JP2534457Y2 - 吸着具 - Google Patents

吸着具

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JP2534457Y2
JP2534457Y2 JP1990101090U JP10109090U JP2534457Y2 JP 2534457 Y2 JP2534457 Y2 JP 2534457Y2 JP 1990101090 U JP1990101090 U JP 1990101090U JP 10109090 U JP10109090 U JP 10109090U JP 2534457 Y2 JP2534457 Y2 JP 2534457Y2
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政一 長谷川
道行 小林
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東京フェライト製造 株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この考案はヨークを有する吸着具に関し、より詳細に
説明すれば永久磁石を有するヨークをプラスチック製の
非磁性装飾具に圧入嵌着して構成される吸着具及び永久
磁石とヨークとプラスチック製の非磁性装飾具とを桿に
より一体に組み付けて構成される吸着具に関するもので
ある。
[従来の技術] 永久磁石を使用した吸着具の装飾として、永久磁石と
該永久磁石を組み付けるヨークとからなる吸着手段を嵌
め込む凹陥部を有するプラスチック等の非磁性装飾具が
用いられている。従来、この装飾具の前記吸着手段への
組み付けは、前記吸着手段を構成するヨークの外側面と
該装飾具の内側面とを、接着剤により固着することで行
なわれていた。
[考案が解決しようとする課題] 接着剤を用いた前記吸着手段と前記装飾具との組み付
けは、前記吸着手段を構成するヨークと前記装飾具との
接合面に接着剤を塗布した後、前記装飾具の凹陥部に前
記吸着手段を押し込んで行うため、前記装飾具と前記吸
着手段との合わせ目からの接着剤のはみ出しを招いて吸
着具全体の外観を損なうことがあった。また、接着剤は
衝撃に弱く、しかも、経年変化し易いため、接着剤では
前記吸着手段と前記装飾具との組み付け状態を安定的に
維持できない不都合があった。
この考案は、前記吸着手段と前記装飾具との組み付け
状態を安定に維持出来ると共に、外観的にも優れた、吸
着具を提供することを目的とする。
[課題を解決するための手段] 上記目的を達成するために、この考案は請求項1にか
かる吸着具を、厚さ方向に磁極を有する永久磁石1と、
この永久磁石1の一方の磁極面1bに添装される磁極板部
2aと該磁極板部2aの側部から前記永久磁石1の両磁極間
の側方に延設され且つ上端縁が前記永久磁石1の他方の
磁極面1aと同面又は同面より稍上方に位置されている立
上り部2bとを有するヨーク2と、凹陥部3aを有する非磁
性装飾具3と、前記永久磁石1の一方の磁極面1bから他
方の磁極面1aに向けて設けられた孔1c及び前記ヨーク2
と前記永久磁石1とを、前記ヨーク2の磁極板部2aに設
けられた孔2cとに挿通される桿4とからなり、前記ヨー
ク2の孔2cと前記永久磁石1の孔1cとに挿通されている
前記桿4でカシメ付けて吸着手段Aとすると共に、この
吸着手段Aを前記非磁性装飾具3の凹陥部3a内に前記ヨ
ーク2の立上り部2bを該凹陥部3aから外方に突き出して
圧入嵌着して構成した。
また、請求項2にかかる吸着具を、厚さ方向に磁極を
有し、且つこの厚さ方向に孔1cを有する永久磁石1と、
この永久磁石1の一方の磁極面1bに添装され且つ厚さ方
向に前記永久磁石1の孔1cに連通する孔2cを有する磁極
板部2aと該磁極板部2aの側部から前記永久磁石1の両磁
極間の側方に延設され且つ上端縁が前記永久磁石1の他
方の磁極面1aと同面又は同面より稍上方に位置されてい
る立上り部2bとからなるヨーク2とで構成した吸着手段
Aと、底面に取付け桿3dが一体に立設されている凹陥部
3aを有するプラスチック製の非磁性装飾具3とからな
り、前記吸着手段Aの永久磁石1とヨーク2との孔1c、
2cに前記非磁性装飾具3の取り付け桿3dを挿通し、前記
ヨーク2の立上り部2bの上部が前記凹陥部3aから外側に
突き出すようになすと共に、前記永久磁石1の面から突
き出している取り付け桿3dの上部を該永久磁石1の磁極
面1aに融潰することにより構成した。
[作用] 請求項1にかかる吸着具では、前記非磁性装飾具3と
前記永久磁石1を有する前記ヨーク2とが密に嵌り合う
構成とされており、前記吸着手段Aが前記非磁性装飾具
3の凹陥部3a内に圧入、固定される。
請求項2にかかる吸着具では、前記プラスチック製の
非磁性装飾具3の前記取付け桿3dが前記永久磁石1の孔
1cと前記ヨーク2の孔2cとに挿通される構成とされてお
り、前記吸着手段Aと前記非磁性装飾具3とは前記永久
磁石1側に突き出している前記取付け桿3dを融潰して固
定される。
[実施例] 以下この考案にかかる典型的な実施例を第1図から第
4図に基づいて説明する。
先ず、第1図ないし第3図に示す請求項1にかかる吸
着具の実施例は、吸着手段Aと非磁性装飾具3とからな
る。
吸着手段Aは永久磁石1とヨーク2とからなる。永久
磁石1は、厚さ方向に磁極を有する円盤状の磁石であ
り、主としてフェライト磁石が用いられるが、これに代
えてプラスチック磁石、ゴム磁石、アルニコ磁石、希土
類磁石その他の磁石を用いてもよい。この永久磁石1に
は、その一方の磁極面1bの略中央部から他方の磁極面1a
の略中央部に向けて孔1cが設けられている。ヨーク2
は、円盤状の薄板からなる磁極板部2aの側部に該磁極板
部2aと一体に立上り部2bを設けると共に、該磁極板部2a
の略中央に孔2cを設けて構成してある。この立上り部2b
は、その底部外側を弧状とし且つ該ヨーク2の前記磁極
板部2aに前記永久磁石1の磁極面1bが添装された場合
に、前記永久磁石1の両磁極間の側方に延設されると共
に、この立上り部2bの上端縁が前記永久磁石1の磁極面
1aと同面又は同面より稍上方に位置する高さに構成され
る。尚、本明細書でヨーク2とは、永久磁石1の磁力線
を集束し、且つ磁路としても機能すうものであり例えば
強磁性材からなるものであり、典型的には鉄、ニッケル
合金等の高透磁率材料で形成されている。前記永久磁性
1と前記ヨーク2とは、前記永久磁石1の孔1cと前記ヨ
ーク2の孔2cとに缶4を挿通し、この桿4の端部を圧壊
することにより一体に組み付けられる。
非磁性装飾具3は、プラスチック等の非磁性材料から
なり、円盤状の底面部3c側部に立上り部3bを一体に設け
て形成される前記吸着手段Aを収める凹陥部3aを有す
る。この凹陥部3aの立上り部3bの上部内側壁間の直径
は、前記ヨーク2の立上り部2bの外側壁間の直径と略同
径ないしは若干縮径となるよう構成される。従って、こ
の凹陥部3aに前記吸着手段Aを圧入するとこの凹陥部3a
の立上り部3bの内側壁と前記ヨーク2の立上り部2bの外
側壁とは密に嵌り合う。また、この非磁性装飾具3の前
記立上り部3bは、前記凹陥部3aに前記吸着手段Aを収め
た場合に、前記ヨーク2の立上り部2bが前記凹陥部3aか
ら外方に突き出す高さに構成される。
次いで、第4図に示す請求項2にかかる吸着具の実施
例は、吸着手段Aとプラスチック製の非磁性装飾具3と
からなる。
吸着手段Aは、前記請求項1にかかる吸着具の実施例
同様永久磁石1とヨーク2とからなる。
非磁性装飾具3は、プラスチックからなり、円盤状の
底面部3c側部に立上り部3bを一体に設け前記吸着手段A
を収める凹陥部3aを形成すると共に、前記底面部3cに該
プラスチック製の非磁性装飾具3の開口部側に向けて取
り付け桿3dを垂直に一体に立設して構成してある。この
非磁性装飾具3の前記立上り部3bは、前記凹陥部3aに前
記吸着手段Aを収めた場合に、前記ヨーク2の立上り部
2bが前記凹陥部3aから外方に突き出す高さとされてお
り、前記永久磁石1の磁極面1aで、前記取り付け桿3dの
突き出し部が加熱等の手段により潰ぶされて構成されて
いる。
なお、この考案にかかる前記実施例を構成する前記永
久磁石1は平面形状が方形、長方形等のものでもよく、
この場合にはこれに対応して前記ヨーク2の磁極板部2a
並びに前記非磁性装飾具3の底面部3cの形状も方形、長
方形等に構成される。
[効果] 請求項1にかかる吸着具では、前記吸着手段Aと前記
非磁性装飾具3とを、前記吸着手段1を前記非磁性装飾
具3の凹陥部3aに圧入することにより前記ヨーク2の立
上り部2bが前記非磁性装飾具3の凹陥部3aから外方に突
き出した状態で固定するので、衝撃等が加えられても前
記吸着手段Aと前記非磁性装飾具3とがはずれることが
ないばかりか、長期間使用しても組付け状態が変化する
こともなく、しかも吸着具の外観に影響を与えずに前記
吸着手段Aと前記非磁性装飾具3とを組み付けることが
できる。
また、請求項2にかかる吸着具では、前記吸着手段A
と前記非磁性装飾具3とを、前記非磁性装飾具3と一体
に立設される取り付け桿3dを前記永久磁石1の孔1cと前
記ヨーク2の孔2cとに挿通した後前記永久磁石1側で融
潰することにより、前記ヨーク2の立上り部2bが前記非
磁性装飾具3の凹陥部3aから外方に突き出した状態で固
定するので、請求項1にかかる吸着具同様、衝撃に強
く、経年変化がなく、しかも外観を損うことのない前記
吸着手段Aと前記非磁性装飾具3の組み付けを可能とす
ると共に、前記吸着手段Aを構成する永久磁石1及びヨ
ーク2並びに前記非磁性装飾具3の各部材の組み付け
を、前記非磁性装飾具3に立設される取り付け桿3dをも
って一括して行なえるという特長を有する。
従って、この考案によれば吸着具を構成する前記吸着
手段Aと前記非磁性装飾具3の組み付け状態を外観の整
った状態で安定に維持できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案の一実施例を示す斜視図、第2図は同
斜視図、第3図は同断面図、第4図は本考案の他の実施
例を示す断面図である。 A……吸着手段、1……永久磁石、1a、1b……磁極面、
1c……孔、2……ヨーク、2a……磁極板部、2b……立上
り部、2c……孔、3……非磁性装飾具、3a……凹陥部、
3d……取り付け桿、4……桿。

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】厚さ方向に磁極を有する永久磁石と、 この永久磁石の一方の磁極面に添装される磁極板部と、
    この磁極板部の側部から前記永久磁石の両磁極間の側方
    に延設され、且つ、上端縁が前記永久磁石の他方の磁極
    面と同面又は同面より稍上方に位置されている立上り部
    とを有するヨークと、 凹陥部を有する非磁性装飾具と、 前記永久磁石の一方の磁極面から他方の磁極面に向けて
    設けられた孔及び前記ヨークの磁極板部に設けられた孔
    とに挿通される桿とからなり、 前記ヨークと前記永久磁石とが、前記ヨークと前記永久
    磁石の孔に挿通されている前記桿でカシメ付けられ吸着
    手段とされると共に、この吸着手段が前記非磁性装飾具
    の凹陥部内に前記ヨークの立上り部を該凹陥部から外方
    に突き出して圧入嵌着されていることを特徴とする吸着
    具。
  2. 【請求項2】厚さ方向に磁極を有し、且つ、この厚さ方
    向に孔を有する永久磁石と、 この永久磁石の一方の磁極面に添装され、且つ、厚さ方
    向に前記永久磁石の孔に連通する孔を有する磁極板部
    と、この磁極板部の側部から前記永久磁石の両磁極間の
    側方に延設され、且つ、上端縁が前記永久磁石の他方の
    磁極面と同面又は同面より稍上方に位置されている立上
    り部とからなるヨークとで構成した吸着手段と、 底面に取付け桿が一体に立設されている凹陥部を有する
    プラスチック製の非磁性装飾具とからなり、 前記吸着手段の永久磁石とヨークとの孔に前記非磁性装
    飾具の取り付け桿を挿通し、前記ヨークの立上り部の上
    部が前記凹陥部から外側に突き出すようになすと共に、
    前記永久磁石の面から突き出している取り付け桿の上部
    を該永久磁石の面に融潰していることを特徴とする吸着
    具。
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JPS62160512U (ja) * 1986-04-02 1987-10-13

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