JP4887490B2 - コンセント装置及びこれを用いて形成されたラック - Google Patents

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Description

本発明は、電気機器に流れる電流値を表示装置に表示するコンセント装置、及びこれを用いたラックに関するものであり、詳しくは当該電気機器に流れる電流値を数値的に表示すると共に、その表示を明瞭に看取し得る場所に配置することのできるコンセント装置に関するものである。
従来、負荷に流れる電流を計測するものとして、一般的にクランプ電流計が知られてい
る(例えば、特許文献1)。このクランプ電流計は、クランプ開閉レバーによりクランプ
を開き、このクランプ内に収納されたカレントトランスフォーマーを対象電路に挟み込む
ことにより、電流値表示部に検出された電流値が表示されるようになっているものであり
、測定器として使用するものであった。
しかしながら、この特許文献1に記載されているクランプ電流計は、あくまで測定器であり、電気設備機器に付加して設置するものではなく、この計測装置を電気設備機器に付加して設置できる装置として提案されているものではなかった。
この点、従来では、コンセント装置に接続された機器に流れる電流が設定値を越えたことをユーザーに知らせるコンセント装置も提案されている(例えば、特許文献2)。このコンセント装置は検出した負荷電流値が所定の電流値を越えると表示ランプが点灯し、この点灯によりユーザーに注意を促すことができるようにしたものであった。また、この特許文献2では、過電流監視装置を電源タップに外装することも提案されている(同文献の図3)
実用新案登録第3046007号公報 登録実用新案第3015728号公報
本発明が解決しようとする問題点は、上記特許文献2で提案されているコンセント装置は、表示ランプの点灯の有無でユーザーに負荷電流の状況を知らせるように構成されている関係上、電気機器を増設して接続する際には、表示ランプが消灯していてもどの程度余裕があるか否かが判らず、電気機器の増設をしてもよいか否かの判断できなかった点であった。また、この特許文献2には過電流監視装置を電源タップに外装することも提案されているが、この場合でも過電流監視装置は交流電源ケーブルの存在する場所にしか配置できなかった点であった。
更に、この特許文献2において、電源タップに外装されるのは過電流監視装置そのものであったことから、過電流監視装置自体が大型化してしまい、その設置場所が制限される他、入力側の交流電源ケーブルを一旦過電流監視装置に引き込まなければならず、交流電源ケーブルの配線が必要になっていた点であった。
本発明は、上記問題を解決し、コンセント装置に接続された電気器具の負荷電流値を量的に明確に把握することができ、且つ負荷電流値を表示する部分を、電源を供給する部分や交流電源ケーブルから離れた場所に設置することのできるコンセント装置を提供することを第一の課題とする。
また本発明は、上記問題点を解決し、コンセント装置に接続された機器に流れる電流値を表示する部分を小型化すると共に、当該表示する部分までの交流電源ケーブルの配線の必要をなくしたコンセント装置を提供することを第二の課題とする。
前記課題の1つを解決するために、本発明に係るコンセント装置は、各種の電気機器が接続されるコンセント装置であって、該コンセント装置は、単数または複数の差し込み口を備えるコンセント本体と、該コンセント本体と分離可能に設けられた表示ケース体と、コンセント装置に接続された全ての電気機器に流れる負荷電流を監視する電流監視手段とを備え、該電流監視手段は、前記コンセント装置に接続された全ての電気機器に流れる負荷電流を検出する検出部と、該検出部の検出した負荷電流値を表示する表示部とを備え、少なくとも前記検出部はコンセント本体側に設けられると共に、少なくとも前記表示部は表示ケース体内に搭載されており、当該コンセント本体と表示ケース体には、両者間におけるデータ通信及び信号の送受信の少なくとも何れかを行う通信手段を設けた。
かかる本発明のコンセント装置では、検出部はコンセント本体側に設置され、一方、表示部は当該コンセント本体と分離可能な表示ケース体内に搭載されているから、コンセント本体と表示ケースとを、当該表示ケースをコンセント本体から離れた場所に配置したとしても、両者は信号ケーブルで接続することが可能になる。そして、当該コンセント装置を設置する際には、その内の表示ケース体だけを使用者が視認し易い場所に設置することが可能になる。
上記電流監視手段は、コンセント装置に接続された全ての電気機器に流れる負荷電流を監視する為に構築された各種要素の集合体であり、本明細書中において、「監視」とは負荷電流が一定の値に到達したか否かを測定し、一定値に達した場合に何らかの報知を行う事のみならず、単に負荷電流値を計測することも含む。なお、上記表示部は、コンセント装置に接続された電気器具の負荷電流値を数値的に明示するもの(LEDや液晶パネルなど)であることが望ましいが、その他にも負荷電流値によって発色や発光個数が変化する電球やダイオード、負荷電流値によって点滅速度が変化する警告灯等としても具体化することができる。
また、前記通信手段は、通信ケーブルを伴って構成することができ、当該通信ケーブルは、コンセント本体及び表示ケース体の少なくとも何れか一方に設けられた端子に着脱自在に設置される。例えばコンセント本体及び表示ケース体のそれぞれに形成された端子に通信ケーブルを接続する他、通信ケーブルの一端側をコンセント本体に一体化し、他端部を表示ケース体に形成された端子に着脱自在に設置したり、またその逆も可能である。而して、上記コンセント装置では、コンセント本体側に入出力端子が設けられ、表示ケース体に当該入出力端子から出力されたデータ又は信号を受け取る為の入出力端子が設けられたコンセント装置とすることができる。また前記通信手段として、無線方式の通信手段を使用することができ、その場合には何れか接続される各構成要素(コンセント本体及び表示ケース体等)に、データ又は信号の送信機と受信機とがそれぞれ配置されることになる。
また、前記電流監視手段は、前記検出部の検出した負荷電流値が所定値を超えたことを知らせる報知部と、報知する負荷電流値を設定する設定部と、前記検出部が検出した電流値が所定値を超えたか否かを判断して前記報知部を作動させる制御部とを備え、当該報知部及び設定部の少なくとも何れかは、前記表示ケース体内に搭載されていることが望ましい。報知部を表示ケース体内に搭載すれば、当該報知部も認識し易い場所に設置することができ、また設定部を表示ケース体内に搭載すれば、当該設定操作を行い易いとの効果を発揮できる。かかる報知部としては、ブザーなどのように音乃至警報を発するもの他、表示部に表示された表示を点滅、反転、変色させて表示するもの、或いは警告等のように光を発するものとして具体化することができる。
特に、コンセント本体側には、前記検出部と、検出部の検出結果に基づいて真の実効値を演算する実効値演算回路と、実効値における演算結果が入力される中央処理装置(CPU)およびAD変換回路を備える制御部と、中央処理装置における処理結果が出力されるフォトカプラと、およびフォトカプラでアイソレートされた信号を外部機器に出力する第二入出力端子とを配置し、表示ケース体内には、制御部からの信号を受信して負荷電流値を表示する表示部と、検出部の検出した負荷電流値が所定値を超えたことを知らせる報知部と、報知する負荷電流値を設定する設定部とを配置することが望ましい。このように形成すれば、外部機器との接続を容易にし、且つ表示部の小型化を果たすことができる為である。
そして、本発明に係るコンセント装置は、複数のコンセント本体と、1つの表示ケース体とを備え、各コンセント本体と1つの表示ケース体とはデータ通信及び信号の送受信の少なくとも何れかを行う通信手段で電気的に接続され、当該表示ケース体には、各コンセント本体に接続される電気機器に流れる負荷電流値を表示する表示部を設けることもできる。このように形成すれば、複数のコンセント本体における負荷電流値を集中して管理することができるためである。但し、当然に1つのコンセント本体に対して1つの表示ケース体を組み合わせ、各コンセント装置ごとに負荷電流値を管理することも当然に可能である。
特に、当該制御部は、報知する負荷電流値を記憶する記録手段を備えており、前記設定部は、スイッチと、このスイッチを操作するボタンを備えており、押しボタンを押し続けることにより数秒ごとに前記表示部の表示が順次切換わり、所定の表示の時にボタンの操作をやめれば表示されている電流値が報知する負荷電流値として前記制御部の記録手段に記憶される事が望ましい。簡易なボタン操作により報知する負荷電流値を設定することができ、また設定部自体を小型化することができるので、それが設置される対象物(コンセント本体、又は表示ケース体)も小型化することができる為である。
更に、前記コンセント装置は、上記検出部が検出した電流値を計測信号として外部制御機器に出力する入出力端子を備えることが好ましい。かかるコンセント装置によれば、表示部において負荷電流を確認できる他、更に入出力端子に接続したパソコンや専用の監視パネルなどの外部制御機器で負荷に流れる電流を監視できる為である。
そして前記課題の1つを解決するために、本発明に係るコンセント装置は、各種の電気機器が接続されるコンセント装置であって、該コンセント装置は、単数または複数の差し込み口を備えるコンセント本体と、コンセント装置に接続された全ての電気機器に流れる負荷電流を監視する電流監視手段とを備え、該電流監視手段は、前記コンセント装置に接続された全ての電気機器に流れる負荷電流を検出する検出部と、当該検出部で検出された負荷電流に基づいて電流の真の実効値を演算する真の実効値演算回路と、真の実効値演算回路が算出した真の実効値を計測信号として外部制御機器に出力する入出力端子とを備えた。
かかるコンセント装置によれば、当該コンセント装置に接続された全ての電気機器に流れる負荷電流値が、真の実効値として入出力端子から外部の制御機器に出力されることから、コンセント本体が設置された場所から離れた所で、当該コンセント装置に接続された全ての電気機器に流れる負荷電流値を確認することができる。
この真の実効値は、交流電圧トランスデューサ等の実効値演算回路を用いて算出することができ、真の実効値を計測信号として外部制御機器に出力することから、より正確な負荷電流値を得ることができる。
なお、前記表示ケース体の底面部又は側面部には、前記コンセント本体の外殻を形成するカバー表面と当該コンセント装置が設置される設置対象物との双方に対して着脱自在に係合する設置手段が設けられていることが好ましい。このような設置手段を設けることにより、当該表示ケース体をコンセント本体に設置する他、サーバーラック(19インチラックとして市販されているものを含む)などの各種のラックの正面側に設置することも可能になる為である。
かかる設置手段としては、コンセント本体を形成する外殻の上面と表示ケース体の下面に設けられた相補的に係合する係合構造や、表示ケース体の下面に設けられたマグネットなどを使用することができる。なお、コンセント本体に装着される為の設置手段(例えば係合手段)と、コンセント装置が設置される設置対象物に装着される為の設置手段(例えばマグネット手段)とが異なっていてもよく、また両者に装着し得る設置手段(例えば面ファスナー)であっても良い。
そして前記課題の1つを解決するために、本発明に係るラックは、複数の情報処理装置を収容するラックであって、当該ラックは前記本発明に係る何れかのコンセント装置を伴って構成されており、当該コンセント装置における表示部を、当該ラックの正面側に設けた。
かかるラックによれば、サーバ装置を含む情報処理装置に対する電源供給部を背面側に設置した場合であっても、当該電源供給部が提供する負荷電流値を正面側で確認することができる。
かかるラックは、コンピュータなどの情報処理装置を収納するラック本体に、前記本発明に係るコンセント装置を設置して構成されることになるが、当該ラック本体としては、ラックマウント型サーバーやブレード型サーバーを収納するのに適したキャビネットタイプのサーバーラック(19インチラックとして市販されているものを含む)や、デスクトップ型サーバーやタワー型サーバーを収納するのに適したテーブルタイプのサーバーラックを使用することができる。
請求項1の発明によれば、コンセント本体から離れた位置に表示ケース体を設置するこ
とができるので、当該表示ケース体を視認し易い場所に設置すれば、そこに設けられる表
示部も視認乃至確認が容易となり、当該コンセント本体が供給している負荷電流値などを
簡易に認識することができる。また、表示ケース体をコンセント本体にも、当該コンセント装置を設置する対象物(ラックなど)に対しても設置することができるようになる。
特に請求項2の発明によれば報知部における報知状態を容易に確認できたり、報知部を作動させる為の負荷電流値を容易に設定することができる。
そして請求項4の発明によれば、表示部において負荷電流を確認できる他、第二入出力端子に接続したパソコンや集中管理パネルなどの外部制御機器で負荷に流れる電流を監視することが可能になる。
請求項5の発明によれば、複数のコンセント本体における負荷電流値を集中して管理することができ、それぞれのラックにおける電源の管理作業を迅速に行うことができる。
また、請求項6の発明によれば、第二入出力端子に接続したパソコンなどの外部制御機器で負荷に流れる電流(真の実効値)を監視することが可能となり、表示部を不要として構成することができる。
請求項8の発明によれば、正面側に表示部が設けられたラックが提供されることから、ラック内に設置される情報通信機器に供給されている負荷電流値を正面側において容易に確認することができるようになる。
〔実施の形態1〕
本実施の形態は、本発明に係るコンセント装置およびこれを用いて形成されたラック50の好適な実施の態様に関するものであり、図1は、本発明に係るコンセント装置の一例の六面図を示している。このコンセント装置Aは複数の電気機器を接続することができるコンセント本体Bと、表示部8が設けられた表示ケース体Cとを備えると共に、負荷電流の状況を把握し、その負荷電流値が設定値を超えた場合はユーザーに知らせることができるようにするとともに、負荷電流値をパソコンなどの外部制御機器で把握できるようにした電流監視手段を備えている。
より具体的には、このコンセント装置Aは、本実施の形態では8個の差し込み口2が形成されたコンセント本体Bに、電流監視手段を構成する表示部8が設けられた表示ケース体Cを組み合わせたもので、電源監視手段を構成する各要素をコンセント本体Bと表示ケース体Cとに分けて配置した上で、これらを通信手段28によって電気的に接続するものとして形成されている(図4参照)。
図2はこのコンセント装置の要部拡大図(A1)(A2)、要部縦断面図(B1)(B2)、要部横断面図(C1)(C2)、および表示ケース体Cの端面図(D)を示しており、コンセント本体Bは、図1および図2(A2)(B2)(C2)に示すように、上ケース体3と下ケース体4とを上下に組合わせることにより角筒状に形成され、一定の間隔で配置された複数の差し込み口2と、表示ケース体Cとを設置可能な領域部Sと、表示ケース体Cに形成された爪部40を係止する溝部41と、第一入出力端子42及び第二入出力端子43をそれぞれ露出させる為の端子用開口29がそれぞれ形成され、差し込み口2の間に形成された長孔6に固定用のネジ等を差し込んでラック50や壁面などに設置・固定することができるようになっている。
また表示ケース体Cは、図2(A1)(B1)(C1)(D)に示すように、上ケース18と下ケース19とで構成されており、上ケース18は、上面から表示部8である3桁のデジタル表示LEDが透明カバー9を透して視認できるように方形の開口部11が形成され、この開口部11を挟んで内部に配置された警報ブザーである圧電ブザー12の音を放出するためのスリット13と押しボタン14の先端を突出させる開口部15と、各入出力端子42,43の差し込み口を開放する端子用開口部29とがそれぞれ形成され、両端には、この上ケース18をネジ7で下ケース19に固定するためのネジ差込孔が形成され、下方にはコンセント本体Bの設けられた溝部41に係合する爪部40が形成されている。
そしてコンセント本体Bと表示ケース体Cとは、コンセント本体Bに形成された爪部40を表示ケース体Cに形成された溝部41に継合させることによって組み合わされている。このコンセント本体Bと表示ケース体Cとの組合わせは、その他にも何れか又は双方に設置したマグネットによって行ったり(他方はマグネットでも金属板でも良い)、面ファスナー等によって行うことも当然可能である。これらマグネットや面ファスナーなどは、コンセント本体Bの上面と、表示ケース体Cの下面に夫々形成されることになる。
図3は電流監視手段を構成する各要素の配置図を示しており、本実施の形態に係る電流監視手段は、それを構成する各要素がコンセント本体Bと表示ケース体Cとに分けて配置され、コンセント本体B内には、負荷電流を検出する検出部20(カレントトランス20で構成)、検出部20が検出した電流値が設定値を超えたか否かを判断し、上記報知部12を作動させる制御部22、当該制御部22から出力されるデータ(表示部に対する表示信号や電流値など電流値に関連する信号を含む)を後述の第二基板24に出力する第一入出力端子42、上記制御部22から出力されるデータ(表示部に対する表示信号や電流値など電流値に関連する信号を含む)を後述のコンセント装置Aの外部機器に出力するための第二入出力端子43が主に配置された第一基板21が配置され、表示ケース体C内には、前記第一入出力端子42から出力されたデータ・信号を受領する入出力端子44、検出部20の検出した電流値が所定値を越えたことを知らせる報知部12(圧電ブザーで構成)、検出部20の検出した電流値を表示するデジタル表示LED8、報知する負荷電流を設定する設定部23であるタクトスイッチが主に配置された第二基板24が配置されている。
そして、第一基板21と第二基板24とは、第一基板21に設けられた第一入出力端子42と、第二基板24に設けられた入出力端子44とを繋ぐ通信ケーブル等の通信手段28を介してデータ又は信号の送受信が行われており、このため、表示ケース体Cをコンセント本体Bから離れた位置に設置した場合であっても、両者を通信ケーブル等の通信手段28によって接続することができる(図4参照)。
かかる通信手段28としては、本実施の形態に示すようなシリアルケーブルの他、LANケーブル、USBケーブル、モジュラーケーブル等、データや信号の送受信を行い得る各種の通信ケーブルを使用することができ、また無線方式の通信手段28を使用することもできる。その何れを使用するかは、表示ケース体Cとコンセント本体Bとに収容される部材乃至要素によって適宜選択すればよい。また、通信手段28として通信ケーブルが選択される場合、前記コンセント本体Bに設けられた第一入出力端子42と、表示ケース体Cに設けられた入出力端子44とは、その選択された通信ケーブルを接続することのできるものが適宜選択されれば良い。
そして、図5は、上記コンセント装置Aの電流監視手段を構成する回路のブロック図を示し、このコンセント装置Aは、交流100Vを電流監視手段を構成する回路部を駆動する直流5Vに変換する電源回路31、電流トランス20で検出された電流に基づいて真の電流実効値を演算する真の実効値演算回路32を備えて構成されており、真の実効値演算回路32の演算結果は電圧値として制御部22に入力され、AD変換回路33でデジタル信号に変換され、このデジタル信号は7セグメントの信号に変換され、3桁のデジタル表示LED8に負荷電流値として表示するようになっている。図5中、電源ケーブル30は、電圧側線30a、接地側線30b、および接地線30cで構成されている。
また、上記制御部22には、さらにスイッチ23、圧電ブザー12、フォトカプラ34を介して第二入出力端子43(モジュラージャック)が接続され、タクトスイッチ23をONさせ続けることによりデジタル表示LED8に設定電流が数秒ごとに順次切換わり表示(本実施例では、16、18、20、24、27、30Aの6段階に設定)され、当該スイッチがOFFされると、その時の表示電流が設定値(設定電流値)として制御部22内に設けられた内部メモリに記憶されるようになっている。そして、CPU35は計測した電流と設定電流値とを比較判断し、計測値電流が設定電流値を超える場合は圧電ブザー12を作動させ、警報音を発生させてユーザーに知らせるようになっている。
本実施の形態におけるコンセント装置Aでは、図5のブロック図に示すように、制御部22までをコンセント本体B内に設置し、それよりも先、即ち設定部23、表示部8、および報知部12を表示ケース体C内に設置しているが、その他にも制御部22までを表示ケース体C内に設置したり、実効値演算回路32までを表示ケース体C内に設置したりすることも可能である。但し、コンセント本体Bと表示ケース体Cとにおける電気的な接続を、交流電源ケーブル30ではなく、通信ケーブル等の通信手段28で行う為には、少なくともコンセント本体B内に検出部20が設置される必要があり、また負荷電流値の確認を容易に行うためには、少なくとも表示ケース体C内に表示部8が設置される必要がある。なお、本実施の形態に示すように、コンセント本体B内に設置される要素を、検出部20、電源回路31、実効値演算回路32、制御部22、フォトカプラ34、第二入出力端子43とすれば、仮に表示ケース体Cを使用しない場合でも、負荷電流値は第二入出力端子43に接続された外部機器で確認することもできる。
また、当該コンセント本体Bと表示ケース体Cとにおける通信手段は、電流監視手段を構成する要素の何れをコンセント本体B内に設置するかに基づいて適宜選択される必要があり、例えば実効値演算回路32までをコンセント本体Bに配置し、制御部22から先を表示ケース体Cに配置した場合には、実効値演算回路32での演算結果である電圧値を制御部22に送信する通信手段が使用され、一方、制御部22までをコンセント本体Bに配置し、表示部8を表示ケース体Cに配置した場合には、制御部におけるAD変換回路33で変換されたデジタル信号(7セグメントの信号)を表示部(3桁のデジタル表示LED)8に送信する通信手段が使用される。
一方、制御部22は第二入出力端子43に対して計測電流値を計測信号として出力するが、この計測信号はリニアに変化する電圧値に変換されて、フォトカプラ34を介してアイソレートされた信号として第二入出力端子43(モジュラージャック)に送られ、この計測信号は第二入出力端子43から、外部制御機器(図示せず)に出力できるようになっている。
この計測信号を外部制御機器側でどのように使用するかは、外部制御機器側に委ねられるが、例えば、電流トランス20に流れる電流がどの程度であるのか、また、計測している電流が設定電流値を超えたか否かを外部制御機器側で判断できるなど、様々な処理を行なわせることが可能になる。しかも、コンセント装置Aと外部制御機器とが離れていても電流を監視することができるので、例えばこのコンセント装置Aをサーバーラック50に設置し、当該コンセント装置に接続された電気機器(情報通信機器を含む)の負荷電流を監視する場合でも、サーバーラック50の設置場所に行って確認する必要がなく、トラブル発生の事前に対応することも可能になるとともに、サーバーラック50における電源を集中管理することが可能になる。
上記構成のコンセント装置Aによれば、このコンセント装置Aに接続した電気機器を使用すると、負荷電流が常に表示部8に表示されるので現状把握が容易にできる。しかも、設定電流値を選択する際は、その設定値が表示部8に表示されるので正確に設定値を確認することができる。また、負荷電流値が設定値を超えると圧電ブザー12が警報音を出力するので視覚だけではなく聴覚でも負荷電流が設定値を超えたことを確認することができる。
そして、上記表示部8と圧電ブザー12とは、通信ケーブル等の通信手段28を介して、コンセント本体Bから離れた位置に設置することができるので、コンセント本体Bを見えない場所に配置したとしても、検出した負荷電流値の確認や、圧電ブザー12の警報音の確認等を簡易に行うことができる。
更に、検出した負荷電流値を計測信号として出力する第二入出力端子43を備えているので、この入出力端子にパソコンなどの外部制御機器を接続し、離れたところで監視することも可能になり、単に電気機器に電力を供給するコンセント装置ではなく多機能のコンセント装置Aを実現することができる。
次に、上記コンセント装置を用いて形成したラック50の実施の態様を、図6を参照しながら説明する。
この図に示すラック50は、コンピュータなどの情報処理装置を収納するラック本体51に、前記コンセント装置Aを設置して構成されたものであり、ラック本体51にはキャビネットタイプのサーバーラック50が使用され、正面側には開閉自在な扉と、その周囲の縁部分が設けられている。
このラック50は、内部空間の奥側に、内部空間に収容されるサーバーやルーター等の情報通信機器に対して電源を供給するコンセント本体Bが設置され、正面側の縁部には、各情報通信機器に供給される負荷電流値を表示する表示ケース体Cが設置されている。そしてコンセント本体Bと表示ケース体Cとは通信ケーブル等の通信手段28で接続されており、コンセント本体Bにおける検出部20で検出された負荷電流の真の実効値が、表示ケース体Cにおける表示部8に表示される。
また、この表示ケース体Cには、負荷電流値が一定以上になった時に警報を発する報知部12が設けられており、検出部20で検出した負荷電流値が設定した負荷電流値を超えた場合には、この報知部12から警報が発せられる。
そして上記表示部8と報知部12はラック本体51の正面に配置されていることから、異常が発生したか否かや、異常が発生した場合には、迅速にその事実を確認することができる。この点、仮に表示ケース体Cがコンセント本体Bに一体化されているとすると、コンセント本体Bをラック本体51の奥(背面側)に設置した場合には、当該表示ケース体Cも収納した情報通信機器に隠れてしまい、その確認が困難になってしまう。一方、コンセント本体Bをラック本体51の手前(正面側)に設置した場合には、各情報通信機器に繋がる電源ケーブル30を正面側まで配線しなければならず、ラック本体51内のケーブルマネージメントが困難になってしまう。更に、コンセント本体Bをラック本体51内の奥(背面側)に設置し、検出部20で検出する電源ケーブル30だけを正面側に配線することも考えられなくはないが、その場合には電源ケーブル30自体に特殊な加工が必要になる上、高電流が流れる電源ケーブル30を配線しなければならないといった不都合も生じる。
よって、本発明に係るラック50のように、検出部20をコンセント本体B側に配置すると共に、表示ケース体Cだけを正面側に設置し、コンセント本体Bと表示ケース体Cとを通信ケーブル等の通信手段28で接続することにより、上記のような課題をすべて解決することができる。
なお、上記表示ケース体Cは、ラック本体51の縁部以外にも、扉などに配置することもでき、当該表示ケース体Cは、少なくともラック本体51において確認容易な場所に設置されればよい。
〔実施の形態2〕
本実施の形態は、本発明に係るコンセント装置およびこれを用いて形成されたラック50の好適な他の実施の態様を示すものであり、図7および8は、複数のコンセント本体Bと1つの表示ケース体Cとを組合わせたコンセント装置Aとこれを用いたラックシステム52を示している。
先ず、図7(A)および図8(A)に示すコンセント装置Aは、以下の構成を伴って形成されている。
即ち、各種の電気機器が接続されるコンセント装置Aであって、該コンセント装置Aは、単数または複数の差し込み口2を備える2つ以上のコンセント本体Bと、各コンセント本体Bに接続された全ての電気機器に流れる負荷電流を表示する表示部8を備えた表示ケース体Cと、各コンセント本体Bに接続された全ての電気機器に流れる負荷電流を監視する電流監視手段とを備え、該電流監視手段は、そのコンセント本体Bに接続された全ての電気機器に流れる負荷電流を検出する検出部20と、表示ケース体Cに設置され、各コンセント本体に設置された検出部20の検出した負荷電流値を表示する表示部8とを備え、検出部20は各コンセント本体Bに設置され、表示部8は表示ケース体Cに設置され、各コンセント本体Bと1つの表示ケース体Cとは、両者間におけるデータ通信及び信号の送受信の少なくとも何れかを行う通信手段28で接続されていることを特徴とするコンセント装置Aとした。
特に、図7(A)に示すコンセント装置Aでは、表示ケース体Cに設けられる表示部8を各コンセント本体Bごとに設け、一方、図8(A)に示すコンセント装置Aでは、表示ケース体Cに設けられる表示部8を1つとし、何れのコンセント本体Bで検出された負荷電流値を表示するかを選択するセレクター53を設置した。かかるセレクター53は、ボタン式であってもダイヤル式であっても良い。
特に本実施の形態に示すコンセント装置Aとした場合、第二出力端子43をコンセント本体Bに設ける他、更に表示ケース体Cにも入出力端子47を設けることができる。また、コンセント本体Bに設けられる第二出力端子43を省略し、表示ケース体Cに入出力端子47を設けることもできる。表示ケース体Cに入出力端子47を設けることにより、当該表示ケース体Cから外部機器に対するデータや信号の送受信を行うことができるので、設置時における配線作業などのケーブルマネージメントが容易になる。
そして、このように形成されたコンセント装置Aでは、コンセント本体Bには、表示ケース体Cに対してデータや信号を送信するための入出力端子42が形成され、表示ケース体Cには、各コンセント本体に繋がる通信ケーブル等の通信手段28を接続する為の入出力端子44が、コンセント本体Bの数に応じて複数形成されている。
このように形成されたコンセント装置Aにおいても、各コンセント本体B側には、少なくとも各コンセント本体Bに接続された全ての電気機器に流れる負荷電流を検出する検出部20が配置され、表示ケース体C側には、各検出部20が検出した負荷電流値を表示する表示部8が配置されることになる。
また、電流監視手段を構成する他の構成である、前記検出部20の検出した負荷電流値が所定値を超えたことを知らせる報知部12と、報知する負荷電流値を設定する設定部23と、前記検出部20が検出した電流値が所定値を超えたか否かを判断し、前記報知部12を作動させる制御部22とは、各コンセント本体B側と1つの表示ケース体C側との何れにも配置することができるが、望ましくは、報知部12と設定部23とは表示ケース体C側に設けられ、制御部22はコンセント本体B側に設けられることが望ましい。報知部12と設定部23とを表示ケース体C側に設けることにより、作業者における認知性が高まり、また設定操作を容易に行うことができるためである。また制御部22はコンセント本体B側に設けることにより、表示ケース体Cをより小型化することができるためである。
なお、表示ケース体C側に報知部12を設ける場合、当該報知部12を各コンセント本体Bに対応させ、接続されるコンセント本体Bの数に応じて設けることも可能であるが、表示ケース体Cに設けられる報知部12を1つとし、警報時には、コンセント本体Bを特定するLED表示と、そのコンセント本体の電流値を表示するように構成することもできる。
以上の様に構成されたコンセント装置Aを用いてラックシステム52を構成すれば、図7(B)及び図8(B)に示すように、各ラック本体51ごとにコンセント本体Bを配置すると共に、その負荷電流値の測定を、1つの表示ケース体Cによって集中して管理することができる。
即ち、図7(B)および図8(B)に示すラックシステム52は、複数の情報処理装置を収容するラックシステム52であって、当該ラックシステム52は複数のラック本体51と、各ラック本体51毎に設置された複数のコンセント本体Bと、当該複数のコンセント本体Bと通信ケーブル等の通信手段28で接続された1つの表示ケース体Cとで構成されており、各コンセント本体Bには、そのコンセント本体Bに接続された全ての情報処理装置に流れる負荷電流を検出する検出部20が設けられ、表示ケース体Cには、各検出部20が検出した負荷電流値を表示する表示部8が設けられたラックシステム52としている。
〔実施の形態3〕
本実施の形態は、本発明に係るコンセント装置Aおよびこれを用いて形成されたラックシステム52の好適な他の実施の態様を示すものであり、図9は報知部12を分離させたコンセント装置Aおよびこれを用いて形成されたラックシステム52の好適な実施の形態を示している。
この図9(A)に示すコンセント装置Aは、コンセント本体Bと、表示ケース体Cと、報知部12とを分けて構成されており、コンセント本体Bと表示ケース体C、およびコンセント本体Bと報知部12とは、それぞれ通信ケーブル等の通信手段28で接続されており、報知部12をコンセント本体Bおよび表示ケース体Cから分離させたことにより、負荷電流値が所定値を超えたことを知らせる報知部12を、より認識しやすい場所に設置することができ、依って緊急時における対応を迅速に行うことができるようになっている。
即ち、この図9(A)に示す実施の態様のコンセント装置Aは、各種の電気機器が接続されるコンセント装置Aであって、該コンセント装置Aは、単数または複数の差し込み口2を備えるコンセント本体Bと、該コンセント本体Bと分離可能に設けられた表示ケース体Cと、コンセント本体Bに接続された全ての電気機器に流れる負荷電流を監視する電流監視手段と、該電流監視手段において負荷電流値が所定値を超えたことを知らせる報知部12とを備え、当該報知部12を前記コンセント本体Bおよび表示ケース体Cと分離可能に設けたコンセント装置Aとした。
なお、図9(A)に示すコンセント装置Aでは、コンセント本体Bと表示ケース体C、およびコンセント本体Bと報知部12とをそれぞれ通信ケーブル等の通信手段28で接続していることから、コンセント本体Bには、表示ケース体Cに信号を送信する入出力端子42と、報知部12に信号を送信する入出力端子45が設けられ、表示ケース体Cと報知部12とには夫々入出力端子44,46が設けられているが、その他にも、コンセント本体Bと表示ケース体Cとを通信ケーブル等の通信手段28で接続し、報知部12は表示ケース体Cに通信ケーブル等の通信手段28で接続することも可能である。
更に、上記コンセント本体Bを複数使用することもでき、この場合には、報知部12を各コンセント本体Bごとに1つづつ設けたり、各コンセント本体Bに設けられた電流監視手段からの信号を、1つの報知部12に入力させることもできる。また報知部12は、ブザーなどのように音乃至警報を発するもの、表示部8に表示された表示を点滅、反転、変色させて表示するもの、或いは警告灯等のように光を発するものを使用することができる。
以上の様に構成されたコンセント装置Aによれば、報知部12を作業者が確認しやすい場所に設置し、警報などが発せられた場合には、別に設置されている表示ケース体Cにおける表示部8で負荷電流値を確認することができるので、作業者は異常時において迅速に対応することができるようになる。
以上の様に構成されたコンセント装置Aを用いてラックシステム52を形成すれば、図9(B)に示すように、各ラック51ごとにコンセント本体Bを配置すると共に、その負荷電流値が所定値を上回る場合に作動する報知部12を確認しやすい場所に設置できるラックシステム52が実現する。
即ち、図9(B)に示すラックシステム52は、複数の情報処理装置を収容するラックシステム52であって、当該ラックシステム52は複数のラック本体51と、各ラック本体51毎に設置された複数のコンセント本体Bと、当該複数のコンセント本体Bと通信ケーブル等の通信手段28で接続された表示ケース体Cと、各コンセント本体Bと通信ケーブル等の通信手段28で接続された複数の報知部12とで構成されており、各コンセント本体Bには、そのコンセント本体Bに接続された全ての情報処理装置に流れる負荷電流を検出する検出部20と、当該検出部20が検出した電流値が所定値を超えたか否かを判断し、前記報知部12を作動させる制御部22とを備えたラックシステム52としている。
このラックシステム52において、報知部12として警告灯を使用し、これを各ラック本体51ごとに設置したり、一定の場所に何れのコンセント本体Bに繋がっているかを明示した上で、特定の場所に纏めて配置することもできる。
本発明に係るコンセント装置の一例を示す六面図であり、 (A1)は表示ケース体の正面図、(A2)はコンセント本体の正面図 (B1)は表示ケース体の正面図、(B2)はコンセント本体の正面図 (C1)は表示ケース体の正面図、(C2)はコンセント本体の正面図 (D1)は表示ケース体の正面図、(D2)はコンセント本体の正面図 (E1)は表示ケース体の正面図、(E2)はコンセント本体の正面図 (F1)は表示ケース体の正面図、(F2)はコンセント本体の正面図 本発明に係るコンセント装置の一例を示しており、 (A1)は表示ケース体の要部拡大図(A2)はコンセント本体の要部拡大図 (B1)は表示ケース体の要部縦断面図(A2)はコンセント本体の要部縦断面図 (C1)は表示ケース体の要部横断面図(C2)はコンセント本体の要部横断面図 (D1)は表示ケース体の端面図 電流監視手段を構成する各要素の配置図を示しており、 (A1)は表示ケース体の正面から見た各要素の配置図(A2)はコンセント本体の正面から見た各要素の配置図 (B1)は表示ケース体の側面から見た各要素の配置図(A2)はコンセント本体の側面から見た各要素の配置図 表示ケース体とコンセント本体を通信手段で接続した状態を示す縦断面図 上記コンセント装置の電気的構成を説明するブロック図 本発明に係るラックの一例を示す斜視図 (A)は他のコンセント装置の例を示す略図、(B)はこのコンセント装置を用いて構成されたラックシステムを示す略図 (A)は更に他のコンセント装置の例を示す略図、(B)はこのコンセント装置を用いて構成されたラックシステムを示す略図 (A)は更に他のコンセント装置の例を示す略図、(B)はこのコンセント装置を用いて構成されたラックシステムを示す略図
符号の説明
8 表示部(LED)
12 報知部(圧電ブザー)
20 検出部(カレントトランス)
21 第一基板
22 制御部
23 設定部(タクトスイッチ)
28 通信手段
30 交流電源ケーブル
31 電源回路
32 実効値演算回路
33 AD変換回路
34 フォトカプラ
40 爪部
41 溝部
42 第一入出力端子
43 第二入出力端子
44 入出力端子
50 サーバーラック
51 ラック本体
52 ラックシステム
A コンセント装置
B コンセント本体
C 表示ケース体
S 領域部

Claims (7)

  1. 各種の電気機器が接続されるコンセント装置であって、
    該コンセント装置は、単数または複数の差し込み口を備えるコンセント本体と、該コンセント本体と分離可能に設けられた表示ケース体と、コンセント装置に接続された全ての電気機器に流れる負荷電流を監視する電流監視手段とを備え、
    該電流監視手段は、前記コンセント装置に接続された全ての電気機器に流れる負荷電流を検出する検出部と、該検出部の検出した負荷電流値を数値的に表示する表示部と、前記検出部の検出した負荷電流値が所定値を超えたことを知らせる報知部と、報知する負荷電流値を設定する設定部と、前記検出部が検出した電流値が所定値を超えたか否かを判断し、前記報知部を作動させる制御部とを備え、
    前記制御部は、報知する負荷電流値を記憶する記録手段を備えており、
    前記設定部は、スイッチと、このスイッチを操作するボタンを備えており、当該ボタンを押し続けることにより数秒ごとに前記表示部の表示が順次切換わり、ボタンの操作をやめた時に表示されている電流値が報知する負荷電流値として前記制御部の記録手段に記憶され、
    少なくとも前記検出部はコンセント本体側に設けられると共に、少なくとも前記表示部は表示ケース体内に搭載されており、
    前記設定部は、前記表示ケース体内に搭載され、
    前記コンセント本体には、表示ケース体を設置可能な領域部が形成され、
    前記表示ケース体の底面部又は側面部には、前記コンセント本体の外殻を形成するカバー表面と、当該コンセント装置が設置される設置対象物との双方に対して着脱自在に係合する設置手段が設けられており、
    当該コンセント本体と表示ケース体には、両者間におけるデータ通信及び信号の送受信の少なくとも何れかを行う通信手段が設けられていることを特徴とするコンセント装置。
  2. 前記報知部はコンセント本体および表示ケース体から分離した構成である請求項1に記載のコンセント装置。
  3. 前記コンセント本体と表示ケース体、およびコンセント本体と報知部とは、それぞれ通信手段で接続されているか、又は
    コンセント本体と表示ケース体とを通信手段で接続し、報知部を表示ケース体に通信手段で接続している、請求項2に記載のコンセント装置。
  4. 前記コンセント装置は、上記検出部が検出した電流値を計測信号として外部制御機器に出力する入出力端子を備えた、請求項1乃至3の何れか一項に記載のコンセント装置。
  5. 前記コンセント装置は、複数のコンセント本体と、1つの表示ケース体とを備え、各コンセント本体と1つの表示ケース体とはデータ通信及び信号の送受信の少なくとも何れかを行う通信手段で電気的に接続され、
    当該表示ケース体には、各コンセント本体に接続される電気機器に流れる負荷電流値を表示する表示部が設けられ、
    前記電流監視手段は、前記検出部の検出した負荷電流値が所定値を超えたことを知らせる報知部を備え、当該報知部はコンセント本体および表示ケース体から分離した構成であって、各コンセント本体ごとに1つづつ設けた、請求項1乃至4の何れか一項に記載のコンセント装置。
  6. 前記電流監視手段は、前記コンセント装置に接続された全ての電気機器に流れる負荷電流を検出する検出部と、当該検出部で検出された負荷電流に基づいて電流の真の実効値を演算する真の実効値演算回路と、真の実効値演算回路が算出した真の実効値を計測信号として外部制御機器に出力する入出力端子とを備える請求項1乃至5の何れか一項に記載のコンセント装置。
  7. 複数の情報処理装置を収容するラックであって、
    当該ラックは請求項1乃至6の何れか一項に記載のコンセント装置を伴って構成されており、
    当該コンセント装置における表示部は、当該ラックの正面側に設けられており、
    コンセント本体は、当該ラックの内部空間の奥側に設置されており、
    コンセント本体と表示ケース体とを通信手段で接続していることを特徴とするラック。
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