JP2812766B2 - 車両のルーフモール取付部構造 - Google Patents

車両のルーフモール取付部構造

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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、車両のルーフモール取付部構造に関する。
従来の技術 車両のルーフ部として、第6図に示すように、メイン
ルーフパネル1とサブルーフパネル2の接合部によって
車両前後方向に沿う凹溝3を形成し、この凹溝3に樹脂
製のルーフモールを装着したものがある。
このようなルーフ部の場合、第7図に示すように、凹
溝3の両端の底面(メインループパネル1あるいはサブ
ルーフパネル2)にスタッド5を溶接する一方で、ルー
フモール4の両端部に嵌合装着されるエンドキャップ6
に、スタッド5の頭部5aの係止が可能な係止具7を設
け、ルーフモール4の両端部をこのエンドキャップ6を
介してスタッド5に固定するようにしている。尚、係止
具7は、スタッド5の頭部5aの通過を許容する大径孔7a
と、この大径孔7aに連続して形成され頭部5aの通過を許
容しない長孔7bとを備え、スタッド5の頭部5aを大径孔
7aから挿入し、エンドキャップ6を長孔7bに沿うように
スライドさせることにより長孔7b部分で頭部5aを係止出
来るようになっている。
この類似構造は、例えば実開平1−70650号公報等に
示されている。
発明が解決しようとする課題 しかし、上述したようなルーフモール4の取付けにお
いては、スタッド5を凹溝3の底面(メインルーフパネ
ル1あるはサブルーフパネル2)に溶接してこのスタッ
ド5にエンドキャップ6を係止させるため、車両の経時
使用に際してスタッドの溶接部5bに錆が発生し易いとい
う不具合がある。また、スタッド5を凹溝3の底面に溶
接によって取付けるため、スタッド5の位置精度を出す
のが難しく、ルーフモール4を装着した際にルーフモー
ル4やエンドキャップ6に浮き上がりやガタ付きを生じ
易いという不具合がある。さらにまた、プレス装置等に
よってメインルーフパネル1やサブルーフパネル2の折
曲成形を行った後にスタッド5の溶接作業を行わなけれ
ばならないため、作業工数が多くなるとういう不都合も
ある。
そこで本発明は、錆の発生が生じにくく、かつ、ルー
フモールを精度高く確実に取付けられ、しかも、少ない
作業工数での製造が可能な車両のルーフモール取付部構
造を提供せんとするものである。
課題を解決するための手段 本発明は上述した課題を解決するための手段として、
車両のメインルーフパネルとサブルーフパネルの接合部
に形成された凹溝に、ルーフモールの両端部に装着され
るエンドキャップを取付けるルーフモール取付部構造に
おいて、メインルーフパネルまたはサブルーフパネルの
前記接合部に延出形成された断面略L字状のフランジ
と、該フランジの側端部近傍に形成された切欠きと、エ
ンドキャップに形成され前記フランジの横壁に当接係合
して該エンドキャップの上方変位を規制する棚部と、エ
ンドキャップに形成され前記フランジの側端部に当接係
合して前記凹溝に沿うエンドキャップの装着方向の変位
を規制する係止壁と、エンドキャップに形成され前記切
欠きに弾性嵌合して前記凹溝に沿うエンドキャップの抜
け方向の変位を規制する抜止め用突部とを備えるように
したものである。
作用 エンドキャップを凹溝に取付ける場合には、エンドキ
ャップの棚部とフランジの横壁を当接係合させた状態に
してエンドキャップを移動させる。こうしてエンドキャ
ップを移動させると、エンドキャップの係止壁がフラン
ジの側端部に当接係合すると共に、抜止め用突部がフラ
ンジの切欠きに弾性嵌合する。
実施例 以下、本発明の実施例を第1〜5図に基づいて説明す
る。尚、第6,7図で示した従来のものと同一部分には同
一符号を用いるものとする。
第1〜5図において、3は、車両メインルーフパネル
1とサブルーフパネル2の接合部によって車両前後方向
に沿うように形成された凹溝であり、この凹溝3に樹脂
製のルーフモール4がエンドキャップ106を介して取付
けられるようになっている。サブルーフパネル2の凹溝
3内に位置される端末には車両前後方向に沿って略L字
状のフランジ8が一体に延出形成されており、このフラ
ンジ8の前後両側の端部近傍には切欠き9が形成されて
いる。この実施例においては、サブルーフパネル2がメ
インルーフパネル1との接合部において上面側に配置さ
れるため、フランジ8をサブルーフパネル2側に形成し
たが、メインルーフパネル1が上面側に配置される場合
にはメインルーフパネル1側に形成する。尚、図中8aは
フランジ8の横壁を示し、8bはフランジ8の縦壁を示
し、矢印FRは車両前方を示す。
ルーフモール4は、第5図に示すように断面略C字状
に形成されると共に、その前後両側の端部近傍に左右一
対の切欠き10が形成されている。
また、エンドキャップ106は、樹脂材によってキャッ
プロア106aとキャップアッパ106bとに分割形成され、ル
ーフモール4を凹溝3に取付ける際に互いを一体に組付
けるようになっている。
キャップロア106aの一端側には、ルーフモール4の断
面略C字状の端部に挿入可能な突部11が形成されてお
り、この突部11の先端は先細り状に形成されてルーフモ
ール4への挿入が容易に行えるようになっている。キャ
ップロア106aのほぼ中央部には長方形状の孔12が形成さ
れ、この孔12の互いに隣接する二片からは下方に向かっ
て縦壁13,14が延出形成され、さらにこの縦壁13,14の下
端には、前記フランジ8の横壁8aと当接係合可能な棚部
15が延出形成されている。尚、一方の縦壁14は、フラン
ジ8の側端部に当接係合して凹溝3に沿うキャップロア
106aの装着方向の変位を規制する係止壁として機能す
る。また、孔12の縦壁13と対向する片からは下方に向か
って抜止め用突部16が延出形成されている。この抜止め
用突部16は、前記縦壁14寄りの端部16aが最も肉厚とな
るように楔状に形成され、前記フランジ8の切欠き9に
弾性嵌合して凹溝3に沿うキャップロア106aの抜け方向
の変位を規制するようになっている。図中、17,18は、
キャップアッパ106bを組み付けるためにキャップロア10
6aに形成した係合孔である。
一方、キャップアッパ106bは、キャップロア106aの上
方を被い、ルーフモール4の外表面に対してほぼ連続す
るような外面形状となっており、内面側には、キャップ
ロア106aの突部11の根元部分に左右両側から係合する一
対の爪19と、キャップロア106aの係合孔17,18に夫々係
合する爪20,21が延出形成されている。
以上の構成において、ルーフモール4を凹溝3に取付
ける場合には、ルーフモール4のC字状に開いた開口を
フランジ8にかぶせようにしてルーフモール4を凹溝3
に嵌合する。そしてこの状態からキャップロア106aを次
のようにしてルーフモール4とフランジ8に係止する。
尚、キャップロア106aのルーフモール4とフランジ8に
対する係止は、車体前後においてまったく同様であるた
め、前側についてだけ説明するものとする。
即ち、まず、キャップロア106aを凹溝3に沿うように
車体後方側に移動させ、これによって突部11をルーフモ
ール4の端部に漸次挿入する。この際、フランジ8は、
第2図に示すようにその横壁8aがキャップロア106aの棚
部15の上面に摺接すると同時に、その縦壁8bがキャップ
ロア106aの棚部15の端面と抜止め用突部16に挾持される
ようにして摺接する。この時、抜止め用突部16は縦壁8b
から受けるの反力によって弾性変形する、こうして、キ
ャップロア106aの設定量後方に移動させると、キャップ
ロア106aの係止壁としての縦壁14が第2図に示すように
フランジ8の側端部に当接係合すると共に、抜止め用突
部16が第3図に示すように自身の弾発力でもってフラン
ジ8の切欠き9に嵌合する。この結果、キャップロア10
6aは、上方の変位を棚部15とフランジ8の横壁8aの当接
係合によって規制され、前後方向の変位を、抜止め用突
部16の切欠き9、フランジ8の側端部と縦壁14の各当接
係合によって規制されて、凹部3の側端部に強固に、か
つ、正確に固定される。また、第4図に示すようにサブ
ルーフパネル2とキャップロア106aの間に両面テープ22
を介装するようにすれば、キャップロア106aを凹溝3に
対してより強固に固定することが出来る。
つづいて、このように固定された各キャップロア106a
に対してキャップアッパ106bを上方からかぶせ、キャッ
プアッパ106bの一対の爪の19をルーフモール4の切欠き
10に差し込んでキャップロア106aの突部11の根元部分に
係合させると共に、キャップアッパ106bの爪20,21をキ
ャップロア106aの係合孔17,18に夫々係合させる。この
際、ルーフモール4はその切欠き10部分がキャップアッ
パ106bの爪19に係合されて、前後方向の変位を規制され
る。この結果、キャップロア106a、キャップアッパ106
b、及び、ルーフモール4は互いに強固に、かつ、正確
に組付固定される。
尚、エンドキャップ106は、アッパとロアに分割形成
せず一体に形成することも可能であるが、このように分
割形成した場合には、内部構造をある程度複雑にするこ
とが可能となり、上記実施例のようにルーフモール4の
前後方向の変位の規制も行えるようになる。また、キャ
ップロア106aとキャップアッパ106bの固定は、爪20,21
と係合孔17,18との係合によるばかりでなく、熱溶着等
の溶着によって行うことも可能である。
発明の効果 以上のように本発明によれば、エンドキャップの上方
の変位をエンドキャップの棚部とフランジの横壁の当接
係合で、エンドキャップの凹溝に沿う装着方向の変位を
エンドキャップの係止壁とフランジの側端部の当接係合
で、エンドキャップの凹溝に沿う抜け方向の変位をエン
ドキャップの抜止め用突部とフランジ切欠き部分の当接
係合で夫々規制するので、エンドキャップ及びルーフモ
ールを精度高く確実に取付けられるようになる。さら
に、スタッドの溶接を行わないために、従来のものに比
較して錆が発生しにくくなり、また、フランジや切欠き
はメインルーフパネルまたはサブルーフパネルのプレス
成形時に同時に成形することが出来るため、従来のもの
よりも少ない工数での製造が可能になる。
【図面の簡単な説明】
第1,5図は本発明の一実施例を示す斜視図、第2図は第
1図のII−II線に沿う断面図、第3図は第1図のIII−I
II線に沿う断面図、第4図は第1図のIV−IV線に沿う断
面図、第6,7図は従来の技術を示す斜視図である。 1……メインルーフパネル、2……サブルーフパネル、
3……凹部、4……ルーフモール、8……フランジ、8a
……横壁、9……切欠き、14……縦壁(係止壁)、15…
…棚部、16……抜止め用突部、106……エンドキャッ
プ。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】車両のメインルーフパネルとサブルーフパ
    ネルの接合部に形成された凹溝に、ルーフモールの両端
    部に装着されるエンドキャップを取付けるルーフモール
    取付部構造において、メインルーフパネルまたはサブル
    ーフパネルの前記接合部に延出形成された断面略L字状
    のフランジと、該フランジの側端部近傍に形成された切
    欠きと、エンドキャップに形成され前記フランジの横壁
    に当接係合して該エンドキャップの上方変位を規制する
    棚部と、エンドキャップに形成され前記フランジの側端
    部に当接係合して前記凹溝に沿うエンドキャップの装着
    方向の変位を規制する係止壁と、エンドキャップに形成
    され前記切欠きに弾性嵌合して前記凹溝に沿うエンドキ
    ャップの抜け方向の変位を規制する抜止め用突部とを備
    えたことを特徴とする車両のルーフモール取付部構造。
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