JPH07207177A - 水溶性フタロシアニン染料、その製造方法およびその用途 - Google Patents

水溶性フタロシアニン染料、その製造方法およびその用途

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JPH07207177A
JPH07207177A JP6277599A JP27759994A JPH07207177A JP H07207177 A JPH07207177 A JP H07207177A JP 6277599 A JP6277599 A JP 6277599A JP 27759994 A JP27759994 A JP 27759994A JP H07207177 A JPH07207177 A JP H07207177A
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alkyl
phthalocyanine dye
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Klaus Dr Saitmacher
クラウス・ザイトマッヒャー
Petra Dr Vermehren
ペトラ・フエルメーレン
Thomas Beck
トーマス・ベック
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Hoechst AG
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 式(1) 【化1】 〔式中、PC骨格の中心金属原子は、−Zn(II)、
−Ti(IV)O−、VO(IV)−または−SiR2
−である。〕で表されるフタロシアニン染料。 【効果】 染料(1)を用いてセルロース繊維材料上に
作った染色および捺染は、良好な耐光堅牢性および良好
な耐湿堅牢性、例えば洗濯、縮充、水、塩水、異色染め
および汗堅牢性、またひだつけ加工、ホットプレスおよ
び摩擦に対する良好な堅牢性に加えて、高い色の濃さを
有している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は繊維反応性染料の分野に
関する。
【0002】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】繊維
反応性染料の使用者は、染色の品質および染料および染
色方法の環境適合性の改善をたえず期待している。その
結果、特に染料の使用の環境安全性を顧慮して、新規の
特に重金属を含まない、良好な染色品質および堅牢性を
も有する繊維反応性染料が必要とされている。例えば、
米国特許第4,237,050号、同第4,350,6
32号および同第4,745,87号明細書は、良好な
染色特性を有し、N−アリールスルホナミドまたはN−
アルキルスルホナミド基を介して結合したビニルスルホ
ン系の繊維反応性基を有している繊維反応性重金属錯体
フタロシアニン染料、特に銅およびニッケルフタロシア
ニン染料を開示している。これらの重金属錯体フタロシ
アニン染料は、例えば染色工場の廃水の処分の過程でま
た使用した織物中で分解するので、これらの重金属が環
境中に放出されて、その結果重金属は廃水や下水汚泥の
一部になる。既に廃水や下水汚泥中の重金属イオンのレ
ベルを規制する種々の法律があるので、従来技術の重金
属フタロシアニン染料を重金属イオンを含まない別のも
のに取り換える方法が捜し求められなければならない。
【0003】
【課題を解決するための手段】本発明は、中心金属原子
が安全でかつ良好な堅牢性を有する鮮明な緑色の色合い
の高品質の染色を生じる下記式(1)で表される新規の
水溶性フタロシアニン染料を提供する。
【0004】
【化6】 式中PCは式(A)
【0005】
【化7】 (式中Meは二価金属基
【0006】
【化8】 (ただしRはメチル、エチル、ヒドロキシルまたはハロ
ゲン、好ましくは塩素である。)である。)で表される
フタロシアニンの基であり、Mは水素またはアルカリ金
属、例えばナトリウム、カリウムもしくはリチウム、ま
たは別の塩形成金属であり、R1 は水素、炭素原子数1
〜6、好ましくは炭素原子数1〜4のアルキル、例えば
メチルおよびエチルであるか、または炭素原子数2〜
6、好ましくは炭素原子数2〜4のアルキル、例えばエ
チルおよびn−プロピル、──それは炭素原子数1〜4
のアルコキシ、例えばメトキシおよびエトキシ、シア
ノ、炭素原子数2〜5のアルカノイルアミノ、例えばア
セチルアミノおよびプロピオニルアミノ、カルボキシ
ル、スルホ、ホスファト、スルファト、ヒドロキシルま
たは炭素原子数1〜4のアルキルを有するジアルキルア
ミノ、例えばジメチアルアミノおよびジエチルアミノに
よって置換されている──であり、R2 は水素、炭素原
子数1〜6、好ましくは炭素原子数1〜4のアルキル、
例えばメチルおよびエチルであるか、または炭素原子数
2〜6、好ましくは炭素原子数2〜4のアルキル、例え
ばエチルおよびn−プロピル、──それは炭素原子数1
〜4のアルコキシ、例えばメトキシおよびエトキシ、シ
アノ、炭素原子数2〜5のアルカノイルアミノ、例えば
アセチルアミノおよびプロピオニルアミノ、カルボキシ
ル、スルホ、ホスファト、スルファト、ヒドロキシル、
フェニル、スルホフェニル、カルボキシフェニルまたは
それぞれ炭素原子数1〜4のアルキルを有するジアルキ
ルアミノ、例えばジメチルアミノおよびジエチルアミノ
によって置換されている──であるか、またはスルホ置
換されていることができるフェニルであり、R1 および
2 は、窒素原子および炭素原子数3〜8、好ましくは
炭素原子数4〜6のアルキレンと共に、または別のヘテ
ロ基、例えば窒素原子または酸素原子または−NH−基
および炭素原子数1〜5の2つのアルキレンと共に、4
員〜8員のヘテロ環状環、例えばN−ピペリジノ、N−
ピペラジノまたはN−モルホリノ基を形成するか、また
は基−NR1 2 はシアノアミノであり、Bは式(2
a)または(2b)
【0007】
【化9】 (式中R3 は水素、炭素原子数1〜4のアルキル、例え
ばエチルおよび特にメチル、または炭素原子数1〜4の
アルコキシ、例えばエトキシおよび特にメトキシであ
り、R4 は水素、ハロゲン、例えば臭素または塩素、炭
素原子数1〜4のアルキル、例えばエチルおよび特にメ
チル、または炭素原子数1〜4のアルコキシ、例えばエ
トキシおよび特にメトキシであり、Mは上で定義された
通りであり、mは0または1(0の場合この基は水素で
ある)、好ましくは0でありそしてnは0、1または
2、好ましくは1または2であり、そして式(2a)中
−SO2 −Y基は好ましくはスルホニルアミノ基に対し
てメタまたはパラ位に結合し、また式(2b)中ナフタ
レン基からスルホニルアミノ基につながる結合は好まし
くはナフタレン基のβ位にある。)で表される基であ
り、Yはビニルであるか、またはエチル基──それは、
β位に、アルカリによってビニル基を残して除去され得
る置換基を含む──であるか、またはYはβ−スルホエ
チルまたはβ−ヒドロキシエチルであり、aは0〜3で
あり、bは0〜2であり、そしてcは1〜4であり、そ
の際(a+b+c)の合計は1〜4である。
【0008】式中の同一記号は、それらの定義の範囲内
で互いに同一であるかまたは異なることができる。本発
明のフタロシアニン染料は一般に式(1)で表される個
々の化合物の混合物の形で得られ、個々の化合物は、フ
タロシアニン基上のスルホおよびスルホナミド基の数に
よって互いに異なる。それ故、本発明によるフタロシア
ニン染料の式は、一般に分数である指数を有している。
【0009】Yで表されるエチル基のβ位にあるアルカ
リ除去性置換基としては、例えば、ハロゲン原子、例え
ば臭素および塩素、有機カルボン酸およびスルホン酸、
例えばアルキルカルボン酸、置換されたまたは置換され
ていないベンゼンカルボン酸および置換されたまたは置
換されていないベンゼンスルホン酸のエステル基、例え
ば炭素原子数2〜5のアルカノイルオキシ、特にアセチ
ルオキシ、ベンゾイルオキシ、スルホベンゾイルオキ
シ、フェニルスルホニルオキシおよびトルイルスルホニ
ルオキシ、また、無機酸、例えば燐酸、硫酸およびチオ
硫酸の酸エステル基(ホスファト、スルファトおよびチ
オスルファト基)、また、それぞれ炭素原子数1〜4の
アルキル基を有するジアルキルアミノ基、例えばジメチ
ルアミノおよびジエチルアミノが挙げられる。Yは好ま
しくはβ−スルファトエチルまたはビニル、特に好まし
くはβ−スルファトエチルである。
【0010】基「スルホ」、「カルボキシル」、「チオ
スルファト」、「ホスファト」および「スルファト」
は、酸形のみならず塩形も含む。従って、スルホ基は、
式−SO3 Mに相当する基であり、カルボキシル基は、
式−COOMに相当する基であり、チオスルファト基
は、式−S−SO3 Mに相当する基であり、ホスファト
基は、式−OPO3 2 に相当する基であり、スルファ
ト基は、式−OSO3 Mに相当する基であり、それぞれ
のMは上で定義された通りである。
【0011】式−B−SO2 −Yで表される基として
は、例えば、2−(β−スルファトエチルスルホニル)
フェニル、3−(β−スルファトエチルスルホニル)フ
ェニル、4−(β−スルファトエチルスルホニル)フェ
ニル、2−カルボキシ−5−(β−スルファトエチルス
ルホニル)フェニル、2−クロロ−3−(β−スルファ
トエチルスルホニル)フェニル、2−クロロ−4−(β
−スルファトエチルスルホニル)フェニル、2−ブロモ
−4−(β−スルファトエチルスルホニル)フェニル、
4−メトキシ−3−(β−スルファトエチルスルホニ
ル)フェニル、4−クロロ−3−(β−スルファトエチ
ルスルホニル)フェニル、2−エトキシ−4−または−
5−(β−スルファトエチルスルホニル)フェニル、2
−メチル−4−(β−スルファトエチルスルホニル)フ
ェニル、2−メトキシ−5−または−4−(β−スルフ
ァトエチルスルホニル)フェニル、2,4−ジエトキシ
−5−(β−スルファトエチルスルホニル)フェニル、
2,4−ジメトキシ−5−(β−スルファトエチルスル
ホニル)フェニル、2,5−ジメトキシ−4−(β−ス
ルファトエチルスルホニル)フェニル、2−メトキシ−
5−メチル−4−(β−スルファトエチルスルホニル)
フェニル、2−または3−または4−(β−チオスルフ
ァトエチルスルホニル)フェニル、2−メトキシ−5−
(β−チオスルファトエチルスルホニル)フェニル、2
−スルホ−4−(β−ホスファトエチルスルホニル)フ
ェニル、2−スルホ−4−ビニルスルホニルフェニル、
2−クロロ−4−または−5−(β−クロロエチルスル
ホニル)フェニル、3−または4−(β−アセトキシエ
チルスルホニル)フェニル、5−(β−スルファトエチ
ルスルホニル)ナフト−2−イル、6−または7−また
は8−(β−スルファトエチルスルホニル)ナフト−2
−イル、6−(β−スルファトエチルスルホニル)−1
−スルホナフト−2−イル、5−(β−スルファトエチ
ルスルホニル)−1−スルホナフト−2−イルおよび8
−(β−スルファトエチルスルホニル)−6−スルホナ
フト−2−イルが挙げられる。
【0012】式(1)で表されるフタロシアニン染料
中、R3 が水素、メチルまたはメトキシであるのが好ま
しく、またR4 は水素またはメトキシであるのが好まし
い。さらに、R1 およびR2 がそれぞれ互いに無関係に
水素、メチルまたはエチルであり、そしてbが1または
2である式(1)で表される化合物が好ましく、またb
が0であるものも好ましい。さらに、aが0〜3、好ま
しくは1〜2.5であり、bが0〜2、好ましくは0で
あり、そしてcが1〜4、好ましくは1〜2である式
(1)で表されるフタロシアニン染料が好ましい。
【0013】式−NR1 2 で表される基としては、例
えば、アミノ、メチルアミノ、エチルアミノ、ブチルア
ミノ、ベンジルアミノ、β−ヒドロキシエチルアミノ、
ジメチルアミノ、ジエチルアミノ、ジ−(イソプロピ
ル)アミノ、N−メチルベンジルアミノ、N−ピペリジ
ノ、N−モルホリノ、ジ−(β−ヒドロキシエチル)ア
ミノ、β−スルホエチルアミノ、β−カルボキシエチル
アミノ、β−(4−カルボキシフェニル)エチルアミ
ノ、フェニルアミノ、N−メチルフェニルアミノ、3−
スルホフェニルアミノおよび4−スルホフェニルアミノ
ならびにシアノアミノが挙げられる。
【0014】本発明はさらに式(3)
【0015】
【化10】 〔式中PCおよびMはそれぞれ上で定義された通りであ
り、pは0〜3でありそしてqは1〜4であり、その際
(p+q)の合計は1〜4である。〕で表されるフタロ
シアニンスルホニルクロリドを、水性または非水性媒体
中で、式(4) H2 N−B−SO2 −Y (4) 〔式中BおよびYはそれぞれ上で定義された通りであ
り、Yはさらにβ−ヒドロキシエチルの意味を有するこ
とができる。〕で表されるアミンおよび場合により式H
−NR1 2 (R1 およびR2 はそれぞれ上で定義され
た通りである)で表される別のアミノ含有化合物と同時
にまたは任意の順序で反応させ、それと同時にまたはそ
れに引き続いてスルホニルクロリド基を部分的に加水分
解してスルホ基とすることを特徴とする、式(1)で表
されるフタロシアニン化合物の製造方法に関する。縮合
反応の終わりに、未だ存在しているスルホニルクロリド
基はスルホ基に加水分解される。本発明による反応は一
般にスルホニルクロリド基を部分的に加水分解してスル
ホ基にすることを必ず包含する。Yがβ−ヒドロキシエ
チルである式(4)で表されるアミンを使用する場合、
得られるフタロシアニン化合物中のβ−ヒドロキシエチ
ルスルホニル基は、一般に知られている方法で式−SO
2 −Y(Yはβ位でエステル基によって置換されている
エチル基である)で表される基に、例えばβ−スルファ
トエチルスルホニル基に、硫酸または三酸化硫黄−含有
硫酸またはクロロスルホン酸を用いて変換され得る。
【0016】式(3)で表される化合物と式(4)およ
びH−NR1 2 で表されるアミンとの本発明による縮
合反応は、3.5〜8.5、好ましくは4〜8、特に
5.5〜6.5のpHで、かつ、0〜100℃、好まし
くは20〜60℃、特に45〜55℃の温度で行なわれ
る。一般に、当該反応は、触媒、例えばピリジン、ピリ
ジンスルホン酸、ピリジンカルボン酸、ピリジンスルホ
ナミドまたはピリジンカルボキサミド化合物の存在下
に、好ましくはニコチンアミドの存在下に、最初に挙げ
た米国特許明細書から、または米国特許第4,745,
187号明細書から知られている方法と同様にして、行
なわれる。
【0017】出発化合物の式(3)で表されるフタロシ
アニンスルホニルクロリド出発化合物は、例えば上記米
国特許明細書からまたはドイツ連邦共和国特許第89
1,121号明細書から認識できるような公知の方法と
同様にして製造される。例えば、式(3)で表される化
合物は、式(A)で表されるフタロシアニンをクロロス
ルホン酸に導入しそしてこのバッチを80〜150℃、
好ましくは100〜140℃の温度で、数時間攪拌し、
次いで塩素化剤、好ましくは塩化チオニルを添加し、さ
らにこのバッチを80〜90℃で数時間攪拌することに
よって製造される。このバッチを次いで砕いた氷中で攪
拌し、沈澱したフタロシアニンスルホニルクロリドを吸
引ろ過する。
【0018】式(3)で表される化合物を製造する別の
方法は、式(A)で表されるフタロシアニンと硫酸/三
酸化イオウとを、三酸化イオウの含有率が約50〜65
重量%の三酸化イオン−含有硫酸(発煙硫酸)中で約8
0℃で反応させることである。この方法の後、当該バッ
チを氷冷した塩化ナトリウム水溶液中で攪拌し、そして
得られる金属含有フタロシアニンスルホン酸を通常の方
法で、例えばジメチルホルムアミド中の塩化チオニルを
用いて、フタロシアニンスルホニルクロリドに変換す
る。
【0019】式(A)で表される金属フタロシアニン出
発化合物は公知であるか、または公知の方法により製造
され得る。関連文献としては、米国特許第2,202,
632号明細書、英国特許第679,773号明細書お
よび同1,306,055号明細書ならびに米国特許第
2,155,038号明細書が挙げられる。
【0020】本発明により製造される式(1)で表され
るフタロシアニン染料(以下「染料(1)」と呼称す
る)の合成バッチからの分離は、一般に知られている方
法によって、反応媒体から電解質、例えば塩化ナトリウ
ムまたは塩化カリウムを用いて沈澱させることによっ
て、または反応溶液を、例えば噴霧乾燥により蒸発させ
ることによって、行なわれ、その際この反応溶液は、添
加された緩衝物質を含み得る。染料(1)は繊維反応性
および非常に良好な染料特性を有する。染料(1)はそ
れ故ヒドロキシル−及び/又はカルボキサミド−含有材
料、特に繊維材料、および皮革を染色および捺染するた
めに使用され得る。同様に、本発明による化合物の合成
の際に得られる溶液は、直接、液体調製物として、緩衝
物質を前もって添加してまたは添加しないで、前もって
濃縮してまたは濃縮しないで、使用され得る。
【0021】本発明はそれ故、染料(1)を、ヒドロキ
シル−およびカルボキサミド−含有材料を染色(捺染を
含む)するために使用する方法、すなわち染料(1)を
当該支持体に適用する方法にも関する。当該材料は好ま
しくは繊維材料の形で、特に紡織繊維、例えば糸、パッ
ケージおよび布の形で、使用される。
【0022】ヒドロキシル含有材料は、天然または合成
のヒドロキシル含有材料、例えばセルロース繊維材料、
──紙の形のものさえ──、またはそれらの再生生成物
およびポリビニルアルコールである。セルロース繊維材
料は好ましくは木綿であるが、別の植物繊維、例えばリ
ネン、大麻、ジュートおよびラミー繊維もある;再生セ
ルロース繊維としては、例えば、ステープルビスコース
およびフィラメントビスコースが挙げられる。
【0023】カルボキサミド含有材料としては、例え
ば、合成および天然ポリアミドおよびポリウレタン、特
に繊維の形のもの、例えば羊毛および別の動物毛、絹、
皮革、ナイロン−6,6、ナイロン−6、ナイロン−1
1およびナイロン−4が挙げられる。
【0024】染料(1)は、水溶性染料、特に繊維反応
性染料に慣用の技術によって、上記支持体、特に上記繊
維材料に適用され、固着されることができる。例えば、
セルロース繊維上で、染料(1)は、多量の水溶液から
吸尽方法によって、種々の酸結合剤を用いて、中性塩、
例えば塩化ナトリウムまたは硫酸ナトリウムを用いてま
たは用いずに、非常に良好なカラーイールドを、またカ
ラービルドアップをも有する染色を生じる。セルロース
繊維は、40〜105℃の温度で、所望であれば130
℃までの温度で、過圧で、所望であれば慣用の染色助剤
の存在下に、水性浴中で染色される。一つの可能な方法
は、当該材料を温浴に導入し、浴を所望の染色温度に除
々に加熱しそして染色方法をその温度で終わらせること
である。染料の吸尽を加速する中性塩は、所望であれ
ば、実際の染色温度に達した後に、浴に添加することも
できる。
【0025】パジング方法は同様に優れたカラーイール
ドおよび非常に良好なカラービルドアップをセルロース
繊維上に生じ、その上で固着が、室温または高められた
温度で、例えば約60℃までの温度で、蒸熱することに
よってまたは乾熱を用いて慣用の方法で行なわれ得る。
【0026】同様に、セルロース繊維のための慣用の捺
染方法──それは単相で、例えば、炭酸ナトリウムまた
は別の酸結合剤および色素を含む捺染ペーストで捺染
し、続いて100〜103℃で蒸熱することによって、
行なわれるか、または二相で、例えば色素を含む中性ま
たは弱酸性の捺染ペーストで捺染し、続いて捺染した材
料を、熱い電解質含有アルカリ浴に通すかまたはアルカ
リ電解質含有パジンング液でオーバーパジングし、続い
てこの処理された材料を巻き取るかまたは続いて蒸熱す
るかまたは続いて乾熱処理することによって固着させる
ことによって、行われることができる──は、十分には
っきりした輪郭および鮮明な白色地を持つ強い捺染を生
じる。捺染の外観は、固着条件の変更によってあまり影
響を受けない。染色の際だけでなく捺染の際にも、本発
明の化合物を用いて得られる固着度は非常に高い。
【0027】慣用の熱固着方法に従って乾熱を用いて固
着する際に、120〜200℃の熱空気が使用される。
101〜103℃の慣用の蒸気に加えて、160℃まで
の温度の過熱蒸気および高圧蒸気を使用することもでき
る。
【0028】セルロース繊維上に染料を固着する酸結合
剤としては、例えば、無機酸または有機酸のアルカリ金
属およびアルカリ土類金属の水溶性塩基性塩および熱で
アルカリを遊離する化合物が挙げられる。アルカリ金属
水酸化物および弱い〜中位の無機または有機酸のアルカ
リ金属塩が特に適しており、その際、好ましいアルカリ
金属化合物はナトリウムおよびカリウム化合物である。
このような酸結合剤としては、例えば、水酸化ナトリウ
ム、水酸化カリウム、炭酸ナトリウム、重炭酸ナトリウ
ム、炭酸カリウム、ギ酸ナトリウム、リン酸二水素ナト
リウムおよびリン酸水素二ナトリウムが挙げられる。
【0029】染料(1)を酸結合剤で加熱してまたは加
熱しないで処理することによって、これらの化合物は化
学的にセルロース繊維に結合される;特にセルロース染
色は、すすいで染料の未固着部分を除去する慣用の後処
理後、特にこのような未固着部分は冷水中でのその良好
な溶解性のために容易に洗い落とされるので、優れた耐
湿堅牢性を有する。
【0030】ポリウレタンおよびポリアミド繊維上の染
色は、通常、酸性媒体から行なわれる。染浴を所望のp
Hにするために、例えば、染浴はそれに添加された酢酸
及び/又は硫酸アンモニウム及び/又は酢酸および酢酸
アンモニウムまたは酢酸ナトリウムを含有する。染色の
使用可能な均染性を達成するために、慣用の均染剤、例
えばシアヌル酸クロリドと3倍のモル量のアミノベンゼ
ンスルホン酸またはアミノナフタレンスルホン酸との反
応生成物に基づくもの、または例えばステアリルアミン
とエチレンオキシドとの反応生成物に基づくものを添加
するのがよい。一般に、染色すべき材料は、約40℃の
温度で浴に導入し、その中で若干の時間動かし、次いで
染浴を所望の弱酸性、好ましくは弱酢酸酸性のpHに調
整し、そして実際の染色は60〜98℃の温度で行な
う。しかし、染色は、沸点でまたは120℃までの温度
で行なうこともできる(過圧下で)。
【0031】
【発明の効果】染料(1)を用いてセルロース繊維材料
上に作った染色および捺染は、良好な耐光堅牢性および
良好な耐湿堅牢性、例えば洗濯、縮充、水、塩水、異色
染めおよび汗堅牢性、またひだつけ加工、ホットプレス
および摩擦に対する良好な堅牢性に加えて、高い色の濃
さを有している。
【0032】
【実施例】以下、本発明を実施例を用いて説明する。式
により記載した化合物は、遊離酸の形で示されている;
一般に、それらはアルカリ金属塩の形で製造、単離され
て、その塩の形で染色に使用される。同様に、以下の例
中で遊離酸の形で挙げた出発化合物は、それ自体でまた
はその塩、好ましくはアルカリ金属塩、例えばリチウ
ム、ナトリウムまたはカリウム塩の形で合成に使用され
得る。
【0033】例中に挙げた部および%は、特記なき限り
重量による。重量部は、キログラムのリットルに対する
関係と同様に、容積部に関係する。本発明の化合物につ
いて報告された可視領域の吸収極大(λmax )は、その
アルカリ金属塩を用いて水溶液中で測定した。波長単位
はnmである。
【0034】例A 亜鉛(II)フタロシアニン25部を、クロロスルホン
酸120部に導入し、このバッチの温度を50〜60℃
に上げる。その後バッチを135℃でさらに3〜4時間
攪拌し、次いで80〜90℃に冷却し、そして塩化チオ
ニル34容積部を徹底的に攪拌しながら除々に添加す
る。さらに90℃で約4時間攪拌した後、このバッチを
氷上で攪拌し、そして、スルホニルクロリド基に関する
平均置換度が2.5の、沈澱した亜鉛(II)フタロシ
アニンスルホニルクロリドを吸引ろ過しそして氷水で洗
浄する。
【0035】例B 2−シアノベンザミド60部、キノリン610部および
1,2−ジクロロベンゼン364部の混合物に、約5分
にわたって、約20℃で、四塩化ケイ素68部を添加
し、反応混合物を205℃に加熱し、そして反応を10
分間還流下に攪拌しながら続ける。その後バッチを18
0℃に冷却し、残留物をこの温度で吸引ろ過し、氷酢酸
158部中で懸濁し、再度ろ過し、次いで水性の2N酢
酸150部およびエタノール400容積部で洗浄しそし
て乾燥する。
【0036】このジクロロシリコンフタロシアニン化合
物30部を、クロロスルホン酸440部に導入する。反
応を徹底的に攪拌しながら130℃で約4時間行い、次
いでバッチを85℃に冷却し、そして塩化チオニル18
0部を約30分にわたって除々に添加する。反応を還流
下に約85℃でさらに4時間続け、次いで氷3000部
上で攪拌し、式
【0037】
【化11】 で表される、得られるジクロロシリコンフタロシアニン
テトラスルホニルクロリドを湿ったろ過ケーキの形でろ
過する。
【0038】例C フタロシアニンジクロロケイ素35部およびテトラヒド
ロフラン220部の混合物に、20℃で、臭化メチルマ
グネシウム29部を添加し、そして反応を還流下に(約
67℃で)約14時間にわたって行なう。次いで、不溶
物を冷却したバッチから濾去し、濾液を5%濃度の水性
塩酸100部と混合し、テトラヒドロフランを蒸留し、
そして得られたジメチルシリコンフタロシアニンを、水
性相を乾燥するまで蒸発させることによって単離する。
【0039】ジメチルシリコンフタロシアニン18部
を、クロロスルホン酸520部に導入する。反応を徹底
的に攪拌しながら140℃で約3時間行い、バッチを8
5℃に冷却し、そして塩化チオニル100部を除々に添
加する。反応を還流下に約85℃で終わらせ、次いでバ
ッチを徹底的に攪拌しながら氷2000部上に注いで、
【0040】
【化12】 で表される、沈澱したジメチルシリコンフタロシアニン
テトラスルホニルクロリドを湿ったろ過ケーキの形でろ
過する。
【0041】例1 水100部中36部の4−(β−スルファトエチルスル
ホニル)アニリンのpH6.5の溶液を、例Aの亜鉛
(II)フタロシアニンスルホニルクロリドの湿ったろ
過残留物およびニコチンアミド4部と攪拌することによ
って混合する。次いでこのバッチを、さらに2時間、5
0℃で、その後約20℃で、6.5のpHを維持しなが
ら攪拌する。縮合反応が終わったら、バッチをろ過し、
本発明のフタロシアニン染料を塩化ナトリウムで塩析す
ることによってまたは反応溶液を乾燥するまで減圧下に
蒸発させることによって単離する。
【0042】本発明のフタロシアニン染料は、遊離酸の
形で記載すると、式
【0043】
【化13】 で表される。この染料は非常に良好な繊維反応性染料特
性を有し、水に非常に容易に溶解できそして、反応性染
料に関する工業に慣用の適用および固着技術によって適
用すると、前述の材料上に、特にセルロース繊維材料、
例えば木綿上に、良好な堅牢性を有する鮮明な緑色の染
色および捺染を生じる。
【0044】例2 例1を、4−(β−スルファトエチルスルホニル)アニ
リンの代わりに、同量の3−(β−スルファトエチルス
ルホニル)アニリンを用いて繰り返す。式(遊離酸の形
で記載する)
【0045】
【化14】 で表される、得られる新規フタロシアニン染料は、良好
な繊維反応性適用特性を有し、そして例えばセルロース
繊維材料、例えば木綿を、繊維反応性染料に関する工業
において慣用の染色および捺染技術によって、良好な堅
牢性を有する、強い、鮮明な緑色の色合いに染色する。
【0046】例3 水300部中30部の4−(β−スルファトエチルスル
ホニル)アニリンの中性溶液に、徹底的に攪拌しなが
ら、35℃でかつ5.8〜6.2のpHで、例Bで得ら
れる湿ったろ過ケーキの形のジクロロシリコンフタロシ
アニンテトラスルホニルクロリドおよびニコチンアミド
3部を添加する。このバッチを、上記反応条件下で、さ
らに約3時間攪拌し、次いで、式(遊離酸の形で記載す
る)
【0047】
【化15】 で表される新規フタロシアニン染料を合成水溶液を乾燥
するまで減圧下に約60℃で蒸発させることによって単
離する。
【0048】この新規染料は、非常に良好な繊維反応性
染料特性を有し、上述した繊維材料、例えば木綿に、繊
維反応性染料に関する工業に慣用の捺染および染色技術
によって適用すると、強い、堅牢な、緑色の捺染および
染色を生じる。
【0049】例4 水200部中16.3部の4−(β−スルファトエチル
スルホニル)アニリン16.3部のpH6溶液に、35
℃の温度で、5.8〜6.2のpHを維持しながら、ニ
コチンアミド1.66部および水で湿ったろ過ケーキと
して例Cで得られたジメチルシリコンフタロシアニンテ
トラスルホニルクロリドを添加する。このバッチをさら
にこれらの反応条件下で若干の時間攪拌し、次いで、遊
離酸の形で記載すると、式
【0050】
【化16】 で表される、得られる新規フタロシアニン染料を、合成
水溶液を乾燥するまで減圧下に約60℃で蒸発すること
によって単離する。この染料は、非常に良好な染料特性
を有し、繊維反応性染料に関する工業に慣用の通常の技
術によって例えばセルロース繊維材料に適用すると、薄
黒い緑色の色合いの強い、堅牢な染色および捺染を生じ
る。

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 式(1) 【化1】 〔式中PCは式(A) 【化2】 (式中Meは二価金属基 【化3】 (ただしRはメチル、エチル、ヒドロキシルまたはハロ
    ゲン、好ましくは塩素である。)である。)で表される
    フタロシアニンの基であり、 Mは水素またはアルカリ金属または別の塩形成金属であ
    り、 R1 は水素、炭素原子数1〜6のアルキルであるか、ま
    たは炭素原子数2〜6のアルキル──それは炭素原子数
    1〜4のアルコキシ、シアノ、炭素原子数2〜5のアル
    カノイルアミノ、カルボキシル、スルホ、ホスファト、
    スルファト、ヒドロキシルまたは炭素原子数1〜4のア
    ルキルを有するジアルキルアミノによって置換されてい
    る──であり、 R2 は水素、炭素原子数1〜6のアルキルであるか、ま
    たは炭素原子数2〜6のアルキル──それは炭素原子数
    1〜4のアルコキシ、シアノ、炭素原子数2〜5のアル
    カノイルアミノ、カルボキシル、スルホ、ホスファト、
    スルファト、ヒドロキシル、フェニル、スルホフェニ
    ル、カルボキシフェニルまたはそれぞれ炭素原子数1〜
    4のアルキルを有するジアルキルアミノによって置換さ
    れている──であるか、またはスルホ置換されているこ
    とができるフェニルであり、 R1 およびR2 は、窒素原子および炭素原子数3〜8の
    アルキレンと共に、または別のヘテロ基および炭素原子
    数1〜5の2つのアルキレンと共に、4員〜8員のヘテ
    ロ環状環を形成するか、または基−NR1 2 はシアノ
    アミノであり、 Bは式(2a)または(2b) 【化4】 (式中R3 は水素、炭素原子数1〜4のアルキルまたは
    炭素原子数1〜4のアルコキシであり、 R4 は水素、ハロゲン、炭素原子数1〜4のアルキルま
    たは炭素原子数1〜4のアルコキシであり、 Mは上で定義された通りであり、 mは0または1でありそしてnは0、1または2であ
    る。)で表される基であり、 Yはビニルであるか、またはエチル基──それは、β位
    に、アルカリによってビニル基を残して除去され得る置
    換基を含む──であるか、またはYはβ−スルホエチル
    またはβ−ヒドロキシエチルであり、 aは0〜3であり、 bは0〜2であり、そして cは1〜4であり、 その際(a+b+c)の合計は1〜4である。〕で表さ
    れるフタロシアニン染料。
  2. 【請求項2】 Bが、R3 が水素、メチルまたはメトキ
    シであり、R4 が水素またはメトキシでありそしてmが
    0である式(2a)で表される基である、請求項1記載
    のフタロシアニン染料。
  3. 【請求項3】 bが0である、請求項1または2記載の
    フタロシアニン染料。
  4. 【請求項4】 aが0〜3でありそしてcが1〜2であ
    る、請求項3記載のフタロシアニン染料。
  5. 【請求項5】 Yがβ−スルファトエチルまたはビニル
    である、請求項1〜4のいずれか1項に記載のフタロシ
    アニン染料。
  6. 【請求項6】 Meが亜鉛(II)である、請求項1〜
    5のいずれか1項に記載のフタロシアニン染料。
  7. 【請求項7】 式(3) 【化5】 〔式中PCおよびMはそれぞれ請求項1で定義された通
    りであり、pは0〜3でありそしてqは1〜4であり、
    その際(p+q)の合計は1〜4である。〕で表される
    フタロシアニンスルホニルクロリドを、水性または非水
    性媒体中で、式(4) H2 N−B−SO2 −Y (4) 〔式中BおよびYはそれぞれ請求項1で定義された通り
    である。〕で表されるアミンおよび場合により式H−N
    1 2 (R1 およびR2 はそれぞれ上で定義された通
    りである)で表される別のアミンと同時にまたは任意の
    順序で反応させ、それと同時にまたはそれに引き続いて
    スルホニルクロリド基を部分的に加水分解してスルホ基
    とし、そして場合により、Yがβ−ヒドロキシエチルで
    ある場合に、β−ヒドロキシエチルスルホニル基を式−
    SO2 −Y(Yはβ位でエステル基によって置換されて
    いるエチル基である)で表される基に変換することを特
    徴とする、請求項1の式(1)で表されるフタロシアニ
    ン染料の製造方法。
  8. 【請求項8】 請求項1〜6のいずれか1項に記載のフ
    タロシアニン染料または請求項7に記載の方法により製
    造されたフタロシアニン染料をヒドロキシル−及び/又
    はカルボキサミド−含有材料、特に繊維材料を染色する
    ために使用する方法。
  9. 【請求項9】 染料を、ヒドロキシル−及び/又はカル
    ボキサミド−含有材料、特に繊維材料上にまたは材料中
    に適用しそして染料を当該材料上にまたは材料中に熱を
    用いてまたはアルカリ剤を用いてあるいは両方の手段を
    用いて固着させることによる当該材料の染色方法におい
    て、請求項1〜6のいずれか1項に記載のフタロシアニ
    ン染料または請求項7に記載の方法により製造されたフ
    タロシアニン染料を使用することを特徴とする、上記方
    法。
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