JPS61147511A - 永久磁石を使用した止具 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 この発明はバッグ等の永久磁石を使用した止具の改良に
係り、取付生地への止具の止着がワンタッチできるよう
にした止具に関するものである。

（従来技術） 永久磁石を使用した止具はその係脱操作が筒中であるこ
とからバッグ等の止具として広く使用されており、例え
ば第１２図に示すように一方の磁極面ａより他方の磁極
面ｂに向けて貫通孔（１）ａを有する永久磁石（１）の
一方の磁極面ａに固設される強磁性部材（２）の突秤部
（２）ａと、他方の磁極面ｂに当接される強磁性部材（
３）の突秤部（３）ａとが前記の貫通孔（１）ａを介し
て着脱自在に吸着されるようになっており、止具の取付
生地への止着は止具にカシメ付は等することにより座金
（１１）、（１２）を固着し、これと一体に形成した脚
片（Ｉｔ）　ａ　、　（＋２）　ａを折曲して取付ける
ようになっている。

（発明が解決しようとする問題点） しかしながら、上記したような止具は脚片１１ａ、１２
ａ等を取付生地に挿通して折曲することにより１Ｆ着さ
れるものであり、脚片が主として金属により構成されて
いるため取付生地面に添って直角に折曲することが難し
く、止具の取付をガタ付なく行うために神経を使う必要
があり面倒であった。又、ｌｈ其の長期間の使用により
取付生地が軟化（所謂へたついて）して止着部分に緩み
を生ずる等の問題点があった。

（問題を解決するための手段） 本発明は上記の問題点を解決するために提供されたもの
であって、その第１の目的は止具をワンタンチで取付可
能とすることであり、第２の目的は止具の止着部分に合
成樹脂の弾性を利用して緩みのないようにすることとし
、その構成の要旨を一方の磁極面ａより他方の磁極面す
に向けて孔（１）ａを有する永久磁石（１）の一方の磁
極面ａに吸着固定される強磁性部材（２）と、他方の磁
極面すに吸着添設される強磁性部材（３）とが、前記の
孔（１）ａを介して着脱自在に吸着された止具に於いて
、該強磁性部材（２）、（３）の両方又はいずれか一方
に於ける前記吸着面の反対の面に添設固定される合成樹
脂板の略中央が隆起し、該隆起頂部が形成された鉤部を
構成し、別途用意され、且つ該隆起頂部の嵌入される孔
部を有する取付具と、該隆起頂部とが弾性的に嵌合係止
されている点におき、か−る構成の要旨に附随した相当
の設計変更を予定したものである。

（実施例） 以下本発明の実施例について図面に従い説明する。第１
図は永久磁石（１）を使用した一対の止具Ａ、Ｂを示す
もので、止具Ａは永久磁石（１）がフェライト磁石等の
焼結磁石、棒鋼磁石、プラスチック磁石、或は特に吸着
力を必要とする場合に希土類磁石等よりなり、円盤状で
あって一方の磁極面ａより他方の磁極面すに向けて孔（
１）ａを有し、その一方の磁極面ａに、円板状の中央部
に永久磁石（１）の孔（１）ａの中程にまで到る長さ寸
法で、孔（１）ａ周面と接しない外径とした突秤部（２
）ａを有する強磁性部材（２）が吸着添設され、更に該
強磁性部材（２）吸着面の反対の面に合成樹脂板（５）
が添設され、永久磁石（１）の孔（１）ａに連通ずる孔
（４）ａを有する真鍮１よりなる非磁性の偏モな有底円
筒状の金属ケース（４）にて被包されており、前記合成
樹脂板（５）の略中央は隆起し、該隆起頂部が形成して
鉤部（５）ａを構成している。又止具Ｂは止具Ａと同様
に形成された孔（１）ａの中程に到る長さ寸法の突稈部
（３）ａを有する強磁性部材（３）の吸着面の反対の面
には合成樹脂板（６）が添設され、周縁部において強磁
性部材（３）に保合固定されており、合成樹脂板（６）
の略中央は隆起し、該隆起頂部が形成して鉤部（６）ａ
を構成しているものである。

第２図は第１図における止具の強磁性部材（２）の突秤
部（２）ａを設けず止具Ｂにおける強磁性部材（３）の
突環１　（３）ａを止具Ａとの係合時に強磁性部材（２
）面に到るように長さ寸法を設定したものを示し、第３
図は第２図とは逆に止具Ｂにおける強磁性部材（３）の
突秤部（３）ａを設けない場合を示し、この場合係合位
置へのがイドともなる突秤部（３）ａの代りに止具Ｂの
合成樹脂板（６）の周縁を強磁性部材（３）の吸着面よ
りも突出させ、止具Ａとの係合時に吸着位置のずれを防
ぐようになっている。

第４図は第１図の強磁性部材（２）　、　（３）を夫々
強磁性板（２°）、（３°）と強磁性桿（２”）、（３
”）よりなるものとし、強磁性桿（２″）、（３”）の
細径部により強磁性板（２”）、（３゛）にカシメ付時
に合成樹脂板（５）　、　（６）を夫々強磁性板（２′
）、（３′）における吸着面の反対の面の中央に同時に
カシメ付したものであり、合成樹脂板（５）　、　（８
）中央の隆起部が筒状とされており、カシメ付に便なる
ようにすると共に鎖部の弾性をより増大させるようにし
たものである。

第５図は第４図の場合に於いて止具Ａの永久磁石（１）
の磁極面すに強磁性の磁気シールド板（７）を添設し止
具Ｂとの吸着面側のケース（４）の周縁部（４）ｂは止
具Ｂとの係合方向に突設され、止具Ｂを吸着位置へ誘導
し確実な係合を行うようにすると共に、磁気カード等の
磁気記録面が直接係合吸着面に接触しないようにして磁
気記録の破壊を防止するようにしたものである。第６図
は第４図における止具Ａの永久磁石（１）の磁極面すに
磁気シールド板（７）を添設し、その周縁部と永久磁石
（１）の外周面と強磁性部材（２）の周縁部とをケース
（４）にて被覆したものである。

又、第７図乃至第１Ｏ図は別途用意される＋Ｆ具Ａ、Ｂ
の取付具（８）を示すもので該取付具（８）は金属又は
合成樹脂製であり第７図のものは有底円筒状をなし内孔
部（８）ａは前記止具Ａ、Ｂにおける合成樹脂板（５）
　、　（６）の隆起頂部の鉤部（５）ａ、（６）ａが嵌
合する形状とされ、外周部は間隔を置いた複層として弾
力性を増大させたものである。

第８図、第９図は単層の外周部として底面に前記の鉤部
（５）ａ、（６）ａが係入する孔部（８°）ａを設けた
取付具であって、その高さを止具Ａ、　Ｈの取付生地の
厚さによって選択使用するためのものであり、薄生地の
場合は第８図のものを使用し、厚生地のものは第９図を
使用し、最大の場合はｉ＠１０図に示すモ板状のものを
使用するようにしたものである。

（作用） 而して止具Ａ、Ｂは夫々取付生地Ｃ１Ｃ゛に合成樹脂板
（５）　、　（Ｅｉ）の隆起頂部を貫挿し、突出した鉤
部（５）ａ、（６）ａに取付具（８）　、　（８）をそ
の内孔部（８）ａ又は孔・（８’）ａに嵌合係止させて
止着するものである。

鉤部（５）ａ、（６）ａ及び取付具（８）は合成樹脂に
よりなっているため弾力性があり、押込み操作すること
により簡単に係入され、而も確実に嵌合され、取付生地
面を弾力的に挟圧して止具Ａ、Ｂを止着する。

（効果） 以上のように本発明は特長ある構成とし、特に止具に添
設固定された合成樹脂板の略中夫の隆起頂部に構成され
た鉤部と取付具の孔により弾性的に嵌合係止されるよう
にしたものであり、押込み操作でワンタッチ装着でき又
交換も簡単にできる大きな特長を有する。

又、弾性的に取付生地面を両面から押圧するので長期間
の使用により取付生地が軟化しても（所謂へたってきて
も）上着部分に緩みを生じることがない。

更に、合成樹脂の弾力性により隆起部及び取付具が止具
に掛る衝撃を吸収緩和する等のすぐれた効果を有するも
のである。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明にがかる止具の一実施例を示す断面図
、第２図乃至第６図は他の各種実施例の断面図、第７図
は取付具の実施例を示す斜視図、第８図乃至第１０図は
取付具の各種実施例を示す断面図、第１１図は止具の取
付状態を示す断面図、第１２図は従来例の断面図である
。 ｌ・・・永久磁石、２．３・・・強磁性部材、４゜・・
・ケース、５．６・・・合成樹脂板、５ａ、６ａ・・・
鉤部、７・・・磁気シールド板、８・・・取付具。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 一方の磁極面ａより他方の磁極面ｂに向けて孔（１）ａ
   を有する永久磁石（１）の一方の磁極面ａに吸着固定さ
   れる強磁性部材（２）と、他方の磁極面ｂに吸着添設さ
   れる強磁性部材（３）とが、前記の孔（１）ａを介して
   着脱自在に吸着された止具に於いて、該強磁性部材（２
   ）、（３）の両方又はいずれか一方に於ける前記吸着面
   の反対の面に添設固定される合成樹脂板の略中央が隆起
   し、該隆起頂部が形成された鉤部を構成し、別途用意さ
   れ、且つ該隆起頂部の嵌入される孔部を有する取付具と
   、該隆起頂部とが弾性的に嵌合係止されていることを特
   徴とする永久磁石を使用した止具。