JP3257044B2 - インジェクション式冷凍装置 - Google Patents

インジェクション式冷凍装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、気液分離器内のガス冷
媒を、冷媒蒸発器を迂回させて直接冷媒圧縮機に吸引さ
せ、液冷媒のみを冷媒蒸発器に導く冷凍サイクルを用い
たインジェクション式冷凍装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来技術のインジェクション式冷凍装置
として、例えば特開平3−102140号公報に開示さ
れる技術が知られている。この技術は、冷凍サイクル
は、冷媒圧縮機、冷媒凝縮器、第1減圧装置、気液分離
器、第2減圧装置および冷媒蒸発器を順次接続するとと
もに、気液分離器のガス冷媒側と冷媒圧縮機の吸入側と
を接続し、第2減圧装置および冷媒蒸発器を迂回するバ
イパス路を備える。そして、このバイパス路に、バイパ
ス路の開閉を行う開閉手段を設けるとともに、開閉手段
を間欠的に開閉制御する制御装置を設けたものである。
気液分離器内に蓄えられた液冷媒の減少速度は、冷媒圧
縮機の回転速度や使用温度条件等によって変化する。こ
のため、開閉手段の開閉タイミングを適切に制御するに
は、冷媒圧縮機の回転速度や、冷凍サイクル各部の圧
力、および各部の温度条件を検出し、検出結果によって
適切な開閉時間を算出し、算出結果に応じて開閉手段の
開閉タイミングを変化させる必要がある。しかるに、各
種温度や各種圧力等を検出し、検出結果に応じて開閉手
段を制御するものは、センサ類が多数必要になり、実用
化に向かず、また制御パターンが複雑化し応答性も悪く
なる。そこで、通常では、冷媒蒸発器の配された例えば
庫内温度に応じて設定された開閉タイミングによって開
閉手段の開閉タイミングを変化させていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、従来の技術
では、図6に示すように、気液分離器内の液量が実線A
に示すように低下した際、検出される温度(例えば冷媒
蒸発器温度)や圧力(例えば低圧圧力)温度は、実線B
およびCに示すように、検出結果に遅れ時間が生じる。
このため、開閉手段を適切な時期に制御することができ
ず、インジェクション式冷凍装置による冷却能力を十分
に発揮することができなかった。特に、庫内温度を検出
して開閉タイミングを変化させた例に示したように、少
ない検出手段で開閉手段を制御するものは、気液分離器
内の液冷媒量の検出誤差が大変大きくなり、冷却能力を
十分発揮することができず、低い冷却能力となってい
た。
【0004】
【発明の目的】本発明は、上記の事情に鑑みてなされた
もので、その目的は、少ない検出手段で、開閉手段を適
切な開閉タイミングで開閉制御することのできるインジ
ェクション式冷凍装置の提供にある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明のインジェクショ
ン式冷凍装置は、次の技術的手段を採用した。インジェ
クション式冷凍装置は、冷媒圧縮機、冷媒凝縮器、第1
減圧装置、気液分離器、第2減圧装置および冷媒蒸発器
を順次接続するとともに、前記気液分離器のガス冷媒側
と前記冷媒圧縮機の吸入側とを接続し、前記第2減圧装
置および前記冷媒蒸発器を迂回するバイパス路を備える
冷凍サイクルと、前記バイパス路の開閉を行う開閉手段
と、この開閉手段を開閉制御する制御装置とを備える。
そして、前記制御装置は、前記気液分離器内の上側の位
置がガス冷媒か液冷媒かを検出する第1液面センサと、
前記気液分離器内の下側の位置がガス冷媒か液冷媒かを
検出する第2液面センサとを備え、前記第1液面センサ
および前記第2液面センサによって検出される前記気液
分離器内の液量に応じて、前記開閉手段の開閉制御を行
う。
【0006】
【発明の作用】上記構成よりなるインジェクション式冷
凍装置は、気液分離器内の液面が低下し、第1液面セン
サがガス冷媒を検出すると、制御装置が開閉手段を開
く。すると、冷媒圧縮機が気液分離器内のガス冷媒を吸
引して、圧縮、吐出し、冷媒凝縮器で凝縮された液冷媒
が気液分離器内に蓄えられる。気液分離器内の液面が上
昇し、第2液面センサが液冷媒を検出すると、制御装置
が開閉手段を閉じる。気液分離器内に蓄えられた液冷媒
が冷媒蒸発器に導かれ、蒸発する。そして、気液分離器
内の液面が低下して、再び第1液面センサがガス冷媒を
検出すると、開閉手段が開かれ、上記のサイクルを繰り
返す。
【0007】
【発明の効果】本発明のインジェクション式冷凍装置
は、上記の作用で示したように、第1、第2液面センサ
によって、気液分離器内の液量を適切に検出することが
できるため、開閉手段を適切な開閉タイミングで開閉制
御することができる。そして、開閉手段が適切な開閉タ
イミングで開閉制御されることにより、インジェクショ
ン式の冷凍サイクルの無駄な運転がなくなり、結果的に
冷凍能力を従来に比較して高めることができる。
【0008】
【実施例】次に、本発明のインジェクション式冷凍装置
を、図に示す一実施例に基づき説明する。 〔第1実施例の構成〕図1ないし図6は本発明の第1実
施例を示すもので、図1は冷凍サイクルの冷媒回路図で
ある。インジェクション式冷凍装置は、例えば冷蔵装置
や冷凍装置に組み込まれるもので、庫内を冷却する冷凍
サイクル1を備える。冷凍サイクル1は、冷媒圧縮機
2、冷媒凝縮器3、第1減圧装置4、気液分離器5、第
2減圧装置6、および冷媒蒸発器7を冷媒配管8にて、
順次接続している。また、この冷凍サイクル1には、気
液分離器5のガス冷媒側と冷媒圧縮機2の吸入側とを接
続し、第2減圧装置6と冷媒蒸発器7を迂回するバイパ
ス路9が設けられている。
【0009】冷媒圧縮機2は、電磁クラッチ10がONさ
れると、図示しない内燃機関によって回転駆動され、気
液分離器5または冷媒蒸発器7から吸引したガス冷媒を
圧縮し、高温、高圧のガス冷媒として冷媒凝縮器3へ向
けて吐出するものである。冷媒凝縮器3は、冷媒圧縮機
2から供給された高温、高圧のガス冷媒を、電動ファン
11によって生じる空気流と熱交換して冷却し、液化凝
縮させるものである。第1減圧装置4は、冷媒凝縮器3
で液化された冷媒を減圧して、気液分離器5内に蓄えら
れる液冷媒を安定させるもので、オリフィスやノズル等
の固定絞りによって構成される。なお、冷媒凝縮器3か
ら第1減圧装置4へ冷媒を導く冷媒配管8には、この冷
媒配管8を開閉する第1電磁弁12が設けられている。
この第1電磁弁12は、通電を受けると開弁するバルブ
で、後述する制御装置17によって通電制御される。
【0010】気液分離器5は、第1減圧装置4で減圧さ
れた冷媒を、ガス冷媒と、液冷媒とに分離し、液冷媒を
蓄えるもので、ガス冷媒は直接冷媒圧縮機2の吸入側に
戻し、液冷媒を第2減圧装置6を介して冷媒蒸発器7へ
送るものである。第2減圧装置6は、気液分離器5の液
冷媒側に接続され、気液分離器5から導かれる液冷媒を
断熱膨張する。この第2減圧装置6には、通常、温度作
動式膨張弁が用いられる。なお、気液分離器5から第2
減圧装置6へ冷媒を導く冷媒配管8には、この冷媒配管
8を開閉する第2電磁弁13が設けられている。この第
2電磁弁13は、第1電磁弁12が開弁する際に閉弁
し、第1電磁弁12が閉弁する際に開弁するバルブで、
通電を受けると開弁し、後述する制御装置17によって
通電制御される。
【0011】冷媒蒸発器7は、第2減圧装置6で減圧さ
れた冷媒を、電動ファン14によって生じる空気流から
潜熱を奪って蒸発させ、冷媒蒸発器7を通過した空気を
冷却するものである。なお、冷媒蒸発器7の下流には、
バイパス路9を通過した冷媒が、冷媒蒸発器7に逆流す
るのを防ぐ逆止弁15が設けられている。バイパス路9
は、気液分離器5内のガス冷媒を直接冷媒圧縮機2へ導
くもので、このバイパス路9には、バイパス路9を開閉
する第3電磁弁16が設けられている。この第3電磁弁
16は、本発明の開閉手段で、第1電磁弁12が開弁す
る際に開弁し、第1電磁弁12が閉弁する際に閉弁する
バルブで、通電を受けると開弁し、後述する制御装置1
7によって通電制御される。
【0012】電磁クラッチ10、2つの電動ファン1
1、14、および第1、第2、第3電磁弁12、13、
16等の電気部品の通電制御は、制御装置17によって
行われる。制御装置17は、例えばマイクロコンピュー
タを用いたもので、図2に示すように、運転スイッチ1
8、庫内温度設定手段19の温度設定状態、および庫内
温度を検出する庫内温度センサ20の出力に応じて、電
磁クラッチ10、2つの電動ファン11、14の通電制
御を行う。また、制御装置17は、気液分離器5内の液
量を検出するために、気液分離器5の上側位置に設けら
れ、設けられた位置の気液分離器5内の冷媒の状態がガ
スか液かの判断を行う第1液面センサ21と、気液分離
器5の下側位置に設けられ、設けられた位置の気液分離
器5内の冷媒の状態がガスか液かの判断を行う第2液面
センサ22とを備え、この第1、第2液面センサ21、
22の検出結果に応じて、第1、第2、第3電磁弁1
2、13、16の開閉制御を行うものである。なお、第
1、第2液面センサ21、22は、本発明の気液分離器
5内の液量を検出するための液センサに相当する。第
1、第2液面センサ21、22の具体的な一例を示す
と、フロートセンサや、自己発熱型サーミスタセンサ等
がある。
【0013】制御装置17による、第1、第2、第3電
磁弁12、13、16の開閉制御を、図3のフローチャ
ートを用いて説明する。初めに、第2液面センサ22の
検出位置は液冷媒か否かの判断を行う(ステップS1
)。この判断結果がYES の場合は、第1、第3電磁弁
12、16をOFF (閉)、第2電磁弁13をON(開)す
る(ステップS2 )。また、ステップS1 の判断結果が
NOの場合は、気液分離器5内の液量が、液冷媒の補充時
期に達したと判断し、第1、第3電磁弁12、16をON
(開)、第2電磁弁13をOFF (閉)する(ステップS
3 )。続いて、第1液面センサ21の検出結果が液か否
かの判断を行う(ステップS4 )。この判断結果がNOの
場合はステップS3 へ戻り、YES の場合はステップS2
へ進む。
【0014】〔実施例の作動〕次に、上記実施例の作動
を、図4の気液分離器5内の状態を示す説明図、図5の
タイムチャートを基に説明する。運転スイッチがONし、
庫内温度が設定温度以上に上昇すると、電磁クラッチ1
0がONするとともに、2つの電動ファン11、14がON
する。この時、図4の(a)に示すように、気液分離器
5内の液面が、第1液面センサ21と同じか越えている
場合、図5の(a−1)に示すように、第1液面センサ
21は液を検出する。第1液面センサ21が液を検出す
る際は、第1、第2液面センサ21、22が共にガスを
検出するまで、第1、第3電磁弁12、16をOFF し、
第2電磁弁13をONする。これによって、冷凍サイクル
1は、気液分離器5内の液冷媒を冷媒蒸発器7へ流し、
庫内を冷却する。気液分離器5内の液冷媒が冷媒蒸発器
7に導かれて、気液分離器5内の液量が低下する。そし
て、図4(b)に示すように、気液分離器5内の液面
が、第1液面センサ21より低下するが、第2液面セン
サ22よりも高い場合は、図5の(b−1)に示すよう
に、第2液面センサ22が液を検出し、上述したよう
に、第1、第2液面センサ21、22が共にガスを検出
するまで、第1、第3電磁弁12、16をOFF し、第2
電磁弁13をONする。これによって、冷凍サイクル1
は、気液分離器5内の液冷媒を冷媒蒸発器7へ流し、庫
内を冷却する。さらに、気液分離器5内の液量が低下
し、図4(c)に示すように、気液分離器5内の液面
が、第2液面センサ22より低下すると、図5の(c−
1)に示すように、第1、第2液面センサ21、22が
共にガスを検出する。すると、図5(d−1)に示すよ
うに、第1、第3電磁弁12、16をONし、第2電磁弁
13をOFF する。これによって、冷凍サイクル1は、冷
媒凝縮器3で凝縮した冷媒を、図4の(d)に示すよう
に、気液分離器5に供給し、気液分離器5内のガス冷媒
を冷媒圧縮機2へ直接供給する。そして、気液分離器5
内の液面が上昇し、図4(e)に示すように、気液分離
器5内の液面が、第1液面センサ21に達すると、図5
の(e−1)に示すように、第1、第3電磁弁12、1
6をOFF し、第2電磁弁13をONする。その後、上記サ
イクル1を繰り返して、第1、第2、第3電磁弁12、
13、16が制御され、結果的に、気液分離器5内の液
量が適量に制御される。なお、図6に示すように、気液
分離器5内の液量が実線Aに示すように変化した場合、
第2液面センサ22で検出される気液分離器5内の液量
の応答速度は、実線Dに示すように、検出遅れがほとん
ど生じない。
【0015】〔実施例の効果〕本実施例のインジェクシ
ョン式冷凍装置は、上記の作用で示したように、第1、
第2液面センサ21、22によって、気液分離器5内の
液量を応答性良く検出することができる。このため、簡
単な制御で、第1、第2、第3電磁弁12、13、16
を適切な開閉タイミングで開閉制御することができる。
そして、第1、第2、第3電磁弁12、13、16が適
切な開閉タイミングで開閉制御されることにより、冷凍
サイクル1の無駄な運転がなくなり、結果的に冷凍能力
を従来に比較して高めることができる。また、気液分離
器5内の液量を検出するための検出手段が第1、第2液
面センサ21、22ですむため、コストを低く抑えるこ
とができる。
【0016】〔第2実施例〕図7は第2実施例を示す制
御装置17の要部の電気回路図である。本実施例は、制
御装置17にマイクロコンピュータを使用することな
く、ディスクリートの回路によって、第1、第2、第3
電磁弁12、13、16(図1参照)を通電制御するも
のである。本実施例は、第1、第2液面センサ21、2
2に、自己発熱型サーミスタを用いたもので、第1、第
2液面センサ21、22には、それぞれ検出されるガス
−液の状態に応じて出力を切り換える第1、第2出力装
置23、24が接続されている。第1、第2出力装置2
3、24は、チャタリングを防ぐために、それぞれR−
Sフィリップフロップ25、26へ接続されている。チ
ャタリング防止用のR−Sフィリップフロップ25、2
6の出力は、判定回路を構成する入力が反転されたアン
ド回路27と、通常のアンド回路28に入力される。入
力が反転されたアンド回路27は、第1、第2液面セン
サ21、22がともにガスを検出する際に、Hiの信号を
出力し、通常のアンド回路28は、第1、第2液面セン
サ21、22がともに液を検出する際に、Hiの信号を出
力する。そして、入力が反転されたアンド回路27の出
力は、信号を保持するためのR−Sフィリップフロップ
29の入力端子(S端子)に出力され、通常のアンド回
路28の出力は、リセット端子(R端子)に出力され
る。そして、図示しないリレー回路を用いて、R−Sフ
ィリップフロップ29の出力端子(Q端子)の出力がHi
の時、その出力によって、第1、第3電磁弁12、16
をON、第2電磁弁13をOFF し、リセット信号を受けて
出力がLow に反転すると、第1、第3電磁弁12、16
をOFF 、第2電磁弁13をONするものである。
【0017】〔変形例〕2つ 以上の液面センサを気液分離器に設け、その液面の
低下速度や上昇速度に応じて、開閉手段の開閉タイミン
グを変化させても良い。冷蔵装置や冷凍装置に適用した
例を示したが、冷房装置に適用しても良い。また、本発
明をヒートポンプサイクルに適用しても良い。さらに、
冷媒圧縮機を内燃機関によって駆動させた例を示した
が、電動モータによって駆動させても良い。開閉手段
(第3電磁弁)に連動する第1、第2開閉弁を設けた例
を示したが、少なくともバイパス路に開閉手段を備える
インジェクション式の冷凍サイクルであれば、適用可能
なものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】冷凍サイクルの冷媒回路図である(第1実施
例)。
【図2】制御装置のブロック図である(第1実施例)。
【図3】開閉手段を制御する制御装置のフローチャート
である(第1実施例)。
【図4】気液分離器内の状態を示した作動説明図である
(第1実施例)。
【図5】作動説明のためのタイムチャートである(第1
実施例)。
【図6】センサの応答性を示すタイムチャートである
(第1実施例)。
【図7】開閉手段を制御する制御装置の電気回路図であ
る(第2実施例)。
【符号の説明】
1 冷凍サイクル 2 冷媒圧縮機 3 冷媒凝縮器 4 第1減圧装置 5 気液分離器 6 第2減圧装置 7 冷媒蒸発器 9 バイパス路 16 第3電磁弁(開閉手段) 17 制御装置 21 第1液面センサ(液センサ) 22 第2液面センサ(液センサ)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 冷媒圧縮機、冷媒凝縮器、第1減圧装
    置、気液分離器、第2減圧装置および冷媒蒸発器を順次
    接続するとともに、前記気液分離器のガス冷媒側と前記
    冷媒圧縮機の吸入側とを接続し、前記第2減圧装置およ
    び前記冷媒蒸発器を迂回するバイパス路を備える冷凍サ
    イクルと、 前記バイパス路の開閉を行う開閉手段と、 この開閉手段を開閉制御する制御装置とを備えるインジ
    ェクション式冷凍装置において、 前記制御装置は、 前記気液分離器内の上側の位置がガス冷媒か液冷媒かを
    検出する第1液面センサと、 前記気液分離器内の下側の位置がガス冷媒か液冷媒かを
    検出する第2液面センサとを備え、 前記第1液面センサおよび前記第2液面センサによって
    検出される前記気液分離器内の液量に応じて、前記開閉
    手段の開閉制御を行うことを特徴とするインジェクショ
    ン式冷凍装置。
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WO2020040471A1 (ko) * 2018-08-22 2020-02-27 한국해양대학교 산학협력단 냉동기

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