JP2001183037A - 冷凍装置 - Google Patents

冷凍装置

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JP2001183037A
JP2001183037A JP37251199A JP37251199A JP2001183037A JP 2001183037 A JP2001183037 A JP 2001183037A JP 37251199 A JP37251199 A JP 37251199A JP 37251199 A JP37251199 A JP 37251199A JP 2001183037 A JP2001183037 A JP 2001183037A
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JP
Japan
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drain pan
hot gas
evaporator
compressor
circuit
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JP37251199A
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English (en)
Inventor
Satoru Sakae
覚 阪江
Takashi Sugimoto
崇 杉本
Hisaaki Takaoka
久晃 高岡
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Daikin Industries Ltd
Original Assignee
Daikin Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】圧縮機の負担を軽減すると共に、コストの低下
を図る。 【解決手段】圧縮機(21)と凝縮器(22)と電動膨張弁
(24)と蒸発器(25)とが順に接続されている。圧縮機
(21)の吐出側には、3方比例弁(41)を介してホット
ガス回路(40)の一端が接続されている。ホットガス回
路(40)の他端は、蒸発器(25)の入口側に接続されて
いる。ホットガス回路(40)は、圧縮機(21)から吐出
されたホットガスを蒸発器(25)に導く。加えて、蒸発
器(25)のドレンパンに配置されたドレンパンヒータ
(51)を有するドレンパン回路(50)を備えている。ド
レンパン回路(50)の一端は、ホットガス回路(40)に
接続されている。ドレンパン回路(50)の他端は、蒸発
器(25)の出口側に接続されている。ドレンパン回路
(50)は、ホットガスをホットガス回路(40)からドレ
ンパンに導き、ドレンパンのデフロストを行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、冷凍装置に関し、
特に、デフロスト対策に係るものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、冷凍装置には、特開平7−1
9621号公報に開示されているように、海上コンテナ
に設けられて庫内を冷却するものがある。該冷凍装置
は、圧縮機と凝縮器と電動膨張弁と蒸発器とが順に接続
された主冷媒回路を備えている。さらに、上記冷凍装置
は、ホットガスデフロストを行うためのホットガスバイ
パス路が設けられている。該ホットガスバイパス路の一
端は、圧縮機と凝縮器の間に3方弁によって接続され、
他端は、電動膨張弁と蒸発器の間に接続されている。上
記ホットガスバイパス路には、蒸発器のドレンパンに配
置されたドレンパンヒータが設けられている。
【0003】そして、庫内の冷却時は、上記圧縮機から
吐出した冷媒は、凝縮器で凝縮して液冷媒となる。この
液冷媒は、電動膨張弁で減圧した後、蒸発器で蒸発して
ガス冷媒となる。このガス冷媒が圧縮機に戻り、この循
環を繰り返し、庫内を冷却する。
【0004】一方、上記蒸発器には、霜が付くので、例
えば、所定時間ごとに、デフロスト運転を行う。このデ
フロスト運転は、三方弁を切り換え、圧縮機から吐出し
たホットガス(ガス冷媒)をホットガスバイパス路に流
す。このホットガスは、ドレンパンヒータを流れた後、
蒸発器に流れて圧縮機に戻る。この循環によって、ドレ
ンパン及び蒸発器の着霜を融かすようにしている。
【0005】また、他の冷凍装置には、図4に示すもの
がある。この冷凍装置の主冷媒回路は、圧縮機(101)
と凝縮器(102)と電動膨張弁(103)と蒸発器(104)
とが順に接続されて構成されている。そして、上記主冷
媒回路には、ホットガス通路(110)とドレンパン通路
(120)とが接続されている。該ホットガス通路(110)
の一端は、圧縮機(101)と凝縮器(102)の間に3方比
例弁(111)によって接続され、他端は、電動膨張弁(1
03)と蒸発器(104)の間に接続されている。上記ドレ
ンパン通路(120)は、ドレンパンヒータ(121)が設け
られる一方、一端がホットガス通路(110)に3方切換
弁(122)を介して接続され、他端が蒸発器(104)の入
口側に接続されている。
【0006】この冷凍装置の通常の冷却運転は、上記公
報の冷凍装置と同じである。ところが、チルドモード時
には、3方比例弁(111)を制御し、図4に1点鎖線の
矢符で示すように、ホットガスの一部を蒸発器(104)
に供給し、冷却能力を制御している。
【0007】そして、デフロスト運転時は、3方比例弁
(111)と3方切換弁(122)を制御し、ホットガスがド
レンパンヒータ(121)を流れ、蒸発器(104)に流れる
ようにしている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来の冷凍装置は、図4に実線の矢符で示すように、
デフロスト運転時にホットガスがドレンパンヒータと蒸
発器とに直列に順次流れるようにしていた。
【0009】したがって、例えば、図4において、上記
ホットガスがドレンパンヒータ(121)を通過した後、
蒸発器(104)に流れるため、配管抵抗が大きくなる。
この結果、圧縮機(101)の冷媒圧縮比が大きくなり、
冷媒の吐出温度が高くなるという問題があった。つま
り、上記圧縮機(101)の負担が大きいという問題があ
った。
【0010】また、図4に示す冷凍装置においては、3
方切換弁(122)を設ける必要がある。この結果、コス
トアップになるという問題があった。
【0011】本発明は、斯かる点に鑑みて成されたもの
で、圧縮機の負担を軽減すると共に、コストの低下を図
ることを目的とするものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】〈発明の概要〉本発明
は、ホットガスをドレンパンヒータと蒸発器とに並列に
流すようにしたものである。
【0013】〈解決手段〉具体的に、図1に示すよう
に、第1の発明は、圧縮機(21)と凝縮器(22)と膨張
機構(24)と蒸発器(25)とが順に接続された主冷媒回
路(20)を備えた冷凍装置を前提としている。そして、
上記圧縮機(21)から吐出されたホットガスを、蒸発器
(25)と、該蒸発器(25)のドレンパンに配置されたド
レンパンヒータ(51)とに並列に流してデフロストを行
う。
【0014】第2の発明は、圧縮機(21)と凝縮器(2
2)と膨張機構(24)と蒸発器(25)とが順に接続され
た主冷媒回路(20)を備えた冷凍装置を前提としてい
る。そして、上記圧縮機(21)の吐出側と蒸発器(25)
の入口側とに接続され、上記圧縮機(21)から吐出され
たホットガスを蒸発器(25)に導くホットガス回路(4
0)を備えている。加えて、上記蒸発器(25)のドレン
パンに配置されたドレンパンヒータ(51)を有し、上記
ホットガス回路(40)と蒸発器(25)の出口側とに接続
され、上記ホットガス回路(40)からホットガスが流れ
てドレンパンのデフロストを行うためのドレンパン回路
(50)を備えている。
【0015】第3の発明は、第2の発明において、ホッ
トガス回路(40)の一端が、三方弁(41)によって圧縮
機(21)の吐出側と凝縮器(22)の入口側との間に接続
され、該ホットガス回路(40)の他端が、膨張機構(2
4)の出口側と蒸発器(25)の入口側との間に接続され
ている。さらに、ドレンパン回路(50)には、ドレンパ
ン開閉弁(52)が設けられている。加えて、主冷媒回路
(20)の凝縮器(22)の出口側と膨張機構(24)の入口
側との間には、液開閉弁(28)が設けられている。
【0016】第4の発明は、図3に示すように、第3の
発明において、圧縮機(21)の吐出温度が所定温度にな
ると、低圧液冷媒を圧縮機(21)の吸込み側に供給する
ようにドレンパン開閉弁(52)を開く液インジェクショ
ン手段(60)が設けられている。
【0017】第5の発明は、図2に示すように、圧縮機
(21)と凝縮器(22)と膨張機構(24)と蒸発器(25)
とが順に接続された主冷媒回路(20)を備えた冷凍装置
を前提としている。そして、上記圧縮機(21)の吐出側
と蒸発器(25)の入口側とに接続され、上記圧縮機(2
1)から吐出されたホットガスを蒸発器(25)に導くホ
ットガス回路(40)を備えている。加えて、上記蒸発器
(25)のドレンパンに配置されたドレンパンヒータ(5
1)を有し、上記圧縮機(21)の吐出側と蒸発器(25)
の出口側とに接続され、上記圧縮機(21)から吐出され
たホットガスが流れてドレンパンのデフロストを行うた
めのドレンパン回路(50)を備えている。
【0018】第6の発明は、第5の発明において、ホッ
トガス回路(40)の一端は、三方弁(41)によって圧縮
機の吐出側(21)と凝縮器(22)の入口側との間に接続
され、該ホットガス回路(40)の他端は、膨張機構(2
4)の出口側と蒸発器(25)の入口側との間に接続され
ている。さらに、ドレンパン回路(50)には、ドレンパ
ン開閉弁(52)が設けられている。加えて、主冷媒回路
(20)の凝縮器(22)の出口側と膨張機構(24)の入口
側との間には、液開閉弁(28)が設けられている。
【0019】すなわち、本発明では、デフロスト運転時
において、圧縮機(21)から吐出したホットガスがドレ
ンパンヒータ(51)と蒸発器(25)とに同時にを並列に
流れ、ドレンパンに付着した霜を融かすと同時に、蒸発
器(25)に付着した霜を融かす。
【0020】具体的に、第4及び第6の発明では、三方
弁(41)が、圧縮機(21)のホットガス(吐出冷媒)を
全てホットガス回路(40)に導くように制御される。ま
た、液開閉弁(28)が閉鎖され、ドレンパン開閉弁(5
2)が開口する。
【0021】この状態において、第2の発明では、圧縮
機(21)から吐出したホットガスは、全てホットガス回
路(40)に流れる。そして、このホットガス回路(40)
を流れるホットガスの一部(例えば、1割)がドレンパ
ン回路(50)に流れる。
【0022】上記ドレンパン回路(50)に流れたホット
ガスは、ドレンパンヒータ(51)を流れ、ドレンパンに
付着した霜を融かす。一方、上記ホットガス回路(40)
を通過したホットガスは、蒸発器(25)に流れ、該蒸発
器(25)に付着した霜を融かす。
【0023】その後、上記ドレンパン回路(50)及び蒸
発器(25)を並列に流れたホットガスは、蒸発器(25)
の出口側で合流し、圧縮機(21)に戻る。
【0024】また、第5の発明では、圧縮機(21)から
のホットガスの一部を直接に分流する。そして、このホ
ットガスがドレンパンヒータ(51)に流れ、ドレンパン
の着霜を融かす。
【0025】また、第4の発明では、冷却運転時に、圧
縮機(21)の吐出温度が過上昇すると、ドレンパン開閉
弁(52)を開く。この開口によって、膨張機構(24)で
減圧された低圧の液冷媒の一部がホットガス通路に流
れ、ドレンパン回路(50)を流れる。その後、上記液冷
媒は、圧縮機(21)に戻って蒸発する。この結果、圧縮
機(21)の吐出温度が低下する。
【0026】
【発明の効果】したがって、本発明によれば、ホットガ
スをドレンパンヒータ(51)と蒸発器(25)とに並列に
流すようにしたために、デフロスト運転時における配管
抵抗を低減することができる。この結果、圧縮機(21)
の冷媒圧縮比を低減することができ、冷媒の吐出温度を
低減することができる。このため、圧縮機(21)の負担
を低減することができる。
【0027】また、上記配管の圧力損失が小さいので、
低圧冷媒圧力が上昇し、圧縮機(21)の入力を増大させ
ることができる。この結果、デフロスト運転の時間を短
縮することができる。
【0028】また、従来の3方切換弁に代えて、2方弁
であるドレンパン開閉弁(52)を用いることができるの
で、コストダウンを図ることができる。
【0029】また、上記ドレンパン回路(50)を用いて
液インジェクションを行うようにすると、従来のインジ
ェクション回路(30)を削除することができる。この結
果、回路構成の簡略化を図ることができ、コストダウン
を図ることができる。
【0030】また、上記圧縮機(21)から吐出したホッ
トガスを直接に分流してドレンパンヒータ(51)に流す
ようにすると、蒸発器(25)とは別個にドレンパンヒー
タ(51)のみにホットガスを流すことができる。この結
果、蒸発器(25)の霜が融けた後、さらに、ドレンパン
の霜を融かすことができ、デフロスト運転の効率の向上
を図ることができる。
【0031】
【発明の実施の形態1】以下、本発明の実施形態1を図
面に基づいて詳細に説明する。
【0032】図1に示すように、本実施形態の冷凍装置
(10)は、海上コンテナに設けられ、該コンテナの内部
である庫内を冷却するものである。
【0033】該冷凍装置(10)の主冷媒回路(20)は、
冷媒を圧縮する圧縮機(21)と、ガス冷媒を凝縮させる
凝縮器(22)と、液冷媒を貯留するレシーバ(23)と、
冷媒を減圧する膨張機構ある電動膨張弁(24)と、液冷
媒を蒸発させる蒸発器(25)とが順に冷媒配管(26)に
よって接続されて構成されている。
【0034】上記主冷媒回路(20)には、過冷却熱交換
器(27)が設けられている。該過冷却熱交換器(27)
は、レシーバ(23)と電動膨張弁(24)との間の液側の
冷媒配管(26)と、蒸発器(25)と圧縮機(21)との間
のガス側の冷媒配管(26)とが接続されている。そし
て、上記過冷却熱交換器(27)は、高圧の液冷媒と低圧
のガス冷媒とを熱交換させ、該高圧の液冷媒を過冷却し
ている。
【0035】また、上記主冷媒回路(20)におけるレシ
ーバ(23)と電動膨張弁(24)との間には、液開閉弁
(28)が設けられている。該液開閉弁(28)は、デフロ
スト運転時に閉鎖される。
【0036】尚、上記凝縮器(22)及び蒸発器(25)に
は、ファン(2a,2b)が設けられている。
【0037】上記冷凍装置(10)には、インジェクショ
ン回路(30)とホットガス回路(40)とドレンパン回路
(50)とが設けられている。
【0038】上記インジェクション回路(30)の一端
は、レシーバ(23)と過冷却熱交換器(27)の間の冷媒
配管(26)に接続され、他端は、過冷却熱交換器(27)
と圧縮機(21)の間の冷媒配管(26)に接続されてい
る。上記インジェクション回路(30)は、インジェクシ
ョン開閉弁(31)とキャピラリチューブ(32)とを備え
ている。そして、上記インジェクション回路(30)は、
圧縮機(21)の冷媒の吐出温度が所定温度以上に過上昇
すると、インジェクション開閉弁(31)を開き、圧縮機
(21)の吐出温度を低下させるように液冷媒を圧縮機
(21)に供給する。
【0039】上記ホットガス回路(40)の一端は、圧縮
機(21)と凝縮器(22)の間の冷媒配管(26)に三方弁
である三方比例弁(41)によって接続され、他端は、電
動膨張弁(24)と蒸発器(25)の間の冷媒配管(26)に
接続されている。
【0040】上記ドレンパン回路(50)の一端は、ホッ
トガス回路(40)に接続され、他端は、蒸発器(25)の
出口側である蒸発器(25)と過冷却熱交換器(27)の間
の冷媒配管(26)に接続されている。そして、上記ドレ
ンパン回路(50)は、ドレンパンヒータ(51)とドレン
パン開閉弁(52)を備えている。該ドレンパンヒータ
(51)は、図示しないが、蒸発器(25)の下部に設けら
れたドレンパンに配置されている。
【0041】上記ホットガス回路(40)は、冷却運転に
おけるチルドモード時と、デフロスト運転時とにおい
て、圧縮機(21)からの吐出冷媒であるホットガスを蒸
発器(25)に導くようにしている。つまり、上記ホット
ガス回路(40)は、チルドモード時において、三方比例
弁(41)の開度を制御し、圧縮機(21)からのホットガ
スの一部を蒸発器(25)に供給し、冷却能力を制御す
る。
【0042】また、上記ホットガス回路(40)は、デフ
ロスト運転時において、三方比例弁(41)の開度を制御
し、圧縮機(21)から全ホットガスが流入する。そし
て、該ホットガス回路(40)は、流入したホットガスの
一部を蒸発器(25)に供給し、蒸発器(25)の着霜を融
解させるように構成されている。
【0043】上記ドレンパン回路(50)のドレンパン開
閉弁(52)は、デフロスト運転時に開く。そして、該ド
レンパン回路(50)は、ホットガス回路(40)に流入し
たホットガスの一部をドレンパンヒータ(51)に供給
し、ドレンパンの着霜を融解させるように構成されてい
る。
【0044】尚、上記ホットガス回路(40)は、デフロ
スト運転時に、該ホットガス回路(40)に流入したホッ
トガスの90%を蒸発器(25)に供給し、ドレンパン回
路(50)は、デフロスト運転時に、ホットガス回路(4
0)に流入したホットガスの10%をドレンパンヒータ
(51)に供給するように配管径等が設定されている。
【0045】また、上記蒸発器(25)と過冷却熱交換器
(27)とドレンパンヒータ(51)とが庫内に配置さてい
る。その他の上記圧縮機(21)や凝縮器(22)などの機
器は、庫外に配置されている。
【0046】上記圧縮機(21)には、吐出冷媒圧力であ
る高圧圧力が所定値になると、高圧信号を出力する高圧
スイッチ(11)と、高圧圧力の圧力信号を出力する高圧
センサ(12)と、吸入冷媒圧力である低圧圧力の圧力信
号を出力する低圧センサ(13)が設けられている。
【0047】〈運転動作〉次に、上述した冷凍装置(1
0)の運転動作について説明する。
【0048】先ず、冷却運転時のフローズンモードにお
いて、三方比例弁(41)は、圧縮機(21)の吐出冷媒
(ホットガス)を全て凝縮器(22)に導くように制御さ
れる。また、ドレンパン開閉弁(52)及びインジェクシ
ョン開閉弁(31)は、閉鎖され、液開閉弁(28)は開口
している。
【0049】この状態において、図1に実線矢符で示す
ように、圧縮機(21)から吐出した冷媒は、凝縮器(2
2)に流れ、該凝縮器(22)において、凝縮して液冷媒
となる。この液冷媒は、レシーバ(23)及び過冷却熱交
換器(27)を経て電動膨張弁(24)で減圧され、蒸発器
(25)に流れる。上記液冷媒は、蒸発器(25)で蒸発し
てガス冷媒となる。このガス冷媒が過冷却熱交換器(2
7)を経て圧縮機(21)に戻り、この循環を繰り返し、
庫内を冷却する。
【0050】また、冷却運転時のチルドモードにおい
て、三方比例弁(41)は、ホットガス回路(40)にも開
口する。そして、圧縮機(21)から吐出した冷媒(ホッ
トガス)の一部がホットガス回路(40)を流れる。そし
て、このホットガスが蒸発器(25)に供給され、蒸発器
(25)からの吹き出し空気温度が所定温度(例えば、−
1℃)になるように冷却能力を制御している。
【0051】一方、上記蒸発器(25)及びドレンパンに
は、霜が付く。そこで、例えば、所定時間ごとにデフロ
スト運転を行う。
【0052】このデフロスト運転時において、三方比例
弁(41)は、圧縮機(21)のホットガス(吐出冷媒)を
全てホットガス回路(40)に導くように制御される。ま
た、液開閉弁(28)及びインジェクション開閉弁(31)
は、閉鎖され、ドレンパン開閉弁(52)が開口する。
【0053】この状態において、図1に1点鎖線矢符で
示すように、圧縮機(21)から吐出したホットガスは、
該圧縮機(21)からホットガス回路(40)に流れる。そ
して、このホットガス回路(40)を流れるホットガスの
一部(例えば、1割)は、ドレンパン回路(50)に流れ
る。
【0054】上記ドレンパン回路(50)に流れたホット
ガスは、ドレンパンヒータ(51)を流れ、ドレンパンに
付着した霜を融かす。一方、上記ホットガス回路(40)
を通過したホットガスは、蒸発器(25)に流れ、該蒸発
器(25)に付着した霜を融かす。
【0055】その後、上記ドレンパン回路(50)及び蒸
発器(25)を並列に流れたホットガスは、蒸発器(25)
の出口側で合流し、圧縮機(21)に戻る。この循環を繰
り返してデフロストを行う。
【0056】尚、上記冷却運転時において、圧縮機(2
1)の冷媒吐出温度が所定温度まで過上昇すると、イン
ジェクション開閉弁を開く。そして、高圧の液冷媒をキ
ャピラリチューブ(32)で減圧した後、圧縮機(21)に
供給する。この液冷媒は、圧縮機(21)で蒸発し、圧縮
機(21)の吐出温度を低下させる。
【0057】〈実施形態1の効果〉以上のように、本実
施形態によれば、圧縮機(21)からのホットガスをドレ
ンパンヒータ(51)と蒸発器(25)とに並列に流すよう
にしたために、デフロスト運転時における配管抵抗を低
減することができる。この結果、圧縮機(21)の冷媒圧
縮比を低減することができ、冷媒の吐出温度を低減する
ことができる。このため、圧縮機(21)の負担を低減す
ることができる。
【0058】また、上記配管の圧力損失が小さいので、
低圧冷媒圧力が上昇し、圧縮機(21)の入力を増大させ
ることができる。この結果、デフロスト運転の時間を短
縮することができる。
【0059】また、従来の3方切換弁に代えて、2方弁
であるドレンパン開閉弁(52)を用いることができるの
で、コストダウンを図ることができる。
【0060】また、冷却運転時において、ドレンパンヒ
ータ(51)に低圧液冷媒が流れないで、庫内の除湿が行
われることがない。この結果、チルドモードにおいて、
チルド食品の鮮度などが保持される。
【0061】
【発明の実施の形態2】次に、本発明の実施形態2を図
面に基づいて詳細に説明する。
【0062】本実施形態は、図2に示すように、実施形
態1のドレンパン回路(50)と異なり、該ドレンパン回
路(50)の接続箇所を変更したものである。
【0063】つまり、上記ドレンパン回路(50)の一端
は、圧縮機(21)と三方比例弁(41)の間の冷媒配管
(26)に接続され、他端は、蒸発器(25)の出口側であ
る蒸発器(25)と過冷却熱交換器(27)の間の冷媒配管
(26)に接続されている。そして、上記ドレンパン回路
(50)は、ドレンパンヒータ(51)とドレンパン開閉弁
(52)を備えている。
【0064】したがって、デフロスト運転時において、
図2に実線矢符で示すように、ドレンパン開閉弁(52)
が開き、圧縮機(21)からのホットガスの一部を直接に
分流する。そして、このホットガスがドレンパンヒータ
(51)に流れ、ドレンパンの着霜を融かす。その他の構
成、作用及び効果は実施形態1と同様である。
【0065】本実施形態によれば、上記圧縮機(21)か
らドレンパンヒータ(51)にホットガスを直接に流すの
で、蒸発器(25)とは別個にドレンパンヒータ(51)の
みにホットガスを流すことができる。この結果、蒸発器
(25)の霜が融けた後、さらに、ドレンパンの霜を融か
すことができ、デフロスト運転の効率の向上を図ること
ができる。
【0066】
【発明の実施の形態3】次に、本発明の実施形態3を図
面に基づいて詳細に説明する。
【0067】本実施形態は、図3に示すように、実施形
態1のインジェクション回路(30)を省略したものであ
る。
【0068】つまり、冷却運転時のフローズンモードな
どにおいて、圧縮機(21)の吐出温度が所定温度以上に
過上昇すると、ドレンパン開閉弁(52)を開く液インジ
ェクション手段(60)が設けられている。
【0069】具体的に、三方比例弁(41)が、圧縮機
(21)のホットガス(吐出冷媒)を全て蒸発器(25)に
導くように制御される状態において、圧縮機(21)の吐
出温度が過上昇すると、ドレンパン開閉弁(52)を開
く。この開口によって、図3に実線矢符で示すように、
電動膨張弁(24)で減圧された低圧の液冷媒の一部がホ
ットガス回路(40)に流れ、ドレンパン回路(50)を流
れる。その後、上記液冷媒は、過冷却熱交換器(27)を
経て圧縮機(21)に戻り、該圧縮機(21)で蒸発する。
この結果、圧縮機(21)の吐出温度が低下する。
【0070】本実施形態によれば、上記ドレンパン回路
(50)がインジェクション回路(30)を兼用するので、
回路構成の簡略化を図ることができる。この結果、コス
トダウンを図ることができる。その他の構成、作用及び
効果は実施形態1と同様である。
【0071】
【発明の他の実施の形態】上記実施形態においては、海
上コンテナの冷凍装置(10)について説明したが、本発
明は、冷蔵庫など、その他の各種の冷凍装置(10)に適
用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態1を示す冷凍装置の冷媒回路
図である。
【図2】本発明の実施形態2を示す冷凍装置の冷媒回路
図である。
【図3】本発明の実施形態3を示す冷凍装置の冷媒回路
図である。
【図4】従来の冷凍装置の冷媒回路図である。
【符号の説明】
10 冷凍装置 20 主冷媒回路 21 圧縮機 22 凝縮器 24 電動膨張弁(膨張機構) 25 蒸発器 26 冷媒配管 28 液開閉弁 40 ホットガス回路 41 3方比例弁(3方弁) 50 ドレンパン回路 51 ドレンパンヒータ 52 ドレンパン開閉弁
フロントページの続き (72)発明者 高岡 久晃 大阪府堺市金岡町1304番地 ダイキン工業 株式会社堺製作所金岡工場内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 圧縮機(21)と凝縮器(22)と膨張機構
    (24)と蒸発器(25)とが順に接続された主冷媒回路
    (20)を備えた冷凍装置において、 上記圧縮機(21)から吐出されたホットガスを、蒸発器
    (25)と、該蒸発器(25)のドレンパンに配置されたド
    レンパンヒータ(51)とに並列に流してデフロストを行
    うことを特徴とする冷凍装置。
  2. 【請求項2】 圧縮機(21)と凝縮器(22)と膨張機構
    (24)と蒸発器(25)とが順に接続された主冷媒回路
    (20)を備えた冷凍装置において、 上記圧縮機(21)の吐出側と蒸発器(25)の入口側とに
    接続され、上記圧縮機(21)から吐出されたホットガス
    を蒸発器(25)に導くホットガス回路(40)と、 上記蒸発器(25)のドレンパンに配置されたドレンパン
    ヒータ(51)を有し、上記ホットガス回路(40)と蒸発
    器(25)の出口側とに接続され、上記ホットガス回路
    (40)からホットガスが流れてドレンパンのデフロスト
    を行うためのドレンパン回路(50)とを備えていること
    を特徴とする冷凍装置。
  3. 【請求項3】 請求項2において、 ホットガス回路(40)の一端は、三方弁(41)によって
    圧縮機(21)の吐出側と凝縮器(22)の入口側との間に
    接続され、該ホットガス回路(40)の他端は、膨張機構
    (24)の出口側と蒸発器(25)の入口側との間に接続さ
    れる一方、ドレンパン回路(50)には、ドレンパン開閉
    弁(52)が設けられ、 主冷媒回路(20)の凝縮器(22)の出口側と膨張機構
    (24)の入口側との間には、液開閉弁(28)が設けられ
    ていることを特徴とする冷凍装置。
  4. 【請求項4】 請求項3において、 圧縮機(21)の吐出温度が所定温度になると、低圧液冷
    媒を圧縮機(21)の吸込み側に供給するようにドレンパ
    ン開閉弁(52)を開く液インジェクション手段(60)が
    設けられていることを特徴とする冷凍装置。
  5. 【請求項5】 圧縮機(21)と凝縮器(22)と膨張機構
    (24)と蒸発器(25)とが順に接続された主冷媒回路
    (20)を備えた冷凍装置において、 上記圧縮機(21)の吐出側と蒸発器(25)の入口側とに
    接続され、上記圧縮機(21)から吐出されたホットガス
    を蒸発器(25)に導くホットガス回路(40)と、 上記蒸発器(25)のドレンパンに配置されたドレンパン
    ヒータ(51)を有し、上記圧縮機(21)の吐出側と蒸発
    器(25)の出口側とに接続され、上記圧縮機(21)から
    吐出されたホットガスが流れてドレンパンのデフロスト
    を行うためのドレンパン回路(50)とを備えていること
    を特徴とする冷凍装置。
  6. 【請求項6】 請求項5において、 ホットガス回路(40)の一端は、三方弁(41)によって
    圧縮機(21)の吐出側と凝縮器(22)の入口側との間に
    接続され、該ホットガス回路(40)の他端は、膨張機構
    (24)の吐出側と蒸発器(25)の入口側との間に接続さ
    れる一方、 ドレンパン回路(50)には、ドレンパン開閉弁(52)が
    設けられ、 主冷媒回路(20)の凝縮器(22)の出口側と膨張機構
    (24)の入口側との間には、液開閉弁(28)が設けられ
    ていることを特徴とする冷凍装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US7305846B2 (en) 2003-05-30 2007-12-11 Daikin Industries, Ltd. Freezing device
JP2008267676A (ja) * 2007-04-19 2008-11-06 Matsushita Electric Ind Co Ltd 冷凍サイクル装置およびそれを備えた空気調和機
KR101270208B1 (ko) 2013-03-28 2013-05-31 주식회사 유한엔지니어링 동시 핫가스 제상 수단을 구비한 냉동 냉장 장치
US9574816B2 (en) * 2010-05-26 2017-02-21 Mitsubishi Electric Corporation Refrigerating and air-conditioning apparatus

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