JPS5823780Y2 - 物品搬送仕分け機構 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 （４）考案の技術分野 本考案は搬送コンベアで搬送されるプリント板等の物品
を多数分岐している分岐コンベアに仕分けて移し変える
多分岐の物品搬送仕分は機構に係り、特に物品の搬送方
法及び分岐コンベアへの物品の移し変えの機構の改良に
関するものである。

（Ｂ） 従来技術と問題点 製品の組立ラインにおいてはメインの搬送コンベアによ
り搬送される物品をそこから多数分岐している分岐コン
ベアにそれぞれ移し変える仕分は機構が設けられている
。

ところで従来かかる仕分は機構は第１図のように搬送ベ
ルト１とその側方直角方向に複数個並設される分岐コン
ベア２ａないし２ｃとの間に仕分は用のターンテーブル
３ａないし３ｃがそれぞれ設けられたり、または第２図
のように搬送ベルト１の分岐コンベア２ａないし２ｃと
反対の側にシリンダー等の押圧手段４ａないし４ｃが設
けられているものが提案されている。

また実公昭４７−４２３７５号公報に示されているよう
に果実選果機用の如く、予じめ形が決められているもの
を搬送する際に搬送路の両側面にガイドを有し、かつこ
の両側面側に設けたテエン状の送り機構に送り、かつ分
岐する際には、当該物品を所定角度傾斜させる事により
分岐させる方法があった。

しかるに第１図のものはターンチーフル３ａな（・し３
ｃを回転して物品を仕分ける際に搬送コンベア１を１旦
止める必要があり、且つ各分岐コンベア２ａなＬ・し２
ｃ毎にターンテーブル３ａないし３ｃを要して機造が複
雑化し制御も複雑になる。

また第２図の場合にも仕分は作業時搬送コンベア１を１
旦止めろ必要があると共にその時押圧手段４ａないし４
ｃにより物品に無理な力が加わり、且つ制御が複雑にな
る。

また実公昭４７−４２３７５号公報に記載された技術で
は搬送系が特定のものしか運ぶ事が出来ない構成となっ
ている。

このように従来の物品搬送仕分は機構におＬ・では種々
の欠点があった。

ところでこのような物品を搬送する場合に、搬送路中の
物品をチェックする必要がある。

しがしながら従来の物品搬送においては、水平状態で搬
送しているため特に目視確認等が行なえブよい欠点があ
った。

（Ｃ） 考案の目的 本考案はこのような欠点を解消する事を目的とするもの
で、搬送路中の物品のチェックカー可能であり、かつ仕
分けが可能な物品搬送仕分は機構を提供するものである
。

０ 考案の構成 本考案は、物品を所定角度傾斜させて搬送すべく物品搬
送路の略中夫に一定角度傾斜させて配置した搬送コンベ
アと、物品搬送路の後方に配置され、該物品搬送路と直
交するように配置された分岐コンベアと、該物品搬送路
の該分岐コンベアの対応位置に、該搬送コンベアが突出
する窓を有し、該搬送コンベアで搬送された物品を該物
品搬送路より受取り、所定角度回転させて該分岐コンベ
ア上に落下させる可動板とを備えた物品搬送仕分は機構
により達成される。

東）考案の実施例 以下に本考案を図面の実施例により具体的に説明すると
、第３図ないし第５図において搬送コンベア１は第３図
のように傾斜して設置され、この途中の上方に例えば３
個の物品を一度に載せ得るような比較的長い可動板５が
設けられている。

可動板５の上方の端部には半円形のギヤ６が取付けられ
ており、このギヤ６が駆動用のギヤ７と噛合って可動板
５を上下に往復回転するようになっていると共に、可動
板５の下方の端部には物品を支えるローラ８が取付げら
れている。

また可動板５の中心線上には窓９が明いており、この窓
９０所から第５図のように搬送コンベア１のベルト１′
がガイドローラｉｏ、ｔｉにより波形にされて可動板５
上に露出するようになっており、このような可動板５の
側方の分岐コンベア２ａないし２ｃとの間にシュータ１
２が装着されている。

こうして可動板５が第１図のように下方の搬送コンベア
１上に位置していると、搬送コンベア１により搬送され
る物品が可動板５の窓９０部分のベルト１′で可動板５
上に載せられるようになり、この可動板５上に物品がセ
ンサで検知して例えば３個載った時点でギヤ６．７によ
り可動板５が上方に回転される。

すると可動板５上の物品は搬送コンベア１の駆動の有無
に関係なく上方に持上げられ、その後自重で自動的に可
動板５に沿って下方へすべり落ち、且つシュータ１２を
介して分岐コンベア２ａないし２ｃ上にそれぞれ載せら
れるものであり、これにより搬送コンベア１の物品が例
えば３個の分岐コンベア２ａないし２ｃにそれぞれ一度
に分岐して受渡される。

このように本考案によると、単一の可動板５により複数
個に分岐する分岐コンベア２ａないし２ｃに物品を仕分
けるようになっているので、構造と共に制御が簡単にな
る。

また搬送コンベア１は可動板５による仕分けの際にその
可動板５の位置に物品が来なＬ・ように適宜ストッパ作
用されていれば停止する必要がなＬ・ので、搬送コンベ
ア１の動作の制御は不要になり、更に可動板５上の物品
は無理に押圧されることなく円滑且つ迅速にすべり落ち
て分岐コンベア２ａないし２ｃの方に搬送される。

Ｆ）考案の効果 以上のように本考案においては、物品を所定角度傾斜し
た状態で搬送させるようにして℃・るため物品搬送路中
の物品のチェックが非常に行ないやすく、また物品搬送
手段が中央に設けられ物品のサイズが異なっても搬送可
能である。

さらに仕分は機構も単に可動板の移動のみで行ない構成
が簡単となった。

【図面の簡単な説明】

第１図と第２図は従来の仕分は機構の実施例を示す平面
図、第３図は本考案による仕分は機構の一実施例を示す
側面図、第４図はその平面図、第５図は第４図の■−Ｖ
断面図である。 １・・・・・・搬送コンベア、１′・・・・・・ベルト
、２ａないし２ｃ・・・・・・分岐コンベア、３ａなＬ
・し３ｃ・・・・・・ターンテーブル、４ａないし４Ｃ
・・・・・・押圧手段、５・・・・・・可動板、６，７
・・・・・・ギヤ、８・・・・・・ローラ、９・・・・
・・窓、１０ 、１１ 、、、、、、ガイドローラ、１
２・・・・・・シュータ。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 物品を所定角度傾斜させて搬送すべく物品搬送路の略中
   夫に一定角度傾斜させて配置した搬送コンベアと、物品
   搬送路の後方に配置され、該物品搬送路と直交するよう
   に配置された分岐コンベアと、該物品搬送路の該分岐コ
   ンベアの対応位置に、該搬送コンベアが突出する窓を有
   し、該搬送コンベアで搬送された物品を該物品搬送路よ
   り受取り、所定角度回転させて該分岐コンベア上に落下
   させる可動板とを備えた物品搬送仕分は機構。