JP3059538U - 永久磁石とこれを用いた磁着具 - Google Patents

永久磁石とこれを用いた磁着具

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JP3059538U
JP3059538U JP1998009500U JP950098U JP3059538U JP 3059538 U JP3059538 U JP 3059538U JP 1998009500 U JP1998009500 U JP 1998009500U JP 950098 U JP950098 U JP 950098U JP 3059538 U JP3059538 U JP 3059538U
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要 澤渡
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株式会社マグナ
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Abstract

(57)【要約】 【課題】着脱自在でありながらしっかりと固定できる、
永久磁石を提供する。また、余分なスペースをとること
なく、必要最小限のスペース位置に着脱自在に固定して
使用できる、磁着具を提供する。 【解決手段】磁石本体に取付けネジ挿通用の貫通孔を持
つ。そして、貫通孔の一端に貫通孔よりも大径で取付け
ネジの頭部を没入するに必要な表面積を持つ凹部が形成
されている。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、永久磁石とこれを用いた磁着具に関するものである。
【0002】
【従来技術】
一般的に用いられるフェライト磁石は、原材料を円板状、環状、あるいは矩形 状に焼成し、これを磁化して得られる。 したがって、この永久磁石を所望の箇所に固定したり、あるいは家具等の扉の 止具などに磁着具として使用する場合、両面テープや接着剤あるいは他の取付け 部材を介して行わざるを得ない。
【0003】 家具や各種機器類の扉の止具に使用される一例を図9に示す。この止具は、合 成樹脂製の取付け片Aと磁性材から成る吸着片Bとを備える。取付け片Aは、中 央に永久磁石DとヨークEとを嵌め込む受け部Cを有する。永久磁石Dとヨーク Eは一部を露出した状態で受け部C内に接着剤等を介して固着される。また、取 付け片Aは、両端に取付けネジを挿通する通孔a,aが形成されている。一方、 吸着片Bは、受け部Cの永久磁石DとヨークEに磁着される吸着部Fが屈曲形成 され、両側のフランジ部に取付けネジの通孔b,bが設けられている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、両面テープや接着剤は、ものによっては剥がれ易くあるいは逆 に一旦固定すると取り外しができない。 また、上記した止具のような他の取付け部材を用いると、その分のスペースを 確保しなければならないばかりでなく取付け位置も規制される。
【0005】 本考案の目的は、着脱自在でありながらしっかりと固定できる、永久磁石を提 供することにある。 また、本考案の目的は、余分なスペースをとることなく、必要最小限のスペー ス位置に着脱自在に固定して使用できる、磁着具を提供することにある。
【0006】
【課題を達成するための手段】
本考案は、上記した目的を達成するために次の構成を備える点に特徴がある。 すなわち、この永久磁石は、磁石本体に取付けネジ挿通用の貫通孔を持つ。そ して、貫通孔の一端に貫通孔よりも大径で取付けネジの頭部を没入するに必要な 表面積を持つ凹部が形成されている。
【0007】 磁石本体の形状は、従来の永久磁石と同様な円板状、矩形状など種々の形状を 採用できる。例えば細長い矩形状にした場合、貫通孔は磁石本体の両端部にそれ ぞれ1個形成すれば良い。勿論、単一の貫通孔を中央部に設けるものであっても 良い。貫通孔の凹部の形状は、取付けネジの種類に対応して変更される。ビスな どの場合、皿穴になるが、段穴、その他の異形形状も採用できる。なお、本考案 の貫通孔に挿通される取付けネジは、取り付け具としての代表的なものを示すに 過ぎず、ネジ部材以外の頭部を持つピン部材などを包含する。 また、本考案に係る永久磁石はヨークを備えるものでも良い。この場合、ヨー クは、底部に永久磁石本体の貫通孔と対応する通孔が形成される。
【0008】 また、本考案に係る磁着具は、上記した構造の永久磁石と、磁性材より成る吸 着片とから成る。吸着片は取付部を有する。
【0009】
【実施の最良の形態】
以下、本考案を図示した実施例に基づいて詳説する。 図1は本考案の一実施例に係る永久磁石の斜視図である。 この永久磁石は、長方形状の磁石本体1のほぼ中央部に貫通孔2が形成されて いる。貫通孔2は取付けネジ4を挿通するためのものである。貫通孔2の上端部 には皿穴3が形成されている。皿穴3は、貫通孔2よりも大径で、取付けネジ4 の頭部4aが没入するに十分な表面積を有する。 したがって、図2に見られるように磁石本体1の底面を所望の板面や壁面など の被取付け面5に当接し、貫通孔2に取付けネジ4を挿通してねじ込めば、この 永久磁石は被取付け面5にそのまま簡単に固定される。取付けネジ4の頭部4a は凹所3に受け入れられて磁石本体1の表面から出っ張らないので、この表面に 磁性材から成る他部材を磁着するのに支障をきたすことはない。取付けネジ4を 逆に回転すれば被取付け面5から同様に簡単に取り外される。
【0010】 図3と図4は本考案の他の実施例に係る永久磁石を示している。 この実施例の永久磁石は、磁石本体11が細長い短冊状をしており、その両側 端に一つずつ貫通孔12,12が形成されている。貫通孔12の上端部はそれぞ れ皿穴13,13に加工形成されている。貫通孔自体は、雌ネジが切られている 必要はなく、平滑な内周面で良い。勿論、貫通孔内周面に所要の凹凸や粗面にす ることもできる。 貫通孔12と皿穴13にネジを挿通して取付けるのは、上記実施例と同様であ る。
【0011】 図5と図6は磁石本体21が円形をした例を示している。上記2実施例と同じ ようにして形成された貫通孔22と皿穴23は磁石本体21の中央部に設けられ ている。
【0012】 図7と図8は永久磁石がヨークを有する場合の実施例を示している。 ヨーク6は、円形をした磁石本体31の上面を除く周囲を覆う面を有し、底面 6aに磁石本体31の貫通孔32と連通する通孔7が形成されている。貫通孔3 2の上端には上記実施例と同様な皿穴33が形成されている。 本実施例の永久磁石はヨーク6と共に被取付け面に着脱自在に固定される。 ヨーク6は磁石本体に対応した形状に形成される。図1から図4の矩形状の場 合には、磁極の位置にもよるが、通常は例えば長手方向の側面と底面を覆う面を 持つ。
【0013】 上記した永久磁石を、扉の止具などに磁着具として使用する場合、吸着片が組 み合わされる。吸着片は磁性材より成り、永久磁石に吸着されて一体化する。し たがって、従来と同様に、永久磁石を一方の被取付け面に、吸着片を他方の被取 付け面に取り付けて使用される。吸着片の形状などは、従来と同様なものを採用 できるので、敢えて図示はしない。
【0014】 なお、本考案に用いられる磁石は、貫通孔や凹部の加工に難易は有るもの、フ ェライト磁石以外のネオジやサマリウムコバルトなどの希土類磁石などの種々の 磁石を採用できる。 また、上記した凹部は、取付けネジの頭部を没入、すなわち頭部を受け入れて これを突出させないものであれば、皿穴以外の段付き穴などであっても良い。
【0015】
【考案の効果】
本考案に係る永久磁石によれば、永久磁石本体に取付けネジの貫通孔を有する ので、この貫通孔に取付けネジを挿通して壁面などの被取付け面にねじ込むこと により、取付け片等の他の取付け部材を介することなく被取付け面に永久磁石を 簡単かつ着脱自在に取付けることができる。また、貫通孔はその一端部に凹部を 有し、この凹部は取付けネジの頭部を没入するに必要な表面積を持つので、永久 磁石本体表面から取付けネジが出っ張ることがなく、磁着効果に支障をきたすこ ともない。
【0016】 また、本考案に係る磁着具によれば、永久磁石が他の取付け部材を介すること なく被取付け面に直接取付けできるので、永久磁石自体のスペースを確保するだ けで余分なスペースを必要とすることなく、使用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例に係る永久磁石の斜視図
【図2】図1の永久磁石の使用状態における断面図。
【図3】本考案の他の実施例に係る永久磁石の斜視図。
【図4】図3の永久磁石の断面図。
【図5】本考案の更に他の実施例に係る永久磁石の斜視
図。
【図6】図5の永久磁石の断面図
【図7】本考案の別の実施例に係る永久磁石の断面図。
【図8】図7の永久磁石の断面図。
【図9】従来の磁着具の一例を示す斜視図。
【符号の説明】
1,11,21,31 磁石本体 2,12,22,32 貫通孔 3,13,23,33 皿穴 4 取付けネジ 4a 取付けネジの頭部 6 ヨーク 7 ヨークの通孔

Claims (6)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】磁石本体に取付けネジ挿通用の貫通孔を形
    成し、この貫通孔の一端に貫通孔よりも大径で取付けネ
    ジの頭部を没入するに必要な表面積を持つ凹部を形成し
    た、 ことを特徴とする永久磁石。
  2. 【請求項2】前記磁石本体が細長い矩形状を成し、その
    両端部に前記貫通孔がそれぞれ形成されている、 請求項1記載の永久磁石。
  3. 【請求項3】前記凹部が皿穴である、 請求項1記載の永久磁石
  4. 【請求項4】前記磁石本体が円板状をしている、 請求項1記載の永久磁石。
  5. 【請求項5】前記永久磁石が、底部を有するヨークを備
    え、 上記ヨーク底部に永久磁石本体の前記貫通孔と対応する
    通孔が形成されている、 請求項1記載の永久磁石。
  6. 【請求項6】磁石本体に取付けネジ挿通用の貫通孔を形
    成すると共にこの貫通孔の一端に貫通孔よりも大径で取
    付けネジの頭部を没入するに必要な表面積を持つ凹部を
    形成した、永久磁石と、 取付部を有する磁性材より成る吸着片とから成る磁着
    具。
JP1998009500U 1998-12-01 1998-12-01 永久磁石とこれを用いた磁着具 Expired - Fee Related JP3059538U (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006291524A (ja) * 2005-04-08 2006-10-26 Yoshihara Tetsudo Kogyo Kk 密着度測定器
JP2013232754A (ja) * 2012-04-27 2013-11-14 Panasonic Corp 無線端末

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