数秒でないと判断した
場合には、他の処理に移行し、運針しない。これに対
し、ステップST227で偶数秒であると判断した場合
には、ステップST228で正回転パルスを2発(2秒
分)出力した後に、他の処理に移行する。従って、2秒
毎に2ステップの運針を行なうため、使用者に電池寿命
が尽きつつあることを知らせることができる。なお、こ
の場合には、気圧の測定を行なわない。
【0113】このようにして、本例では、付加機能駆動
手段として構成したアラーム手段の動作タイミングに合
わせて、電源電圧を監視する電源電圧検出手段と、その
監視結果に基づいて運針方法を変える駆動制御手段が構
成されている。従って、電源電圧を監視するタイミング
のみを制御する特別の計数手段を設けなくても、電源電
圧の監視、およびそれに対応した制御を行なうことがで
きる。
【0114】本例では、B系統のステップモータ35へ
のパルス出力において、図19に示すフローチャートに
従って気圧針11を回転させるバックラッシュ防止手段
が構成されているので、バックラッシュに起因する表示
のずれが発生しない。
【0115】ここで、気圧表示第1中間車37、気圧表
示第2中間車38、気圧表示車39によるバックラッシ
ュは、駆動パルス1ステップ分に相等する大きさとす
る。
【0116】図19において、ステップST301でB
系列のステップモータ35およびD系列のステップモー
タ47に駆動パルスを出力した後、ステップST302
でB系列のステップモータ35による今回の表示位置
と、現在の表示位置とを比較する。ここで、今回の表示
位置が現在の表示位置より大きいと判断した場合には、
ステップST303でステップモータ35による前回の
運針方向が正回転方向か否かを判断する。
【0117】ステップST303で、前回の運針方向が
正回転方向であると判断した場合には、ステップST3
04でステップモータ35を駆動して今回の表示を行な
う。すなわち、今回の表示位置から前回の表示位置との
差に相当する数だけの正回転方向の駆動パルスをステッ
プモータ35に出力する。
【0118】これに対し、ステップST303で、前回
の運針方向が逆回転方向であると判断した場合には、ス
テップST305では、今回の表示位置から前回の表示
位置との差に相当する数に対して1発余分の正回転方向
の駆動パルスをステップモータ35に出力する。従っ
て、第1の気圧表示用中間車37、第2の気圧表示用中
間車38、および気圧表示車39のバックラッシュが補
正され、気圧針11は、指示ずれのない状態で気圧値を
表示する。
【0119】これに対して、ステップST302で今回
の表示位置が現在の表示位置より大きいと判断した場合
には、ステップST310でB系列のステップモータ3
5による今回の表示位置と、現在の表示位置とを比較す
る。ここで、今回の表示位置が現在の表示位置より小さ
いと判断した場合には、ステップST311でステップ
モータ35による前回の運針方向が逆回転方向か否かを
判断する。ステップST311で、前回の運針方向が逆
回転方向であると判断した場合には、ステップST31
2今回の表示位置から前回の表示位置との差に相当する
数だけの正回転方向の駆動パルスをステップモータ35
に出力する。ステップST311で、前回の運針方向が
正回転方向であると判断した場合には、ステップST3
13では、今回の表示位置から前回の表示位置との差に
相当する数に対して1発余分の逆回転方向の駆動パルス
をステップモータ35に出力する。従って、この場合
も、バックラッシュが補正され、気圧針11は、指示ず
れのない状態で気圧値を表示する。
【0120】次に、ステップST306でD系列のステ
ップモータ47による今回の表示位置が現在の表示位置
より大きいか否かを判断する。ここで、今回の表示位置
が現在の表示位置より大きいと判断した場合には、ステ
ップST307で今回の表示位置から前回の表示位置と
の差に相当する数の正回転方向の駆動パルスをステップ
モータ47に出力する。これに対し、ステップST30
6で今回の表示位置が現在の表示位置より大きくないと
判断した場合には、ステップST308で今回の表示位
置が現在の表示位置より小さいか否かを判断する。ステ
ップST306で今回の表示位置が現在の表示位置より
小さいと判断した場合には、ステップST309で今回
の表示位置から前回の表示位置との差に相当する数の逆
回転方向の駆動パルスをステップモータ47に出力す
る。
【0121】なお、ステップST310で今回の表示位
置が現在の表示位置より小さくないと判断した場合に
は、同じ表示位置であるとして、ステップモータ47の
駆動を行なわない。
【0122】(小気圧針と気圧傾向針の0位置合わせの
処理)次に、小気圧針10と、気圧傾向針21の0位置
合わせの処理を、図20を参照して、説明する。この処
理は、小気圧針10と、気圧傾向針21の0位置がずれ
た場合に、三時龍頭16を二段階引き出した状態で二時
ボタン12および十時ボタン13を同時に押すことによ
り行なう。
【0123】図20において、まず、ステップST40
1で端子R2AがONであるか否かに基づいて、三時龍
頭16が二段階引き出されているか否かを判断し、ON
であると判断した場合には、ステップST402で端子
AがOFFからONに切り換わったか否かを判断する。
ここで、二時ボタン12が押されて端子AがOFFから
ONに切り換わったと判断した場合には、ステップST
403で0位置合わせのモードに入ったか否かを判断す
る。
【0124】ステップST403で0位置合わせのモー
ドに入っていないと判断した場合には、D系列のステッ
プモータ47に対し、800発の逆回転パルスを出力す
る。ここで、気圧傾向針21の目安表示車53には、図
8を参照して先に説明したように、左右対称に15枚の
歯形が2組形成され、歯形のない部分がある。従って、
小気圧針10と、気圧傾向針21とは、歯形が形成され
ている部分の端部に規定された位置で停止する。パルス
の出力が終了すると、ステップST405で0位置合わ
せのモードに入る。
【0125】従って、再度、割り込みがあった以降、ス
テップST403で0位置合わせモードに入っていると
判断した場合には、ステップST406でステップモー
タ47に正回転パルスを1発出力して、気圧傾向針21
の0位置を調整する。
【0126】なお、図20に示すフローチャートに代え
て、図21に示すフローチャートに基づいて0位置合わ
せを行なうことにより、0位置合わせを短時間で行なう
ことができる。
【0127】図21において、ステップST501で端
子R2AがONであるか否かを判断し、ONであると判
断した場合に、ステップST502で二時ボタン12が
押された否かを判断する。ここで、二時ボタン12が押
されたと判断した場合には、ステップST503で0位
置合わせのモード中であるか否かを判断する。
【0128】ここで、0位置合わせのモードに入ってい
ないと判断した場合には、ステップST504でD系列
のステップモータ47に対して800発の逆回転パルス
を出力して、気圧傾向針21を逆方向(反時計周りの方
向)に回転させる。このとき、気圧傾向針21には、そ
の一部にのみ歯形が形成されているため、小気圧針10
と、気圧傾向針21とは、歯形が形成されている部分の
端部で停止する。その後に、ステップST505でステ
ップモータ47に対して360発の正回転パルスを出力
して、気圧傾向針21を時計周りに回転させる。その結
果、気圧傾向針21は、0位置の手前で停止した状態に
あり、ステップST506でパルスの出力が終了する
と、0位置合わせモードになる。
【0129】以降、割り込みあって、ステップST50
3で0位置合わせモードに入っていると判断した場合に
は、ステップST507でステップモータ47に正回転
パルスを1発出力する。その結果、気圧傾向針21は、
すでに0位置の手前で停止した状態にあるので、正回転
パルスで0位置に合う。
【0130】このようにして、本例では、歯形の非形成
部分を利用して、指針の回転を停止させた後に、この停
止位置を基準に指針の位置を調整する指針位置調整手段
が構成されているので、簡単、かつ正確に指針位置の調
整を行なうことができる。
【0131】(気圧最低値の呼出動作)次に、測定した
気圧値の最低値を表示するための動作を、図22を参照
して説明する。
【0132】図22において、ステップST601で
は、端子RA1、RA2がOFF、すなわち、三時龍頭
16が通常位置にあるか否かを判断する。ここで、三時
龍頭16が通常位置にあると判断した場合には、ステッ
プST602で十時ボタン13(Bスイッチ)が押され
たか否かを判断する。ステップST602で十時ボタン
13が押されたと判断すると、ステップST603で気
圧を一回測定し、その測定値を過去10分毎の最低値で
あるデータメモリ204の最低気圧613と比較する。
【0133】ここで、今回の測定値が最低気圧値である
場合には、今回の測定値をデータメモリ204の最低気
圧613に書き込んだ後に、ステップST606で最低
気圧613を表示する。このようにして、最低気圧61
3(特定データ)を表示直前に更新する特定データ更新
手段が構成されているので、最新のデータに基づいて情
報を表示できる。
【0134】これに対して、今回の測定値が、これまで
の最低気圧値より大きかった場合には、そのままステッ
プST606で最低気圧613を表示する。
【0135】(気圧針を校正するための動作)気圧の測
定値を校正するための動作を、図23を参照して説明す
る。この動作は、たとえば、気圧値がずれた場合に、気
圧基準器などを合わせるときに行なう。具体的には、三
時龍頭16を一段階引き出した状態で二時ボタン12お
よび十時ボタン13の双方を同時に押すことによって行
なう。
【0136】図23において、ステップST701で端
子RA1がONであるか否か、すなわち、三時龍頭16
が一段階引き出されているか否かを判断する。ここで、
端子RA1がONであると判断した場合には、ステップ
ST702で気圧値補正モードになっているか否かを判
断する。このときの判断は、データメモリ204のフラ
グが「0」であるか否かに基づいて行ない、データメモ
リ204のフラグが「0」である場合には、気圧値補正
モードに入っていないと判断する。
【0137】気圧値補正モードに入っていないと判断
し、かつ、ステップST703で二時ボタン12(Aス
イッチ)および十時ボタン13(Bスイッチ)の双方が
同時に押されたと判断すると、ステップST704で気
圧値を測定する。次に、ステップST705で二時ボタ
ン12(Aスイッチ)および十時ボタン13(Bスイッ
チ)が2秒以上押されたと判断した場合には、まず、ス
テップST706で測定値を表示する。しかる後に、ス
テップST707で気圧値の補正を行なうとして、デー
タメモリ204のフラグに「1」を書き込んだ後に、ス
テップST708でその旨を知らせる報知音を鳴らす。
【0138】以降、割り込みがあって、ステップST7
02で気圧補正モードになっていると判断し、かつ、ス
テップST709で二時ボタン12(Aスイッチ)が押
されたと判断した場合には、ステップST710で気圧
の測定値に1hPaを加算する補正を行なう。しかる後
に、ステップST711で補正された気圧値を表示す
る。
【0139】これに対し、ステップST712で十時ボ
タン13(Bスイッチ)が押されたと判断した場合に
は、ステップST713で気圧の測定値に1hPaを減
算する補正を行なう。しかる後に、ステップST711
で補正された気圧値を表示する。
【0140】このように、本例では、校正可能なモード
に入る操作中に気圧値を測定した後にそのまま表示させ
る校正手段を構成したので、正確な校正を行なうことが
できる。しかも、気圧計測を実行した後に、電力を必要
とする報知音を鳴らす報知音発生手段を構成したので、
電圧変動による気圧計測誤差が小さい。それ故、信頼性
の高い校正を行なうことができる。
【0141】(気圧傾向針が行なう気圧変化の表示に対
する補正の動作)次に、気圧傾向針が気圧変化を表示す
るときに、移動などに起因する急激な気圧変化を除外す
るための補正処理の一例を、図24を参照して説明す
る。
【0142】本例の補正方法では、まず、所定の時間内
に一定以上の気圧変化があった場合には、そのデータを
用いず、それを他のデータで補完する。さらに、変化が
大きなデータが多数あった場合には、補完処理を行なわ
ない。
【0143】たとえば、3時間(単位期間)の気圧差を
比較するにあたって、基本的には、3時間前から現在ま
で、30分毎に気圧の測定値の差を求め、これらの6つ
の気圧差のデータの和を気圧差として3時間毎に表示す
る。ここで、30分毎の気圧差のデータのうち2hPa
以上のデータを棄てて、残るデータの和に基づいて気圧
の変化量を求める。すなわち、所定の単位期間内にセン
サが測定した一定時間毎の環境データの変化量を示すデ
ータ群のうち、所定の値より大きな値のデータを異常デ
ータと判断する異常データ検出手段と、データ群から異
常データを除いたデータに基づいて、単位期間が経過す
る前後の環境データの変化量に補完した内容を表示内容
として演算するデータ補正手段とを設けてある。
【0144】また、30分毎の気圧差のデータのうち、
2hPa以上のデータの数が5個以上の場合には、補完
処理を行なわずに、6つの気圧差のデータの和をそのま
ま気圧の差とする。
【0145】このような処理を行なう目的に、図24に
おいて、まず、ステップST801〜ステップST80
4で、ある時刻での気圧の測定値と、この時刻から30
分前の気圧の測定値との差Dnを順次求める。
【0146】次に、ステップST805〜ステップST
807で変数を初期化する。ステップST808〜ステ
ップST812では、30分毎の各気圧の差Dnの絶対
値が2hPa以上であるか否かを判断しながら、2hP
a以上の変化量をもつデータを棄てるとともに、棄てた
データの数mと、残ったデータの和Sとを求める。
【0147】次に、ステップST813で棄てたデータ
の数mが5以上であるか否かを判断する。ここで、棄て
たデータの数mが5未満であると判断した場合には、和
Sに対し、6/(6−m)を乗じた値を求め、この値を
気圧差として表示する。これに対して、棄てたデータの
数mが5以上である場合には、6つの気圧差のデータの
和Sをそのまま気圧の差とする。
【0148】このような補正方法を用いれば、海抜差の
大きな地点を通過したことに起因する気圧の大きな変化
があっても、このデータは、棄てられる。
【0149】なお、図24に示す方法において、ステッ
プST814では、和Sに対して、(6/6−m)を乗
じているが、たとえば、mが1の場合には、有効なデー
タの和Sをそのまま使用し、mが2の場合には、有効な
データの和Sに1.5を乗じ、mが3または4の場合に
は、有効なデータの和Sに2を乗じてもよい。このよう
にして、処理を簡素化すれば、バイナリーでの演算が簡
単になるので、表示の高速化および省電力化に有利であ
る。
【0150】また、気圧の差を求める際に行なう補正方
法としては、図25に示す方法を用いてもよい。
【0151】この方法では、気圧差を算出するのに単純
に2点間の気圧差を求めるのではなく、時間的に離れた
データ同士の比較も行なう。
【0152】たとえば、3時間(単位期間)における気
圧差を求める場合には、単位時間を1時間ずつ3分割
し、まず、1時と2時の気圧変化を計算する。この計算
にあたって、基本的には、0時40分の気圧測定値(デ
ータa1)、0時50分の気圧測定値(データa2)、
および1時00分の気圧測定値(データa3)の平均値
aと、1時40分の気圧測定値(データb1)、1時5
0分の気圧測定値(データb2)、および2時00分の
気圧測定値(データb3)の平均値bとを求め、平均値
aと平均値bとの差を求める。
【0153】ここで、データa1とデータa2の差が一
定値以上、かつ、データa1とデータa3の差が一定値
以上であって、データa2とデータa3の差が一定値未
満の場合には、平均値aをデータa2とデータa3とか
ら求め、データa1を異常データであるとして棄てる。
また、棄てるデータの数が一定以上あった場合には、補
正を行なわずに、データa1、a2、a3から平均値a
を求める。
【0154】このようにして各期間毎の平均値を求める
ために、図25において、ステップST901では、デ
ータa1とデータa2の差の絶対値が3hPa以上であ
るか否かを判断する。ステップST902、およびステ
ップST903では、データa1とデータa3の差の絶
対値が3hPa以上であるか否かを判断する。ステップ
ST904、ステップST905、およびステップST
906では、データa2とデータa3の差の絶対値が3
hPa以上であるか否かを判断する。
【0155】その結果、ステップST901でデータa
1とデータa2の差の絶対値が3hPa以上でないと判
断した場合に、ステップST902でデータa1とデー
タa3の差の絶対値が3hPa以上でないと判断する
と、ステップST907でデータa1、a2、a3から
平均値aを求める。すなわち、差の絶対値が3hPa以
上でないと判断した演算に用いたデータのみを平均値a
の算出に用いる。
【0156】たとえば、ステップST901で差が3h
Pa以上であると判断しても、ステップST903で差
が3hPa以上でないと判断し、かつ、ステップST9
05で差が3hPa以上でないと判断した場合には、ス
テップST907でデータa1、a2、a3から平均値
aを求める。すなわち、補正処理を行なわない。
【0157】また、ステップST901、ステップST
903、およびステップST906のいずれの判断にお
いても、差が3hPa以上であると判断した場合には、
ステップST907でデータa1、a2、a3から平均
値aを求める。すなわち、補正処理を行なわない。
【0158】これに対し、3回の比較の結果、ステップ
ST901で行なった判断のみで差が3hPa以上でな
いと判断し、他の2回の判断では、差が3hPa以上で
あると判断した場合には、ステップST908におい
て、ステップST901での判断に用いたデータa1、
a2から平均値aを求める。同様に、ステップST90
5でのみ差が3hPa以上でないと判断した場合には、
ステップST909において、データa1、a3から平
均値aを求める。同様に、ステップST906でのみ差
が3hPa以上でないと判断した場合には、ステップS
T910において、データa2、a3から平均値aを求
める。
【0159】このようにして、センサの測定結果のうち
から異常データの有無を検出する異常データ検出手段
と、この異常データ検出手段による検出結果に基づい
て、センサの測定結果から異常データを除いたデータに
基づいて表示内容を演算するデータ補正手段とを構成し
てあるので、異常な値が表示されない。しかも、異常デ
ータ検出手段は、所定の単位期間を等分割した各期間内
でセンサが一定時間毎に計測したデータ群のうち、他の
いずれのデータに対しても差が所定の設定値より大きな
データを異常データとし、データ補正手段は、異常デー
タを除いたデータからの等分割した期間毎に平均値を演
算し、これらの平均値に基づいて、単位期間が経過する
前後の環境データの変化量を表示内容として演算する。
それ故、補正の精度が高い。
【0160】なお、このようにして求めた平均値aから
さらに長時間の気圧変化を補正処理することもできる。
たとえば、図24に示すフローチャートのステップST
802では、ある測定値と、その30分前の測定値とを
比較して気圧値の差Dnを求めているが、30分前の測
定値に代えて、図25に示すフローチャートに基づいて
行なった処理で求めた平均値毎に異常を確認して単位時
間毎の気圧の変化量を求めてもよい。
【0161】
【発明の効果】以上説明したとおり、本発明では、気圧
目盛りと同心円状の高度目盛りを付した回転ベゼルを設
けたことに特徴を有する。従って、本発明によれば、気
圧針の位置から気圧値を読みとることができるととも
に、所定の角度位置に調整した回転ベゼル上の高度目盛
りから高度を簡単に読みとることができる。また、回転
ベゼルの簡単な操作で、測定した気圧値を高度0mにお
ける気圧値に修正する海面更生を簡単に行なうことがで
きる。このため、テレビや新聞などで発表される天気図
には、海面更生された気圧配置が記載されており、実際
の気圧値とは相違するが、本発明の電子時計を用いれ
ば、現在の気圧値と高度がわかれば、気圧針と回転ベゼ
ルの位置とを合わせ、高度目盛りの0mに相当する気圧
値を読むことにより、そのまま天気図上の気圧値を知る
ことができる。それ故、測定した気圧値に演算を施すた
めの複雑な構成や複雑なボタン操作などが不要である。
【0162】本発明では、気圧値などの環境データの変
化量を表示する変化量表示用指針を設けた場合には、環
境の変化を指針により簡単に視認できるので、たとえ
ば、天候が回復傾向にあるか、下り坂傾向にあるかを簡
単に知ることができる。しかも、変化の傾向がわかれば
よいので、指針式にしてある。それ故、数値を読みとる
必要がないので、感覚的に判別できる。
【0163】本発明では、IC、センサ、および電池を
平面的にずらして配置したので、電子時計の薄型化に有
利である。同様に、センサ、輪列、および駆動モータを
平面的にずらして配置した場合にも、薄型化に有利であ
る。また、センサを概円形のムーブメントの内側に配置
した場合には、センサの配置部分が突出した状態にない
ので、電子時計の腕への装着感が向上する。
【0164】本発明では、基板側の第1の貫通孔と、外
装ケース側の第2の貫通孔とによって、センサと外装ケ
ースの外部とを連通状態にしてあるので、外装ケースに
突出部を設けなくても、センサと外部とを連通状態にで
きる。ここで、第1の貫通孔は、センサ収納部の外周寄
り位置、または日車の外周側に形成した場合には、他の
構成部品に妨げられることなく、センサと外部とを連通
状態にできる。特に、第2の貫通孔の外側開口部を回転
ベゼルまたは固定枠で覆った場合には、センシング面に
塵や埃の侵入を防止できるので、信頼性が向上する。
【0165】本発明では、第1の指針と同じ駆動モータ
で駆動される第2の指針で異なる内容を表示するので、
構成部品を共用しながら、たとえば、現在の気圧値と、
それ以前に測定した気圧値との差などを表示できる。第
2の指針の回転領域を避ける位置に第2の指針と同じ高
さ位置で回転する副針を設けた場合には、薄型化を妨げ
ることなく、さらに表示すべき情報を追加することがで
きる。この場合には、第2の指針の輪列の中に、外周の
一部にのみ歯形が形成された歯車を含ませておけば、第
2の指針の回転角度範囲を簡単に規定することができ
る。また、歯車の歯形の非形成領域によって、指針の停
止位置を確実に規定した場合には、そこを基準位置にし
て、指針の位置調整を簡単に行なうことができる。
【0166】本発明では、時刻表示手段に対して、セン
サの環境データ測定期間と、その環境データの測定の休
止期間との間で時刻表示用指針の運針方法を切り換える
運針方法切換手段を設けたことに特徴を有する。従っ
て、本発明によれば、センサ付きのアナログ電子時計、
またはアナログデジタル両表示の電子時計において、セ
ンサの環境データ測定期間における運針を短時間に済ま
せる一方、その他の期間では、省電力化に有利な条件で
運針することができる。それ故、補正駆動方式を採用し
ても、A/D変換に要する時間を充分に確保できる。
【0167】本発明では、環境データ表示用指針の回転
方向が変更されたときに、環境データ表示用指針を多め
にステップさせるバックラッシュ防止手段を設けたの
で、指針の回転方向が逆転する駆動方法を採用しても、
バックラッシュに起因する指針のずれがない。
【0168】本発明では、電源部に、付加機能駆動手段
が動作するたびに電源電圧を検出する電源電圧検出手段
を設けたので、付加機能駆動手段が動作するタイミング
に合わせて電源電圧を検出すれば、特別の計数手段など
を設けなくても、定期的に電源電圧を監視できる。
【0169】本発明では、環境データ表示手段に対し、
特定データを表示する直前にセンサに環境データを測定
させる特定データ更新手段を設けたので、最新の情報に
基づいて情報を表示できる。また、途中に異常なデータ
が検出されても、それを表示することがない。
【0170】本発明では、センサの測定結果と表示との
ずれを校正するための校正手段に、校正動作の途中にも
センサの環境データを測定させるので、正確な校正を行
なうことができる。しかも、校正動作を開始した直後に
報知音を発生するので、校正中に電圧の降下がなく、安
定した状態で校正を行なうことができる。
【0171】本発明では、センサの測定結果のうちから
異常データの有無を検出する異常データ検出手段を設
け、異常データを除いて表示内容を演算するので、正確
な情報を表示することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係るセンサ付き多機能電子時
計の要部の外観を示す平面図である。
【図2】図1に示すセンサ付き多機能電子時計の内部を
裏蓋側からみた底面図である。
【図3】図1に示すセンサ付き多機能電子時計におい
て、通常時刻を表示するための駆動系の構成を示す断面
図である。
【図4】図1に示すセンサ付き多機能電子時計を八時側
で切断して、通常時刻を表示するための駆動系の構成を
示す断面図である。
【図5】図1に示すセンサ付き多機能電子時計を九時側
で切断して、通常時刻を表示するための駆動系の構成を
示す断面図である。
【図6】図1に示すセンサ付き多機能電子時計を十時側
で切断して、気圧値を表示するための駆動系の構成を示
す断面図である。
【図7】図1に示すセンサ付き多機能電子時計を十二時
側で切断して、アラーム時刻を表示するための駆動系の
構成を示す断面図である。
【図8】図1に示すセンサ付き多機能電子時計におい
て、気圧傾向針、およびそれと一体に回転する目安表示
車の構成を示す平面図である。
【図9】図1に示すセンサ付き多機能電子時計を二時側
で切断して、センサの配置構造を示す断面図である。
【図10】図9とは別のセンサの配置構造を示す断面図
である。
【図11】図1に示すセンサ付き多機能電子時計におけ
る電池、IC、およびセンサの配置構造を裏蓋側からみ
た底面図である。
【図12】図1に示すセンサ付き多機能電子時計の回路
配線図である。
【図13】図1に示すセンサ付き多機能電子時計のCP
U−ICの機能を示すブロック図である。
【図14】本発明の実施例1に係るセンサ付き多機能電
子時計のCPU−ICのメモリマップを示す説明図であ
る。
【図15】本発明の実施例1に係るセンサ付き多機能電
子時計の基本動作を示すフローチャートである。
【図16】図1に示すセンサ付き多機能電子時計のA/
D変換ICの機能を示すブロック図である。
【図17】本発明の実施例2に係るセンサ付き多機能電
子時計のCPU−ICのメモリマップを示す説明図であ
る。
【図18】本発明の実施例2に係るセンサ付き多機能電
子時計の基本動作を示すフローチャートである。
【図19】本発明の実施例2に係るセンサ付き多機能電
子時計の気圧表示動作を示すフローチャートである。
【図20】本発明の実施例2に係るセンサ付き多機能電
子時計における小気圧針および気圧傾向針の0点位置の
調整動作を示すフローチャートである。
【図21】図20とは別の0点位置の調整動作を示すフ
ローチャートである。
【図22】本発明の実施例2に係るセンサ付き多機能電
子時計における最低気圧値の表示動作を示すフローチャ
ートである。
【図23】本発明の実施例2に係るセンサ付き多機能電
子時計における表示の校正動作を示すフローチャートで
ある。
【図24】本発明の実施例2に係るセンサ付き多機能電
子時計におけるデータの補正動作を示すフローチャート
である。
【図25】図24とは別のデータの補正動作を示すフロ
ーチャートである。
【符号の説明】
W・・・センサ付き多機能電子時計 1・・・時針 2・・・分針 3・・・秒針 4・・・二十四時針 8・・・アラーム時針 9・・・アラーム分針 10・・・小気圧針 11・・・気圧針 12・・・二時ボタン 13・・・十時ボタン 14・・・八時ボタン 15・・・四時龍頭 16・・・三時龍頭 17・・・ダイヤルリング 18・・・気圧目盛り 19・・・回転ベゼル 20・・・高度目盛り 21・・・気圧傾向針 23、35、54、47・・・ステップモータ 32・・・外装ケース 32a・・・第2の貫通孔 40・・・CPU−IC 55・・・地板(基板) 55a・・・センサ収納部 55b、55d・・・第1の貫通孔 56・・・圧力センサ 57・・・第1のパッキン 59・・・第2のパッキン 76・・・A/D変換IC 74・・・電池
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 赤羽 秀弘 長野県諏訪市大和3丁目3番5号 セイコ ーエプソン株式会社内

Claims (33)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 気圧データを測定する気圧測定手段と、
    この気圧測定手段の測定結果を気圧目盛りに対する気圧
    針の指示位置で表示する気圧表示手段と、時刻を表示す
    る時刻表示手段とを有することを特徴とする電子時計。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記気圧目盛りの周
    囲には、それと同心円状の高度目盛りを付した回転ベゼ
    ルを有することを特徴とする電子時計。
  3. 【請求項3】 環境データを測定するセンサと、このセ
    ンサの測定結果を環境データ表示用指針で表示する環境
    データ表示手段と、時刻を表示する時刻表示手段とを有
    する電子時計において、前記環境データ表示手段は、前
    記センサの測定結果に基づいて一定時間毎の測定値の変
    化を検出する変化量検出手段と、この検出手段の検出結
    果に基づいて前記環境データの変化量を表示する変化量
    表示用指針とを有することを特徴とする電子時計。
  4. 【請求項4】 環境データを測定するセンサと、このセ
    ンサの測定結果を環境データ表示用指針で表示する環境
    データ表示手段と、時刻を表示する時刻表示手段と、前
    記センサ、前記環境データ表示手段、および前記時刻表
    示手段の駆動源となる電池と、前記環境データ表示手段
    および前記時刻表示手段を制御するICとを有する電子
    時計において、前記IC、前記センサ、および前記電池
    を平面的にずらして配置したことを特徴とする電子時
    計。
  5. 【請求項5】 環境データを測定するセンサと、このセ
    ンサの測定結果を環境データ表示用指針で表示する環境
    データ表示手段と、時刻を表示する時刻表示手段とを有
    する電子時計において、前記センサを時計体の概円形の
    ムーブメントの内側に配置したことを特徴とする電子時
    計。
  6. 【請求項6】 環境データを測定するセンサと、このセ
    ンサの測定結果および時刻を表示する複数の指針と、こ
    れらの指針を輪列を介してそれぞれ回転駆動する複数の
    駆動モータとを有する電子時計において、前記センサ、
    前記輪列、および前記駆動モータを平面的にずらして配
    置したことを特徴とする電子時計。
  7. 【請求項7】 環境データを測定するセンサと、このセ
    ンサの測定結果を環境データ表示用指針で表示する環境
    データ表示手段と、時刻を表示する時刻表示手段と、こ
    れらの構成要素を搭載した基枠と、この基枠とともに前
    記構成要素を内部に保持する外装ケースとを有する電子
    時計において、前記基枠の側には、前記センサが収納さ
    れるセンサ収納部と、このセンサ収納部の内面と前記セ
    ンサとの間の防水性を確保する第1のパッキンと、基枠
    面からの突出部に形成され、この突出部の先端から前記
    センサ収納部にまで通じる第1の貫通孔とを有し、前記
    外装ケースの側には、前記突出部が嵌め込まれる凹部
    と、この凹部と前記突出部との間の防水性を確保する第
    2のパッキンと、前記凹部に前記突出部が嵌められた状
    態で前記第1の貫通孔に連通して前記センサのセンシン
    グ面を前記外装ケースの外部に連通させる第2の貫通孔
    とを有することを特徴とする電子時計。
  8. 【請求項8】 請求項7において、前記第1の貫通孔
    は、前記センサ収納部に対してその外周寄りの位置で連
    通していることを特徴とする電子時計。
  9. 【請求項9】 請求項7において、前記第1の貫通孔
    は、前記時刻表示手段に含まれる日車の配置位置に対し
    て平面的に重ならない外周側位置に形成されていること
    を特徴とする電子時計。
  10. 【請求項10】 請求項7において、前記第2の貫通孔
    の外側開口部を、前記外装ケースの外面側に取り付けら
    れた回転ベゼルまたは固定枠のいずれかが隙間を介して
    覆っていることを特徴とする電子時計。
  11. 【請求項11】 環境データを間欠的に測定するセンサ
    と、このセンサの測定結果を表示する環境データ表示手
    段と、時刻を時刻表示用指針で表示する時刻表示手段と
    を有する電子時計において、前記時刻表示手段は、前記
    センサの環境データ測定期間とその環境データの測定の
    休止期間との間において前記時刻表示用指針の運針方法
    を切り換える運針方法切換手段を有することを特徴とす
    る電子時計。
  12. 【請求項12】 環境データを測定するセンサと、ステ
    ップモータで環境データ表示用指針を時計周りおよび反
    時計周りの方向に所定の位置まで回転させてで前記セン
    サの測定結果を表示する環境データ表示手段と、時刻を
    表示する時刻表示手段とを有する電子時計において、前
    記環境データ表示手段は、前記環境データ表示用指針の
    回転方向が変更されたときに、前記環境データ表示用指
    針を所定位置までのステップ数よりも多いステップ数で
    運針させるバックラッシュ防止手段を有することを特徴
    とする電子時計。
  13. 【請求項13】 環境データを測定するセンサと、この
    センサの測定結果を環境データ表示用指針で表示する環
    境データ表示手段と、時刻を時刻表示用指針で表示する
    時刻表示手段とを有する電子時計において、前記環境デ
    ータ表示用指針に対する輪列は、外周の一部にのみ歯形
    が形成された歯車を備え、この歯車の前記歯形の非形成
    領域によって、前記環境データ表示用指針の回転角度範
    囲が規定されていることを特徴とする電子時計。
  14. 【請求項14】 請求項13において、前記環境データ
    表示手段は、前記環境データ表示用指針を前記歯形の非
    形成領域によって停止するまで一方方向に回転させる指
    針位置調整手段を有することを特徴とする電子時計。
  15. 【請求項15】 請求項14において、前記指針位置調
    整手段は、前記環境データ表示用指針を前記歯形の非形
    成領域によって停止するまで一方方向に回転させた後
    に、この停止位置を基準として、そこから所定の角度位
    置まで前記環境データ表示用指針を他方方向に回転させ
    ることを特徴とする電子時計。
  16. 【請求項16】 請求項14または15において、前記
    一方方向は、前記環境データ表示用指針を駆動するステ
    ップモータの通常の駆動方向に対して逆転方向であるこ
    とを特徴とする電子時計。
  17. 【請求項17】 環境データを測定するセンサと、この
    センサの測定結果を表示する環境データ表示手段と、時
    刻を表示する時刻表示手段とを有する電子時計におい
    て、前記環境データ表示手段は、前記環境データの最大
    値または最小値のいずれかを含む特定データを記憶して
    おく特定データ記憶手段と、この記憶手段に記憶されて
    いる特定データを表示する特定データ表示手段と、この
    特定データ表示手段が前記特定データ記憶手段に記憶さ
    れている特定データを表示する直前に前記センサに環境
    データを測定させ、その測定結果に基づいて表示すべき
    特定データを更新する特定データ更新手段とを有するこ
    とを特徴する電子時計。
  18. 【請求項18】 環境データを測定するセンサと、この
    センサの測定結果を表示する環境データ表示手段と、時
    刻を表示する時刻表示手段と、前記センサの測定結果と
    表示とのずれを校正するための校正手段とを有する電子
    時計において、前記校正手段は、校正可能なモードに入
    るための操作の途中にも前記センサに環境データを測定
    させ、その測定結果を前記環境データ表示手段に表示さ
    せることを特徴とする電子時計。
  19. 【請求項19】 請求項18において、前記校正手段
    は、校正動作を開始した直後にその旨の報知音を発生す
    る報知音発生手段を有することを特徴とする電子時計。
  20. 【請求項20】 環境データを測定するセンサと、この
    センサの測定結果を表示する環境データ表示手段と、時
    刻を表示する時刻表示手段とを有する電子時計におい
    て、前記環境データ表示手段は、前記センサの測定結果
    のうちから異常データの有無を検出する異常データ検出
    手段と、この異常データ検出手段による検出結果に基づ
    いて、前記センサの測定結果から前記異常データを除い
    たデータに基づいて表示内容を演算するデータ補正手段
    とを有することを特徴とする電子時計。
  21. 【請求項21】 請求項20において、前記異常データ
    検出手段は、所定の単位期間内に前記センサが測定した
    一定時間毎の環境データの変化量を示すデータ群のう
    ち、所定の値より大きな値のデータを前記異常データと
    判断し、前記データ補正手段は、前記データ群から前記
    異常データを除いたデータに基づいて、前記単位期間が
    経過する前後の環境データの変化量に補完処理した内容
    を前記表示内容として演算することを特徴とする電子時
    計。
  22. 【請求項22】 請求項20において、前記異常データ
    検出手段は、所定の単位期間を等分割した各期間内で前
    記センサが一定時間毎に計測したデータ群のうち、他の
    いずれのデータに対しても差が所定の設定値より大きな
    データを異常データとし、前記データ補正手段は、前記
    異常データを除いたデータから前記の等分割した期間毎
    に平均値を演算し、これらの平均値に基づいて、前記単
    位期間が経過する前後の前記環境データの変化量を前記
    表示内容として演算することを特徴する電子時計。
  23. 【請求項23】 請求項20において、前記異常データ
    検出手段は、所定の単位期間を等分割した各期間内で前
    記センサが一定時間毎に計測したデータ群のうち、他の
    いずれのデータに対しても差が所定の設定値より大きな
    データを異常データとし、前記データ補正手段は、前記
    異常データを除いたデータから前記の等分割した期間毎
    に平均値を算出し、これらの平均値のうち、直前の期間
    の平均値との差が所定の値より小さな平均値に基づい
    て、前記単位期間が経過する前後における前記環境デー
    タの変化量に補完処理した内容を前記表示内容として演
    算することを特徴する電子時計。
  24. 【請求項24】 請求項21ないし23のいずれかの項
    において、前記データ補正手段は、前記異常データの数
    が所定の数以上あったときには、前記単位期間内に計測
    された全てのデータから前記環境データの変化量を演算
    することを特徴とする電子時計。
  25. 【請求項25】 請求項21ないし23のいずれかの項
    において、前記データ補正手段は、前記異常データの数
    が所定の数以上あったときには、前記単位期間内におけ
    る環境データの変化量が零であるとみなすことを特徴と
    する電子時計。
  26. 【請求項26】 請求項2ないし25のいずれかの項に
    おいて、前記環境データは、圧力値であることを特徴と
    する電子時計。
  27. 【請求項27】 複数の指針と、これらの指針を輪列を
    介して回転駆動する駆動モータとを有する電子時計にお
    いて、前記複数の指針には、1周360°を回転可能な
    第1の指針と、この指針と同じ駆動モータで駆動され、
    前記第1の指針とは異なる表示単位、および異なる角度
    範囲をもって文字板の中心を回転中心として回転する第
    2の指針が含まれていることを特徴とする電子時計。
  28. 【請求項28】 請求項27において、前記第2の指針
    の回転領域を避ける位置には、前記第2の指針と文字板
    から同じ高さ位置で回転する副針を有することを特徴と
    する電子時計。
  29. 【請求項29】 請求項27または28において、前記
    第2の指針に対する輪列は、外周の一部にのみ歯形が形
    成された歯車を備え、この歯車の前記歯形の非形成領域
    によって、前記第2の指針の回転角度範囲が規定されて
    いることを特徴とする電子時計。
  30. 【請求項30】 請求項27ないし29のいずれかの項
    において、さらに、気圧データを測定するセンサと、こ
    のセンサの測定結果を表示する気圧表示手段とを有する
    ことを特徴とする電子時計。
  31. 【請求項31】 時刻を表示する時刻表示手段と、所定
    の付加動作を間欠的に行なう付加機能駆動手段と、この
    付加機能駆動手段および前記時刻表示手段を駆動する電
    源部とを有する電子時計において、前記電源部は、前記
    付加機能駆動手段が間欠的に行なう動作のタイミングに
    同期して電源電圧を検出する電源電圧検出手段を有する
    ことを特徴とする電子時計。
  32. 【請求項32】 請求項31において、前記電源電圧検
    出手段の検出結果に基づいて、電源電圧が低下したとき
    にそれ以降に行なう動作を変更する駆動制御手段を有す
    ることを特徴する電子時計。
  33. 【請求項33】 請求項31または32において、前記
    付加機能駆動手段は、現在時刻とアラーム設定時刻とを
    間欠的に比較し、それらが一致したと判断したときにア
    ラーム音を発生させるアラーム手段であることを特徴す
    る電子時計。
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