JP2002031459A - 冷蔵庫 - Google Patents

冷蔵庫

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JP2002031459A JP2000214926A JP2000214926A JP2002031459A JP 2002031459 A JP2002031459 A JP 2002031459A JP 2000214926 A JP2000214926 A JP 2000214926A JP 2000214926 A JP2000214926 A JP 2000214926A JP 2002031459 A JP2002031459 A JP 2002031459A
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evaporator
refrigerant
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eva
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Koji Kashima
弘次 鹿島
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 2段圧縮コンプレッサを用いて2つの蒸発器
に冷媒を送る冷凍サイクルを有する冷蔵庫において、圧
縮機を停止することなく、冷蔵室用蒸発器の除霜を行な
うことができ、冷蔵室除霜中の冷凍室の冷却不足、庫内
温度上昇という不具合を解消する。 【解決手段】 Rエバ24への冷媒をバイパスするバイ
パス管路40を設け、冷媒の流れをRエバ24かバイパ
ス管路40かを選択可能な開閉弁42を設ける。Rエバ
24の除霜を行なう場合は、バイパス管路40の開閉弁
42を開き、Rエバ24に冷媒を流すことなく、Fエバ
34のみに冷媒が流れるようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、2段圧縮コンプレ
ッサを用いて2つの蒸発器に冷媒を送る冷凍サイクルを
有する冷蔵庫に関するものである。
【0002】
【従来の技術】2段圧縮コンプレッサと2つの蒸発器を
持つ従来の冷凍サイクルの構成例を図7に示す。冷凍サ
イクルの機能は以下の通りである。2段圧縮コンプレッ
サ12の高圧側吐出口から吐出された高圧ガス冷媒は、
凝縮器18内で凝縮して2相冷媒となる。この高圧2相
冷媒は、高圧側キャピラリチューブ22で減圧され中間
圧の2相冷媒となって冷蔵室用蒸発器(以下、Rエバと
いう)24に入る。
【0003】このRエバ24内で冷媒はファン26によ
り循環する庫内空気を冷却するため、一部蒸発し、2相
状態で気液分離器28に入り液冷媒とガス冷媒に分離さ
れる。このうちガス冷媒は、中間圧サクションパイプ3
0を経て2段圧縮コンプレッサ12の中間圧側吸込口に
入る。
【0004】また、気液分離器28内で分離された液冷
媒は低圧側キャピラリチューブ32で減圧され低圧の2
相冷媒となって冷凍室用蒸発器(以下、Fエバという)
34に入る。Fエバ34内でファン36により循環する
庫内空気を冷却するため、冷媒は蒸発し、ガス冷媒とな
って、低圧サクションパイプ38を経て2段圧縮コンプ
レッサ12の低圧側吸込口に入る。このとき高圧側キャ
ピラリチューブ22と低圧サクションパイプ38を熱交
換させている。
【0005】2段圧縮コンプレッサ12の低圧側吸込口
から吸い込まれた低圧冷媒は、第1段圧縮室14で中間
圧まで加圧され、中間圧側吸込口から吸い込まれた中間
圧冷媒と合流、混合し、第2段圧縮室16で高圧まで加
圧され、高圧側吐出口から吐出される。
【0006】このようにして構成された冷凍サイクルで
は、Rエバ24とFエバ34とを、それぞれ冷蔵室と冷
凍室を冷却するのに適した温度で、しかも同時に(交互
運転ではなく)冷却させることができるという効果が奏
される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上述のような冷凍サイ
クルの場合、冷蔵庫内の温度を約2℃レベルに冷却する
ために、Rエバ24の温度は約−3〜−5℃レベルとな
る。冷蔵室の空気は、外から流入する水分や保存する食
品から蒸発する水分によって高湿となるが、Rエバ24
で急激に冷却されて水分が0℃以下に冷やされると、R
エバ24の表面に凝固してしまう。これを霜といい、食
品の量にもよるが、多いときには1〜2日くらいでRエ
バ24全体が霜で覆われて、冷却能力が低下し、庫内温
度が上昇して冷却不良をきたす場合がある。
【0008】よって、Rエバ24の霜を融解して除霜す
るために、定期的に圧縮機(2段圧縮コンプレッサ1
2)の運転を停止して、ヒータ等でRエバ24を加熱す
る必要がある。もし、圧縮機の運転を停止しないでヒー
タ除霜を行なうと、Rエバ24の中で冷媒が加熱されて
沸騰が生じ、冷媒流れの抵抗が増大して、冷媒がほとん
ど流れなくなるからである。そのため、圧縮機を停止し
て、ヒータ除霜を行なっている。
【0009】しかしながら、圧縮機の停止中は、冷蔵室
内の冷却が出来ないばかりか、Fエバ34の着霜の有無
に関わらず、冷凍室の冷却も出来なくなるため、扉開閉
や負荷の投入が重なると、冷凍室の庫内温度の上昇が生
じるという食品保存上の不都合が生じることになる。
【0010】そこで、本発明は、上記問題点に鑑み、圧
縮機を停止することなく、冷蔵室用蒸発器の除霜を行な
うことができ、冷蔵室除霜中の冷凍室の冷却不足、庫内
温度上昇という不具合を解消するようにした冷蔵庫を提
供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1の冷蔵
庫は、2段圧縮コンプレッサ、凝縮器、冷蔵室用蒸発
器、冷凍室用蒸発器、気液分離手段を接続してなる冷凍
サイクルを有する冷蔵庫において、前記冷蔵室用蒸発器
への冷媒をバイパスするバイパス管路を設け、冷媒の流
れを冷蔵室用蒸発器かバイパス管路かを選択可能な冷媒
制御装置を備えていることを特徴とする。
【0012】請求項1の冷蔵庫では、冷蔵室用蒸発器の
除霜を行なう場合には、冷媒制御装置により冷媒をバイ
パス管路に流す。このように冷蔵室用蒸発器の除霜時に
は、冷媒は冷蔵室用蒸発器ではなくバイパス管路を介し
て流れるので、冷媒流れが沸騰によって妨げられること
がなく、冷凍室用蒸発器に十分な冷媒量が流れる。従っ
て、冷蔵室の除霜中にも冷凍室用蒸発器の冷却効果を持
続させることができる。
【0013】請求項2の冷蔵庫は、請求項1において、
冷蔵室用蒸発器に加熱ヒータを備えていることを特徴と
する。
【0014】請求項2の冷蔵庫であると、除霜時に加熱
ヒータに通電することで、冷蔵室用蒸発器内に滞留して
いる冷媒の蒸発が促進でき、そのため、庫内空気だけで
霜を融解するよりも早く除霜することができる。
【0015】請求項3の冷蔵庫は、請求項1において、
気液分離手段と冷凍室用蒸発器との間には低圧側キャピ
ラリチューブが配管されており、この低圧側キャピラリ
チューブと気液分離手段との間に開閉弁を介設している
ことを特徴とする。
【0016】請求項3の冷蔵庫であると、冷凍室用蒸発
器の除霜を行なう場合には、バイパス管路を閉じたまま
で、開閉弁を閉じる。これにより、冷凍室用蒸発器の除
霜時にも、冷蔵室用蒸発器の冷却効果を持続させて、冷
蔵室を冷却することができ、従って、冷蔵室と冷凍室の
いずれの除霜時にも、除霜していない側の部屋の温度上
昇を防止でき、冷却不足を解消できる。
【0017】請求項4の冷蔵庫は、2段圧縮コンプレッ
サ、凝縮器、冷蔵室用蒸発器、冷凍室用蒸発器を接続し
てなる冷凍サイクルを有する冷蔵庫において、前記冷蔵
室用蒸発器と冷凍室用蒸発器とを並列に配置し、冷蔵室
用蒸発器の上流側に冷媒流量制御手段を備え、この冷媒
流量制御手段に全閉機能を持たせていることを特徴とす
る。
【0018】請求項4の冷蔵庫では、冷蔵室用蒸発器の
除霜を行なう場合には、冷媒流量制御手段を全閉とする
ことにより、冷蔵室用蒸発器に冷媒が流れなくして、冷
凍室用蒸発器のみに冷媒を流す。従って、冷蔵室の除霜
中にも冷凍室用蒸発器の冷却効果を持続させることがで
きる。
【0019】請求項5の冷蔵庫は、請求項1〜4におい
て、冷媒として、炭化水素系冷媒を用いていることを特
徴とする。
【0020】請求項5の冷蔵庫であると、炭化水素系冷
媒により地球の温暖化を防止することができる。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を図面に基
づいて説明する。
【0022】(第1の実施例)図1は本発明の第1の実
施例に係る冷蔵庫1の冷凍サイクルの構成図を示し、図
2は冷蔵庫1の縦断面図である。なお、従来例と同じ要
素には同じ番号を付して説明を省略する。
【0023】先ず、冷蔵庫1の構造について図2に基づ
いて説明する。冷蔵庫内部は、上段から冷蔵室2、野菜
室3、製氷室4、冷凍室5が設けられている。冷凍室5
の背面にある機械室6には、2段圧縮コンプレッサ12
が設けられている。また、製氷室4の背面には、製氷室
4と冷凍室5を冷却するためのFエバ(冷凍室用蒸発
器)34が設けられている。さらに、野菜室3の背面に
は、冷蔵室2と野菜室3を冷却するためのRエバ24
(冷蔵室用蒸発器)が設けられている。
【0024】次に、図1の冷凍サイクルの構造及び動作
状態を説明していく。冷凍サイクルの基本構成は、上記
した従来の冷凍サイクルと同様であり、2段圧縮コンプ
レッサ12の高圧側吐出口から吐出された冷媒が、凝縮
器18、高圧側キャピラリチューブ22、Rエバ24を
経て気液分離器28に流入し、この気液分離器28で分
離されたガス冷媒が、中間圧サクションパイプ30を経
て2段圧縮コンプレッサ12の中間圧側吸込口から吸い
込まれ、上記気液分離器28で分離された液冷媒が、絞
り手段である低圧側キャピラリチューブ32、Fエバ3
4、低圧サクションパイプ38を経て2段圧縮コンプレ
ッサ12の低圧側吸込口から吸い込まれるようになって
いる。
【0025】そして、この実施例では、図1に示すよう
に、高圧側キャピラリチューブ22とRエバ24の間で
分岐し、Rエバ24の出口管路で合流するバイパス管路
40を設け、このバイパス管路40に開閉弁42を介設
している。
【0026】この図1に示す冷凍サイクルで、Rエバ2
4の除霜を行なう場合は、前記バイパス管路40の開閉
弁42を開き、冷蔵用ファン26を運転する。このファ
ン26を運転することで、庫内空気との熱交換によって
霜を融解するようにしている。また、バイパス管路40
の開閉弁42を開くことで、それまでRエバ24を通過
していた冷媒は、管路の長さが短く、庫内の空気と熱交
換を行なわないため冷媒流れの抵抗が小さいバイパス管
路40の方に、冷却中と同じように流れる。
【0027】よって、Rエバ24に付着した霜を庫内の
空気の顕熱で融解中も、冷媒はバイパス管路40、気液
分離器28、低圧側キャピラリチューブ32を介してF
エバ34に流れているので、冷媒流れが妨げられること
なくFエバ34に十分な冷媒量が流れ、Fエバ34の冷
却効果を持続することができる。従って、Rエバ24の
除霜中でも、冷凍室5内の冷却を停止することがなくな
り、冷凍室5内の冷却不足の不具合が解消される。
【0028】なお、バイパス管路40の制御は、開閉弁
42の代わりに、高圧側キャピラリチューブ22とRエ
バ24との間の管路に設けた分岐部に3方弁を設けるこ
とでも、上記と同様の効果がある。
【0029】また、図1では高圧側キャピラリチューブ
22の出口側でバイパス管路40を分岐させていたが、
高圧側キャピラリチューブ22の手前、即ち入口側でバ
イパス管路40を分岐させるようにしても良い。但し、
図1のように出口側で分岐させた方が、バイパス管路4
0にキャピラリーチューブが不要となり、キャピラリー
チューブの共用化を図ることができるため、好ましい。
【0030】さらに、図1ではバイパス管路40をRエ
バ24の出口管路で合流させているが、バイパス管路4
0の合流部を気液分離器28の出口パイプと低圧側キャ
ピラリチューブ32の間に設けてもよい。この場合、中
間圧サクションパイプ30への液冷媒の流入を防止する
ことができ、2段圧縮コンプレッサ12での液圧縮を防
止することができる。
【0031】(第2の実施例)図3は第2の実施例を示
し、バイパス管路40に介設した開閉弁を第1の開閉弁
42とし、気液分離器28からの中間圧サクションパイ
プ30に第2の開閉弁44を介設したものである。
【0032】すなわち、第1の実施例に第2の開閉弁4
4を追加することで、特に第1の開閉弁42が「開」の
ときに、中間圧サクションパイプ30への液冷媒の流入
を防止して、2段圧縮コンプレッサ12での液圧縮を防
止することができる。
【0033】(第3の実施例)第3の実施例を図4に示
す。この実施例は、第1の実施例に対してRエバ24に
除霜ヒータ46を設けたものであり、除霜ヒータ46に
はスイッチ48を介して電源50が印加されるようにな
っている。
【0034】この実施例では、除霜開始と同時にスイッ
チ48をオンして除霜ヒータ46に通電することで、R
エバ24内に滞留している冷媒の蒸発を促進でき、その
ため、庫内空気だけで霜を融解するよりも早く除霜する
ことができる。なお、庫内温度を検知して、除霜ヒータ
46への通電を制御するようにして、庫内の空気の過熱
を防止するようにしても良い。
【0035】(第4の実施例)図5は第4の実施例を示
し、第1の実施例の構成に、気液分離器28と低圧側キ
ャピラリチューブ32の間に第2の開閉弁52を設け、
さらに、Fエバ34に除霜ヒータ54及び2段圧縮コン
プレッサ12にはインバータ電源56を設けたものであ
る。
【0036】Fエバ34の除霜を行なう時、第1の開閉
弁42は閉じたままとし、第2の開閉弁52も閉じ、2
段圧縮コンプレッサ12のインバータ電源56の周波数
を低くして、冷媒循環量を低下させることで、気液分離
器28にほぼガス冷媒が通過するように制御しながら、
Fエバ34に設けた除霜ヒータ54を通電して、Fエバ
34の除霜を行なう。この時、Fエバ34用のファン3
6は停止させる。
【0037】本実施例では、Rエバ24の除霜時ばかり
でなく、Fエバ34の除霜時にも、2段圧縮コンプレッ
サ12を運転して、除霜の要求のない方の部屋を冷却で
きるため、2段圧縮コンプレッサ12による所謂2ステ
ージ冷蔵庫の恒温運転が、格段に改善され、除霜による
2段圧縮コンプレッサ12の停止に伴う、除霜をしてい
ない側の部屋の温度上昇を防止でき、冷却不足を解消す
ることができる。
【0038】(第5の実施例)第5の実施例を図6に示
す。この実施例では、2段圧縮コンプレッサ12の第2
段圧縮室16の出口パイプを凝縮器18と接続し、凝縮
器18の下流に冷媒分流手段58を設け、この冷媒分流
手段58により2つに分岐して、一方は全閉機能付きの
冷媒流量制御手段である流量調整弁60を経て高圧側キ
ャピラリチューブ22を通り、冷蔵室冷却に必要な温度
まで低下して、Rエバ24で庫内空気を冷却して、蒸発
し、中間圧サクションパイプ30から2段圧縮コンプレ
ッサ12の第2段圧縮室16の吸い込み管に接続してい
る。
【0039】冷媒分流手段58で分岐した別の管路は、
低圧側キャピラリチューブ32を通り、冷凍レベルの温
度まで冷却されてFエバ34で、冷凍室空気を冷却した
蒸発する。ガス化した冷媒は低圧サクションパイプ38
を通って、2段圧縮コンプレッサ12のケース内に戻
り、第1段圧縮室14に吸い込まれて、そこで圧縮さ
れ、前記中間圧サクションパイプ30からの冷媒と合流
されて、第2段圧縮室16で更に圧縮されて、凝縮器1
8に排出される。
【0040】Rエバ24の除霜時には、前記流量調整弁
60を全閉とすることにより、Rエバ24には冷媒が流
れなくなり、ファン26を送風することで、冷蔵室内空
気により霜を融解することができる。一方、2段圧縮コ
ンプレッサ12を出た冷媒は凝縮器18を通り、冷媒分
流手段58を経て、低圧側キャピラリチューブ32で低
温となり、通常冷却時と同様にFエバ34で蒸発され、
冷凍室空気の冷却を行なうことができる。従って、Rエ
バ24の除霜中でも、Fエバ34の冷却効果を持続する
ことができ、冷凍室5内の冷却不足の不具合が解消され
る。
【0041】なお、この実施例においては、冷媒分流手
段58として、通常は気液分離器に用いられるタンクを
用い、該タンクの上部に凝縮器18からの管路を接続
し、該タンクの底部に2本の管路を接続することによ
り、Rエバ24とFエバ34に冷媒を流す管路を分岐し
ている。これは、Fエバ34とRエバ24に送る冷媒を
均質化するためである。但し、冷媒分流手段58として
は、単に管路を分岐させるようなY字型の分岐部とする
こともできる。
【0042】また、この実施例においては、Rエバ24
に除霜ヒータを設けてもよい。このようにRエバ24の
除霜にヒータを補助的に備えることでも、同様の効果が
得られる。
【0043】また、Fエバ34の上流側に全閉機能を備
える冷媒流量制御手段を設けてもよく、これにより、冷
凍室除霜時にも、2段圧縮コンプレッサ12を停止する
ことなく、冷蔵室の食品保存性を向上することができ
る。
【0044】さらに、キャピラリチューブとサクション
パイプとを熱交換することも、更なる性能向上に繋が
る。その場合、高圧側キャピラリチューブ22を低圧サ
クションパイプ38と熱交換し、低圧側キャピラリチュ
ーブ32と中間圧サクションパイプ30とを熱交換する
ことにより、同時冷却時の片流れ防止が図られる。
【0045】ここで、上記各実施例においては、冷媒と
して炭化水素系冷媒を用いている。この冷媒を使用する
ことで、現在問題となっている地球の温暖化を防止する
ことができる。
【0046】また、上記各実施例において、気液分離器
28は気体と液体とを100%分離するものに限られな
いものである。
【0047】
【発明の効果】以上により本発明によれば、冷蔵室用蒸
発器の除霜時に、冷蔵室用蒸発器を通らないで冷凍室用
蒸発器に冷媒を導くことができるので、圧縮機を停止す
ることなく、冷蔵室用蒸発器の除霜を行なうことがで
き、冷蔵室除霜中の冷凍室の冷却不足、庫内温度上昇と
いう不具合を解消することができ、恒温性に優れる食品
保存に適した冷蔵庫を提供することできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例を示す冷凍サイクルの説
明図である。
【図2】冷蔵庫の縦断面図である。
【図3】第2の実施例の冷凍サイクルの説明図である。
【図4】第3の実施例の冷凍サイクルの説明図である。
【図5】第4の実施例の冷凍サイクルの説明図である。
【図6】第5の実施例の冷凍サイクルの説明図である。
【図7】従来例の冷凍サイクルの説明図である。
【符号の説明】
1 冷蔵庫 12 2段圧縮コンプレッサ 14 第1段圧縮室 16 第2段圧縮室 18 凝縮器 22 高圧側キャピラリチューブ 24 冷蔵室用蒸発器(Rエバ) 28 気液分離器 30 中間圧サクションパイプ 32 低圧側キャピラリチューブ 34 冷凍室用蒸発器(Fエバ) 38 低圧サクションパイプ 40 バイパス管路 42 開閉弁 46 除霜ヒータ 52 第2の開閉弁 60 流量調整弁

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】2段圧縮コンプレッサ、凝縮器、冷蔵室用
    蒸発器、冷凍室用蒸発器、気液分離手段を接続してなる
    冷凍サイクルを有する冷蔵庫において、 前記冷蔵室用蒸発器への冷媒をバイパスするバイパス管
    路を設け、 冷媒の流れを冷蔵室用蒸発器かバイパス管路かを選択可
    能な冷媒制御装置を備えていることを特徴とする冷蔵
    庫。
  2. 【請求項2】冷蔵室用蒸発器に加熱ヒータを備えている
    ことを特徴とする請求項1記載の冷蔵庫。
  3. 【請求項3】気液分離手段と冷凍室用蒸発器との間には
    低圧側キャピラリチューブが配管されており、 この低圧側キャピラリチューブと気液分離手段との間に
    開閉弁を介設していることを特徴とする請求項1記載の
    冷蔵庫。
  4. 【請求項4】2段圧縮コンプレッサ、凝縮器、冷蔵室用
    蒸発器、冷凍室用蒸発器を接続してなる冷凍サイクルを
    有する冷蔵庫において、 前記冷蔵室用蒸発器と冷凍室用蒸発器とを並列に配置
    し、冷蔵室用蒸発器の上流側に冷媒流量制御手段を備
    え、 この冷媒流量制御手段に全閉機能を持たせていることを
    特徴とする冷蔵庫。
  5. 【請求項5】冷媒として、炭化水素系冷媒を用いている
    ことを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の冷蔵
    庫。
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