JPH07206130A - トンネル炉用処理品傾き修正装置 - Google Patents

トンネル炉用処理品傾き修正装置

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JPH07206130A
JPH07206130A JP2876194A JP2876194A JPH07206130A JP H07206130 A JPH07206130 A JP H07206130A JP 2876194 A JP2876194 A JP 2876194A JP 2876194 A JP2876194 A JP 2876194A JP H07206130 A JPH07206130 A JP H07206130A
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Katsuyoshi Unobayashi
勝義 鵜林
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Tokai Konetsu Kogyo Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 処理品をある搬送経路から直交する搬送経路
へ搬送したり、他の搬送装置へ移載したりする場合の自
動化装置による取扱いに支障をきたさないように、搬送
経路の前端部において、搬送中に平面的に傾いた処理品
の傾きを確実にゼロにすること。 【構成】 搬送ローラと、多数の傾き修正ローラと、処
理品検知器とで構成し処理品の搬送経路の前端部への到
着を検知した後も、タイマ手段を用いて、ある一定時間
搬送ローラを駆動することを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は処理品を搬送しながら連
続して焼成するトンネル炉の処理品自動搬送装置に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】処理品を搬送しながら、連続して焼成す
るトンネル炉の処理品自動搬送装置においては、図4に
示すようにトンネル炉2内の炉内搬送経路3と並設して
処理品1の上げ下ろしを行なうリターン搬送経路5を設
け、前記炉内搬送経路3と前記リターン搬送経路5とを
連絡する2つの横送搬送経路4a、4bで接続して閉ル
ープ状の搬送経路を構成し、自動運転しているのが通常
である。前記炉内搬送経路3における処理品搬送方式と
しては、プッシャ押込方式、ローラ搬送方式、コンベア
チェーン方式、メッシュベルト方式などがあり、その他
の搬送経路における処理品搬送方式としては、プッシャ
押込方式、ローラ搬送方式、コンベアチェーン方式など
がある。前記いずれの処理品搬送方式においても搬送経
路の処理品前進方向の前端部で、最も前方にある処理品
を直交する搬送経路に搬送したり他の搬送装置に移載し
たりする動作が終了するまでの間、後続の処理品が前記
搬送経路の前端部に到着するのを防止するために、搬送
経路の最も前方にある処理品を後続の処理品から引離し
た状態で最も前方にある処理品の搬送動作や移載動作を
する必要があり、前記搬送動作や移載動作に要する時間
が長い場合は、最も前方にある処理品と後続の処理品と
の引離距離が長いため、搬送経路の処理品前進方向の前
端部の搬送方式をローラ搬送方式としているのが通常で
ある。従来の技術においては搬送経路の処理品前進方向
の前端部の構造として、図5に示すように、搬送経路の
前端部に、最も前方にある処理品1aを搬送する搬送ロ
ーラ6と平板状の処理品ストッパ26を設けるととも
に、処理品検知器18により処理品1aが前端部に到着
したことを検知し、搬送ローラ6の駆動を停止してい
た。ところが、搬送ローラ6上を平面的に斜めに傾いて
搬送された処理品1aは、処理品1aが傾いているため
に、処理品検知器18による処理品1aの検出タイミン
グにばらつきがあり、処理品1aの搬送が停止したとき
処理品1aが傾いた状態である場合があった。処理品が
傾いた状態で停止したとき、それ以降直交する搬送経路
に搬送したり他の搬送装置に移載する場合、自動化装置
での取扱いが困難な場合があるという欠点があった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記従来の技術におい
ては、搬送経路の処理品1の前進方向の前端部まで最も
前方にある処理品1aを搬送ローラ6により搬送したと
き前記処理品1aが平面的に斜めに傾いていて、以降の
自動化装置による取扱いが困難な場合があるという問題
があった。本発明は以上のような問題点を解消させ、前
記処理品1の傾きを確実にゼロにし、信頼性の高い処理
品傾き修正装置を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明のトンネル炉用処
理品傾き修正装置は搬送経路の処理品1の前進方向の前
端部を搬送ローラ6と多数の傾き修正ローラ7と処理品
検知器18とで構成し処理品1の搬送経路の前端部への
到着を検知した後も、タイマ手段を用いてある一定時間
搬送ローラ6を駆動することにより処理品1の傾きを確
実にゼロに修正し、従来の欠点を解消することを特徴と
している。
【0005】
【作用】本発明を図面により説明する。図1は本発明の
実施例であり、搬送経路の前端部の一例として炉内搬送
経路3の処理品1の前進方向の前端部の構造を説明する
図である。主な構成として炉内搬送経路3の前進方向に
処理品1を搬送する搬送ローラ6と、フレーム9に傾き
修正ローラ軸8で回転可能に取付けられた傾き修正ロー
ラ7と処理品検知器18で構成されている。図1におい
て炉内搬送経路3の最も前方にある処理品1aは、搬送
ローラ6により炉内搬送経路3の搬送速度よりも速い搬
送速度で搬送されることにより処理品1bから引離さ
れ、斜めに傾いて搬送された処理品1aの前端の一方の
角部が傾き修正ローラ7aに到着した状態を示してい
る。処理品1aがさらに搬送されると処理品1aは図示
右方向に搬送され、処理品1aの前端の一方の角部すな
わち図示下方の角部が傾き修正ローラ7aに当って、前
進できない状態になっているので、処理品1aに反時計
方向に回転する搬送力が作用し、その反作用として傾き
修正ローラ7aに時計方向の回転力が作用する。ここで
傾き修正ローラ7は傾き修正ローラ軸8の周りに自由に
回転するようになっているので、前記処理品1aの反時
計方向への回転動作時の抵抗力が非常に小さく、処理品
1aの反時計方向への回転動作を円滑にするように作用
し、処理品1aの傾きの修正を、極めて容易に可能なら
しめている。さらに本発明においては、処理品1aの炉
内搬送経路3の前端部への到着を処理品検知器18で検
知した後も、図示しないタイマ手段により、実験によっ
て求められた処理品1aの傾き修正を確実にするある一
定時間、搬送ローラ6の駆動を継続するようにしている
ので、処理品1aの傾きを確実にゼロにすることができ
るようになっている。なお、本実施例においては、処理
品1の傾きを図1において図示する上方の角部が前方と
なる傾きについて説明したが、図1における傾きとは逆
方向の傾き、すなわち下方の角部が前方となる傾きにつ
いても全く同様に作用する。
【0006】
【実施例】以下、本発明の一実施例について説明する。
図4は、トンネル炉2へ処理品1を自動的に搬入搬出す
る装置を模式図的に示している一例であり、処理品1は
時計回り方向に循環する例である。炉内に搬入された処
理品1は炉内搬送経路3により、炉内を搬送されながら
焼成され、炉外へ搬出されたところで、炉内搬送経路3
と直交する横送搬送経路4aに移載され、さらに横送搬
送経路4aと直交するリターン搬送経路5に移載され
る。リターン搬送経路5において、焼成済の処理品1を
回収し、未焼成の処理品1を供給し、横送搬送経路4b
に順次搬送され、横送搬送経路4bから炉内搬送経路3
に移載されて循環するようになっている。本発明は前記
炉内搬送経路3、横送搬送経路4a、4b、リターン搬
送経路5いずれの搬送経路にも適用されるが、ここでは
炉内搬送経路3において本発明を説明する。図1は、図
4における炉内搬送経路3の処理品1の前進方向の前端
部の構造を説明する図であり、図2は図1における断面
AAを示す図である。回転駆動部16からスプロケット
17a、17bとチェーン10aにより、搬送ローラ軸
12aに動力を伝達し、スプロケット15と、チェーン
10bにより各搬送ローラ軸12に動力を伝達すること
によりフレーム13、14に取付けられた搬送ローラ軸
受11に支持された搬送ローラ軸12に一体的に取付け
られた搬送ローラ6を回転させ処理品1を搬送するよう
になっている。さらに多数の傾き修正ローラ軸8の回り
に自由に回転するようになっている多数の傾き修正ロー
ラ7をフレーム9に取付け光電式の処理品検知器18に
より、処理品1を検知するようになっている。処理品1
の停止後は図2に示す昇降駆動部20により、テーブル
19を降下し、処理品1aをコンベアチェーン21に載
せた後、図示しない駆動部によりコンベアチェーン21
を駆動し、処理品1aをリターン搬送経路5の方向に搬
送するようになっている。図1において炉内搬送経路3
の最も前方にある処理品1aは搬送ローラ6により、炉
内搬送経路3の搬送速度よりも速い搬送速度で搬送され
ることにより次の処理品1bから引離され、斜めに傾い
て搬送された処理品1aの前端の一方の角部が傾き修正
ローラ7aに到着した状態を示している。処理品1aが
さらに搬送されると、処理品1aは図示右方向に搬送さ
れ、処理品1aの前端の一方の角部すなわち図示上方の
角部が傾き修正ローラ7aに当って前進出来ない状態に
なっているので、処理品1aに反時計方向に回転する搬
送力が作用し、その反作用として傾き修正ローラ7aに
時計方向の回転力が作用する。ここで傾き修正ローラ7
は、傾き修正ローラ軸8の周りに自由に回転するように
なっているので、前記処理品1aの反時計方向への回転
動作時の抵抗力が非常に小さく、前記処理品1aの反時
計方向への回転動作を円滑にするように作用し、処理品
1aの傾きを、図1において二点鎖線で示すように極め
て容易に修正することが出来た。さらに傾き修正ローラ
7は、小径とし、取付ピッチ間隔を小さくして、多数配
置し、処理品1aの角部が傾き修正ローラ間にはまり込
むのを防止するとともに、処理品1aの炉内搬送経路3
の前端部への到着を処理品検知器18で検知した後も図
示しないタイマ手段により、処理品1aの種々の傾きに
関しても傾きの修正を確実にする実験により求めたある
一定時間、搬送ローラ6の駆動を継続するようにしてい
るので、通常トンネル炉の搬送経路において、傾く角度
に関し、傾きを確実にゼロにすることが出来た。図3は
傾き修正ローラ7の取付方法と、処理品1の検知手段を
前記実施例とは異にした他の実施例であり、フレーム2
6に固定したピン23を支点として回転するアーム22
と、アーム22に多数の傾き修正ローラ軸8で回転可能
に取付けられた多数の傾き修正ローラ7と、アーム22
がある一定角度回転したときに、それ以上の回転を制限
するストッパ24と、アーム22が処理品1aの搬送に
伴い、ある一定角度回転したときにこれを検知する検知
器25で構成している例である。なお、本実施例におい
ては、処理品1aの傾きを図1において図示する上方の
角部が前方となる傾きについて説明したが、図1におけ
る傾きとは逆方向の傾きすなわち、下方の角部が前方と
なる傾きについても、全く同様の効果が得られた。
【0007】
【発明の効果】このように本発明によれば、搬送経路の
処理品の前進方向の前端部を、搬送ローラと、多数の傾
き修正ローラと、処理品検知器とで構成し、処理品の搬
送経路の前端部への到着を検知した後も、タイマ手段を
用いてある一定時間、搬送ローラを駆動することによ
り、処理品の傾きを確実にゼロにし、信頼性の高い処理
品傾き修正装置が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を説明する図である。
【図2】図1における断面AAを示す図である。
【図3】本発明の他の実施例である。
【図4】トンネル炉の処理品自動搬送装置を説明する図
である。
【図5】従来技術を説明する図である。
【符号の説明】
1、1a、1b 処理品 2 トンネル炉 3 炉内搬送経路 6 搬送ローラ 7、7a 傾き修正ローラ 8 傾き修正ローラ軸 18 処理品検知器 22 アーム 23 ピン 24 ストッパ 25 検知器 26 フレーム 27 処理品ストッパー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 F27B 9/14

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 処理品あるいは台板に載せた処理品(以
    下処理品という)を搬送しながら連続して焼成するトン
    ネル炉の処理品自動搬送装置において搬送経路の処理品
    前進方向の前端部を搬送ローラと多数の傾き修正ローラ
    と処理品検知器とで構成し、処理品の搬送経路の前端部
    への到着を検知した後も、タイマ手段を用いてある一定
    時間搬送ローラを駆動することにより処理品の傾きを修
    正することを特徴とするトンネル炉用処理品傾き修正装
    置。
JP2876194A 1994-01-17 1994-01-17 トンネル炉の処理品自動搬送装置 Expired - Lifetime JP3393350B2 (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007131449A (ja) * 2005-11-14 2007-05-31 Daifuku Co Ltd 物品貯留装置
KR101435068B1 (ko) * 2013-09-26 2014-08-27 현대제철 주식회사 가열로용 소재 이송장치
KR200484811Y1 (ko) * 2016-12-28 2017-10-31 (주) 제이디피이에스 방향전환 컨베이어

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