JPH04341409A - 搬送物の位置修正装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、フォークリフト等によ
ってコンベア上に移載されたパレット等の搬送物のコン
ベア上での位置を修正する装置に関する。

【０００２】

【従来の技術】従来、荷物を載置したパレットをフォー
クリフトにより第１のコンベアへ運搬し、この第１のコ
ンベアからチェーンコンベアを介して第２のコンベアへ
受け渡すように構成されたコンベアシステムが知られて
いる。このパレットは次いで、例えばスタッカクレーン
によって搬送され、所定の棚等に収納される。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】第１および第２のコン
ベアの間に設けられたチェーンコンベアの幅は、通常パ
レットの幅よりもかなり狭い。したがって、第１のコン
ベア上に移載されたパレットがこのコンベアの搬送方向
に対して傾斜していると、パレットはチェーンコンベア
によってさらに位置ずれを生じ、第２のコンベアあるい
はスタッカクレーンへの受け渡しが不可能になるおそれ
が生じる。このため従来、第１のコンベアに対して所定
の姿勢で移載されない場合、フォークリフトの運転者は
パレットを持ち上げ、コンベア上への移載操作をやり直
さなければならなかった。本発明は、このような問題点
に鑑みてなされたものであり、フォークリフト等によっ
てコンベア上に移載された搬送物の位置がコンベアに対
して傾斜していても、その位置を修正することができ、
ひいてはフォークリフト等による移載操作を簡単にする
ことができる位置修正装置を得ることを目的としてなさ
れたものである。

【０００４】

【課題を解決するための手段】本発明に係る搬送物の位
置修正装置は、コンベア上に進退自在な位置決め部材と
、この位置決め部材をコンベア上に進出させるとともに
、進出させた位置決め部材側にコンベアを駆動させ、搬
送物を位置決め部材に係合させる位置決め制御手段とを
備えたことを特徴としている。

【０００５】

【実施例】以下図示実施例により本発明を説明する。図
１および図２は、本発明の一実施例に係る位置修正装置
を備えたコンベアシステムを示す。

【０００６】これらの図において、フォークリフト（図
示せず）等により矢印Ａ方向に沿って運搬されてきたパ
レットＰおよび荷物Ｗは、入口ローラコンベア１０上に
載置され、後述するように位置修正装置９０によってそ
の位置を修正される。そして、このパレットＰおよび荷
物Ｗは、チェーンコンベア２０あるいは横方向ローラコ
ンベア３０を介して、入庫ローラコンベア４０（または
図示しない他の入庫ローラコンベア）に受け渡され、ス
タッカクレーン５０により、棚６０の所定の収納部に収
納される。この棚６０内のパレットＰおよび荷物Ｗは、
必要に応じて、スタッカクレーン５０により取り出され
るとともに出庫ローラコンベア７０により搬送され、チ
ェーンコンベア８０を介して横方向ローラコンベア３０
に受け渡される。しかして、このパレットＰおよび荷物
Ｗは所定の場所に搬送される。

【０００７】フォークリフト等により入口ローラコンベ
ア１０に移載されたパレットＰおよび荷物Ｗは、可動ス
トッパ９４により、正面が搬送方向Ｂを向くように、す
なわち搬送方向Ｂに対して傾斜しないように位置修正さ
れる。後述するように、可動ストッパ９４は入口ローラ
コンベア１０における搬送物の搬入側端部に、入口ロー
ラコンベア１０のローラ１２よりも上方に突出自在に設
けられており、このローラ１２上にパレットＰが置かれ
ると、可動ストッパ９４がローラ１２よりも上方に突出
するとともに、ローラ１２が搬送方向Ｂと逆方向に回転
する。これにより、パレットＰを可動ストッパ９４に当
接させ、位置決めするようになっている。

【０００８】入口ローラコンベア１０は、フレーム１１
に回動可能に支持された多数のローラ１２と、ローラ１
２を搬送物の搬送方向Ｂまたは搬送方向Ｂと逆方向に回
転させるローラ駆動機構（図示せず）と、荷姿検出器１
３とを備える。この入口ローラコンベア１０は、荷物Ｗ
がパレットＰ上において所定の姿勢であることを確認し
つつ、パレットＰを矢印Ｂ方向に搬送する。

【０００９】チェーンコンベア２０は、パレットＰを入
庫ローラコンベア４０に受け渡すものである。横方向ロ
ーラコンベア３０は、パレットＰを図示しない他の入庫
ローラコンベア４０あるいは所定のステーションに搬送
するものである。

【００１０】チェーンコンベア２０は、横方向ローラコ
ンベア３０のローラ３１に平行に設けられ、通常はロー
ラ３１の上面よりも下方に位置しているが、必要に応じ
てローラ３１よりも上方に突出するように構成される。 すなわち、入口ローラコンベア１０から送られてきたパ
レットＰを、チェーンコンベア２０に隣接する入庫ロー
ラコンベア４０に受け渡す場合、このチェーンコンベア
２０は図示しない昇降機構によって上昇せしめられる。 これによりパレットＰは、チェーンコンベア２０上に載
置され、入庫ローラコンベア４０側に搬送される。これ
に対し、入口ローラコンベア１０から送られてきたパレ
ットＰを、図示しない他の入庫ローラコンベア４０に受
け渡す場合、チェーンコンベア２０はローラ３１よりも
下方に位置しており、これによりパレットＰは、横方向
ローラコンベア３０によって図１の左方に搬送される。

【００１１】入庫ローラコンベア４０の棚６０側の端部
には、パレットＰを持ち上げるためのリフタ４１が設け
られる。このリフタ４１は、ローラ４２に平行に延びる
一対の板部材から構成され、図示しない昇降機構によっ
て昇降駆動される。リフタ４１は、通常ローラ４２の上
面よりも下方に位置しているが、スタッカクレーン５０
がパレットＰを受け取る時、ローラ４２よりも上昇せし
められる。図２は、リフタ４１が上昇してパレットＰと
ローラ４２の間にスタッカクレーン５０のフォーク５１
が挿入され、パレットＰがスタッカクレーン５０に受け
渡される状態を示している。

【００１２】さて、矢印Ｃに沿って入庫ローラコンベア
４０上を搬送され、このコンベア４０の端部においてス
タッカクレーン５０に受け渡されたパレットＰは、スタ
ッカクレーン５０により、棚６０の所定の収納部に収納
される。この棚６０内のパレットＰおよび荷物Ｗは、必
要に応じてスタッカクレーン５０によって取り出され、
出庫ローラコンベア７０のリフタ７１に載置される。こ
のリフタ７１も入庫ローラコンベア４０のリフタ４１と
同様に、昇降自在に設けられており、パレットＰが載置
されると下降せしめられ、これよりパレットＰはローラ
７２上に受け渡される。そしてパレットＰは、出庫ロー
ラコンベア７０により矢印Ｄに沿って搬送された後、チ
ェーンコンベア８０を介して横方向ローラコンベア３０
に受け渡され、所定の場所に搬送される。

【００１３】次に、本実施例の位置修正装置９０および
この位置修正装置９０によるパレットＰの位置修正作用
を、図３を参照して説明する。

【００１４】位置修正装置９０は、荷物Ｗの有無を検知
する２組の光センサ９１、９２と、搬送物を係合させる
パレット係合面９３を有する可動ストッパ９４と、可動
ストッパ９４の進退および入口ローラコンベア１０の回
転方向を制御する制御回路９５とからなる。

【００１５】光センサ９１、９２は、発信側素子および
受信側素子からなり、これらの素子間の光が荷物Ｗによ
り遮られた際、オン状態となるように構成される。光セ
ンサ９１は、入口ローラコンベア１０の搬出側端部の両
側におけるローラ１２の上方に配置される。光センサ９
２は、入口ローラコンベア１０の搬入側端部の両側にお
けるローラ１２の上方に配置される。これらの光センサ
９１、９２は、その間隔が荷物Ｗの搬送方向の寸法Ｌよ
りもわずかに大きくなるように配置される。

【００１６】可動ストッパ９４は、全体形状をほぼ長方
形状に形成され、図示しないストッパフレームに昇降自
在に支持される。この可動ストッパ９４は、入口ローラ
コンベア１０の搬入側端部におけるローラ１２の上面よ
りも低い位置に設けられ、エアシリンダ装置（図示せず
）等により昇降駆動される。可動ストッパ９４には、ロ
ーラ１２に面して、搬送物の搬送方向Ｂと直角をなすよ
うにパレット係合面９３が形成される。このパレット係
合面９３は、可動ストッパ９４の上限位置にてパレット
Ｐを係合させる。

【００１７】制御回路９５は、タイマー（図示せず）を
備えたマイコン等からなる。この制御回路９５は、荷物
Ｗが入口ローラコンベア１０のローラ１２上に載置され
たのを、光センサ９１、９２からの信号により検知した
際、エアシリンダ装置を作動させて可動ストッパ９４を
ローラ１２よりも上方に突出させるとともに、ローラ駆
動機構を作動させてローラ１２を搬送方向Ｂと逆方向に
回転させる。

【００１８】パレットＰがフォークリフトにより矢印Ａ
方向に沿って搬送され、入口ローラコンベア１０上に載
置されると、光センサ９２が光を遮られてオン状態とな
る。これにより、タイマーが起動される。このタイマー
がカウントアップし、所定時間が経過したことが計測さ
れると、制御回路９５は、入口ローラコンベア１０の搬
入側端部におけるローラ１２の下方に位置していた可動
ストッパ９４を、昇降機構により上昇させてローラ１２
よりも上方に進出させる。つぎに、制御回路９５は、ロ
ーラ駆動機構によりローラ１２を搬送方向Ｂと逆方向に
回転させる。これにより、パレットＰは、可動ストッパ
９４側へ後退して可動ストッパ９４のパレット係合面９
３に係合する。この際、パレットＰが、破線で示すよう
に入口ローラコンベア１０の搬送方向Ｂに対して傾斜し
ていると、パレットＰは角部Ｑを可動ストッパ９４のパ
レット係合面９３に係合して押圧される。これによりパ
レットＰは、正面が搬送方向Ｂを向くように回転変位す
る（矢印Ｒ）。

【００１９】このようにして、パレットＰは所定の位置
に定められる。パレットＰが所定の位置に定められると
、光センサ９２が荷物Ｗにより光を遮られてオン状態と
なるとともに、光センサ９１がオフ状態となる。これに
より、制御回路９５は、位置修正の完了を検知し、可動
ストッパ９４をローラ１２上から退出させて元の位置ま
で下降させるとともに、ローラ１２を搬送方向Ｂに回転
させ、パレットＰの搬送を開始させる。このように可動
ストッパ９４がローラ１２より上方位置から下降したこ
とにより、次のパレットＰの搬入においてフォークリフ
トのフォークは可動ストッパ９４に干渉しない。

【００２０】図４は、本発明の他の実施例に係る位置修
正装置１００によるパレットの位置修正作用を示す図で
ある。

【００２１】位置修正装置１００は、可動ストッパ１０
１が入口ローラコンベア１０の搬出方向側端部における
ローラ１２の下方に配置され、かつ、制御回路１０２が
ローラ１２を搬送方向Ｂに回転させるように構成される
ほかは、図３に示す位置修正装置９０と同一に構成され
る。

【００２２】パレットＰがフォークリフトにより矢印Ａ
方向に沿って搬送され、入口ローラコンベア１０上に載
置されると、光センサ９２が光を遮られてオン状態とな
る。これにより、タイマーが起動される。このタイマー
がカウントアップし、所定時間が経過したことが計測さ
れると、制御回路１０２は、入口ローラコンベア１０の
搬出側端部におけるローラ１２の下方に位置していた可
動ストッパ１０１を、昇降機構により上昇させてローラ
１２の上方に進出させる。つぎに、制御回路１０２は、
ローラ駆動機構によりローラ１２を搬送方向Ｂに回転さ
せる。これにより、パレットＰは、可動ストッパ１０１
側へ前進して可動ストッパ１０１のパレット係合面１０
３係合する。この際、パレットＰが、破線で示すように
入口ローラコンベア１０の搬送方向Ｂに対して傾斜して
いると、パレットＰは角部Ｓを可動ストッパ１０１のパ
レット係合面１０３に係合して押圧される。これにより
パレットＰは、正面が搬送方向Ｂを向くように回転変位
する（矢印Ｔ）。

【００２３】このようにして、パレットＰは所定の位置
に定められる。パレットＰが所定の位置に定められると
、光センサ９１がオン状態となるとともに、光センサ９
２がオフ状態となる。これにより、制御回路１０２は位
置修正の完了を検知し、入口ローラコンベア１０のロー
ラ１２を搬送方向Ｂに回転させたまま、可動ストッパ１
０２を退出させて元の位置まで下降させ、パレットＰの
搬送を開始させる。

【００２４】以上のように上記各実施例によれば、入口
ローラコンベア１０に置かれたパレットＰが、コンベア
の搬送方向Ｂに対して傾斜していても、可動ストッパ９
４または１０２に係合されることによって位置修正され
るので、次のコンベアへのパレットＰの受け渡しをスム
ーズに行うことが可能となる。したがって、フォークリ
フト等によってパレットＰを入口ローラコンベア１０上
に載置する際に、このパレットＰを所定の位置に正確に
置く必要がなく、フォークリフトによるパレットＰの移
載操作が簡単になる。

【００２５】なお、本発明はパレットＰの位置修正に限
定されるものではなく、その他の搬送物の位置修正にも
適用できることは言うまでもない。

【００２６】

【発明の効果】以上のように本発明によれば、フォーク
リフト等によってコンベア上に移載されたパレット等の
搬送物の位置がコンベアに対して傾斜していても、その
位置が修正されるので、フォークリフト等による移載操
作が簡単になるという効果が得られる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の一実施例に係る位置修正装置を備えた
コンベアシステムを示す平面図である。

【図２】図１のコンベアシステムの側面図である。

【図３】本発明の一実施例に係る位置修正装置によるパ
レットの位置修正作用を示す図である。

【図４】本発明の他の実施例に係る位置修正装置による
パレットの位置修正作用を示す図である。

【符号の説明】

１０　　入口ローラコンベア（コンベア）９０　　位置
修正装置 ９４　　可動ストッパ（位置決め部材）９５　　制御回
路（位置決め制御手段）Ｐ　　パレット

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】　　コンベア上に載置した搬送物の位置を
   修正する装置であって、上記コンベア上に進退自在な位
   置決め部材と、この位置決め部材をコンベア上に進出さ
   せるとともに、進出させた位置決め部材側にコンベアを
   駆動させ、上記搬送物を位置決め部材に係合させる位置
   決め制御手段とを備えたことを特徴とする搬送物の位置
   修正装置。