JP2007126076A - 車体構造 - Google Patents
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Abstract
【課題】車体フレームの剛性を確保した上で、車両装備品を容易に取付けることができる車体構造を提供する。
【解決手段】車体フレーム1と、同車体フレーム1に固定されるフューエルタンクブラケット15を有した車体構造において、車体フレーム1の一部にフューエルタンクブラケット15を固定するための固定孔としてのボルト孔19と、車体フレーム1内面に沿って延びる長手方向の一端側に第1の締結部材としての固定用ボルト23が設けられ、他端側に把持部20cが設けられた締結保持部材としてのプレート部材22と、車体フレーム1にボルト孔19とは別個に設けられ、プレート部材22を車体フレーム1の内面に挿通するための作業孔21とを具備し、固定用ボルト23と同固定用ボルト23に車体フレーム1外方から締結する第2の締結部材としてのナット27によって、フューエルタンクブラケット15を車体フレーム1外側面に取り付ける。
【選択図】図2
【解決手段】車体フレーム1と、同車体フレーム1に固定されるフューエルタンクブラケット15を有した車体構造において、車体フレーム1の一部にフューエルタンクブラケット15を固定するための固定孔としてのボルト孔19と、車体フレーム1内面に沿って延びる長手方向の一端側に第1の締結部材としての固定用ボルト23が設けられ、他端側に把持部20cが設けられた締結保持部材としてのプレート部材22と、車体フレーム1にボルト孔19とは別個に設けられ、プレート部材22を車体フレーム1の内面に挿通するための作業孔21とを具備し、固定用ボルト23と同固定用ボルト23に車体フレーム1外方から締結する第2の締結部材としてのナット27によって、フューエルタンクブラケット15を車体フレーム1外側面に取り付ける。
【選択図】図2
Description
この発明は、車体フレームに、例えばフューエルタンク等の車体整備品が固定される車体構造に関する。
トラック等の車両における車体構造において、その車体フレーム構造は、左右一対のサイドメンバと、両サイドメンバ間に架設された複数のクロスメンバとから構成されている。前記サイドメンバは、荷台等のリアボディを支持すると共にアクスルハウジング等を懸架するために、高剛性が要求される。従って、サイドメンバは、車両の目的によって、インナーフレームとアウターフレームとで閉断面(ボックス断面)が形成されている場合がある(例えば、特許文献1及び2参照。)。
サイドメンバは、トラック仕様によって異なり、車両の前後方向の全長に亘ってインナーフレームとアウターフレームとで閉断面に形成されているものと、セカンドクロスメンバ付近まで閉断面で、それよりリア側をアウターフレームのみとしたものとがある。
例えば、塵芥車を想定した場合、サイドメンバは、セカンドクロスメンバ付近まで閉断面で、それよりリア側をアウターフレームのみになっている場合が多く、セカンドクロスメンバ付近よりフロント側の閉断面構造の箇所に、アクスルハウジング等を懸架するリーフスプリングが設けられている。
サイドメンバは、トラック仕様によって異なり、車両の前後方向の全長に亘ってインナーフレームとアウターフレームとで閉断面に形成されているものと、セカンドクロスメンバ付近まで閉断面で、それよりリア側をアウターフレームのみとしたものとがある。
例えば、塵芥車を想定した場合、サイドメンバは、セカンドクロスメンバ付近まで閉断面で、それよりリア側をアウターフレームのみになっている場合が多く、セカンドクロスメンバ付近よりフロント側の閉断面構造の箇所に、アクスルハウジング等を懸架するリーフスプリングが設けられている。
また、塵芥車等は、車体が後改造される。例えば、サイドメンバにはフューエルタンクを取付けるフューエルタンクブラケットやエキゾーストパイプを取付けるエキゾーストブラケットが後改造によって取付けられる。特に、塵芥車においては、塵芥の投入口を避けてエキゾーストパイプをサイドメンバの車体右側に取付けると、フューエルタンクをサイドメンバの車体左側に取付ける場合がある。
図3は、従来のエキゾーストブラケットの取り付け構造を示し、車体フレームとしてのサイドメンバ1は、互いにC型断面構造のインナーフレーム2とアウターフレーム3の開口部を対向させて接合して閉断面に形成されている。アウターフレーム3の外側面にはエキゾーストブラケット4の一端部が隅肉溶接によって固定され、他端部にはナット5が固着され、エキゾーストブラケット4にエキゾーストパイプ(図示しない)が取付けられるように構成されている。
しかし、フューエルタンクの場合、エキゾーストパイプに比べて大重量になるため、前述のような溶接ではねじり等の負荷に対して十分な強度が確保できない。そこで、フューエルタンクブラケットの場合、図4に示すように固定している。すなわち、フューエルタンクブラケット6は、金属プレート7の幅方向の中間部に外側方向に膨出する膨出部7aが設けられ、その両側部に取付け部7bが設けられている。膨出部7aにはフューエルタンク(図示しない)を取付ける複数のナット8が固定され、取付け部7bにはアウターフレーム3に設けられたボルト孔(図示しない)に対応して複数のボルト孔(図示しない)が穿設されている。
サイドメンバ1のインナーフレーム2には作業孔9が設けられ、この作業孔9から作業者が手をサイドメンバ1の内部に入れ、ボルト10をアウターフレーム3のボルト孔、金属プレート7のボルト孔の順に挿通し、金属プレート7の外部で、ボルト10にナット11を締付け、フューエルタンクブラケット6をサイドメンバ1に固定している。
特開2000−177628号公報
特開2000−219147号公報
しかしながら、特に小型トラックの場合、サイドメンバ1の高さ寸法は、200mm前後で、その板厚も薄肉である。このようなサイドメンバ1に、前述したように、フューエルタンクブラケット6をサイドメンバ1に固定するために、サイドメンバ1のインナーフレーム2に、90mmφ程度の作業孔9を設けると、サイドメンバ1の剛性が極端に低下する。つまり、サイドメンバ1にはアクスルハウジング等を懸架するリーフスプリングが設けられるが、作業孔9によってサイドメンバ1の剛性が十分に確保できないという問題がある。
また、作業孔9は、作業者が手をサイドメンバ1の内部に入れて作業するために、少なくとも90mmφ程度開口させる必要があり、サイドメンバ1の剛性の低下が避けられない。つまり、サイドメンバ1の剛性を重視して作業孔9の開口量を小さくすると、作業性が悪くなるという問題がある。
この発明は、前記事情に着目してなされたもので、その目的とするところは、車体フレームの剛性を確保した上で、車両装備品を容易に取付けることができる車体構造を提供することにある。
また、作業孔9は、作業者が手をサイドメンバ1の内部に入れて作業するために、少なくとも90mmφ程度開口させる必要があり、サイドメンバ1の剛性の低下が避けられない。つまり、サイドメンバ1の剛性を重視して作業孔9の開口量を小さくすると、作業性が悪くなるという問題がある。
この発明は、前記事情に着目してなされたもので、その目的とするところは、車体フレームの剛性を確保した上で、車両装備品を容易に取付けることができる車体構造を提供することにある。
この発明は、前記目的を達成するために、インナーフレームとアウターフレームとで、閉断面が形成された車体フレームと、同車体フレームに固定される車両装備品とを有した車体構造において、前記車体フレームの一部に設けられ、前記車両装備品を固定するための固定孔と、車体フレーム内面に沿って延びる長手方向の一端側に第1の締結部材が設けられ、他端側に把持部が設けられた締結保持部材と、前記車体フレームに上記固定孔とは別個に設けられ、前記締結保持部材を前記車体フレームの内面に挿通するための作業孔とを具備し、前記締結保持部材は、前記第1の締結部材を前記固定孔に対峙させたときに前記把持部が前記作業孔近傍に位置するように形成され、前記第1の締結部材と同第1の締結部材に前記車体フレーム外方から締結する第2の締結部材によって、前記車両装備品を前記車体フレーム外側面に取り付けるようにしたことを特徴とする車体構造にある。
この発明によれば、車体フレームに締結部材が設けられた締結保持部材が挿通可能な最小限の作業孔を設けるだけで、車両装備品を容易に取付けることができ、車体フレームの剛性を確保することができるという効果がある。
以下、この発明の実施の形態を図面に基づいて説明するが、従来と同一構成部分は同一番号を付して説明を省略する。
図1及び図2は第1の実施形態を示し、図1は車体構造の斜視図、図2はフューエルタンクブラケットの取付け構造を示し、(a)は正面図、(b)は平面図、(c)は(a)のA-A線に沿う断面図、(d)はプレート部材の斜視図である。
図1に示すように、小型トラック等のサイドメンバ1にはアクスルハウジング等を懸架するリーフスプリング12が設けられる。すなわち、リーフスプリング12は、スプリングフロントブラケット13aとスプリングリアブラケット13bによってサイドメンバ1のアウターフレーム3に固定されている。スプリングリアブラケット13bが設けられたアウターフレーム3の近傍には車両装備品としてのフューエルタンク14が一対のフューエルタンクブラケット15によって取付けられている。
一対のフューエルタンクブラケット15は同一構造であるため、一方のフューエルタンクブラケット15及びその取付け構造を、図2に基づいて説明する。フューエルタンクブラケット15は、全体の形状が略L型(図2(c)参照)をなし、断面形状が略ハット型をした金属プレート16の幅方向の中間部に外側方向に膨出する膨出部16aが設けられ、その両側部にはアウターフレーム3に接合される取付け部16bが設けられている。膨出部16aにはフューエルタンク14を取付ける結束バンド17を固定するための例えば2個のナット18が上下に離間して固定されている。取付け部16bにはアウターフレーム3に設けられた固定孔としての例えば4個のボルト孔19に対応して上下に離間して2個ずつ合計4個のボルト孔20が穿設されている。従って、アウターフレーム3にはその上辺部及び下辺部に沿って2個ずつ合計4個のボルト孔20が配置されている。
一対のフューエルタンクブラケット15は同一構造であるため、一方のフューエルタンクブラケット15及びその取付け構造を、図2に基づいて説明する。フューエルタンクブラケット15は、全体の形状が略L型(図2(c)参照)をなし、断面形状が略ハット型をした金属プレート16の幅方向の中間部に外側方向に膨出する膨出部16aが設けられ、その両側部にはアウターフレーム3に接合される取付け部16bが設けられている。膨出部16aにはフューエルタンク14を取付ける結束バンド17を固定するための例えば2個のナット18が上下に離間して固定されている。取付け部16bにはアウターフレーム3に設けられた固定孔としての例えば4個のボルト孔19に対応して上下に離間して2個ずつ合計4個のボルト孔20が穿設されている。従って、アウターフレーム3にはその上辺部及び下辺部に沿って2個ずつ合計4個のボルト孔20が配置されている。
上下2個のボルト孔19の近傍で、アウターフレーム3の高さ方向の中間部には例えば30〜50mmφの作業孔21が設けられている。また、サイドメンバ1の空洞部には作業孔21から締結保持部材としての2本のプレート部材22が挿入されている。プレート部材22は鏡面対称の2本の帯状金属部材であり、サイドメンバ1の内面に沿って延びる長手方向の一端側には直線部22aが、他端側には略直角に湾曲する湾曲部22bを介して板面に対して直角に折曲する把持部22cが形成されている。
プレート部材22の直線部22aには第1の締結部材として2本の固定用ボルト23が固着されている。2本の固定用ボルト23は、アウターフレーム3の上縁部に沿って設けられた2個のボルト孔19に対応して配置され、アウターフレーム3の内側からボルト孔19に挿入可能である。また、プレート部材22の把持部22cは作業者が手で把持してプレート部材22を作業孔21からサイドメンバ1の空洞部に挿入するための取手であり、アウターフレーム3の外部でサイドメンバ1の空洞部に挿入したプレート部材22を支持できるようになっている。
さらに、プレート部材22の直線部22aで、2本の固定用ボルト23の間には第3の締結部材としてのナット24が固着されている。このナット24の対応するアウターフレーム3にはその外側からボルト25を挿通してナット24に螺合できるようにボルト孔(図示しない)が穿設されている。なお、ナット24は、フューエルタンクブラケット15の膨出部16aの裏面部に配設されるようになっており、外表面に突出する部位が減少し、見栄えもよい。
次に、アウターフレーム3に対してフューエルタンクブラケット15を取付ける手順について説明する。まず、プレート部材22の把持部22cを把持し、プレート部材22をその直線部22a側から作業孔21に挿入する。そして、プレート部材22を把持部22cで把持しながら固定用ボルト23をアウターフレーム3のボルト孔19に対峙するように挿入する。この状態で、アウターフレーム3の外側からボルト孔(図示しない)にボルト25を挿通してナット24に螺合し、プレート部材22をアウターフレーム3に仮固定すると、固定用ボルト23はアウターフレーム3の外側面から突出した状態となり、このようにして2本のプレート部材22をアウターフレーム3に固定する。
次に、フューエルタンクブラケット15の4個のボルト孔20をアウターフレーム3から突出する固定用ボルト23に位置決めして嵌合すると、フューエルタンクブラケット15はアウターフレーム3に支持される。この状態で、固定用ボルト23に第2の締結部材としてのナット27を締付けると、フューエルタンクブラケット15はアウターフレーム3に締付け固定される。つまり、フューエルタンクブラケット15とプレート部材22でアウターフレーム3を挟持した状態で、アウターフレーム3にフューエルタンクブラケット15が固定される。フューエルタンクブラケット15に対するフューエルタンク14の取付け構造は、従来と同様であり、説明を省略する。
このようにアウターフレーム3にプレート部材22及び固定用ボルト23を挿入できる程度の小さな開口の作業孔21を設けるだけでフューエルタンクブラケット15を取付けることができ、サイドメンバ1の剛性を確保できる。しかも、プレート部材22にナット24を固定することにより、アウターフレーム3の外側からボルト25を挿通してナット24に螺合することにより、プレート部材22をアウターフレーム3に仮固定でき、フューエルタンクブラケット15を取付ける際の作業性を向上できる。
また、プレート部材22に第1の締結部材として固定用ボルト23を設けたため、プレート部材22をサイドメンバ1の内部に挿入し、固定用ボルト23をボルト孔19に挿入することにより、プレート部材22から手を放してもプレート部材22を支持され、フューエルタンクブラケット15を取付ける際の作業性を向上できる。
なお、前記実施形態においては、アウターフレーム3に作業孔21を設けたが、インナーフレーム2に作業孔を設けてもプレート部材22をサイドメンバ1の空洞部に挿入してプレート部材22を支持できる構造であればよい。
本実施形態では、プレート部材22をL字状に屈曲し、かつ把持部22cをアウターフレーム3の外側で把持できるようにしたので、該プレート部材22を作業孔21に容易に挿入し易いと共に、プレート部材22自身の仮固定を容易に行える。
更に、本実施形態では、作業孔21をアウターフレーム3の縦壁部の上下方向中間部に設け、サイドメンバ1の捩れ及び上下方向の荷重による発生応力が一番小さい部分に開口したので、サイドメンバ1への開口による強度低下を最小限に抑えることが出来た。また、本実施形態では、第1の締結部材を固定する部材をプレート部材22としたが、バー(棒)状部材でも同様の効果を得ることができる。
なお、この発明は、前記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、前記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組合せにより種々の発明を形成できる。例えば、第1の締結部材をナット、第2の締結部材をボルトとしてもよい。また、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。さらに、異なる実施形態に亘る構成要素を適宜組合わせてもよい。
次に、アウターフレーム3に対してフューエルタンクブラケット15を取付ける手順について説明する。まず、プレート部材22の把持部22cを把持し、プレート部材22をその直線部22a側から作業孔21に挿入する。そして、プレート部材22を把持部22cで把持しながら固定用ボルト23をアウターフレーム3のボルト孔19に対峙するように挿入する。この状態で、アウターフレーム3の外側からボルト孔(図示しない)にボルト25を挿通してナット24に螺合し、プレート部材22をアウターフレーム3に仮固定すると、固定用ボルト23はアウターフレーム3の外側面から突出した状態となり、このようにして2本のプレート部材22をアウターフレーム3に固定する。
次に、フューエルタンクブラケット15の4個のボルト孔20をアウターフレーム3から突出する固定用ボルト23に位置決めして嵌合すると、フューエルタンクブラケット15はアウターフレーム3に支持される。この状態で、固定用ボルト23に第2の締結部材としてのナット27を締付けると、フューエルタンクブラケット15はアウターフレーム3に締付け固定される。つまり、フューエルタンクブラケット15とプレート部材22でアウターフレーム3を挟持した状態で、アウターフレーム3にフューエルタンクブラケット15が固定される。フューエルタンクブラケット15に対するフューエルタンク14の取付け構造は、従来と同様であり、説明を省略する。
このようにアウターフレーム3にプレート部材22及び固定用ボルト23を挿入できる程度の小さな開口の作業孔21を設けるだけでフューエルタンクブラケット15を取付けることができ、サイドメンバ1の剛性を確保できる。しかも、プレート部材22にナット24を固定することにより、アウターフレーム3の外側からボルト25を挿通してナット24に螺合することにより、プレート部材22をアウターフレーム3に仮固定でき、フューエルタンクブラケット15を取付ける際の作業性を向上できる。
また、プレート部材22に第1の締結部材として固定用ボルト23を設けたため、プレート部材22をサイドメンバ1の内部に挿入し、固定用ボルト23をボルト孔19に挿入することにより、プレート部材22から手を放してもプレート部材22を支持され、フューエルタンクブラケット15を取付ける際の作業性を向上できる。
なお、前記実施形態においては、アウターフレーム3に作業孔21を設けたが、インナーフレーム2に作業孔を設けてもプレート部材22をサイドメンバ1の空洞部に挿入してプレート部材22を支持できる構造であればよい。
本実施形態では、プレート部材22をL字状に屈曲し、かつ把持部22cをアウターフレーム3の外側で把持できるようにしたので、該プレート部材22を作業孔21に容易に挿入し易いと共に、プレート部材22自身の仮固定を容易に行える。
更に、本実施形態では、作業孔21をアウターフレーム3の縦壁部の上下方向中間部に設け、サイドメンバ1の捩れ及び上下方向の荷重による発生応力が一番小さい部分に開口したので、サイドメンバ1への開口による強度低下を最小限に抑えることが出来た。また、本実施形態では、第1の締結部材を固定する部材をプレート部材22としたが、バー(棒)状部材でも同様の効果を得ることができる。
なお、この発明は、前記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、前記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組合せにより種々の発明を形成できる。例えば、第1の締結部材をナット、第2の締結部材をボルトとしてもよい。また、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。さらに、異なる実施形態に亘る構成要素を適宜組合わせてもよい。
1…サイドメンバ(車体フレーム)、2…インナーフレーム、3…アウターフレーム、15…フューエルタンクブラケット、19…ボルト孔(固定孔)、20c…把持部、21…作業孔、22…プレート部材、23…固定用ボルト(締結部材)
Claims (4)
- インナーフレームとアウターフレームとで、閉断面が形成された車体フレームと、
同車体フレームに固定される車両装備品とを有した車体構造において、
前記車体フレームの一部に設けられ、前記車両装備品を固定するための固定孔と、
車体フレーム内面に沿って延びる長手方向の一端側に第1の締結部材が設けられ、他端側に把持部が設けられた締結保持部材と、
前記車体フレームに上記固定孔とは別個に設けられ、前記締結保持部材を前記車体フレームの内面に挿通するための作業孔とを具備し、
前記締結保持部材は、前記第1の締結部材を前記固定孔に対峙させたときに前記把持部が前記作業孔近傍に位置するように形成され、
前記第1の締結部材と同第1の締結部材に前記車体フレーム外方から締結する第2の締結部材によって、前記車両装備品を前記車体フレーム外側面に取り付けるようにしたことを特徴とする車体構造。 - 前記締結保持部材には、同締結保持部材を前記車体フレームに固定する第3の締結部材が設けられていることを特徴とする請求項1に記載の車体構造。
- 前記第1の締結部材は、前記固定孔から前記車体フレームの外部に突出可能な固定用ボルトであることを特徴とする請求項1に記載の車体構造。
- 前記締結保持部材の把持部は、前記第1の締結部材が前記固定孔に対峙させる操作を前記作業孔の外側で出来るように前記把持部が前記作業孔の外側に向けて屈曲していることを特徴とする請求項1に記載の車体構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005322089A JP2007126076A (ja) | 2005-11-07 | 2005-11-07 | 車体構造 |
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-
2005
- 2005-11-07 JP JP2005322089A patent/JP2007126076A/ja active Pending
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