JPH07193769A - 表示装置ならびにその固定構造および組立て方法 - Google Patents

表示装置ならびにその固定構造および組立て方法

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JPH07193769A
JPH07193769A JP5332242A JP33224293A JPH07193769A JP H07193769 A JPH07193769 A JP H07193769A JP 5332242 A JP5332242 A JP 5332242A JP 33224293 A JP33224293 A JP 33224293A JP H07193769 A JPH07193769 A JP H07193769A
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hole
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lug
cabinet
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Jieemusu Riisu Kurisutofua
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    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N5/00Details of television systems
    • H04N5/64Constructional details of receivers, e.g. cabinets or dust covers
    • H04N5/645Mounting of picture tube on chassis or in housing

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  • Multimedia (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Devices For Indicating Variable Information By Combining Individual Elements (AREA)
  • Casings For Electric Apparatus (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 固定構造における部品点数およびねじこみの
箇所を減らし、コストの低減および組立作業の簡易化を
可能にする。 【構成】 前部キャビネット(10)に、後方に延びて
ブラウン管(20)のラグ(24)の貫通孔(25)を
貫通し、かつその後端から前方に向って延びたネジ穴が
形成された棒状部(13c)を有するボス(13)を設
け、一方後部キャビネット(30)に、前方に延びて、
かつ前端から後方に向けて空洞(33a)を有し、また
該空洞(33a)の後端を定める中板(33c)を有す
るボス(33)を設け、中板(33c)には貫通孔(3
3d)が設けられ、ラグ(24)の貫通孔(25)を貫
通して突出する棒状部(13c)が空洞(33a)に挿
入され、中板(33c)の貫通孔(33d)を貫通する
ネジ(34)が棒状部(13c)のネジ穴(13d)に
ねじこまれ、これにより、ブラウン管(20)、前部キ
ャビネット(10)および後部キャビネット(30)が
互いに固定されるようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、ブラウン管を有する
表示装置に関し、またその固定構造および組立て方法に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来の表示装置の固定構造を図16およ
び図17に示す。図示にように、前部キャビネット1
は、それぞれネジ穴を有するボス1aおよびボス1bを
4隅に備えている。一方、ブラウン管2は4隅に貫通孔
を有するラグ2aを備えている。4本のネジ4はそれぞ
れラグ2aの貫通孔を貫通して、ボス1aのネジ穴にね
じこまれ、これによりブラウン管2が前部キャビネット
1に固定される。後部キャビネット3はその周辺部に貫
通孔を有し、ネジ5は貫通孔5aを貫通して、ボス1b
のネジ穴にねじこまれ、これにより、後部キャビネット
3が前部キャビネット1に固定される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】以上のように、従来の
固定構造においては、部品が多く、ネジ留め箇所が多
く、従ってコスト低減および組立作業の簡易化を図る上
で障害となっていた。
【0004】本発明は上記に鑑みてなされたものであ
り、固定構造における部品点数を減らし、コストの低減
および組立作業の簡易化を可能にすることにある。
【0005】本発明の他の目的は、固定のためのねじこ
みの箇所を減らすことにある。
【0006】本発明の他の目的は、ブラウン管(20)
の固定を容易かつ確実に行ない得る構造を提供すること
にある。
【0007】本発明の他の目的は、固定のためのネジと
して短いものを使用することができき、またネジの頭が
外部には現われない構造を提供することにある。
【0008】本発明の他の目的は、簡単でかつ成型によ
り形成しやすく、しかも確実に固定を行ない得る固定構
造を提供することにある。
【0009】本発明の他の目的は、ボスの成型またはキ
ャビネットへの取付けに際しての回転方向のずれがあっ
ても、棒状部が空洞に円滑に挿入される構造を提供する
ことにある。
【0010】本発明の他の目的は、ボスの補強を図り、
堅牢な固定構造を提供することにあある。
【0011】本発明の他の目的は、棒状部(13c)に
ラグ(24)の貫通孔(25)を貫通させて、次に棒状
部(13c)を空洞(33a)に挿入する前に、棒状部
(13c)がラグ(24)の貫通孔(25)から抜けて
しまうのを防ぐことができる固定構造を提供することに
ある。
【0012】本発明の他の目的は、組立て作業を容易に
し、またその自動化を容易にすることにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明は、ブラウン管
(20)と、上記ブラウン管(20)を前方から覆う前
部キャビネット(10)と、上記ブラウン管(20)を
後方から覆う後部キャビネット(30)とを備えた表示
装置において、上記ブラウン管(20)が貫通孔(2
5)を有するラグ(24)を備え、上記前部キャビネッ
ト(10)は、後方に延びて上記ラグ(24)の貫通孔
(25)を貫通し、かつその後端から前方に向って延び
たネジ穴が形成された棒状部(13c)を有するボス
(13)を備え、上記後部キャビネット(30)は、前
方に延びて、かつ前端から後方に向けて空洞(33a)
を有し、また該空洞(33a)の後端を定める中板(3
3c)を有するボス(33)を備え、上記中板(33
c)には貫通孔(33d)が設けられ、上記ラグ(2
4)の貫通孔(25)を貫通して突出する棒状部(13
c)が上記空洞(33a)に挿入され、上記中板(33
c)の貫通孔(33d)を貫通するネジ(34)が上記
棒状部(13c)のネジ穴(13d)にねじこまれ、こ
れにより、上記ブラウン管(20)、上記前部キャビネ
ット(10)および上記後部キャビネット(30)が互
いに固定される表示装置を提供するものである。
【0014】上記の表示装置において、上記前部キャビ
ネット(10)のボス(13)に、上記ラグ(24)の
前面に当接する部分(13e)を設け、上記後部キャビ
ネット(30)のボス(33)の上記ラグ(24)の後
面に直接または間接に当接する部分(33e)を設け、
上記ネジ(34)がねじこまれたとき、上記ラグ(2
4)が上記ボス(33)の上記当接部分(33e)と上
記ボス(13)の上記当接部分(13e)との間に挟持
されるようにしても良い。
【0015】また上記の表示装置において、上記後部キ
ャビネット(30)の上記ボス(33)の上記中板(3
3c)の後方に上記後部キャビネット(30)の外部に
通じる第2の空洞(33b)を設け、外部から上記第2
の空洞(33b)を通して、ネジが挿入されるようにし
ても良い。
【0016】また上記の表示装置において、上記前部キ
ャビネット(10)のボス(13)が上記前部キャビネ
ット(10)から後方に向けて延びた基底部(13a)
と、上記基底部(13a)から外方に広がったリブ(1
3b)とを有し、上記棒状部(13c)が上記基底部の
後端部から後方に向けて延びており、上記リブ(13
b)の後端部が上記当接面を形成するように構成しても
良い。
【0017】また上記の表示装置において、上記棒状部
(13c)を円柱状とし、上記空洞(33a)も円柱状
の空間を形成するものとしても良い。
【0018】また上記の表示装置において、さらにスプ
リングワッシャー(41)を設け、上記ラグ(24)の
貫通孔(25)を貫通して後方に突出した上記棒状部
(13c)の後端から該スプリングワッシャー(41)
を嵌め、その上で上記後部キャビネット(30)の上記
ボス(33)の上記空洞(33a)に上記棒状部(13
c)を挿入することとしても良い。
【0019】また上記の表示装置において、上記ブラウ
ン管(20)がフェイスプレート部(21)とファネル
部(22)との間に配置され上記ファネル部(22)よ
り外方向に突出して段差を発生させるリムバンド(2
3)を備え、上記前部キャビネット(10)が鈎部(5
1)を有する係止爪(50)を備え、上記棒状部(13
c)が上記貫通孔(25)に貫通された状態で、上記係
止爪(50)の上記鈎部(51)が上記リムバンド(2
3)に係合し、これにより、上記棒状部(13c)が上
記貫通孔(25)から抜けるのを防いぐ構成としても良
い。
【0020】また上記の表示装置において、上記ボス
(13)の上記棒状部(13c)に切込み(13g)が
設けられ、上記棒状部(13c)が上記貫通孔(25)
に貫通した状態で上記ラグ(24)の上記貫通孔(2
5)の周辺部が上記切込み(13g)に収まり、これに
より、上記棒状部(13c)が上記貫通孔(25)から
抜けるのを防ぐ構成としても良い。
【0021】本発明はまた、ブラウン管(20)と、上
記ブラウン管(20)を前方から覆う前部キャビネット
(10)と、上記ブラウン管(20)を後方から覆う後
部キャビネット(30)とを互いに固定する固定構造に
おいて、上記ブラウン管(20)に設けられ、貫通孔
(25)を有するラグ(24)と、上記前部キャビネッ
ト(10)に設けられ、後方に延びて上記ラグ(24)
の貫通孔(25)を貫通し、かつその後端から前方に向
って延びたネジ穴が形成された棒状部(13c)を有す
るボス(13)と、上記後部キャビネット(30)に設
けられ、前方に延びて、かつ前端から後方に向けて空洞
(33a)を有し、また該空洞(33a)の後端を定め
る中板(33c)を有するボス(33)とを備え、上記
中板(33c)には貫通孔(33d)が設けられ、上記
ラグ(24)の貫通孔(25)を貫通して突出する棒状
部(13c)が上記空洞(33a)に挿入され、上記中
板(33c)の貫通孔(33d)を貫通するネジ(3
4)が上記棒状部(13c)のネジ穴(13d)にねじ
こまれ、これにより、上記ブラウン管(20)、上記前
部キャビネット(10)および上記後部キャビネット
(30)を互いに固定する固定構造を提供するものであ
る。
【0022】上記の固定構造において、上記前部キャビ
ネット(10)に設けられたボス(13)に、上記ラグ
(24)の前面に当接する部分(13e)を設け、上記
後部キャビネット(30)に設けられたボス(33)の
上記ラグ(24)の後面に直接または間接に当接する部
分(33e)を設け、上記ネジ(34)がねじこまれた
とき、上記ラグ(24)が上記ボス(33)の上記当接
部分(33e)と上記ボス(13)の上記当接部分(1
3e)との間に挟持することとしても良い。
【0023】また上記の固定構造において、上記後部キ
ャビネット(30)に設けられた上記ボス(33)の上
記中板(33c)の後方に、上記後部キャビネット(3
0)の外部に通じる第2の空洞(33b)が形成されて
おり、外部から上記第2の空洞(33b)を通して、ネ
ジが挿入される構成としても良い。
【0024】また上記の固定構造において、上記前部キ
ャビネット(10)に設けられた上記ボス(13)が上
記前部キャビネット(10)から後方に向けて延びた基
底部(13a)と、上記基底部(13a)から外方に広
がったリブ(13b)とを有し、上記棒状部(13c)
が上記基底部の後端部から後方に向けて延びており、上
記リブ(13b)の後端部が上記当接面を形成する構成
としても良い。
【0025】また上記の固定構造において、上記棒状部
(13c)を円柱状のものとし、上記空洞(33a)も
円柱状の空間を形成するものとしても良い。
【0026】また上記の固定構造において、さらにスプ
リングワッシャー(41)を設け、上記ラグ(24)の
貫通孔(25)を貫通して後方に突出した上記棒状部
(13c)の後端から該スプリングワッシャー(41)
を嵌め、その上で上記後部キャビネット(30)の上記
ボス(33)の上記空洞(33a)に上記棒状部(13
c)を挿入する構成としても良い。
【0027】また上記の固定構造において、上記ブラウ
ン管(20)がフェイスプレート部(21)とファネル
部(22)との間に配置され上記ファネル部(22)よ
り外方向に突出して段差を発生させるリムバンド(2
3)を備え、上記前部キャビネット(10)が鈎部(5
1)を有する係止爪(50)を備え、上記棒状部(13
c)が上記貫通孔(25)に貫通された状態で、上記係
止爪(50)の上記鈎部(51)が上記リムバンド(2
3)に係合し、これにより、上記棒状部(13c)が上
記貫通孔(25)から抜けるのを防ぐ構成としても良
い。
【0028】また上記の固定構造において、上記前部キ
ャビネット(10)に設けられた上記ボス(13)の上
記棒状部(13c)に切込み(13g)が設けられ、上
記棒状部(13c)が上記貫通孔(25)に貫通した状
態で上記ラグ(24)の上記貫通孔(25)の周辺部が
上記切込み(13g)に収まり、これにより、上記棒状
部(13c)が上記貫通孔(25)から抜けるのを防ぐ
構成としても良い。
【0029】本発明の組立て方法は、ブラウン管(2
0)と、上記ブラウン管(20)を前方から覆う前部キ
ャビネット(10)と、上記ブラウン管(20)を後方
から覆う後部キャビネット(30)とを組立てる方法に
おいて、上記ブラウン管(20)として、貫通孔(2
5)を有するラグ(24)を備えたものを用意し、上記
前部キャビネット(10)として、後方に延びて上記ラ
グ(24)の貫通孔(25)を貫通し、かつその後端か
ら前方に向って延びたネジ穴が形成された棒状部(13
c)を有するボス(13)を備えたものを用意し、上記
後部キャビネット(30)として、前方に延びて、かつ
前端から後方に向けて空洞(33a)を有し、また該空
洞(33a)の後端を定め貫通孔(33d)を有する中
板(33c)を有するボス(33)を備えたものを用意
し、上記棒状部(13c)を、ラグ(24)の貫通孔
(25)に貫通させ、さらに上記棒状部(13c)を上
記空洞(33a)に挿入し、ネジ(34)を上記中板
(33c)の貫通孔(33d)に貫通させ、さらに上記
棒状部(13c)のネジ穴(13d)にねじこみ、これ
により、上記ブラウン管(20)、上記前部キャビネッ
ト(10)および上記後部キャビネット(30)を互い
に固定することを含む組立て方法を提供するものであ
る。
【0030】上記の組立て方法において、上記前部キャ
ビネット(10)として、ボス(13)が上記ラグ(2
4)の前面に当接する部分(13e)を有するものを用
い、上記後部キャビネット(30)として、ボス(3
3)が上記ラグ(24)の後面に直接または間接に当接
する部分(33e)を有するものを用い、上記ネジ(3
4)がねじこまれたとき、上記ラグ(24)が上記ボス
(33)の上記当接部分(33e)と上記 ボス(1
3)の上記当接部分(13e)との間に挟持されること
としても良い。
【0031】また上記の組立て方法において、上記後部
キャビネット(30)として、上記ボス(33)の上記
中板(33c)の後方に上記後部キャビネット(30)
の外部に通じる第2の空洞(33b)が形成されたもの
を用い、外部から上記第2の空洞(33b)を通して、
ネジを挿入することとしても良い。
【0032】また上記の組立て方法において、上記前部
キャビネット(10)として、上記ボス(13)が上記
前部キャビネット(10)から後方に向けて延びた基底
部(13a)と、上記基底部(13a)から外方に広が
ったリブ(13b)とを有し、上記棒状部(13c)が
上記基底部の後端部から後方に向けて延びており、上記
リブ(13b)の後端部が上記当接面を形成するものを
用いても良い。
【0033】また上記の組立て方法において、上記前部
キャビネット(10)として、上記棒状部(13c)が
円柱状であり、上記空洞(33a)も円柱状の空間を形
成するものを用いても良い。
【0034】また上記の組立て方法において、さらにス
プリングワッシャー(41)を用意し、上記ラグ(2
4)の貫通孔(25)を貫通して後方に突出した上記棒
状部(13c)の後端から上記スプリングワッシャー
(41)を嵌め、その上で上記後部キャビネット(3
0)の上記ボス(33)の上記空洞(33a)に上記棒
状部(13c)を挿入することとしても良い。
【0035】また上記の組立て方法において、上記ブラ
ウン管(20)として、フェイスプレート部(21)と
ファネル部(22)との間に配置され上記ファネル部
(22)より外方向に突出して段差を発生させるリムバ
ンド(23)を備えたものを用い、上記前部キャビネッ
ト(10)として、鈎部(51)を有する係止爪(5
0)を備えたものを用い、上記棒状部(13c)が上記
貫通孔(25)に貫通された状態で、上記係止爪(5
0)の上記鈎部(51)を上記リムバンド(23)に係
合させ、これにより、上記棒状部(13c)が上記貫通
孔(25)から抜けるのを防いでおき、この状態で上記
貫通孔(25)から突出した棒状部(13c)を上記空
洞(33a)に挿入することとしても良い。
【0036】また上記の組立て方法において、上記前部
キャビネット(10)として、上記ボス(13)の上記
棒状部(13c)に切込み(13g)が設けられたもの
を用い、上記棒状部(13c)が上記貫通孔(25)に
貫通した状態で上記ラグ(24)の上記貫通孔(25)
の周辺部を上記切込み(13g)に収め、これにより、
上記棒状部(13c)が上記貫通孔(25)から抜ける
のを防いでおいて、上記貫通孔(25)から突出した棒
状部(13c)を上記空洞(33a)に挿入することと
しても良い。
【0037】さらに、上記の組立て方法において、上記
前部キャビネット(10)を下向きに配置し、上方から
上記ブラウン管(20)を下ろして、上記棒状部(13
c)を、上記ラグ(24)の貫通孔(25)に貫通さ
せ、次に、上方から後部キャビネット(30)を下ろし
て、上記ラグ(24)から突出した上記棒状部(13
c)を上記空洞(33a)に挿入し、次に、上方から上
記ネジ(34)を下ろして、上記中板(33c)の貫通
孔(33d)を貫通させ、さらに上記棒状部(13c)
のネジ穴(13d)にねじこむこととしても良い。
【0038】
【作用】本発明の表示装置においては、前部キャビネッ
ト(10)に、後方に延びてブラウン管(20)のラグ
(24)の貫通孔(25)を貫通し、かつその後端から
前方に向って延びたネジ穴が形成された棒状部(13
c)を有するボス(13)を設け、一方後部キャビネッ
ト(30)に、前方に延びて、かつ前端から後方に向け
て空洞(33a)を有し、また該空洞(33a)の後端
を定める中板(33c)を有するボス(33)を設け、
中板(33c)には貫通孔(33d)が設けられてい
る。この表示装置を組立てるには、ラグ(24)の貫通
孔(25)に前部キャビネット(10)のボス(13)
の棒状部(13c)を貫通させる。そして、貫通して突
出する棒状部(13c)を空洞(33a)に挿入する。
そして、ネジ(34)に中板(33c)の貫通孔(33
d)を貫通させ、このネジ(34)を棒状部(13c)
のネジ穴(13d)にねじこむ。これにより、ブラウン
管(20)、前部キャビネット(10)および後部キャ
ビネット(30)が互いに固定される。このような構成
であるので、固定のための部材の数が少なく、またねじ
こみの箇所も少ない。
【0039】また、前部キャビネット(10)のボス
(13)に、ラグ(24)の前面に当接する部分(13
e)を設け、後部キャビネット(30)のボス(33)
のラグ(24)の後面に直接または間接に当接する部分
(33e)を設けた構成では、ネジ(34)がねじこま
れたとき、ラグ(24)がボス(33)の上記当接部分
(33e)とボス(13)の上記当接部分(13e)と
の間に挟持される。このため、容易かつ確実にブラウン
管(20)が固定される。
【0040】また、後部キャビネット(30)のボス
(33)の中板(33c)の後方に後部キャビネット
(30)の外部に通じる第2の空洞(33b)を設け、
外部から第2の空洞(33b)を通して、ネジが挿入さ
れるようにすれば、第2の空洞がなく中板(33c)が
後部キャビネット(30)とボス(33)との結合部分
にある場合に比べ、第2の空洞の長さだけ、前部キャビ
ネット(10)のボス(13)やネジ(34)が短くて
良い。またネジの頭が第2の空洞内に位置し、外部には
現われないので、安全である。
【0041】また、前部キャビネット(10)のボス
(13)が前部キャビネット(10)から後方に向けて
延びた基底部(13a)と、基底部(13a)から外方
に広がったリブ(13b)とを有し、棒状部(13c)
が基底部の後端部から後方に向けて延びており、リブ
(13b)の後端部が上記当接面を形成する構成では、
ボス(13)が簡単でかつ成型により形成しやすく、し
かもそのような構造で確実に固定を行なうことができ
る。
【0042】また、棒状部(13c)を円柱状とし、空
洞(33a)も円柱状の空間を形成するものとすれば、
ボスの成型またはキャビネットへの取付けに際しての回
転方向のずれがあっても、棒状部が空洞に円滑に挿入さ
れる。また、棒状部の径を空洞の径に略合致するように
(前者が後者より僅かに小さく)定めれば、挿入したと
き両者間の隙間が小さく、従って、ボスを互いに補強す
ることとなり、装置の強度が向上する。
【0043】また、さらにスプリングワッシャー(4
1)を設けた場合、ラグ(24)の貫通孔(25)を貫
通して後方に突出した棒状部(13c)の後端から該ス
プリングワッシャー(41)を嵌め、その上で後部キャ
ビネット(30)のボス(33)の空洞(33a)に棒
状部(13c)を挿入することとし得る。こうすれば、
スプリングワッシャー(41)が棒状部(13c)に弾
性的接触圧を加えられた状態で棒状部(13c)に嵌ま
るので、棒状部(13c)にラグ(24)の貫通孔(2
5)を貫通させて、次に棒状部(13c)を空洞(33
a)に挿入する前に、棒状部(13c)がラグ(24)
の貫通孔(25)から抜けてしまうのを防ぐことができ
る。
【0044】また、ブラウン管(20)がフェイスプレ
ート部(21)とファネル部(22)との間に配置され
ファネル部(22)より外方向に突出して段差を発生さ
せるリムバンド(23)を備え、前部キャビネット(1
0)が鈎部(51)を有する係止爪(50)を備え、棒
状部(13c)が貫通孔(25)に貫通された状態で、
係止爪(50)の鈎部(51)がリムバンド(23)に
係合するようにすれば、この鈎部(51)とリムバンド
(23)との係合により、棒状部(13c)をラグ(2
4)の貫通孔(25)を貫通させて、次に棒状部(13
c)を空洞(33a)に挿入する前に、棒状部(13
c)がラグ(24)の貫通孔(25)から抜けてしまう
のを防ぐことができる。
【0045】また、ボス(13)の棒状部(13c)に
切込み(13g)が設けられ、棒状部(13c)が貫通
孔(25)に貫通した状態でラグ(24)の貫通孔(2
5)の周辺部が切込み(13g)に収まるようにすれ
ば、切込み(13g)に収まったラグ(24)は棒状部
(13c)の軸方向の移動が制限されるので、棒状部
(13c)をラグ(24)の貫通孔(25)を貫通させ
て、次に棒状部(13c)を空洞(33a)に挿入する
前に、棒状部(13c)がラグ(24)の貫通孔(2
5)から抜けてしまうのを防ぐことができる。
【0046】本発明の固定構造においては、前部キャビ
ネット(10)に、後方に延びてブラウン管(20)の
ラグ(24)の貫通孔(25)を貫通し、かつその後端
から前方に向って延びたネジ穴が形成された棒状部(1
3c)を有するボス(13)を設け、一方後部キャビネ
ット(30)に、前方に延びて、かつ前端から後方に向
けて空洞(33a)を有し、また該空洞(33a)の後
端を定める中板(33c)を有するボス(33)を設
け、中板(33c)には貫通孔(33d)が設けられて
いる。この固定構造を用いて固定を行なうには、棒状部
(13c)に、ラグ(24)の貫通孔(25)を貫通さ
せ、さらに空洞(33a)に挿入する。一方、ネジ(3
4)に中板(33c)の貫通孔(33d)を貫通させ、
棒状部(13c)のネジ穴(13d)にねじこむ。これ
により、ブラウン管(20)、前部キャビネット(1
0)および後部キャビネット(30)が互いに固定され
る。従って、固定のための部材の数が少なく、またねじ
こみの箇所も少ない。
【0047】また、前部キャビネット(10)のボス
(13)に、ラグ(24)の前面に当接する部分(13
e)を設け、後部キャビネット(30)のボス(33)
のラグ(24)の後面に直接または間接に当接する部分
(33e)を設け、ネジ(34)がねじこまれたとき、
ラグ(24)がボス(33)の上記当接部分(33e)
とボス(13)の上記当接部分(13e)との間に挟持
されるようにすれば、容易かつ確実にブラウン管(2
0)を固定することができる。
【0048】また、後部キャビネット(30)のボス
(33)の中板(33c)の後方に後部キャビネット
(30)の外部に通じる第2の空洞(33b)を設け、
外部から第2の空洞(33b)を通して、ネジが挿入さ
れるようにすれば、前部キャビネット(10)のボス
(13)やネジ(34)が短くて良く、またネジの頭が
第2の空洞内に位置し、外部には現われないので、安全
である。
【0049】また、前部キャビネット(10)のボス
(13)が前部キャビネット(10)から後方に向けて
延びた基底部(13a)と、基底部(13a)から外方
に広がったリブ(13b)とを有し、棒状部(13c)
が基底部の後端部から後方に向けて延びており、リブ
(13b)の後端部が上記当接面を形成するように構成
すれば、簡単でかつ成型により形成しやすい構造で確実
に固定を行なうことができる。
【0050】また、棒状部(13c)を円柱状とし、空
洞(33a)も円柱状の空間を形成するものとすれば、
ボスの成型またはキャビネットへの取付けに際しての回
転方向のずれがあっても、棒状部が空洞に円滑に挿入さ
れる。また、棒状部の径を空洞の径に略合致するように
(前者が後者より僅かに小さく)定めれば、挿入したと
き両者間の隙間が小さく、従って、ボスを互いに補強す
ることとなり、装置の強度が向上する。
【0051】また、さらにスプリングワッシャー(4
1)を設け、ラグ(24)の貫通孔(25)を貫通して
後方に突出した棒状部(13c)の後端から該スプリン
グワッシャー(41)を嵌め、その上で後部キャビネッ
ト(30)のボス(33)の空洞(33a)に棒状部
(13c)を挿入することとすれば、スプリングワッシ
ャー(41)が棒状部(13c)に弾性的接触圧を加え
られた状態で棒状部(13c)に嵌まるので、棒状部
(13c)にラグ(24)の貫通孔(25)を貫通させ
て、次に棒状部(13c)を空洞(33a)に挿入する
前に、棒状部(13c)がラグ(24)の貫通孔(2
5)から抜けてしまうのを防ぐことができる。
【0052】また、ブラウン管(20)がフェイスプレ
ート部(21)とファネル部(22)との間に配置され
ファネル部(22)より外方向に突出して段差を発生さ
せるリムバンド(23)を備え、前部キャビネット(1
0)が鈎部(51)を有する係止爪(50)を備え、棒
状部(13c)が貫通孔(25)に貫通された状態で、
係止爪(50)の鈎部(51)がリムバンド(23)に
係合するようにすれば、この鈎部(51)とリムバンド
(23)との係合により、棒状部(13c)をラグ(2
4)の貫通孔(25)を貫通させて、次に棒状部(13
c)を空洞(33a)に挿入する前に、棒状部(13
c)がラグ(24)の貫通孔(25)から抜けてしまう
のを防ぐことができる。
【0053】また、ボス(13)の棒状部(13c)に
切込み(13g)が設けられ、棒状部(13c)が貫通
孔(25)に貫通した状態でラグ(24)の貫通孔(2
5)の周辺部が切込み(13g)に収まるようにすれ
ば、切込み(13g)に収まったラグ(24)は棒状部
(13c)の軸方向の移動が制限されるので、棒状部
(13c)をラグ(24)の貫通孔(25)を貫通させ
て、次に棒状部(13c)を空洞(33a)に挿入する
前に、棒状部(13c)がラグ(24)の貫通孔(2
5)から抜けてしまうのを防ぐことができる。
【0054】本発明の組立て方法においては、前部キャ
ビネット(10)として、後方に延びてラグ(24)の
貫通孔(25)を貫通し、かつその後端から前方に向っ
て延びたネジ穴が形成された棒状部(13c)を有する
ボス(13)を備えたものを用意し、後部キャビネット
(30)として、前方に延びて、かつ前端から後方に向
けて空洞(33a)を有し、また該空洞(33a)の後
端を定め貫通孔(33d)を有する中板(33c)を有
するボス(33)を備えたものを用意し、棒状部(13
c)に、ラグ(24)の貫通孔(25)を貫通させ、さ
らに棒状部(13c)空洞(33a)に挿入し、ネジ
(34)に中板(33c)の貫通孔(33d)を貫通さ
せ、さらに棒状部(13c)のネジ穴(13d)にねじ
こみ、これにより、ブラウン管(20)、前部キャビネ
ット(10)および後部キャビネット(30)を互いに
固定することとしたので、固定のための部材の数が少な
く、またねじこみの箇所も少ない。
【0055】前部キャビネット(10)として、ボス
(13)がラグ(24)の前面に当接する部分(13
e)を有するものを用い、後部キャビネット(30)と
して、ボス(33)のラグ(24)の後面に直接または
間接に当接する部分(33e)を有するものを用い、ネ
ジ(34)がねじこまれたとき、ラグ(24)がボス
(33)の上記当接部分(33e)とボス(13)の上
記当接部分(13e)との間に挟持されるようにしたの
で、容易かつ確実にブラウン管(20)を固定すること
ができる。
【0056】また、後部キャビネット(30)として、
ボス(33)の中板(33c)の後方に後部キャビネッ
ト(30)の外部に通じる第2の空洞(33b)が形成
されたものを用い、外部から第2の空洞(33b)を通
して、ネジを挿入することとすれば、前部キャビネット
(10)のボス(13)やネジ(34)が短くて良く、
またネジの頭が第2の空洞内に位置し、外部には現われ
ないので、安全である。
【0057】また、前部キャビネット(10)として、
ボス(13)が前部キャビネット(10)から後方に向
けて延びた基底部(13a)と、基底部(13a)から
外方に広がったリブ(13b)とを有し、棒状部(13
c)が基底部の後端部から後方に向けて延びており、リ
ブ(13b)の後端部が上記当接面を形成するものを用
いれば、簡単でかつ成型により形成しやすい構造で確実
に固定を行なうことができる。
【0058】また、前部キャビネット(10)として、
棒状部(13c)が円柱状であり、空洞(33a)も円
柱状の空間を形成するものを用いれば、ボスの成型また
はキャビネットへの取付けに際しての回転方向のずれが
あっても、棒状部が空洞に円滑に挿入される。また、棒
状部の径を空洞の径に略合致するように(前者が後者よ
り僅かに小さく)定めれば、挿入したとき両者間の隙間
が小さく、従って、ボスを互いに補強することとなり、
装置の強度が向上する。
【0059】また、さらにスプリングワッシャー(4
1)を用意し、ラグ(24)の貫通孔(25)を貫通し
て後方に突出した棒状部(13c)の後端からスプリン
グワッシャー(41)を嵌め、その上で後部キャビネッ
ト(30)のボス(33)の空洞(33a)に棒状部
(13c)を挿入することとすれば、スプリングワッシ
ャー(41)が棒状部(13c)に弾性的接触圧を加え
られた状態で棒状部(13c)に嵌まるので、棒状部
(13c)にラグ(24)の貫通孔(25)を貫通させ
て、次に棒状部(13c)を空洞(33a)に挿入する
前に、棒状部(13c)がラグ(24)の貫通孔(2
5)から抜けてしまうのを防ぐことができる。
【0060】また、ブラウン管(20)として、フェイ
スプレート部(21)とファネル部(22)との間に配
置されファネル部(22)より外方向に突出して段差を
発生させるリムバンド(23)を備えたものを用い、前
部キャビネット(10)として、鈎部(51)を有する
係止爪(50)を備えたものを用い、棒状部(13c)
が貫通孔(25)に貫通された状態で、係止爪(50)
の鈎部(51)をリムバンド(23)に係合するように
すれば、この鈎部(51)とリムバンド(23)との係
合により、棒状部(13c)をラグ(24)の貫通孔
(25)を貫通させて、次に棒状部(13c)を空洞
(33a)に挿入する前に、棒状部(13c)がラグ
(24)の貫通孔(25)から抜けてしまうのを防ぐこ
とができる。
【0061】また、前部キャビネット(10)として、
ボス(13)の棒状部(13c)に切込み(13g)が
設けられたものを用い、棒状部(13c)が貫通孔(2
5)に貫通した状態でラグ(24)の貫通孔(25)の
周辺部を切込み(13g)に収まるようにすれば、切込
み(13g)に収まったラグ(24)は棒状部(13
c)の軸方向の移動が制限されるので、棒状部(13
c)をラグ(24)の貫通孔(25)を貫通させて、次
に棒状部(13c)を空洞(33a)に挿入する前に、
棒状部(13c)がラグ(24)の貫通孔(25)から
抜けてしまうのを防ぐことができる。
【0062】さらに、前部キャビネット(10)を下向
きに配置し、上方からブラウン管(20)や後部キャビ
ネット(30)を下ろして装着し、また上方からネジ
(34)を下ろして挿入し、ねじこむ場合、ブラウン管
(20)、後部キャビネット(30)、ネジ(34)の
保持および位置決めが容易である。また、組立作業の自
動化例えばロボットを使った自動化が容易となる。特
に、ブラウン管(20)は重く、保持しにくい形状であ
るが、上記のように保持することにより、保持の際に応
力が集中することがなく、ブラウン管の破損の危険を最
小にすることができる。さらに、棒状部13cをラグ2
4の貫通孔25を貫通させた後に棒状部13cがラグ2
4の貫通孔25から抜けてしまったり、次に棒状部13
cを空洞33aに挿入した後に棒状部13cが空洞33
aに挿入した後に棒状部13cが空洞33aから抜けて
しまうのを、ブラウン管20や後部キャビネット30に
働く重力により防ぐことができる。
【0063】
【実施例】以下本発明の実施例を図面を参照して説明す
る。
【0064】実施例1 まず、図1ないし図7を参照して実施例1の表示装置を
説明する。まず図1、図2および図3に良く示されてい
るように、この実施例に係る表示装置は前部キャビネッ
ト10と、ブラウン管20と、後部キャビネット30と
を有する。前部キャビネット10はブラウン管20を前
方から覆い、一方後部キャビネット30はブラウン管2
0を後方から覆い、前部キャビネット10とともにほぼ
閉塞した空間を形成する。
【0065】前部キャビネット10は、上辺部11a、
底辺部11b、および側辺部11cおよび11dからな
る矩形の額状の部分11と、この額状の部分11の上
縁、底縁、両側縁から後方に延びた上板12a、底板1
2bおよび側板12c、12dとを有し、これらがプラ
スチックを一体成型することにより形成されている。
【0066】額状部分11の上辺部11aの両端部近傍
および底辺部11bの両端部近傍には、ボス13が形成
されている。このボス13は上辺部11aおよび底板部
11b後面から後向きに延びたもので、図4および図5
に示されるように、基底部13aと、基底部13aから
4方向に広がったリブ13bと、該基底部13aの後端
から後向きに延びた棒状部13cと、棒状部13cの後
端13fから前方に延びたネジ穴13dとを有する。図
示の例では、基底部13aと棒状部13cとはともに円
柱状であり、また同じ径であり、リブ13bの後端13
eが上記当接面を形成している。
【0067】再び図1、図2および図3を参照し、ブラ
ウン管20には、フェイスプレート部21とファネル部
22との境界部分に金属製のリムバンド23が設けら
れ、さらにフェイスプレート部21に4隅において該リ
ムバンド23の後縁部から外方に延びたラグ24が設け
られている。ラグ24も金属製であり、リムバンド23
に例えば溶接により接合されている。ラグ24には、貫
通孔25が設けてある。図示の貫通孔25は矩形のもの
であるが、他の形状のものでもよい。
【0068】ラグ24の貫通孔25はボス13と対応す
る位置に設けられており、図3に示すように組立られた
状態では、ボス13の棒状部13cが貫通孔25を貫通
し、リブ13bの後端部13eが貫通孔25の周辺部に
おいてラグ24の前面と当接する。
【0069】後部キャビネット30は、図6に示すよう
に、平坦な矩形の後部板31と、後部板31の上縁から
前上方に延び、前縁が前部キャビネット10の上板12
aの後端と当接する上板32aと、後部板31の底縁か
ら前下方に延び、前縁が前部キャビネット10の底板1
2bの後端と当接する底板32bと、後部板31の各側
縁から前外方に延び、前縁が前部キャビネット10の側
板12c、12dの後端と当接する側板32c、32d
とを有する。
【0070】上板32aおよび底板32bの両端部の近
傍にボス33が設けられている。このボス33は、上板
32aおよび底板32bから前方に延びたもので、略円
筒状をなす。円筒状のボス33は、図7に示すように、
前方空洞33aおよび後方空洞33bを有し、これらは
中板33cで区切られている。中板33cには貫通孔3
3dが形成されている。
【0071】ボス33はボス13と対応する位置に設け
られており、図3に示すように組立られた状態では、ラ
グ24を貫通した棒状部13cがボス33の前方空洞3
3aに挿入され、ボス33の前端がラグ24の後面に当
接し、棒状部13の後端13fが中板33cの前面に近
接する。そして、後方空洞33bから挿入されたネジ3
4が中板33cの貫通孔33dを貫通して、棒状部13
cのネジ穴13dにねじこまれる。このねじこみによ
り、ラグ24はボス33の前端とリブ13bの後端との
間に挟持され、ブラウン管20が前部キャビネット10
に固定されるとともに、ボス33がネジ34により前方
に押され、かつその前端がラグ24に当接しているの
で、後部キャビネット30も前部キャビネット10に固
定される。
【0072】上記の表示装置を組立てるには、ブラウン
管20の4つのラグ24の貫通孔25に前部キャビネッ
ト10の4つのボス13の棒状部13cを貫通させる。
この際、ブラウン管20を固定しておいて前部キャビネ
ット10を移動させてもよく、逆に前部キャビネット1
0を固定しておいてブラウン管20を移動させてもよ
く、また両者を移動させてもよい。次に、上記の貫通に
よりラグ24から後方に突出している4つのボス13の
棒状部13cを後部キャビネット30の4つのボス33
の前方空洞33aに挿入する。この際、前部キャビネッ
ト10およびブラウン管20を固定しておいて後部キャ
ビネット30を移動させてもよく、逆に後部キャビネッ
ト30を固定しておいて前部キャビネット10およびブ
ラウン管20を移動させてもよく、また前方キャビネッ
ト10およびブラウン管20と後部キャビネット30と
をともに移動させても良い。
【0073】棒状部13が前方空洞33aに挿入された
ら、次にネジ34を後方空洞33bから挿入し、中板3
3cの貫通孔33dを貫通させ、棒状部13のネジ穴1
3dにねじこむ。これにより、後部キャビネット30が
前部キャビネット10に固定されるのみならず、ラグ2
4がボス33とリブ13bとにより挟持されるので、ブ
ラウン管20も前部キャビネット10に固定される。
【0074】以下、図8ないし図10を参照して、上記
した組立て方法の一例をより具体的に説明する。なお、
図8ないし図10において、矢印Uは上方を表わす。こ
の例においては、前部キャビネット10が下向きに保持
し、上方からブラウン管20や後部キャビネット30を
下ろして装着し、同じくネジ34を上方から下ろして挿
入してねじこむ。
【0075】まず、図8に示すように、前部キャビネッ
ト10を下向きに(即ちキャビネット10の前面側を下
に向けて)配置し、支持構造体61により支持する。こ
の支持構造体61は下方から前部キャビネット10を支
えるものである。
【0076】そして、吸盤保持搬送体64に保持された
吸盤63によりブラウン管61を保持し、水平および垂
直方向に搬送して上方から下ろして、ブラウン管20を
装着する。即ち、4つのラグ24の貫通孔25の各々に
ボス13の棒状部13cを貫通させ、ラグ24が貫通孔
25の周辺部においてボス13のリブ13bの後端部1
3eに当接させる。吸盤63によりブラウン管20を保
持するには、例えばファネル部22の4箇所に吸盤63
を吸着させ、吸盤63に吸引用可撓性管65により接続
された図示しない真空ポンプで吸引する。
【0077】ブラウン管20の装着が終ったら、吸盤6
3の吸引を止め(例えば吸盤63と真空ポンプとの間の
図示しないバルブを閉じる)、吸盤63を後退させる。
【0078】次に、図9に示すように、吸盤保持搬送体
68により保持された吸盤67により後部キャビネット
30を保持し、水平および垂直方向に搬送して上方から
下ろして後部キャビネット30を装着する。即ち、ラグ
24から突出している4つのボス13の棒状部13cを
後部キャビネット30の4つのボス33の前方空洞33
aに挿入し、これによりボス33の前端33cをラグ2
4の後面に当接させる。吸盤67により後部キャビネッ
ト30を保持し、搬送するするには、例えば後部キャビ
ネット30の後部板31の4箇所に吸盤67を吸着さ
せ、吸盤67に吸引用可撓性管69により接続された図
示しない真空ポンプで吸引する。
【0079】後部キャビネット30の装着が終ったら、
吸盤67の吸引を止め(例えば吸盤67と真空ポンプと
の間の図示しないバルブを閉じる)、吸盤67を後退さ
せる。
【0080】次に、図10に示すように、図示しない保
持搬送部材に保持された電磁石付ドライブ71でネジ3
4を水平および垂直方向に搬送して上方から下ろして、
後方空洞33bから挿入し、中板33cの貫通孔33d
を貫通させ、棒状部13のネジ穴13dにねじこむ。こ
れにより、後部キャビネット30が前部キャビネット1
0に固定されるのみならず、ラグ24がボス33とリブ
13bとにより挟持されるので、ブラウン管20も前部
キャビネット10に固定される。
【0081】ねじこみが終ったら、電磁石付ドライバ7
1の励磁を解き、ドライバ71を後退させる。
【0082】このように前部キャビネット10が下向き
に保持し、上方からブラウン管20や後部キャビネット
30を下ろして装着し、同じくネジ34を上方から下ろ
して挿入してねじこむこととすれば、ブラウン管20、
後部キャビネット30、ネジ34の保持および位置決め
が容易であり、組立て作業の能率が向上する。また、組
立作業の自動化例えばロボットを使った自動化が容易と
なる。特に、ブラウン管20は重く、保持しにくい形状
であるが、上記のように保持することにより、保持の際
に応力が集中することがなく、ブラウン管の破損の危険
を最小にすることができる。さらに、棒状部13cをラ
グ24の貫通孔25を貫通させた後に棒状部13cがラ
グ24の貫通孔25から抜けてしまったり、次に棒状部
13cを空洞33aに挿入した後に棒状部13cが空洞
33aに挿入した後に棒状部13cが空洞33aから抜
けてしまうのを、ブラウン管20や後部キャビネット3
0に働く重力により防ぐことができる。
【0083】なお、上記の実施例において、ボス13の
棒状部13cとボス33の空洞部33aにおいては、空
洞部33aの周壁を構成している部分と棒状部13cと
が重なっており、この部分の強度は増大する。ことに棒
状部が円柱状であり、円筒33aが円筒状であり、両者
が僅かな隙間で嵌まるような場合には強度は一層大き
い。
【0084】また、上記の説明では、後部キャビネット
の上板32aは、前縁が前部キャビネット10の上板1
2aの後端と当接しているが、このようにする代りに、
図11のように、上板12aの後端近傍においてから内
方に向かって折れ曲り、さらに前方に向かって、即ち前
部キャビネット10の上板12aの内面に沿って延びた
構造とし、さらに底板32b、側板32c、32dも同
様の構造としても良い。
【0085】実施例2 上記の実施例1において、前部キャビネット10、ブラ
ウン管20、後部キャビネット30を水平に配置した状
態で、組立てる場合、ラグ24の貫通孔25にボス13
の棒状部13cを貫通させて格別固定をしない状態で、
前部キャビネット10のボス13の棒状部13cを後部
キャビネット30のボス33に挿入しなければならず、
この挿入作業中に振動や揺れにより、棒状部13cが貫
通孔25から抜けてしまうおそれがあった。そこで、棒
状部13cを貫通孔25に貫通させた状態で、一時的
な、仮の固定を与える工夫が要求される。実施例2、実
施例3、実施例4はこの要求に応えるものである。
【0086】まず、実施例2について説明する。実施例
2の全体的構成は実施例1と同じであるが、この実施例
2では、図12および図13に示すように、クリップワ
ッシャー40を用いる。このクリップワッシャ40は、
ボス13の各々に対して各1箇設けられるもので、棒状
部13cを貫通孔25を貫通させた状態で、棒状部13
cの後端から嵌められる。クリップワッシャー40は環
状部41と、該環状部41から内向きに延びた、弾性を
有する突起42を複数箇有し、この突起42の内端を結
ぶ円の径は棒状部13cの径より若干小さく、従って、
突起42が弾性的に変形して棒状部13cに圧力を与
え、この圧力による圧接により、クリップワッシャー4
0は棒状部13cから容易には、即ち弱い力では抜けな
い。クリップワッシャー40は例えばプラスチックを一
体成型することにより形成される。表示装置を組立てた
際には、ボス33の前端33eとリブ13bの後端の間
にラグ24とクリップワッシャー40とが挟持される。
その他の点では、実施例1と同じである。
【0087】実施例3 次に、実施例3について説明する。実施例3の全体的構
成は実施例1と同じであるが、この実施例3では、図1
4に示すように、係止爪50を備えている。この係止爪
50は前部キャビネット10の額状部11の上辺部11
aおよび底板部11bの両側端部近傍でかつ、ボス13
とは若干ずれた位置、例えばボス13より少し内側に寄
った位置において、上辺部11aおよび底板部11bの
後面に前端が固定され、この固定された前端から後方に
向けて延びたもので、後端近傍において、リムバンド2
3に係合する鈎部51を有するもので、例えばプラスチ
ックで構成され、弾性的に折曲げ可能のものである。棒
状部13cが貫通孔24に挿入された状態で、係止爪5
0は内側に即ちブラウン管20に向うバイアス力を受け
るように構成され、鈎部51が、リムバンド23の縁部
の後面側に係合する。この係合により、棒状部13cが
貫通孔35から抜けるのが阻止される。必要があって、
棒状部13cを貫通孔25から抜くには、係止爪50を
弾性的に折曲げて外方向に広げ、鈎部51をリムバンド
23からはずせばよい。その他の点では、実施例1と同
様である。
【0088】実施例4 次に、実施例4について説明する。実施例4の全体的構
成は実施例1と同じであるが、この実施例4では、図1
5に示すように、前方キャビネット10の上板11aか
ら延びたボス13の棒状部13cの根元に切込み13g
が設けてある。この切込み13gは棒状部13cの周面
の内、上側に設けられ、その幅(棒状部13cの軸方向
の寸法)はラグ24の厚さに略等しいかまたは若干大き
い。底板11bから延びたボス13の棒状部13cには
このような切込みがないが、上板11aから延びたボス
13の棒状部13cの切込みに対して、貫通孔25が嵌
まったり、はずれたりするための上下動を許すのに充分
なクリアランスが底板11bから延びたボス13の棒状
部13cと貫通孔25との間にあることが必要である。
組立てに際し、前部キャビネット10のボス13の棒状
部13cがラグ24の貫通孔25に挿入されると、重力
により上板11aから延びたボス13の棒状部13cの
切込み13gに対応するラグ24の貫通孔周辺部26が
嵌まる。この結果、棒状部13cが貫通孔25から抜け
るのが阻止される。必要があって、棒状部13cを貫通
孔25から抜くには、ブラウン管20を若干上方に持上
げ、ラグ24の貫通孔周辺部26と切込み13gとの係
合をはずしておいて軸方向に移動させればよい。その他
の点では実施例1と同様である。
【0089】なお、上記の実施例4において上辺部11
aから延びたボス13にのみ切込み13gを設けている
が、底辺部11bから延びたボス13にも同様の切込み
13gを設けても良い。この場合、底辺部11bから延
びたボス13の切込み13gも、上辺部11aから延び
たボス13の切込み13gと同じ側に即ち上側に形成す
るのが良い。
【0090】なお、実施例2、実施例3、実施例4で示
した構造は単独で用いてもよく、それらの2以上を組合
わせて用いてもよい。
【0091】また、本明細書で、「ボスの前端」、「ボ
スの後端」、「前部キャビネット」、「後部キャビネッ
ト」、その「前縁」、「後縁」などにおける「前」、
「後」は便宜上用いた表現であって、「前」は表示面側
を意味し、「後」はその反対側を意味する。
【0092】
【発明の効果】本発明の表示装置においては、前部キャ
ビネット(10)に、後方に延びてブラウン管(20)
のラグ(24)の貫通孔(25)を貫通し、かつその後
端から前方に向って延びたネジ穴が形成された棒状部
(13c)を有するボス(13)を設け、一方後部キャ
ビネット(30)に、前方に延びて、かつ前端から後方
に向けて空洞(33a)を有し、また該空洞(33a)
の後端を定める中板(33c)を有するボス(33)を
設け、中板(33c)には貫通孔(33d)が設けら
れ、ラグ(24)の貫通孔(25)を貫通して突出する
棒状部(13c)が空洞(33a)に挿入され、中板
(33c)の貫通孔(33d)を貫通するネジ(34)
が棒状部(13c)のネジ穴(13d)にねじこまれ、
これにより、ブラウン管(20)、前部キャビネット
(10)および後部キャビネット(30)が互いに固定
されるようにしたので、固定のための部材の数が少な
く、またねじこみの箇所も少ない。
【0093】また、前部キャビネット(10)のボス
(13)に、ラグ(24)の前面に当接する部分(13
e)を設け、後部キャビネット(30)のボス(33)
のラグ(24)の後面に直接または間接に当接する部分
(33e)を設け、ネジ(34)がねじこまれたとき、
ラグ(24)がボス(33)の当接部分(33e)とボ
ス(13)の当接部分(13e)との間に挟持されるよ
うにすれば、容易かつ確実にブラウン管(20)が固定
される。
【0094】また、後部キャビネット(30)のボス
(33)の中板(33c)の後方に後部キャビネット
(30)の外部に通じる第2の空洞(33b)を設け、
外部から第2の空洞(33b)を通して、ネジが挿入さ
れるようにすれば、前部キャビネット(10)のボス
(13)やネジ(34)が短くて良く、またネジの頭が
第2の空洞内に位置し、外部には現われないので、安全
である。
【0095】また、前部キャビネット(10)のボス
(13)が前部キャビネット(10)から後方に向けて
延びた基底部(13a)と、基底部(13a)から外方
に広がったリブ(13b)とを有し、棒状部(13c)
が基底部の後端部から後方に向けて延びており、リブ
(13b)の後端部が当接面を形成するように構成すれ
ば、簡単でかつ成型により形成しやすい構造で確実に固
定を行なうことができる。
【0096】また、棒状部(13c)を円柱状とし、空
洞(33a)も円柱状の空間を形成するものとすれば、
ボスの成型またはキャビネットへの取付けに際しての回
転方向のずれがあっても、棒状部が空洞に円滑に挿入さ
れる。また、棒状部の径を空洞の径に略合致するように
(前者が後者より僅かに小さく)定めれば、挿入したと
き両者間の隙間が小さく、従って、ボスを互いに補強す
ることとなり、装置の強度が向上する。
【0097】また、さらにスプリングワッシャー(4
1)を設け、ラグ(24)の貫通孔(25)を貫通して
後方に突出した棒状部(13c)の後端から該スプリン
グワッシャー(41)を嵌め、その上で後部キャビネッ
ト(30)のボス(33)の空洞(33a)に棒状部
(13c)を挿入することとすれば、スプリングワッシ
ャー(41)が棒状部(13c)に弾性的接触圧を加え
られた状態で棒状部(13c)に嵌まるので、棒状部
(13c)にラグ(24)の貫通孔(25)を貫通させ
て、次に棒状部(13c)を空洞(33a)に挿入する
前に、棒状部(13c)がラグ(24)の貫通孔(2
5)から抜けてしまうのを防ぐことができる。
【0098】また、ブラウン管(20)がフェイスプレ
ート部(21)とファネル部(22)との間に配置され
ファネル部(22)より外方向に突出して段差を発生さ
せるリムバンド(23)を備え、前部キャビネット(1
0)が鈎部(51)を有する係止爪(50)を備え、棒
状部(13c)が貫通孔(25)に貫通された状態で、
係止爪(50)の鈎部(51)がリムバンド(23)に
係合するようにすれば、この鈎部(51)とリムバンド
(23)との係合により、棒状部(13c)をラグ(2
4)の貫通孔(25)を貫通させて、次に棒状部(13
c)を空洞(33a)に挿入する前に、棒状部(13
c)がラグ(24)の貫通孔(25)から抜けてしまう
のを防ぐことができる。
【0099】また、ボス(13)の棒状部(13c)に
切込み(13g)が設けられ、棒状部(13c)が貫通
孔(25)に貫通した状態でラグ(24)の貫通孔(2
5)の周辺部が切込み(13g)に収まるようにすれ
ば、切込み(13g)に収まったラグ(24)は棒状部
(13c)の軸方向の移動が制限されるので、棒状部
(13c)をラグ(24)の貫通孔(25)を貫通させ
て、次に棒状部(13c)を空洞(33a)に挿入する
前に、棒状部(13c)がラグ(24)の貫通孔(2
5)から抜けてしまうのを防ぐことができる。
【0100】本発明の固定構造においては、前部キャビ
ネット(10)に、後方に延びてブラウン管(20)の
ラグ(24)の貫通孔(25)を貫通し、かつその後端
から前方に向って延びたネジ穴が形成された棒状部(1
3c)を有するボス(13)を設け、一方後部キャビネ
ット(30)に、前方に延びて、かつ前端から後方に向
けて空洞(33a)を有し、また該空洞(33a)の後
端を定める中板(33c)を有するボス(33)を設
け、中板(33c)には貫通孔(33d)が設けられ、
ラグ(24)の貫通孔(25)を貫通して突出する棒状
部(13c)が空洞(33a)に挿入され、中板(33
c)の貫通孔(33d)を貫通するネジ(34)が棒状
部(13c)のネジ穴(13d)にねじこまれ、これに
より、ブラウン管(20)、前部キャビネット(10)
および後部キャビネット(30)を互いに固定するよう
にしたので、固定のための部材の数が少なく、またねじ
こみの箇所も少ない。
【0101】また、前部キャビネット(10)のボス
(13)に、ラグ(24)の前面に当接する部分(13
e)を設け、後部キャビネット(30)のボス(33)
のラグ(24)の後面に直接または間接に当接する部分
(33e)を設け、ネジ(34)がねじこまれたとき、
ラグ(24)がボス(33)の上記当接部分(33e)
とボス(13)の当接部分(13e)との間に挟持され
るようにすれば、容易かつ確実にブラウン管(20)を
固定することができる。
【0102】また、後部キャビネット(30)のボス
(33)の中板(33c)の後方に後部キャビネット
(30)の外部に通じる第2の空洞(33b)を設け、
外部から第2の空洞(33b)を通して、ネジが挿入さ
れるようにすれば、前部キャビネット(10)のボス
(13)やネジ(34)が短くて良く、またネジの頭が
第2の空洞内に位置し、外部には現われないので、安全
である。
【0103】また、前部キャビネット(10)のボス
(13)が前部キャビネット(10)から後方に向けて
延びた基底部(13a)と、基底部(13a)から外方
に広がったリブ(13b)とを有し、棒状部(13c)
が基底部の後端部から後方に向けて延びており、リブ
(13b)の後端部が上記当接面を形成するように構成
すれば、簡単でかつ成型により形成しやすい構造で確実
に固定を行なうことができる。
【0104】また、棒状部(13c)を円柱状とし、空
洞(33a)も円柱状の空間を形成するものとすれば、
ボスの成型またはキャビネットへの取付けに際しての回
転方向のずれがあっても、棒状部が空洞に円滑に挿入さ
れる。また、棒状部の径を空洞の径に略合致するように
(前者が後者より僅かに小さく)定めれば、挿入したと
き両者間の隙間が小さく、従って、ボスを互いに補強す
ることとなり、装置の強度が向上する。
【0105】また、さらにスプリングワッシャー(4
1)を設け、ラグ(24)の貫通孔(25)を貫通して
後方に突出した棒状部(13c)の後端から該スプリン
グワッシャー(41)を嵌め、その上で後部キャビネッ
ト(30)のボス(33)の空洞(33a)に棒状部
(13c)を挿入することとすれば、スプリングワッシ
ャー(41)が棒状部(13c)に弾性的接触圧を加え
られた状態で棒状部(13c)に嵌まるので、棒状部
(13c)にラグ(24)の貫通孔(25)を貫通させ
て、次に棒状部(13c)を空洞(33a)に挿入する
前に、棒状部(13c)がラグ(24)の貫通孔(2
5)から抜けてしまうのを防ぐことができる。
【0106】また、ブラウン管(20)がフェイスプレ
ート部(21)とファネル部(22)との間に配置され
ファネル部(22)より外方向に突出して段差を発生さ
せるリムバンド(23)を備え、前部キャビネット(1
0)が鈎部(51)を有する係止爪(50)を備え、棒
状部(13c)が貫通孔(25)に貫通された状態で、
係止爪(50)の鈎部(51)がリムバンド(23)に
係合するようにすれば、この鈎部(51)とリムバンド
(23)との係合により、棒状部(13c)をラグ(2
4)の貫通孔(25)を貫通させて、次に棒状部(13
c)を空洞(33a)に挿入する前に、棒状部(13
c)がラグ(24)の貫通孔(25)から抜けてしまう
のを防ぐことができる。
【0107】また、ボス(13)の棒状部(13c)に
切込み(13g)が設けられ、棒状部(13c)が貫通
孔(25)に貫通した状態でラグ(24)の貫通孔(2
5)の周辺部が切込み(13g)に収まるようにすれ
ば、切込み(13g)に収まったラグ(24)は棒状部
(13c)の軸方向の移動が制限されるので、棒状部
(13c)をラグ(24)の貫通孔(25)を貫通させ
て、次に棒状部(13c)を空洞(33a)に挿入する
前に、棒状部(13c)がラグ(24)の貫通孔(2
5)から抜けてしまうのを防ぐことができる。
【0108】本発明の組立て方法においては、前部キャ
ビネット(10)として、後方に延びてラグ(24)の
貫通孔(25)を貫通し、かつその後端から前方に向っ
て延びたネジ穴が形成された棒状部(13c)を有する
ボス(13)を備えたものを用意し、後部キャビネット
(30)として、前方に延びて、かつ前端から後方に向
けて空洞(33a)を有し、また該空洞(33a)の後
端を定め貫通孔(33d)を有する中板(33c)を有
するボス(33)を備えたものを用意し、棒状部(13
c)に、ラグ(24)の貫通孔(25)を貫通させ、さ
らに棒状部(13c)空洞(33a)に挿入し、ネジ
(34)に中板(33c)の貫通孔(33d)を貫通さ
せ、さらに棒状部(13c)のネジ穴(13d)にねじ
こみ、これにより、ブラウン管(20)、前部キャビネ
ット(10)および後部キャビネット(30)を互いに
固定することとしたので、固定のための部材の数が少な
く、またねじこみの箇所も少ない。
【0109】前部キャビネット(10)として、ボス
(13)がラグ(24)の前面に当接する部分(13
e)を有するものを用い、後部キャビネット(30)と
して、ボス(33)のラグ(24)の後面に直接または
間接に当接する部分(33e)を有するものを用い、ネ
ジ(34)がねじこまれたとき、ラグ(24)がボス
(33)の上記当接部分(33e)とボス(13)の当
接部分(13e)との間に挟持されるようにしたので、
容易かつ確実にブラウン管(20)を固定することがで
きる。
【0110】また、後部キャビネット(30)として、
ボス(33)の中板(33c)の後方に後部キャビネッ
ト(30)の外部に通じる第2の空洞(33b)が形成
されたものを用い、外部から第2の空洞(33b)を通
して、ネジを挿入することとすれば、前部キャビネット
(10)のボス(13)やネジ(34)が短くて良く、
またネジの頭が第2の空洞内に位置し、外部には現われ
ないので、安全である。
【0111】また、前部キャビネット(10)として、
ボス(13)が前部キャビネット(10)から後方に向
けて延びた基底部(13a)と、基底部(13a)から
外方に広がったリブ(13b)とを有し、棒状部(13
c)が基底部の後端部から後方に向けて延びており、リ
ブ(13b)の後端部が上記当接面を形成するものを用
いれば、簡単でかつ成型により形成しやすい構造で確実
に固定を行なうことができる。
【0112】また、前部キャビネット(10)として、
棒状部(13c)が円柱状であり、空洞(33a)も円
柱状の空間を形成するものを用いれば、ボスの成型また
はキャビネットへの取付けに際しての回転方向のずれが
あっても、棒状部が空洞に円滑に挿入される。また、棒
状部の径を空洞の径に略合致するように(前者が後者よ
り僅かに小さく)定めれば、挿入したとき両者間の隙間
が小さく、従って、ボスを互いに補強することとなり、
装置の強度が向上する。
【0113】また、さらにスプリングワッシャー(4
1)を用意し、ラグ(24)の貫通孔(25)を貫通し
て後方に突出した棒状部(13c)の後端からスプリン
グワッシャー(41)を嵌め、その上で後部キャビネッ
ト(30)のボス(33)の空洞(33a)に棒状部
(13c)を挿入することとすれば、スプリングワッシ
ャー(41)が棒状部(13c)に弾性的接触圧を加え
られた状態で棒状部(13c)に嵌まるので、棒状部
(13c)にラグ(24)の貫通孔(25)を貫通させ
て、次に棒状部(13c)を空洞(33a)に挿入する
前に、棒状部(13c)がラグ(24)の貫通孔(2
5)から抜けてしまうのを防ぐことができる。
【0114】また、ブラウン管(20)として、フェイ
スプレート部(21)とファネル部(22)との間に配
置されファネル部(22)より外方向に突出して段差を
発生させるリムバンド(23)を備えたものを用い、前
部キャビネット(10)として、鈎部(51)を有する
係止爪(50)を備えたものを用い、棒状部(13c)
が貫通孔(25)に貫通された状態で、係止爪(50)
の鈎部(51)をリムバンド(23)に係合するように
すれば、この鈎部(51)とリムバンド(23)との係
合により、棒状部(13c)をラグ(24)の貫通孔
(25)を貫通させて、次に棒状部(13c)を空洞
(33a)に挿入する前に、棒状部(13c)がラグ
(24)の貫通孔(25)から抜けてしまうのを防ぐこ
とができる。
【0115】また、前部キャビネット(10)として、
ボス(13)の棒状部(13c)に切込み(13g)が
設けられたものを用い、棒状部(13c)が貫通孔(2
5)に貫通した状態でラグ(24)の貫通孔(25)の
周辺部を切込み(13g)に収まるようにすれば、切込
み(13g)に収まったラグ(24)は棒状部(13
c)の軸方向の移動が制限されるので、棒状部(13
c)をラグ(24)の貫通孔(25)を貫通させて、次
に棒状部(13c)を空洞(33a)に挿入する前に、
棒状部(13c)がラグ(24)の貫通孔(25)から
抜けてしまうのを防ぐことができる。
【0116】さらに、前部キャビネット(10)を下向
きに配置し、上方からブラウン管(20)や後部キャビ
ネット(30)を下ろして装着し、また上方からネジ
(34)を下ろして挿入し、ねじこむ場合、ブラウン管
(20)、後部キャビネット(30)、ネジ(34)の
保持および位置決めが容易であり、組立て作業の能率が
向上する。また、組立作業の自動化例えばロボットを使
った自動化が容易となる。特に、ブラウン管(20)は
重く、保持しにくい形状であるが、上記のように保持す
ることにより、保持の際に応力が集中することがなく、
ブラウン管の破損の危険を最小にすることができる。さ
らに、棒状部13cをラグ24の貫通孔25を貫通させ
た後に棒状部13cがラグ24の貫通孔25から抜けて
しまったり、次に棒状部13cを空洞33aに挿入した
後に棒状部13cが空洞33aに挿入した後に棒状部1
3cが空洞33aから抜けてしまうのを、ブラウン管2
0や後部キャビネット30に働く重力により防ぐことが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明実施例1の表示装置を示す分解図であ
る。
【図2】図1の表示装置の固定構造を示す部分斜視図で
ある。
【図3】図1の表示装置の、組立てられた状態を示す部
分断面図である。
【図4】図2のボス13を後方から見た図である。
【図5】図4のボス13の縦断面図である。
【図6】図1の後部キャビネット30を斜め後方からみ
た斜視図である。
【図7】図1の後部キャビネット30のボス33を示す
縦断面図である。
【図8】図1の表示装置の組立て方法の一例における、
ブラウン管20の装着の工程を示す図である。
【図9】図1の表示装置の組立て方法の一例における、
後部キャビネット30の装着の工程を示す図である。
【図10】図1の表示装置の組立て方法の一例におけ
る、ネジ34の挿入の工程を示す図である。
【図11】図1の表示装置の、前部キャビネット10の
後端と後部キャビネット30の前端との、変形例を示す
部分断面図である。
【図12】本発明実施例2の固定構造の異なる例を示す
斜視図である。
【図13】図12の固定構造の断面図である。
【図14】本発明実施例3の固定構造の異なる例を示す
断面図である。
【図15】本発明実施例4の固定構造の異なる例を示す
断面図である。
【図16】従来の表示装置を示す分解斜視図である。
【図17】図16の表示装置の固定構造を示す断面図で
ある。
【符号の説明】
10:前部キャビネット 13:ボス 13c:棒状部 13d:ネジ穴 13e:当接部分 13g:切込み 20:ブラウン管 24:ラグ 25:貫通孔 30:後部キャビネット 33:ボス 33a:空洞 33c:中板 33d:貫通孔

Claims (25)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ブラウン管(20)と、 上記ブラウン管(20)を前方から覆う前部キャビネッ
    ト(10)と、 上記ブラウン管(20)を後方から覆う後部キャビネッ
    ト(30)とを備えた表示装置において、 上記ブラウン管(20)は貫通孔(25)を有するラグ
    (24)を備え、 上記前部キャビネット(10)は、後方に延びて上記ラ
    グ(24)の貫通孔(25)を貫通し、かつその後端か
    ら前方に向って延びたネジ穴が形成された棒状部(13
    c)を有するボス(13)を備え、 上記後部キャビネット(30)は、前方に延びて、かつ
    前端から後方に向けて空洞(33a)を有し、また該空
    洞(33a)の後端を定める中板(33c)を有するボ
    ス(33)を備え、 上記中板(33c)には貫通孔(33d)が設けられ、 上記ラグ(24)の貫通孔(25)を貫通して突出する
    棒状部(13c)が上記空洞(33a)に挿入され、 上記中板(33c)の貫通孔(33d)を貫通するネジ
    (34)が上記棒状部(13c)のネジ穴(13d)に
    ねじこまれ、これにより、上記ブラウン管(20)、上
    記前部キャビネット(10)および上記後部キャビネッ
    ト(30)が互いに固定される表示装置。
  2. 【請求項2】 上記前部キャビネット(10)のボス
    (13)に、上記ラグ(24)の前面に当接する部分
    (13e)があり、 上記後部キャビネット(30)のボス(33)の上記ラ
    グ(24)の後面に直接または間接に当接する部分(3
    3e)があり、上記ネジ(34)がねじこまれたとき、
    上記ラグ(24)が上記ボス(33)の上記当接部分
    (33e)と上記ボス(13)の当接部分(13e)と
    の間に挟持されることを特徴とする請求項1に記載の表
    示装置。
  3. 【請求項3】 上記後部キャビネット(30)の上記ボ
    ス(33)の上記中板(33c)の後方に上記後部キャ
    ビネット(30)の外部に通じる第2の空洞(33b)
    が形成されており、外部から上記第2の空洞(33b)
    を通して、ネジが挿入されることを特徴とする請求項1
    または2に記載の表示装置。
  4. 【請求項4】 上記前部キャビネット(10)のボス
    (13)は上記前部キャビネット(10)から後方に向
    けて延びた基底部(13a)と、上記基底部(13a)
    から外方に広がったリブ(13b)とを有し、上記棒状
    部(13c)は上記基底部の後端部から後方に向けて延
    びており、上記リブ(13b)の後端部が上記当接面を
    形成することを特徴とする請求項1ないし3のいずれか
    に記載の表示装置。
  5. 【請求項5】 上記棒状部(13c)は円柱状であり、
    上記空洞(33a)も円柱状の空間を形成するものであ
    ることを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載
    の表示装置。
  6. 【請求項6】 さらにスプリングワッシャー(41)を
    備え、該スプリングワッシャー(41)が上記ラグ(2
    4)の貫通孔(25)を貫通して後方に突出した上記棒
    状部(13c)の後端から嵌められ、その上で上記後部
    キャビネット(30)の上記ボス(33)の上記空洞
    (33a)に上記棒状部(13c)が挿入されることを
    特徴とする請求項1ないし5のいずれかに記載の表示装
    置。
  7. 【請求項7】 上記ブラウン管(20)はフェイスプレ
    ート部(21)とファネル部(22)との間に配置され
    上記ファネル部(22)より外方向に突出して段差を発
    生させるリムバンド(23)を備え、 上記前部キャビネット(10)は鈎部(51)を有する
    係止爪(50)を備え、上記棒状部(13c)が上記貫
    通孔(25)に貫通された状態で、上記係止爪(50)
    の上記鈎部(51)が上記リムバンド(23)に係合
    し、これにより、上記棒状部(13c)が上記貫通孔
    (25)から抜けるのを防ぐことを特徴とする請求項1
    ないし6のいずれかに記載の表示装置。
  8. 【請求項8】 上記ボス(13)の上記棒状部(13
    c)に切込み(13g)が設けられ、上記棒状部(13
    c)が上記貫通孔(25)に貫通した状態で上記ラグ
    (24)の上記貫通孔(25)の周辺部が上記切込み
    (13g)に収まり、これにより、上記棒状部(13
    c)が上記貫通孔(25)から抜けるのを防ぐことを特
    徴とする請求項1ないし7のいずれかに記載の表示装
    置。
  9. 【請求項9】 ブラウン管(20)と、 上記ブラウン管(20)を前方から覆う前部キャビネッ
    ト(10)と、 上記ブラウン管(20)を後方から覆う後部キャビネッ
    ト(30)とを互いに固定する固定構造において、 上記ブラウン管(20)に設けられ、貫通孔(25)を
    有するラグ(24)と、 上記前部キャビネット(10)に設けられ、後方に延び
    て上記ラグ(24)の貫通孔(25)を貫通し、かつそ
    の後端から前方に向って延びたネジ穴が形成された棒状
    部(13c)を有するボス(13)と、 上記後部キャビネット(30)に設けられ、前方に延び
    て、かつ前端から後方に向けて空洞(33a)を有し、
    また該空洞(33a)の後端を定める中板(33c)を
    有するボス(33)とを備え、 上記中板(33c)には貫通孔(33d)が設けられ、 上記ラグ(24)の貫通孔(25)を貫通して突出する
    棒状部(13c)が上記空洞(33a)に挿入され、 上記中板(33c)の貫通孔(33d)を貫通するネジ
    (34)が上記棒状部(13c)のネジ穴(13d)に
    ねじこまれ、これにより、上記ブラウン管(20)、上
    記前部キャビネット(10)および上記後部キャビネッ
    ト(30)を互いに固定する表示装置の固定構造。
  10. 【請求項10】 上記前部キャビネット(10)に設け
    られたボス(13)に、上記ラグ(24)の前面に当接
    する部分(13e)があり、 上記後部キャビネット(30)に設けられたボス(3
    3)の上記ラグ(24)の後面に直接または間接に当接
    する部分(33e)があり、上記ネジ(34)がねじこ
    まれたとき、上記ラグ(24)が上記ボス(33)の上
    記当接部分(33e)と上記 ボス(13)の当接部分
    (13e)との間に挟持されることを特徴とする請求項
    9に記載の固定構造。
  11. 【請求項11】 上記後部キャビネット(30)に設け
    られた上記ボス(33)の上記中板(33c)の後方に
    上記後部キャビネット(30)の外部に通じる第2の空
    洞(33b)が形成されており、外部から上記第2の空
    洞(33b)を通して、ネジが挿入されることを特徴と
    する請求項9または10に記載の固定構造。
  12. 【請求項12】 上記前部キャビネット(10)に設け
    られた上記ボス(13)は上記前部キャビネット(1
    0)から後方に向けて延びた基底部(13a)と、上記
    基底部(13a)から外方に広がったリブ(13b)と
    を有し、上記棒状部(13c)は上記基底部の後端部か
    ら後方に向けて延びており、上記リブ(13b)の後端
    部が上記当接面を形成することを特徴とする請求項9な
    いし11のいずれかに記載の固定構造。
  13. 【請求項13】 上記棒状部(13c)は円柱状であ
    り、上記空洞(33a)も円柱状の空間を形成するもの
    であることを特徴とする請求項9ないし12のいずれか
    に記載の固定構造。
  14. 【請求項14】 さらにスプリングワッシャー(41)
    を備え、該スプリングワッシャー(41)が上記ラグ
    (24)の貫通孔(25)を貫通して後方に突出した上
    記棒状部(13c)の後端から嵌められ、その上で上記
    後部キャビネット(30)の上記ボス(33)の上記空
    洞(33a)に上記棒状部(13c)が挿入されること
    を特徴とする請求項9ないし13のいずれかに記載の固
    定構造。
  15. 【請求項15】 上記ブラウン管(20)はフェイスプ
    レート部(21)とファネル部(22)との間に配置さ
    れ上記ファネル部(22)より外方向に突出して段差を
    発生させるリムバンド(23)を備え、 上記前部キャビネット(10)は鈎部(51)を有する
    係止爪(50)を備え、上記棒状部(13c)が上記貫
    通孔(25)に貫通された状態で、上記係止爪(50)
    の上記鈎部(51)が上記リムバンド(23)に係合
    し、これにより、上記棒状部(13c)が上記貫通孔
    (25)から抜けるのを防ぐことを特徴とする請求項9
    ないし14のいずれかに記載の固定構造。
  16. 【請求項16】 上記前部キャビネット(10)に設け
    られた上記ボス(13)の上記棒状部(13c)に切込
    み(13g)が設けられ、上記棒状部(13c)が上記
    貫通孔(25)に貫通した状態で上記ラグ(24)の上
    記貫通孔(25)の周辺部が上記切込み(13g)に収
    まり、これにより、上記棒状部(13c)が上記貫通孔
    (25)から抜けるのを防ぐことを特徴とする請求項9
    ないし15のいずれかに記載の固定構造。
  17. 【請求項17】 ブラウン管(20)と、 上記ブラウン管(20)を前方から覆う前部キャビネッ
    ト(10)と、 上記ブラウン管(20)を後方から覆う後部キャビネッ
    ト(30)とを組立てる方法において、 上記ブラウン管(20)として、貫通孔(25)を有す
    るラグ(24)を備えたものを用意し、 上記前部キャビネット(10)として、後方に延びて上
    記ラグ(24)の貫通孔(25)を貫通し、かつその後
    端から前方に向って延びたネジ穴が形成された棒状部
    (13c)を有するボス(13)を備えたものを用意
    し、 上記後部キャビネット(30)として、前方に延びて、
    かつ前端から後方に向けて空洞(33a)を有し、また
    該空洞(33a)の後端を定め貫通孔(33d)を有す
    る中板(33c)を有するボス(33)を備えたものを
    用意し、 上記棒状部(13c)を、ラグ(24)の貫通孔(2
    5)に貫通させ、さらに上記棒状部(13c)を上記空
    洞(33a)に挿入し、 ネジ(34)を上記中板(33c)の貫通孔(33d)
    に貫通させ、さらに上記棒状部(13c)のネジ穴(1
    3d)にねじこみ、 これにより、上記ブラウン管(20)、上記前部キャビ
    ネット(10)および上記後部キャビネット(30)を
    互いに固定することを含む表示装置の組立て方法。
  18. 【請求項18】 上記前部キャビネット(10)とし
    て、ボス(13)が上記ラグ(24)の前面に当接する
    部分(13e)を有するものを用い、 上記後部キャビネット(30)として、ボス(33)が
    上記ラグ(24)の後面に直接または間接に当接する部
    分(33e)を有するものを用い、 上記ネジ(34)がねじこまれたとき、上記ラグ(2
    4)が上記ボス(33)の上記当接部分(33e)と上
    記 ボス(13)の当接部分(13e)との間に挟持さ
    れることを特徴とする請求項17に記載の組立て方法。
  19. 【請求項19】 上記後部キャビネット(30)に設け
    られた上記ボス(33)の上記中板(33c)の後方に
    上記後部キャビネット(30)の外部に通じる第2の空
    洞(33b)が形成されており、外部から上記第2の空
    洞(33b)を通して、ネジが挿入されることを特徴と
    する請求項17または18に記載の組立て方法。
  20. 【請求項20】 上記前部キャビネット(10)に設け
    られた上記ボス(13)は上記前部キャビネット(1
    0)から後方に向けて延びた基底部(13a)と、上記
    基底部(13a)から外方に広がったリブ(13b)と
    を有し、上記棒状部(13c)は上記基底部の後端部か
    ら後方に向けて延びており、上記リブ(13b)の後端
    部が上記当接面を形成することを特徴とする請求項17
    ないし19のいずれかに記載の組立て方法。
  21. 【請求項21】 上記棒状部(13c)は円柱状であ
    り、上記空洞(33a)も円柱状の空間を形成するもの
    であることを特徴とする請求項17ないし20のいずれ
    かに記載の組立て方法。
  22. 【請求項22】 さらにスプリングワッシャー(41)
    を用意し、 上記ラグ(24)の貫通孔(25)を貫通して後方に突
    出した上記棒状部(13c)の後端から上記スプリング
    ワッシャー(41)を嵌め、 その上で上記後部キャビネット(30)の上記ボス(3
    3)の上記空洞(33a)に上記棒状部(13c)を挿
    入することを特徴とする請求項17ないし21のいずれ
    かに記載の組立て方法。
  23. 【請求項23】 上記ブラウン管(20)はフェイスプ
    レート部(21)とファネル部(22)との間に配置さ
    れ上記ファネル部(22)より外方向に突出して段差を
    発生させるリムバンド(23)を備え、 上記前部キャビネット(10)として、鈎部(51)を
    有する係止爪(50)を備えたものを用い、 上記棒状部(13c)が上記貫通孔(25)に貫通され
    た状態で、上記係止爪(50)の上記鈎部(51)を上
    記リムバンド(23)に係合させ、これにより、上記棒
    状部(13c)が上記貫通孔(25)から抜けるのを防
    いでおき、 この状態で上記貫通孔(25)から突出した棒状部(1
    3c)を上記空洞(33a)に挿入することを特徴とす
    る請求項17ないし22のいずれかに記載の組立て方
    法。
  24. 【請求項24】 上記前部キャビネット(10)に設け
    られた上記ボス(13)の上記棒状部(13c)に切込
    み(13g)が設けられ、上記棒状部(13c)が上記
    貫通孔(25)に貫通した状態で上記ラグ(24)の上
    記貫通孔(25)の周辺部を上記切込み(13g)に収
    め、これにより、上記棒状部(13c)が上記貫通孔
    (25)から抜けるのを防いでおいて、上記貫通孔(2
    5)から突出した棒状部(13c)を上記空洞(33
    a)に挿入することを特徴とする請求項17ないし23
    のいずれかに記載の組立て方法。
  25. 【請求項25】 上記前部キャビネット(10)を下向
    きに配置し、 上方から上記ブラウン管(20)を下ろして、上記棒状
    部(13c)を、上記ラグ(24)の貫通孔(25)に
    貫通させ、 次に、上方から後部キャビネット(30)を下ろして、
    上記ラグ(24)から突出した上記棒状部(13c)を
    上記空洞(33a)に挿入し、 次に、上方から上記ネジ(34)を下ろして、上記中板
    (33c)の貫通孔(33d)を貫通させ、さらに上記
    棒状部(13c)のネジ穴(13d)にねじこむことを
    特徴とする請求項17ないし21のいずれかに記載の組
    立て方法。
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