JPH07219508A - 表示制御装置 - Google Patents

表示制御装置

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JPH07219508A
JPH07219508A JP6095645A JP9564594A JPH07219508A JP H07219508 A JPH07219508 A JP H07219508A JP 6095645 A JP6095645 A JP 6095645A JP 9564594 A JP9564594 A JP 9564594A JP H07219508 A JPH07219508 A JP H07219508A
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scroll
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circuit
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data
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JP6095645A
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Yoshikazu Yokota
善和 横田
Goro Sakamaki
五郎 坂巻
Kunihiko Tani
邦彦 谷
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Hitachi Ltd
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Hitachi Ltd
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    • G09G2310/0286Details of a shift registers arranged for use in a driving circuit

Abstract

(57)【要約】 【目的】 表示画面の所望表示行に対して左右に画素単
位でスクロールを行える表示制御装置を提供する。 【構成】 CPU1が表示を行うキャラクタのコードを
液晶表示位置に対応する表示RAM4に書き込むことで
任意のキャラクタをキャラクタジェネレータROM5か
ら読出して表示させる。スクロールを行う任意の表示行
を指定するスクロール表示行指定レジスタ15と、画素
単位でスクロ−ル量を指定するスクロールドット量レジ
スタ16を設け、指定された表示行のキャラクタデータ
に対しスクロールシフトレジスタ11は上記指定された
ドット数分だけ遅延させて当該キャラクタデータをセグ
メント側シフトレジスタ12に供給する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、表示制御技術さらには
液晶駆動制御および蛍光管駆動制御などにおけるスクロ
ール技術に係り、例えばキャラクタジェネレータROM
を利用してドットマトリクス形態でキャラクタ表示を行
う液晶表示制御装置に適用して有効な技術に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】表示制御形態の一つとしてのキャラクタ
ジェネレータ方式の液晶表示制御装置は、キャラクタコ
−ドを格納する表示用RAM(以下、DDRAMと略
す)と、文字フォントなどキャラクタパタ−ンを格納す
るキャラクタジェネレータRAM又はROM(以下CG
RAM又はCGROMと記す)と、DDRAMを液晶表
示パネルの駆動位置に合わせて読み出す表示アドレスカ
ウンタと、液晶表示パネルの駆動を行う液晶駆動回路か
ら構成されていた。ここで、中央処理装置(以下、CP
Uと略す)は、液晶表示パネル上に表示を行うキャラク
タに対応するキャラクタコ−ドをDDRAMに書き込
む。表示アドレスカウンタは液晶表示パネルの駆動位置
に合わせて順次DDRAMを読み出し、読み出されたキ
ャラクタコ−ドをアドレスの一部としてCGRAMまた
はCGROMからキャラクタパタ−ンを読み出す。順次
読み出されたキャラクタパタ−ンは、液晶の点灯/非点
灯デ−タとして液晶駆動回路内のシフトレジスタに順次
送られ、1ライン分のデ−タが蓄積された時点で全液晶
ドライバ回路が一斉に点灯/非点灯電圧レベルを出力
し、液晶表示パネルを駆動する。なお各キャラクタは垂
直方向に複数のラインで構成されているため、上記の制
御を各表示行毎にキャラクタのライン数分だけ繰り返し
て行う必要がある。
【0003】ここでキャラクタコ−ドを用いた液晶表示
制御装置で表示画面上のキャラクタを左又は右方向に連
続的に複数文字分スクロ−ルする場合、以下の2通りの
実現手段がある。第一はDDRAMを読み出す表示アド
レスカウンタの読み出し開始アドレスを順次インクリメ
ントまたはデクリメントしてDDRAMの読み出し位置
を1文字ずつ左右にずらしながら表示を行ってスクロ−
ルする。また第二はDDRAM内のキャラクタコ−ドを
CPUが1文字ずつ左又は右方向にずらして書換えを行
いながらスクロ−ルする。前者はCPUの負担が軽いも
のの、表示画面の複数の表示行が全て同時にスクロ−ル
してしまう。また後者は特定の表示行だけを選択的にス
クロ−ルさせることができるが、1文字ずらす毎にスク
ロ−ル表示行に対応するDDRAM内のキャラクタコ−
ドを全て書換える必要があり、CPUの負担が大きくな
る。さらに前者および後者ともにキャラクタ単位でしか
スクロ−ルを行うことができないため、複数文字を連続
的にスクロ−ルしたりすると表示文字が表示画面上で左
右に滑らかに移動せず、離散的な不自然なスクロ−ル表
示となってしまう。
【0004】一方、表示制御の別の形態としてのビット
マップ形式の液晶表示制御装置では、視覚的に滑らかな
スクロール(以下単にスムーススクロールとも記す)を
行うことができる。すなわち、各画素単位に表示の点灯
/非点灯情報をもつビットマップメモリ(以下、BPR
AMと略す)を搭載した液晶表示制御装置を用い、CP
U自身がキャラクタパタ−ンを生成しキャラクタパタ−
ンを直接BPRAMに書き込み、さらに特定の表示行に
対応するBPRAM内のデ−タを1画素ずつ左右にずら
して書換えていく。但しこの場合にはキャラクタコ−ド
を用いた液晶表示制御装置に比べ、大容量のBPRAM
を持たなければならないこと、またCPUがBPRAM
のデ−タを頻繁に書換える必要がありCPUの負担が著
しく増大するなどの点を考慮しなければならず、スムー
ススクロールを効率的に行うには処理能力の高いCPU
を利用しなければ実用に耐えない。尚、キャラクタジェ
ネレータ方式とビットマップ方式の表示制御技術につい
て記載された文献の例としては昭和60年12月25日
に株式会社オーム社から発行された「マイクロコンピュ
ータハンドブック」第171頁がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来のドットマトリク
ス方式のキャラクタジェネレータを内蔵した液晶表示制
御装置においてはスムーススクロールを行うことができ
ず、また、特定の表示行に対してのみ選択的にその様な
スムーススクロールを行うこともできなかった。さらに
特定の表示行のうちの特定の表示桁に対してのみ選択的
にその様なスムーススクロールを行うこともできなかっ
た。BPRAMを搭載した液晶表示制御装置では、CP
Uが全てキャラクタパタ−ンデ−タを管理しているた
め、任意の表示行のスクロ−ル表示はソフトウェアで実
現できるが、CPUは1画素移動させる毎にスクロ−ル
表示行に対応するBPRAMの内容を全て書換える必要
があり、CPUの負担が著しく大きくなってしまう。
【0006】更に液晶表示制御装置がマイクロコンピュ
ータ若しくはデータプロセッサのようなCPUの制御を
受けて動作される場合、表示RAMのリード/ライト情
報や制御データの伝送のためのインタフェース手順が特
殊であれば当該液晶表示制御装置を制御するために利用
可能なCPUの選択の幅も制限され、更にはCPUの負
担も増えてしまうことが本発明者によって見い出され
た。上記スムーススクロールとの関係においてもその点
を解決すれば、任意表示行、任意表示桁、そして任意の
ドット単位でスムーススクロールを行うために必要な制
御情報の伝送効率を向上させることができ、CPUの負
担軽減につながることが本発明者によって見い出され
た。
【0007】本発明の目的は、キャラクタジェネレータ
形式での表示制御においてスムーススクロールを実現で
きる表示制御装置を提供することにある。本発明の別の
目的は、任意の表示行に対して上記スムーススクロール
を実現できる表示制御装置を提供することにある。ま
た、任意の表示桁に対して上記スムーススクロールを実
現できる表示制御装置を提供することにある。本発明の
更に別の目的は、CPUの負担を軽減して上記スムース
スクロールを実現できる表示制御装置を提供することに
ある。本発明の他の目的は、CPUとのインタフェース
という点においても上記スムーススクロールに利用でき
るCPUの選択の余地を広げることに寄与する表示制御
装置を提供することにある。本発明のその他の目的は、
データプロセッサ若しくはマイクロコンピュータのよう
なCPUとのインタフェースを単なるシリアルクロック
を用いて行うことができ、制御主体として利用可能なC
PUを実質的に制限することのない表示制御装置を提供
することにある。
【0008】本発明の前記並びにその他の目的と新規な
特徴は本明細書の記述及び添付図面から明らかになるで
あろう。
【0009】
【課題を解決するための手段】本願において開示される
発明のうち代表的なものの概要を簡単に説明すれば下記
の通りである。
【0010】すなわち、走査電極と信号電極の交差位置
にドットマトリクス状に配置された多数の表示素子に複
数画素からなるパターンを所定桁数を以って表示制御す
る表示制御装置を、上記走査電極を時分割駆動する第1
の駆動回路と、上記走査電極の駆動切換間隔毎に画素デ
ータ列を保持して上記信号電極を駆動する第2の駆動回
路と、上記所定桁数以上のコードデータを格納可能な表
示RAMと、上記表示RAMから順次読出されたコード
データに応じた表示パターンの画素データを出力するパ
ターンデータメモリと、上記パターンデータメモリから
順次出力される画素データ列を入力し、これを上記第2
の駆動回路に供給するタイミングを画素データ単位で所
定量ずらして第2の駆動回路に出力可能な画素データ列
供給回路と、上記画素データ列供給回路の出力タイミン
グのずれ量を可変に制御するスクロール量制御手段と、
を含めて構成する。
【0011】スクロールすべき表示行を可変にするに
は、画素データ列供給回路によって出力タイミングをず
らすべき画素データ列の表示行を可変に制御するスクロ
ール表示行制御手段を更に採用する。
【0012】上記画素データ列供給回路をシフト回路形
式とするには、上記パターンデータメモリから順次出力
される画素データ列を画素単位で順次直列に保持するシ
フト回路と、上記シフト回路の各記憶段の入力又は出力
ノードの中から一つを選択して出力とする選択回路と、
によって構成できる。この場合に、画素データ列のずれ
量の設定やその変更タイミングに高い自由度を保証して
スクロール態様を任意に指定できるようにするには、ス
クロール量制御手段として、上記データ列供給回路での
出力タイミングのずれ量を指示するためのスクロール量
を書換え可能に記憶して上記選択回路に与える第1の記
憶手段を採用できる。また、その構成において、スクロ
ール行を任意に指定可能にするためのスクロール量制御
手段には、スクロール行を書換え可能に記憶する第2の
記憶手段と、現在の表示行が第2の記憶手段で指定され
たスクロール行に一致するかを検出する行検出回路と、
上記行検出回路にて一致が検出されたときに上記第1の
記憶手段が保持するスクロール量を上記選択回路に供給
可能にするゲート回路とを採用できる。
【0013】さらに、その構成においてスクロール行の
うちスクロールを行うスクロール桁を書換え可能に記憶
する第3の記憶手段と、現在の表示桁が第3の記憶手段
で指定されたスクロール桁に一致するかを検出する桁検
出回路と、上記行検出回路と桁検出回路にて一致検出さ
れたときに、上記第1の記憶手段が保持するスクロール
量を上記選択回路に供給可能にするゲート回路とを採用
できる。
【0014】スクロール速度とスクロール量の逐次更新
とを自律的に行うためのスクロール量制御手段には、ス
クロール速度即ちスクロール動作の間隔時間を規定する
ためのスクロール周期信号の発生回路と、上記データ列
供給回路の出力タイミングのずれ量を指示するスクロー
ル量を上記スクロール周期信号の変化に同期しながら更
新して出力するスクロールカウンタとを採用できる。さ
らにその自律的な制御動作を完全化するためには、上記
スクロール周期信号の発生回路に対してスクロール周期
信号の周期を指定するための第1の制御情報、上記スク
ロールカウンタに対するカウント方向を指示する第2の
制御情報、及び全体のスクロール量を指示する第3の制
御情報を書換え可能に記憶する第4の記憶手段と、上記
スクロールカウンタの出力が上記第4の記憶手段に記憶
された第3の制御情報に到達したことを検出してスクロ
ールカウンタをリセットするスクロール終了検出回路と
を更に追加できる。
【0015】外部のデータプロセッサやマイクロコンピ
ュータなどのCPUが上記第1、第2又は第3の記憶手
段にデータ設定を行う場合には、それとのインタフェー
ス手段を備える。このインタフェース手段は、上記記憶
手段の入力に結合された内部バスと、シリアルクロック
入力端子と、シリアルデータ入力端子と、シリアルデー
タ入力端子に結合された複数のラッチ回路から成る直列
記憶回路と、上記直列記憶回路に含まれる所定複数段の
ラッチ回路の各出力ノードが並列入力端子に結合され、
並列出力端子が上記内部バスに接続された並列データラ
ッチ回路と、上記並列ラッチ回路の入力に出力が結合さ
れるラッチ回路とその他のラッチ回路の出力を並列的に
受けてそれらが所定論理値であるときに第1の信号を出
力する同期ビット列検出回路と、上記論理回路の入力に
出力が結合されたラッチ回路以外のラッチ回路の記憶情
報を第1の信号によって取り込むアクセス制御情報ラッ
チ回路と、上記第1の信号によって計数動作がリセット
され、その計数値に応じて上記並列データラッチ回路の
ラッチタイミングを制御する転送制御カウンタと、によ
って構成できる。
【0016】このインタフェース手段がデータ出力をサ
ポートする場合には更に、シリアルデータ出力端子と、
入力が内部バスに並列に結合されると共に出力がシリア
ルデータ出力端子に結合され、シリアル出力が上記シリ
アルクロック信号に同期されるパラレル/シリアル変換
回路とを更に備え、上記転送制御カウンタは更に、その
計数値に応じて上記パラレル/シリアル変換回路の出力
開始タイミングを制御する制御信号を生成する。
【0017】
【作用】上記した手段によれば、スクロール量制御手段
は、画素データ列の供給タイミングを例えば画素データ
単位でどのくらいずらすかを制御し、これによって画素
データ列供給回路から第2の駆動回路に渡されて信号電
極を駆動するための画素データ列は、パターンデータメ
モリから順次発生される画素データ列に対して所定部分
が切り出されたものと等価とされる。これにより、複数
フレームの表示期間毎に上記ずれ量を増減させる指示が
スクロール量制御手段から与えられることによって、所
定表示行において表示桁方向への画素単位でのスムース
スクロールが実現される。例えばスクロール制御手段が
スクロールドット量レジスタのような第1の記憶手段に
よって構成されるとき、CPUは当該第1の記憶手段の
スクロ−ル量を定期的に書換えていけば、所定の表示行
をスムーススクロールさせることができる。スクロ−ル
ドットのずれ量の書換え若しくは変化率は1画素単位に
行う必然性はなく、単一パターンの桁方向ドット数より
も少ない数の複数画素単位で任意に行うことができる。
【0018】スクロール表示行制御手段が採用されてい
る場合にはそれによって指定された単一若しくは複数の
表示行に対して上記スムーススクロールが実現される。
【0019】上記ずれ量の指定は一定画素数毎に固定的
であってもよく、また、スクロール対象行も固定であっ
てもよい。第1の記憶手段、第2の記憶手段を採用する
構成にあっては、それに対する設定値次第でスクロール
対象表示行とスクロール量をプログラマブルに指定可能
であり、上記ずれ量を漸増又は漸減することによってス
クロールは左右何れの方向にも自在とされる。また第3
の記憶手段を採用する構成にあってはスクロール対象表
示行のうち、任意の表示桁のみをスクロールすることが
可能である。
【0020】キャラクタジェネレータ形式での上記スム
ーススクロールにあっては上記スクロ−ルを行うときに
キャラクタコ−ドを格納する表示RAM内のデ−タを書
換える必要がなく、この点においてCPUの負担を軽減
できてそのソフトウェア処理を簡素化することができ
る。また、ビットマップメモリのような大容量メモリの
逐次書換えを要しないので、ビットマップ形式の表示制
御に比べてCPUの負担を軽減して上記スムーススクロ
ールを実現する。
【0021】スクロール速度とスクロール量の逐次更新
とを自律的に行うためのスクロール量制御手段を採用す
ると、CPUは1画素又は数画素単位でのスクロール毎
にスクロール量を変更する処理例えば第1の記憶手段の
値を書換える処理を逐次実行することを要せず、また、
そのような書換えの間隔即ち各スクロール動作の間隔を
等間隔にしたりするための時間管理を行う必要もない。
このことがスムーススクロールに係るCPUの負担を著
しく軽減する。スクロール量制御手段にスクロールカウ
ンタをリセットする機能まで含めることにより、CPU
は所要の制御情報を一度設定すれば必要な全スクロール
量を以ってスムーススクロールの制御を完結する。
【0022】シリアルクロック信号に同期した同期ビッ
ト列の検出に同期して転送制御カウンタをリセットして
例えばバイト単位でのデータ伝送を制御することは、C
PUとの間でのデータビットのずれが生じても次の同期
ビット列の検出に呼応して伝送手順を正常に復帰させる
様に作用する。シリアルデータ出力端子を介するCPU
による読出し動作中においてもシリアル入力端子からの
入力を受けて同期ビット列とそれに続くアクセス制御情
報を監視することは、書込みと読み出しの切換えをシリ
アルクロック信号、シリアル入力信号、及びシリアル出
力信号の3本のインタフェース信号で実現にする。
【0023】
【実施例】図1には本発明の一実施例に係る液晶表示制
御装置を用いたシステムのブロック図が示される。この
システムは、特に制限されないが、液晶表示制御装置2
と、この液晶表示制御装置2の動作を制御するデータプ
ロセッサ若しくはマイクロコンピュータとしてのCPU
1(セントラル・プロセッシング・ユニット)と、液晶
表示パネル(LCDパネルとも記す)3から成る。液晶
表示制御装置2は、実際に液晶画面上に表示を行う文字
の文字コードを記憶する表示RAM4(ランダム・アク
セス・メモリ)と、指定された文字コードからドットマ
トリクス状の文字フォントパターンを展開するためのキ
ャラクタジェネレータROM5(リード・オンリー・メ
モリ)とを備える。
【0024】液晶表示パネル3は、特に制限されない
が、ドットマトリクス型で構成され、走査電極としての
コモン電極と信号電極としてのセグメント電極がX,Y
方向に交差的に配置され、夫々の交差位置に1ドット分
の液晶表示素子が形成されている。コモン電極が順次駆
動されるとき、当該駆動されるコモン電極に対応される
表示素子の点灯又は非点灯は、セグメント電極に与えら
れる表示信号によって決定される。特に制限されない
が、本実施例に従えば、液晶表示パネル3は最大12桁
4行で文字表示を行える表示領域を持ち、表示文字1個
当たりのドット数(表示素子数)は横×縦=5×8ドッ
トとされる。これに従えば液晶表示パネル3は、32本
のコモン電極と、60本のセグメント電極を持つ。
【0025】CPU1は表示させるべき文字の文字コー
ドを表示RAM4に書き込むことで任意の位置に任意の
文字を表示させることができる。表示RAM4は、後述
するスクロール方向に対応して液晶表示パネル3に表示
可能な最大表示桁数以上の文字コードを格納可能な記憶
領域を有する。例えば、20桁4行分の文字コードを格
納可能とされる。
【0026】表示RAM4への書き込みはCPUアドレ
スカウンタ6で指定したアドレスに対して行われる。C
PU1はこのCPUアドレスカウンタ6への任意の初期
アドレス値をプリセットでき、以後CPU1が表示RA
M4へ書き込み指示を与える毎にそれに同期してCPU
アドレスカウンタ6がインクリメント動作されて必要な
アドレスを内部で生成する。CPUアドレスカウンタ6
から出力されたアドレス信号は選択回路9を介して表示
RAM4に供給される。このときの書込みデータとして
の表示文字コードはCPUインタフェース7を介してC
PU1などから与えられる。液晶表示制御装置2内部と
CPU1との間の情報伝送はCPUインタフェース7を
経由して行う。
【0027】表示動作における表示RAM4の読出しア
ドレスは表示用アドレスカウンタ8が生成する。すなわ
ち、この表示用アドレスカウンタ8は表示動作に同期し
て例えば順次デクリメント動作を行ってその値を出力す
る。出力された値は選択回路9を介して表示RAM4に
供給され、当該表示RAM4から表示文字コード(キャ
ラクタコードとも記す)が読み出される。特に制限され
ないが、本実施例に従えば、表示文字コードは8ビット
とされる。
【0028】CPU1による表示RAM4内のデ−タの
書き換え又は読み出しアクセス(CPUアクセス)と、
液晶表示を行うために表示RAM4内のデ−タを読み出
しするアクセス(表示アクセス)は、特に制限されない
が、時分割に交互に行われ、それに同期して選択回路9
の選択状態も交互に切換え制御される。この制御は後述
するタイミング発生回路26が行う。
【0029】表示動作時に表示RAM4から読み出され
たキャラクタコードはキャラクタジェネレータROM5
に対するアクセスアドレス信号の一部とされ、当該アク
セスアドレス信号の残りはラインアドレスカウンタ30
の出力とされる。
【0030】上記キャラクタジェネレータROM5は、
英数字、アルファベット、カタカナ、ひらがな、漢字、
及び記号などのフォントパターンデータを格納する。特
に制限されないが夫々の文字には文字コードが割り当て
られる。特に制限されないが、各文字は横が5ドット、
縦が8ドットによって構成される。キャラクタジェネレ
ータROM5は、文字コードによって指定される一つの
文字のフォントデータを5ドット単位(本実施例に従え
ば5ビット単位)で合計8回のリード動作によって読出
し可能にされている。すなわち、キャラクタジェネレー
タROM5は、上記表示RAM4から読み出された文字
コードをアドレスの上位側8ビットとし、ラインアドレ
スカウンタ30の出力をアドレスの下位側3ビットとし
てリードアクセスされる。アドレスの上位側8ビットを
構成する文字コードは文字を指定するための信号とみな
され、ラインアドレスカウンタ30の3ビットの出力は
文字コードによって指定される文字フォントの縦8ライ
ン分を1ラインづつ指定するための信号とみなされる。
【0031】キャラクタジェネレータROM5から読出
されたフォントパターンデータ(このようなフォントパ
ターンデータの読み出しをフォントパターンの展開とも
称する)は、パラレル/シリアル変換回路10でシリア
ルデータに変換され、後述するスクロールレジスタ11
を介してセグメント側シフトレジスタ12(本実施例に
従えば60ビット分)に逐次送られ、1ライン(液晶表
示パネル3の1本の走査線若しくはコモン電極)分のデ
ータが全部当該セグメント側シフトレジスタ12に格納
された時点で、当該データをセグメントラッチ回路13
にラッチさせ、セグメント液晶ドライバ14に供給す
る。セグメント液晶ドライバ14は、液晶表示パネルの
各表示素子即ち各画素の選択(点灯)または非選択(非
点灯)を制御するセグメント駆動信号SEG1〜SEG
60を上記セグメントラッチ回路13の出力データに基
づいて形成し、液晶表示パネル3のセグメント電極を駆
動する。各ラインのコモン電極はコモン側シフトレジス
タ19及びコモン液晶ドライバ18によって形成される
コモン駆動信号COM1〜COM32によって順次時分
割的に駆動される。
【0032】液晶表示制御装置2の内部タイミングは、
CR発振回路15の発振出力を入力するタイミング発生
回路26が生成する。これが生成するタイミング信号
は、表示用アドレスカウンタ8及びラインアドレスカウ
ンタ30のインクリメントタイミング、コモン側シフト
レジスタ19のシフトタイミング、スクロールシフトレ
ジスタ11及びセグメント側シフトレジスタ12のシフ
トタイミング、そしてセグメントラッチ回路13のラッ
チタイミングなどを生成する。スクロールシフトレジス
タ11及びセグメント側シフトレジスタ12のシフトタ
イミングは、ドットクロックによって規定される。その
ような各種タイミングは、コモン液晶ドライバ18及び
セグメント液晶ドライバ14などの動作タイミングを表
示用アドレスカウンタ8やラインアドレスカウンタ30
の動作に同期させ、キャラクタジェネレータROM5か
ら順次読出されるデータをそれが表示されるべき位置に
表示できるように、コモン電極の順次駆動とセグメント
電極の駆動タイミングを決定する。
【0033】図1において24はインストラクションレ
ジスタ群であり、液晶表示制御レジスタ13、スクロー
ル表示行指定レジスタ15、スクロールドット量レジス
タ16などの制御レジスタを含み、それらはCPUイン
タフェース7を介してCPU1にて設定される。液晶表
示パネル3上で左右にスクロールを行う場合、CPU1
はCPUインターフェース7を介して、スクロールを行
う表示行を指定するスクロール表示行指定レジスタ15
と、スクロール量を画素単位に指定するスクロールドッ
ト量レジスタ16にスクロ−ル情報を書き込む。この場
合、表示RAM4内のキャラクタコ−ドデ−タを書換え
る必要はない。スクロール表示行指定レジスタ15及び
スクロールドット量レジスタ16に格納された情報は、
スクロール制御を行うスクロール制御回路17に供給さ
れ、このスクロール制御回路17は上記スクロールシフ
トレジスタ11を制御する。
【0034】図2にはスクロールのための詳細な回路図
が示される。5×8ドットで構成されるキャラクタフォ
ントパタ−ンを垂直方向に4行表示する場合、各表示文
字行は8ラインになるのでコモン液晶ドライバ18は合
計32個の駆動回路を有する。このコモン液晶ドライバ
18は液晶表示パネル3のコモン電極にコモン駆動信号
COM1〜COM32を出力して、第1文字行から第4
文字行までの32ライン分のコモン電極に時分割的に選
択電圧レベルを供給する。コモン液晶ドライバ18が順
次選択電圧レベルを出力する順番はコモン側シフトレジ
スタ19によって制御される。
【0035】このコモン側シフトレジスタ19は直列に
32段の記憶段を有し、例えば、1ライン駆動毎に所定
論理値(例えば論理値1)のビットデータが1段ずつシ
フトする。上記ビットデータが最終段にシフトされた後
は、引き続いてタイミング発生回路26が初段に再び上
記ビットデータを供給して、サイクリックに動作が繰り
返される。上記コモン側シフトレジスタ19は第1文字
行から第4文字行まで順次選択していくので、それを参
照することによって現在どこの表示文字行を選択してい
るかを認識できる。そこで図3に示すようにコモン側シ
フトレジスタ19は現在表示中の表示行信号φ1〜φ4
を順次出力する。例えば、1行目表示信号φ1は、シフ
トレジスタ19の初段から8段目までの各記憶段の出力
に対して論理和を採った信号として理解することができ
る。スクロ−ル制御回路17はこのコモン側シフトレジ
スタ19から出力される4ビットの表示行信号φ1〜φ
4と、スクロ−ル表示行指定レジスタ15の4ビットの
設定値とをビット対応で比較して夫々が論理値1で一致
する場合を検出する行一致検出回路20を有する。この
比較結果が一致すると、図3に示すように行一致検出回
路20から出力されるスクロール行一致信号φ5はその
期間だけハイレベルとなる。例えば、スクロール表示行
指定レジスタ15の4ビットは第1表示文字行から第4
表示文字行の指定ビットとされ、スクロール表示行指定
レジスタ15に設定される4ビットの各ビットは論理値
1がスクロールの指定とみなされる。行一致検出回路2
0は当該指定レジスタ15のビットと対応行の表示信号
との論理積を夫々採り、その4ビットの論理積信号に対
して一つの論理和を採ることによって一つのスクロール
行一致信号φ5を得る。
【0036】上記スクロールドット量レジスタ16は、
特に制限されないが、6ビットとされ、各ビットは、ゲ
ート回路31に入力される。このゲート回路31は、上
記スクロール行一致信号φ5がハイレベルである時にス
クロールドット量レジスタ16の出力をスクロールドッ
ト量指示信号SELとしてスクロールシフトレジスタ1
1に伝達する。スクロール行一致信号φ5がロウレベル
のときゲート回路31は、例えば全6ビットが論理値0
の信号SELをスクロールシフトレジスタ11に供給す
る。そのようなゲート回路31は、例えばスクロールド
ット量レジスタ16の出力をビット毎に受け、スクロー
ル行一致信号φ5を夫々共通に受ける6個の2入力アン
ドゲートによって構成できる。したがって、スクロール
ドット量レジスタ16に格納されたスクロールドット量
指定データは、パネル3での表示行がレジスタ15で指
定されたスクロール行に一致した時だけスクロールドッ
ト量指示信号SELとしてスクロールシフトレジスタ1
1に供給される。
【0037】上記スクロールレジスタ11は、直列接続
された複数段のラッチ回路22とマルチプレクサ21に
よって構成される。各ラッチ回路22は、夫々1ドット
分のビットデータを記憶するもので、パラレル/シリア
ル変換回路10の出力に同期して、換言すればドットク
ロックに同期して、当該パラレル/シリアル変換回路1
0から出力されるシリアルデータを順次後段に伝達して
いく。マルチプレクサ21は、パラレル/シリアル変換
回路10の出力と各ラッチ回路22の出力を受け、上記
ゲート回路31の6ビット出力のデコード結果に基づい
て、それらの内の何れか一つの入力を選択してセグメン
ト側シフトレジスタ12に供給する。このとき、上記ゲ
ート回路31の出力が全ビット論理値0であるとき、換
言すればスクロールが行われない時、マルチプレクサ2
1はパラレル/シリアル変換回路10の出力を選択し、
スクロールドット量レジスタ16で指定されるスクロー
ル量が多い程、換言すればゲート回路31の出力値が大
きくされる程、後段側のラッチ回路22の出力を選択す
る。
【0038】このように、上記行一致検出回路20での
比較結果が一致すると、該回路20から出力されるスク
ロール行一致信号φ5はその期間だけハイレベルにさ
れ、スクロ−ルドット量レジスタ16で設定されたスク
ロ−ル画素数だけスクロ−ルシフトレジスタ11でシフ
トされた結果をマルチプレクサ21が選択してセグメン
ト側シフトレジスタ12にキャラクタパタ−ンを出力す
る。例えば、表示期間のある瞬間において5画素スクロ
ールする場合には、スクロ−ルシフトレジスタ11内の
5段のラッチ回路22でシフトされたキャラクタパタ−
ンデータをマルチプレクサ21で選択してセグメント側
シフトレジスタ12に出力する。
【0039】ここで、前述のように表示RAM4は最大
20桁4行分のキャラクタコードを格納可能な記憶領域
を有する。ディクリメント動作される表示用アドレスカ
ウンタ8による表示RAM4のリードアクセスは、例え
ば、各行において第20桁目の記憶領域から第1桁目の
記憶領域に至る順番で行われる。また、前記セグメント
側シフトレジスタ12は液晶表示パネル3の最大表示桁
数である12桁に対応して60ビットで構成されている
が、セグメント側シフトレジスタ12からセグメントラ
ッチ回路13に1表示ライン分のパターンデータを転送
するタイミングは、表示RAM4の最大記憶桁数に対応
してセグメント側シフトレジスタ12が100回シフト
動作を行う毎とされる。そのようなシフト動作はラッチ
回路22のラッチ動作と同様にドットクロックに同期し
て行われる。したがって、1表示ライン分のパターンデ
ータが所定ドット数分遅れてスクロールレジスタ11か
ら出力されると、そのドット数分だけ図2における左方
向へずれた表示が実現される。所定時間間隔例えば複数
フレームの表示期間を置いて順次スクロールドット量レ
ジスタ16の値を順次大きくしていけば(順次後段のラ
ッチ回路出力を選択していけば)、図2の左方向へのド
ット単位のスクロールが実現される。逆に、スクロール
ドット量レジスタ16の初期値を順次デクリメントして
いけば右方向へのスクロールが実現される。
【0040】スクロール表示行指定レジスタ15で指定
された行と表示中の行が一致しない場合は、スクロール
行一致信号はロウレベルのままであるので、スクロール
は行われず通常の表示となる。即ちキャラクタパタ−ン
データはスクロ−ルシフトレジスタ11内のラッチ回路
22を経由せず直接マルチプレクサ21からセグメント
側シフトレジスタ12に出力される。
【0041】スクロール表示行指定レジスタ15は表示
行単位に設定できる。例えば、4行表示を行う場合、独
立した4ビットの情報を持つ。したがって、各表示行に
対し独立してスクロ−ルを指定できるので、同時に複数
行のスクロールを行うことができる。またスクロールド
ット量レジスタ16の設定値を変えることによりスクロ
−ルを行う画素数を任意に指定できるので、この設定値
を定期的に順次インクリメントまたはデクリメントする
ことにより、左右にスクロ−ルすることができる。また
この設定値のインクリメントまたはデクリメントの間隔
を調整することにより、スクロ−ルを行う速度を変える
ことができる。上記スクロール表示行指定レジスタ15
とスクロールドット量レジスタ16を組み合わせること
で、任意の表示行のみ選択的に左右にスムーススクロー
ルすることができる。
【0042】図4には各表示行単位で独立にスクロール
を行った場合の状態が示される。スクロール表示行指定
レジスタ15の4ビットは、それぞれ液晶表示パネル3
の表示行に対応している。図4の(A)に示されるよう
に、スクロール表示行指定レジスタ15の内容が全て”
0”であるときは、スクロールドット量レジスタ16に
よりスクロールドット量が指定されていてもスクロール
は行われない。図4の(B)に示されるように、スクロ
ール表示行指定レジスタ15の第2ビットが”1”の場
合は、このビットに対応する表示行のみがスクロールド
ット量レジスタ16の設定値に従ってスクロール可能に
される。また、図4の(C)に示されるように、2つの
ビットを”1”にした場合は、同時にこの2つのビット
に対応する表示行がそれぞれ行単位でスクロール可能に
される。図4から明らかなように、指定された表示行の
表示状態は、スクロールドット量に比例して図の左側に
ずれている。
【0043】図5にはスクロール量を変化させた場合の
表示例が示される。スクロールドット量レジスタ16に
より指定された画素単位のスクロールが可能にされる。
スクロールドット量レジスタ16の設定値を定期的に順
次インクリメントすることにより、スクロ−ル指定され
た表示行は液晶表示パネル3上で左方向に滑らかにスク
ロ−ルすることができる。尚、図5においては、第2行
目(abcdefgh)のみがスクロールされ、他の行
はスクロールされない状態が示されている。すなわち図
5(A)に対して図5(B),図5(C),図5(D)
は、第2行目のみがそれぞれスクロールされている。
【0044】図6には特定の表示行に対し1画素単位に
連続して8画素分のスム−ススクロ−ルを行うためのC
PU1でのソフトウェア制御手順が示される。スクロ−
ルを開始する前に、スクロ−ルドット量レジスタ16を
クリアしスクロ−ルドット量を"0"にする。さらにスク
ロ−ルを行う表示行をスクロ−ル表示行指定レジスタ1
5に設定する。スクロ−ルはスクロ−ルドット量レジス
タ16に1画素分のスクロ−ルを設定することで開始す
る。さらにスクロ−ルドット量レジスタ16のスクロ−
ルドット量を順次増やすように設定を変更して行くこと
で、画素単位で左方向へのスム−ススクロ−ルを行うこ
とができる。またスクロ−ルドット量レジスタ16のス
クロ−ルドット量を順次減らすように設定を変更してい
くことで右方向への連続的スム−ススクロ−ルを行うこ
とができる。また、液晶の反応速度との関係において滑
らかなスム−ススクロ−ルを行うため、スクロ−ルドッ
ト量レジスタ16のインクリメントまたはデクリメント
を行うタイミングにインタ−バル時間(ウェイトステッ
プSw)を挿入する必要がある。液晶表示制御装置2は
このインターバル期間において同一フレームを繰返し表
示させる。スムーススクロ−ルの実行時間は、CPU1
がこのインタ−バル時間を調整することで変えることが
できる。
【0045】CPU1と液晶表示制御装置2との間のデ
−タの授受は液晶表示制御装置2内のCPUインタフェ
−ス7を介して行われる。液晶表示制御装置2は、CP
U1からデ−タを書き込むためのシリアルデ−タ入力端
子(以下、SIDと略す)、CPU1がデ−タを読み出
すためのシリアルデ−タ出力端子(以下、SODと略
す)、液晶表示制御装置2での上記入力デ−タの取り込
みタイミングまたは読み出しタイミングを示すシリアル
転送クロック入力端子(以下SCLKと略す)の計3本
のインタフェ−ス信号を備えている。
【0046】図7には上記インタフェ−ス信号を用いた
書き込み手順が示され、図8にはその読み出し手順が示
される。入力(SID)または出力(SOD)されるデ
−タはシリアル転送クロック(SCLK)に同期してイ
ンタフェ−スされる。まずCPU1は転送の開始時にS
ID端子からスタートバイトを入力する。CPUインタ
フェ−ス7は、"1"が連続的に5ビット入力されたと
き、スタートバイトが開始されたと認識する。この連続
した5ビットの"1"デ−タ列を同期ビット列と定義す
る。CPUインタフェ−ス7は、同期ビット列を認識す
ると、同期ビット列に続くビットをR/Wビット、さら
にその次のビットをRSビットとみなし、入力ビットの
状態を記憶する。なおスタートバイトの最終ビットは"
0"を入力する必要がある。その次に続く4ビットの下
位データD0〜D3が全ビット"1"のとき、当該最終ビッ
トが"1"であるなら、それらが同期ビット列であると認
識されてしまうからである。上記R/WビットはCPU
1が液晶表示制御装置2へのリ−ド/ライト(読み出し
/書き込みを指示するビット)であり、"0"のとき書き
込みを意味し、"1"のとき読み出しを意味する。さらに
上記RSビットはレジスタを選択するビットであり、"
0"のときCPUアドレスカウンタ6またはインストラ
クションレジスタ群24の選択を意味し、"1"のとき表
示RAM4の選択を意味する。インストラクションレジ
スタ群24は前述のスクロ−ル表示行指示レジスタ1
5、スクロ−ルドット量レジスタ16および各種液晶表
示制御レジスタ23から構成される。
【0047】ここで上記R/W及びRSビットと動作モ
−ドとの関係をまとめると、R/Wビット=0,RSビ
ット=0のときは、CPUアドレスカウンタ6及びイン
ストラクションレジスタ群24への設定値書き込みの動
作モードとされ、R/Wビット=0,RSビット=1の
ときは、表示RAM4へのデ−タ書き込みの動作モード
とされ、R/Wビット=1,RSビット=0のときは、
CPUアドレスカウンタ6からのカウント値読み出しの
動作モードとされ、R/Wビット=1,RSビット=1
のときは、表示RAM4からのデ−タ読み出しの動作モ
ードとされる。
【0048】スタ−トバイト内のR/Wビットで書き込
みを指定すると、そのスタ−トバイトに続く2バイト
(16ビット)で、8ビットのデ−タ列を書き込む。即
ち8ビットのデ−タ列を上下4ビットのデ−タ列に2分
割し、スタ−トバイトの次のバイト(下位バイト)で下
位4ビットのデ−タ列と4ビットの連続した"0"列を入
力し、さらにその次のバイト(上位バイト)で上位4ビ
ットのデ−タ列と4ビットの連続した"0"列を入力す
る。したがって同期ビット列以外、SID上に"1"が5
ビット以上連続することがない。
【0049】またスタ−トバイト内のR/Wビットで読
み出しを指定すると、そのスタ−トバイトに続く1バイ
ト(8ビット)で、SOD端子から8ビットのデ−タ列
を連続して読み出す。SOD端子からデ−タ列を読み出
している最中においても、SIDから入力される5ビッ
トの同期ビット列を監視している。図9に読み出しシ−
ケンスから書き込みシ−ケンスへの変更手順を示す。例
えば、第1バイト目で最初のスタ−トバイトのR/Wビ
ットを"1"、RSビットを"0"にして、第2バイト目で
CPUアドレスカウンタ6の内容を読み出す。この読み
出しを行っている第2バイト目で、同時に次のスタ−ト
バイトのR/Wビットを"0"、RSビットを"1"にし
て、第3バイト目と4バイト目で表示RAM4にデ−タ
を書き込む。これにより書き込みと読み出しの切り替え
をSCLK、SID、SODの3本のインタフェ−ス信
号で実現することができる。なお液晶表示制御装置2か
らデ−タを読み出す必要がない場合には、SCLKとS
IDの2本の端子でインタフェ−スすることができる。
【0050】このようなインタフェースの手順を採用す
ることにより、単なるクロック信号に同期して上記動作
モード毎に情報伝送を行うことができる。換言すれば、
特別な波形のクロック信号若しくはタイミング信号を用
いた専用的なデータ伝送プロトコルを必要としない。し
たがって、本実施例の液晶表示制御装置2を制御するC
PU1は一般的なシリアルインタフェース若しくはポー
トを有していればよく、どのようなCPUでも幅広く利
用できるというCPUに対する汎用性を増すことができ
る。
【0051】図10にはCPUインタフェ−ス7内のブ
ロック図が示される。SID端子から入力されたデ−タ
はSCLKの立上りエッジでカスケ−ド接続されたラッ
チ回路(1)51〜ラッチ回路(8)58に逐次取り込
まれる。スタ−ト同期検出回路59は、ラッチ回路
(4)54〜ラッチ回路(8)58に取り込まれたデ−
タの出力を常時監視し、その出力が全て"1"になった場
合、同期ビット列とみなす。同期ビット列を検出したと
き、その時点でラッチ回路(2)52とラッチ回路
(3)53の出力デ−タをそれぞれRSビットおよびR
/Wビットとみなし、その出力をRSラッチ回路61と
R/Wラッチ回路60にラッチする。
【0052】転送ビットカウンタ62は、入力されたデ
−タ列から有効な下位4ビットのデ−タ列と上位4ビッ
トのデ−タ列をそれぞれ下位デ−タラッチ回路63およ
び上位デ−タラッチ回路64へ取り込むためのラッチタ
イミングを発生する。上記転送ビットカウンタ62は、
SCLKで逐次カウントアップする。上述のRSラッチ
回路61、R/Wラッチ回路60、下位デ−タラッチ回
路63および上位デ−タラッチ回路64からの出力は、
RS信号、R/W信号、DB0〜DB7信号と液晶表示
制御装置2内部の各ブロックに供給される。
【0053】また前述のスタ−ト同期検出回路59で検
出された同期ビット列により、転送ビットカウンタ62
を強制的にリセットし初期化する。電源投入時の転送状
態が不定の場合、または転送中にシリアル転送クロック
入力端子(SCLK)にノイズがのりCPU1が扱うデ
−タ列とCPUインタフェ−ス7で扱うデ−タ列とがビ
ットずれを起こす場合など、同期ビット列で転送ビット
カウンタ62を初期化することで、転送手順を正常状態
に復帰させることができる。
【0054】シリアルデ−タの読み出しは、シリアル転
送クロック入力端子SCLKから入力されたクロックの
立ち下がりエッジでパラレル/シリアル変換回路65か
らシリアルアウトされたデ−タをSOD端子からCPU
1に出力する。液晶表示制御装置2内部の各ブロックか
ら供給されたデ−タはDB0〜DB7を介しパラレル/
シリアル変換回路65にロ−ドされる。このロ−ドタイ
ミングはバイト単位に前述の転送ビットカウンタ62か
ら供給する。なおCPU1はSOD端子から出力された
シリアルデ−タをSCLKの立上りエッジで取り込む。
【0055】スタートバイト内のR/WビットおよびR
Sビットを変更する必要がない場合、複数のバイト情報
を連続的に転送することができる。例えば、表示RAM
4の複数のバイトをまとめて連続的に書換える場合、最
初にスタ−トバイトでR/Wビットを"0"、RSビット
を"1"に設定すると、その後はスタ−トバイトなしに連
続して表示RAM4内のデ−タを書換えることができ
る。このとき表示RAM4の書換えアドレスを供給する
CPUアドレスカウンタ6は1バイト書換え毎に自動的
にインクリメントするようにしてあるので、CPU1は
CPUアドレスカウンタ6を逐次再セットする必要はな
い。
【0056】上記実施例によれば以下の作用効果があ
る。 (1)表示行単位に選択的に左右にスクロ−ルを行うた
めのスクロ−ル表示行指定レジスタ15とスクロ−ルド
ット量レジスタ16を採用し、現在表示中の表示行がス
クロールを行うべき表示行かを検出するための行一致検
出回路20と、表示を行うキャラクタパタ−ンを画素単
位にシフトするためのスクロールシフトレジスタ11と
を設けることで、任意の表示行のみを選択的に画素単位
に左又は右方向にスクロ−ルすることができる。 (2)これにより、特定の表示行に対してスム−ススク
ロ−ルを実現できる。文字パターン毎のスクロールに比
べて表示品質は著しく向上される。 (3)さらに上記スクロ−ルを行うときにキャラクタコ
−ドを格納する表示RAM4内のデ−タを書換える必要
はなく、この点においてCPU1の負担を軽減できてそ
のソフトウェア処理を簡素化することができる。 (4)例えば携帯電話機などの小型機器において限られ
た表示スペース内で表示行毎に異なる性質の情報表示を
行うような場合、所要の表示行だけを順次スクロールし
てその内容を表示させることができる。これによって、
小型表示装置に対する情報表示の性能若しくは情報表示
量を簡単に高めることができ、特に携帯通信端末若しく
は移動体通信端末における将来の各種情報サービスによ
る情報表示に即応することができるようになる。例え
ば、特定の表示行に天気予報や交通渋滞の情報を順次表
示していくような場合である。 (5)シリアル転送クロックに同期した同期ビット列の
検出に同期して転送ビットカウンタ62をリセットして
バイト単位でのデータ伝送を制御することにより、CP
U1との間でのデータビットのずれが生じても次の同期
ビット列の検出に呼応して伝送手順を正常に復帰させる
ことができる。 (6)出力端子SODを介するCPU1による読出し動
作中においても入力端子SIDからの入力を受けて同期
ビット列とそれに続くR/Wビットを監視するので、書
込みと読み出しの切換えをSCLK,SID,SODの
3本のインタフェース信号で実現できる。 (7)上記インタフェースの手順を採用することによ
り、単なるクロック信号としてのSCLKに同期して複
数動作モードに応ずる情報伝送を行うことができる。換
言すれば、特別な波形のクロック信号若しくはタイミン
グ信号を用いた専用的なデータ伝送プロトコルを必要と
しない。したがって、本実施例の液晶表示制御装置2を
制御するCPU1は一般的なシリアルインタフェース若
しくはポートを有していればよく、液晶表示制御装置の
制御主体として比較的広い範囲でどのようなCPUでも
幅広く利用できるようになる。
【0057】図11には本発明の第2実施例に係る液晶
表示制御装置104を用いたシステム構成例が示され
る。図1で説明したものと同一機能を有する回路ブロッ
クには同一符号を付してその詳細説明を省略する。図1
で説明した実施例に対し、インストラクションレジスタ
群24にスクロール表示桁指定レジスタ111が付加さ
れている。このスクロール表示桁指示レジスタ111
は、CPUインタフェース7を介してCPU1にて値が
設定される。すなわち、スクロール表示桁指定レジスタ
111にはスクロールを行う表示桁の位置情報が書き込
まれる。この場合、スクロール表示行指定レジスタ15
で指定された表示行のうち、スクロール表示桁指定レジ
スタ111で指定された表示桁に対し、スクロールドッ
ト量レジスタ16で指定された画素単位のスクロールが
制御される。これらのスクロールは上記インストラクシ
ョンレジスタ群24とスクロール制御回路115とスク
ロールシフトレジスタ11で制御される。
【0058】図12には上記スクロールのための詳細な
回路図が示される。特に制限されないが、第2実施例
は、6×8ドットで構成されるキャラクタフォントパタ
ーンを垂直方向に4行、水平方向に8桁表示する場合を
一例とする。各文字行は8ラインになるので、4行表示
ではコモン液晶ドライバ18は32個の駆動回路を有す
る。また6ドット幅で8桁表示をするので、セグメント
液晶ドライバ14は48個の駆動回路を有する。
【0059】図12において行一致検出回路20は図2
の実施例と同様に、現在駆動中の表示行とスクロール表
示行指定レジスタ15に設定される4ビットの情報とを
比較し、結果が一致すると図13のスクロール行一致信
号φ5はその期間中ハイレベルとなる。また桁一致検出
回路113は、現在表示中の表示桁カウンタ112とス
クロール表示桁指定レジスタ111に設定される8ビッ
トの情報とを比較し、結果が一致すると図13のスクロ
ール桁一致信号φ6はその期間中ハイレベルとなる。な
お表示桁カウンタ112は1ライン毎に文字単位にデク
リメントするカウンタである。ゲート回路31は、スク
ロールを行う表示行期間中、スクロールドット量レジス
タ16で指定された6ビットのスクロールドット量を出
力する。ゲート回路114は、スクロールを行う表示桁
期間だけ上記6ビットのスクロールドット量を出力し、
スクロールシフトレジスタ11に供給する。スクロール
行一致信号φ5またはスクロール桁一致信号φ6がロウ
レベルであるとき、ゲート回路31またはゲート回路1
14はスクロールドット量指示信号SELの6ビットが
全て論理値0となるようにマスクして、該信号SELを
スクロールシフトレジスタ11に供給する。したがっ
て、スクロールドット量レジスタ16に格納されたスク
ロールドット量指定データは、パネル3で表示行がレジ
スタ15で指定されるスクロール行に一致し、かつレジ
スタ111で指定されるスクロール桁に一致した時だけ
にスクロールシフトレジスタ11に供給される。
【0060】図13には上記のタイミング発生例が示さ
れる。φ1からφ4は時分割に各々1行目から4行目ま
で駆動している期間中ハイレベルとなる。φ5はスクロ
ール表示行指定レジスタ15でスクロール指定された表
示行の駆動期間中のみハイレベルになる。またφ6はス
クロール表示桁指定レジスタ111でスクロール指定さ
れた表示桁の駆動期間中のみハイレベルになる。スクロ
ールドット量指示信号SELは、上記のスクロール期間
中、スクロールドット量レジスタ16に格納されている
スクロール量を出力し、それ以外の期間は論理値0とさ
れる。
【0061】図14及び図15には一部の表示桁のみを
スクロールする表示例が順を追って(A)〜(D)に示
される。スクロール表示行指示レジスタ15でパネル3
の第2行目のスクロールを指示し、スクロール表示桁指
定レジスタ111でパネル3の2桁目から8桁目のスク
ロールを指示する。そして(A)〜(D)のように順を
追ってスクロールドット量を増やしていく。これによ
り、パネル3の第2行目の2桁目から8桁目の7文字
が、スクロールドット量指定レジスタ16で指示される
スクロール量でスクロール表示される。
【0062】上記スクロール表示行指定レジスタ15は
表示行単位に設定可能であるが、スクロールは表示桁指
定レジスタ111による表示桁単位の設定に限定される
ものではない。例えばスクロール表示桁レジスタを1ビ
ットで構成し、パネル3の左端の1桁以外の桁をスクロ
ールできるように指定することも可能である。この場
合、そのビットが1のとき、パネル3の2桁目以降の表
示をスクロール表示し、左端の1桁をスクロールせずに
固定表示することができる。またそのビットが0のと
き、全ての表示桁がスクロール表示することができる。
【0063】図16には本発明の第3実施例に係る液晶
表示制御装置102を用いたシステム構成例が示され
る。図1で説明したものと同一機能を有する回路ブロッ
クには同一符合を付してその詳細な説明を省略する。同
図に示される液晶表示パネル103は、特に制限されな
いが、5×8ドットのフォントを最大12桁1行で表示
するものであり、8本のコモン電極と60本のセグメン
ト電極を持つ。図1の実施例と同様に、液晶表示パネル
103に表示すべき文字の文字コードはCPU1が表示
RAM4に書き込む。書き込まれた文字コードは、表示
用アドレスカウンタ8のデクリメント動作に応じて第2
0桁目から第1桁目に向かって逐次表示RAM4から出
力される。出力された文字コードはラインアドレスカウ
ンタ30の出力と共にキャラクタジェネレータROM5
のアドレス情報とされ、これによってキャラクタジェネ
レータROM5から5ビット単位でフォントデータが出
力される。この5ビット単位のフォントデータはパラレ
ルシリアル変換回路10でシリアルデータに変換され、
スクロールシフトレジスタ11及びセグメントシフトレ
ジスタ12を介してセグメント液晶ドライバ14に供給
される。
【0064】本実施例では上記スムーススクロールを実
現するために第1図のスクロール制御回路17及びイン
ストラクションレジスタ群24に代えて、スクロ−ル制
御情報を記憶するスクロールレジスタ70、ドット単位
(画素単位)のスクロ−ルを行うためのスクロ−ル周期
を発生させるスクロ−ル周期発生回路80、スクロ−ル
量をカウントするスクロールカウンタ90、スクロ−ル
終了を検出するスクロ−ル終了検出回路91を設け、ス
ムーススクロールに際してCPU1はスクロールレジス
タ70に初期設定を行えば済むようにして、CPU1の
負担を軽減するようにものである。スクロールレジスタ
70はCPU1がCPUインタフェース7を介して初期
設定する。
【0065】図17には本実施例におけるスクロールの
ための詳細な構成ブロック図が示される。上記スクロー
ル周期発生回路80はスクロール動作の間隔時間即ちス
クロール速度を規定するためのスクロール周期信号81
を発生する。本実施例では当該スクロール周期信号81
はクロック信号とされ、夫々周期の異なるクロック信号
を生成するカウンタ回路若しくはクロックパルスジェネ
レータ82の出力をマルチプレクサ83で選択して所定
周期のスクロール周期信号81を出力するようになてい
る。スクロール周期信号81の周期は液晶の反応速度と
の関係において決定することができ、例えば選択可能な
周期は数10msec〜数100msecの間の複数種
類とされる。その選択はスクロールレジスタ70に格納
されたスクロール速度情報(第1の情報)71がマルチ
プレクサ83に供給されて行われる。
【0066】上記スクロールカウンタ90はクロック入
力端子INにスクロール周期信号81を受け、例えばそ
の立上がり変化を計数し、出力端子OUTからその計数
値をスクロールドット量としてスクロールシフトレジス
タ11に供給する。スクロールシフトレジスタ11は図
1の場合と同様にスクロールドット量が大きいほど後段
のラッチ回路22の出力を選択してセグメントシフトレ
ジスタ12に供給する。上記スクロールカウンタ90に
おいてI/Dは計数方向即ち計数動作のインクリメント
又はデクリメントが指示される端子である。本実施例に
従えば、スクロールカウンタ90の計数方向はスクロー
ルレジスタ70に格納されたスクロール方向情報(第2
の情報)72によって指示される。
【0067】スクロールカウンタ90においてその計数
ビットの全ビットを計数値として出力する場合、スクロ
ール周期信号81の1回の変化によってスクロールカウ
ンタ90の出力値は1だけインクリメント又はデクリメ
ントされる。したがって、スクロール周期信号81の1
周期毎に1ドットのスクロールが行われることになる。
スクロール周期信号81の1周期毎に2ドットのスクロ
ールを行う場合には、スクロールカウンタ90の出力最
下位ビットに常時”0”のダミービットを付加してマル
チプレクサ21の選択端子に供給すればよい。
【0068】スクロールカウンタ90のResetはリ
セット端子である。スクロールカウンタ90のリセット
状態においてその出力は、特に制限されないが、全ビッ
ト”0”に初期化され、このリセット状態はスクロール
ドット量が0とされる状態である。本実施例においてス
クロールレジスタ70にはトータルスクロール量情報
(第3の情報)73が格納され、スクロール終了検出回
路91に供給される。スクロール終了検出回路91はス
クロールカウンタ90の出力がトータルスクロール量情
報73に一致したことを検出してスクロールカウンタ9
0をリセットし、一連のスクロールを終了させる。
【0069】次に本第3実施例の作用を説明する。この
作用説明ではスクロール周期信号81の1周期毎に1ド
ットのスクロールを行うものとする。表示行のスクロー
ルを行う場合、CPU1からトータルスクロール量情報
(ドット数)73、スクロール方向情報72、及びスク
ロール速度情報71の各スクロール情報がスクロールレ
ジスタ70にセットされる。これに従い、スクロールカ
ウンタ90は、選択されたスクロール周期信号81の1
周期毎にスクロール量を1ドットづつ進めるようにイン
クリメン又はデクリメント動作を行って、この計数値を
スクロールシフトレジスタ11に供給する。スクロール
シフトレジスタ11はその計数値が漸増される毎に後段
側のラッチ回路22の出力を選択し、計数値が漸減され
る毎に前段側のラッチ回路の出力を選択して、画素デー
タ列のセグメントシフトレジスタ12への転送スキュ−
量(遅延量)を操作しながら、表示行を1ドット毎にスク
ロールさせる。スクロールカウンタ90の出力がトータ
ルスクロール量に一致されるとその時点でスクロールカ
ウンタ90がリセットされてスムーススクロールが終了
される。尚、本実施例の構成において右方向スクロール
は、左方向へスクロールした画面を一旦右方向に戻すよ
うな処理に利用されるものと理解されたい。その場合に
は左方向スクロールの途中でCPU1がスクロールシフ
トレジスタ71の内容を右スクロールを指示するように
再設定すればよい。
【0070】上述の左方向スクロールを例えば横20ド
ット分行う場合、本実施例では、図18の(A)に示さ
れるようにCPU1がスクロールレジスタ70にトータ
ルスクロール量情報73、スクロール方向情報72、ス
クロール速度情報71の各スクロール情報を書き込むだ
けでよい。このスクロールレジスタ70に書き込まれた
データに従い、スクロ−ル周期発生回路80のカウント
周期に従いスクロールカウンタ90がスクロール量を0
ドットから20ドットまで順次インクリメントし、スク
ロ−ルシフトレジスタ11で0ドットから20ドットま
でのスクロ−ル処理が自動的に行われる。またスクロ−
ル終了検出回路91は、スクロールカウンタ90が20
ドットカウントしたことを検出すると、スクロールカウ
ンタ20のインクリメント動作を停止させる。停止され
るまでCPU1は表示制御を必要とせず待っていればよ
い(表示ウェイト)。これに対し、図1で説明した実施
例の場合には、図18の(B)に示されるように、1ド
ットスクロールさせる毎にCPU1から液晶表示制御装
置に対し、スクロールドット量レジスタ16を書換える
ための表示スクロール命令を発行しその都度実行しなけ
ればならず、合計20回の命令実行を繰り返さなければ
ならない。更に、スクロールを滑らかに見せるため各命
令の発行間隔若しくは実行間隔を等間隔にしたりするた
めにCPU1はインタ−バル時間の管理をしなくてはな
らない。
【0071】したがって、本実施例の液晶表示制御装置
102によれば、スクロール命令を1度発行するだけで
以後のスクロール動作をCPU1から独立して自律的に
制御でき、スクロ−ルを実行する時間管理も不要とな
り、図1の実施例に比べてスムーススクロールに伴うC
PU1の負担を著しく軽減することができる。尚、図1
の実施例はスクロールドット量をレジスタ16で任意に
設定できるので、採り得るスクロールの態様に対しては
本実施例よりも自由度が高い。
【0072】以上本発明者によってなされた発明を実施
例に基づいて具体的に説明したが、本発明はそれに限定
されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲におい
て種々変更可能であることは言うまでもない。
【0073】例えば、図17の実施例は単一表示行をス
クロールする場合を代表的に説明したが、複数表示行か
ら任意行を選択してスクロール可能にする場合にも適用
可能である。例えば、図17のスクロールカウンタ90
の出力を図2の実施例で説明したゲート回路31を介し
てマルチプレクサ21の選択端子に供給し、そのゲート
回路を図2同様の一致検出回路20で制御する。この場
合に当該行一致検出回路20に供給すべきスクロール表
示行情報を格納する領域をスクロールレジスタ71に設
けておけばよい。また、上記実施例では表示用アドレス
カウンタ8をデクリメントし、これに同期して画素デー
タ列をセグメント側シフトレジスタ12の左側から入力
する構成とし、スクロール量を順次大きくすれば左方向
に、そしてスクロール量を順次小さくすれば右方向にス
クロールするように構成した。これとは逆に、表示用ア
ドレスカウンタ8をインクリメントし、これに同期して
画素データ列をセグメント側シフトレジスタ12の右側
から入力する構成とし、スクロール量を順次大きくすれ
ば右方向に、そしてスクロール量を順次小さくすれば左
方向にスクロールするように構成することもできる。ま
た、スクロール表示行を固定にしたり、或はスクロール
表示行制御手段を採用せずに構成することも可能であ
る。フォントの構成画素数、液晶表示パネルの表示サイ
ズ、及び表示RAMの記憶容量なども上記実施例に限定
されず適宜変更可能である。また、画素データ列を駆動
回路に供給するタイミングを画素データ単位でずらすた
めの構成として上記実施例ではスクロールシフトレジス
タ11を採用したが、そのラッチ回路からの並列出力を
数段おきにマルチプレクサ21に導くようにすること
も、上記ずらすための一つの構成例とされる。また、表
示装置の特定ウインドウ内においての表示にも本発明は
適用可能である。
【0074】以上の説明では主として本発明者によって
なされた発明をその背景となった利用分野である液晶表
示技術に適用して述べたが、本発明はこれに限定される
ものではなく、蛍光表示管表示、プラズマディスプレイ
表示などの各種表示装置の駆動制御に適用することがで
きる。
【0075】
【発明の効果】本願において開示される発明のうち代表
的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば下記
の通りである。
【0076】すなわち、信号電極を駆動する画素データ
列の供給タイミングを画素データ単位で所定量ずらすス
クロール量制御手段を採用するから、上記ずれ量の漸増
又は漸減によって画素単位でのスムーススクロールが実
現できる。
【0077】スクロール表示行制御手段を採用すること
により、任意の表示行に対して上記スムーススクロール
を実現できる。
【0078】スクロール表示桁制御手段を採用すること
により、任意の表示桁に対して上記スムーススクロール
を実現できる。
【0079】スクロールドット量のようなずれ量の指定
やスクロール表示行の指定を記憶手段に対して任意に行
えるようにすることにより、スクロール態様を任意に指
定できる自由度を向上させることができる。
【0080】スムーススクロ−ルを行うときにキャラク
タコ−ドを格納する表示RAM内のデ−タを書換える必
要がないので、この点においてCPUの負担を軽減でき
てそのソフトウェア処理を簡素化することができる。ま
た、ビットマップメモリのような大容量メモリの逐次書
換えを要しないので、ビットマップ形式の表示制御に比
べてCPUの負担を軽減して上記スムーススクロールを
実現できる。
【0081】更に、スクロール速度とスクロールドット
量の逐次更新とを自律的に行うスクロール量制御手段を
採用することにより、CPUの負担を著しく軽減するこ
とができる。
【0082】シリアルクロック信号に同期した同期ビッ
ト列の検出に同期して転送制御カウンタをリセットして
データ伝送を制御し、また、シリアルデータ出力端子か
らの読出し動作中にもシリアル入力端子からの入力を受
けて同期ビット列とそれに続くアクセス制御情報を監視
するインタフェース手段を採用することにより、データ
プロセッサ若しくはマイクロコンピュータのようなCP
Uとのインタフェースを単なるシリアルクロックを用い
て行うことができ、これによって、データプロセッサ若
しくはマイクロコンピュータのようなCPUとのインタ
フェースを単なるシリアルクロックを用いて行うことが
できるようになり、制御主体として利用可能なCPUを
実質的に制限することのない表示制御装置を実現でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例に係る液晶表示制御装置の
ブロック図である。
【図2】スクロ−ル制御回路の詳細な一例を示す説明図
である。
【図3】図2のスクロ−ル制御回路における表示行信
号、スクロ−ル表示行指示信号などの生成タイミングの
一例を示すタイミング図である。
【図4】指定した表示行のみを選択的にスクロ−ルさせ
るときの動作例を示す説明図である。
【図5】スクロ−ルドット量の設定値を変えたときに指
定した表示行のみを選択的にスクロ−ルさせるときの動
作例を示す説明図である。
【図6】画素単位のスム−ススクロ−ルを行うときのC
PUによる制御フロ−の一例を示す説明図である。
【図7】CPUと液晶表示制御装置間をシリアルでデ−
タ転送を行う場合の書込み手順を示す説明図である。
【図8】CPUと液晶表示制御装置間をシリアルでデ−
タ転送を行う場合の読出し手順を示す説明図である。
【図9】シリアルな読み出しからシリアルな書き込みに
動作を変更する動作手順を示す説明図である。
【図10】液晶表示制御装置内のCPUインタフェ−ス
の詳細回路図である。
【図11】本発明の第2実施例に係る液晶表示制御装置
のブロック図である。
【図12】スクロール制御回路の詳細な一例を示す説明
図である。
【図13】図12のスクロール制御回路における表示行
信号、スクロール表示行指定信号、スクロール表示桁指
定信号などの生成タイミングの一例を示すタイミング図
である。
【図14】指定された表示行および表示桁を選択的にス
クロールされるときの動作例の前半を示す説明図であ
る。
【図15】図14に続く後半の動作例を示す説明図であ
る。
【図16】本発明の第3実施例に係る液晶表示制御装置
を用いたシステム構成ブロック図である。
【図17】図16の実施例におけるスクロールのための
詳細な構成ブロック図である。
【図18】図1の実施例と図16の実施例におけるスム
ーススクロールのためのCPUの負担を比較するための
説明図である。
【符号の説明】
1 CPU(セントラル・プロセッシング・ユニット) 2 液晶表示制御装置 102 液晶表示制御装置 3 液晶表示パネル 103 液晶表示パネル 4 表示RAM 5 キャラクタジェネレ−タROM(CGROM) 6 CPUアドレスカウンタ 7 CPUインタフェ−ス 8 表示アドレスカウンタ 9 アドレスマルチプレクサ 10 パラレル/シリアル変換回路 11 スクロ−ルシフトレジスタ 12 セグメント側シフトレジスタ 13 セグメントラッチ回路 14 セグメント液晶ドライバ 15 スクロ−ル表示行指定レジスタ 16 スクロ−ルドット量レジスタ 17 スクロ−ル制御回路 18 コモン液晶ドライバ 19 コモン側シフトレジスタ 20 行一致検出回路 21 マルチプレクサ 22 ラッチ回路 23 液晶表示制御レジスタ 24 インストラクションレジスタ群 25 CR発振回路 26 タイミング発生回路 31 ゲート回路 51〜58 ラッチ回路(1)〜ラッチ回路(8) 59 スタ−ト同期検出回路 60 R/Wラッチ回路 61 RSラッチ回路 62 転送ビットカウンタ 63 下位デ−タラッチ回路 64 上位デ−タラッチ回路 65 パラレル/シリアル変換回路 70 スクロールレジスタ 71 スクロール速度情報 72 kスクロール方向情報 73 トータルスクロール量情報 80 スクロール周期発生回路 90 スクロールカウンタ 91 スクロール終了検出回路 104 液晶表示制御装置 111 スクロール表示桁指定レジスタ 112 表示桁カウンタ 113 桁一致検出回路 114 ゲート回路 115 スクロール制御回路 COM1〜COM32 コモン駆動信号 SEG1〜SEG60 セグメント駆動信号 SCLK シリアル転送クロック入力端子 SID シリアルデ−タ入力端子 SOD シリアルデ−タ出力端子 DB0〜DB7 デ−タバス信号 R/W リ−ド/ライト指示信号 RS レジスタ選択信号

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 走査電極と信号電極の交差位置にドット
    マトリクス状に配置された多数の表示素子に複数画素か
    らなるパターンを所定桁数を以って表示制御する表示制
    御装置であって、 上記走査電極を時分割駆動する第1の駆動回路と、 上記走査電極の駆動切換間隔毎に画素データ列を保持し
    て上記信号電極を駆動する第2の駆動回路と、 上記所定桁数以上のコードデータを格納可能な表示RA
    Mと、 上記表示RAMから順次読出されたコードデータに応じ
    た表示パターンの画素データを出力するパターンデータ
    メモリと、 上記パターンデータメモリから順次出力される画素デー
    タ列を入力し、これを上記第2の駆動回路に供給するタ
    イミングを画素データ単位で所定量ずらして第2の駆動
    回路に出力可能な画素データ列供給回路と、 上記画素データ列供給回路の出力タイミングのずれ量を
    可変に制御するスクロール量制御手段と、を備えて成る
    ものであることを特徴とする表示制御装置。
  2. 【請求項2】 画素データ列供給回路によって出力タイ
    ミングをずらすべき画素データ列の表示行を可変に制御
    するスクロール表示行制御手段を更に備えて成るもので
    あることを特徴とする請求項1記載の表示制御装置。
  3. 【請求項3】 画素データ列供給回路によって出力タイ
    ミングをずらすべき画素データ列の桁位置を可変に制御
    するスクロール桁制御手段を更に備えて成るものである
    ことを特徴とする請求項1又は2記載の表示制御装置。
  4. 【請求項4】 上記画素データ列供給回路は、上記パタ
    ーンデータメモリから順次出力される画素データ列を画
    素単位で順次直列に保持するシフト回路と、上記シフト
    回路の各記憶段の入力又は出力ノードの中から一つのノ
    ードを選択して出力とする選択回路と、を備えて成るも
    のであることを特徴とする請求項1乃至3の何れか1項
    記載の表示制御装置。
  5. 【請求項5】 上記スクロール量制御手段は、上記デー
    タ列供給回路での出力タイミングのずれ量を指示するた
    めのスクロール量を書換え可能に記憶し、記憶したスク
    ロール量を上記選択回路に与える第1の記憶手段を備え
    て成るものであることを特徴とする請求項4記載の表示
    制御装置。
  6. 【請求項6】 上記スクロール量制御手段は、スクロー
    ルすべきスクロール行を書換え可能に記憶する第2の記
    憶手段と、現在の表示行が第2の記憶手段で指定された
    スクロール行に一致するかを検出する行検出回路と、上
    記行検出回路にて一致が検出されたときに上記第1の記
    憶手段が保持するスクロール量を上記選択回路に供給可
    能にするゲート回路と、を備えて成るものであることを
    特徴とする請求項5記載の表示制御装置。
  7. 【請求項7】 上記スクロール桁制御手段はスクロール
    行のうちスクロールすべき表示桁を書換え可能に記憶す
    る第3の記憶手段と、現在の表示桁が第3の記憶手段に
    指定されたスクロール桁に一致するかを検出する桁検出
    回路とを備えて成るものであることを特徴とする請求項
    5又は6記載の表示制御装置。
  8. 【請求項8】 上記スクロール量制御手段は、スクロー
    ル速度を規定するためのスクロール周期信号の発生回路
    と、上記データ列供給回路での出力タイミングのずれ量
    を指示するためのスクロール量を上記スクロール周期信
    号の変化に同期しながら更新して出力するスクロールカ
    ウンタとを備えて成るものであることを特徴とする請求
    項1乃至3の何れか1項記載の表示制御装置。
  9. 【請求項9】 上記スクロール量制御手段は、上記スク
    ロール周期信号の発生回路に対してスクロール周期信号
    の周期を指定するための第1の制御情報、上記スクロー
    ルカウンタに対するカウント方向を指示する第2の制御
    情報、及び全体のスクロール量を指示する第3の制御情
    報を書換え可能に記憶する第4の記憶手段と、上記スク
    ロールカウンタの出力が上記第4の記憶手段に記憶され
    た第3の制御情報に到達したことを検出してスクロール
    カウンタをリセットするスクロール終了検出回路と、を
    更に備えて成るものであることを特徴とする請求項8記
    載の表示制御装置。
  10. 【請求項10】 上記記憶手段を外部とインタフェース
    するためのインタフェース手段を備え、この上記インタ
    フェース手段は、 上記記憶手段の入力に結合された内部バスと、 シリアルクロック入力端子と、 シリアルデータ入力端子と、 シリアルデータ入力端子に結合された複数のラッチ回路
    から成る直列記憶回路と、 上記直列記憶回路に含まれる所定複数段のラッチ回路の
    各出力ノードが並列入力端子に結合され、並列出力端子
    が上記内部バスに接続された並列データラッチ回路と、 上記並列ラッチ回路の入力に出力が結合されるラッチ回
    路とその他のラッチ回路の出力を並列的に受けてそれら
    が所定論理値であるときに第1の信号を出力する同期ビ
    ット列検出回路と、 上記論理回路の入力に出力が結合されたラッチ回路以外
    のラッチ回路の記憶情報を第1の信号によって取り込む
    アクセス制御情報ラッチ回路と、 上記第1の信号によって計数動作がリセットされ、その
    計数値に応じて上記並列データラッチ回路のラッチタイ
    ミングを制御する転送制御カウンタと、を備えて成るも
    のであることを特徴とする請求項5、6、又は9の何れ
    か1項記載の表示制御装置。
  11. 【請求項11】 シリアルデータ出力端子と、 入力が内部バスに並列に結合されると共に出力がシリア
    ルデータ出力端子に結合され、シリアル出力が上記シリ
    アルクロック信号に同期されるパラレル/シリアル変換
    回路と、を更に備え、 上記転送制御カウンタは更に、その計数値に応じて上記
    パラレル/シリアル変換回路の出力開始タイミングを制
    御する制御信号を生成するものであることを特徴とする
    請求項10記載の表示制御装置。
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