JP2003139459A - 冷蔵庫 - Google Patents

冷蔵庫

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JP2003139459A
JP2003139459A JP2001333658A JP2001333658A JP2003139459A JP 2003139459 A JP2003139459 A JP 2003139459A JP 2001333658 A JP2001333658 A JP 2001333658A JP 2001333658 A JP2001333658 A JP 2001333658A JP 2003139459 A JP2003139459 A JP 2003139459A
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compartment
evaporator
refrigerator
refrigerant
freezer
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JP2001333658A
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Hideyuki Nakamura
英幸 中村
Taichi Tanaami
太一 店網
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Hitachi Ltd
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Hitachi Ltd
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    • F25REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
    • F25BREFRIGERATION MACHINES, PLANTS OR SYSTEMS; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS
    • F25B2600/00Control issues
    • F25B2600/25Control of valves
    • F25B2600/2511Evaporator distribution valves
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F25REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
    • F25DREFRIGERATORS; COLD ROOMS; ICE-BOXES; COOLING OR FREEZING APPARATUS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • F25D2400/00General features of, or devices for refrigerators, cold rooms, ice-boxes, or for cooling or freezing apparatus not covered by any other subclass
    • F25D2400/28Quick cooling
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F25REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
    • F25DREFRIGERATORS; COLD ROOMS; ICE-BOXES; COOLING OR FREEZING APPARATUS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • F25D2400/00General features of, or devices for refrigerators, cold rooms, ice-boxes, or for cooling or freezing apparatus not covered by any other subclass
    • F25D2400/30Quick freezing

Abstract

(57)【要約】 【課題】冷蔵庫において、部品点数の少ない安価な構成
で、冷蔵庫の冷却速度を早くすると共に、冷凍サイクル
の効率を向上して消費電力量の低減を図る。 【解決手段】圧縮機1を停止した状態で切換弁6を並列
冷媒回路、バイパス回路および第2のバイパス回路への
全閉鎖の状態に制御する。

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、冷蔵庫に係り、特
に冷凍室用蒸発器と冷蔵室用蒸発器を有する冷蔵庫に好
適なものである。 【0002】 【従来の技術】従来の冷蔵庫としては、特開平10−2
05958号公報の図5に係る第5実施例に関するもの
が有る。 【0003】すなわち、この冷蔵庫では、圧縮機と凝縮
器と冷媒流路と冷蔵室絞り、冷凍室絞りと冷蔵室用蒸発
器、冷凍室用蒸発器と冷蔵室入口側開閉弁、冷凍室入口
側開閉弁と冷蔵室出口側開閉弁、冷凍室出口側開閉弁
(チェック弁でも可との記載あり)等により冷凍サイク
ルを構成している。冷蔵室用蒸発器、冷凍室用蒸発器は
それぞれ冷蔵室内と冷凍室内に配置している。冷媒流路
から分岐した冷蔵室側の分岐冷媒流路に冷蔵室入口側開
閉弁と冷蔵室絞りとを直列接続し、冷蔵室絞りを冷蔵室
用蒸発器の入口側に接続し、さらに冷蔵室用蒸発器の出
口側の分岐冷媒流路に冷蔵室出口側開閉弁を接続してい
る。そして、冷蔵室用蒸発器の出口側に出口温度を検出
する冷蔵室用蒸発器出口温度センサを配置している。冷
蔵室内には冷蔵室内温度を検出する冷蔵室庫内温度セン
サと、冷蔵室用蒸発器から冷蔵室へ空気を循環させる冷
蔵室ファンとを配置している。同様に、冷媒流路から分
岐した冷凍室側の分岐冷媒流路に冷凍室入口側開閉弁と
冷凍室絞りとを直列接続し、冷凍室絞りを冷凍室用蒸発
器の入口側に接続し、さらに冷凍室用蒸発器の出口側の
分岐冷媒流路に冷凍室出口側開閉弁を接続している。そ
して、冷凍室用蒸発器の出口側に出口温度を検出する冷
凍室用蒸発器出口温度センサを配置している。冷凍室内
には、冷凍室内温度を検出する冷凍室庫内温度センサ
と、冷凍室用蒸発器から冷凍室へ空気を循環させる冷凍
室ファンと、冷凍室用蒸発器に付着した霜を除霜する除
霜ヒータとを配置している。 【0004】かかる冷凍サイクルを稼動することによ
り、冷蔵室用蒸発器、冷凍室用蒸発器において冷媒液が
蒸発して冷媒ガスとなる間に周囲の熱を奪い、冷蔵室と
冷凍室とを冷却する。この冷却中に、冷蔵室、冷凍室用
蒸発器出口温度センサの検出温度と、冷蔵室、冷凍室庫
内温度センサの検出温度とを比較する。そして、例え
ば、冷凍室においては出口温度の方が庫内温度より低
く、且つ冷蔵室においては出口温度の方が庫内温度より
高くなった場合には、冷蔵室では冷媒液が分岐冷媒流路
側に十分に流れていない状態を起し、冷凍室では冷媒液
が十分に流れている片流れ状態になったものと判断す
る。そこで、冷媒液が十分に流れている冷凍室側の冷凍
室入口側開閉弁を閉じて冷媒液の流れを停止させ、流れ
の悪い冷蔵室側の冷蔵室入口側開閉弁は開いたままに
し、冷蔵室用蒸発器に強制的に冷媒液を流すようにす
る。これにより、冷蔵室用蒸発器には冷媒液が十分に流
れ、冷蔵室は冷却される。その後、冷蔵室において、蒸
発器の出口温度の方が庫内温度より低くなった時点で、
冷凍室の冷凍室入口側開閉弁を開き、冷蔵室用蒸発器、
冷凍室用蒸発器にそれぞれ冷媒液が流れるようにする。
そして、冷凍室の温度が冷却終了温度に達すると、冷凍
室入口側開閉弁を閉じ、冷蔵室の運転のみを行う。 【0005】そして、冷凍室の温度が冷却終了温度に達
すると、冷凍室の冷凍室入口側開閉弁を閉じて、冷凍室
のファンも停止させると共に、冷凍室の冷凍室入口側開
閉弁を閉じ、冷蔵室のみの運転を行う。冷蔵室のファン
を運転したまま、冷蔵室出口側開閉弁を閉じ、蒸発器の
出口温度が庫内温度以上になったなら、冷蔵室出口側開
閉弁を開け、さらに出口温度が庫内温度以下になったな
ら、冷蔵室出口側開閉弁を閉じるという動作を、蒸発器
の出口温度が庫内温度以上になるまで、繰り返す。その
後、冷蔵室の冷蔵室出口側開閉弁を閉じ、蒸発器出口温
度が+5℃以上になるまで、ファンを運転する。ファン
は冷蔵室の温度が0℃以上であるため、蒸発器についた
霜を溶かすことができ、短時間に冷蔵室用蒸発器の除霜
ができると共に、ヒータなどの電気入力による除霜法に
比べ、効率的であると共に、余分な加熱をしないので保
存している食品の温度を一定に保て、保存の改善もでき
る。さらに、冷凍室の除霜時に冷凍室の蒸発器の前後の
分岐冷媒回路を閉じることによりサイクルから隔離で
き、冷蔵室の冷却運転を行いながら、除霜ヒータで過熱
してヒータ除霜を行う。 【0006】 【発明が解決しようとする課題】従来の冷蔵庫では、冷
蔵室用蒸発器の冷蔵室入口側開閉器と冷凍室用蒸発器の
冷凍室入口側開閉弁の2個の電磁開閉弁およびそれぞれ
の制御線が必要であり、制御が面倒となると共に、原価
高を招くものであった。 【0007】また、従来の冷蔵庫では、圧縮機が停止し
た状態における冷凍室用蒸発器内に冷媒が溜まることに
関しては開示されていない。すなわち、冷凍室用蒸発器
は、圧縮機が停止した状態において温度が低い冷凍室
(例えば−18℃)の空気により冷却された状態になる
ため、冷凍サイクル中の冷媒が凝縮して溜まってしまう
という現象が発生する。これにより冷蔵室の温度が上昇
して圧縮機の運転が開始されても、停止時に冷凍室用蒸
発器の中に溜まった冷媒が多いために、直ぐには冷蔵室
用蒸発器に十分な冷媒を供給できず、冷媒量不足を招い
てスーパーヒートし、冷蔵室の冷却速度が遅くなると共
に、冷凍サイクルの効率が低下し、消費電力量が増大し
てしまうという課題があった.また、従来の冷蔵庫で
は、圧縮機が停止した直後に冷凍室用蒸発器および冷蔵
室用蒸発器に凝縮器から高温の冷媒が流れ込むことに関
しては開示されていない。すなわち、圧縮機が停止した
直後に凝縮器の高温冷媒が冷凍室用蒸発器および冷蔵室
用蒸発器に流れ込むことにより、冷凍室用蒸発機および
冷蔵室用蒸発器の温度を上昇させて熱負荷を増加させ、
消費電力量が増大してしまうという課題があった。そこ
で、凝縮器の高温冷媒が冷凍室用蒸発器および冷蔵室用
蒸発器に流れ込むのを防ぐために、冷凍室用蒸発器およ
び冷蔵室用蒸発器の入口側を圧縮機が停止した際に同時
に閉鎖することが考えられるが、この場合には、圧縮機
前後の圧力バランスが大きい状態が維持され、圧縮機の
起動不能のおそれが生じるという課題があった。 【0008】本発明の第1の目的は、部品点数の少ない
安価な構成で、冷却開始時に冷凍室および冷蔵室の冷却
速度を早くできると共に冷却運転停止時に熱負荷の増加
を防止でき、冷凍サイクルの効率を向上して消費電力量
の低減を図ることができる冷蔵庫を提供することにあ
る。 【0009】本発明の第2の目的は、部品点数の少ない
安価な構成で、冷却開始時に冷凍室および冷蔵室の冷却
速度を早くできると共に冷却運転停止時に熱負荷の増加
を防止でき、冷凍サイクルの効率を向上して消費電力量
の低減を図ることができ、しかも圧縮機の起動が容易な
冷蔵庫を提供することにある。 【0010】本発明の第3の目的は、部品点数の少ない
安価な構成で、冷凍室および冷蔵室を独立して同時およ
び単独に冷却することができると共に冷蔵室の冷却停止
時に冷蔵室ファンによる除霜運転をすることができ、ま
た、圧縮機運転中に冷凍室用熱交換器に凝縮器出口の高
温冷媒を流入させることにより、除霜ヒータを用いずに
除霜をすることができ、さらに冷却開始時に冷凍室およ
び冷蔵室の冷却速度を早くできると共に冷却運転停止時
に熱負荷の増加を防止でき、冷凍サイクルの効率を向上
して消費電力量の低減を図ることができ、しかも圧縮機
の起動が容易な冷蔵庫を提供することにある。 【0011】 【課題を解決するための手段】上記第1の目的を達成す
るための本発明の第1の特徴は、圧縮機と、凝縮器と、
冷凍室用減圧装置、冷凍室用蒸発器および逆止弁を順に
直列に接続した第1冷媒回路と、冷蔵室用減圧装置およ
び冷蔵室用蒸発器を順に直列に接続した第2冷媒回路と
を有する冷凍サイクルを備えると共に、前記冷凍サイク
ルを制御する制御装置を備えた冷蔵庫において、前記冷
凍サイクルは、前記凝縮器の出口側と前記圧縮機の入口
側との間に前記第1冷媒回路を接続し、前記冷凍室用減
圧装置および前記第2冷媒回路を並列に接続して並列冷
媒回路を形成し、この並列回路の入口側分岐部に切換弁
を設け、前記切換弁と前記圧縮機の入口側とを連通する
バイパス回路および前記切換弁と冷凍室用蒸発器の入口
側とを連通する第2のバイパス回路を設け、前記切換弁
は、前記並列冷媒回路、前記バイパス回路および前記第
2のバイパス回路への選択的連通と、前記並列冷媒回
路、前記バイパス回路および前記第2のバイパス回路へ
の同時閉鎖との状態に切換え可能な一つの弁で構成し、
前記制御装置は、前記圧縮機を停止した状態で、前記切
換弁を前記並列冷媒回路、前記バイパス回路および前記
第2のバイパス回路への同時閉鎖の状態に制御する構成
にしたものである。 【0012】 【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施例を図1か
ら図3を用いて説明する。図1は本発明の一実施例の冷
蔵庫の冷凍サイクル構成図、図2は同冷凍サイクルに用
いる切換弁の切換え動作説明図、図3は同冷蔵庫の動作
例のタイムチャートである。 【0013】冷凍サイクルは、図1に示すように、圧縮
機1、凝縮器2、冷媒流路3、キャピラリで構成された
冷凍室用減圧装置4a、キャピラリで構成された冷蔵室
用減圧装置4b、冷凍室用蒸発器5a、冷蔵室用蒸発器
5b、冷媒流路3の分岐点に介在する切換弁である切換
弁6、冷凍室用蒸発器5aの出口側に接続されたヘッダ
7および逆止弁8等により構成されている。そして、圧
縮機1はレシプロ型圧縮機が用いられ、冷凍室用蒸発器
5aは冷凍室を冷却するように配置され、冷蔵室用蒸発
器5bは冷蔵室を冷却するように配置されている。 【0014】凝縮器2の出口側に接続された冷媒流路3
は切換弁6の入口側に接続されている。切換弁6の出口
側には図2に示すように冷凍室用開口Fと冷蔵室用開口
Rとバイパス回路用開口Bと第2のバイパス回路用開口
Dの4つがあり、冷凍室用開口Fは冷凍室用減圧装置4
aに向う冷媒流路3aと連通して開口し、冷蔵室用開口
Rは冷蔵室用減圧装置4bに向う冷媒流路3bと連通し
て開口し、バイパス回路用開口Bはバイパス回路9と連
通するように開口し、第2のバイパス回路用開口Dは第
2のバイパス回路10と連通するようにする。 【0015】そして、冷凍室用蒸発器5aの出口から圧
縮機1に向かう吸込配管11にはヘッダ7および冷媒の
逆止弁8がある。冷凍室側冷媒流路、冷凍室用減圧装置
4a、冷凍室用蒸発器5a、ヘッダ7、逆止弁8、吸込
配管11は、この順に直列に接続されて、第1冷媒回路
を構成している。さらには、冷凍室側において、冷凍室
用蒸発器5aから冷凍室へ冷却された空気を循環させる
冷凍室ファン12a、冷凍室内の温度を検出する冷凍室
温度センサ(図示せず)、および冷凍室用蒸発器温度セ
ンサが設けられている。 【0016】また、冷蔵室側冷媒流路3b、冷蔵室用減
圧装置4b、冷蔵室用蒸発器5b、出口配管13は、こ
の順に直列に接続されて、第2冷媒回路を構成してい
る。この第2冷媒回路と冷凍室用減圧装置4aとは、並
列に接続され、並列冷媒回路を構成している。さらに
は、冷蔵室側において、冷蔵室用蒸発器5bから冷蔵室
へ空気を循環させる冷蔵室ファン12b、冷蔵室内の温
度を検出する冷蔵室温度センサ、および冷蔵室用蒸発器
5bの温度を検出する冷蔵室用蒸発器温度センサが設け
られている。 【0017】制御装置は、マイコン等で構成され、冷凍
室温度センサ、冷蔵室温度センサ、冷凍室用蒸発器温度
センサ、冷蔵室用蒸発器温度センサ等の各種センサの検
出信号や使用者が設定する操作パネル(図示せず)の操
作信号等に基づいて圧縮機1、切換弁6、冷凍室ファン
12a、冷蔵室ファン12b等を制御するものである。 【0018】切換弁6は、制御装置の制御により、図2
に示すように閉部が回動して冷凍室用開口F、冷蔵室用
開口R、バイパス回路用開口B、第2のバイパス回路用
開口Dと第1冷媒回路、第2冷媒回路、バイパス回路、
第2のバイパス回路の入口側との連通を切換えるもので
ある。具体的には、図2(a)に示すように冷蔵室用開
口Rが第2の冷媒回路に連通し且つ冷蔵室用開口R、バ
イパス回路用開口Bおよび第2のバイパス回路用開口D
が閉じた冷蔵運転状態と、図2(b)に示すように冷凍
室用開口Fが冷凍室用減圧装置4aに連通し且つ冷蔵室
用開口R、バイパス回路用開口B、および第2のバイパ
ス回路用開口Dが閉じた冷凍運転状態と、図2(c)に
示すようにバイパス回路用開口Bがバイパス回路9に連
通し且つ冷蔵室用開口R、冷凍室用開口F、および第2
のバイパス回路用開口Dが閉じたバイパス開状態と、図
2(d)に示すように第2のバイパス回路用開口Dが第
2のバイパス回路10に連通し且つ冷蔵室用開口R、冷
凍室用開口F、およびバイパス回路用開口Bが閉じた第
2バイパス開状態と、図2(e)に示すように冷凍室用
開口F、冷蔵室用開口R、バイパス回路用開口B、およ
び第2のバイパス回路用開口Dが全て閉じた全閉状態と
に切換えられる。 【0019】この切換弁6を用いることにより、従来の
ように2個の電磁開閉弁を用いるものに比較して、一つ
の切換弁の制御でよく、また、冷凍室用蒸発器5aの除
霜ヒータが不要なので、制御が簡単で、制御線を含めて
部品点数の少ない安価な構成とすることができる。 【0020】次に、かかる冷蔵庫の動作を図3を参照し
ながら説明する。 【0021】冷蔵庫の冷凍サイクルを稼動するために、
圧縮機1をオンすると共に、切換弁6を冷蔵運転状態と
し冷蔵室ファン12bをオンする。これにより、切換弁
6から冷蔵室用減圧装置4bを通して、冷蔵室用蒸発器
5bに冷媒が流れ、冷蔵室ファン12bの運転により冷
蔵室の空気と熱交換し冷媒液が蒸発して冷媒ガスとなる
間に周囲の熱を奪い、冷蔵室を冷却する。 【0022】この冷却運転中において、冷蔵室温度セン
サにより冷蔵室の温度を検出し、冷蔵室の温度が所定温
度に低下しているかを判定する。この判定で所定温度に
低下している場合には、冷蔵室の冷却を停止し切換弁6
を全閉状態にする。そして、冷凍室の温度が所定温度に
低下しているかを判定する。この判定で、所定温度に低
下していない場合には一定時間後、即ち冷媒回収後に切
換弁6の開口Fを連通させる。そして冷凍室温度が低下
した場合には、切換弁6を全閉状態に切換え、冷凍室フ
ァン12aをオフし、圧縮機1の運転を所定時間継続し
て冷媒回収運転した後にオフして冷凍サイクルの稼動を
停止する。 【0023】このように切換弁6を全閉状態にして圧縮
機1の運転を所定時間継続して冷媒回収運転することに
より、冷凍室用蒸発器5aおよび冷蔵室用蒸発器5bの
冷媒を凝縮器2内に回収することができる。冷凍サイク
ルの運転を停止する際に冷媒を回収しておくことによ
り、冷凍サイクルが次に稼動して冷凍室および冷蔵室の
冷却運転を行なう際に、冷凍室用蒸発器5aおよび冷蔵
室用蒸発器5bに十分な冷媒量を供給することができる
ので、冷凍室用蒸発器5aおよび冷蔵室用蒸発器5bの
スーパーヒート(液不足)現象を防止することができ、
冷凍室および冷蔵室の冷却を迅速に行うことができる。
これにより、冷凍室および冷蔵室に投入された負荷(食
品)を早く冷やすことができる。 【0024】冷凍サイクルの稼動が停止すると、冷凍サ
イクル中の冷媒は温度の低い冷凍室用蒸発器5a内に凝
縮して溜まろうとするが、切換弁6の全閉状態と冷凍室
用蒸発器5aの出口側に設置された逆止弁8とにより、
冷凍室用蒸発器5aおよび冷蔵室用蒸発器5bへ侵入す
ることが出来ず、運転中に冷凍室用蒸発器5aおよび冷
蔵室用蒸発器5bを循環していた冷媒だけが滞留するこ
とになる。したがって、冷蔵室に食品等の新たな負荷が
投入されてその温度が上昇し、圧縮機1の運転が開始さ
れた際に、十分な冷媒量を冷凍室用蒸発器5aおよび冷
蔵室用蒸発器5bに供給することができ、冷蔵庫内の迅
速な冷却を行うことができる。 【0025】また、圧縮機1の運転が停止すると、凝縮
器2の高温冷媒が冷凍室用蒸発器5aおよび冷蔵室用蒸
発器5bに流れ込もうとするが、切換弁6が全閉状態に
切換えられるので、凝縮器2の高温冷媒が冷凍室用蒸発
器5aおよび冷蔵室用蒸発器5bに流れ込むことを防止
でき、冷凍室用蒸発器5aおよび冷蔵室用蒸発器5bの
温度上昇による熱負荷の増加を防止できる。 【0026】この冷凍サイクルの停止中においては、冷
凍室の温度および冷蔵室の温度を冷凍室温度センサおよ
び冷蔵室温度センサにより常時検出する。そして、冷蔵
室の温度が所定温度に上昇しているかを判定する。この
判定で所定温度に上昇している場合には、切換弁6をバ
イパス開状態に切換えて所定時間この状態を維持し、圧
力バランス動作を行なわせる。 【0027】この圧力バランス動作は、凝縮器2の出口
側の冷媒流路である冷媒流路3と圧縮機1の入口側に接
続されているバイパス回路9と切換弁6のバイパス回路
用開口Bを介して連通し、圧縮機1の吐出側の冷媒が吸
込側に戻されて圧力がバランスする動作である。具体的
には、凝縮器2内の高温高圧の冷媒が冷媒流路3、切換
弁6のバイパス回路用開口B、バイパス回路9を通して
圧縮機1の吸込側に流れ、圧縮機1の吐出配管3cと吸
込配管11の圧力がバランスする。これにより、圧縮機
1の起動が可能となり、冷凍サイクルの冷却運転を開始
することができる。 【0028】そして、仮りに冷蔵室の温度が所定温度以
上に上昇していると切換弁6を開口Rに連通させ圧縮機
1を起動させる。その後、冷蔵室の温度が所定温度以下
に低下し、冷凍室が所定温度以上の場合には、切換弁6
を短時間全閉状態にして冷媒回収後、冷凍運転状態に切
換える。この冷蔵運転終了時に冷蔵室ファン12bの運
転を継続して冷蔵室用蒸発器5bの除霜を行ない、その
後に冷蔵室ファン12bの運転を停止する。 【0029】次いで、冷凍室の冷却中に、圧縮機1の運
転時間などにより、冷凍室用蒸発器5aの除霜信号が指
示され得た場合、切替弁6の開口Dを連通させ冷凍室用
蒸発器5aの手前に高温冷媒を流入させる。この時、冷
凍室用ファン12aは停止させる。 【0030】そして、冷凍室用蒸発器5aの温度が所定
温度に上昇するまで、切換弁6の開口Dの連通を維持さ
せる。このように、冷媒を流入して除霜を行なうため従
来使用していた除霜ヒータが不要となる。 【0031】 【発明の効果】本発明によれば、部品点数の少ない安価
な構成で、冷却開始時に冷凍室および冷蔵室の冷却速度
を早くできると共に冷却運転停止時に熱負荷の増加を防
止でき、冷凍サイクルの効率を向上して消費電力量の低
減を図ることができる冷蔵庫を提供することができる。 【0032】本発明によれば、部品点数の少ない安価な
構成で、冷却開始時に冷凍室および冷蔵室の冷却速度を
早くできると共に冷却運転停止時に熱負荷の増加を防止
でき、冷凍サイクルの効率を向上して消費電力量の低減
を図ることができ、しかも圧縮機の起動が容易な冷蔵庫
を提供することができる。 【0033】本発明によれば、部品点数の少ない安価な
構成で、冷凍室および冷蔵室を独立して同時および単独
に冷却することができると共に冷蔵室の冷却運転停止時
に冷蔵室ファンによる冷蔵室用蒸発器の除霜と、圧縮機
運転中に高温冷媒を冷凍室用蒸発器に流入させて除霜す
ることができ、さらに冷却開始時に冷凍室および冷蔵室
の冷却速度を早くできると共に冷却運転停止時に熱負荷
の増加を防止でき、冷凍サイクルの効率を向上して消費
電力量の低減を図ることができ、しかも圧縮機の起動が
容易な冷蔵庫を提供することができる。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明の第1実施例の冷蔵庫の冷凍サイクル構
成図である。 【図2】同冷凍サイクルに用いる切換弁の切換動作説明
図である。 【図3】同冷蔵庫の動作例のタイムチャート図である。 【符号の説明】 1…圧縮機、2…凝縮器、3…冷媒流路、3a…冷凍室
側冷媒流路、3b…冷蔵室側冷媒流路用蒸発器、3c…
出口配管、4a…冷凍室用減圧装置、4b…冷蔵室用減
圧装置、5a…冷凍室用蒸発器、5b…冷蔵室用蒸発
器、6…切換弁、8…逆止弁、9…バイパス回路、10
…第2バイパス回路、11…吸込配管、12a…冷凍室
ファン、12b…冷蔵室ファン、13…出口配管。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3L045 AA02 BA01 CA02 DA02 EA01 HA02 HA07 JA02 JA16 MA04 NA03 PA01 PA04 PA05

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】 圧縮機と、凝縮器と、冷凍室用減圧装
    置、冷凍室用蒸発器および逆止弁を順に直列に接続した
    第1冷媒回路と、冷蔵室用減圧装置および冷蔵室用蒸発
    器を順に直列に接続した第2冷媒回路とを有する冷凍サ
    イクルを備えると共に、前記冷凍サイクルを制御する制
    御装置を備えた冷蔵庫において、前記冷凍サイクルは、
    前記凝縮器の出口側と前記圧縮機の入口側との間に前記
    第1冷媒回路を接続し、前記冷凍室用減圧装置および前
    記第2冷媒回路を並列に接続して並列冷媒回路を形成
    し、この並列回路の入口側分岐部に切換弁を設け、前記
    切換弁と前記圧縮機の入口側とを連通するバイパス回路
    および前記切換弁と冷凍室用蒸発器の入口側とを連通す
    る第2のバイパス回路を設け、前記切換弁は、前記並列
    冷媒回路、前記バイパス回路および前記第2のバイパス
    回路への選択的連通と、前記並列冷媒回路、前記バイパ
    ス回路および前記第2のバイパス回路への同時閉鎖との
    状態に切換え可能な一つの弁で構成し、前記制御装置
    は、前記圧縮機を停止した状態で、前記切換弁を前記並
    列冷媒回路、前記バイパス回路および前記第2のバイパ
    ス回路への同時閉鎖の状態に制御することを特徴とする
    冷蔵庫。
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