JPH07221800A - データ識別再生回路 - Google Patents
データ識別再生回路Info
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- JPH07221800A JPH07221800A JP6030894A JP3089494A JPH07221800A JP H07221800 A JPH07221800 A JP H07221800A JP 6030894 A JP6030894 A JP 6030894A JP 3089494 A JP3089494 A JP 3089494A JP H07221800 A JPH07221800 A JP H07221800A
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- 238000011069 regeneration method Methods 0.000 title abstract 3
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Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H03—ELECTRONIC CIRCUITRY
- H03L—AUTOMATIC CONTROL, STARTING, SYNCHRONISATION OR STABILISATION OF GENERATORS OF ELECTRONIC OSCILLATIONS OR PULSES
- H03L7/00—Automatic control of frequency or phase; Synchronisation
- H03L7/06—Automatic control of frequency or phase; Synchronisation using a reference signal applied to a frequency- or phase-locked loop
- H03L7/08—Details of the phase-locked loop
- H03L7/081—Details of the phase-locked loop provided with an additional controlled phase shifter
- H03L7/0812—Details of the phase-locked loop provided with an additional controlled phase shifter and where no voltage or current controlled oscillator is used
- H03L7/0814—Details of the phase-locked loop provided with an additional controlled phase shifter and where no voltage or current controlled oscillator is used the phase shifting device being digitally controlled
-
- H—ELECTRICITY
- H03—ELECTRONIC CIRCUITRY
- H03L—AUTOMATIC CONTROL, STARTING, SYNCHRONISATION OR STABILISATION OF GENERATORS OF ELECTRONIC OSCILLATIONS OR PULSES
- H03L7/00—Automatic control of frequency or phase; Synchronisation
- H03L7/06—Automatic control of frequency or phase; Synchronisation using a reference signal applied to a frequency- or phase-locked loop
- H03L7/07—Automatic control of frequency or phase; Synchronisation using a reference signal applied to a frequency- or phase-locked loop using several loops, e.g. for redundant clock signal generation
Landscapes
- Signal Processing For Digital Recording And Reproducing (AREA)
- Stabilization Of Oscillater, Synchronisation, Frequency Synthesizers (AREA)
- Dc Digital Transmission (AREA)
- Synchronisation In Digital Transmission Systems (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 本発明はアイパターンからデータを識別再生
するデータ識別再生回路に関し、データを取り込むクロ
ック信号のエッジの位相を、入力信号のアイパターンの
データが最も確定している位相に自動的に調整するデー
タ識別再生回路を提供することを目的とする。 【構成】 位相同期ループ3はクランプ回路2よりのデ
ィジタル入力信号のクロックを再生する。自動位相調整
器4はディジタル入力信号のデータ確定期間の半分の期
間より小なる期間、再生クロックに対しそれぞれ進んだ
位相と遅れた位相におけるディジタル入力信号のデータ
値と、再生クロックの位相におけるディジタル入力信号
のデータ値とをそれぞれ弁別し、これらのデータ値が等
しくなるように、位相同期ループ3の出力再生クロック
の位相を自動的に調整してD型フリップフロップ5のク
ロック入力端子へ出力する。
するデータ識別再生回路に関し、データを取り込むクロ
ック信号のエッジの位相を、入力信号のアイパターンの
データが最も確定している位相に自動的に調整するデー
タ識別再生回路を提供することを目的とする。 【構成】 位相同期ループ3はクランプ回路2よりのデ
ィジタル入力信号のクロックを再生する。自動位相調整
器4はディジタル入力信号のデータ確定期間の半分の期
間より小なる期間、再生クロックに対しそれぞれ進んだ
位相と遅れた位相におけるディジタル入力信号のデータ
値と、再生クロックの位相におけるディジタル入力信号
のデータ値とをそれぞれ弁別し、これらのデータ値が等
しくなるように、位相同期ループ3の出力再生クロック
の位相を自動的に調整してD型フリップフロップ5のク
ロック入力端子へ出力する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はデータ識別再生回路に係
り、特にアイパターンからデータを識別再生するデータ
識別再生回路に関する。
り、特にアイパターンからデータを識別再生するデータ
識別再生回路に関する。
【0002】
【従来の技術】データを正確に識別再生するために、従
来より入力信号のアイパターンの中心点で入力信号のラ
ッチを行うことが知られている(例えば、特開昭63−
177370号公報)。この従来のデータ識別再生回路
は、D型フリップフロップのクロック入力端子に入力さ
れる位相同期ループの出力信号のエッジが、D型フリッ
プフロップのデータ入力端子に入力される入力信号のア
イパターンの中心点になるように、2タップ以上の遅延
手段と論理回路を有するパルス発生回路により位相同期
ループの入力信号とD型フリップフロップのデータ入力
端子に入力される入力信号とを相対的に所定時間遅延す
る構成である。
来より入力信号のアイパターンの中心点で入力信号のラ
ッチを行うことが知られている(例えば、特開昭63−
177370号公報)。この従来のデータ識別再生回路
は、D型フリップフロップのクロック入力端子に入力さ
れる位相同期ループの出力信号のエッジが、D型フリッ
プフロップのデータ入力端子に入力される入力信号のア
イパターンの中心点になるように、2タップ以上の遅延
手段と論理回路を有するパルス発生回路により位相同期
ループの入力信号とD型フリップフロップのデータ入力
端子に入力される入力信号とを相対的に所定時間遅延す
る構成である。
【0003】また、従来のデータ識別再生回路として図
4のブロック図に示す構成の回路も知られている。同図
において、入力端子31を介して入力された入力信号
は、クランプ回路32によりクランプされた後位相同期
ループ33とD型フリップフロップ35のデータ入力端
子にそれぞれ入力される。位相同期ループ33は入力信
号に同期した信号を生成出力し、これを移相器34に供
給する。
4のブロック図に示す構成の回路も知られている。同図
において、入力端子31を介して入力された入力信号
は、クランプ回路32によりクランプされた後位相同期
ループ33とD型フリップフロップ35のデータ入力端
子にそれぞれ入力される。位相同期ループ33は入力信
号に同期した信号を生成出力し、これを移相器34に供
給する。
【0004】移相器34は位相同期ループ33の出力信
号の立ち上がりエッジが、クランプ回路32の出力信号
のアイパターンの中心点に位置するように、位相同期ル
ープ33の出力信号の位相調整をしてD型フリップフロ
ップ35のクロック入力端子に供給する。これにより、
D型フリップフロップ35のQ出力端子からは移相器3
4の出力信号の立ち上がりエッジで、クランプ回路32
の出力信号のアイパターンのデータが最も確定している
部分をラッチして得た信号が取り出され、出力端子36
へ出力される。
号の立ち上がりエッジが、クランプ回路32の出力信号
のアイパターンの中心点に位置するように、位相同期ル
ープ33の出力信号の位相調整をしてD型フリップフロ
ップ35のクロック入力端子に供給する。これにより、
D型フリップフロップ35のQ出力端子からは移相器3
4の出力信号の立ち上がりエッジで、クランプ回路32
の出力信号のアイパターンのデータが最も確定している
部分をラッチして得た信号が取り出され、出力端子36
へ出力される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、上記の従来
のデータ識別再生回路はいずれも位相同期ループの構成
要素である位相比較器の特性のずれや分周器の遅延によ
り、位相同期時の出力波形の位相を正確に予測できない
ので、実際には前記パルス発生回路や移相器34により
D型フリップフロップのクロック信号の立ち上がりエッ
ジを入力信号のアイパターンのデータが最も確定してい
るタイミングに揃えることが困難である。
のデータ識別再生回路はいずれも位相同期ループの構成
要素である位相比較器の特性のずれや分周器の遅延によ
り、位相同期時の出力波形の位相を正確に予測できない
ので、実際には前記パルス発生回路や移相器34により
D型フリップフロップのクロック信号の立ち上がりエッ
ジを入力信号のアイパターンのデータが最も確定してい
るタイミングに揃えることが困難である。
【0006】本発明は上記の点に鑑みなされたもので、
データを取り込むクロック信号のエッジの位相を、入力
信号のアイパターンのデータが最も確定している位相に
自動的に調整するデータ識別再生回路を提供することを
目的とする。
データを取り込むクロック信号のエッジの位相を、入力
信号のアイパターンのデータが最も確定している位相に
自動的に調整するデータ識別再生回路を提供することを
目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は上記の目的を達
成するために、ディジタル入力信号のクロックを再生す
る位相同期ループと、ディジタル入力信号と位相同期ル
ープの出力再生クロックとを入力信号として受け、ディ
ジタル入力信号のデータ確定期間の半分の期間より小な
る期間、再生クロックに対しそれぞれ進んだ位相と遅れ
た位相におけるディジタル入力信号のデータ値と、再生
クロックの位相におけるディジタル入力信号のデータ値
とをそれぞれ弁別し、これらのデータ値が等しくなるよ
うに、位相同期ループの出力再生クロックの位相を自動
的に調整して出力する自動位相調整器と、自動位相調整
器の出力クロックのエッジで前記ディジタル入力信号の
データを取り込み、データ識別信号を出力するラッチ回
路とより構成したものである。
成するために、ディジタル入力信号のクロックを再生す
る位相同期ループと、ディジタル入力信号と位相同期ル
ープの出力再生クロックとを入力信号として受け、ディ
ジタル入力信号のデータ確定期間の半分の期間より小な
る期間、再生クロックに対しそれぞれ進んだ位相と遅れ
た位相におけるディジタル入力信号のデータ値と、再生
クロックの位相におけるディジタル入力信号のデータ値
とをそれぞれ弁別し、これらのデータ値が等しくなるよ
うに、位相同期ループの出力再生クロックの位相を自動
的に調整して出力する自動位相調整器と、自動位相調整
器の出力クロックのエッジで前記ディジタル入力信号の
データを取り込み、データ識別信号を出力するラッチ回
路とより構成したものである。
【0008】また、前記自動位相調整器は、前記位相同
期ループの出力再生クロックの前縁によりトリガされ、
電源電圧に応じた幅のパルスを出力するパルス発生器
と、パルス発生器の出力パルスの位相を前記ディジタル
入力信号のデータ確定期間の半分の期間より小なる期間
遅らせる第1の移相器と、パルス発生器の出力パルスの
位相を前記ディジタル入力信号のデータ確定期間の半分
の期間より大なる期間で、かつ、データ確定期間よりも
小なる期間相対的に遅らせる第2の移相器と、第1及び
第2の移相器の出力パルスの後縁と、パルス発生器の出
力パルスの後縁のタイミングでディジタル入力信号のデ
ータを取り込む第1乃至第3のフリップフロップと、第
1乃至第3のフリップフロップの出力データに基づき、
ディジタル入力信号に対するパルス発生器の出力パルス
の位相の進み遅れを検出する論理回路と、論理回路の出
力検出結果に基づいて第1乃至第3のフリップフロップ
の出力データがそれぞれ等しくなるようにパルス発生器
の電源電圧を可変する電源電圧可変回路とより構成する
ことが、自動位相調整器を1個の集積回路で構成するこ
とができるので望ましい。
期ループの出力再生クロックの前縁によりトリガされ、
電源電圧に応じた幅のパルスを出力するパルス発生器
と、パルス発生器の出力パルスの位相を前記ディジタル
入力信号のデータ確定期間の半分の期間より小なる期間
遅らせる第1の移相器と、パルス発生器の出力パルスの
位相を前記ディジタル入力信号のデータ確定期間の半分
の期間より大なる期間で、かつ、データ確定期間よりも
小なる期間相対的に遅らせる第2の移相器と、第1及び
第2の移相器の出力パルスの後縁と、パルス発生器の出
力パルスの後縁のタイミングでディジタル入力信号のデ
ータを取り込む第1乃至第3のフリップフロップと、第
1乃至第3のフリップフロップの出力データに基づき、
ディジタル入力信号に対するパルス発生器の出力パルス
の位相の進み遅れを検出する論理回路と、論理回路の出
力検出結果に基づいて第1乃至第3のフリップフロップ
の出力データがそれぞれ等しくなるようにパルス発生器
の電源電圧を可変する電源電圧可変回路とより構成する
ことが、自動位相調整器を1個の集積回路で構成するこ
とができるので望ましい。
【0009】また、前記電源電圧可変回路は、前記論理
回路の出力により前記ディジタル入力信号に対する前記
パルス発生器の出力パルスの位相の進み遅れに応じて計
数方向が制御される、パルス発生器の出力パルス計数用
のアップダウンカウンタと、アップダウンカウンタの出
力計数値に応じた値の電圧を発生して前記パルス発生器
に電源電圧として供給するD/Aコンバータとより構成
することが、パルス発生器の出力パルスの幅を簡単な構
成で可変することができ好ましい。
回路の出力により前記ディジタル入力信号に対する前記
パルス発生器の出力パルスの位相の進み遅れに応じて計
数方向が制御される、パルス発生器の出力パルス計数用
のアップダウンカウンタと、アップダウンカウンタの出
力計数値に応じた値の電圧を発生して前記パルス発生器
に電源電圧として供給するD/Aコンバータとより構成
することが、パルス発生器の出力パルスの幅を簡単な構
成で可変することができ好ましい。
【0010】更に、前記位相同期ループに入力されるデ
ィジタル入力信号は、ディジタル信号をビットに同期さ
せて時間軸上で掃引し重畳して得られるアイパターンを
所定論理レベルに変換するクランプ回路より取り出すこ
とが、回路構成上望ましい。
ィジタル入力信号は、ディジタル信号をビットに同期さ
せて時間軸上で掃引し重畳して得られるアイパターンを
所定論理レベルに変換するクランプ回路より取り出すこ
とが、回路構成上望ましい。
【0011】
【作用】本発明では、ラッチ回路によりディジタル入力
信号をクロック信号のエッジ(これは予め定められてい
る方のエッジで、立ち上がりエッジ又は立ち下がりエッ
ジ)でラッチすることにより、ディジタル入力信号のデ
ータを識別再生するにあたり、上記クロック信号を自動
位相調整器により、ディジタル入力信号のクロックを再
生する位相同期ループからの再生クロックに対し、ディ
ジタル入力信号のデータ確定期間の半分の期間より小な
る期間、それぞれ進んだ位相と遅れた位相におけるディ
ジタル入力信号のデータ値と、再生クロックの位相にお
けるディジタル入力信号のデータ値とをそれぞれ弁別
し、これらのデータ値が等しくなるように位相調整して
得るようにしている。
信号をクロック信号のエッジ(これは予め定められてい
る方のエッジで、立ち上がりエッジ又は立ち下がりエッ
ジ)でラッチすることにより、ディジタル入力信号のデ
ータを識別再生するにあたり、上記クロック信号を自動
位相調整器により、ディジタル入力信号のクロックを再
生する位相同期ループからの再生クロックに対し、ディ
ジタル入力信号のデータ確定期間の半分の期間より小な
る期間、それぞれ進んだ位相と遅れた位相におけるディ
ジタル入力信号のデータ値と、再生クロックの位相にお
けるディジタル入力信号のデータ値とをそれぞれ弁別
し、これらのデータ値が等しくなるように位相調整して
得るようにしている。
【0012】ここで、上記の自動位相調整器において弁
別される3つの位相におけるディジタル入力信号のデー
タ値は、位相同期ループからの再生クロックの位相がデ
ィジタル入力信号のデータ確定期間の中央位置にあると
きにそれぞれ等しい値となり、再生クロックの位相が上
記中央位置よりある位相以上ずれると上記の3つの位相
におけるディジタル入力信号のデータ値のうちの少なく
とも一つは他と異なる値となる。
別される3つの位相におけるディジタル入力信号のデー
タ値は、位相同期ループからの再生クロックの位相がデ
ィジタル入力信号のデータ確定期間の中央位置にあると
きにそれぞれ等しい値となり、再生クロックの位相が上
記中央位置よりある位相以上ずれると上記の3つの位相
におけるディジタル入力信号のデータ値のうちの少なく
とも一つは他と異なる値となる。
【0013】従って、上記の自動位相調整器により3つ
の位相におけるディジタル入力信号のデータ値がそれぞ
れ等しくなるようにクロック信号の位相を自動調整する
ことにより、位相同期ループの構成要素が経年変化更に
は温度変化などにより特性変化が生じても、クロック信
号を入力信号のアイパターンの最もデータが確定してい
るタイミング位置に調整することができる。
の位相におけるディジタル入力信号のデータ値がそれぞ
れ等しくなるようにクロック信号の位相を自動調整する
ことにより、位相同期ループの構成要素が経年変化更に
は温度変化などにより特性変化が生じても、クロック信
号を入力信号のアイパターンの最もデータが確定してい
るタイミング位置に調整することができる。
【0014】
【実施例】次に、本発明の実施例について説明する。図
1は本発明の一実施例の回路系統図を示す。同図に示す
ように本実施例は、入力端子1よりの入力信号をTTL
レベルに変換するクランプ回路2と、ディジタル入力信
号のクロックを再生する位相同期ループ3と、ディジタ
ル入力信号と位相同期ループ3の出力再生クロックとを
入力信号として受け、位相同期ループ3の出力再生クロ
ックの位相を自動的に調整して出力する自動位相調整器
4と、自動位相調整器4の出力クロックのエッジでディ
ジタル入力信号のデータを取り込み、データ識別信号を
出力端子18へ出力する、ラッチ回路の一例としてのD
型フリップフロップ5とより構成されている。
1は本発明の一実施例の回路系統図を示す。同図に示す
ように本実施例は、入力端子1よりの入力信号をTTL
レベルに変換するクランプ回路2と、ディジタル入力信
号のクロックを再生する位相同期ループ3と、ディジタ
ル入力信号と位相同期ループ3の出力再生クロックとを
入力信号として受け、位相同期ループ3の出力再生クロ
ックの位相を自動的に調整して出力する自動位相調整器
4と、自動位相調整器4の出力クロックのエッジでディ
ジタル入力信号のデータを取り込み、データ識別信号を
出力端子18へ出力する、ラッチ回路の一例としてのD
型フリップフロップ5とより構成されている。
【0015】自動位相調整器4は位相同期ループ3の出
力再生クロックの立ち上がりによりトリガされる、パル
ス発生器の一例としての単安定マルチバイブレータ6
と、単安定マルチバイブレータ6の出力パルスの位相を
所定量シフトする第1及び第2の移相器7及び8と、そ
れぞれ位相同期ループ3の入力信号がデータ入力端子D
に入力される3つのD型フリップフロップ9、10及び
11と、それぞれD型フリップフロップ9、10及び1
1のうちの二つのD型フリップフロップの出力パルスが
入力される2入力排他的論理和回路(EX−OR回路)
12及び13と、アップダウンカウンタ14と、D/A
コンバータ15と、抵抗16及びコンデンサ17とより
構成されている。
力再生クロックの立ち上がりによりトリガされる、パル
ス発生器の一例としての単安定マルチバイブレータ6
と、単安定マルチバイブレータ6の出力パルスの位相を
所定量シフトする第1及び第2の移相器7及び8と、そ
れぞれ位相同期ループ3の入力信号がデータ入力端子D
に入力される3つのD型フリップフロップ9、10及び
11と、それぞれD型フリップフロップ9、10及び1
1のうちの二つのD型フリップフロップの出力パルスが
入力される2入力排他的論理和回路(EX−OR回路)
12及び13と、アップダウンカウンタ14と、D/A
コンバータ15と、抵抗16及びコンデンサ17とより
構成されている。
【0016】アップダウンカウンタ14はEX−OR回
路12、13の出力信号が減算計数制御入力端子DOW
Nと加算計数制御入力端子UPとに入力される。D/A
コンバータ15はこのアップダウンカウンタ14の出力
計数値をアナログ信号電圧に変換する。抵抗16及びコ
ンデンサ17は、このD/Aコンバータ15の出力電圧
が、単安定マルチバイブレータ6の電源電圧として供給
され、単安定マルチバイブレータ6の時定数を決定す
る。このような構成とすることにより、自動位相調整器
4を1個の集積回路で構成することができるため、回路
を小型化できる。
路12、13の出力信号が減算計数制御入力端子DOW
Nと加算計数制御入力端子UPとに入力される。D/A
コンバータ15はこのアップダウンカウンタ14の出力
計数値をアナログ信号電圧に変換する。抵抗16及びコ
ンデンサ17は、このD/Aコンバータ15の出力電圧
が、単安定マルチバイブレータ6の電源電圧として供給
され、単安定マルチバイブレータ6の時定数を決定す
る。このような構成とすることにより、自動位相調整器
4を1個の集積回路で構成することができるため、回路
を小型化できる。
【0017】次に、本実施例の動作について、図2及び
図3の波形図を併せ参照して説明する。入力端子1を介
して入力されたディジタル信号はクランプ回路2に供給
されて所定レベルにクランプされる。このクランプ回路
2は、この入力ディジタル信号をビットに同期させて時
間軸上で掃引し重畳して得られる図2に20で示す如き
アイパターンを、例えばトランジスタ・トランジスタ・
ロジック(TTL)レベルに変換する。なお、図2にお
いて、21はアイパターン20の最もデータが確定して
いるタイミング位置(中心位置)を示す。
図3の波形図を併せ参照して説明する。入力端子1を介
して入力されたディジタル信号はクランプ回路2に供給
されて所定レベルにクランプされる。このクランプ回路
2は、この入力ディジタル信号をビットに同期させて時
間軸上で掃引し重畳して得られる図2に20で示す如き
アイパターンを、例えばトランジスタ・トランジスタ・
ロジック(TTL)レベルに変換する。なお、図2にお
いて、21はアイパターン20の最もデータが確定して
いるタイミング位置(中心位置)を示す。
【0018】クランプ回路2から取り出されたディジタ
ル入力信号は、ビットに同期させて時間軸上で掃引し重
畳させて示すと図3に模式的に示される。図3におい
て、ディジタル入力信号23のうち24で示す部分はデ
ータが確定していない信号遷移部分で、25はデータが
確定している信号部分を示す。このディジタル入力信号
23は、位相同期ループ3に供給されてそのクロックが
再生される一方、D型フリップフロップ9、10及び1
1の各データ入力端子にそれぞれ入力される。
ル入力信号は、ビットに同期させて時間軸上で掃引し重
畳させて示すと図3に模式的に示される。図3におい
て、ディジタル入力信号23のうち24で示す部分はデ
ータが確定していない信号遷移部分で、25はデータが
確定している信号部分を示す。このディジタル入力信号
23は、位相同期ループ3に供給されてそのクロックが
再生される一方、D型フリップフロップ9、10及び1
1の各データ入力端子にそれぞれ入力される。
【0019】位相同期ループ3より取り出された再生ク
ロックは単安定マルチバイブレータ6に入力され、その
前縁(ここでは立ち上がりエッジ)でトリガする。単安
定マルチバイブレータ6はこのトリガ時点で立ち下が
り、抵抗16及びコンデンサ17の各値と電源電圧とに
より定まる時定数に応じた期間後に立ち上がる負極性パ
ルスを発生する。
ロックは単安定マルチバイブレータ6に入力され、その
前縁(ここでは立ち上がりエッジ)でトリガする。単安
定マルチバイブレータ6はこのトリガ時点で立ち下が
り、抵抗16及びコンデンサ17の各値と電源電圧とに
より定まる時定数に応じた期間後に立ち上がる負極性パ
ルスを発生する。
【0020】ここで、抵抗16及びコンデンサ17の各
値は一定であるのに対し、単安定マルチバイブレータ6
の電源電圧は後述する如く可変されるため、電源電圧に
応じて単安定マルチバイブレータ6の出力パルスの幅
(立ち下がりから立ち上がりまでの期間)が可変される
こととなる。換言すると、D/Aコンバータ15の出力
電圧に応じた時間、位相同期ループ3より取り出された
再生クロックの立ち上がりエッジが単安定マルチバイブ
レータ6より遅延調整されて取り出される。
値は一定であるのに対し、単安定マルチバイブレータ6
の電源電圧は後述する如く可変されるため、電源電圧に
応じて単安定マルチバイブレータ6の出力パルスの幅
(立ち下がりから立ち上がりまでの期間)が可変される
こととなる。換言すると、D/Aコンバータ15の出力
電圧に応じた時間、位相同期ループ3より取り出された
再生クロックの立ち上がりエッジが単安定マルチバイブ
レータ6より遅延調整されて取り出される。
【0021】単安定マルチバイブレータ6の出力パルス
はD型フリップフロップ9のクロック入力端子と、移相
器7及び8とアップダウンカウンタ14のクロック入力
端子とにそれぞれ供給される。
はD型フリップフロップ9のクロック入力端子と、移相
器7及び8とアップダウンカウンタ14のクロック入力
端子とにそれぞれ供給される。
【0022】移相器7及び8は入力パルスの位相を所定
量シフトする回路で、ここでは前記クランプ回路2の出
力ディジタル信号23のデータ確定期間を図3に示すよ
うにt1とすると、移相器7の移相量は入力パルスの立
ち上がりエッジの位相が図3に26で示す位相であると
きに、27で示す如く(t1/2)より僅かに短い期間
φ2だけ立ち上がりエッジの位相が遅れるような値に設
定され、また移相器8の移相量は28で示す如く、立ち
上がりエッジの位相27(これは図2の21の位置に相
当)に対して(t1/2)よりも僅かに短い期間φ1だ
け立ち上がりエッジの位相が更に遅れるような値に設定
されている。なお、上記の移相量φ1及びφ2はある程
度の回路のばらつきや経年変化を勘案して余裕を持って
設定されている。
量シフトする回路で、ここでは前記クランプ回路2の出
力ディジタル信号23のデータ確定期間を図3に示すよ
うにt1とすると、移相器7の移相量は入力パルスの立
ち上がりエッジの位相が図3に26で示す位相であると
きに、27で示す如く(t1/2)より僅かに短い期間
φ2だけ立ち上がりエッジの位相が遅れるような値に設
定され、また移相器8の移相量は28で示す如く、立ち
上がりエッジの位相27(これは図2の21の位置に相
当)に対して(t1/2)よりも僅かに短い期間φ1だ
け立ち上がりエッジの位相が更に遅れるような値に設定
されている。なお、上記の移相量φ1及びφ2はある程
度の回路のばらつきや経年変化を勘案して余裕を持って
設定されている。
【0023】D型フリップフロップ9はクランプ回路2
の出力ディジタル信号を、単安定マルチバイブレータ6
の出力パルスの後縁(ここでは立ち上がりエッジ)でラ
ッチして得たデータを出力してEX−OR回路12の一
方の入力端子に入力する。D型フリップフロップ10は
クランプ回路2の出力ディジタル信号を、移相器7の出
力パルスの後縁(ここでは立ち上がりエッジ)でラッチ
して得たデータを出力してEX−OR回路12の他方の
入力端子とEX−OR回路13の一方の入力端子とに入
力する。D型フリップフロップ11はクランプ回路2の
出力ディジタル信号を、移相器8の出力パルスの後縁
(ここでは立ち上がりエッジ)でラッチして得たデータ
を出力してEX−OR回路13の他方の入力端子に入力
する。
の出力ディジタル信号を、単安定マルチバイブレータ6
の出力パルスの後縁(ここでは立ち上がりエッジ)でラ
ッチして得たデータを出力してEX−OR回路12の一
方の入力端子に入力する。D型フリップフロップ10は
クランプ回路2の出力ディジタル信号を、移相器7の出
力パルスの後縁(ここでは立ち上がりエッジ)でラッチ
して得たデータを出力してEX−OR回路12の他方の
入力端子とEX−OR回路13の一方の入力端子とに入
力する。D型フリップフロップ11はクランプ回路2の
出力ディジタル信号を、移相器8の出力パルスの後縁
(ここでは立ち上がりエッジ)でラッチして得たデータ
を出力してEX−OR回路13の他方の入力端子に入力
する。
【0024】アップダウンカウンタ14はその減算計数
制御入力端子に供給されるEX−OR回路12の出力信
号が”H”レベルのときはクロック入力端子に入力され
る、単安定マルチバイブレータ6の出力パルスを減算計
数し、その加算計数制御入力端子に供給されるEX−O
R回路13の出力信号が”H”レベルのときはクロック
入力端子に入力される、単安定マルチバイブレータ6の
出力パルスを加算計数し、減算計数制御入力端子及び加
算計数制御入力端子の両方に”L”レベルの信号が入力
されるときには計数動作を行わず計数値を保持する。
制御入力端子に供給されるEX−OR回路12の出力信
号が”H”レベルのときはクロック入力端子に入力され
る、単安定マルチバイブレータ6の出力パルスを減算計
数し、その加算計数制御入力端子に供給されるEX−O
R回路13の出力信号が”H”レベルのときはクロック
入力端子に入力される、単安定マルチバイブレータ6の
出力パルスを加算計数し、減算計数制御入力端子及び加
算計数制御入力端子の両方に”L”レベルの信号が入力
されるときには計数動作を行わず計数値を保持する。
【0025】ここで、移相器7の出力パルスの立上りエ
ッジが図3に27で示す如く、ディジタル入力信号23
のデータ確定期間の中央に位置するときには、単安定マ
ルチバイブレータ6の出力パルスの立ち上がりエッジ及
び移相器8の出力パルスの立ち上がりエッジはそれぞれ
図3の26及び28で示す如く27と同じデータ確定期
間t1内の位置にあるから、D型フリップフロップ9〜
11の各出力データ値は同一値を示す。従って、このと
きはEX−OR回路12及び13の両出力信号はいずれ
も”L”レベルとなり、アップダウンカウンタ14は計
数動作を停止する。
ッジが図3に27で示す如く、ディジタル入力信号23
のデータ確定期間の中央に位置するときには、単安定マ
ルチバイブレータ6の出力パルスの立ち上がりエッジ及
び移相器8の出力パルスの立ち上がりエッジはそれぞれ
図3の26及び28で示す如く27と同じデータ確定期
間t1内の位置にあるから、D型フリップフロップ9〜
11の各出力データ値は同一値を示す。従って、このと
きはEX−OR回路12及び13の両出力信号はいずれ
も”L”レベルとなり、アップダウンカウンタ14は計
数動作を停止する。
【0026】一方、移相器7の出力パルスの立上りエッ
ジが図3に27で示す位置から位相ずれが生じると、単
安定マルチバイブレータ6及び移相器8の出力パルスの
うち一方のパルスの立ち上がりエッジの位相が図3の2
4で示すデータ不確定期間内に位置するため、位相ずれ
方向に応じてEX−OR回路12又は13の出力信号
が”H”レベルとなり、アップダウンカウンタ14は減
算計数又は加算計数を行う。
ジが図3に27で示す位置から位相ずれが生じると、単
安定マルチバイブレータ6及び移相器8の出力パルスの
うち一方のパルスの立ち上がりエッジの位相が図3の2
4で示すデータ不確定期間内に位置するため、位相ずれ
方向に応じてEX−OR回路12又は13の出力信号
が”H”レベルとなり、アップダウンカウンタ14は減
算計数又は加算計数を行う。
【0027】アップダウンカウンタ14の出力計数値は
D/Aコンバータ15に供給され、ここでディジタル−
アナログ変換により前記位相ずれに応じたアナログ誤差
電圧に変換され、抵抗16及びコンデンサ17を介して
電源電圧として単安定マルチバイブレータ6に印加され
る。この電源電圧(誤差電圧)はアップダウンカウンタ
14の出力計数値に応じて、すなわち、単安定マルチバ
イブレータ6の出力パルスの立ち上がりエッジの位置ず
れ方向に応じて増減する。
D/Aコンバータ15に供給され、ここでディジタル−
アナログ変換により前記位相ずれに応じたアナログ誤差
電圧に変換され、抵抗16及びコンデンサ17を介して
電源電圧として単安定マルチバイブレータ6に印加され
る。この電源電圧(誤差電圧)はアップダウンカウンタ
14の出力計数値に応じて、すなわち、単安定マルチバ
イブレータ6の出力パルスの立ち上がりエッジの位置ず
れ方向に応じて増減する。
【0028】これにより、単安定マルチバイブレータ6
の時定数も上記の位置ずれ方向を減少させる方向に変化
するため、単安定マルチバイブレータ6の出力パルスの
立ち上がりエッジは、図3の26で示す位置に収斂する
ように(換言すると、移相器7の出力パルスの立上りエ
ッジが図3に27で示す位置に収斂するように)制御さ
れる。
の時定数も上記の位置ずれ方向を減少させる方向に変化
するため、単安定マルチバイブレータ6の出力パルスの
立ち上がりエッジは、図3の26で示す位置に収斂する
ように(換言すると、移相器7の出力パルスの立上りエ
ッジが図3に27で示す位置に収斂するように)制御さ
れる。
【0029】D型フリップフロップ5はクランプ回路2
の出力ディジタル信号を、この移相器7の出力パルスの
後縁(すなわち、立ち上がりエッジ)でラッチして得た
データをそのQ出力端子から出力端子18へ出力する。
上記したように、移相器7の出力パルスの立上りエッジ
は自動位相調整器4により図3の27で示す位置に収斂
するように制御されるため、入力信号の図2に示したア
イパターン20における最もデータが確定しているタイ
ミング21で取り込んだデータを出力端子18へ出力す
ることができる。
の出力ディジタル信号を、この移相器7の出力パルスの
後縁(すなわち、立ち上がりエッジ)でラッチして得た
データをそのQ出力端子から出力端子18へ出力する。
上記したように、移相器7の出力パルスの立上りエッジ
は自動位相調整器4により図3の27で示す位置に収斂
するように制御されるため、入力信号の図2に示したア
イパターン20における最もデータが確定しているタイ
ミング21で取り込んだデータを出力端子18へ出力す
ることができる。
【0030】なお、本発明は上記の実施例に限定される
ものではなく、例えば単安定マルチバイブレータ6の時
定数を制御する手段としては、実施例のように抵抗16
及びコンデンサ17よりなる単安定マルチバイブレータ
6の時定数回路の電源電圧を変えることが回路構成上最
も簡単ではあるが、電源電圧は一定とし、コンデンサ1
7を可変容量素子としてD/Aコンバータ15の出力信
号に応じてその容量値を可変するか、あるいは抵抗16
を可変抵抗素子としてD/Aコンバータ15の出力信号
に応じてその抵抗値を可変するように構成してもよいこ
とは勿論である。
ものではなく、例えば単安定マルチバイブレータ6の時
定数を制御する手段としては、実施例のように抵抗16
及びコンデンサ17よりなる単安定マルチバイブレータ
6の時定数回路の電源電圧を変えることが回路構成上最
も簡単ではあるが、電源電圧は一定とし、コンデンサ1
7を可変容量素子としてD/Aコンバータ15の出力信
号に応じてその容量値を可変するか、あるいは抵抗16
を可変抵抗素子としてD/Aコンバータ15の出力信号
に応じてその抵抗値を可変するように構成してもよいこ
とは勿論である。
【0031】また、単安定マルチバイブレータ以外のパ
ルス発生器(例えば位相同期ループ3の出力が入力され
る毎にクロックをカウント開始するカウンタのカウント
値を、位相ずれ情報に応じた比較値が入力される一致回
路で比較値と比較する構成など)を用いてクロックパル
スを生成してもよい。また、クランプ回路2は後段回路
部の論理レベルに変換すればよく、後段回路部がTTL
レベル以外の論理レベルで動作する構成であれば、その
論理レベルに変換するものである。更に、回路構成によ
ってはパルスの立ち下がりエッジで各回路部をトリガす
るようにすることができることは勿論である。
ルス発生器(例えば位相同期ループ3の出力が入力され
る毎にクロックをカウント開始するカウンタのカウント
値を、位相ずれ情報に応じた比較値が入力される一致回
路で比較値と比較する構成など)を用いてクロックパル
スを生成してもよい。また、クランプ回路2は後段回路
部の論理レベルに変換すればよく、後段回路部がTTL
レベル以外の論理レベルで動作する構成であれば、その
論理レベルに変換するものである。更に、回路構成によ
ってはパルスの立ち下がりエッジで各回路部をトリガす
るようにすることができることは勿論である。
【0032】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
自動位相調整器により3つの位相におけるディジタル入
力信号のデータ値がそれぞれ等しくなるようにクロック
信号の位相を自動調整することにより、位相同期ループ
の構成要素が経年変化更には温度変化などにより特性変
化が生じても、クロック信号を入力信号のアイパターン
の最もデータが確定しているタイミング位置に調整する
ようにしたため、位相同期ループの位相同期時の出力波
形の位相を正確に予測できなくともアイパターンの最も
データが確定している部分のデータ値をサンプリングす
ることができ、正確にデータ識別再生をすることができ
る。
自動位相調整器により3つの位相におけるディジタル入
力信号のデータ値がそれぞれ等しくなるようにクロック
信号の位相を自動調整することにより、位相同期ループ
の構成要素が経年変化更には温度変化などにより特性変
化が生じても、クロック信号を入力信号のアイパターン
の最もデータが確定しているタイミング位置に調整する
ようにしたため、位相同期ループの位相同期時の出力波
形の位相を正確に予測できなくともアイパターンの最も
データが確定している部分のデータ値をサンプリングす
ることができ、正確にデータ識別再生をすることができ
る。
【図1】本発明の一実施例の回路系統図である。
【図2】入力信号のアイパターンの一例を示す図であ
る。
る。
【図3】図1のクランプ回路の出力波形図である。
【図4】従来の一例のブロック図である。
1 入力端子 2 クランプ回路 3 位相同期ループ 4 自動位相調整器 5、9、10、11 D型フリップフロップ 6 単安定マルチバイブレータ 7、8 移相器 12、13 排他的論理和(EX−OR)回路 14 アップダウンカウンタ 15 D/Aコンバータ 18 出力端子
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H04L 7/033 25/08 Z 9199−5K
Claims (4)
- 【請求項1】 ディジタル入力信号のクロックを再生す
る位相同期ループと、 該ディジタル入力信号と該位相同期ループの出力再生ク
ロックとを入力信号として受け、該ディジタル入力信号
のデータ確定期間の半分の期間より小なる期間、該再生
クロックに対しそれぞれ進んだ位相と遅れた位相におけ
る該ディジタル入力信号のデータ値と、該再生クロック
の位相における該ディジタル入力信号のデータ値とをそ
れぞれ弁別し、これらのデータ値が等しくなるように、
該位相同期ループの出力再生クロックの位相を自動的に
調整して出力する自動位相調整器と、 該自動位相調整器の出力クロックのエッジで前記ディジ
タル入力信号のデータを取り込み、データ識別信号を出
力するラッチ回路とを有することを特徴とするデータ識
別再生回路。 - 【請求項2】 前記自動位相調整器は、 前記位相同期ループの出力再生クロックの前縁によりト
リガされ、電源電圧に応じた幅のパルスを出力するパル
ス発生器と、 該パルス発生器の出力パルスの位相を前記ディジタル入
力信号のデータ確定期間の半分の期間より小なる期間遅
らせる第1の移相器と、 該パルス発生器の出力パルスの位相を前記ディジタル入
力信号のデータ確定期間の半分の期間より大なる期間
で、かつ、該データ確定期間よりも小なる期間相対的に
遅らせる第2の移相器と、 該第1及び第2の移相器の出力パルスの後縁と、該パル
ス発生器の出力パルスの後縁のタイミングで該ディジタ
ル入力信号のデータを取り込む第1乃至第3のフリップ
フロップと、 該第1乃至第3のフリップフロップの出力データに基づ
き該ディジタル入力信号に対する該パルス発生器の出力
パルスの位相の進み遅れを検出する論理回路と、 該論理回路の出力検出結果に基づいて該第1乃至第3の
フリップフロップの出力データがそれぞれ等しくなるよ
うに前記パルス発生器の電源電圧を可変する電源電圧可
変回路とよりなり、前記パルス発生器の出力パルスを前
記自動位相調整器の出力クロックとして前記ラッチ回路
のクロック端子に入力し、該出力パルスの後縁で前記デ
ィジタル入力信号のデータを取り込ませることを特徴と
する請求項1記載のデータ識別再生回路。 - 【請求項3】 前記電源電圧可変回路は、前記論理回路
の出力により前記ディジタル入力信号に対する前記パル
ス発生器の出力パルスの位相の進み遅れに応じて計数方
向が制御される、該パルス発生器の出力パルス計数用の
アップダウンカウンタと、該アップダウンカウンタの出
力計数値に応じた値の電圧を発生して前記パルス発生器
に電源電圧として供給するD/Aコンバータとよりなる
ことを特徴とする請求項2記載のデータ識別再生回路。 - 【請求項4】 前記位相同期ループに入力されるディジ
タル入力信号は、ディジタル信号をビットに同期させて
時間軸上で掃引し重畳して得られるアイパターンを所定
論理レベルに変換するクランプ回路より取り出すことを
特徴とする請求項1乃至3のうちいずれか一項記載のデ
ータ識別再生回路。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6030894A JPH07221800A (ja) | 1994-02-02 | 1994-02-02 | データ識別再生回路 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6030894A JPH07221800A (ja) | 1994-02-02 | 1994-02-02 | データ識別再生回路 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07221800A true JPH07221800A (ja) | 1995-08-18 |
Family
ID=12316442
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6030894A Pending JPH07221800A (ja) | 1994-02-02 | 1994-02-02 | データ識別再生回路 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07221800A (ja) |
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