JPH07190035A - 押し出し材のナット取り付け構造 - Google Patents

押し出し材のナット取り付け構造

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JPH07190035A
JPH07190035A JP33679993A JP33679993A JPH07190035A JP H07190035 A JPH07190035 A JP H07190035A JP 33679993 A JP33679993 A JP 33679993A JP 33679993 A JP33679993 A JP 33679993A JP H07190035 A JPH07190035 A JP H07190035A
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JP
Japan
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base plate
extruded material
nut
hole
opening
Prior art date
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Application number
JP33679993A
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English (en)
Inventor
Tatsuo Masuzaki
達夫 増▲崎▼
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Nissan Motor Co Ltd
Original Assignee
Nissan Motor Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 少ない工数で簡単に取り付け可能とした。 【構成】 閉断面構造のアルミ押出材から成るサイドフ
レーム11の上壁20にボルト21の挿通孔22を設け
る。この上壁20に隣接する一方の側壁に開口部24が
他方の側壁に係止孔28を設ける。25はベースプレー
トで、中央部の四角い穴30にはワッシャ33にかしめ
られてナット26が移動可能に取り付けられる。ベース
プレート25の一端には前記係止孔28に係止する突起
部29を他端には開口部24を塞さぐ閉塞部31を設け
てある。ベースプレート25を開口部24から挿入して
ベースプレート25をサイドフレームにセットし、開口
部24に閉塞部31を溶接する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、アルミ等の押し出し
材にナットを取り付ける押し出し材のナット取り付け構
造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図8に示すように、例えば自動車等の車
体パネル材Pに他部材を取り付ける場合にナットNが溶
接固定されることがある。鉄製のパネル材Pの所定位置
に図外のボルト挿通孔を形成し、ここに鉄製のナットN
を載置して、ナットNの接地面側の周囲数箇所に設けら
れた突起をパネル材1に当接させ、パネル材Pにナット
Nを抵抗溶接により固定するのである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、アルミ
製のパネル材Pにこれに合わせてアルミ製のナットNを
固定する場合に上記従来の締結具固定構造を適用する
と、アルミの電気抵抗値が鉄に比較して非常に小さいた
め、両者を溶接するためには高電流(11〜13万アン
ペア)が必要となり、コスト高になるという問題があ
る。
【0004】これに対して、図9に示すように、鉄製の
ベースプレートBに鉄製のナットNを予め溶接固定して
おき、このベースプレートBをアルミ製のパネル材Pに
リベットRによって固定する構造も案出されているが、
リベットRのための孔加工やリベットRのかしめ加工が
必要となり加工工数が増加しコストアップにつながると
いう問題がある。
【0005】とりわけ、上記パネル材Pが図10に示す
ように例えばアルミの押し出し材から成るメンバMであ
る場合に、上記ベースプレートBをメンバMの内面にリ
ベットRによって固定する作業は加工工数、作業工数が
多くかかってしまう。
【0006】そこで、この発明は、押し出し材にナット
を取り付ける場合にナットの位置にある程度自由度をも
たせることができ、かつ簡単にナットを取り付けること
ができる押し出し材のナット取り付け構造を提供するも
のである。
【0007】
【課題を解決するための手段】押し出し材を他部材へ取
り付けるために押し出し材に取り付けられる押し出し材
のナット取り付け構造において、押し出し材の他部材へ
の取付面にボルト挿通孔を設けると共に取付面に隣接す
る一方の側壁に開口部を形成し、他方の側壁には係止孔
を形成する一方、前記開口部に挿入されるベースプレー
トの一端に前記押し出し材の係止孔に係止する突起部を
形成し、べースプレートの他端には前記開口部を閉じる
閉塞部を設け、ベースプレートに押し出し材のボルト挿
通孔に整合する穴を形成してここにナットを移動可能に
取り付け、ベースプレートを押し出し材の開口部から挿
入してベースプレートの突起部を押し出し材の係止孔に
係止しベースプレートの閉塞部で押し出し材の開口部を
閉じてベースプレートを押し出し材に固定した。
【0008】
【作用】ベースプレートに移動可能にナットを取り付け
て、このベースプレートを押し出し材の開口部に挿入
し、ベースプレートの突起部を押し出し材の係止孔に係
止してベースプレートの閉塞部で押し出し材の開口部を
閉じ、ベースプレートの閉塞部と押し出し材の開口部と
を溶接する。
【0009】
【実施例】以下、この発明の一実施例を図面と共に説明
する。
【0010】図5において1はフロアパネルを示し、こ
のフロアパネル1の裏側にフロアメンバ2が接合されて
いる。フロアメンバ2は、両側部に前後方向に沿って設
けられたサイドメンバ3と両サイドメンバ3と間に取り
付けられ車幅方向に沿う3つのクロスメンバ4,5,6
とを有している。クロスメンバ5とサイドメンバ3との
間にはL字状のサブメンバ7が設けられている。
【0011】そして、サイドメンバ3の外側壁にはアウ
トリガ8を介してサイドシル9が取り付けられている。
【0012】このように構成されたフロアメンバ2にフ
ロアパネル1が接合されている。
【0013】一方、図5において、10はバッテリフレ
ームを示し、このバッテリフレーム10は各メンバがア
ルミ押出材から形成されており、上記サイドメンバ3、
クロスメンバ4,6に着脱可能に取り付けられるように
なっている。
【0014】バッテリフレーム10は両側部に前後方向
に沿ってサイドフレーム11が設けられ、前部と後部に
は各々車幅方向に沿うフロントフレーム12とリヤフレ
ーム13とが設けられ、各サイドフレーム11の後端に
リヤフレーム13に接続されるサブフレーム14が設け
られている。
【0015】そして、両サイドフレーム11間に車幅方
向に沿って横フレーム15が設けられ、この横フレーム
15間とリヤフレーム13、また横フレーム15間に前
後方向に沿って縦フレーム16が設けられている。これ
ら格子状に配置された横フレーム15と縦フレーム16
とによって複数のバッテリ17の収納部18が区画形成
され、各収納部18に2個1組でバッテリ17が取り付
けブラケット19によって固定されるようになってい
る。
【0016】ここで、上記バッテリフレーム10とサイ
ドメンバ3等とはボルトによって固定されるのである
が、この取り付け構造をサイドメンバ3とサイドフレー
ム11との部位を例にして説明する。
【0017】図1〜4に示すようにアルミの押し出し材
から成る押し出し材としての閉断面構造のサイドフレー
ム11には、他部材としてのサイドメンバ3への取付面
である上壁20にボルト21の挿通孔22が形成されて
いる。このボルト21の挿通孔22はサイドメンバ3の
底壁3Aに設けた挿通孔3Bに対応して形成されてい
る。
【0018】前記上壁20に隣接するサイドフレーム1
1の一方の側壁23の上壁20寄りには開口部24が形
成されている。この開口部24はスリットの下縁が下方
に凹設された形状となっており、後述するベースプレー
ト25とナット26の挿入を許容できるようになってい
る。
【0019】また、サイドフレーム11の他方の側壁2
7の上壁20寄りには、係止孔28が形成され、この係
止孔28は後述するベースプレート25の突起部29が
係止するものである。
【0020】一方、ベースプレート25はアルミ材から
成りサイドフレーム11の幅寸法の長さを有するもので
あって、長手方向の中央部は図2に示すように下側にエ
ンボス成形され、ここにサイドフレーム11の幅方向に
長い長方形状の穴30(後述するナット26のかしめ部
分よりも幅寸法がやや大きい)が形成されている。ま
た、ベースプレート25の一端には、サイドフレーム1
1の係止孔28に挿入されて係止する突起部29が設け
られ、ベースプレート25の他端には、下側に折曲され
て前記サイドフレーム11の開口部24に整合する閉塞
部31が形成されている。
【0021】そして、上記穴30には下側からかしめ用
のスチール製のナット26が、上側からナット26のか
しめ部分を受入れるワッシャ33が設けられ、ナット2
6がかしめによりベースプレート25に前後左右に移動
可能に取り付けられている。
【0022】上記実施例構造によれば、ナット26が取
り付けられたベースプレート25をサイドフレーム11
の開口部24から挿入してベースプレート25の突起部
29をサイドフレーム11の係止孔28に係止し、ベー
スプレート25の閉塞部31でサイドフレーム11の開
口部24を閉じて閉塞部31と開口部24とを図2に示
すように溶接する。
【0023】したがって、ベースプレート25を取り付
けた状態でもナット26は穴30内で前後左右に移動で
きることとなるため、サイドメンバ3側から挿入したボ
ルト21の位置が若干ずれていたとしてもナット26の
移動によってこれを許容することができる。
【0024】また、上記サイドフレーム11に大きな穴
を形成することなくベースプレート25を取り付けるこ
とができるため、サイドフレーム11の強度低下を招く
ことがない点で有利である。
【0025】そして、サイドフレーム11に対してウエ
ルドナットを直接取り付けるような場合等に比較して取
り付け作業が簡単で組み付け精度に対する管理も必要な
いメリットがある。
【0026】次に、この発明の第2実施例を図6,7に
よって説明する。
【0027】この実施例はサイドフレーム11について
は第1実施例と同様の構成であり、ベースプレート34
には丸孔35が設けられると共に第1実施例と同様突起
部29と閉塞部31が設けられるが、ベースプレート3
4の下面の両側には断面L字状の引き出し部36が設け
られている。そして、この引き出し部36にスライド可
能にスライドプレート37が装着されるようになってお
り、スライドプレート37の裏面にナット38が固定さ
れている。
【0028】尚、スライドプレート37の幅寸法と長さ
寸法は各々引き出し部36の幅寸法と長さ寸法よりも若
干小さくなっている。
【0029】したがって、この実施例においてもスライ
ドプレート37はベースプレート34に対して前後左右
に移動できるため、ナット38にサイドメンバ側のボル
ト(図示せず)を確実に締め付けることができるのであ
る。
【0030】尚、他の構成及び作用については前述第1
実施例と同様であるので説明は省略する。
【0031】
【発明の効果】以上説明してきたようにこの発明によれ
ば、押し出し材に大きな穴を形成することなく、ベース
プレートを押し出し材に取り付けることができるため、
押し出し材の強度低下を防止することができる。
【0032】また、ベースプレートを押し出し材の開口
部から挿入して固定するという簡単な作業で組み付ける
ことができるため、作業工数等が少なくて済む。
【0033】そして、ナットはベースプレートに移動可
能に取り付けられているため、押し出し材と他部材とを
ボルトによって固定する場合に両者に若干の位置ずれが
あった場合でもナットが移動することによってこれを許
容でき、したがって寸法精度管理が容易となるメリット
がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例の分解斜視図。
【図2】図4のA−A線に沿う断面図。
【図3】図2のB−B線に沿う断面図
【図4】図1の組み付け状態を示す斜視図。
【図5】電気自動車のフロア構造を示す分解斜視図。
【図6】この発明の第2実施例の分解斜視図。
【図7】図6のC−C線に沿う断面図。
【図8】従来技術の斜視図。
【図9】他の従来技術の斜視図。
【図10】他の従来技術の斜視図。
【符号の説明】
3…サイドメンバ(他部材) 11…サイドフレーム(押し出し材) 20…上壁(取付面) 22…挿通孔 23…一方の側壁 24…開口部 25…ベースプレート 27…他方の側壁 28…係止孔 29…突起部 30…穴 31…閉塞部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 押し出し材を他部材へ取り付けるために
    押し出し材に取り付けられる押し出し材のナット取り付
    け構造において、押し出し材の他部材への取付面にボル
    ト挿通孔を設けると共に取付面に隣接する一方の側壁に
    開口部を形成し、他方の側壁には係止孔を形成する一
    方、前記開口部に挿入されるベースプレートの一端に前
    記押し出し材の係止孔に係止する突起部を形成し、べー
    スプレートの他端には前記開口部を閉じる閉塞部を設
    け、ベースプレートに押し出し材のボルト挿通孔に整合
    する穴を形成してここにナットを移動可能に取り付け、
    ベースプレートを押し出し材の開口部から挿入してベー
    スプレートの突起部を押し出し材の係止孔に係止しベー
    スプレートの閉塞部で押し出し材の開口部を閉じてベー
    スプレートを押し出し材に固定したことを特徴とする押
    し出し材のナット取り付け構造。
JP33679993A 1993-12-28 1993-12-28 押し出し材のナット取り付け構造 Pending JPH07190035A (ja)

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