JPH07218054A - インジェクション式冷凍装置 - Google Patents
インジェクション式冷凍装置Info
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- JPH07218054A JPH07218054A JP29731694A JP29731694A JPH07218054A JP H07218054 A JPH07218054 A JP H07218054A JP 29731694 A JP29731694 A JP 29731694A JP 29731694 A JP29731694 A JP 29731694A JP H07218054 A JPH07218054 A JP H07218054A
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F25—REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
- F25B—REFRIGERATION MACHINES, PLANTS OR SYSTEMS; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS
- F25B2400/00—General features or devices for refrigeration machines, plants or systems, combined heating and refrigeration systems or heat-pump systems, i.e. not limited to a particular subgroup of F25B
- F25B2400/13—Economisers
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F25—REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
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- F25B2400/23—Separators
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F25—REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
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- F25B2600/00—Control issues
- F25B2600/25—Control of valves
- F25B2600/2509—Economiser valves
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F25—REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
- F25B—REFRIGERATION MACHINES, PLANTS OR SYSTEMS; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS
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- F25B2700/04—Refrigerant level
Landscapes
- Defrosting Systems (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 インジェクション式冷凍装置に長い配管を追
加することなく、高い効率で除霜を行う。 【構成】 気液分離器5のガス冷媒を冷媒圧縮機2の冷
媒吸入側へ導く第1バイパス配管9の冷媒圧縮機2側に
は、冷媒圧縮機2の冷媒吐出側と連通する第2バイパス
配管10が接続して設けられる。除霜運転時は、2つの
配管9、10の分岐部Bよりも冷媒圧縮機2側の第1バ
イパス配管9に設けられた第1電磁弁11および高圧側
電磁弁15が閉じ、第2バイパス配管10の第2電磁弁
12が開かれ、第2、第1バイパス配管10、9を通っ
て高温冷媒が気液分離器5に導かれる。除霜運転時は第
2減圧装置6を迂回する迂回電磁弁18が開かれ、気液
分離器5の高温冷媒が冷媒蒸発器7に導かれ、冷媒蒸発
器7に付着した霜を溶かす。冷媒は第1、第2減圧装置
4、6を通過しないため、除霜効率が高い。また、第1
バイパス配管9を用いて高温の冷媒を気液分離器5へ導
くため、長い配管を追加しなくて済む。
加することなく、高い効率で除霜を行う。 【構成】 気液分離器5のガス冷媒を冷媒圧縮機2の冷
媒吸入側へ導く第1バイパス配管9の冷媒圧縮機2側に
は、冷媒圧縮機2の冷媒吐出側と連通する第2バイパス
配管10が接続して設けられる。除霜運転時は、2つの
配管9、10の分岐部Bよりも冷媒圧縮機2側の第1バ
イパス配管9に設けられた第1電磁弁11および高圧側
電磁弁15が閉じ、第2バイパス配管10の第2電磁弁
12が開かれ、第2、第1バイパス配管10、9を通っ
て高温冷媒が気液分離器5に導かれる。除霜運転時は第
2減圧装置6を迂回する迂回電磁弁18が開かれ、気液
分離器5の高温冷媒が冷媒蒸発器7に導かれ、冷媒蒸発
器7に付着した霜を溶かす。冷媒は第1、第2減圧装置
4、6を通過しないため、除霜効率が高い。また、第1
バイパス配管9を用いて高温の冷媒を気液分離器5へ導
くため、長い配管を追加しなくて済む。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、気液分離器内のガス冷
媒を、冷媒蒸発器を迂回させて直接冷媒圧縮機に吸引さ
せ、液冷媒のみを冷媒蒸発器に導く冷凍サイクルを用い
たインジェクション式冷凍装置に関する。
媒を、冷媒蒸発器を迂回させて直接冷媒圧縮機に吸引さ
せ、液冷媒のみを冷媒蒸発器に導く冷凍サイクルを用い
たインジェクション式冷凍装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来技術のインジェクション式冷凍装置
として、例えば特開平3−102140号公報に開示さ
れる技術が知られている。この技術の冷凍サイクルは、
冷媒圧縮機、冷媒凝縮器、第1減圧装置、気液分離器、
第2減圧装置および冷媒蒸発器を順次接続するととも
に、気液分離器のガス冷媒側と冷媒圧縮機の吸入側とを
接続し、第2減圧装置および冷媒蒸発器を迂回するバイ
パス配管を備える。そして、このバイパス配管に、バイ
パス配管の開閉を行う開閉手段を設けるとともに、開閉
手段を間欠的に開閉制御する制御装置を設けたものであ
る。
として、例えば特開平3−102140号公報に開示さ
れる技術が知られている。この技術の冷凍サイクルは、
冷媒圧縮機、冷媒凝縮器、第1減圧装置、気液分離器、
第2減圧装置および冷媒蒸発器を順次接続するととも
に、気液分離器のガス冷媒側と冷媒圧縮機の吸入側とを
接続し、第2減圧装置および冷媒蒸発器を迂回するバイ
パス配管を備える。そして、このバイパス配管に、バイ
パス配管の開閉を行う開閉手段を設けるとともに、開閉
手段を間欠的に開閉制御する制御装置を設けたものであ
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】通常の冷凍サイクル
(冷媒凝縮器から冷媒蒸発器までの間に1つの減圧装置
を有するインジェクション式でない冷凍サイクル)は、
除霜運転時、通常では減圧装置をバイパスさせて除霜を
行っている。しかるに、上記に示す構成を有するインジ
ェクション式冷凍装置の冷凍サイクルは、冷媒蒸発器の
除霜を行う場合に、冷媒蒸発器の直前の第2減圧装置を
バイパスさせても、第1減圧装置を通過することによっ
て冷媒の温度が低下するため、除霜に必要な熱量が少な
く、除霜時間が長くかかる不具合があった。
(冷媒凝縮器から冷媒蒸発器までの間に1つの減圧装置
を有するインジェクション式でない冷凍サイクル)は、
除霜運転時、通常では減圧装置をバイパスさせて除霜を
行っている。しかるに、上記に示す構成を有するインジ
ェクション式冷凍装置の冷凍サイクルは、冷媒蒸発器の
除霜を行う場合に、冷媒蒸発器の直前の第2減圧装置を
バイパスさせても、第1減圧装置を通過することによっ
て冷媒の温度が低下するため、除霜に必要な熱量が少な
く、除霜時間が長くかかる不具合があった。
【0004】また、冷媒凝縮器の冷媒上流から冷媒蒸発
器の冷媒上流までホットガス状態の冷媒を導くホットガ
ス配管を設置する技術では、追加するホットガス配管が
長くなるため、インジェクション式冷凍サイクルの配管
が複雑になり、組付けも複雑となってしまう不具合を有
していた。
器の冷媒上流までホットガス状態の冷媒を導くホットガ
ス配管を設置する技術では、追加するホットガス配管が
長くなるため、インジェクション式冷凍サイクルの配管
が複雑になり、組付けも複雑となってしまう不具合を有
していた。
【0005】
【発明の目的】本発明は、上記の事情に鑑みてなされた
もので、その目的は、長い配管を追加することなく、高
い効率で除霜を行うことのできるインジェクション式冷
凍装置の提供にある。
もので、その目的は、長い配管を追加することなく、高
い効率で除霜を行うことのできるインジェクション式冷
凍装置の提供にある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明のインジェクショ
ン式冷凍装置は、次の技術的手段を採用した。インジェ
クション式冷凍装置は、冷媒圧縮機、冷媒凝縮器、第1
減圧装置、気液分離器、第2減圧装置および冷媒蒸発器
を順次接続するとともに、前記気液分離器のガス冷媒側
と前記冷媒圧縮機の冷媒吸入側とを接続し、前記第2減
圧装置および前記冷媒蒸発器を迂回する第1バイパス配
管とを備えた冷凍サイクルと、前記第1バイパス配管に
設けられ、この第1バイパス配管の開閉を行う第1開閉
手段と、この第1開閉手段を開閉制御する制御装置とを
備える。そして、前記第1バイパス配管は、前記冷媒圧
縮機側において前記冷媒圧縮機の冷媒吐出側とを連通す
る第2バイパス配管を備える。前記第1開閉手段は、前
記第1バイパス配管と前記第2バイパス配管との分岐部
よりも前記冷媒圧縮機側の前記第1バイパス配管の開閉
が可能に設けられる。前記第2バイパス配管は、この第
2バイパス配管の開閉が可能な第2開閉手段を備える。
前記第2減圧装置は、電気的作動によって冷媒の減圧を
行うことなく供給された冷媒を前記冷媒蒸発器へ流す減
圧バイパス手段を備える。前記制御装置は、前記冷媒蒸
発器の除霜運転時に、前記第1開閉手段を閉じ、前記第
2開閉手段を開き、前記減圧バイパス手段を操作して前
記第2減圧装置が冷媒の減圧を行うことなく供給された
冷媒を前記冷媒蒸発器へ流させる除霜運転手段を備え
る。
ン式冷凍装置は、次の技術的手段を採用した。インジェ
クション式冷凍装置は、冷媒圧縮機、冷媒凝縮器、第1
減圧装置、気液分離器、第2減圧装置および冷媒蒸発器
を順次接続するとともに、前記気液分離器のガス冷媒側
と前記冷媒圧縮機の冷媒吸入側とを接続し、前記第2減
圧装置および前記冷媒蒸発器を迂回する第1バイパス配
管とを備えた冷凍サイクルと、前記第1バイパス配管に
設けられ、この第1バイパス配管の開閉を行う第1開閉
手段と、この第1開閉手段を開閉制御する制御装置とを
備える。そして、前記第1バイパス配管は、前記冷媒圧
縮機側において前記冷媒圧縮機の冷媒吐出側とを連通す
る第2バイパス配管を備える。前記第1開閉手段は、前
記第1バイパス配管と前記第2バイパス配管との分岐部
よりも前記冷媒圧縮機側の前記第1バイパス配管の開閉
が可能に設けられる。前記第2バイパス配管は、この第
2バイパス配管の開閉が可能な第2開閉手段を備える。
前記第2減圧装置は、電気的作動によって冷媒の減圧を
行うことなく供給された冷媒を前記冷媒蒸発器へ流す減
圧バイパス手段を備える。前記制御装置は、前記冷媒蒸
発器の除霜運転時に、前記第1開閉手段を閉じ、前記第
2開閉手段を開き、前記減圧バイパス手段を操作して前
記第2減圧装置が冷媒の減圧を行うことなく供給された
冷媒を前記冷媒蒸発器へ流させる除霜運転手段を備え
る。
【0007】
【発明の作用】通常運転時は、第2開閉手段が第2バイ
パス配管を常に閉じ、第1開閉手段を開閉させ、冷媒蒸
発器に流入する冷媒は第2減圧装置で減圧されて冷媒蒸
発器に導かれる。この第1開閉手段が開かれると、冷媒
圧縮機が気液分離器内のガス冷媒を第1バイパス配管を
介して吸引し、圧縮して冷媒凝縮器に送る。冷媒凝縮器
に送られた高温高圧のガス冷媒は、凝縮器で凝縮され、
第1減圧装置を通過して低温となり、気液分離器で液冷
媒が蓄えられる。一方、第1開閉手段が閉じられると、
気液分離器内に蓄えられた液冷媒が第2減圧装置でさら
に減圧されて低温となり冷媒蒸発器で蒸発する。冷媒蒸
発器で蒸発した冷媒は、冷媒圧縮機が吸引し、圧縮して
冷媒凝縮器に送られる。
パス配管を常に閉じ、第1開閉手段を開閉させ、冷媒蒸
発器に流入する冷媒は第2減圧装置で減圧されて冷媒蒸
発器に導かれる。この第1開閉手段が開かれると、冷媒
圧縮機が気液分離器内のガス冷媒を第1バイパス配管を
介して吸引し、圧縮して冷媒凝縮器に送る。冷媒凝縮器
に送られた高温高圧のガス冷媒は、凝縮器で凝縮され、
第1減圧装置を通過して低温となり、気液分離器で液冷
媒が蓄えられる。一方、第1開閉手段が閉じられると、
気液分離器内に蓄えられた液冷媒が第2減圧装置でさら
に減圧されて低温となり冷媒蒸発器で蒸発する。冷媒蒸
発器で蒸発した冷媒は、冷媒圧縮機が吸引し、圧縮して
冷媒凝縮器に送られる。
【0008】除霜運転時は、除霜運転手段の作動によ
り、第2開閉手段が第2バイパス配管を開き、第1開閉
手段を閉じて第1バイパス配管と第2バイパス配管との
分岐部よりも冷媒圧縮機側の第1バイパス配管を閉じ、
減圧バイパス手段によって冷媒蒸発器に流入する冷媒を
減圧することなく冷媒蒸発器に導く。すると、冷媒圧縮
機の吐出した高温の冷媒は、第2バイパス配管、および
第1バイパス配管と第2バイパス配管との分岐部よりも
気液分離器側の第1バイパス配管を通り、気液分離器に
流入する。気液分離器に流入した高温の冷媒は、減圧バ
イパス手段によって第2減圧装置で減圧されることなく
冷媒蒸発器に導かれる。このため、冷媒蒸発器には、高
温の冷媒が供給され、冷媒蒸発器に付着した霜が溶け
る。そして、冷媒蒸発器を通過した冷媒は、再び冷媒圧
縮機に吸入される。
り、第2開閉手段が第2バイパス配管を開き、第1開閉
手段を閉じて第1バイパス配管と第2バイパス配管との
分岐部よりも冷媒圧縮機側の第1バイパス配管を閉じ、
減圧バイパス手段によって冷媒蒸発器に流入する冷媒を
減圧することなく冷媒蒸発器に導く。すると、冷媒圧縮
機の吐出した高温の冷媒は、第2バイパス配管、および
第1バイパス配管と第2バイパス配管との分岐部よりも
気液分離器側の第1バイパス配管を通り、気液分離器に
流入する。気液分離器に流入した高温の冷媒は、減圧バ
イパス手段によって第2減圧装置で減圧されることなく
冷媒蒸発器に導かれる。このため、冷媒蒸発器には、高
温の冷媒が供給され、冷媒蒸発器に付着した霜が溶け
る。そして、冷媒蒸発器を通過した冷媒は、再び冷媒圧
縮機に吸入される。
【0009】
【発明の効果】本発明のインジェクション式冷凍装置
は、上記の作用で示したように、除霜運転時に冷媒蒸発
器に流入する冷媒は、冷媒凝縮器や減圧装置を通過しな
いため、高い除霜効率で冷媒蒸発器を除霜することがで
きるとともに、気液分離器と冷媒圧縮機の冷媒吸入側と
を接続する第1バイパス配管を利用して冷媒圧縮機の吐
出した高温の冷媒を気液分離器、冷媒蒸発器へ送るた
め、インジェクション式冷凍装置に長い配管を追加する
ことなく冷媒蒸発器の除霜を実施できる。なお、長い配
管がインジェクション式冷凍装置に追加されないため、
インジェクション式冷凍サイクルの配管の組付けが複雑
化しない。
は、上記の作用で示したように、除霜運転時に冷媒蒸発
器に流入する冷媒は、冷媒凝縮器や減圧装置を通過しな
いため、高い除霜効率で冷媒蒸発器を除霜することがで
きるとともに、気液分離器と冷媒圧縮機の冷媒吸入側と
を接続する第1バイパス配管を利用して冷媒圧縮機の吐
出した高温の冷媒を気液分離器、冷媒蒸発器へ送るた
め、インジェクション式冷凍装置に長い配管を追加する
ことなく冷媒蒸発器の除霜を実施できる。なお、長い配
管がインジェクション式冷凍装置に追加されないため、
インジェクション式冷凍サイクルの配管の組付けが複雑
化しない。
【0010】
【実施例】次に、本発明のインジェクション式冷凍装置
を、図に示す一実施例に基づき説明する。 〔実施例の構成〕図1ないし図8は実施例を示すもの
で、図1は冷凍サイクルの冷媒回路図である。インジェ
クション式冷凍装置は、例えば冷蔵装置や冷凍装置に組
み込まれるもので、庫内を冷却する冷凍サイクル1を備
える。冷凍サイクル1は、冷媒圧縮機2、冷媒凝縮器
3、第1減圧装置4、気液分離器5、第2減圧装置6、
および冷媒蒸発器7を冷媒配管8にて、順次接続してい
る。
を、図に示す一実施例に基づき説明する。 〔実施例の構成〕図1ないし図8は実施例を示すもの
で、図1は冷凍サイクルの冷媒回路図である。インジェ
クション式冷凍装置は、例えば冷蔵装置や冷凍装置に組
み込まれるもので、庫内を冷却する冷凍サイクル1を備
える。冷凍サイクル1は、冷媒圧縮機2、冷媒凝縮器
3、第1減圧装置4、気液分離器5、第2減圧装置6、
および冷媒蒸発器7を冷媒配管8にて、順次接続してい
る。
【0011】また、冷凍サイクル1には、気液分離器5
のガス冷媒側と冷媒圧縮機2の吸入側とを接続し、気液
分離器5内のガス冷媒を第2減圧装置6と冷媒蒸発器7
を迂回させて冷媒圧縮機2へ直接導く第1バイパス配管
9が設けられている。
のガス冷媒側と冷媒圧縮機2の吸入側とを接続し、気液
分離器5内のガス冷媒を第2減圧装置6と冷媒蒸発器7
を迂回させて冷媒圧縮機2へ直接導く第1バイパス配管
9が設けられている。
【0012】この第1バイパス配管9の冷媒圧縮機2側
には、第2バイパス配管10の一端が接続されている。
この第2バイパス配管10の他端は、冷媒圧縮機2の冷
媒吐出側に接続されている。つまり、第2バイパス配管
10は、冷媒圧縮機2の吐出した冷媒を第1バイパス配
管9から気液分離器5へ直接導くものである。
には、第2バイパス配管10の一端が接続されている。
この第2バイパス配管10の他端は、冷媒圧縮機2の冷
媒吐出側に接続されている。つまり、第2バイパス配管
10は、冷媒圧縮機2の吐出した冷媒を第1バイパス配
管9から気液分離器5へ直接導くものである。
【0013】第1バイパス配管9は、第2バイパス配管
10との分岐部Bよりも冷媒圧縮機2側に、分岐部Bよ
りも冷媒圧縮機2側の第1バイパス配管9の開閉を行う
第1電磁弁11(本発明の第1開閉手段)が設けられて
いる。この第1電磁弁11は、通電を受けると開弁する
バルブで、後述する制御装置21によって通電制御され
る。
10との分岐部Bよりも冷媒圧縮機2側に、分岐部Bよ
りも冷媒圧縮機2側の第1バイパス配管9の開閉を行う
第1電磁弁11(本発明の第1開閉手段)が設けられて
いる。この第1電磁弁11は、通電を受けると開弁する
バルブで、後述する制御装置21によって通電制御され
る。
【0014】また、第2バイパス配管10は、この第2
バイパス配管10の開閉を行う第2電磁弁12(本発明
の第2開閉手段)を備える。この第2電磁弁12は、除
霜運転時(冷媒蒸発器7に付着した霜を取り除く運転モ
ード時)に開弁し、通常運転時(冷媒蒸発器7を用いて
庫内を冷却する運転モード時)に閉弁するバルブで、通
電を受けると開弁し、後述する制御装置21によって通
電制御される。
バイパス配管10の開閉を行う第2電磁弁12(本発明
の第2開閉手段)を備える。この第2電磁弁12は、除
霜運転時(冷媒蒸発器7に付着した霜を取り除く運転モ
ード時)に開弁し、通常運転時(冷媒蒸発器7を用いて
庫内を冷却する運転モード時)に閉弁するバルブで、通
電を受けると開弁し、後述する制御装置21によって通
電制御される。
【0015】冷媒圧縮機2は、電磁クラッチ13がONさ
れると、図示しない内燃機関によって回転駆動され、気
液分離器5または冷媒蒸発器7から吸引したガス冷媒を
圧縮し、高温、高圧のガス冷媒として冷媒凝縮器3へ向
けて吐出するものである。
れると、図示しない内燃機関によって回転駆動され、気
液分離器5または冷媒蒸発器7から吸引したガス冷媒を
圧縮し、高温、高圧のガス冷媒として冷媒凝縮器3へ向
けて吐出するものである。
【0016】冷媒凝縮器3は、冷媒圧縮機2から供給さ
れた高温、高圧のガス冷媒を、電動ファン14によって
生じる空気流と熱交換して冷却し、液化凝縮させるもの
である。
れた高温、高圧のガス冷媒を、電動ファン14によって
生じる空気流と熱交換して冷却し、液化凝縮させるもの
である。
【0017】第1減圧装置4は、冷媒凝縮器3で液化さ
れた冷媒を減圧して、気液分離器5内に蓄えられる液冷
媒を安定させるもので、オリフィスやノズル等の固定絞
りによって構成される。なお、冷媒凝縮器3から第1減
圧装置4へ冷媒を導く冷媒配管8には、この冷媒配管8
を開閉する高圧側電磁弁15が設けられている。この高
圧側電磁弁15は、第1電磁弁11が開弁する際に開弁
し、第1電磁弁11が閉弁する際に閉弁するバルブで、
通電を受けると開弁し、後述する制御装置21によって
通電制御される。
れた冷媒を減圧して、気液分離器5内に蓄えられる液冷
媒を安定させるもので、オリフィスやノズル等の固定絞
りによって構成される。なお、冷媒凝縮器3から第1減
圧装置4へ冷媒を導く冷媒配管8には、この冷媒配管8
を開閉する高圧側電磁弁15が設けられている。この高
圧側電磁弁15は、第1電磁弁11が開弁する際に開弁
し、第1電磁弁11が閉弁する際に閉弁するバルブで、
通電を受けると開弁し、後述する制御装置21によって
通電制御される。
【0018】気液分離器5は、第1減圧装置4で減圧さ
れた冷媒を、ガス冷媒と、液冷媒とに分離し、液冷媒を
蓄えるもので、ガス冷媒は第1バイパス配管9によって
直接冷媒圧縮機2の吸入側に戻し、液冷媒は冷媒配管8
によって冷媒蒸発器7側へ送るものである。
れた冷媒を、ガス冷媒と、液冷媒とに分離し、液冷媒を
蓄えるもので、ガス冷媒は第1バイパス配管9によって
直接冷媒圧縮機2の吸入側に戻し、液冷媒は冷媒配管8
によって冷媒蒸発器7側へ送るものである。
【0019】第2減圧装置6は、気液分離器5の液冷媒
側に接続され、気液分離器5から導かれる液冷媒を断熱
膨張する。この第2減圧装置6には、通常、温度作動式
膨張弁が用いられる。
側に接続され、気液分離器5から導かれる液冷媒を断熱
膨張する。この第2減圧装置6には、通常、温度作動式
膨張弁が用いられる。
【0020】また、第2減圧装置6は、電気的作動によ
って冷媒の減圧を行うことなく供給された冷媒を冷媒蒸
発器7へ流す減圧バイパス手段16を備える。本実施例
の減圧バイパス手段16は、第2減圧装置6を迂回させ
る迂回配管17と、この迂回配管17を開閉する迂回電
磁弁18とからなる。この迂回電磁弁18は、除霜運転
時に開弁し、通常運転時に閉弁するバルブ、つまり第2
バイパス配管10の第2電磁弁12が開弁する際に開弁
し、第2電磁弁12が閉弁する際に閉弁するバルブで、
通電を受けると開弁し、後述する制御装置21によって
通電制御される。
って冷媒の減圧を行うことなく供給された冷媒を冷媒蒸
発器7へ流す減圧バイパス手段16を備える。本実施例
の減圧バイパス手段16は、第2減圧装置6を迂回させ
る迂回配管17と、この迂回配管17を開閉する迂回電
磁弁18とからなる。この迂回電磁弁18は、除霜運転
時に開弁し、通常運転時に閉弁するバルブ、つまり第2
バイパス配管10の第2電磁弁12が開弁する際に開弁
し、第2電磁弁12が閉弁する際に閉弁するバルブで、
通電を受けると開弁し、後述する制御装置21によって
通電制御される。
【0021】冷媒蒸発器7は、通常運転時に第2減圧装
置6で減圧された低温の冷媒を、電動ファン19によっ
て生じる空気流から潜熱を奪って蒸発させ、冷媒蒸発器
7を通過した空気を冷却するものである。また、冷媒蒸
発器7は、除霜運転時に迂回電磁弁18を通過した高温
の冷媒によって冷媒蒸発器7に付着した霜を溶かすもの
である。なお、冷媒蒸発器7の下流には、第1バイパス
配管9を通過した冷媒が、冷媒蒸発器7に逆流するのを
防ぐ逆止弁20が設けられている。
置6で減圧された低温の冷媒を、電動ファン19によっ
て生じる空気流から潜熱を奪って蒸発させ、冷媒蒸発器
7を通過した空気を冷却するものである。また、冷媒蒸
発器7は、除霜運転時に迂回電磁弁18を通過した高温
の冷媒によって冷媒蒸発器7に付着した霜を溶かすもの
である。なお、冷媒蒸発器7の下流には、第1バイパス
配管9を通過した冷媒が、冷媒蒸発器7に逆流するのを
防ぐ逆止弁20が設けられている。
【0022】電磁クラッチ13、2つの電動ファン1
4、19、および第1、第2電磁弁11、12、高圧側
電磁弁15、迂回電磁弁18等の電気部品の通電制御
は、制御装置21によって行われる。制御装置21は、
例えばマイクロコンピュータを用いたもので、図2に示
すように、運転スイッチ22、庫内温度設定手段23の
温度設定状態、庫内温度を検出する庫内温度センサ2
4、気液分離器5内の液量を検出するために、気液分離
器5の上側位置がガス冷媒か液冷媒かの判断を行う上側
液面センサ25、および気液分離器5の下側位置がガス
冷媒か液冷媒かの判断を行う下側液面センサ26、冷媒
蒸発器7の着霜状態を検出するために冷媒蒸発器7を通
過して冷媒の温度を検出するエバ出口温度センサ27を
備え、これらの入力信号に応じて、制御装置21が上記
各電気部品の通電制御を行うものである。
4、19、および第1、第2電磁弁11、12、高圧側
電磁弁15、迂回電磁弁18等の電気部品の通電制御
は、制御装置21によって行われる。制御装置21は、
例えばマイクロコンピュータを用いたもので、図2に示
すように、運転スイッチ22、庫内温度設定手段23の
温度設定状態、庫内温度を検出する庫内温度センサ2
4、気液分離器5内の液量を検出するために、気液分離
器5の上側位置がガス冷媒か液冷媒かの判断を行う上側
液面センサ25、および気液分離器5の下側位置がガス
冷媒か液冷媒かの判断を行う下側液面センサ26、冷媒
蒸発器7の着霜状態を検出するために冷媒蒸発器7を通
過して冷媒の温度を検出するエバ出口温度センサ27を
備え、これらの入力信号に応じて、制御装置21が上記
各電気部品の通電制御を行うものである。
【0023】この制御装置21は、通常運転時、後述す
る表1および図3のタイムチャートに示すように、第2
電磁弁12および迂回電磁弁18を常に閉じ、上側液面
センサ25が液冷媒を検出すると第1電磁弁11および
高圧側電磁弁15を閉じ、下側液面センサ26がガス冷
媒を検出すると第1電磁弁11および高圧側電磁弁15
を開く通常運転手段28を備える。
る表1および図3のタイムチャートに示すように、第2
電磁弁12および迂回電磁弁18を常に閉じ、上側液面
センサ25が液冷媒を検出すると第1電磁弁11および
高圧側電磁弁15を閉じ、下側液面センサ26がガス冷
媒を検出すると第1電磁弁11および高圧側電磁弁15
を開く通常運転手段28を備える。
【0024】また、制御装置21は、エバ出口温度セン
サ27の検出温度が所定温度(例えば0℃)以下に低下
した際に、通常運転から除霜運転に切替え、その後、エ
バ出口温度センサ27の検出温度が所定温度(例えば5
℃)以上に上昇した際に除霜運転から通常運転に切り換
える除霜運転手段29を備える。この除霜運転手段29
は、後述する表1および図3のタイムチャートに示すよ
うに、除霜運転時に、第1電磁弁11を閉じて分岐部B
よりも冷媒圧縮機2側の第1バイパス配管9を閉じ、第
2電磁弁12を開いて第2バイパス配管10を開き、高
圧側電磁弁15を閉じ、迂回電磁弁18を開くものであ
る。
サ27の検出温度が所定温度(例えば0℃)以下に低下
した際に、通常運転から除霜運転に切替え、その後、エ
バ出口温度センサ27の検出温度が所定温度(例えば5
℃)以上に上昇した際に除霜運転から通常運転に切り換
える除霜運転手段29を備える。この除霜運転手段29
は、後述する表1および図3のタイムチャートに示すよ
うに、除霜運転時に、第1電磁弁11を閉じて分岐部B
よりも冷媒圧縮機2側の第1バイパス配管9を閉じ、第
2電磁弁12を開いて第2バイパス配管10を開き、高
圧側電磁弁15を閉じ、迂回電磁弁18を開くものであ
る。
【0025】
【表1】
【0026】制御装置21による通常運転手段28およ
び除霜運転手段29による各電磁弁の制御を図4ないし
図6に示すフローチャートを用いて説明する。運転スイ
ッチ22がONされると(スタート)、エバ出口温度セン
サ27の検出温度が所定温度(例えば0℃)以下に低下
したか、つまり除霜運転を開始するか否かの判断を行う
(ステップS1 )。この判断結果がNOの場合は、ステッ
プS2へ進み、通常運転手段28の作動を行い、その
後、リターンする。また、判断結果がYES の場合は、ス
テップS3 へ進み、除霜運転手段29の作動を行い、そ
の後、リターンする。
び除霜運転手段29による各電磁弁の制御を図4ないし
図6に示すフローチャートを用いて説明する。運転スイ
ッチ22がONされると(スタート)、エバ出口温度セン
サ27の検出温度が所定温度(例えば0℃)以下に低下
したか、つまり除霜運転を開始するか否かの判断を行う
(ステップS1 )。この判断結果がNOの場合は、ステッ
プS2へ進み、通常運転手段28の作動を行い、その
後、リターンする。また、判断結果がYES の場合は、ス
テップS3 へ進み、除霜運転手段29の作動を行い、そ
の後、リターンする。
【0027】この通常運転手段28の作動は、図5のサ
ブルーチンに示すように、まず、下側液面センサ26の
検出位置は液冷媒か否かの判断を行う(ステップS2
1)。この判断結果がYES の場合は、第2電磁弁12お
よび迂回電磁弁18をOFF する(閉じる)とともに、第
1電磁弁11および高圧側電磁弁15をOFF する(閉じ
る)(ステップS22)。また、ステップS21の判断結果
がNOの場合は、気液分離器5内の液量が、液冷媒の補充
時期に達したと判断し、第2電磁弁12および迂回電磁
弁18をOFF したまま(閉じたまま)、第1電磁弁11
および高圧側電磁弁15をONする(開く)(ステップS
23)。続いて、上側液面センサ25の検出結果が液冷媒
か否かの判断を行う(ステップS24)。この判断結果が
NOの場合はステップS23へ戻り、YES の場合はステップ
S22へ進む。
ブルーチンに示すように、まず、下側液面センサ26の
検出位置は液冷媒か否かの判断を行う(ステップS2
1)。この判断結果がYES の場合は、第2電磁弁12お
よび迂回電磁弁18をOFF する(閉じる)とともに、第
1電磁弁11および高圧側電磁弁15をOFF する(閉じ
る)(ステップS22)。また、ステップS21の判断結果
がNOの場合は、気液分離器5内の液量が、液冷媒の補充
時期に達したと判断し、第2電磁弁12および迂回電磁
弁18をOFF したまま(閉じたまま)、第1電磁弁11
および高圧側電磁弁15をONする(開く)(ステップS
23)。続いて、上側液面センサ25の検出結果が液冷媒
か否かの判断を行う(ステップS24)。この判断結果が
NOの場合はステップS23へ戻り、YES の場合はステップ
S22へ進む。
【0028】一方、除霜運転手段29の作動は、図6の
サブルーチンに示すように、まず、第1電磁弁11およ
び高圧側電磁弁15をOFF する(閉じる)とともに、第
2電磁弁12および迂回電磁弁18をONする(開く)
(ステップS31)。次に、エバ出口温度センサ27の検
出温度が所定温度(例えば5℃)以上に上昇したか否か
の判断を行う(ステップS32)。この判断結果がNOの場
合はステップS31へ戻る。また判断結果がYES の場合
は、第1電磁弁11および高圧側電磁弁15をONする
(開く)とともに、第2電磁弁12および迂回電磁弁1
8をOFF する(閉じる)(ステップS33)。
サブルーチンに示すように、まず、第1電磁弁11およ
び高圧側電磁弁15をOFF する(閉じる)とともに、第
2電磁弁12および迂回電磁弁18をONする(開く)
(ステップS31)。次に、エバ出口温度センサ27の検
出温度が所定温度(例えば5℃)以上に上昇したか否か
の判断を行う(ステップS32)。この判断結果がNOの場
合はステップS31へ戻る。また判断結果がYES の場合
は、第1電磁弁11および高圧側電磁弁15をONする
(開く)とともに、第2電磁弁12および迂回電磁弁1
8をOFF する(閉じる)(ステップS33)。
【0029】〔実施例の作動〕次に、上記実施例の作動
を図3のタイムチャート、図7、図8のモリエル線図を
用いて説明する。なお、図7は通常運転時の冷凍サイク
ル1の作動を示すモリエル線図、図8は除霜運転時の冷
凍サイクル1の作動を示すモリエル線図である。運転ス
イッチ22がONすると、庫内温度に応じて電磁クラッチ
13がONするとともに、2つの電動ファン14、19が
ONする通常運転が開始される。この時、下側液面センサ
26が液冷媒を検出している場合、下側液面センサ26
がガス冷媒を検出するまで、全ての電磁弁をOFF する。
これによって、冷媒圧縮機2の冷媒の吸引力により、気
液分離器5内の液冷媒を第2減圧装置6で減圧した後
(図7の点P1 〜P2 参照)に冷媒蒸発器7へ吸引さ
れ、冷媒蒸発器7内で蒸発(図7の点P2 〜P3 参照)
して庫内を冷却させた後、冷媒圧縮機2に吸引、圧縮さ
れる(図7の点P3 〜P4 参照)。
を図3のタイムチャート、図7、図8のモリエル線図を
用いて説明する。なお、図7は通常運転時の冷凍サイク
ル1の作動を示すモリエル線図、図8は除霜運転時の冷
凍サイクル1の作動を示すモリエル線図である。運転ス
イッチ22がONすると、庫内温度に応じて電磁クラッチ
13がONするとともに、2つの電動ファン14、19が
ONする通常運転が開始される。この時、下側液面センサ
26が液冷媒を検出している場合、下側液面センサ26
がガス冷媒を検出するまで、全ての電磁弁をOFF する。
これによって、冷媒圧縮機2の冷媒の吸引力により、気
液分離器5内の液冷媒を第2減圧装置6で減圧した後
(図7の点P1 〜P2 参照)に冷媒蒸発器7へ吸引さ
れ、冷媒蒸発器7内で蒸発(図7の点P2 〜P3 参照)
して庫内を冷却させた後、冷媒圧縮機2に吸引、圧縮さ
れる(図7の点P3 〜P4 参照)。
【0030】気液分離器5内の液量が低下して下側液面
センサ26がガスを検出すると、第2電磁弁12と迂回
電磁弁18はOFF したまま、第1電磁弁11と高圧側電
磁弁15をONする。これによって、冷媒圧縮機2が吐出
し、冷媒凝縮器3で凝縮した冷媒を、第1減圧装置4で
減圧した後(図7の点P5 〜P6 参照)に気液分離器5
に供給し、気液分離器5内に液冷媒を蓄えるとともに、
気液分離器5内のガス冷媒を第1バイパス配管9を介し
て冷媒圧縮機2へ直接供給する(図7の点P6〜P7 参
照)。
センサ26がガスを検出すると、第2電磁弁12と迂回
電磁弁18はOFF したまま、第1電磁弁11と高圧側電
磁弁15をONする。これによって、冷媒圧縮機2が吐出
し、冷媒凝縮器3で凝縮した冷媒を、第1減圧装置4で
減圧した後(図7の点P5 〜P6 参照)に気液分離器5
に供給し、気液分離器5内に液冷媒を蓄えるとともに、
気液分離器5内のガス冷媒を第1バイパス配管9を介し
て冷媒圧縮機2へ直接供給する(図7の点P6〜P7 参
照)。
【0031】そして、気液分離器5内の液面が上昇し、
上側液面センサ25が液冷媒を検出すると、再び全ての
電磁弁をOFF し、上記サイクルを繰り返して、庫内を冷
却する。
上側液面センサ25が液冷媒を検出すると、再び全ての
電磁弁をOFF し、上記サイクルを繰り返して、庫内を冷
却する。
【0032】通常運転中にエバ出口温度センサ27の検
出温度が所定温度(例えば0℃)に低下すると、第2電
磁弁12と迂回電磁弁18をONし、第1電磁弁11と高
圧側電磁弁15をOFF する除霜運転が開始される。する
と、冷媒圧縮機2の吐出した高温の冷媒(図8の点P10
参照)は、第2バイパス配管10、分岐部Bよりも気液
分離器5側の第1バイパス配管9を通り、気液分離器5
に供給される。気液分離器5に供給された高温の冷媒
は、第2減圧装置6を通ることなく迂回配管17、迂回
電磁弁18を通って冷媒蒸発器7に供給され、冷媒蒸発
器7を通過する際(点P11〜12参照)に冷媒蒸発器7に
付着した霜を溶かす。そして、冷媒蒸発器7を通過した
冷媒は再び冷媒圧縮機2に吸引、圧縮され(点P12〜10
参照)、上記サイクルを繰り返して冷媒蒸発器7の除霜
を行う。
出温度が所定温度(例えば0℃)に低下すると、第2電
磁弁12と迂回電磁弁18をONし、第1電磁弁11と高
圧側電磁弁15をOFF する除霜運転が開始される。する
と、冷媒圧縮機2の吐出した高温の冷媒(図8の点P10
参照)は、第2バイパス配管10、分岐部Bよりも気液
分離器5側の第1バイパス配管9を通り、気液分離器5
に供給される。気液分離器5に供給された高温の冷媒
は、第2減圧装置6を通ることなく迂回配管17、迂回
電磁弁18を通って冷媒蒸発器7に供給され、冷媒蒸発
器7を通過する際(点P11〜12参照)に冷媒蒸発器7に
付着した霜を溶かす。そして、冷媒蒸発器7を通過した
冷媒は再び冷媒圧縮機2に吸引、圧縮され(点P12〜10
参照)、上記サイクルを繰り返して冷媒蒸発器7の除霜
を行う。
【0033】そして、エバ出口温度センサ27の検出温
度が所定温度(例えば5℃)に上昇すると、第2電磁弁
12と迂回電磁弁18をOFF するとともに、上述した通
常運転に示したように、第1電磁弁11と高圧側電磁弁
15を上側液面センサ25および下側液面センサ26の
検出状態に基づいてON-OFF制御し、庫内を冷却する。
度が所定温度(例えば5℃)に上昇すると、第2電磁弁
12と迂回電磁弁18をOFF するとともに、上述した通
常運転に示したように、第1電磁弁11と高圧側電磁弁
15を上側液面センサ25および下側液面センサ26の
検出状態に基づいてON-OFF制御し、庫内を冷却する。
【0034】〔実施例の効果〕本実施例のインジェクシ
ョン式冷凍装置は、除霜運転時に冷媒蒸発器7に流入す
る冷媒は、冷媒凝縮器3、第1減圧装置4、第2減圧装
置6を通過しないため、高温の冷媒が冷媒蒸発器7に供
給されて、高い除霜効率で冷媒蒸発器7を除霜すること
ができる。また、除霜運転を行う際、気液分離器5と冷
媒圧縮機2とを接続する第1バイパス配管9を利用して
高温の冷媒を気液分離器5に導き、冷媒蒸発器7の除霜
を行うため、インジェクション式冷凍装置に長い配管を
追加することなく冷媒蒸発器7の除霜を実施できる。な
お、高い除霜効率で除霜を行うために、本発明では長い
配管を追加する必要がなく、冷媒の通る配管の組付けが
複雑化しない。
ョン式冷凍装置は、除霜運転時に冷媒蒸発器7に流入す
る冷媒は、冷媒凝縮器3、第1減圧装置4、第2減圧装
置6を通過しないため、高温の冷媒が冷媒蒸発器7に供
給されて、高い除霜効率で冷媒蒸発器7を除霜すること
ができる。また、除霜運転を行う際、気液分離器5と冷
媒圧縮機2とを接続する第1バイパス配管9を利用して
高温の冷媒を気液分離器5に導き、冷媒蒸発器7の除霜
を行うため、インジェクション式冷凍装置に長い配管を
追加することなく冷媒蒸発器7の除霜を実施できる。な
お、高い除霜効率で除霜を行うために、本発明では長い
配管を追加する必要がなく、冷媒の通る配管の組付けが
複雑化しない。
【0035】〔第2実施例〕図9ないし図12は第2実
施例を示すもので、図9は制御装置21のブロック図を
示す。本実施例の制御装置21は、冷凍サイクル1(冷
凍サイクル1の各符号は、図1参照)内に充填された冷
媒の充填量を検出する冷媒量検出手段41を備え、この
冷媒量検出手段41の検出する冷媒の充填量が所定値よ
りも低下すると、視覚表示装置や聴覚表示装置などの表
示手段42によって、使用者に冷媒不足を知らせるもの
である。
施例を示すもので、図9は制御装置21のブロック図を
示す。本実施例の制御装置21は、冷凍サイクル1(冷
凍サイクル1の各符号は、図1参照)内に充填された冷
媒の充填量を検出する冷媒量検出手段41を備え、この
冷媒量検出手段41の検出する冷媒の充填量が所定値よ
りも低下すると、視覚表示装置や聴覚表示装置などの表
示手段42によって、使用者に冷媒不足を知らせるもの
である。
【0036】冷媒量検出手段41は、冷凍サイクル1の
通常運転時、下側液面センサ26の検出状態が液冷媒か
らガス冷媒に変化してから、上側液面センサ25の検出
状態がガス冷媒から液冷媒に変化するまでの補給時間T
0 (図10参照)をカウントし、その補給時間T0 が予
め定められた所定時間Tz(気液分離器5の容量や、冷
凍サイクル1の構成機器等に応じて設定される時間)よ
り長くなると、冷媒不足と判断し、表示手段42を作動
させて使用者に冷媒不足を知らせるものである。
通常運転時、下側液面センサ26の検出状態が液冷媒か
らガス冷媒に変化してから、上側液面センサ25の検出
状態がガス冷媒から液冷媒に変化するまでの補給時間T
0 (図10参照)をカウントし、その補給時間T0 が予
め定められた所定時間Tz(気液分離器5の容量や、冷
凍サイクル1の構成機器等に応じて設定される時間)よ
り長くなると、冷媒不足と判断し、表示手段42を作動
させて使用者に冷媒不足を知らせるものである。
【0037】次に、所定時間Tzの設定例を説明する。
なお、この例は、気液分離器5の容量が500ccのも
のである。図11の上側のグラフ(冷媒充填量と補給時
間T0 との関係を示すグラフ)に示すように、冷凍サイ
クル1における冷媒の充填量の減少に応じて、補給時間
T0 が上昇する。一方、図11の下側のグラフ(冷媒充
填量と冷凍能力との関係を示すグラフ)に示すように、
冷凍サイクル1における冷媒の充填量が所定量(図11
では1.8kg)より減少すると、冷凍サイクル1の冷
凍能力が急激に低下する。そこで、所定時間Tzを6秒
に設定し、補給時間T0 が6秒より長くなると、制御装
置21の冷媒量検出手段41が表示装置を作動させて
「冷媒を補給して冷媒不足による冷凍能力の低下を回避
させる」旨の表示を行わせる。
なお、この例は、気液分離器5の容量が500ccのも
のである。図11の上側のグラフ(冷媒充填量と補給時
間T0 との関係を示すグラフ)に示すように、冷凍サイ
クル1における冷媒の充填量の減少に応じて、補給時間
T0 が上昇する。一方、図11の下側のグラフ(冷媒充
填量と冷凍能力との関係を示すグラフ)に示すように、
冷凍サイクル1における冷媒の充填量が所定量(図11
では1.8kg)より減少すると、冷凍サイクル1の冷
凍能力が急激に低下する。そこで、所定時間Tzを6秒
に設定し、補給時間T0 が6秒より長くなると、制御装
置21の冷媒量検出手段41が表示装置を作動させて
「冷媒を補給して冷媒不足による冷凍能力の低下を回避
させる」旨の表示を行わせる。
【0038】あるいは、図11の上側のグラフに示すよ
うに、冷凍サイクル1における冷媒の充填量が所定量
(図11ではR1 )より減少すると、冷媒不足により上
側液面センサ25に液面が到達しなくなる。つまり、図
11のグラフでは、補給時間がT1 (8秒よりも短い)
よりも長くかかる場合は、液面が冷媒不足により上側液
面センサ25に到達しない。そこで、所定時間Tzを8
秒に設定し、補給時間T0 が8秒より長くかかる場合
は、制御装置21の冷媒量検出手段41が表示装置を作
動させて「冷媒を補給して冷媒圧縮機2が破損するのを
回避させる」旨の表示を行わせる。
うに、冷凍サイクル1における冷媒の充填量が所定量
(図11ではR1 )より減少すると、冷媒不足により上
側液面センサ25に液面が到達しなくなる。つまり、図
11のグラフでは、補給時間がT1 (8秒よりも短い)
よりも長くかかる場合は、液面が冷媒不足により上側液
面センサ25に到達しない。そこで、所定時間Tzを8
秒に設定し、補給時間T0 が8秒より長くかかる場合
は、制御装置21の冷媒量検出手段41が表示装置を作
動させて「冷媒を補給して冷媒圧縮機2が破損するのを
回避させる」旨の表示を行わせる。
【0039】〔第2実施例の作動〕次に、第2実施例の
作動を、制御装置21にプログラムされた冷媒量検出手
段41の作動とともに説明する。なお、図12は冷媒量
検出手段41を用いた制御装置21の作動を示すフロー
チャートである。冷凍サイクル1が通常運転を行う際
(スタート)、下側液面センサ26の検出状態が液冷媒
であるか否かの判断を行う(ステップS41)。この判断
結果がYESの場合は、気液分離器5へ液冷媒を補給する
時期に達していないと判断して、第1電磁弁11、第2
電磁弁12、高圧側電磁弁15、迂回電磁弁18を全て
OFF状態にして冷凍サイクル1を冷凍作動させ(ステッ
プS42)、その後、ステップS41へ戻る。
作動を、制御装置21にプログラムされた冷媒量検出手
段41の作動とともに説明する。なお、図12は冷媒量
検出手段41を用いた制御装置21の作動を示すフロー
チャートである。冷凍サイクル1が通常運転を行う際
(スタート)、下側液面センサ26の検出状態が液冷媒
であるか否かの判断を行う(ステップS41)。この判断
結果がYESの場合は、気液分離器5へ液冷媒を補給する
時期に達していないと判断して、第1電磁弁11、第2
電磁弁12、高圧側電磁弁15、迂回電磁弁18を全て
OFF状態にして冷凍サイクル1を冷凍作動させ(ステッ
プS42)、その後、ステップS41へ戻る。
【0040】ステップS41の判断結果がNOの場合は、気
液分離器5へ液冷媒を補給する時期に達したと判断し
て、先ず補給時間T0 のカウントを開始させる(ステッ
プS43)。続いて、第1電磁弁11および高圧側電磁弁
15をON状態にするとともに、第2電磁弁12および迂
回電磁弁18をOFF 状態にして気液分離器5内に液冷媒
を補給作動させる(ステップS44)。
液分離器5へ液冷媒を補給する時期に達したと判断し
て、先ず補給時間T0 のカウントを開始させる(ステッ
プS43)。続いて、第1電磁弁11および高圧側電磁弁
15をON状態にするとともに、第2電磁弁12および迂
回電磁弁18をOFF 状態にして気液分離器5内に液冷媒
を補給作動させる(ステップS44)。
【0041】次に、上側液面センサ25の検出状態が液
冷媒であるか否かの判断を行う(ステップS45)。この
判断結果がYES の場合は、気液分離器5への液冷媒の補
給が完了したと判断して、ステップS42へ進み、冷凍サ
イクル1を冷凍作動させる。逆に、ステップS45の判断
結果がNOの場合は、気液分離器5への液冷媒の補給が完
了していないと判断して、ステップS46へ進む。
冷媒であるか否かの判断を行う(ステップS45)。この
判断結果がYES の場合は、気液分離器5への液冷媒の補
給が完了したと判断して、ステップS42へ進み、冷凍サ
イクル1を冷凍作動させる。逆に、ステップS45の判断
結果がNOの場合は、気液分離器5への液冷媒の補給が完
了していないと判断して、ステップS46へ進む。
【0042】このステップS46では、補給作動を開始し
てからの補給時間T0 が所定時間Tzに達したか否か
(T0 ≧Tz)の判断を行う。この判断結果がNOの場合
は、冷媒不足が発生していないと判断して、補給作動を
継続するべくステップS44へ戻る。逆に、ステップS46
の判断結果がYES の場合は、冷媒不足が発生したと判断
して、冷媒不足を使用者に警告表示する表示手段42を
作動させる(ステップS47)。
てからの補給時間T0 が所定時間Tzに達したか否か
(T0 ≧Tz)の判断を行う。この判断結果がNOの場合
は、冷媒不足が発生していないと判断して、補給作動を
継続するべくステップS44へ戻る。逆に、ステップS46
の判断結果がYES の場合は、冷媒不足が発生したと判断
して、冷媒不足を使用者に警告表示する表示手段42を
作動させる(ステップS47)。
【0043】なお、ステップS47の実行後は、ステップ
S44へ進んで補給作動を継続させるように設けても良い
し、補給作動が完了しない可能性があるため、ステップ
S42へ進み、補給作動を中断して冷凍作動に移行するよ
うに設けても良い。あるいは、ステップS47の実行後、
冷媒圧縮機2を保護するために、冷凍サイクル1の作動
を停止するように設けても良い。
S44へ進んで補給作動を継続させるように設けても良い
し、補給作動が完了しない可能性があるため、ステップ
S42へ進み、補給作動を中断して冷凍作動に移行するよ
うに設けても良い。あるいは、ステップS47の実行後、
冷媒圧縮機2を保護するために、冷凍サイクル1の作動
を停止するように設けても良い。
【0044】〔第2実施例の効果〕まず、従来技術にお
ける冷凍サイクル内の冷媒量を検出する技術について説
明する。冷凍サイクル内の冷媒量が低下すると、冷媒不
足によって冷媒圧縮機がロックする等の不具合が生じる
可能性がある。そこで、冷凍サイクルの低圧圧力に応じ
て作動する低圧プレッシャスイッチを設け、低圧圧力が
低下した際に冷凍サイクルの作動を停止させて冷媒圧縮
機を保護する技術が知られている。しかるにこの低圧プ
レッシャスイッチを用いるものは、冷媒がほとんど抜け
た状態でしか作動せず、且つ検出精度も悪い不具合を有
していた。
ける冷凍サイクル内の冷媒量を検出する技術について説
明する。冷凍サイクル内の冷媒量が低下すると、冷媒不
足によって冷媒圧縮機がロックする等の不具合が生じる
可能性がある。そこで、冷凍サイクルの低圧圧力に応じ
て作動する低圧プレッシャスイッチを設け、低圧圧力が
低下した際に冷凍サイクルの作動を停止させて冷媒圧縮
機を保護する技術が知られている。しかるにこの低圧プ
レッシャスイッチを用いるものは、冷媒がほとんど抜け
た状態でしか作動せず、且つ検出精度も悪い不具合を有
していた。
【0045】これに対し、本実施例では、気液分離器5
内に液冷媒を補給する補給時間T0を監視するのみで、
冷凍サイクル1内における冷媒の任意の充填量を容易
に、且つ高い精度で検出することができる。また、イン
ジェクション式の冷凍サイクル1に使用される上側液面
センサ25と下側液面センサ26を用いて補給時間T0
が監視できるため、低圧プレッシャスイッチなどの他の
センサ類を付加する必要がなく、製造コストの上昇も抑
えることができる。
内に液冷媒を補給する補給時間T0を監視するのみで、
冷凍サイクル1内における冷媒の任意の充填量を容易
に、且つ高い精度で検出することができる。また、イン
ジェクション式の冷凍サイクル1に使用される上側液面
センサ25と下側液面センサ26を用いて補給時間T0
が監視できるため、低圧プレッシャスイッチなどの他の
センサ類を付加する必要がなく、製造コストの上昇も抑
えることができる。
【0046】〔変形例〕上記の実施例では、減圧バイパ
ス手段の一例として第2減圧装置を迂回する迂回配管と
迂回電磁弁を用いた例を示したが、例えば図13および
図14に示すように、減圧装置(図13)と冷媒通路
(図14)とが切り替わる電磁減圧弁31を用いるなど
減圧バイパス手段を備えた第2減圧装置を用いても良
い。第1バイパス配管に設けられる第1開閉手段を気液
分離器内の液面位置に応じて制御した例を示したが、タ
イマー手段を用いて第1開閉手段を開閉制御しても良
い。
ス手段の一例として第2減圧装置を迂回する迂回配管と
迂回電磁弁を用いた例を示したが、例えば図13および
図14に示すように、減圧装置(図13)と冷媒通路
(図14)とが切り替わる電磁減圧弁31を用いるなど
減圧バイパス手段を備えた第2減圧装置を用いても良
い。第1バイパス配管に設けられる第1開閉手段を気液
分離器内の液面位置に応じて制御した例を示したが、タ
イマー手段を用いて第1開閉手段を開閉制御しても良
い。
【0047】第1開閉手段と第2開閉手段とを個別に設
けた例を示したが、第1、第2開閉手段を1つのバルブ
で構成しても良い。つまり、第1バイパス配管と第2バ
イパス配管の分岐部に、気液分離器と冷媒圧縮機の冷媒
吸入側との連通を行い気液分離器と冷媒圧縮機の冷媒吐
出側との連通を遮断するパターンと、気液分離器と冷媒
圧縮機の冷媒吸入側との連通を遮断して気液分離器と冷
媒圧縮機の冷媒吐出側とを連通するパターンと、気液分
離器と冷媒圧縮機の冷媒吸入側および冷媒吐出側の連通
を遮断するパターンとを切り換える切替バルブを用い
て、第1、第2開閉手段を構成しても良い。
けた例を示したが、第1、第2開閉手段を1つのバルブ
で構成しても良い。つまり、第1バイパス配管と第2バ
イパス配管の分岐部に、気液分離器と冷媒圧縮機の冷媒
吸入側との連通を行い気液分離器と冷媒圧縮機の冷媒吐
出側との連通を遮断するパターンと、気液分離器と冷媒
圧縮機の冷媒吸入側との連通を遮断して気液分離器と冷
媒圧縮機の冷媒吐出側とを連通するパターンと、気液分
離器と冷媒圧縮機の冷媒吸入側および冷媒吐出側の連通
を遮断するパターンとを切り換える切替バルブを用い
て、第1、第2開閉手段を構成しても良い。
【0048】冷媒蒸発器を通過した冷媒の温度によっ
て、除霜運転を開始する手段を例示したが、冷媒蒸発器
の温度を直接温度センサで検出したり、タイマー手段を
用いて所定時間毎に除霜運転を行ったり、乗員の手動操
作によって除霜運転を行うなど、他の手段によって除霜
運転を行っても良い。冷蔵装置や冷凍装置に適用した例
を示したが、冷房装置に適用しても良い。また、本発明
をヒートポンプサイクルに適用しても良い。さらに、冷
媒圧縮機を内燃機関によって駆動させた例を示したが、
電動モータによって駆動させても良い。
て、除霜運転を開始する手段を例示したが、冷媒蒸発器
の温度を直接温度センサで検出したり、タイマー手段を
用いて所定時間毎に除霜運転を行ったり、乗員の手動操
作によって除霜運転を行うなど、他の手段によって除霜
運転を行っても良い。冷蔵装置や冷凍装置に適用した例
を示したが、冷房装置に適用しても良い。また、本発明
をヒートポンプサイクルに適用しても良い。さらに、冷
媒圧縮機を内燃機関によって駆動させた例を示したが、
電動モータによって駆動させても良い。
【図1】冷凍サイクルの冷媒回路図である(実施例)。
【図2】制御装置のブロック図である(実施例)。
【図3】作動説明のためのタイムチャートである(実施
例)。
例)。
【図4】各電磁弁の制御を行う制御装置のフローチャー
トである(実施例)。
トである(実施例)。
【図5】通常運転手段のサブルーチンである(実施
例)。
例)。
【図6】除霜運転手段のサブルーチンである(実施
例)。
例)。
【図7】通常運転時の冷凍サイクルの作動を示すモリエ
ル線図である(実施例)。
ル線図である(実施例)。
【図8】除霜運転時の冷凍サイクルの作動を示すモリエ
ル線図である(実施例)。
ル線図である(実施例)。
【図9】制御装置のブロック図である(第2実施例)。
【図10】補給時間を示すタイムチャートである(第2
実施例)。
実施例)。
【図11】冷媒充填量と補給時間との関係、および冷媒
充填量と冷凍能力との関係を示すグラフである(第2実
施例)。
充填量と冷凍能力との関係を示すグラフである(第2実
施例)。
【図12】冷媒量検出手段を用いた制御装置の作動を示
すフローチャートである(第2実施例)。
すフローチャートである(第2実施例)。
【図13】減圧作動を行う迂回電磁弁の概略図である
(変形例)。
(変形例)。
【図14】通路作動を行う迂回電磁弁の概略図である
(変形例)。
(変形例)。
1 冷凍サイクル 2 冷媒圧縮機 3 冷媒凝縮器 4 第1減圧装置 5 気液分離器 6 第2減圧装置 7 冷媒蒸発器 9 第1バイパス配管 10 第2バイパス配管 11 第1電磁弁(第1開閉手段) 12 第2電磁弁(第2開閉手段) 16 減圧バイパス手段 21 制御装置 29 除霜運転手段 B 分岐部
Claims (1)
- 【請求項1】冷媒圧縮機、冷媒凝縮器、第1減圧装置、
気液分離器、第2減圧装置および冷媒蒸発器を順次接続
するとともに、前記気液分離器のガス冷媒側と前記冷媒
圧縮機の冷媒吸入側とを接続し、前記第2減圧装置およ
び前記冷媒蒸発器を迂回する第1バイパス配管とを備え
た冷凍サイクルと、 前記第1バイパス配管に設けられ、この第1バイパス配
管の開閉を行う第1開閉手段と、 この第1開閉手段を開閉制御する制御装置とを備えるイ
ンジェクション式冷凍装置において、 前記第1バイパス配管は、前記冷媒圧縮機側において前
記冷媒圧縮機の冷媒吐出側とを連通する第2バイパス配
管を備え、 前記第1開閉手段は、前記第1バイパス配管と前記第2
バイパス配管との分岐部よりも前記冷媒圧縮機側の前記
第1バイパス配管の開閉が可能に設けられ、 前記第2バイパス配管は、この第2バイパス配管の開閉
が可能な第2開閉手段を備え、 前記第2減圧装置は、電気的作動によって冷媒の減圧を
行うことなく供給された冷媒を前記冷媒蒸発器へ流す減
圧バイパス手段を備え、 前記制御装置は、前記冷媒蒸発器の除霜時に、前記第1
開閉手段を閉じ、前記第2開閉手段を開き、前記減圧バ
イパス手段を操作して前記第2減圧装置が冷媒の減圧を
行うことなく供給された冷媒を前記冷媒蒸発器へ流させ
る除霜運転手段を備えることを特徴とするインジェクシ
ョン式冷凍装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29731694A JPH07218054A (ja) | 1993-12-10 | 1994-11-30 | インジェクション式冷凍装置 |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5-310652 | 1993-12-10 | ||
JP31065293 | 1993-12-10 | ||
JP29731694A JPH07218054A (ja) | 1993-12-10 | 1994-11-30 | インジェクション式冷凍装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07218054A true JPH07218054A (ja) | 1995-08-18 |
Family
ID=26561082
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP29731694A Pending JPH07218054A (ja) | 1993-12-10 | 1994-11-30 | インジェクション式冷凍装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07218054A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2017022076A1 (ja) * | 2015-08-04 | 2017-02-09 | 三菱電機株式会社 | 冷凍装置および冷凍装置の運転方法 |
CN107560253A (zh) * | 2017-09-13 | 2018-01-09 | 浙江青风环境股份有限公司 | 一种空气源热泵的节能化霜系统及其控制方法 |
CN110108056A (zh) * | 2019-04-30 | 2019-08-09 | 上海利正卫星应用技术有限公司 | 制冷系统的调节装置 |
-
1994
- 1994-11-30 JP JP29731694A patent/JPH07218054A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2017022076A1 (ja) * | 2015-08-04 | 2017-02-09 | 三菱電機株式会社 | 冷凍装置および冷凍装置の運転方法 |
JPWO2017022076A1 (ja) * | 2015-08-04 | 2018-02-22 | 三菱電機株式会社 | 冷凍装置および冷凍装置の運転方法 |
US10571159B2 (en) | 2015-08-04 | 2020-02-25 | Mitsubishi Electric Corporation | Refrigeration apparatus and method for operating refrigeration apparatus |
CN107560253A (zh) * | 2017-09-13 | 2018-01-09 | 浙江青风环境股份有限公司 | 一种空气源热泵的节能化霜系统及其控制方法 |
CN110108056A (zh) * | 2019-04-30 | 2019-08-09 | 上海利正卫星应用技术有限公司 | 制冷系统的调节装置 |
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