JPH0719872Y2 - サンルーフのケーブルパイプ固定構造 - Google Patents

サンルーフのケーブルパイプ固定構造

Info

Publication number
JPH0719872Y2
JPH0719872Y2 JP7635589U JP7635589U JPH0719872Y2 JP H0719872 Y2 JPH0719872 Y2 JP H0719872Y2 JP 7635589 U JP7635589 U JP 7635589U JP 7635589 U JP7635589 U JP 7635589U JP H0719872 Y2 JPH0719872 Y2 JP H0719872Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cable
clip
cable pipe
sunroof
drive
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP7635589U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0315728U (ja
Inventor
年弘 反町
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Honda Motor Co Ltd filed Critical Honda Motor Co Ltd
Priority to JP7635589U priority Critical patent/JPH0719872Y2/ja
Publication of JPH0315728U publication Critical patent/JPH0315728U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0719872Y2 publication Critical patent/JPH0719872Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Supports For Pipes And Cables (AREA)
  • Clamps And Clips (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は、車両のサンルーフ駆動系における駆動ケーブ
ルを案内するケーブルパイプの固定構造に関する。
従来技術 車両におけるサンルーフは、第1図に示すように車体ボ
ディの屋根部において、短形枠体のサンルーフフレーム
02が、ボディに一体に形成されたルーフパネル01に組付
けられ、同サンルーフフレーム02にスライドルーフパネ
ル03が前後に摺動自在に支持されている。
サンルーフフレーム02は前半部を開口し、後半部にスラ
イドルーフパネル03を収納する収納部04が形成されてお
り、スライドルーフパネル03はサンルーフフレーム02の
両側部に敷設されたガイドレール05に案内されて前後に
摺動し、前方に摺動したときはサンルーフフレーム02の
開口を閉鎖し、後方に摺動して収納部04に収納されたと
きはサンルーフフレーム02の開口を開放する。
なおスライドルーフパネル03は着色半透明のグラスから
なり、スライドルーフパネル03の下側には不透明のサン
シェード06がやはり前後に摺動自在に設けられている。
スライドルーフパネル03の摺動は、駆動ケーブルにより
行われるもので、第2図(実開昭59-192118号公報)に
図示するように2本の駆動ケーブル07はそれぞれケーブ
ルパイプ08に案内されて移動する。
駆動ケーブル07は所要形状に形成されたケーブルパイプ
08に貫入され、その一端がスライドルーフパネル03に沿
って移動するスライダー09に結合され、他端は遊端部と
なっている。
スライダー09はスライドルーフパネル03に固定されてい
るので、駆動ケーブル07の移動でライドルーフパネル03
は前後に摺動することができる。
2本のケーブルパイプ08は大概コ字状に屈曲して略平行
に構成され、その中央部に駆動装置010が設けられてい
る。
駆動装置010は図示されないモータによりピニオンギア
が回転し、同ピニオンギアにケーブル周面に形成された
歯が噛合していてケーブル07が駆動される。
以上のような駆動系において、2本のケーブルパイプ08
は略平行に配設されるので、車体の振動で両者が干渉し
て騒音源になるおそれがあり、そこで従来ケーブルパイ
プ08間の間隔を一定に保つべくクリップ011を嵌着させ
ていた。
該クリップ011は、弾性部材からなり、第3図および第
4図に図示するように一部切欠かれた1対の円筒部を連
結部を介して一体に形成したもので、2本のケーブルパ
イプ08にそれぞれ切欠きを拡げて円筒部を嵌着せしめ
る。
同クリップ011により2本のケーブルパイプ08が所定間
隔を維持されるので、振動により両者が干渉を起すこと
がない。
またケーブルパイプ08内には、駆動ケーブル07が容易に
摺動できるようグリスが摺動部に塗布されており、同グ
リスがケーブルパイプ08の開放端から漏れないように、
従来は開放端08aを偏平につぶして先端を2ツ折りにし
ていた(第4図参照)。
さらに必要に応じて偏平につぶした部分に穴をあけ、サ
ンルーフフレームに突設されたブラケットにビスによっ
て固着等していた。
解決しようとする課題 以上のように従来のケーブルパイプ固定構造は、平行に
配設されるケーブルパイプ間にクリップを嵌着させ、両
者間に所要の間隔を保たせていたが、別途ケーブルパイ
プの開放端部を閉塞する加工作業および加工費用を必要
とした。
課題を解決するための手段および作用 本考案は、かかる点に鑑みなされたもので、その目的と
する処は、ケーブルパイプ間に所要の間隔を保たせケー
ブルパイプ開放端部を簡単に閉塞することができるケー
ブルパイプの固定構造を供する点にある。
すなわち本考案は、左右のガイドレール間に摺動子を介
して架設されたスライドルーフパネルが、一端を前記摺
動子に結合され他端を遊端部とした駆動ケーブルの移動
により前記ガイドレールに案内されて摺動し、車両の屋
根の一部を開放することができるサンルーフにおいて、
前記駆動ケーブルの移動経路を形成するケーブルパイプ
の開放端部をクリップにより車体または他のケーブルパ
イプに対して所要間隔を存して固定支持するとともに、
該ケーブルパイプ開放端部開口を前記クリップに形成さ
れた盲栓により閉塞したサンルーフのケーブルパイプ固
定構造である。
ケーブルパイプの開放端部と車体または他のケーブルパ
イプとの間に該クリップを介在させて両者間に所要の間
隔を維持させるとともに、クリップに形成された盲栓に
よりケーブルパイプの開口を閉塞する構造なので、クリ
ップの嵌着という簡単な作業でケーブルパイプ間の干渉
を防止して騒音の発生を防ぎ、同時にケーブルパイプの
開放端部開口を塞いでグリスだれを容易に防止でき、作
業の能率を図ることができる。
実施例 以下第5図ないし第8図に図示した本考案に係る一実施
例について説明する。
第5図は、サンルーフフレーム1の平面図であり、同図
に示すようにサンルーフフレーム1は短形の枠体であ
り、その前半部は開口を有し、後半部には底壁2が張設
されて収納部3を形成している。
該サンルーフフレーム1の左右両側部の内側にガイドレ
ール4が敷設されて、左右のガイドレール4に案内され
てスライドルーフパネル5が前後に摺動し、前方位置で
サンルーフフレーム1の前半部開口を覆い、後方位置で
収納部に収納されて前記開口を開放することができる。
ガイドレール4にはケーブル通路が形成されていて、同
通路に駆動ケーブル6が貫入され、その一端がスライド
ルーフパネル5の端部スライダーに結合されている。
駆動ケーブル6はスライダーとの結合部からガイドレー
ル4のケーブル通路に沿って後方に延び、サンルーフフ
レーム1の後方に配設されるケーブルパイプ7に貫入さ
れ、その端部は遊端となっている。
ケーブルパイプ7は、サンルーフフレーム1の後壁1aに
沿って2本配設され、それぞれの一端はサンルーフフレ
ーム1の後壁1aを貫通して収納部3内に若干入り込み、
ガイドレール4のケーブル通路に臨む位置で端部が取付
金具8によってサンルーフフレーム1に固定されてい
る。
またサンルーフフレーム1の後壁1aより後方にブラケッ
ト9が突設されて、同ブラケット9上にケーブル駆動装
置10が設置されている。
ケーブル駆動装置10は、モータ11の駆動を垂直方向を軸
としたピニオンギア12に伝達し、ピニオンギア12の前後
を左右方向に配設されるケーブルパイプ7内部の駆動ケ
ーブル6がその外表面に形成された歯においてピニオン
ギア12と噛合している。
ケーブルパイプ7内の摺動部にはグリスが塗布されて駆
動ケーブル6の摺動を円滑にしているので、モータ11が
駆動されるとピニオンギア12と駆動ケーブル6の噛合を
介して駆動ケーブル6がケーブルパイプ7内部およびガ
イドレール4のケーブル通路内部を摺動し、スライドル
ーフパネル5を前後に移動することができる。
サンルーフフレーム1の後壁1aに沿って配設される2本
のケーブルパイプ7は近接しており、互いに干渉しない
よう所要位置にクリップ15、16が設けられている。
ケーブル駆動装置10に近い方のクリップ15は従来と同様
(第3図参照)のものであるが、一方のケーブルパイプ
7の開放端部と他方のケーブルパイプ7との間に設けら
れるクリップ16は、第6図に示すような形状をしてい
る。
すなわち該クリップ16は弾性を有する樹脂で形成されて
おり、一部切欠きを有する円筒部16aと盲栓をなす有底
円筒部16bと両円筒部16a、16bを連結する連結部16cとか
らなり、両円筒部16a、16bはその中心軸を平行にして所
定の間隔を有している。
かかるクリップ16の切欠きを有する円筒部16aを一方の
ケーブルパイプ7に嵌着し、有底円筒部16bを他方のケ
ーブルパイプ7の開放端部に開口を塞いで嵌着する(第
7図、第8図参照)。
このようにしてケーブルパイプ7を固定することで該ク
リップ16によりケーブルパイプ7間の間隔を一定に保ち
干渉を防止すると同時に、ケーブルパイプ7の開放端が
閉塞されてグリスだれを防止することができる。
クリップ16の取付けは前記の如く極めて簡単であり、従
来のように開放端をつぶす加工作業を不要として作業の
能率および加工費用の削減を図ることができる。
さらにクリップ16の取外しも自由にできるので保守管理
にも便利である。
第7図に図示するように、サンルーフフレーム1の後壁
1aを貫通するケーブルパイプ7のその貫通部近傍におい
てクリップ16が取付けられているので、ケーブルパイプ
7の開放端部は確実にサンルーフフレーム1に固定され
る。
以上は水平に位置した2本のケーブルパイプにクリップ
を取付けたものであったが、第9図および第10図に図示
するように2本のケーブルパイプが上下に位置した場合
でも同じクリップ16が使用できる。
またクリップ16の一部を若干延長してサンルーフフレー
ム1にビス等で固定することも可能であり、確固として
ケーブルパイプ7をサンルーフフレーム1に固定するこ
とができる。
次にクリップ16の変形例を第11図に図示する。
該クリップ20は、前記クリップ16と同形状のクリップ部
20aと、切欠きを有する円筒部を対で備えるクリップ15
と同形状のクリップ部20b、20cの以上3つのクリップ部
20a、20b、20cを連結部20dで連結したものである。
このクリップ20を第12図に図示するようにケーブルパイ
プ21の一方の開放端から弯曲部にかけて取付けることに
より、さらに確固としてケーブルパイプ21を固定するこ
とができる。
なおケーブルパイプ21はケーブルパイプの弯曲部に限ら
ず直線状をなす部分にも取付けることができ、汎用性に
富む。
またクリップ部20b、20cはさらに増やして連結すること
も可能である。
考案の効果 本考案は、クリップの簡単な装着作業でケーブルパイプ
が固定されケーブルパイプどうしまたはケーブルパイプ
と車体との干渉による騒音を防止するとともにケーブル
パイプの開放端開口をクリップに形成された盲栓で閉塞
するのでグリスだれを防止することができる。
かかるクリップの取付けは極めて簡単であるので作業能
率を向上させ加工等の費用を削減できる。
【図面の簡単な説明】
第1図はサンルーフを備えた自動車の平面図、第2図は
従来の駆動ケーブルおよびケーブルパイプの配設図、第
3図は同従来例で使用されるクリップの斜視図、第4図
は同グリップを使用してケーブルパイプを固定した要部
平面図、第5図は本考案に係る一実施例のサンルーフフ
レームの平面図、第6図は同例で使用されるクリップの
斜視図、第7図は同クリップを使用してケーブルパイプ
を固定した要部平面図、第8図は第7図のVIII-VIII断
面図、第9図は同クリップを使用してケーブルパイプを
固定した別実施例の要部平面図、第10図は第9図のX−
X断面図、第11図は別実施例のクリップの斜視図、第12
図は同クリップを使用してケーブルパイプを固定した要
部斜視図である。 1……サンルーフフレーム、2……底壁、3……収納
部、4……ガイドレール、5……スライドルーフパネ
ル、6……駆動ケーブル、7……ケーブルパイプ、8…
…取付金具、9……ブラケット、10……ケーブル駆動装
置、11……モータ、12……ピニオンギア、15,16……ク
リップ、20……クリップ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】左右のガイドレール間に摺動子を介して架
    設されたスライドルーフパネルが、一端を前記摺動子に
    結合され他端を遊端部とした駆動ケーブルの移動により
    前記ガイドレールに案内されて摺動し車両の屋根の一部
    を開放することができるサンルーフにおいて、前記駆動
    ケーブルの移動経路を形成するケーブルパイプの開放端
    部をクリップにより車体または他のケーブルパイプに対
    して所要間隔を存して固定支持するとともに、該ケーブ
    ルパイプ開放端部開口を前記クリップに形成された盲栓
    により閉塞したことを特徴とするサンルーフのケーブル
    パイプ固定構造。
JP7635589U 1989-06-30 1989-06-30 サンルーフのケーブルパイプ固定構造 Expired - Lifetime JPH0719872Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7635589U JPH0719872Y2 (ja) 1989-06-30 1989-06-30 サンルーフのケーブルパイプ固定構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7635589U JPH0719872Y2 (ja) 1989-06-30 1989-06-30 サンルーフのケーブルパイプ固定構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0315728U JPH0315728U (ja) 1991-02-18
JPH0719872Y2 true JPH0719872Y2 (ja) 1995-05-10

Family

ID=31617748

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7635589U Expired - Lifetime JPH0719872Y2 (ja) 1989-06-30 1989-06-30 サンルーフのケーブルパイプ固定構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0719872Y2 (ja)

Families Citing this family (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4062535B2 (ja) * 2004-01-07 2008-03-19 住友建機製造株式会社 建設機械のハンドレール装置
JP2006131163A (ja) * 2004-11-09 2006-05-25 Yachiyo Industry Co Ltd サンルーフ装置
JP4887490B2 (ja) * 2006-04-18 2012-02-29 神保電器株式会社 コンセント装置及びこれを用いて形成されたラック
JP2009234337A (ja) * 2008-03-26 2009-10-15 Yachiyo Industry Co Ltd 車両用サンルーフ装置
JP5276563B2 (ja) * 2009-10-07 2013-08-28 八千代工業株式会社 ルーフの開閉装置におけるガイドパイプの取り付け構造
JP5331025B2 (ja) * 2010-02-18 2013-10-30 八千代工業株式会社 サンルーフ装置のガイドパイプの保持構造
JP2022053817A (ja) * 2020-09-25 2022-04-06 株式会社最上インクス 伝熱フィン

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0315728U (ja) 1991-02-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5531046A (en) Power sliding window assembly
JP2572118B2 (ja) 自動車のサンバイザー装置
US7530825B2 (en) Harness installation structure
US7905537B2 (en) Harness installation structure of link-type movable body
US5669181A (en) Power sliding window assembly
JPH0719872Y2 (ja) サンルーフのケーブルパイプ固定構造
US4783111A (en) Visor
US20120193044A1 (en) Window shade device for vehicles
KR930001860B1 (ko) 자동차용 차양판
JP2007131208A (ja) 車両用サンシェード装置
JPS6220362Y2 (ja)
JP2573362B2 (ja) 自動車用サンバイザー
JPH0356095Y2 (ja)
JP2519721Y2 (ja) 車両用開閉屋根装置のガイド機構
JPH0542925Y2 (ja)
JPH0312572Y2 (ja)
JPH0329211Y2 (ja)
GB2080410A (en) Electrically controlled sliding roof, particularly for motor vehicles
JPH0732201Y2 (ja) 車両用サンバイザのスライド装置
JPH035130Y2 (ja)
KR200145815Y1 (ko) 공기 가이드가 설치된 자동차용 선바이저
JPH0329210Y2 (ja)
JPH0623482Y2 (ja) リヤゲ−トの配線装置
JPH0354291Y2 (ja)
JP2539894Y2 (ja) スライド式パワーウィンドゥ装置