JP6350937B2 - 分電盤用内器、分電盤用内器ユニット、分電盤 - Google Patents

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Description

本発明は、分電盤用内器、分電盤用内器ユニット、分電盤に関するものである。
従来、図5に示す構成を備えた分電盤50が提案されている(特許文献1)。分電盤50は、基台51と、主幹ブレーカ52と、分岐ブレーカ53とを備えている。主幹ブレーカ52の端子部54には、主幹バー55が接続されている。また、主幹バー55の端部には、分岐バー56が接続されている。
特許文献1には、分岐ブレーカ53における主幹ブレーカ52側と反対側の端部に、送り端子が接続されている旨が記載されている。また、特許文献1には、主幹バー55の接続部の上部S1と送り端子の接続部の下部S2とに、高機能機器を取り付けるスペースが確保されている旨が記載されている。
特開2007−295667号公報
上述の分電盤50では、主幹バー55の接続部の上部S1と送り端子の接続部の下部S2とに、高機能機器を取り付けるスペースが確保されているので、高機能機器を分電盤50に取り付けることが可能となる。
しかしながら、分電盤50では、主幹バー55の接続部の上部S1もしくは送り端子の接続部の下部S2のスペースに収まる大きさの高機能機器(分電盤用内器ユニット)しか取り付けることができないため、分電盤50の機能の拡張性を高めることが難しい。
また、分電盤50では、主幹バー55の接続部の上部S1と送り端子の接続部の下部S2とのスペースに、例えば、複数の高機能機器(分電盤用内器)を取り付ける場合、複数の高機能機器を基台51に取り付ける作業が煩雑になる可能性がある。
本発明は上記事由に鑑みて為されたものであり、その目的は、分電盤の機能の拡張性を高めることが可能で、且つ、作業性を向上させることが可能な分電盤用内器、分電盤用内器ユニットを提供することにある。また、本発明の目的は、上述の分電盤用内器もしくは上述の分電盤用内器ユニットを備えた分電盤を提供することにある。
本発明の分電盤用内器は、電力を含むエネルギーを計測する機能、分電盤の外部の機器との間で通信する機能のうちいずれか1つもしくは複数の機能を有する機能アダプタを複数備え、前記各機能アダプタは、電力を供給する電源アダプタと電気的に接続され、複数の前記機能アダプタは、互いに着脱自在に結合され、且つ、前記各機能アダプタ間で通信可能に構成されていることを特徴とする。
この分電盤用内器において、複数の前記機能アダプタのうち1つの前記機能アダプタは、電力を計測する電力計測用アダプタであって、前記電力計測用アダプタは、前記電源アダプタと一体に構成されていることが好ましい。
この分電盤用内器において、複数の前記機能アダプタのうち1つの前記機能アダプタのみに、前記各機能アダプタを制御する制御部が設けられていることが好ましい。
この分電盤用内器において、前記制御部が設けられた前記機能アダプタのみに、前記電源アダプタから電力が供給されることが好ましい。
この分電盤用内器において、複数の前記機能アダプタは、通信機能を有する電力計との間で通信可能な第1通信アダプタと、分電盤の外部の電気機器との間で通信可能な第2通信アダプタと、前記電気機器とは異なる外部装置との間で第1通信線を媒体として通信可能な第3通信アダプタとを備え、前記複数の前記機能アダプタは、前記第1通信アダプタ、前記第2通信アダプタ、前記第3通信アダプタの順番で並ぶように前記分電盤に取り付けられることが好ましい。
この分電盤用内器において、前記第1通信アダプタは、電波を媒体とする無線通信と、電力線を媒体とする電力線搬送通信との少なくとも一方の通信が可能に構成されていることが好ましい。
この分電盤用内器において、前記第2通信アダプタは、電波を媒体とする無線通信と、第2通信線を媒体とする有線通信との少なくとも一方の通信が可能に構成されていることが好ましい。
この分電盤用内器において、前記第3通信アダプタは、前記外部装置から送信されたパルスを受信する機能と、前記外部装置との間でシリアル通信を行う機能との少なくとも一方の機能を有するように構成されていることが好ましい。
本発明の分電盤用内器ユニットは、前記分電盤用内器における複数の前記機能アダプタのうち1つの前記機能アダプタのみを備え、前記1つの前記機能アダプタには、前記複数の前記機能アダプタのうち残りの前記機能アダプタを着脱自在に結合させる結合部が設けられていることを特徴とする。
本発明の分電盤は、前記分電盤用内器もしくは前記分電盤用内器ユニットと、前記分電盤用内器もしくは前記分電盤用内器ユニットを収納する分電盤用キャビネットとを備えていることを特徴とする。
本発明の分電盤用内器は、電力を含むエネルギーを計測する機能、分電盤の外部の機器との間で通信する機能のうちいずれか1つもしくは複数の機能を有する機能アダプタを複数備えている。また、本発明の分電盤用内器は、複数の前記機能アダプタが、互いに着脱自在に結合され、且つ、前記各機能アダプタ間で通信可能に構成されている。よって、本発明の分電盤用内器においては、分電盤の機能の拡張性を高めることが可能で、且つ、作業性を向上させることが可能となる。
本発明の分電盤用内器ユニットは、前記分電盤用内器における複数の前記機能アダプタのうち1つの前記機能アダプタのみを備えている。また、本発明の分電盤用内器ユニットは、前記1つの前記機能アダプタに、前記複数の前記機能アダプタのうち残りの前記機能アダプタを着脱自在に結合させる結合部が設けられている。よって、本発明の分電盤用内器ユニットにおいては、分電盤の機能の拡張性を高めることが可能で、且つ、作業性を向上させることが可能となる。また、本発明の分電盤用内器ユニットにおいては、本発明の分電盤用内器に比べて、分電盤の省スペース化および低コスト化を図ることが可能となる。
本発明の分電盤は、前記分電盤用内器もしくは前記分電盤用内器ユニットと、前記分電盤用内器もしくは前記分電盤用内器ユニットを収納する分電盤用キャビネットとを備えている。よって、本発明の分電盤においては、分電盤の機能の拡張性を高めることが可能で、且つ、作業性を向上させることが可能な分電盤用内器もしくは分電盤用内器ユニットを備えた分電盤を提供することができる。
本実施形態の分電盤用内器の概略構成図である。 本実施形態の分電盤用内器に関し、第1通信アダプタ、第2通信アダプタおよび第3通信アダプタの接続関係を示す説明図である。 本実施形態の分電盤の概略構成図である。 本実施形態の分電盤用内器の他の概略構成図である。 従来例の分電盤の概略図である。 本実施形態の分電盤用内器の変形例を示す概略構成図である。 本実施形態の分電盤用内器の変形例を示す分解図である。
以下、本実施形態の分電盤用内器10について、図1〜図3を参照しながら説明する。
分電盤用内器10は、図3に示すように、分電盤11の分電盤用キャビネット14内に、主幹ブレーカ12および複数の分岐ブレーカ13と併せて、収納されるものである。なお、以下では、本実施形態の分電盤11を説明した後に、本実施形態の分電盤用内器10を説明する。
分電盤11は、例えば、合成樹脂により形成された箱状の分電盤用キャビネット14を備え、分電盤用キャビネット14内に、複数の内部機器(以下、「内器」という)が収納されている。
分電盤用キャビネット14は、前面が開口した箱状(本実施形態では、矩形箱状)のボックス14aと、ボックス14aの上部前縁に回転自在に取り付けられボックス14aの前面を開閉自在に覆うカバー(図示せず)とを備えている。
ボックス14aの内部には、複数の内器として、分電盤用内器10と、主幹ブレーカ12と、複数の分岐ブレーカ13とが収納されている。なお、本実施形態の分電盤11では、主幹ブレーカ12および複数の分岐ブレーカ13を構成要件として含まない。
主幹ブレーカ12の一次側(電源側)には、電力系統から需要家の住戸内に引き込まれた主幹配線(図示せず)が接続され、主幹ブレーカ12の二次側(負荷側)は、導電バー(図示せず)により複数の分岐ブレーカ13と電気的に接続されている。なお、主幹ブレーカ12は、従来周知のものであり、詳細な説明を省略する。
各分岐ブレーカ13の一次側(電源側)は、上記導電バーにより主幹ブレーカ12と電気的に接続されている。各分岐ブレーカ13の二次側(負荷側)には、住戸内に予め配線された分岐配線(図示せず)がそれぞれ接続され、各分岐配線には、第1電気機器(図示せず)が接続される。なお、各分岐ブレーカ13は、従来周知のものであり、詳細な説明を省略する。また、上記第1電気機器としては、例えば、通信機能を有する電気機器(例えば、エアコン等)を用いることができる。
本実施形態の分電盤11では、ボックス14aの右側に、主幹ブレーカ12および複数の分岐ブレーカ13を取り付ける第1取付スペース9aが設けられている。また、分電盤
11では、ボックス14aの左側に、分電盤用内器10を取り付ける第2取付スペース9bが設けられている。なお、本実施形態では、分電盤用内器10を分電盤用キャビネット14内に取り付ける構成としているが、分電盤用内器10を分電盤用キャビネット14の外部に取り付ける構成としてもよい。
分電盤用内器10は、図1に示すように、主幹ブレーカ12および各分岐ブレーカ13の電力を計測する電力計測用アダプタ1と、通信機能を有する電力計(図示せず)との間で通信可能な第1通信アダプタ2とを備えている。また、分電盤用内器10は、上記第1電気機器の動作を制御する第2電気機器(図示せず)との間で通信可能な第2通信アダプタ3と、上記第1電気機器および上記第2電気機器とは異なる外部装置との間で通信可能な第3通信アダプタ4とを備えている。上記第2電気機器としては、例えば、HEMS(Home Energy Management System)機器等を用いることができる。HEMS機器とは、例えば、電力会社からの情報(例えば、節電要請等)に基づいて上記第1電気機器の動作を制御するように構成された電気機器である。なお、節電要請とは、例えば、エネルギー需要のピーク時に上記第1電気機器の動作を制御するための要請を意味する。また、以下では、電力計測用アダプタ1、第1通信アダプタ2、第2通信アダプタ3および第3通信アダプタ4それぞれを、機能アダプタ6と称することもある。
また、分電盤用内器10は、電力計測用アダプタ1、第1通信アダプタ2、第2通信アダプタ3および第3通信アダプタ4の各々に電力を供給する電源アダプタ5を備えている。
電力計測用アダプタ1は、上記主幹配線に流れる電流を取得する第1電流センサ18を複数(図1では、2つ)備えている。また、電力計測用アダプタ1は、上記分岐配線に流れる電流を取得する第2電流センサ19を複数(図1では、3つ)備えている。第1電流センサ18および第2電流センサ19としては、例えば、カレントトランス等を用いることができる。なお、第1電流センサ18および第2電流センサ19は、従来周知のものであり、詳細な説明を省略する。
電力計測用アダプタ1は、第1電流センサ18により上記主幹配線に流れる電流を取得し、上記主幹配線の電力(消費電力)を計測するように構成されている。また、電力計測用アダプタ1は、第2電流センサ19により上記分岐配線に流れる電流を取得し、上記分岐配線の電力(消費電力)を計測するように構成されている。
電力計測用アダプタ1は、第1接続線15を介して分岐ブレーカ13の端子(速結端子)に接続される。また、電力計測用アダプタ1は、第2接続線16を介して第2通信アダプタ3に接続される。
本実施形態の分電盤11では、分電盤用キャビネット14の内部に、複数の分岐ブレーカ13と電気的に接続された上記導電バーに流れる電流値を計測する計測器(図示せず)が複数(本実施形態では、2つ)収納されている。上記計測器としては、例えば、ロゴスキーコイルを備えた計測器等を用いることができる。
電力計測用アダプタ1は、第3接続線(図示せず)を介して上記計測器と電気的に接続されている。本実施形態では、上記第3接続線の一端が、上記計測器に電気的に接続されている。また、本実施形態では、上記第3接続線の他端に第1連結部(図示せず)が設けられ、上記第1連結部が、電力計測用アダプタ1に予め設けられた第2連結部34と着脱自在に結合するように構成されている。これにより、電力計測用アダプタ1では、上記計測器により計測された電流値を、上記第3接続線により取得することが可能となる。
また、分電盤用内器10では、電力計測用アダプタ1が、電源アダプタ5と一体に構成されている。要するに、複数の機能アダプタ6のうち1つの機能アダプタ6は、電力を計測する電力計測用アダプタ1であって、電力計測用アダプタ1は、電源アダプタ5と一体に構成されている。これにより、分電盤用内器10では、電力計測用アダプタ1と電源アダプタ5とを接続する接続部材が不要となり、施工の手間を省くことが可能となる。
電源アダプタ5は、分岐ブレーカ13からの交流電圧(例えば、100〔V〕)を所定の第1直流電圧に変換する第1AC−DC変換回路(図示せず)を備えている。電源アダプタ5は、上記第1AC−DC変換回路により変換された所定の第1直流電圧を、第2接続線16を介して第2通信アダプタ3へ出力する。本実施形態では、上記所定の第1直流電圧を、例えば、4.2〔V〕に設定してある。
また、電源アダプタ5は、分岐ブレーカ13からの上記交流電圧を所定の第2直流電圧に変換する第2AC−DC変換回路(図示せず)を備えている。電源アダプタ5は、上記第2AC−DC変換回路により変換された所定の第2直流電圧を、第4接続線37を介して第3通信アダプタ4へ出力する。本実施形態では、上記所定の第2直流電圧を、例えば、5〔V〕に設定してある。また、本実施形態では、第4接続線37の一端が、電源アダプタ5に電気的に接続されている。また、本実施形態では、第4接続線37の他端に第3連結部38が設けられ、第3連結部38が、第3通信アダプタ4に予め設けられた第4連結部35と着脱自在に結合するように構成されている。
第1通信アダプタ2は、上記電力計との間で、電波を媒体とする無線通信と電力線を媒体とする電力線搬送通信との両方の通信が可能に構成されている。第1通信アダプタ2は、例えば、920MHz帯の特定小電力無線通信を利用して無線通信を行うように構成されている。また、第1通信アダプタ2は、電力線により主幹ブレーカ12の一次側と電気的に接続され、主幹ブレーカ12の一次側に接続された上記主幹配線を介して上記電力計との間で電力線搬送通信を行うように構成されている。なお、本実施形態では、第1通信アダプタ2を、主幹ブレーカ12の一次側に接続しているが、主幹ブレーカ12の二次側に接続してもよい。また、第1通信アダプタ2は、無線通信と電力線搬送通信との両方の通信が可能に構成されているが、無線通信と電力線搬送通信との一方の通信が可能に構成されてもよい。すなわち、第1通信アダプタ2は、電波を媒体とする無線通信と、電力線を媒体とする電力線搬送通信との少なくとも一方の通信が可能に構成されてもよい。これにより、分電盤用内器10では、第1通信アダプタ2が、様々な上記電力計と通信を行うことが可能となり、分電盤用内器10の機能の拡張性を高めることが可能となる。
第2通信アダプタ3は、上記第2電気機器との間で通信可能に構成されている。具体的に説明すると、第2通信アダプタ3は、上記第2電気機器との間で、電波を媒体とする無線通信と通信線を媒体とする有線通信との両方の通信が可能に構成されている。第2通信アダプタ3は、例えば、無線LAN通信を利用して無線通信を行うように構成されている。また、第2通信アダプタ3は、通信線(例えば、LANケーブル等)を利用して有線通信を行うように構成されている。なお、本実施形態では、第2通信アダプタ3は、無線通信と有線通信との両方の通信が可能に構成されているが、無線通信と有線通信との一方の通信が可能に構成されてもよい。すなわち、第2通信アダプタ3は、電波を媒体とする無線通信と、通信線を媒体とする有線通信との少なくとも一方の通信が可能に構成されてもよい。これにより、分電盤用内器10では、第2通信アダプタ3が、様々な上記第2電気機器と通信を行うことが可能となり、分電盤用内器10の機能の拡張性を高めることが可能となる。
第3通信アダプタ4は、通信線を介してパルス発信器付のガスメータ(図示せず)やパルス発信式の流量計(図示せず)と電気的に接続される。上記ガスメータは、所定のガス使用量を計測する毎にパルスを第3通信アダプタ4へ送信する。上記流量計は、所定の水道使用量を計測する毎にパルスを第3通信アダプタ4へ送信する。よって、第3通信アダプタ4は、上記ガスメータや上記流量計からのパルスを受信することが可能となる。なお、上記ガスメータおよび上記流量計は、従来周知のものであり、詳細な説明を省略する。
また、第3通信アダプタ4は、通信線を介して、発電装置(図示せず)、蓄電装置(図示せず)、電気自動車(図示せず)と電気的に接続される。上記発電装置としては、例えば、太陽光発電等を用いることができる。上記蓄電装置としては、例えば、リチウムイオン電池等を用いることができる。ここにおいて、上記発電装置および上記蓄電装置は、例えばパワーコンディショナ等の電力変換装置(図示せず)にそれぞれ電気的に接続されていてもよい。この場合は、上記電力変換装置を、第1通信線を介して第3通信アダプタ4と電気的に接続すればよい。なお、本実施形態では、上記ガスメータ、上記流量計、上記発電装置、上記蓄電装置、上記電気自動車および上記電力変換装置の各々が、上記外部装置に該当する。また、本実施形態では、第3通信アダプタ4と電気的に接続される通信線を、第1通信線と称し、第2通信アダプタ3と電気的に接続される通信線を、第2通信線と称する。
第3通信アダプタ4は、上記外部装置との間で通信可能に構成されている。具体的に説明すると、第3通信アダプタ4は、上記ガスメータや上記流量計から送信されたパルスを受信する機能を有するように構成されている。また、第3通信アダプタ4は、上記電力変換装置や上記電気自動車との間でシリアル通信を行う機能を有するように構成されている。要するに、第3通信アダプタ4は、上記外部装置から送信されたパルスを受信する機能と、上記外部装置との間でシリアル通信を行う機能との両方の機能を有するように構成されている。本実施形態では、上記電力変換装置や上記電気自動車と第3通信アダプタ4との間の通信規格として、例えば、RS−485規格を用いている。なお、第3通信アダプタ4は、上記外部装置から送信されたパルスを受信する機能と、上記外部装置との間でシリアル通信を行う機能との両方の機能を有するように構成されているが、これに限らない。例えば、第3通信アダプタ4は、上記外部装置から送信されたパルスを受信する機能と、上記外部装置との間でシリアル通信を行う機能との一方の機能を有するように構成されていてもよい。すなわち、第3通信アダプタ4は、上記外部装置から送信されたパルスを受信する機能と、上記外部装置との間でシリアル通信を行う機能との少なくとも一方の機能を有するように構成されてもよい。これにより、分電盤用内器10では、第3通信アダプタ4が、様々な上記外部装置と第1通信線を媒体として通信を行うことが可能となり、分電盤用内器10の機能の拡張性を高めることが可能となる。
分電盤用内器10では、電力計測用アダプタ1、第1通信アダプタ2、第2通信アダプタ3および第3通信アダプタ4それぞれが、互いに着脱自在に結合されるように構成されている。
電力計測用アダプタ1は、第1接続線15を介して分岐ブレーカ13の端子(速結端子)に接続される。また、電力計測用アダプタ1は、第2接続線16を介して第2通信アダプタ3に接続されている。本実施形態では、第2接続線16の一端が、電力計測用アダプタ1に電気的に接続されている。また、本実施形態では、第2接続線16の他端に第1コネクタ17aが設けられ、第1コネクタ17aが、第2通信アダプタ3に予め設けられた第2コネクタ17bと着脱自在に結合するように構成されている。
第1通信アダプタ2は、図2に示すように、第2通信アダプタ3を着脱自在に結合させる第3コネクタ7を備えている。第3コネクタ7は、第1通信アダプタ2の第1回路基板(図示せず)に実装されており、この第1通信アダプタ2のケース2aから露出されている。また、第1通信アダプタ2は、上記電力線を電気的に接続可能な第1接続部28を備えている。第1接続部28は、上記第1回路基板に実装されており、第1通信アダプタ2のケース2aから露出されている。
第2通信アダプタ3は、第1通信アダプタ2の第3コネクタ7と着脱自在に結合する第4コネクタ(図示せず)を備えている。上記第4コネクタは、第2通信アダプタ3の第2回路基板(図示せず)に実装されており、この第2通信アダプタ3のケース3aから露出されている。これにより、第2通信アダプタ3は、第1通信アダプタ2を着脱自在に結合することが可能となる。ここにおいて、第2コネクタ17bは、上記第2回路基板に実装されており、第2通信アダプタ3のケース3aから露出されている。
第3通信アダプタ4は、図2に示すように、第2通信アダプタ3を着脱自在に結合させる第5コネクタ8を備えている。第5コネクタ8は、第3通信アダプタ4の第3回路基板(図示せず)に実装されており、この第3通信アダプタ4のケース4aから露出されている。また、第3通信アダプタ4は、上記外部装置に接続された第1通信線を電気的に接続可能な第2接続部29を備えている。第2接続部29は、上記第3回路基板に実装されており、第3通信アダプタ4のケース4aから露出されている。本実施形態では、第3通信アダプタ4が、第2接続部29を複数(図2では、2つ)備えているが、1つだけ備えていてもよい。
第2通信アダプタ3は、第3通信アダプタ4の第5コネクタ8と着脱自在に結合する第6コネクタ(図示せず)を備えている。上記第6コネクタは、第2通信アダプタ3の上記第2回路基板に実装されており、第2通信アダプタ3のケース3aから露出されている。これにより、第2通信アダプタ3は、第3通信アダプタ4を着脱自在に結合することが可能となる。
また、第2通信アダプタ3は、図2に示すように、上記第2電気機器に接続された第2通信線を電気的に接続可能な第3接続部30を備えている。第3接続部30は、第2通信アダプタ3の上記第2回路基板に実装されており、第2通信アダプタ3のケース3aから露出されている。
分電盤用内器10では、第1通信アダプタ2と第2通信アダプタ3と第3通信アダプタ4とが、各コネクタにより着脱自在に結合されている。第1通信アダプタ2と第2通信アダプタ3と第3通信アダプタ4とは、いわゆる、BtoB(Board to Board)で結合されている。分電盤用内器10では、第1通信アダプタ2と第2通信アダプタ3と第3通信アダプタ4とを、例えば、第5接続線(図示せず)を用いて結合した場合に比べて、分電盤用内器10を分電盤用キャビネット14内に取り付ける作業性を向上させることが可能となる。また、分電盤用内器10では、第1通信アダプタ2と第2通信アダプタ3と第3通信アダプタ4とを、例えば、上記第5接続線を用いて結合した場合に比べて、分電盤用キャビネット14の小型化を図ることが可能となる。よって、分電盤用内器10では、分電盤11の省スペース化を図ることが可能となる。
また、分電盤用内器10では、電力計測用アダプタ1、第1通信アダプタ2、第2通信アダプタ3および第3通信アダプタ4が、互いに着脱自在に結合することが可能となっているので、分電盤用内器10を組み立てる作業性を向上させることが可能となる。また、分電盤用内器10では、電力計測用アダプタ1、第1通信アダプタ2、第2通信アダプタ3および第3通信アダプタ4が、互いに着脱自在に結合することが可能となっているので、分電盤11の機能の拡張性を高めることが可能となる。また、分電盤用内器10では、必要最小限の機能を有する分電盤用内器10を構成することが可能となり、分電盤用内器10の低コスト化を図ることが可能となる。
また、分電盤用内器10では、第1通信アダプタ2が、ボックス14a内において、第2通信アダプタ3よりも上側に配置されている。また、分電盤用内器10では、第3通信アダプタ4が、ボックス14a内において、第2通信アダプタ3よりも下側に配置されている。要するに、分電盤用内器10では、複数の機能アダプタ6が、第1通信アダプタ2、第2通信アダプタ3、第3通信アダプタ4の順番で並ぶように分電盤11に取り付けられている。これにより、分電盤用内器10では、上記電力線、上記外部装置に接続された第1通信線を配線する作業性を向上させることが可能となる。よって、分電盤用内器10では、分電盤11における配線の作業性を向上させることが可能となる。
また、分電盤用内器10では、電力計測用アダプタ1、第1通信アダプタ2、第2通信アダプタ3および第3通信アダプタ4それぞれが、通信可能に構成されている。
電力計測用アダプタ1は、第2接続線16を介して第2通信アダプタ3と通信可能に構成されている。本実施形態では、電力計測用アダプタ1と第2通信アダプタ3との間の通信規格として、例えば、シリアル通信を用いている。よって、電力計測用アダプタ1は、上記主幹配線および上記各分岐配線それぞれの電力(消費電力)を計測した結果を、第2通信アダプタ3へ送信することが可能となる。
第1通信アダプタ2は、第3コネクタ7と上記第4コネクタとを介して、第2通信アダプタ3と通信可能に構成されている。具体的に説明すると、第1通信アダプタ2の上記第1回路基板の通信ライン(図示せず)は、第3コネクタ7と上記第4コネクタとを介して、第2通信アダプタ3の上記第2回路基板の通信ライン(図示せず)に接続されている。これにより、分電盤用内器10では、第1通信アダプタ2と第2通信アダプタ3とが通信可能となる。なお、第1通信アダプタ2と第2通信アダプタ3とは、上記各回路基板の上記通信ラインおよび各コネクタを利用して通信可能としているが、これに限らない。例えば、第1通信アダプタ2と第2通信アダプタ3とは、例えば、電波等を利用して通信可能としてもよい。
第3通信アダプタ4は、第5コネクタ8と上記第6コネクタとを介して、第2通信アダプタ3と通信可能に構成されている。具体的に説明すると、第3通信アダプタ4の上記第3回路基板の通信ライン(図示せず)は、第5コネクタ8と上記第6コネクタとを介して、第2通信アダプタ3の上記第2回路基板の上記通信ラインに接続されている。これにより、分電盤用内器10では、第3通信アダプタ4と第2通信アダプタ3とが通信可能となる。よって、第3通信アダプタ4は、例えば、上記ガスメータや上記流量計から送信されたパルスを受信した後に、受信したパルスを第2通信アダプタ3へ送信することが可能となる。これにより、第2通信アダプタ3は、上記ガスメータや上記流量計から送信されたパルスに基づいて、ガスや水道の使用量を計測することが可能となる。なお、第3通信アダプタ4と第2通信アダプタ3とは、上記各回路基板の上記通信ラインおよび各コネクタを利用して通信可能としているが、これに限らない。例えば、第3通信アダプタ4と第2通信アダプタ3とは、例えば、電波等を利用して通信可能としてもよい。
また、分電盤用内器10では、第2通信アダプタ3のみに、電力計測用アダプタ1、第1通信アダプタ2、第2通信アダプタ3、第3通信アダプタ4それぞれを制御する制御部(図示せず)が設けられている。要するに、複数の機能アダプタ6のうち1つの機能アダプタ6(第2通信アダプタ3)のみに、各機能アダプタ6を制御する上記制御部が設けられている。これにより、分電盤用内器10では、各機能アダプタ6に制御部を設けた場合に比べて、分電盤用内器10の低コスト化を図ることが可能となる。上記制御部としては、例えば、マイクロコンピュータ等を用いることができる。
ところで、分電盤用内器10では、電源アダプタ5の上記AC−DC変換回路により変
換された上記所定の直流電圧が、第2接続線16を介して第2通信アダプタ3に供給される。すなわち、分電盤用内器10では、上記制御部が設けられた機能アダプタ6(第2通信アダプタ3)のみに、電源アダプタ5から電力が供給される。これにより、分電盤用内器10では、電源アダプタ5から各機能アダプタ6それぞれに電力が供給される場合に比べて、電源アダプタ5と各機能アダプタ6とを電気的に接続する電源線の数を減らすことが可能となる。よって、分電盤用内器10では、電源アダプタ5から各機能アダプタ6それぞれに電力が供給される場合に比べて、分電盤用内器10の低コスト化を図ることが可能となる。
第2通信アダプタ3は、上記電力計からの上記情報が第1通信アダプタ2を介して入力されると、入力された上記情報を上記第2電気機器へ送信するように構成されている。これにより、上記第2電気機器は、上記電力計からの上記情報に基づいて、分電盤11から上記第1電気機器への電力供給を制御することが可能となる。本実施形態では、第2通信アダプタ3が、上記電力計からの上記情報が第1通信アダプタ2を介して入力された場合、入力された上記情報を上記第2電気機器へ送信するように構成しているが、これに限らない。例えば、本実施形態では、第2通信アダプタ3が、上記電力計からの上記情報が第1通信アダプタ2を介して入力された場合、上記情報に基づいて上記第1電気機器の動作を制御するように構成してもよい。
ここにおいて、本実施形態の分電盤用内器10では、電源アダプタ5を、電力計測用アダプタ1と一体に構成しているが、これに限らない。例えば、電源アダプタ5は、図4に示すように、電力計測用アダプタ1、第1通信アダプタ2、第2通信アダプタ3、第3通信アダプタ4それぞれと別体に構成してもよい。この場合は、電源アダプタ5と、電力計測用アダプタ1、第1通信アダプタ2、第2通信アダプタ3および第3通信アダプタ4それぞれとを電気的に接続する電源線31が必要となる。また、この場合は、電力計測用アダプタ1と電源アダプタ5とを接続する信号線32が必要となる。また、この場合は、電力計測用アダプタ1、第1通信アダプタ2、第2通信アダプタ3および第3通信アダプタ4それぞれに、上記制御部が必要となる。なお、図4中の矢印は、各機能アダプタ6が通信可能であることを表している。
また、本実施形態の分電盤用内器10は、電力計測用アダプタ1、第1通信アダプタ2、第2通信アダプタ3、第3通信アダプタ4および電源アダプタ5を備えているが、これに限らない。例えば、分電盤用内器は、電力計測用アダプタ1、第1通信アダプタ2、第2通信アダプタ3、第3通信アダプタ4および電源アダプタ5のうちいずれか1つの機能アダプタ6のみを備えていてもよい。本実施形態では、1つの機能アダプタ6のみを備えた分電盤用内器を、分電盤用内器ユニットと称する。
本実施形態の分電盤用内器ユニットは、第2通信アダプタ3を備えている。この第2通信アダプタ3には、第1通信アダプタ2の第3コネクタ7と着脱自在に結合する上記第4コネクタが設けられている。また、第2通信アダプタ3には、第3通信アダプタ4の第5コネクタ8と着脱自在に結合する上記第6コネクタが設けられている。すなわち、第2通信アダプタ3には、第1通信アダプタ2および第3通信アダプタ4を着脱自在に結合させる結合部(上記第4コネクタおよび上記第6コネクタ)が設けられている。これにより、本実施形態の分電盤用内器ユニットでは、分電盤11の機能の拡張性を高めることが可能で、且つ、作業性を向上させることが可能となる。また、本実施形態の分電盤用内器ユニットでは、分電盤用内器10に比べて、分電盤11の省スペース化および低コスト化を図ることが可能となる。
以上説明した本実施形態の分電盤用内器10は、電力を含むエネルギーを計測する機能、分電盤11の外部の機器との間で通信する機能のうちいずれか1つもしくは複数の機能
を有する機能アダプタ6を複数備えている。各機能アダプタ6は、電力を供給する電源アダプタ5と電気的に接続されている。複数の機能アダプタ6は、互いに着脱自在に結合され、且つ、各機能アダプタ6間で通信可能に構成されている。これにより、分電盤用内器10では、分電盤11の機能の拡張性を高めることが可能で、且つ、作業性を向上させることが可能となる。
また、本実施形態の分電盤用内器ユニットは、分電盤用内器10における複数の機能アダプタ6のうち1つの機能アダプタ6(第2通信アダプタ3)のみを備えている。1つの機能アダプタ6には、複数の機能アダプタ6のうち残りの機能アダプタ6(第1通信アダプタ2、第3通信アダプタ4、電力計測用アダプタ1)を着脱自在に結合させる結合部(上記第4コネクタ、記第6コネクタ、第2コネクタ17b)が設けられている。これにより、本実施形態の分電盤用内器ユニットでは、分電盤11の機能の拡張性を高めることが可能で、且つ、作業性を向上させることが可能となる。また、本実施形態の分電盤用内器ユニットでは、分電盤用内器10に比べて、分電盤11の省スペース化および低コスト化を図ることが可能となる。
また、本実施形態の分電盤11は、分電盤用内器10もしくは上記分電盤用内器ユニットと、分電盤用内器10もしくは上記分電盤用内器ユニットを収納する分電盤用キャビネット14とを備えている。これにより、分電盤11では、分電盤11の機能の拡張性を高めることが可能で、且つ、作業性を向上させることが可能な分電盤用内器10もしくは上記分電盤用内器ユニットを備えた分電盤11を提供することができる。
上述したように、電源アダプタ5は、第2AC−DC変換回路(図示せず)により変換された所定の第2直流電圧を、第4接続線37を介して第3通信アダプタ4へ出力する。すなわち電源アダプタ5は、動作に必要な電力を第3通信アダプタ4に供給する。第4接続線37の一端は電源アダプタ5に電気的に接続されている。第4接続線37の他端にはプラグコネクタからなる第3連結部38が設けられ、第3連結部38が、第3通信アダプタ4に予め設けられたレセプタクルコネクタからなる第4連結部35と着脱自在に結合するように構成されている。
分電盤11が第3通信アダプタ4を備えていない場合、第3連結部38は、第2通信アダプタ3の保持部36と着脱自在に結合することができるように構成されている。第2通信アダプタ3は、その前面において、第3通信アダプタ4が取り付けられる下側部分に保持部36を備えている。本実施形態では、保持部36は第2コネクタ17bの左側に配置されている。保持部36は、第4連結部35と同じレセプタクルコネクタからなり、分電盤11が第3通信アダプタ4を備えていない場合に第3連結部38を接続するために設けられている。分電盤11が第3通信アダプタ4を備えていない場合、第4接続線37は、保持部36と電源アダプタ5とによって両端を保持されているので、安定した状態で分電盤11内に収納される。尚、保持部36は、第4連結部35と同じタイプのレセプタクルコネクタに限定されず、第3連結部38を保持できる形状であればよく、例えば第3連結部38が挿入される孔や、第3連結部38を挟み込んで保持する適宜の形状であってもよい。また、保持部36は第3連結部38を保持すればよいので、第2通信アダプタ3の内部回路と電気的に接続されていなくてもよい。さらに保持部36は、第2通信アダプタ3の前面における下側部分に配置されることに限定されず、適宜の位置に配置されていてもよい。
以上説明したように、第2通信アダプタ3は、第4接続線37(ケーブル)の第3連結部38(コネクタ)を保持する保持部36を備えている。第4接続線37(ケーブル)は、一端が電源アダプタ5に電気的に接続されていて他端には第3通信アダプタ4の第4連結部35(連結部)に着脱自在に結合される第3連結部38(コネクタ)を有する。第3連結部38(コネクタ)が第3通信アダプタ4の第4連結部35(連結部)に着脱自在に結合されると、第3通信アダプタ4と電源アダプタ5とが電気的に接続される。分電盤11が第3通信アダプタ4を備えていない場合、第4接続線37は、保持部36と電源アダプタ5とによって両端を保持されているので、安定した状態で分電盤11内に収納される。
ここで、本実施形態の変形例について図6,7を参照して説明する。
以下の説明では図6,7に示すx軸方向を左右方向、図6,7に示すy軸方向を上下方向、図7に示すz軸方向(図6の紙面と直交する方向)を前後方向として説明するが、実際の使用状態での方向を限定する趣旨ではない。
変形例では、第2通信アダプタ3が外部の通信機器(図示せず)と電波を媒体とする無線通信を行うように構成されている。
変形例の第2通信アダプタ3は、下側面に第2コネクタ17b、保持部36を備えている。
図1及び図2に示した第2通信アダプタ3では、第2コネクタ17bには前方から第1コネクタ17aが接続され、保持部36には前方から第3連結部38が接続される。一方、変形例に示した第2通信アダプタ3では、第2コネクタ17b及び保持部36は、第2通信アダプタ3の下向きに設けられている。すなわち第2コネクタ17bには下方向から第1コネクタ17aが接続され、保持部36には下方向から第3連結部38が接続される。
例えば分電盤11が天井付近等のように床から高い位置に設置されていても、作業者は第2通信アダプタ3の下方向から第1コネクタ17aや第3連結部38を接続することができるので、施工性が向上する。また、第1コネクタ17aや第3連結部38の着脱が容易になると着脱時にコネクタ部分やコネクタの保持部分に加わるストレスが軽減されるので、コネクタ部分やコネクタの保持部分の耐久性が向上する。
ここで、第2通信アダプタ3が、外部の通信機器と通信ケーブル(図示せず)を媒体とする有線通信を行うように構成されている場合には、ケース3aの前面における下側部分に形成されている覆い部300の内側に第3接続部30が配置される。第3接続部30はコネクタを有していて第2通信アダプタ3内の第2回路基板に実装される。覆い部300の下側面には、第3接続部30が露出するように孔33が形成される。第3接続部30には通信ケーブル(例えばLAN(Local Area Network)ケーブル等)(図示せず)が接続される。
例えば分電盤11が天井付近等のように床から高い位置に設置されていても、作業者は第2通信アダプタ3の下方向から第3接続部30に通信ケーブルを接続することができるので、施工性が向上する。また、通信ケーブルの着脱が容易になると着脱時にコネクタ部分やコネクタの保持部分に加わるストレスが軽減されるので、コネクタ部分やコネクタの保持部分の耐久性が向上する。
変形例の第3通信アダプタ4は、前面に複数(変形例では4つ)の表示部40を備えている。
表示部40は、第3通信アダプタ4の前面において、第3接続部30の下側領域を除いた領域に露出するように配置されている。変形例では、第3接続部30は第2通信アダプタ3の左側に設けられているので、表示部40は第3通信アダプタ4の右側の前面に配置されている。表示部40は例えばLED(Light Emitting Diode)を有している。表示部40は、第3通信アダプタ4が送受信している通信情報のうち、予め設定した任意の通信線の通信状態を表示する。表示部40は例えば、施工時に各種機器と通信が正常に行えるか否かの確認のために用いられる。表示部40は例えば、外部の通信機器(図示せず)と通信可能な状態になっている場合には点灯し、通信中の場合には点滅し、通信していない状態では消灯する等、適宜の表示方法で通信状態を表示する。表示部40は、第3接続部30の下方向に配置されていないので、第3接続部30に接続されている通信ケーブルによって表示部40が隠されにくくなり、表示部40の点灯状態が見やすくなる。
1 電力計測用アダプタ
2 第1通信アダプタ
3 第2通信アダプタ
4 第3通信アダプタ
5 電源アダプタ
6 機能アダプタ
10 分電盤用内器
11 分電盤
12 主幹ブレーカ
13 分岐ブレーカ
14 分電盤用キャビネット

Claims (10)

  1. 電力を含むエネルギーを計測する機能、分電盤の外部の機器との間で通信する機能のうちいずれか1つもしくは複数の機能を有する機能アダプタを複数備え、前記各機能アダプタは、電力を供給する電源アダプタと電気的に接続され、
    複数の前記機能アダプタは、互いに着脱自在に結合され、且つ、前記各機能アダプタ間で通信可能に構成されていることを特徴とする分電盤用内器。
  2. 複数の前記機能アダプタのうち1つの前記機能アダプタは、電力を計測する電力計測用アダプタであって、
    前記電力計測用アダプタは、前記電源アダプタと一体に構成されていることを特徴とする請求項1記載の分電盤用内器。
  3. 複数の前記機能アダプタのうち1つの前記機能アダプタのみに、前記各機能アダプタを制御する制御部が設けられていることを特徴とする請求項1または請求項2記載の分電盤用内器。
  4. 前記制御部が設けられた前記機能アダプタのみに、前記電源アダプタから電力が供給されることを特徴とする請求項3記載の分電盤用内器。
  5. 複数の前記機能アダプタは、通信機能を有する電力計との間で通信可能な第1通信アダプタと、分電盤の外部の電気機器との間で通信可能な第2通信アダプタと、前記電気機器とは異なる外部装置との間で第1通信線を媒体として通信可能な第3通信アダプタとを備え、
    前記複数の前記機能アダプタは、前記第1通信アダプタ、前記第2通信アダプタ、前記第3通信アダプタの順番で並ぶように前記分電盤に取り付けられることを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれか1項に記載の分電盤用内器。
  6. 前記第1通信アダプタは、電波を媒体とする無線通信と、電力線を媒体とする電力線搬送通信との少なくとも一方の通信が可能に構成されていることを特徴とする請求項5記載の分電盤用内器。
  7. 前記第2通信アダプタは、電波を媒体とする無線通信と、第2通信線を媒体とする有線通信との少なくとも一方の通信が可能に構成されていることを特徴とする請求項5または請求項6記載の分電盤用内器。
  8. 前記第3通信アダプタは、前記外部装置から送信されたパルスを受信する機能と、前記外部装置との間でシリアル通信を行う機能との少なくとも一方の機能を有するように構成されていることを特徴とする請求項5ないし請求項7のいずれか1項に記載の分電盤用内器。
  9. 請求項1ないし請求項8のいずれか1項に記載の分電盤用内器における複数の前記機能アダプタのうち1つの前記機能アダプタのみを備え、
    前記1つの前記機能アダプタには、前記複数の前記機能アダプタのうち残りの前記機能アダプタを着脱自在に結合させる結合部が設けられていることを特徴とする分電盤用内器ユニット。
  10. 請求項1ないし請求項8のいずれか1項に記載の分電盤用内器もしくは請求項9記載の分電盤用内器ユニットと、前記分電盤用内器もしくは前記分電盤用内器ユニットを収納する分電盤用キャビネットとを備えていることを特徴とする分電盤。
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